乱戦らんせん!ポケモンスクランブル

乱戦らんせん!ポケモンスクランブル
*Pokémon Rumble*
対応たいおう機種きしゅ	Wii（Wiiウェア）
開発元かいはつもと	アンブレラ
発売はつばい元もと	株式会社かぶしきがいしゃポケモン
シリーズ	ポケットモンスター
人数にんずう	1 - 4人にん
メディア	ダウンロード
発売はつばい日び	2009年ねん6月16日にち; 2009年ねん11月16日にち; 2009年ねん11月20日にち
対象たいしょう年齢ねんれい	CERO：A（全ぜん年齢ねんれい対象たいしょう）
デバイス	Wiiリモコン; ヌンチャク; クラシックコントローラ; ゲームキューブ専用せんようコントローラ
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『乱戦らんせん!ポケモンスクランブル』（らんせんポケモンスクランブル）は、アンブレラが開発かいはつし、株式会社かぶしきがいしゃポケモン・任天堂にんてんどうより2009年ねん 6月16日にちに配信はいしんされたWiiウェアソフト。

概要がいよう[編集へんしゅう]

『ポケットモンスター』を題材だいざいとしたアクションゲームで、ゼンマイで動うごくポケモンのおもちゃを操作そうさしてバトルを行おこなう。

様々さまざまなステージがあり、ステージで敵てきポケモンとバトルし、ダウンさせることで自分じぶんの仲間なかまにすることができる。ステージの終おわりには強力きょうりょくな技わざを使つかうボスポケモンがいる。条件じょうけんを満みたすと、バトルロイヤルへの参加さんかが可能かのうとなり、仲間なかまにしたポケモンと共ともに勝かち進すすめていく。

日本にっぽんのWiiウェアのダウンロード数すうでは上位じょうい（一時期いちじきはダウンロード数すう1位い）の常連じょうれん作品さくひんとなっており、Wii『みんなのニンテンドーチャンネル』における「みんなのおすすめ」ではシルバーランク（ユーザー採点さいてんの平均へいきんが90~85点てん）を獲得かくとくし、海外かいがいにおいても欧米おうべいにおける2009年ねんのWiiウェアの売うり上あげで3位いを記録きろくしている^[1]など、高たかい売上うりあげ・評価ひょうかを得えている。

2011年ねん8月がつ11日にちにニンテンドー3DSで続編ぞくへん『スーパーポケモンスクランブル』が発売はつばいされた。

2013年ねん4月がつ24日にちにWii U向むけのダウンロード専用せんようタイトル『ポケモンスクランブル U』が配信はいしんされた。

2015年ねん4月がつ8日にちにニンテンドー3DSで『みんなのポケモンスクランブル』が配信はいしんされた。

ストーリー[編集へんしゅう]

最強さいきょうのポケモンを決定けっていするバトルロイヤルに参加さんかしたいコラッタは偶然ぐうぜんにもバトルロイヤル会場かいじょうにもぐりこむことに成功せいこうし、バトルロイヤルに参加さんかする。しかし、あっけなく倒たおされてしまう。

プレイヤーはまずこのコラッタを操作そうさし、バトルロイヤルに勝かち抜ぬけそうなポケモンを集あつめることになる。

システム[編集へんしゅう]

ポケモンを操作そうさし、敵てきのポケモンをひたすら蹴け散ちらしていくのがこのゲームの基本きほんとなる。

バトルパートは大おおまかに前述ぜんじゅつの「ステージ」と「バトルロイヤル」のふたつに大別たいべつされ、ステージで強力きょうりょくなポケモンを仲間なかまにし、仲間なかまにしたポケモンでバトルロイヤルを勝かち抜ぬき、さらに上うえのグレードを目指めざす、というのがゲームの大おおまかな流ながれとなる。

ポケモンについて[編集へんしゅう]

本ほん作さくのポケモンはおもちゃという設定せっていのため、強つよさが一切いっさい変動へんどうしない。唯一ゆいいつ、技わざを覚おぼえさせることのみが強化きょうか点てんとなっている。グレードが上あがるとそれ以前いぜんのポケモンでは歯はが立たたなくなることが多おおく、次々つぎつぎに使用しようポケモンを乗のり換かえていくという点てんではほかのポケモンシリーズと一線いっせんを画かくする。

また、まれにとおりなを持もったポケモンが仲間なかまになり、とおりなに応おうじた特殊とくしゅ能力のうりょくが付加ふかされる（移動いどう速度そくどが上あがる「かいそく」等とう）。

戦闘せんとうのシステム[編集へんしゅう]

ポケモンの操作そうさ方法ほうほうは方向ほうこうキーによる移動いどう、ボタンで二ふたつのわざを繰くり出だす、ポケモンを交代こうたいする、というシンプルなものになっている。わざは本編ほんぺんに登場とうじょうしたものと同おなじものが採用さいようされ、「どく」や「ねむり」といった状態じょうたい異常いじょうも健在けんざい（ただし、本編ほんぺんとは異ことなる効果こうかも多おおい）。

難易なんい度ど[編集へんしゅう]

本ほんゲームは3つの難易なんい度どで構成こうせいされている。最初さいしょはノーマルしか選えらべないが、ノーマルをクリアするとアナザー、アナザーをクリアするとエクストラが選択せんたくできるようになる。

ノーマル[編集へんしゅう]

通常つうじょうの難易なんい度ど。グレードC～グレードSの四よっつのグレードで構成こうせいされる。『ポケットモンスター赤あか・緑みどり』で登場とうじょうしたポケモンたちが登場とうじょうする。

アナザー[編集へんしゅう]

高こう難易なんい度どモード。ノーマルグレードSのバトルロイヤルを制覇せいはすると開放かいほうされ、こちらもグレードC～グレードSの四よっつのグレードで構成こうせいされる。『ポケットモンスターダイヤモンド・パール』で初はつ登場とうじょうしたポケモンと『ポケットモンスタープラチナ』のシンオウ図鑑ずかんに登録とうろくされる『赤あか・緑みどり』のポケモンが登場とうじょうする。グレードの合間あいまで語かたられるストーリーはノーマルと同一どういつ。なお、グレードSの最終さいしゅうボスはノーマルと同おなじくミュウツーとなっている。

エクストラ[編集へんしゅう]

最さい難なんモード。アナザーグレードSのバトルロイヤルを制覇せいはすると開放かいほうされる。グレードはEXのみで、ストーリーも存在そんざいしない。これまでに出でてきたすべてのポケモンが登場とうじょうする。バトルロイヤルは4種類しゅるいのコースから選択せんたくする形式けいしきとなっている。

ゲームモード[編集へんしゅう]

ターミナル[編集へんしゅう]

冒険ぼうけんの基点きてんとなる場所ばしょ。ポケモンと分わかれたり、逆ぎゃくに仲間なかまを募集ぼしゅうしたり、わざを覚おぼえたりと様々さまざまな施設しせつが用意よういされている。ここに戻もどると消耗しょうもうしたポケモンのHP等とうが全快ぜんかいする。グレードが上あがるごとに仲間なかまにできるポケモンの強つよさや覚おぼえることができるわざの内容ないようもグレードアップしていく。施設しせつでは通貨つうか「P」を消費しょうひすることで利用りようできる。

なかまぼしゅう: 赤あかい屋根やねの建物たてもの。Pを払はらうことで現在げんざいいるグレードに登場とうじょうするポケモンがランダムで1匹ひき仲間なかまになる。チケットを使つかえば指定していのポケモンを仲間なかまにできる。どちらも強つよさはグレードに依存いぞんする。あいことばを使つかって仲間なかまにすることもできる。
なかまとわかれる: 青あおい屋根やねの建物たてもの。現在げんざい所持しょじしているポケモンと別わかれる。別わかれたポケモンの強つよさや数かずに応おうじてPをもらうことができる。進化しんかするポケモン・進化しんかしたポケモンで同おなじポケモン5匹ひきと別わかれると進化しんか前まえ・進化しんか後ごのポケモンを仲間なかまにできるチケットをもらうことができる（例れい：フシギダネ5匹ひきと別わかれる→フシギソウチケットフシギソウ5匹ひきと別わかれる→フシギバナチケットフシギバナ5匹ひきと別わかれる→フシギダネチケット）。また特定とくていの組くみ合あわせで貰もらえるチケットも存在そんざいする（例れい：イーブイの進化しんか系けいポケモン＋ロトム→フォルムチェンジ後ごのロトム）。この方法ほうほうでしか仲間なかまにできないポケモンも少数しょうすうながら存在そんざいする。
わざをおぼえる: ガシャガシャ型がたの建物たてもの。Pを支払しはらうことでランダムでひとつ技わざを覚おぼえることができる。グレードが上あがるたびに覚おぼえる技わざのバリエーションも増ふえていくが、要求ようきゅうされるPも値上ねあがりしていく。
Wiiリモコンだしいれ: Wiiリモコン型がたの建物たてもの。Wiiリモコンに最大さいだい12匹ひきまでポケモンを連つれて行いき、別べつのセーブデータで使用しようできる。ただし、エクストラを開放かいほうするまではわざをおぼえることができない、グレードに応おうじて強つよさ制限せいげんがかかるなどいくつか制限せいげんがかかる。エクストラ解放かいほう後ごはWiiリモコンに保存ほぞんされたポケモンを送おくるといったこともできるようになる。
みんなであそぶ: 複数ふくすう人じんでマルチプレイできるようにする施設しせつ。Wiiリモコンに保存ほぞんされたポケモンも使用しようできる。
コレクション: 王冠おうかん型がたの建物たてもの。これまで仲間なかまにしたポケモンを確認かくにんできる。色いろ違ちがいやフォルムチェンジで姿すがたが異ことなるポケモンも確認かくにんできる。
インフォメーション: これまでのプレイ状況じょうきょうを確認かくにんできる。

ステージ[編集へんしゅう]

まずはここで仲間なかまやPを集あつめることとなる。わらわらと出現しゅつげんするポケモンを次々つぎつぎになぎ倒たおしていき、最後さいごに登場とうじょうする通常つうじょうより巨大きょだい化かした「ボスポケモン」を倒たおせばステージクリア。敵てきポケモンは倒たおすとPに変化へんかするが、たまにPに変化へんかせず動うごきを停止ていしするだけのポケモンがいる。このポケモンは仲間なかまにすることができ、直後ちょくごから自分じぶんで使用しようすることができる。ボスポケモンも同様どうように通常つうじょうサイズで仲間なかまになることがある。グレードが上あがることでステージの長ながさ、ポケモンの強つよさ、Pの獲得かくとく量りょうが変かわる。

挑戦ちょうせんできるステージ[編集へんしゅう]

しずかのもり: 森林しんりんが舞台ぶたいとなるステージ。ノーマルタイプ、くさタイプ、むしタイプが主おもに出現しゅつげんする。
かぜのだいそうげん: 風車かざぐるまが並ならぶ草原そうげんが舞台ぶたい。ノーマルタイプ、ひこうタイプ、くさタイプが主おもに出現しゅつげんする。
いわけずりのどうくつ: 洞窟どうくつが舞台ぶたいのステージ。いわタイプ、じめんタイプ、みずタイプが主おもに出現しゅつげんする。
ほのおのようこうろ: 灼熱しゃくねつの溶鉱炉ようこうろが舞台ぶたいのステージ。ほのおタイプ、でんきタイプ、かくとうタイプが主おもに出現しゅつげんする。
ひかりのなぎさ: 浜辺はまべが舞台ぶたいのステージ。みずタイプ、こおりタイプが主おもに出現しゅつげんする。
えいえんのとう: 薄暗うすぐらく、不気味ぶきみな建築けんちく物ぶつが舞台ぶたい。どくタイプ、ゴーストタイプ、エスパータイプのポケモンが主おもに出現しゅつげんする。

バトルロイヤル[編集へんしゅう]

ある一定いってい以上いじょうの強つよさを持もつポケモンを仲間なかまにすると入場にゅうじょう可能かのうになるバトルモード。制限せいげん時間じかん内ないに自分じぶんを除のぞく全すべてのポケモンを戦闘せんとう不能ふのうにすると勝利しょうり。このモードに登場とうじょうするポケモンはステージに登場とうじょうするものより強つよめに設定せっていされており、敵同士かたきどうしでもかまわず戦たたかい続つづける。自分じぶんで敵てきを倒たおすと制限せいげん時間じかん延長えんちょうのアイテムを落おとす。バトルの節目ふしめにはボスポケモンが複数ふくすう登場とうじょうする。このボスポケモンは通常つうじょうの大おおきさで普通ふつうの技わざを使つかうが、ほかの参加さんか者しゃとは比くらべ物ものにならない実力じつりょくを誇ほこり、次々つぎつぎと敵てきを蹴け散ちらしていく。また、ボスポケモン同士どうしで戦闘せんとうに入はいることも多おおい。このボスポケモンは「本編ほんぺんで最初さいしょに博士はかせからもらえるポケモン」、「イーブイが進化しんかした姿すがた」、「通信つうしん交換こうかんで進化しんかする」等とうある程度ていどの共通きょうつう性せいがある。全すべての敵てきを倒たおすとステージクリアとなり、次つぎのグレードへの道みちが開ひらかれる。

登場とうじょうポケモン[編集へんしゅう]

『ポケットモンスター赤あか・緑みどり』に登場とうじょうしたミュウを含ふくむ151匹ひきのポケモンと、『ポケットモンスターダイヤモンド・パール』で初はつ登場とうじょうした106匹ひき（アルセウスを除のぞく）、計けい257匹ひきのポケモンが登場とうじょうする。

あいことば[編集へんしゅう]

本ほん作さくではあいことばを使用しようすることで特定とくていのポケモンを仲間なかまにすることができる。あいことばは説明せつめい書しょや雑誌ざっし、『ポケモン☆サンデー』等とうの各かくメディアで公開こうかいされ、現在げんざいでは全すべてのあいことばが公式こうしきホームページにて公開こうかいされている。『ぶちょう』等とうあいことば限定げんていのとおりなもある。