ポケモンの一覧いちらん (494-545)

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ポケモンの一覧いちらん（ポケモンのいちらん）は、ゲームソフト『ポケットモンスターシリーズ』に登場とうじょうする架空かくうの生物せいぶつ「ポケットモンスター（ポケモン）」の一覧いちらん。本ほん項こうでは全ぜん1025種しゅのうち、『ポケットモンスター ブラック・ホワイト』から登場とうじょうし、シリーズ共通きょうつうの全国ぜんこくポケモン図鑑ずかんにおいて494から545までの番号ばんごうを付与ふよされている種たねを掲載けいさいする。

目次もくじ

441-493 << 494-545 >> 546-598

No. 名前なまえ 494 ビクティニ 495 ツタージャ 496 ジャノビー 497 ジャローダ 498 ポカブ 499 チャオブー 500 エンブオー 501 ミジュマル 502 フタチマル 503 ダイケンキ

No. 名前なまえ 504 ミネズミ 505 ミルホッグ 506 ヨーテリー 507 ハーデリア 508 ムーランド 509 チョロネコ 510 レパルダス 511 ヤナップ 512 ヤナッキー 513 バオップ

No. 名前なまえ 514 バオッキー 515 ヒヤップ 516 ヒヤッキー 517 ムンナ 518 ムシャーナ 519 マメパト 520 ハトーボー 521 ケンホロウ 522 シママ 523 ゼブライカ

No. 名前なまえ 524 ダンゴロ 525 ガントル 526 ギガイアス 527 コロモリ 528 ココロモリ 529 モグリュー 530 ドリュウズ 531 タブンネ 532 ドッコラー 533 ドテッコツ

No. 名前なまえ 534 ローブシン 535 オタマロ 536 ガマガル 537 ガマゲロゲ 538 ナゲキ 539 ダゲキ 540 クルミル 541 クルマユ 542 ハハコモリ 543 フシデ

No. 名前なまえ 544 ホイーガ 545 ペンドラー 　 　 　 　 　 　 　 脚注きゃくちゅう

ビクティニ

ビクティニ No. 494

分類ぶんるい: しょうりポケモン	タイプ: エスパー/ ほのお	高たかさ: 0.4m	重おもさ: 4.0kg
特性とくせい: しょうりのほし	かくれ特性とくせい: なし	進化しんか前まえ: なし	進化しんか後ご: なし

勝利しょうりをもたらすポケモンといわれ、ビクティニを連つれたポケモントレーナーはどんな勝負しょうぶにも勝かてるといわれている。黄色おうしょくの体からだにオレンジの巨大きょだいなV字じ型がたの耳みみを持もち、背せに小ちいさな羽はねを持もつ。体内たいないでエネルギーを無限むげんに生成せいせいし、そのエネルギーを触ふれることで他者たしゃに分わけ与あたえる能力のうりょくを持もつ。

幻まぼろしのポケモンの一種いっしゅ。イッシュ図鑑ずかんでは、No.000という、これまでの歴代れきだいシリーズでは使つかわれていない図鑑ずかん番号ばんごうが与あたえられている。『ブラック・ホワイト』ではソフト発売はつばいから1か月げつ間あいだ（2010年ねん9月18日にち - 10月18日にち）の期間きかん限定げんていで配布はいふされた「リバティチケット」を所持しょじしていると、ヒウンシティから「リバティガーデン島とう」に行いけるようになり、そこにある灯台とうだいの地下ちかでビクティニと戦たたかうことができる。また、2011年ねんの映画えいが『ビクティニと黒くろき英雄えいゆう ゼクロム・白しろき英雄えいゆう レシラム』では、前売まえうり券けんの特典とくてんとして『ブラック・ホワイト』にビクティニが配布はいふされた。

特性とくせいの「しょうりのほし」は自分じぶんや味方みかたの技わざの命中めいちゅう率りつを1.1倍ばいに上あげる特性とくせい。専用せんよう技わざが2つあり、1つは「かえんだん」。ほのおタイプの強力きょうりょくな全ぜん体技たいぎで、威力いりょくも命中めいちゅう率りつも安定あんていしており、味方みかたも巻まき込こむという欠点けってんを除のぞけば強力きょうりょくな技わざ。もう一ひとつは「Vジェネレート」。ほのおタイプの非常ひじょうに強力きょうりょくな物理ぶつり技わざで、威力いりょくはなんと脅威きょういの180。大だい爆発ばくはつや自爆じばくとは異ことなり連続れんぞくして使つかうことのできる技わざの中なかでは全ぜん技わざ最高さいこう威力いりょくの技わざである。さらに、デメリットは防御ぼうぎょ・特とく防ぼう・素早すばやさが下さがるだけと威力いりょくに対たいしてデメリットが小ちいさい点てんも非常ひじょうに強力きょうりょく。

映画えいがでは『ビクティニと黒くろき英雄えいゆう ゼクロム・白しろき英雄えいゆう レシラム』で初はつ登場とうじょうしている。声優せいゆうは特別とくべつ出演しゅつえんの水樹みずき奈々なな。短編たんぺん映画えいが『ピカチュウ、これなんのカギ?』で再さい登場とうじょう。声優せいゆうは安あん済わたる知佳ちか。

増田ますだ順一じゅんいちの「縁起えんぎの良よいポケモンを作つくりたい」という案あんによって誕生たんじょうしたポケモンであり、早はやい段階だんかいから縁起えんぎの良よい「V」の字じをモチーフにすることが決定けっていしていた。

『大だい乱闘らんとうスマッシュブラザーズ for Nintendo 3DS / Wii U』では、「モンスターボール」から登場とうじょう。その場ばでしょうりのほしを使用しようし、呼よび出だしたファイターとその味方みかたの攻撃こうげき力りょくを上あげ、スーパーアーマー状態じょうたいにする。『大だい乱闘らんとうスマッシュブラザーズ SPECIAL』では効果こうかが変かわり、呼よび出だしたファイターが最後さいごの切きりふだを使つかえるようにするというものになっている。

ツタージャ

ツタージャ No. 495

分類ぶんるい: くさへびポケモン	タイプ: くさ	高たかさ: 0.6m	重おもさ: 8.1kg
特性とくせい: しんりょく	かくれ特性とくせい: あまのじゃく	進化しんか前まえ: なし	進化しんか後ご: ジャノビー

二に足そく歩行ほこうのカナヘビのような姿すがたをしたポケモン。葉はっぱのような形かたちの尻尾しっぽは元気げんきをなくすと垂たれ下さがり、太陽たいようの光ひかりを浴あびることで動うごきが鋭するどくなるという。また、知能ちのうが高たかくとても冷静れいせい。常つねに半開はんびらきのような目めをしているが、瞼まぶたはそれ以上いじょう開ひらかない。群むれることを好このまない性質せいしつ。腕うでが短みじかいため首くび元もとから蔓づるを出だして腕うで代かわりにする。名前なまえの由来ゆらいは「ツタのような蛇へび」から。

『ブラック・ホワイト』ではほのおタイプのポカブ、みずタイプのミジュマルとともに、最初さいしょにもらうポケモンの1匹ひき。

TVアニメ版ばんでは種族しゅぞく柄がら、賢かしこすぎる性格せいかくゆえ、あまりに未熟みじゅくなトレーナーを自分じぶんから見捨みすてる傾向けいこうがあると設定せっていされた。劇げき中ちゅうではサトシが♀を、『ベストウイッシュ』第だい7話わでゲットした（声優せいゆう：林原はやしばらめぐみ）ほか、シューティーの最初さいしょのポケモンとしても登場とうじょうしており、♂である（声優せいゆう：三木みき眞一郎しんいちろう）。

2011年ねん12月4日にちに開店かいてんした「ポケモンセンター トウホク」のロゴマークにピカチュウ・ビクティニとともに採用さいようされており、当店とうてんの開店かいてんを記念きねんし、全国ぜんこくのポケモンセンターで同日どうじつから18日にちまでの期間きかん中ちゅう、通常つうじょうでは覚おぼえることができない「アロマセラピー」「こうごうせい」を覚おぼえ、ちからのハチマキを所持しょじしたツタージャが配布はいふされた。

読売新聞よみうりしんぶんで連載れんさいされたポケモン四よん字じ熟語じゅくごでは、ツタージャを紹介しょうかいするキャッチフレーズとして『思慮しりょ分別ふんべつ・しりょぶんべつ』が用もちいられた。

『大だい乱闘らんとうスマッシュブラザーズ for Nintendo 3DS / Wii U』『大だい乱闘らんとうスマッシュブラザーズ SPECIAL』では、「モンスターボール」から登場とうじょう。前方ぜんぽうへ「はっぱカッター」を連射れんしゃして攻撃こうげきする。

漫画まんが版ばん『ポケットモンスターSPECIAL』10章しょう、11章しょうではチェレン（11章しょうでジャノビーに進化しんか）、ヒュウのパートナー兼けん主力しゅりょくとして登場とうじょうする（チェレンは10章しょうでアララギ博士はかせから貰もらった個体こたい、ヒュウは11章しょうでプラズマ団だんが繰くり出だしてきた個体こたいが懐なつき、彼かれの手持てもちになった）。

ジャノビー

ジャノビー No. 496

分類ぶんるい: くさへびポケモン	タイプ: くさ	高たかさ: 0.8m	重おもさ: 16.0kg
特性とくせい: しんりょく	かくれ特性とくせい: あまのじゃく	進化しんか前まえ: ツタージャ	進化しんか後ご: ジャローダ

ツタージャの進化しんか形がたで、二に足そく歩行ほこうのカナヘビのような姿すがたをしている。体からだに対たいして手足てあしが更さらに小ちいさくなっているが、地面じめんを滑すべるように素早すばやく走はしることができる。素早すばやい動うごきで敵てきを惑まどわせてからつるのムチで仕留しとめたり、生おい茂しげった草木くさきの影かげを潜くぐり抜ぬけて攻撃こうげきを避さける。プライドが高たかすぎるため、他たのポケモンと連携れんけいが取とれるまで時間じかんが掛かかるという。

TVアニメ版ばんでは『ベストウイッシュ』第だい10話わでシューティーのポケモンとして登場とうじょう（声優せいゆうは古島こじま清孝きよたか）。

読売新聞よみうりしんぶんの連載れんさいポケモン四よん字じ熟語じゅくごでは、ジャノビーを紹介しょうかいするキャッチフレーズとして『自学自習じがくじしゅう・じがくじしゅう』が用もちいられた。

漫画まんが版ばん『ポケットモンスターSPECIAL』10章しょう、11章しょうでは10章しょうでホワイトのあまんだがジャノビーの状態じょうたいでホワイトの手持てもちになり、11章しょう終盤しゅうばんではチェレンのツタージャがジャノビーに進化しんかしている。

ジャローダ

ジャローダ No. 497

分類ぶんるい: ロイヤルポケモン	タイプ: くさ	高たかさ: 3.3m	重おもさ: 63.0kg
特性とくせい: しんりょく	かくれ特性とくせい: あまのじゃく	進化しんか前まえ: ジャノビー	進化しんか後ご: なし

ジャノビーの進化しんか形がた。足あしが退化たいかしてよりヘビのような姿すがたになった。手ては一見いっけん判わかりづらいが葉はっぱ状じょうになり、背中せなかで組くんでいる。しかしあまりにも短みじかくなりすぎたためか、ほとんど手てを使つかうことはない。太陽たいようエネルギーを体内たいないで増幅ぞうふくさせる。気高けだかい瞳ひとみで睨にらむだけで相手あいての動うごきを止とめることができるため、格下かくしたを相手あいてに本気ほんきを出ださず、射竦いすくめられてもものともしない強敵きょうてきと戦たたかう時ときだけ本気ほんきを出だす、誇ほこり高たかい気質きしつを持もつことから「森もりの君主くんしゅ」とも呼よばれている。後頭部こうとうぶから生はえた二に対ついの耳みみのような突起とっき物ぶつ、長ながい襟えりのような装飾そうしょく、胴体どうたいに刻きざまれた唐草からくさ模様もようなどが貴族きぞくらしさを演出えんしゅつしている。

TVアニメ版ばんでは『ベストウイッシュ シーズン2』第だい6話わにてシューティーのポケモンとして登場とうじょう。シューティーをジュニアカップ優勝ゆうしょうへ導みちびいたが、アデクとの挑戦ちょうせんではバッフロンの「アフロブレイク」の一いち撃げきで敗北はいぼくした。イッシュリーグではサトシのピカチュウと互角ごかくに繰くり広ひろげ最後さいごはわずかな差さで敗北はいぼくに終おわる。使用しよう技わざは「ソーラービーム」「エナジーボール」「にらみつける」「ドラゴンテール」「まきつく」「たたきつける」。声優せいゆうは古島こじま清孝きよたか。

ジャローダ、エンブオー、ダイケンキの3匹ひきはいずれも武将ぶしょうをモチーフにしており、ジャローダはヨーロッパの近衛このえ兵へいをイメージした姿すがたとなっている。

漫画まんが版ばん『ポケットモンスターSPECIAL』10章しょう、11章しょうではホワイトのパートナー兼けん主力しゅりょくとして登場とうじょうする。性別せいべつは♀で、ニックネームは「あまんだ」。アララギパパの研究所けんきゅうじょからNが「解放かいほう」したもう一いち組くみの御三家ごさんけであり、当初とうしょはそのままNに付ついて行いったが、10章しょう中盤ちゅうばんでホワイトに同行どうこうしていた♀のポカブ・ぶぶちゃんがNに付ついて行いった事ことで、代かわりにホワイトに付ついて行いき彼女かのじょの手持てもちになる。当初とうしょはジャノビーの状態じょうたいだった。

ポカブ

ポカブ No. 498

分類ぶんるい: ひぶたポケモン	タイプ: ほのお	高たかさ: 0.5m	重おもさ: 9.9kg
特性とくせい: もうか	かくれ特性とくせい: あついしぼう	進化しんか前まえ: なし	進化しんか後ご: チャオブー

子こ豚ぶたのような姿すがたをしたポケモン。体からだは橙色だいだいいろで耳みみと尻尾しっぽは黒くろく、尻尾しっぽの先端せんたんは赤あかいボールがついたようになっている。敵てきの攻撃こうげきを身軽みがるに避さけて、赤あかい鼻はなから火ひの玉たまを打うち出だす。炎ほのおで木この実みを焼やいて食たべるという。風邪かぜをひくと鼻はなから吹ふくものが炎ほのおではなく真まっ黒くろな煙けむりになってしまう。

くさタイプのツタージャ、みずタイプのミジュマルとともに、『ブラック・ホワイト』で最初さいしょにもらうポケモンの1匹ひき。

TVアニメ版ばんでは『ベストウイッシュ』にてサトシのポケモンとして登場とうじょう。このポカブはもともとスワマ（声こえ - 福山ふくやま潤じゅん）というトレーナーのポケモンだったが逃にがされ、後のちにサトシにゲットされた。声優せいゆうは水田すいでんわさび。『エピソードN』第だい1話わでは新人しんじんトレーナー・ノノミ（声こえ - 瀬戸せと麻あさ沙すな美び）がアララギ博士はかせからポカブを譲ゆずってもらっている。

漫画まんが版ばん『ポケットモンスターSPECIAL』10章しょう、11章しょうで主おもに10章しょうのホワイトのタレントポケモン（手持てもちではない）として登場とうじょうする。性別せいべつは♀で、ニックネームは「ぶぶちゃん」。ホワイトのあまんだ、アララギパパのダイケンキと共ともにNが「解放かいほう」したもう一いち組くみの御三家ごさんけであり、逃にげ出だした所ところをホワイトに引ひき取とられ、タレントポケモンとしてホワイトに同行どうこうしていた。しかし、中盤ちゅうばんでホワイトを見限みかぎりNに付ついて行いった（その代かわりにNが連つれていたジャノビーがホワイトの手持てもちになった）。その後ごはNの城しろでホワイトに再会さいかいし、親おやがNのポケモンとして引ひき取とられた。11章しょうではホワイトを通つうじてファイツに渡わたり、彼女かのじょの正式せいしきな手持てもちになった。特殊とくしゅな経緯けいいの持もち主ぬしである事ことと、タレントポケモンである為ため、未み進化しんかである。

チャオブー

チャオブー No. 499

分類ぶんるい: ひぶたポケモン	タイプ: ほのお/ かくとう	高たかさ: 1.0m	重おもさ: 55.5kg
特性とくせい: もうか	かくれ特性とくせい: あついしぼう	進化しんか前まえ: ポカブ	進化しんか後ご: エンブオー

ポカブの進化しんか形がたで、進化しんかして二に足そく歩行ほこうになった。体内たいないの炎ほのおが燃もえ上あがると動うごきのキレとスピードが増ます。ピンチになると煙けむりを噴ふき出だす。食たべたものを燃料ねんりょうにして胃袋いぶくろで炎ほのおを燃もやす。怒おこると火力かりょくが上あがる。仲間なかまのためならどんな強敵きょうてきにも立たち向むかうが、空腹くうふくには弱よわい。

TVアニメ版ばんでは『ベストウイッシュ』にてベルのポケモンとして登場とうじょう。声優せいゆうは渡辺わたなべ明あきら乃。また、サトシのポカブもスワマとのバトル中ちゅうに進化しんかしてチャオブーになっている（声優せいゆうは進化しんか前まえと同様どうように水田すいでんわさび）。バトル後ごは自分じぶんを騙だましたスワマに愛想あいそを尽つかし見限みかぎった。

漫画まんが版ばん『ポケットモンスターSPECIAL』11章しょうでは、バンジロウがチャオブーを所持しょじしている。

エンブオー

エンブオー No. 500

分類ぶんるい: おおひぶたポケモン	タイプ: ほのお/ かくとう	高たかさ: 1.6m	重おもさ: 150.0kg
特性とくせい: もうか	かくれ特性とくせい: すてみ	進化しんか前まえ: チャオブー	進化しんか後ご: なし

チャオブーの進化しんか形がた。2足そく歩行ほこうするブタやイノシシのような姿すがたで、チャオブーから巨大きょだい化かして恰幅かっぷくもさらによくなり、胴どうなどに雲くも紋様もんようが刻きざまれるなど中国ちゅうごくを思おもわせるテイストが加くわわった。体躯たいくに見合みあったパワフルな格闘技かくとうぎを備そなえ、炎ほのおの顎あご鬚ひげの火炎かえんを拳こぶしにまとわせて攻撃こうげきできる。この炎ほのおは胸むねの奥おくで燃もえ盛さかる炎ほのおが噴ふき出だしている物もの。鋭するどい目めつきに加くわえ、イノシシのような大おおきな牙きばを持もつなど厳いかつい顔立かおだちをしているが、とても仲間なかま思おもいの優やさしい性格せいかくである。また、ピンチを楽たのしむ性質せいしつを持もち、そうなると髭ひげの炎ほのおがさらに燃もえ上あがりパワーとスピードが増ますという。

炎ほのおを纏まつわって自分じぶんが相手あいてより重おもいほどダメージを与あたえる「ヒートスタンプ」は元々もともと専用せんよう技わざだったが、『ソード・シールド』ではわざレコードとして使つかわれるようになったため、覚おぼえるポケモンが増ふえた。

TVアニメ版ばんでは『ベストウイッシュ』第だい71話わにてベルのチャオブーが進化しんかした形かたちで初はつ登場とうじょう。シーズン2のイッシュリーグではコテツのダイケンキを性別せいべつはメスだったため新あらたに覚おぼえた「メロメロ」を繰くり出だし、技わざを出だせない状況じょうきょうにして倒たおすもリオルに敗北はいぼくした。声優せいゆうは佐藤さとう健輔けんすけ。また第だい77話わではスワマ（声こえ - 福山ふくやま潤じゅん）のポケモンとして登場とうじょうしている。

エンブオー、ジャローダ、ダイケンキの3匹ひきはいずれも武将ぶしょうをモチーフにしており、エンブオーは三国志さんごくしに登場とうじょうする豪傑ごうけつ・張ちょう飛ひをイメージした姿すがたとなっている。なお、この3匹ひきの中なかでは最もっとも早はやくデザインが完成かんせいした。

漫画まんが版ばん『ポケットモンスターSPECIAL』10章しょう、11章しょうでは10章しょうの主人公しゅじんこう・ブラックのパートナー兼けん主力しゅりょくとして登場とうじょうする。性別せいべつは♂で、ニックネームは進化しんかする度たびに変かわり、「ポカ（ポカブ時代じだい）→チャオ（チャオブー時代じだい）→ブオウ（エンブオー時代じだい）」である。

ミジュマル

ミジュマル No. 501

分類ぶんるい: ラッコポケモン	タイプ: みず	高たかさ: 0.5m	重おもさ: 5.9kg
特性とくせい: げきりゅう	かくれ特性とくせい: シェルアーマー	進化しんか前まえ: なし	進化しんか後ご: フタチマル

ラッコのような姿すがたをしたポケモン。顔かおと手てが白しろく、ほかの部分ぶぶんは青あおと水色みずいろで構成こうせいされている。頬ほおにはそばかすのような斑点はんてんがあり、腹部ふくぶには「ホタチ」という貝殻かいがらを付つけており、これを攻防こうぼう一体いったいの武器ぶきとして使用しようする。このホタチはミジュマルの体からだから染しみ出でたカルシウム成分せいぶんが凝固ぎょうこしたもので、命いのちの次つぎに大事だいじなものらしい。水面すいめんで仰向あおむけになり背泳せおよぎで泳およぐ。ホタチを河原かわらの石いしで手入ていれするのは人ひとが磁石じしゃくで刀かたなを研とぐのを見様見真似みようみまねで覚おぼえたもの。

「シェルブレード」は元々もともとミジュマル系統けいとうの専用せんよう技わざだったが、『BW2』以降いこうからは一部いちぶのポケモンが覚おぼえ、『ソード・シールド』では技わざマシンとなった。

くさタイプのツタージャ、ほのおタイプのポカブとともに、『ブラック・ホワイト』で最初さいしょにもらうポケモンの1匹ひき。『LEGENDS アルセウス』ではヒノアラシ・モクローとともに最初さいしょにもらえるポケモンの1匹ひきとして登場とうじょう。

TVアニメ版ばんでは『ベストウイッシュ』でカノコタウンで旅立たびだつ新人しんじんポケモントレーナーのための3匹ひきのポケモンのうちの1匹ひきとして登場とうじょう。声優せいゆうは福ぶく圓まどか美里みさと。このミジュマルが後のちにサトシのポケモンになる。アニメ第だい8シリーズ（『リコとロイの旅たびシリーズ』）ではリコが通かようセキエイ学園がくえんのクラスメイトであるアン（声こえ - 緒方おがた佑たすく奈）のパートナーとして第だい1話わから登場とうじょう。

ミジュマルは侍さむらいの子供こどもをモチーフとしており、フタチマルやダイケンキに見みられる白髭しらひげは頬ほおのそばかすから生はえてくるという設定せっていである。また、武器ぶきの「ホタチ」は「ホタテガイ」＋「太刀たち」から来きている。

読売新聞よみうりしんぶんの連載れんさいポケモン四よん字じ熟語じゅくごでは、ミジュマルを紹介しょうかいするキャッチフレーズとして『創意そうい工夫くふう・そういくふう』が用もちいられた。

『大だい乱闘らんとうスマッシュブラザーズ for Nintendo 3DS / Wii U』『大だい乱闘らんとうスマッシュブラザーズ SPECIAL』では、「モンスターボール」から登場とうじょう。「なみのり」で前方ぜんぽうへ突撃とつげきし、敵てきファイターを巻まき込こむ。

また2020年ねん2月がつに行おこなわれたポケモンオブザイヤー(ポケモン投票とうひょう)ではイッシュ地方ちほう部門ぶもん第だい7位いに輝かがやいている。

2021年ねん12月21日にち、三重みえ県けんの「推おしポケモン」に決定けっていし、近鉄きんてつ1220系けい電車でんしゃ1編成へんせいと三重交通みえこうつう伊勢いせ営業えいぎょう所しょのいすゞ・エルガミオと日野ひの・ポンチョ各かく1台だいにラッピングが施ほどこされている。

漫画まんが版ばん『ポケットモンスターSPECIAL』10章しょう、11章しょうではベルのパートナー兼けん主力しゅりょくとして登場とうじょうする。ベルがトレーナーとしての実力じつりょくが高たかくない為ため、未み進化しんかである。

フタチマル

フタチマル No. 502

分類ぶんるい: しゅぎょうポケモン	タイプ: みず	高たかさ: 0.8m	重おもさ: 24.5kg
特性とくせい: げきりゅう	かくれ特性とくせい: シェルアーマー	進化しんか前まえ: ミジュマル	進化しんか後ご: ダイケンキ

諸肌もろはだを脱ぬいだ若わか侍さむらいを思おもわせるミジュマルの進化しんか形がた。専用せんよう武器ぶきの「ホタチ」は二に振ふりに増ふえ、二刀流にとうりゅうを扱あつかえるようになった。勤勉きんべんでストイックな性質せいしつを持もち、流ながれるようなホタチ裁さばきで2枚まいのホタチを扱あつかう技わざは、厳きびしい修行しゅぎょうによって身みに付つける。そのホタチ裁さばきを剣術けんじゅつの手本てほんにした人ひともいる。身みに付つけたホタチ裁さばきの技わざはフタチマルによって違ちがう。ホタチの手入ていれは欠かかせない。

TVアニメ版ばんでは『ベストウイッシュ』第だい4話わから登場とうじょう。また第だい19話わにてカベルネのポケモンとして登場とうじょう。デントとのジム戦せんではミジュマルでヤナップに敗北はいぼくしていた。相性あいしょうで有利ゆうりなはずのデントのイシズマイとバトルするも特性とくせい「がんじょう」で耐たえられ反撃はんげきに遭あい敗北はいぼく、ドンナマイトでもアイリスのドリュウズに敗北はいぼくするなど、実力じつりょく不足ふそくが目立めだつ。声優せいゆうは林原はやしばらめぐみ。『ベストウイッシュ シーズン2』第だい31話わでは湾岸わんがん救助きゅうじょ隊たいの一員いちいんとして登場とうじょうした。

第だい8シリーズではアンのミジュマルが進化しんかして登場とうじょう。リコのニャローテと互角ごかくに戦たたかうも隙すきを付つかれ敗北はいぼくする。使用しよう技わざは「みずのはどう」「シェルブレード」「つばめがえし」「みきり」。

読売新聞よみうりしんぶんの連載れんさいポケモン四よん字じ熟語じゅくごでは、フタチマルを紹介しょうかいするキャッチフレーズとして『初志しょし貫徹かんてつ・しょしかんてつ』が用もちいられた。

漫画まんが版ばん『ポケットモンスターSPECIAL』11章しょうでは、11章しょうの主人公しゅじんこう・ラクツのパートナー兼けん主力しゅりょくとして登場とうじょう。性別せいべつは♂。続ぞく編章へんしょうである為ため、ファイツのぶぶちゃんと共ともに最終さいしゅう進化しんかしていない御三家ごさんけである。

ダイケンキ

ダイケンキ No. 503

分類ぶんるい: かんろくポケモン	タイプ: みず	高たかさ: 1.5m	重おもさ: 94.6kg
特性とくせい: げきりゅう	かくれ特性とくせい: シェルアーマー	進化しんか前まえ: フタチマル	進化しんか後ご: なし

フタチマルの進化しんか形がた。豊ゆたかな髭ひげと貝かいで作つくられた甲冑かっちゅうを纏まとい、そのカブトは角かくの生しょうじた法螺貝ほらがいのような形かたちをしている。前足まえあしの鎧よろいの一部いちぶは「アシガタナ」という仕込しこみ刀がたなになっており、これが進化しんか前まえの専用せんよう武器ぶきであった「ホタチ」に代かわるもので、攻撃こうげき技わざ「シェルブレード」を仕掛しかける際さいもこれを抜刀ばっとうする。貫禄かんろくによる一いち睨にらみで敵てきを黙だまらせる事ことも出来できる。通常つうじょうは四足しそく歩行ほこうだが、後うしろ足あしのみでの直立ちょくりつも可能かのうであり、敵てきが瞬まばたきをする一瞬いっしゅんの間あいだに、前足まえあしを用もちいてアシガタナを抜ぬいて斬きりつけ鞘さやに収おさめるという一連いちれんの動作どうさを完了かんりょうさせる、高たかい居合いあいの技術ぎじゅつを持もっている。群むれを率ひきいているが決きまりを守まもらない者ものは仲間なかまであろうと容赦ようしゃなく叩はたきのめす厳格げんかくな性質せいしつの持もち主ぬしでもある。

リージョンフォーム

ヒスイ地方ちほうのダイケンキの姿すがた。タイプはみず・あく。体格たいかくは原種げんしゅとほぼ同おなじだが、体からだ色しょくが黒くろく顔かおつきもややいかつくなっている。正々堂々せいせいどうどうをモットーにしていた原種げんしゅと異ことなり、勝かつためなら手段しゅだんを選えらばない冷徹れいてつな性格せいかくをしている。普段ふだんは鳴なき声ごえ一ひとつ出ださず静しずかにしているが、敵てきの気配けはいを感かんじると目めにも止とまらぬ速はやさで「アシガタナ」を突つきつける。バトルの際さいには不意打ふいうちやだまし討うちちなどトリッキーな戦法せんぽうを得意とくいとし、中なかでも「アシガタナの二刀流にとうりゅう」による怒涛どとうの連続れんぞく攻撃こうげきは圧巻あっかんで、そのパワーはまさに押おし寄よせてくる波なみのよう。この攻撃こうげきを食くらったものは長ながい年月としつきの間あいだ、傷口きずぐちが癒いえなくなるという。専用せんよう攻撃こうげき技わざ「ひけん・ちえなみ」は、斬きると同時どうじに相手あいての体からだに「アシガタナ」の無数むすうの細こまかい破片はへんを食くい込こませることでターン毎ごとに継続けいぞくダメージを与あたえ続つづける、『LEGENDS アルセウス』における「ステルスロック」「ミサイルばり」「まきびし」などと同おなじ追加ついか効果こうか。

TVアニメ版ばんでは『ベストウィッシュシーズン2』第だい10話わにてコテツのポケモンとして登場とうじょう。セイガイハジムリーダーシズイのマンタインと対決たいけつし、勝利しょうりした。性別せいべつはメス。声優せいゆうはたかはし智さとし秋あき。

ダイケンキ、ジャローダ、エンブオーの3匹ひきはいずれも武将ぶしょうをモチーフにしており、ダイケンキは日本にっぽんの武将ぶしょうをイメージした姿すがたとなっている。

漫画まんが版ばん『ポケットモンスターSPECIAL』10章しょう、11章しょうではアララギ博士はかせ（父ちち）の手持てもちとして登場とうじょうする（彼かれは研究けんきゅう者しゃであり、トレーナーではないので手持てもちでは無なく、トレーナーが現あらわれるまで預あずかっているだけの可能かのう性せいもあるが）。元もとはアララギ博士はかせの研究所けんきゅうじょの御三家ごさんけでNによって「解放かいほう」された1匹ひきだったが、1匹ひきだけアララギ博士はかせを心配しんぱいして戻もどって来きた為ため、アララギ博士はかせはそのミジュマルを自分じぶんでダイケンキまで育そだてた。

ミネズミ

ミネズミ No. 504

分類ぶんるい: みはりポケモン	タイプ: ノーマル	高たかさ: 0.5m	重おもさ: 11.6kg
特性とくせい: にげあし/ するどいめ	かくれ特性とくせい: アナライズ	進化しんか前まえ: なし	進化しんか後ご: ミルホッグ

ハムスターのような姿すがたをしたポケモン。特徴とくちょう的てきな黄色おうしょくと赤あかの鮮あざやかな目めで身みの回まわりに危険きけんがないかを常つねに監かん視しし、尻尾しっぽで仲間なかまに合図あいずを送おくる。両りょう頬ほおには頬袋ほおぶくろがあり、見張みはりは袋ふくろの中なかに餌えさをため込こんだ上じょうで何なん日にちも続つづける。見張みはりがいないと不安ふあんらしい。

ゲーム序盤じょばんの道中どうちゅうでコラッタやジグザグマのように多おおく出現しゅつげんする。

TVアニメ版ばんでは『劇場げきじょう版ばんポケットモンスター ダイヤモンド&パール 幻影げんえいの覇者はしゃ ゾロアーク』のEDにいち早はやく登場とうじょうした他ほか、『ベストウイッシュ』では野生やせいのポケモンとして登場とうじょうする場面ばめんが見みられた。

テレビアニメでは第だい8シリーズにて42話わから登場とうじょう。スナップ小僧こぞう（声こえ - 福西ふくにし勝也かつや、虎島とらじま貴明たかあき、光ひかり部ぶ樹じゅ）のポケモンとして3体たい登場とうじょう。

ミルホッグ

ミルホッグ No. 505

分類ぶんるい: けいかいポケモン	タイプ: ノーマル	高たかさ: 1.1m	重おもさ: 27.0kg
特性とくせい: はっこう/ するどいめ	かくれ特性とくせい: アナライズ	進化しんか前まえ: ミネズミ	進化しんか後ご: なし

ミネズミの進化しんか形がた。細長ほそながい胴体どうたいと尻尾しっぽが特徴とくちょう的てきで、それぞれに鮮あざやかな黄色おうしょくい縞じま模様もようが入はいった外見がいけん。基本きほん的てきには腕うでを組くんだ姿勢しせいで直立ちょくりつしている。

『ブラック・ホワイト』ではゲーム内ないのテレビ番組ばんぐみに出演しゅつえんしている。ポケモンに持もたせる道具どうぐを説明せつめいするお姉ねえさんへのツッコミ役やくとして、括弧かっこ書がきの字幕じまくをつけながら独特どくとくの鳴なき声ごえで喋しゃべっている。

TVアニメ版ばんでは『ベストウイッシュ』にてジムリーダー・アロエのポケモンとして登場とうじょう。声優せいゆうは渡辺わたなべ明あきら乃。

ヨーテリー

ヨーテリー No. 506

分類ぶんるい: こいぬポケモン	タイプ: ノーマル	高たかさ: 0.4m	重おもさ: 4.1kg
特性とくせい: やるき/ ものひろい	かくれ特性とくせい: にげあし	進化しんか前まえ: なし	進化しんか後ご: ハーデリア

薄うすい茶色ちゃいろの体毛たいもうを持もつヨークシャー・テリアに似にたポケモン。顔かおには顔面がんめんを覆おおうほどの濃こいベージュの体毛たいもうがあり、背中せなかには別べつの黒くろい体毛たいもうがある。顔面がんめんの体毛たいもうはレーダーの役割やくわりを果はたし、周囲しゅういの様子ようすを探さぐることができる。知能ちのうが高たかく、強つよい相手あいてにも勇敢ゆうかんに立たち向むかっていくが、不利ふりな戦たたかいは避さけるという。

ゲーム『ポケットモンスター ブラック・ホワイト』では最初さいしょの3人にん1組くみのジムリーダー、デント・ポッド・コーンがそれぞれ初はじめに繰くり出だすポケモン。『ブラック2・ホワイト2』では同おなじく最初さいしょのジムリーダー・チェレンが切きり札ふだとして使用しようする。

TVアニメ版ばんでは『ベストウイッシュ』でシッポウジムリーダー・アロエの手持てもちポケモンとして登場とうじょう。サトシとのジム戦せんでは1番手ばんてとして登場とうじょうし、「ほえる」でポカブを強制きょうせい的てきに交代こうたいさせた。声優せいゆうは浅井あさい清己きよみ。

ハーデリア

ハーデリア No. 507

分類ぶんるい: ちゅうけんポケモン	タイプ: ノーマル	高たかさ: 0.9m	重おもさ: 14.7kg
特性とくせい: いかく/ すなかき	かくれ特性とくせい: きもったま	進化しんか前まえ: ヨーテリー	進化しんか後ご: ムーランド

ヨーテリーの進化しんか形がた。顔かおにひげが生はえているのが外観がいかん上じょうの特徴とくちょう。背中せなかの黒くろい毛けはマントのように体からだを覆おおっており、非常ひじょうに固かたい。大昔おおむかしからポケモントレーナーの手伝てつだいをしてきたポケモンで、トレーナーの指示しじに忠実ちゅうじつ。

『ブラック・ホワイト』では幼馴染おさななじみのベルが使用しようするポケモンの1匹ひき。

TVアニメ版ばんでは『ベストウイッシュ』第だい16話わにてジムリーダー・アロエのポケモンとして登場とうじょうしたほか、ジュンサーの手持てもちポケモンとして登場とうじょうすることが多おおい。

ムーランド

ムーランド No. 508

分類ぶんるい: かんだいポケモン	タイプ: ノーマル	高たかさ: 1.2m	重おもさ: 61.0kg
特性とくせい: いかく/ すなかき	かくれ特性とくせい: きもったま	進化しんか前まえ: ハーデリア	進化しんか後ご: なし

ハーデリアの進化しんか形がた。進化しんか前まえよりさらに大おおきく伸のびた髭ひげがマントのように体からだを被こうむっている。セント・バーナードのように吹雪ふぶきで閉とざされた山やまに入はいり遭難そうなん救助きゅうじょをしたり、海うみでも遭難そうなん救助きゅうじょに当あたるという。とても人懐ひとなつっこく、3日にちもあれば野生やせいの個体こたいもすぐ懐いだく。体毛たいもうが長ながいせいかアローラの個体こたいは苦くるしそうにしている。

『サン・ムーン』では、ライドポケモンとなっており、アイテム「ダウジングマシン」のように地中ちちゅうに埋うまった道具どうぐを見みつけることができる。道具どうぐが近ちかくにあると「！」の吹ふき出だしが現あらわれ、道具どうぐの場所ばしょを特定とくていすると「！」が赤あかくなり、その場ばで激はげしく吠ほえて知しらせる。

TVアニメ版ばんでは『ベストウイッシュ』第だい39話わにてカベルネの手持てもちとして登場とうじょう。サトシのガマガルと対決たいけつした。『サン&ムーン』では年老としおいた野生やせいのムーランドが登場とうじょう。サトシのニャビーと暮くらしていたが、寿命じゅみょうを迎むかえニャビーの前まえから姿すがたを消けした。

チョロネコ

チョロネコ No. 509

分類ぶんるい: しょうわるポケモン	タイプ: あく	高たかさ: 0.4m	重おもさ: 10.1kg
特性とくせい: じゅうなん/ かるわざ	かくれ特性とくせい: いたずらごころ	進化しんか前まえ: なし	進化しんか後ご: レパルダス

子猫こねこのような姿すがたをしたポケモンで、紫むらさきの体からだ色しょくと、切きれ長ながの目めに大おおきな緑色みどりいろの瞳ひとみを持もつ。「しょうわるポケモン」の分類ぶんるい通どおり遊あそびで人ひとの物ものを盗ぬすむイタズラ好すきな気質きしつという、「泥棒どろぼう猫ねこ」をポケモン化かした存在そんざいだが、愛あいくるしいしぐさから物ものを盗ぬすまれた人間にんげんはつい許ゆるしてしまうといわれる。同おなじ猫ねこポケモンであるニャースやニャルマーと同様どうように怒おこると爪つめを立たてて反撃はんげきする。実じつは後うしろ足あしだけで立たつことができ、ニューラのように二に足そく歩行ほこうも可能かのうである。クスネとはライバルである。『ブラック2・ホワイト2』ではライバルの妹いもうとのチョロネコが本ほん作さくの主軸しゅじくの一ひとつになっている。

TVアニメ版ばんでは『ベストウイッシュ』第だい44話わにてミーシャ（声こえ - 藤村ふじむら歩あゆみ）の友達ともだちのポケモンとして登場とうじょう。性別せいべつは♂。それ以外いがいも何なん度どか別べつ個体こたいが登場とうじょうしている。なおデントはチョロネコにひどい目めに遭あわされたトラウマから非常ひじょうにチョロネコを苦手にがてとしている（サトシとアイリスに理由りゆうを話はなしているが、最後さいごまで視聴しちょう者しゃには知しられないまま話はなしが終おわった）。

『ポケモンスマッシュ!』のCギアスキン投票とうひょう企画きかくではしょこたん部長ぶちょうがチョロネコのスキンをデザインし、人気にんき投票とうひょうで1位いに選えらばれ、「ポケモングローバルリンク」を通とおして配信はいしんされた。

レパルダス

レパルダス No. 510

分類ぶんるい: れいこくポケモン	タイプ: あく	高たかさ: 1.1m	重おもさ: 37.5kg
特性とくせい: じゅうなん/ かるわざ	かくれ特性とくせい: いたずらごころ	進化しんか前まえ: チョロネコ	進化しんか後ご: なし

チョロネコの進化しんか形がた。全身ぜんしんの発達はったつした筋肉きんにくで気配けはいを殺ころして接近せっきんし、相手あいてが気付きづく前まえに背後はいごから忍しのび寄より仕留しとめる。そのスマートな体型たいけいと毛並けなみが多おおくのトレーナーを惹ひきつける。豹ひょうの様ような模様もようがある。フォクスライと縄張なわばりを巡めぐって争あらそう。

『ブラック・ホワイト』では幼おさななじみのチェレンや四天王してんのうのギーマが使用しようする。その後ごも「X・Y」でフレア団だんのバラ、「ソード・シールド」でライバルのマリィが使用しようする。またプラズマ団だんやフレア団だん、エール団だんといった悪あくの組織そしきのしたっぱが所持しょじしていることも多おおい。

TVアニメ版ばんでは『ポケットモンスター ベストウイッシュ』第だい22話わの元元もともとの続編ぞくへん (第だい23～24話わ)でプラズマ団だんのナゾの男おとこの手持てもちとして初はつ登場とうじょうとなるはずだったが、これらの第だい23・24話わが2回かい続つづけてお蔵ぞう入いりとなったため、その後ごシーズン2 第だい21話わのラストシーンで改あらためて登場とうじょうした。『エピソードN』 (第だい25～38話わ)ではプラズマ団だんが多おおく使用しようしている。こちらの声優せいゆうはたかはし智さとし秋あき。

ヤナップ

ヤナップ No. 511

分類ぶんるい: くさざるポケモン	タイプ: くさ	高たかさ: 0.6m	重おもさ: 10.5kg
特性とくせい: くいしんぼう	かくれ特性とくせい: しんりょく	進化しんか前まえ: なし	進化しんか後ご: ヤナッキー

サルのようなポケモン。頭部とうぶにブロッコリーのような物ものが生はえている。弱よわったポケモンに分わけることがあり、疲つかれを取とる効果こうかがある。目めがパッチリ開ひらいている。

『ブラック・ホワイト』では最初さいしょに選えらんだポケモンがミジュマルの場合ばあい、サンヨウシティジムはデントとの対戦たいせんになりヤナップを使つかってくる。また、幼馴染おさななじみのベルが使用しようするようになる。同様どうようにツタージャの場合ばあいはチェレンが使用しようし、ポカブの場合ばあいは「ゆめのあとち」で無条件むじょうけんで入手にゅうしゅできる。

TVアニメ版ばんでは『ベストウイッシュ』にてデントの手持てもちとして登場とうじょう。声優せいゆうは藤村ふじむら知とも可か。

2011年ねん3月3日にちからリニューアルオープンする「ポケモンセンターフクオカ」のロゴにピカチュウ、ミジュマルとともに使用しようされている。

ヤナッキー

ヤナッキー No. 512

分類ぶんるい: とげざるポケモン	タイプ: くさ	高たかさ: 1.1m	重おもさ: 30.5kg
特性とくせい: くいしんぼう	かくれ特性とくせい: しんりょく	進化しんか前まえ: ヤナップ	進化しんか後ご: なし

ヤナップから進化しんかし、気性きしょうが荒あらくなった。頭部とうぶにトゲのような葉はが生はえている。尻尾しっぽの葉はもトゲ状じょうで、これを敵てきに叩たたきつけて攻撃こうげきする。頭あたまの葉ははとても苦にがい。

TVアニメ版ばんでは『ベストウイッシュ』にてアッキー（声こえ ‐ 赤羽根あかばね健治けんじ）のポケモンとして登場とうじょう。サトシのズルッグを「とびひざげり」の反動はんどうと連続れんぞく攻撃こうげきで苦くるしめるも、新あらたに覚おぼえた「きあいだま」によって返かえり討うちにあい敗北はいぼく。

バオップ

バオップ No. 513

分類ぶんるい: こうおんポケモン	タイプ: ほのお	高たかさ: 0.6m	重おもさ: 11.0kg
特性とくせい: くいしんぼう	かくれ特性とくせい: もうか	進化しんか前まえ: なし	進化しんか後ご: バオッキー

サルのようなポケモン。頭部とうぶは炎ほのおのような形かたちをしている。300度ど近ちかくまで熱ねつが上あがることがあり、木この実みを焼やいて食たべている。目めはヤナップと違ちがい、半はん目め。

『ブラック・ホワイト』では最初さいしょに選えらんだポケモンがツタージャの場合ばあい、サンヨウシティジムはポッドとの対戦たいせんになりバオップを使つかってくる。また、幼馴染おさななじみのベルが使用しようするようになる。同様どうようにポカブの場合ばあいはチェレンが使用しようし、ミジュマルの場合ばあいは「ゆめのあとち」で無条件むじょうけんで入手にゅうしゅできる。

TVアニメ版ばんでは『ベストウイッシュ』にてサンヨウジムリーダー・ポッドの手持てもちとして登場とうじょう。サトシのポカブに敗北はいぼく。声優せいゆうは西村にしむらちなみ。

バオッキー

バオッキー No. 514

分類ぶんるい: ひのこポケモン	タイプ: ほのお	高たかさ: 1.0m	重おもさ: 28.0kg
特性とくせい: くいしんぼう	かくれ特性とくせい: もうか	進化しんか前まえ: バオップ	進化しんか後ご: なし

バオップの進化しんか形がた。頭部とうぶは炎ほのおのような形かたちをしている。火ひの粉こを尻尾しっぽからまき散ちらすことができる。甘あまいものが大だい好物こうぶつで、体内たいないの炎ほのおを燃もやすエネルギーにする。

TVアニメ版ばんでは『ベストウイッシュ』第だい25話わで野生やせいのバオッキーが登場とうじょう。

2016年ねんに行おこなわれたポケモン総そう選挙せんきょ720では最下位さいかいとなっている。

ヒヤップ

ヒヤップ No. 515

分類ぶんるい: みずかけポケモン	タイプ: みず	高たかさ: 0.6m	重おもさ: 13.5kg
特性とくせい: くいしんぼう	かくれ特性とくせい: げきりゅう	進化しんか前まえ: なし	進化しんか後ご: ヒヤッキー

サルのようなポケモン。頭あたまのふさには水みずを溜ためることができ、この水みずは栄養えいようがたっぷりだという。常つねににっこり笑わらったような目めをしており、開眼かいがんできない。

『ブラック・ホワイト』では最初さいしょに選えらんだポケモンがポカブの場合ばあい、サンヨウシティジムはコーンとの対戦たいせんになりヒヤップを使つかってくる。また、幼馴染おさななじみのベルが使用しようするようになる。同様どうようにミジュマルの場合ばあいはチェレンが使用しようし、ツタージャの場合ばあいは「ゆめのあとち」で無条件むじょうけんで入手にゅうしゅできる。

TVアニメ版ばんでは『ベストウイッシュ』でサンヨウジムリーダー・コーンの手持てもちとして登場とうじょう。相性あいしょうの悪わるいサトシのピカチュウを「かげぶんしん」「どろあそび」で翻弄ほんろうし勝利しょうり。声優せいゆうは古島こじま清孝きよたか。

ヒヤッキー

ヒヤッキー No. 516

分類ぶんるい: ほうすいポケモン	タイプ: みず	高たかさ: 1.0m	重おもさ: 29.0kg
特性とくせい: くいしんぼう	かくれ特性とくせい: げきりゅう	進化しんか前まえ: ヒヤップ	進化しんか後ご: なし

ヒヤップの進化しんか形がた。頭あたまの房ぼうに水みずを溜ため、尻尾しっぽから放水ほうすいする。水みずが不足ふそくすると尻尾しっぽから給水きゅうすいする。放出ほうしゅつされる水みずは、コンクリート壁かべなら簡単かんたんにぶちぬける。

TVアニメ版ばんでは『ベストウイッシュ』にてバッキーのポケモンとして登場とうじょうし、バオッキーを倒たおすがズルッグに倒たおされた。声優せいゆうは林原はやしばらめぐみ。

ムンナ

ムンナ No. 517

分類ぶんるい: ゆめくいポケモン	タイプ: エスパー	高たかさ: 0.6m	重おもさ: 23.3kg
特性とくせい: シンクロ/ よちむ	かくれ特性とくせい: テレパシー	進化しんか前まえ: なし	進化しんか後ご: ムシャーナ

バクのような姿すがたをしたポケモン。薄うすピンク色ぴんくいろの体からだに花はな柄がらの模様もようをしている。夢ゆめを現実げんじつ化かさせる能力のうりょくを持もつとされる。スリープと同おなじく人ひとやポケモンの夢ゆめを糧かてとして食たべるが、悪夢あくむを食たべると腹痛はらいたを起おこすスリープに対たいし、ムンナは基本きほん的てきに悪夢あくむにうなされる者ものの前まえに現あらわれ、悪夢あくむを食たべていく習性しゅうせいを持もつ。食たべた夢ゆめが楽たのしい内容ないようであった場合ばあいは、桃色ももいろの煙けむりを吐はき出だす。

TVアニメ版ばんでは『ベストウイッシュ』でマコモ博士はかせのポケモンとして登場とうじょう。声優せいゆうは西村にしむらちなみ。ムシャーナが放はなつピンク色ぴんくいろの光ひかりを浴あびたことで眠ねむってしまったアイリスのキバゴを助たすけた。

第だい8シリーズの第だい27話わではワイルドエリアにいた野生やせいのポケモンとして登場とうじょう。こちらは普段ふだんから空中くうちゅうに浮ういているムンナとは違ちがい、珍めずらしく地ちを歩あるいていた。

ムシャーナ

ムシャーナ No. 518

分類ぶんるい: ゆめうつつポケモン	タイプ: エスパー	高たかさ: 1.1m	重おもさ: 60.5kg
特性とくせい: シンクロ/ よちむ	かくれ特性とくせい: テレパシー	進化しんか前まえ: ムンナ	進化しんか後ご: なし

ムンナの進化しんか形がた。ピンク色ぴんくいろと薄紫うすむらさき色しょくの体からだをしている。額がくから出でている煙けむりには、人ひとやポケモンの見みている夢ゆめが詰つまっているとされている。戦闘せんとう中ちゅうも含ふくめて常つねに空中くうちゅうに浮うかびながら寝ねているが、技わざを使つかうときなどは集中しゅうちゅうするかのように一時いちじ的てきに大おおきく目めを見開みひらく。煙けむりが黒くろくなると悪夢あくむが現実げんじつになる。

『ブラック・ホワイト』ではゲームシンクのマスコット的てき存在そんざいとなっている。トレーナーでは幼馴染おさななじみのベルや四天王してんのうのカトレアが使用しようする。

TVアニメ版ばんでは『ベストウイッシュ』第だい6話わでサンヨウシティ中ちゅうにピンク色ぴんくいろの「ゆめのけむり」を放はなった張本人ちょうほんにん。このムシャーナは元々もともとマコモ博士はかせのポケモンで、36話わでは博士はかせ自身じしんがムシャーナをボールから出だしてゆめのけむりを使つかわせていた。声優せいゆうはたかはし智さとし秋あき。

マメパト

マメパト No. 519

分類ぶんるい: こばとポケモン	タイプ: ノーマル/ ひこう	高たかさ: 0.3m	重おもさ: 2.1kg
特性とくせい: はとむね/ きょううん	かくれ特性とくせい: とうそうしん	進化しんか前まえ: なし	進化しんか後ご: ハトーボー

灰色はいいろと黒くろを基調きちょうとした体からだ色しょくの鳩ばとのような姿すがたをしたポケモン。トレーナーの言いうことを聞きく性格せいかくだが、難むずかしい命令めいれいは理解りかいできないこともある。

TVアニメ版ばんでは『ベストウイッシュ』第だい1話わで野生やせいの群むれが登場とうじょう、また第だい2話わではサトシが♀をゲットした。また、第だい26話わではアイリスが「マメパトがみずでっぽうを食くらった様ような顔かお」という慣用かんよう句くを使用しようしている。

デザインモチーフはハートマーク。これは「鳩ばと」→「ハート」というデザイナーのダジャレであり、最終さいしゅう形態けいたいとなるケンホロウ（♂）の頭部とうぶにもその名残なごりとして仮面かめん舞踏ぶとう会かいのような意匠いしょうが見みられる。

ハトーボー

ハトーボー No. 520

分類ぶんるい: のばとポケモン	タイプ: ノーマル/ ひこう	高たかさ: 0.6m	重おもさ: 15.0kg
特性とくせい: はとむね/ きょううん	かくれ特性とくせい: とうそうしん	進化しんか前まえ: マメパト	進化しんか後ご: ケンホロウ

マメパトの進化しんか形がた。帰巣きそう本能ほんのうに優すぐれ、どんなに遠とおく離はなれても必かならず巣すに戻もどれる。トレーナーとはぐれることもない。ハトーボーが住すむ森もりの奥おくには平和へいわな世界せかいがあると信しんじられている。

TVアニメ版ばんでは『ベストウイッシュ』第だい10話わでシューティーの手持てもちとして登場とうじょう。声優せいゆうは石塚いしづか運はこぶ昇のぼり。第だい22話わでサトシのマメパトもハトーボーに進化しんかした。こちらの声優せいゆうは西村にしむらちなみ。

マメパトとケンホロウの中間ちゅうかんということで、デザインモチーフもハト、雉の中なか間あいだとなるキジバトとなっている。

ケンホロウ

ケンホロウ No. 521

分類ぶんるい: プライドポケモン	タイプ: ノーマル/ ひこう	高たかさ: 1.2m	重おもさ: 29.0kg
特性とくせい: はとむね/ きょううん	かくれ特性とくせい: とうそうしん	進化しんか前まえ: ハトーボー	進化しんか後ご: なし

ハトーボーの進化しんか形がた。キジのような姿すがたをしており、♂にのみ、仮面かめん舞踏ぶとう会かいのような赤色あかいろの飾かざりが顔かおについており、これにより相手あいてを威嚇いかくする。一方いっぽう♀は外見がいけんに派手はでさはないが、飛行ひこう能力のうりょくに優すぐれる。トレーナー以外いがいの人間にんげんには決けっしてなつかない性質せいしつを持もつ。♂♀とともに子育こそだてをし、どちらかが巣すを守まもり、どちらかが餌えさを探さがす。

『ブラック・ホワイト』ではジムリーダーのフウロや幼馴染おさななじみのチェレン、BW2ではライバル（物語ものがたり終盤しゅうばんから）が使用しようする。

TVアニメ版ばんでは『ベストウイッシュ』第だい67話わでジムリーダーのフウロのポケモンとして登場とうじょう。ゲームでの彼女かのじょのケンホロウは♀だが、アニメで登場とうじょうしたケンホロウは♂である。声優せいゆうは渡辺わたなべ明あきら乃。第だい68話わでは、サトシのハトーボーが進化しんかしている。声優せいゆうは西村にしむらちなみ。

♂の飾かざりはマメパトがハートマークをモチーフとした際さいの名残なごりである。

シママ

シママ No. 522

分類ぶんるい: たいでんポケモン	タイプ: でんき	高たかさ: 0.8m	重おもさ: 29.8kg
特性とくせい: ひらいしん/ でんきエンジン	かくれ特性とくせい: そうしょく	進化しんか前まえ: なし	進化しんか後ご: ゼブライカ

シマウマのような外見がいけんを持もつポケモン。頭あたまには雷かみなりのようなたてがみがある。たてがみの光ひかり方かたで仲間なかまとコミュニケーションできる。落雷らくらいの多おおい土地とちに生息せいそくし、雷雲らいうんが発生はっせいすると現あらわれ、落おちた雷かみなりをたてがみで受うけ止とめ、充電じゅうでんする。心臓しんぞうの鼓動こどうで発動はつどうしており、驚おどろいて心拍しんぱく数すうが上あがると電圧でんあつがさらに上昇じょうしょうする。

TVアニメ版ばんでは『ベストウイッシュ』第だい28話わでトレーナー・ケニヤンの手持てもちとして初はつ登場とうじょう。声優せいゆうは古島こじま清孝きよたか。

ゼブライカ

ゼブライカ No. 523

分類ぶんるい: らいでんポケモン	タイプ: でんき	高たかさ: 1.6m	重おもさ: 79.5kg
特性とくせい: ひらいしん/ でんきエンジン	かくれ特性とくせい: そうしょく	進化しんか前まえ: シママ	進化しんか後ご: なし

シママの進化しんか形がた。体格たいかくが大おおきくなり、たてがみが背中せなかに生はえそろった。稲妻いなづまのような瞬発しゅんぱつ力りょくを持もち、全速力ぜんそくりょくで走はしると雷鳴らいめいが響ひびく。気性きしょうが荒あらく、怒おこるとたてがみを黄色きいろに光ひからせ雷かみなりを四方八方しほうはっぽうに放出ほうしゅつするため非常ひじょうに危険きけん。雷鳴らいめいを感知かんちする能力のうりょくを持もち、群むれで雷雲らいうんを追おいかけシママに充電じゅうでんさせる。

『ブラック・ホワイト』ではジムリーダーのカミツレが使用しようする。

TVアニメ版ばんでは『ポケットモンスター ベストウイッシュ』第だい39話わでケニヤンのシママが進化しんかした形かたちで登場とうじょう。ドンバトル一いち回戦かいせんで使用しようされ、ベルのチラーミィに圧勝あっしょうした。声優せいゆうは石塚いしづか運はこぶ昇のぼり。また、カミツレのポケモンとしても登場とうじょう。たった一体いったいでベルの手持てもちを全部ぜんぶ倒たおした。こちらの声優せいゆうは佐藤さとう健輔けんすけ。

ダンゴロ

ダンゴロ No. 524

分類ぶんるい: マントルポケモン	タイプ: いわ	高たかさ: 0.4m	重おもさ: 18.0kg
特性とくせい: がんじょう	かくれ特性とくせい: すなのちから	進化しんか前まえ: なし	進化しんか後ご: ガントル

全身ぜんしんが岩いわでできたポケモン。真まん中なかには六角形ろっかっけいの耳みみを持もつ。この耳みみの奥おくにはエネルギーコアがあるため、手てなどを突つっ込こむと怒おこる。目めを持もたないため、音おとのする方ほうへ近寄ちかよる習性しゅうせいを持もち、音おとが止やむと戸惑とまどって転ころぶ。100年ねん前まえの地震じしんで生しょうじた割われ目めから発見はっけんされたが、身体しんたいを構成こうせいする土どは更さらに何なん百ひゃく年ねんも前まえのもの。コロモリと同様どうよう、イッシュ地方ちほうの洞窟どうくつでよく出現しゅつげんするポケモンである。アローラ地方ちほうでは、イシツブテやメレシーと硬かたさ比くらべをする姿すがたが見みられる。ガラル地方ちほうではイシツブテの代かわりにドサイドンの腕うでに装填そうてんされては飛とばされることが多おおい。鉄てつと同おなじくらいの硬かたさだが、長時間ちょうじかん水みずに浸つかると少すこしだけ軟やわらかくなると言いわれている。石いしを棲すみかにするポケモン・イシズマイが天敵てんてき。

TVアニメ版ばんでは『ベストウイッシュ』にてサトシのポケモンとして登場とうじょう。声優せいゆうは犬山いぬやまイヌコ。ゴウのポケモンとしても登場とうじょう。こちらの声優せいゆうは坂田さかた将すすむ吾われ。

ガントル

ガントル No. 525

分類ぶんるい: こうせきポケモン	タイプ: いわ	高たかさ: 0.9m	重おもさ: 102.0kg
特性とくせい: がんじょう	かくれ特性とくせい: すなのちから	進化しんか前まえ: ダンゴロ	進化しんか後ご: ギガイアス

ダンゴロの進化しんか形がた。進化しんかして足あしが2本ほんから3本ほんになり、体からだ中ちゅうには体内たいないに収おさまりきらないほどのエネルギーがオレンジ色しょくの結晶けっしょうとなって表面ひょうめんに出でており、元気げんきだと更さらに露出ろしゅつする。この結晶けっしょうはパワーが漲みなぎることで光輝ひかりかがやく性質せいしつを持もち、ほんのひとかけらでダンプカー100台だい分ぶんの燃料ねんりょうを作つくることができる。地下水ちかすいを求もとめ、洞穴どうけつ内ないを行動こうどうする。

TVアニメ版ばんでは『ベストウイッシュ』第だい61話わでサトシのダンゴロが進化しんかして初はつ登場とうじょう。声優せいゆうは石塚いしづか運はこぶ昇のぼり。別べつ個体こたいとしてゴウもゲットしている。こちらの声優せいゆうは間宮まみや康弘やすひろ。

ギガイアス

ギガイアス No. 526

分類ぶんるい: こうあつポケモン	タイプ: いわ	高たかさ: 1.7m	重おもさ: 260.0kg
特性とくせい: がんじょう/ すなおこし	かくれ特性とくせい: すなのちから	進化しんか前まえ: ガントル	進化しんか後ご: なし

ガントルの進化しんか形がた。四足しそく歩行ほこうで、紺色こんいろの巨岩きょがんがたくさん集あつまったような姿すがたをしており、体からだ表ひょうから生はえるオレンジ色しょくのエネルギー結晶けっしょう体からだの突起とっき数すうが、1進化しんか前まえのガントルの頃ころから大幅おおはばに増加ぞうかしている。結晶けっしょうから太陽光たいようこうを吸収きゅうしゅう、体内たいないのコアでそのエネルギーを圧縮あっしゅく、それを光ひかりの球たまとして口くちから撃うち出だすことができ、民家みんかはもちろん山やまさえも吹ふき飛とばす威力いりょくがある。全力ぜんりょくで撃うちきると身体中からたじゅうに亀裂きれつが走はしる。ただし、雨あめの日ひは撃うてない。かなりの馬力ばりきを持もつため、建築けんちく業ぎょうなどの作業さぎょう員いんが好このんでパートナーにすることが多おおい。

トレーナーでは「ブラック・ホワイト」でライバルのチェレン、「ウルトラサン・ウルトラムーン」で四天王してんのうのライチ、「ソード・シールド」でジムリーダーのキバナが使用しようする。

TVアニメ版ばんでは『ベストウイッシュ』第だい52話わで初はつ登場とうじょう。釘くぎが足あしに刺ささってしまった事ことで暴あばれていたが、チャンピオンのアデクがその暴あばれるギガイアスをひっくり返かえし釘くぎを抜ぬいてなだめた。声優せいゆうは佐藤さとう健輔けんすけ。

コロモリ

コロモリ No. 527

分類ぶんるい: こうもりポケモン	タイプ: エスパー/ ひこう	高たかさ: 0.4m	重おもさ: 2.1kg
特性とくせい: てんねん/ ぶきよう	かくれ特性とくせい: たんじゅん	進化しんか前まえ: なし	進化しんか後ご: ココロモリ

小ちいさなコウモリ型かたのポケモン。薄うすい水色みずいろの毛けが生はえた球形きゅうけいの体からだに黒くろい翼つばさを持もつ。目めも体毛たいもうに隠かくれている。ハート型かたの模様もよう（もしくは鼻はなの穴あな）がついたピンク色ぴんくいろの鼻はなが特徴とくちょうでここから超ちょう音波おんぱを出だす。眠ねむるときは鼻はなを壁かべに吸すいつけて眠ねむる。そのため、コロモリの住すむ洞窟どうくつの壁かべにはハートの跡あとがあるという。体からだにコロモリの鼻はなを押おしつけたときにハートの跡あとが残のこるといいことが起おこると言いわれている。

TVアニメ版ばんでは『ベストウイッシュ』にてムサシがゲットしている。バトルで活躍かつやくしており、サトシたちを何なん度ども苦戦くせんさせた。性別せいべつはオス。声優せいゆうは古島こじま清孝きよたか。第だい8シリーズの第だい22話わにてガラル鉱山こうざんの作業さぎょう員いんのポケモンとしてドッコラー、ダンゴロ、トロッゴンと共ともに登場とうじょう。作業さぎょう員いんたちがガラルファイヤーによって気力きりょくが抜ぬけたことにより、ドッコラーやダンゴロと共ともに怯おびえていたが、リコからマードックの作つくったお菓子かしを食たべさせてもらったことで、リコに事情じじょうを説明せつめいし、作業さぎょう員いんたちと共ともにポケモンセンターへと向むかった。

ココロモリ

ココロモリ No. 528

分類ぶんるい: きゅうあいポケモン	タイプ: エスパー/ ひこう	高たかさ: 0.9m	重おもさ: 10.5kg
特性とくせい: てんねん/ ぶきよう	かくれ特性とくせい: たんじゅん	進化しんか前まえ: コロモリ	進化しんか後ご: なし

コロモリの進化しんか形がた。ブタのような青あおい体からだに、コウモリの翼つばさと首くび周まわりの白しろい毛けを持もつ。ハート型がたの鼻はなの穴あなから様々さまざまな周波数しゅうはすうの超ちょう音波おんぱを放はなつ。超ちょう音波おんぱによる攻撃こうげきは、岩いわやコンクリートなども容易たやすく破壊はかいする。強力きょうりょくな超ちょう音波おんぱを出だすと疲つかれて飛とべなくなることもある。求愛きゅうあいするときに出だす超ちょう音波おんぱを浴あびると楽たのしい気分きぶんになる。鼻はなは幸福こうふくを呼よぶシンボルとい伝いつたえられており、それを祭まつる地域ちいきもあるという。

ブラック・ホワイト、および続編ぞくへんBW2ともにフキヨセシティジムリーダー・フウロが1番手ばんてとして使用しようする。そのほか「シールド」でセイボリーが使用しようする。

TVアニメ版ばんでは『ベストウイッシュ』第だい24話わにて野生やせいの群むれが登場とうじょう。

モグリュー

モグリュー No. 529

分類ぶんるい: もぐらポケモン	タイプ: じめん	高たかさ: 0.3m	重おもさ: 8.5kg
特性とくせい: すなかき/ すなのちから	かくれ特性とくせい: かたやぶり	進化しんか前まえ: なし	進化しんか後ご: ドリュウズ

モグラの様ような姿すがたをしたポケモン。紺色こんいろの体からだで両手りょうてには大おおきな爪つめを持もっている。両手りょうての爪つめを頭上ずじょうで合あわせ、その体勢たいせいで高速こうそく回転かいてんしながら穴あなを掘ほる。掘ほり進すすむ速はやさは50km/hと、普通ふつう乗用車じょうようしゃ並なみに速はやい。また、掘ほりすぎて農作物のうさくもつをダメにしてしまうため、農家のうかの人ひとたちには嫌きらわれている。一休ひとやすみする時ときは地上ちじょうから顔かおを出だす。

TVアニメ版ばんでは『ベストウイッシュ』第だい33話わのアイリスの回想かいそうにて、彼女かのじょの手持てもちポケモンとして登場とうじょう。後のちにドリュウズへと進化しんかした。

ドリュウズ

ドリュウズ No. 530

分類ぶんるい: ちていポケモン	タイプ: じめん/ はがね	高たかさ: 0.7m	重おもさ: 40.4kg
特性とくせい: すなかき/ すなのちから	かくれ特性とくせい: かたやぶり	進化しんか前まえ: モグリュー	進化しんか後ご: なし

モグリューの進化しんか形がた。別名べつめい「ドリルキング」。鋭するどい目めつきになり、茶色ちゃいろの体毛たいもうに赤あかい模様もようがある。頭部とうぶの角かくと手ての爪つめが金属きんぞくの刃物はもののようになっており、この3カ所かしょを合あわせることでドリルのような形状けいじょうになり、体からだをきりもみ回転かいてんすることで地面じめんを掘ほり進すすむことができる。その掘削くっさく力りょくは岩いわはおろか鉄板てっぱんをも容易よういに貫つらぬき、地下ちか100メートルの深ふかさに入いり組くんだトンネルの巣すを作つくる。時ときおり地下鉄ちかてつのトンネルに穴あなを開あけてしまうこともあるらしい。また、トレーナーが捕獲ほかくしたドリュウズがトンネル工事こうじに使つかわれることもあり、持もち前まえの掘削くっさく力りょくで大おおいに活躍かつやくする。

『ブラック・ホワイト・ブラック2・ホワイト2』ではホドモエシティのジムリーダー、ヤーコンが切きり札ふだとして使用しようする。また、バトルサブウェイにおけるサブウェイマスター、ノボリ（シングル）とクダリ（ダブル）もスーパートレインでの戦たたかいにおいて使用しようしてくる。「スカーレット・バイオレット」ではブルベリーグ四天王してんのうのタロが使用しようし、フェアリータイプへテラスタルする。

TVアニメ版ばんでは『ベストウイッシュ』第だい9話わにてアイリスのポケモンとして登場とうじょう。声優せいゆうは古島こじま清孝きよたか。また第だい61話わにおいてホドモエジムのリーダー・ヤーコンの切きり札ふだとして、大物おおものの別べつ個体こたいが登場とうじょう。高たかさやパワーなどはポケモン図鑑ずかんなどに載のっているものはおろかアイリスのドリュウズも大幅おおはばに凌しのぐ。こちらの声優せいゆうは佐藤さとう健輔けんすけ。

『超ちょう合体がったい魔術まじゅつロボ ギンガイザー』に登場とうじょうする蘇生そせい獣じゅうゲモラをモチーフとする。

タブンネ

タブンネ No. 531

分類ぶんるい: ヒヤリングポケモン	タイプ: ノーマル	高たかさ: 1.1m	重おもさ: 31.0kg
特性とくせい: いやしのこころ/ さいせいりょく	かくれ特性とくせい: ぶきよう	進化しんか前まえ: なし	進化しんか後ご: なし

ピンクとペールオレンジを基調きちょうとする体からだを持もったポケモン。大おおきく特徴とくちょう的てきな耳みみを持もち、桁外けたはずれの聴力ちょうりょくを備そなえる。かすかな音おとでまわりの様子ようすをレーダーのようにキャッチするという。耳みみの触角しょっかくで相手あいてに触ふれると、心臓しんぞうの音おとで体調たいちょうや気持きもちがわかるともいわれている。タマゴに触ふれると、孵化ふかするタイミングが分わかる。

『ブラック・ホワイト』では揺ゆれている草くさむらに入はいることで出現しゅつげんする。倒たおしたときの経験けいけん値ちが他たのポケモンより遥はるかに多おおいため、レベルアップに重宝ちょうほうする。「X・Y」ではある場所ばしょで飛とび出だしてくる。

『オメガルビー・アルファサファイア』からは、「メガタブンネ」にメガシンカする。

メガタブンネ

体からだ色しょくが白しろっぽく変化へんかし、首くびの下したに新あらたな触角しょっかくが2本ほん生しょうじた。この触角しょっかくに触ふれたものは深ふかい眠ねむりに落おちてしまうという。敵意てきいをそぐ効果こうかのある癒いやしの波動はどうを体からだから放出ほうしゅつしている。ノーマルタイプに加くわえてフェアリータイプが追加ついかされ、特性とくせいは「いやしのこころ」になる。

TVアニメ版ばんでは『ベストウイッシュ』で、これまでのシリーズにおけるラッキーに代かわるポケモンセンターの看護かんご師しポケモンとして登場とうじょう。

ドッコラー

ドッコラー No. 532

分類ぶんるい: きんこつポケモン	タイプ: かくとう	高たかさ: 0.6m	重おもさ: 12.5kg
特性とくせい: こんじょう/ ちからずく	かくれ特性とくせい: てつのこぶし	進化しんか前まえ: なし	進化しんか後ご: ドテッコツ

灰色はいいろの体からだにピンクの血管けっかんのようなものが浮うき出でており、頭部とうぶはリーゼントのようになっているポケモン。足あしは鳶職とびしょくの人ひとが履はくニッカポッカというものに似にている。建築けんちく現場げんばに現あらわれて工事こうじを手伝てつだうことがあるが、雨あめなどで作業さぎょうが中止ちゅうしになると機嫌きげんを損そこね、角材かくざいを振ふり回まわして縦横無尽じゅうおうむじんに暴あばれまわる。角材かくざいは常つねに持もっており、戦たたかう時ときもこれを使つかいこなす。成長せいちょうするごとに更さらに重おもい角材かくざいに持もち替かえ、軽々かるがると扱あつかうようになると進化しんかの時ときは近ちかい。

TVアニメ版ばんでは『ベストウイッシュ』第だい31話わでシューティーのポケモンとして初はつ登場とうじょう。声優せいゆうは三宅みやけ健太けんた。

ドテッコツ

ドテッコツ No. 533

分類ぶんるい: きんこつポケモン	タイプ: かくとう	高たかさ: 1.2m	重おもさ: 40.0kg
特性とくせい: こんじょう/ ちからずく	かくれ特性とくせい: てつのこぶし	進化しんか前まえ: ドッコラー	進化しんか後ご: ローブシン

ドッコラーの進化しんか形がた。進化しんか前まえと同様どうよう、灰色はいいろの体からだにピンクの血管けっかんのようなものが浮うき出でている人ひと型がたのポケモン。進化しんかに伴ともない持もつものが角材かくざいから鉄骨てっこつに変かわっている。鉄骨てっこつをウェイトとして鍛きたえ上あげた体からだは非常ひじょうに強靭きょうじんで、人間にんげん相手あいてではプロレスラーが束たばになって掛かかっても敵てきわないほどである。鍛きたえた体からだをドテッコツ同士どうしで自慢じまんしあう習慣しゅうかんをもつ。負まけた方ほうはしばらく姿すがたを見みせなくなる。巧たくみな鉄骨てっこつさばきは、家屋かおくの解体かいたい作業さぎょうにも一躍いちやく買かっている。

TVアニメ版ばんでは『ベストウイッシュ』第だい40話わでシューティーのドッコラーが進化しんかした形かたちで登場とうじょう。ドンバトル1回戦かいせんで使用しようされ、デントのイシズマイと戦たたかい、途中とちゅうまでは有利ゆうりに進すすめるが、デントの機転きてんで逆転ぎゃくてんされ敗やぶれた。声優せいゆうは三宅みやけ健太けんた。『2019年版ねんばん』ではワールドチャンピオンシップス・スーパークラスのゲンバ（声こえ - 三宅みやけ健太けんた）のポケモンとして登場とうじょう、サトシのカモネギ（ガラルのすがた）とバトルし、桁違けたちがいのパワーで追おい詰つめるも、最後さいごは「ぶんまわす」同士どうしのぶつかり合あいによって鉄骨てっこつを真まっ二ぷたつにされ敗やぶれた。バトル後ごは鉄骨てっこつが治なおるまでゲンバからツルハシをもらった。使用しよう技わざは「10まんばりき」、「ぶんまわす」、「きあいだま」、「ビルドアップ」。こちらの声優せいゆうは間宮まみや康弘やすひろ。

デザインイメージはドッコラーの「見習みならい土方ひじかた」に対たいする「一いち人前にんまえ」で、ドッコラー・ドテッコツ・ローブシンの系列けいれつの中なかにおいて単純たんじゅんなパワーは全盛期ぜんせいきであるとされる。

ローブシン

ローブシン No. 534

分類ぶんるい: きんこつポケモン	タイプ: かくとう	高たかさ: 1.4m	重おもさ: 87.0kg
特性とくせい: こんじょう/ ちからずく	かくれ特性とくせい: てつのこぶし	進化しんか前まえ: ドテッコツ	進化しんか後ご: なし

ドテッコツの進化しんか形がた。顔かおつきや体勢たいせいなどが老人ろうじんのようになったが、体格たいかくはさらに屈強くっきょうとなっている。進化しんか前まえに持もっていた鉄骨てっこつに代かわり、非常ひじょうに太ふといコンクリートの柱はしらを杖つえ代かわりに2本ほん持もっており、これらを遠心えんしん力りょくを用もちいて筋力きんりょくを使つかわずに振ふり回まわす技術ぎじゅつを持もつ。また、コンクリートの柱はしらはローブシン自身じしんが作つくったものであり、2000年ねんほど前まえにコンクリートを作つくる技術ぎじゅつ（ローマン・コンクリート）を人類じんるいに教おしえたポケモンだと言いわれている。本気ほんきのバトルの時ときは、コンクリートを置おいて拳こぶしで殴なぐりかかる。

『ブラック・ホワイト 及および ブラック2・ホワイト2』では四天王してんのうのレンブやサブウェイマスターのノボリ・クダリ、『ブラック2・ホワイト2』ではこれに加くわえて普通ふつうにイケメンなアデクが使用しようする。

TVアニメ版ばんでは『ベストウイッシュ』第だい70話わでシューティーのドテッコツが進化しんかした形かたちで登場とうじょう。声優せいゆうは佐藤さとう健輔けんすけ。

開発かいはつスタッフの話はなしによると、モチーフは「工事こうじ現場げんばの親方おやかた」で、単純たんじゅんな体力たいりょくは全盛期ぜんせいきであるドテッコツに劣おとるものの、前述ぜんじゅつのように技術ぎじゅつに長たけて必要ひつような際さいのみ力ちからを発揮はっきする老獪ろうかいなベテランというイメージとされる。

オタマロ

オタマロ No. 535

分類ぶんるい: おたまポケモン	タイプ: みず	高たかさ: 0.5m	重おもさ: 4.5kg
特性とくせい: すいすい/ うるおいボディ	かくれ特性とくせい: ちょすい	進化しんか前まえ: なし	進化しんか後ご: ガマガル

オタマジャクシのようなポケモン。眉毛まゆげが特徴とくちょう。水溜みずたまりの近ちかくにいる。同おなじおたまポケモンのニョロモとは異ことなり、足あしは生はえていない。頬ほおの膜まくを振動しんどうさせることで仲間なかまにしか聴きこえない音波おんぱを発はっし、意思いし疏通そつうを図はかる。危険きけんを知しらせる時ときには甲高かんだかい警戒けいかい音おんを発はっする。

TVアニメ版ばんでは『ベストウイッシュ』第だい32話わで初はつ登場とうじょう。ガマガルの命令めいれいを受うけ、数すう匹ひきで湖みずうみの中なかでミジュマルとサトシに攻撃こうげきしたが、水みずの中なかで目めを開あけたミジュマルに恐おそれをなして逃にげ出だした。

ガマガル

ガマガル No. 536

分類ぶんるい: しんどうポケモン	タイプ: みず/ じめん	高たかさ: 0.8m	重おもさ: 17.0kg
特性とくせい: すいすい/ うるおいボディ	かくれ特性とくせい: ちょすい	進化しんか前まえ: オタマロ	進化しんか後ご: ガマゲロゲ

オタマロの進化しんか形がたでガマゲロゲに進化しんかする。青あおい体からだの、オタマジャクシとカエルの中間ちゅうかんのようなポケモン。頭部とうぶに3つのコブがあり、これを震ふるわせたときの衝撃波しょうげきはは水面すいめんや地面じめんが揺ゆれる。ネバネバした長ながい舌したで獲物えものを絡からめ取とる。

TVアニメ版ばんでは第だい31話わにおいてシューティーがゲットしようとしたが、結局けっきょく失敗しっぱいした。次つぎの32話わでサトシのポケモンとして登場とうじょう。性別せいべつは♂。声優せいゆうはたかはし智さとし秋あき。また、第だい61話わではホドモエジムリーダー・ヤーコンの手持てもちポケモンとして登場とうじょう。こちらも性別せいべつは♂。声優せいゆうは渡辺わたなべ明あきら乃。

ガマゲロゲ

ガマゲロゲ No. 537

分類ぶんるい: しんどうポケモン	タイプ: みず/ じめん	高たかさ: 1.5m	重おもさ: 62.0kg
特性とくせい: すいすい/ どくしゅ	かくれ特性とくせい: ちょすい	進化しんか前まえ: ガマガル	進化しんか後ご: なし

ガマガルの進化しんか形がたで、2足そく歩行ほこうのイボガエル（ヒキガエル）型がたのポケモン。青あおい体からだに頭部とうぶに2つ、両りょう腕うでに2つずつ、背中せなかに4つのコブがある。頭部とうぶのコブからは神経しんけいをマヒさせる毒どくを含ふくんだ液体えきたいを飛とばすことができる。コブを高速こうそくで振動しんどうさせ、その衝撃しょうげきで物理ぶつり的てきな攻撃こうげきを仕掛しかけることもでき、腕うでのコブの振動しんどうでパンチの威力いりょくを増幅ぞうふくさせることで巨岩きょがんを砕くだく（「しんどうポケモン」という分類ぶんるいはこれに由来ゆらいする）。さらに振動しんどうによってマッサージもできるため、老人ろうじんには人気にんきのポケモンでもある。同おなじくカエルがモチーフのグレッグルとは種類しゅるいが近ちかい。

『ブラック・ホワイト』ではプラズマ団だんのゲーチスが使用しようする。

TVアニメ版ばんでは『ベストウイッシュ』第だい65話わに登場とうじょうした少年しょうねん・セイン（声こえ - 小林こばやしゆう）がペンドラーと共ともに父親ちちおやから借かりてきたポケモンとして登場とうじょう。バトルではグレン（声こえ - 奈良なら徹とおる）が指示しじを出だし、ニック（声こえ - 木村きむら亜希子あきこ）がサトシから借かりたピカチュウとサングラスのワルビルとバトルをした。

デザインや表情ひょうじょうは、進化しんか系列けいれつの中なかではガマゲロゲが最初さいしょに作つくられ、ガマガルとオタマロはガマゲロゲから逆算ぎゃくさんされてデザインされた。

ナゲキ

ナゲキ No. 538

分類ぶんるい: じゅうどうポケモン	タイプ: かくとう	高たかさ: 1.3m	重おもさ: 55.5kg
特性とくせい: こんじょう/ せいしんりょく	かくれ特性とくせい: かたやぶり	進化しんか前まえ: なし	進化しんか後ご: なし

柔道じゅうどう着ちゃくを着きた人間にんげんのような姿すがたをしたポケモン。体からだ色しょくは赤あかで、やや太ふとめの体型たいけい。顔かおには、眉間みけんで繋つながって一本いっぽんになったY字じ型がたの太ふとい眉毛まゆげがある。黒くろ帯たいを身みに付つけているが、これはナゲキ自身じしんがツル草くさを編あんで作つくったもので、帯おびを締しめないと力ちからが低下ていかする。トレーナーが捕獲ほかくしたナゲキは人間にんげん製せいの帯おびも使つかうらしい。強つよくなると帯おびを取とり替かえる。投なげ技わざを得意とくいとして、自分じぶんよりも巨大きょだいな相手あいてほど技わざをかけたくなる習性しゅうせいを持もつ。日本にっぽん武道ぶどうの団体だんたい戦せんのように5人組にんぐみで行動こうどうする。

実際じっさいの柔道じゅうどうには女子じょし種目しゅもくもあるが、♂しかいない。

『ブラック・ホワイト』では四天王してんのうレンブの手持てもちポケモンとして使用しようしてくる。

専用せんよう技わざとして「やまあらし」を持もつ唯一ゆいいつのポケモン。やまあらしは必かならず急所きゅうしょに当あたる技わざ。

TVアニメ版ばんでは『ベストウイッシュ』第だい70話わでマサオミ（声こえ - 入野いりの自由じゆう）のポケモンとして初はつ登場とうじょう。バトル大会たいかい「ドンナマイト」では優勝ゆうしょう候補こうほとされていたが、決勝けっしょう戦せんでケニヤンのダゲキに敗やぶれた。『2019年版ねんばん』にも登場とうじょう、声優せいゆうは千鳥ちどりのノブが担当たんとう。

公式こうしきイラストレーターの杉森すぎもり建けんによれば、元々もともとは第だい4世代せだいで登場とうじょうさせる予定よていだったポケモンで、「かくとうタイプのポケモンで投なげ技わざを主体しゅたいとしたものが存在そんざいしていない」ということから杉森すぎもり自身じしんが考案こうあんしたポケモンである。なお、当初とうしょは「武道ぶどうの鬼おに（達人たつじん）」ということで「赤あか鬼おに」をモチーフとしたデザインであり、眉毛まゆげの部分ぶぶんには角かくがあったのだが、第だい5世代せだいのトルネロス・ボルトロスも鬼おにを題材だいざいにデザインすることとなったため変更へんこうされた。

ダゲキ

ダゲキ No. 539

分類ぶんるい: からてポケモン	タイプ: かくとう	高たかさ: 1.4m	重おもさ: 51.0kg
特性とくせい: がんじょう/ せいしんりょく	かくれ特性とくせい: かたやぶり	進化しんか前まえ: なし	進化しんか後ご: なし

空手からて着ちゃくを着きた人間にんげんのような姿すがたをしたポケモン。体からだ色しょくは青あおで、細ほそめの体型たいけい。よく似にた容姿ようしのナゲキと異ことなり、向むかって左ひだりの眉まゆに相当そうとうする部位ぶいが存在そんざいしない。非常ひじょうに修行しゅぎょう熱心ねっしんで、ダゲキのいる山やまからは大おおきな岩いわや木きを殴なぐる音おとが絶たえず聞きこえ、修行しゅぎょうを邪魔じゃまし怒いからされることを嫌きらう。腰こしの黒くろ帯たいは気きを引ひき締しめるためのものとなっている。ナゲキ同様どうよう♂しかいない。

『ブラック・ホワイト』では四天王してんのうのレンブが使用しようする。　

TVアニメ版ばんでは『ベストウイッシュ』第だい41話わでケニヤンの手持てもちポケモンとして初はつ登場とうじょう。ドンナマイトではケニヤンを優勝ゆうしょうに導みちびいた。イッシュリーグではサトシのハハコモリに勝利しょうりするも、ワルビアルの「つばめがえし」の前まえに敗やぶれる。声優せいゆうは古島こじま清孝きよたか。『2019年版ねんばん』にも登場とうじょう、こちらの声優せいゆうは千鳥ちどりの大悟たいごが担当たんとう。

「ポケモンスマッシュ!」では主おもにゴルゴ所長しょちょうやミサキが使用しようする。特とくにミサキは自身じしんが空手からてをやっていることもあり、非常ひじょうにダゲキを気きに入いっている。

デザインは公式こうしきイラストレーターの杉森すぎもり建けんによるもので、対たいを成なすナゲキが先さきに誕生たんじょうしており、柔道じゅうどうとペアになるものとして同おなじく日本にっぽん武道ぶどうの空手からてから考案こうあんし、ナゲキと共ともに元々もともとは第だい4世代せだいで登場とうじょうさせる予定よていであった杉森すぎもりはダゲキのデザインを気きに入いっており、『ファミ通ふぁみつう』など雑誌ざっしに提供ていきょうされた直筆じきひつイラストの題材だいざいにこのダゲキを採用さいようしている。当初とうしょは「武道ぶどうの鬼おに（達人たつじん）」ということで「青あお鬼おに」をモチーフとしたデザインであり、眉毛まゆげの部分ぶぶんには角かくがあったのだが、第だい5世代せだいのトルネロス・ボルトロスも鬼おにを題材だいざいにデザインすることとなったため変更へんこうされた。

クルミル

クルミル No. 540

分類ぶんるい: さいほうポケモン	タイプ: むし/ くさ	高たかさ: 0.3m	重おもさ: 2.5kg
特性とくせい: むしのしらせ/ ようりょくそ	かくれ特性とくせい: ぼうじん	進化しんか前まえ: なし	進化しんか後ご: クルマユ

芋虫いもむしに葉はっぱがついた姿すがたをしたポケモン。この葉はっぱは2進化しんか形がたかつ最終さいしゅう進化しんか形がたのハハコモリにつくってもらった服ふくであり、タマゴから孵かえるとこの服ふくをつくってもらい着きせられる。この服ふくは葉はっぱ製せいのため劣化れっかするが、葉はっぱを咬かみ切ぎり粘着ねんちゃく糸いとで縫ぬい合あわせてハハコモリの見みよう見みまねで自分じぶんで服ふくを作つくることもできる。この習性しゅうせいからファッションデザイナーからマスコットとして人気にんきがある。寝ねるときは服ふくに付ついたフードで頭あたまを覆おおい隠かくす。頭あたまのコブは感触かんしょく器官きかんで、仲間なかま同士どうしコブをすり合あわせて挨拶あいさつする。

TVアニメ版ばんでは『ベストウイッシュ』でサトシのポケモンとして登場とうじょう。声優せいゆうは犬山いぬやまイヌコ。

クルマユ

クルマユ No. 541

分類ぶんるい: はごもりポケモン	タイプ: むし/ くさ	高たかさ: 0.5m	重おもさ: 7.3kg
特性とくせい: リーフガード/ ようりょくそ	かくれ特性とくせい: ぼうじん	進化しんか前まえ: クルミル	進化しんか後ご: ハハコモリ

クルミルの進化しんか形がた。はっぱを着込きこんで繭まゆのようになり、寒さむさを凌しのぐ。薄暗うすぐらい湿しめった森もりに住すむ。食物しょくもつ連鎖れんさで言いう分解ぶんかい者しゃの位置いちにおり、落おち葉ばを食たべて栄養分えいようぶんに変かえているため、クルマユの住すむ森もりは草木くさきがよく育そだつという。頭あたまに生はえた葉はっぱの触覚しょっかくで空気くうきの動うごきをキャッチして周囲しゅういを探さぐる。

目めが半分はんぶん閉とじた眠ねむたそうな顔かおをしているが、アニメでは見開みひらくシーンがある。

トレーナーでは『スカーレット・バイオレット』の有料ゆうりょう追加ついかコンテンツ「ゼロの秘宝ひほう 前編ぜんぺん・碧あおの仮面かめん」ではブルーベリー学園がくえんの生徒せいとでありスグリの姉あねでもあるゼイユが2戦せん目めで使用しよう。

TVアニメ版ばんでは『ベストウイッシュ』第だい23話わでサトシのクルミルがクルマユに進化しんかした。声優せいゆうは犬山いぬやまイヌコ。

ハハコモリ

ハハコモリ No. 542

分類ぶんるい: こそだてポケモン	タイプ: むし/ くさ	高たかさ: 1.2m	重おもさ: 20.5kg
特性とくせい: むしのしらせ/ ようりょくそ	かくれ特性とくせい: ぼうじん	進化しんか前まえ: クルマユ	進化しんか後ご: なし

クルマユの進化しんか形がた。性別せいべつを問とわず、ナナフシのような細身ほそみで女性じょせい的てきな姿すがた形がたをしており、体からだ色しょくは葉はっぱに似にている。落おち葉ばの発酵はっこう熱ねつでタマゴを温あたためる。腕うでのカッターと粘着ねんちゃく性せいの糸いとを使つかい、葉はっぱからクルミルの服ふくを作つくる習性しゅうせいがある。クルミルだけでなく、小ちいさいポケモンを見みかけるとそのポケモンに見合みあった服ふくを即座そくざに作つくる。普段ふだんは温厚おんこうで穏おだやかな性格せいかくだが、庇護ひご欲よくの強つよい一いち面めんもあり、幼おさないポケモンを狙ねらう天敵てんてきは容赦ようしゃなく大木たいぼくをも一刀両断いっとうりょうだんに切きりつける両りょう腕うでで撃退げきたいする。

『ブラック・ホワイト』ではヒウンシティジムリーダー・アーティが切きり札ふだとして使用しようする。『スカーレット・バイオレット』の有料ゆうりょう追加ついかコンテンツ「ゼロの秘宝ひほう 前編ぜんぺん・碧あおの仮面かめん」ではブルーベリー学園がくえんの生徒せいとでありスグリの姉あねでもあるゼイユが3戦せん目めでクルマユから進化しんかする形かたちで使用しよう。

TVアニメ版ばんでは『ベストウイッシュ』第だい18話わにてゲームと同様どうようにアーティの切きり札ふだとして初はつ登場とうじょう。声優せいゆうはたかはし智さとし秋あき。第だい38話わでは映画えいが作づくりをしている少年しょうねん・ルークの手持てもちポケモンとして登場とうじょう。主おもに衣装いしょう作づくりを担当たんとうしている。声優せいゆうは福ぶく圓まどか美里みさと。また第だい74話わではサトシのクルマユがアイリスのエモンガとのバトル中ちゅうにハハコモリに進化しんかした。こちらの声優せいゆうは犬山いぬやまイヌコ。

フシデ

フシデ No. 543

分類ぶんるい: ムカデポケモン	タイプ: むし/ どく	高たかさ: 0.4m	重おもさ: 5.3kg
特性とくせい: どくのトゲ/ むしのしらせ	かくれ特性とくせい: かそく	進化しんか前まえ: なし	進化しんか後ご: ホイーガ

小ちいさくてずんぐりとしたムカデのようなポケモン。茜色あかねいろがかった頭あたまに緑色みどりいろの体からだをしている。頭あたまと尻尾しっぽに触角しょっかくがあり、普段ふだんはその触角しょっかくでまわりの様子ようすを探さぐっている。凶暴きょうぼうな性格せいかくで天敵てんてきに対たいしては噛かみついて体からだが痺しびれて動うごけなくなる程ほどの猛毒もうどくを与あたえる。集団しゅうだんで行動こうどうし、地中ちちゅうでの生活せいかつが主流しゅりゅうである。ヤクデとは近きん縁えん種しゅだが仲なかが悪わるく大体だいたい喧嘩けんかになる。この関係かんけいはそれぞれペンドラー、マルヤクデに進化しんかしてもなお続つづく。

TVアニメ版ばんでは『ベストウイッシュ』第だい22話わで登場とうじょう。

ホイーガ

ホイーガ No. 544

分類ぶんるい: まゆムカデポケモン	タイプ: むし/ どく	高たかさ: 1.2m	重おもさ: 58.5kg
特性とくせい: どくのトゲ/ むしのしらせ	かくれ特性とくせい: かそく	進化しんか前まえ: フシデ	進化しんか後ご: ペンドラー

フシデの進化しんか形がたでペンドラーに進化しんかする。硬かたい殻からに身みを包つつみ普段ふだんはあまり動うごかないが、襲おそわれると高速こうそく回転かいてんして体当たいあたりを繰くり出だしてくる。体当たいあたりと同時どうじに、殻からの表面ひょうめんに揃そろう無数むすうのトゲや角かくを刺さしまくり、毒どくを流ながし込こむ。まゆムカデという分類ぶんるいだが、繭まゆというより、車くるまなどに付ついているタイヤのような形かたちで、タマヤスデにも似にている。なお、実際じっさいのムカデは生うまれつき姿すがたが変かわらない不完全ふかんぜん変態へんたいのため、幼虫ようちゅう・蛹さなぎ(繭まゆ)・成虫せいちゅうの過程かていがない。

ゲーム『ポケットモンスター ブラック・ホワイト』ではジムリーダー・アーティが最初さいしょに繰くり出だすポケモン。『ブラック2・ホワイト2』ではジムリーダー・ホミカの切きり札ふだ。

TVアニメ版ばんでは『ベストウイッシュ』第だい23話わでアーティのポケモンとして登場とうじょう。声優せいゆうは古島こじま清孝きよたか。

ペンドラー

ペンドラー No. 545

分類ぶんるい: メガムカデポケモン	タイプ: むし/ どく	高たかさ: 2.5m	重おもさ: 200.5kg
特性とくせい: どくのトゲ/ むしのしらせ	かくれ特性とくせい: かそく	進化しんか前まえ: ホイーガ	進化しんか後ご: なし

ホイーガの進化しんか形がたであり、分類ぶんるい通どおり大型おおがたのペルビアンジャイアントオオムカデのような姿すがたをしたポケモン。赤あか紫色むらさきいろの甲殻こうかくに鈍色にびいろの腹部ふくぶという、現実げんじつのオオムカデ科かのように派手はでな色彩しきさいをしている。1進化しんか前まえのホイーガの丸まるまり体勢たいせいから、2進化しんか前まえのフシデのような、一般いっぱん的てきな多た足あし類るいの体勢たいせいへと戻もどり、8対ついほどの歩ふ肢しがあるが、ペンドラーは、体からだを2対ついの歩ふ肢しで支ささえているため、足あしは4本ほんあり、他たは爪つめである。素早すばやい動うごきが得意とくい。非常ひじょうに凶暴きょうぼう性せいが高たかく、首くびの近ちかくの爪つめを相手あいてに喰くい込こませて毒どくを与あたえたり、頭あたまの角かくで攻撃こうげきするなど、敵てきにとどめを刺さすまで徹底的てっていてきに襲おそい掛かかる。眠ねむる時ときに体からだを丸まるめるのは進化しんか前まえの名残なごり。マルヤクデとは仲なかが悪わるく、争あらそうと負まけた方ほうが餌えさになる。

むしタイプにおいて、高たかさ・重おもさともにシリーズ中ちゅう最大さいだいのポケモンである。どくタイプにおいても重おもさは最大さいだい、高たかさもアーボックに次つぐ巨体きょたいを誇ほこる。

『ブラック・ホワイト』ではタチワキジムリーダーのホミカがポケモンワールドトーナメントでの対決たいけつで切きり札ふだとして使用しようする。「ソード」ではクララが使用しようする。

TVアニメ版ばんでは『ベストウイッシュ』第だい9話わで野生やせいのポケモンが登場とうじょう。声優せいゆうは石塚いしづか運はこぶ昇のぼり。また第だい24話わではベルのチャオブーの「かえんほうしゃ」で攻撃こうげきされて怒いかり、サトシたちを追おい回まわした。この時ときの声優せいゆうは三宅みやけ健太けんた。その後ごもサトシ達たちを襲おそう凶暴きょうぼうなポケモンとして度々どど登場とうじょうしており、無印むじるし編へん等ひとしにおけるスピアーのような立たち位置いちになっている。第だい83・84話わではタチワキジムのジムリーダー・ホミカの手持てもちポケモンとしてゲーム版ばんのホイーガから差さし替かえられる形かたちで登場とうじょう。