サトシのポケモン (ダイヤモンド&パール)

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サトシのポケモン (ダイヤモンド&パール)では、任天堂にんてんどうのゲームソフト『ポケットモンスター』シリーズを原作げんさくとするアニメ『ポケットモンスター』シリーズに登場とうじょうするサトシポケモンのうち、『ダイヤモンド&パール』から登場とうじょうしたものについて記述きじゅつする。

凡例はんれい[編集へんしゅう]

記載きさいされている略号りゃくごう

構成こうせい[編集へんしゅう]

御三家ごさんけを2たい(くさ、ほのお)ゲットしている。ゲットしたポケモンの半数はんすう最終さいしゅうてきにじめんタイプをち、ひこうタイプも2たいいるのも特徴とくちょう

当初とうしょはピカチュウのほか前編ぜんぺんにてゲットしたエイパムがつづきシンオウ地方ちほうたびすることになったが、ブイゼルとの交換こうかんしたことによりヒカリの手持てもちになった。

『ベストウィッシュ』2オーキド博士はかせが「ポケモンは研究所けんきゅうじょあずかっておくからな」とっており、『ベストウィッシュシーズン2』のOPや『デコロラアドベンチャー』最終さいしゅうかいではオーキド研究所けんきゅうじょにわにいた。

ポケモン一覧いちらん[編集へんしゅう]

すべてシンオウ地方ちほうでゲットされたポケモン。戦績せんせき対象たいしょうは、ジムせんやポケモンリーグといった公式こうしきせんのみ。

ジムせん クロガネ ハクタイ トバリ ノモセ ヨスガ ミオ キッサキ ナギサ
ムクホーク     ○   ○         ○  
ドダイトス   ○   ○   ○       ○   ○
ゴウカザル   ○     ○   ○   ○   ○
ブイゼル   ○   ○   ○   ○
グライオン   ○    ○

ムクホーク[編集へんしゅう]

ムックルムクバードムクホーク

DP2から登場とうじょう。サトシがシンオウ地方ちほう最初さいしょつかまえたポケモン。

DP13にて、飛行ひこうポケモン共々ともどもロケットだんつかまったさい、リーダーシップを発揮はっきして脱出だっしゅつ。ムクバードに進化しんかし「つばめがえし」をおぼえる。ロケットだんのニャース通訳つうやくによると一人称いちにんしょうは「おれ」であり、『ピカチュウごおりだい冒険ぼうけん』のナレーションの通訳つうやくでは、きのある青年せいねんらしい言葉ことばづかいをしている。

バトル以外いがいには偵察ていさつハブネークの「くろいきり」を「ふきとばし」で退しりぞけるといったサポートやくおおい。ムクバードに進化しんかして以降いこうは、ピカチュウなど仲間なかまのポケモンを背中せなかせて飛行ひこうし、コンビネーションを発揮はっきすることがある。シンジには初対面しょたいめんからサトシのほかのポケモン同様どうよう見下みくだされているものの、レイジスモモはムクバードの時点じてんでかなりの実力じつりょくがあることをみとめている。レイジはその実力じつりょく見込みこんで「ブレイブバード」をおしんだ。特訓とっくん甲斐かいもあって、トバリジムせんでは「ブレイブバード」も使つかいこなしながらの活躍かつやくせた。また、コンビネーションをせることおおピカチュウグライオンおなじくはや時期じきにゲットされたナエトル(のドダイトス)とはなかいようであり、とくにムックルのときはナエトルのあたまっぱにっていることおおく、たがいに進化しんかしてからもってねむっている場面ばめんもある。

DP118ではポケリンガに参加さんか順調じゅんちょうすすみ、決勝けっしょうせんでシンジのドンカラス激突げきとつ。シンジのドンカラスとは相当そうとう実力じつりょくられめられるが、サトシのはげましをけてムクホークへと進化しんかした。進化しんかはドンカラスと互角ごかくわたったが、ムクバードのダメージがまりすぎていたため苦戦くせんしんわざ「インファイト」を駆使くしし、根性こんじょうからくも勝利しょうり、サトシを優勝ゆうしょうみちびいた。見下みくだされていたシンジに「やっとつよくなったな」と挑発ちょうはつ口調くちょうみとめられた。

進化しんかはAGへんのオオスバメにけをらない活躍かつやくせ、ジムせんやシンジとのフルバトル(手持てもち6たい6)、シンオウリーグでのナオシたたかえ、シンジとの最終さいしゅう決戦けっせんとう一進一退いっしんいったいながらも、見事みごとなバトルを展開てんかいしている。また、相性あいしょう関係かんけいでクロガネジムせん選出せんしゅつされなかったさい、ひどくショックをけるなどバトルきな性分しょうぶんらしい。

シンジとのフルバトルでは、スピード重視じゅうしのムクホークにたいにぶうごきをトリトドンの「だくりゅう」によるカウンターシールドに翻弄ほんろうされ、「のしかかり」でうごきをふうじられ「みずのはどう」をまれかけるも、「インファイト」で脱出だっしゅつし、一度いちど交代こうたいする。そのドラピオンせんふたた投入とうにゅうされるが、尻尾しっぽつかまれ、「どくびし」がかれたフィールドにたたきつけられやぶれる。

PM2の114にてさい登場とうじょうし、研究所けんきゅうじょでサトシたちを出迎でむかえた。また、オオスバメ、ケンホロウ、カイリューとともに飛行ひこうたのしんでいた。

現在げんざい使用しようわざは「でんこうせっか」、「つばめがえし」、「ブレイブバード」、「インファイト」。以前いぜんは「かぜおこし」[注釈ちゅうしゃく 1]、「つばさでうつ」、「ふきとばし」も使用しよう

ドダイトス[編集へんしゅう]

ナエトルハヤシガメドダイトス
  • こえ - 三木みき眞一郎しんいちろう[2]
  • 性別せいべつ:♂
  • 特性とくせい:「しんりょく」か「シェルアーマー」のどちらか
  • 戦績せんせき:4しょう5はい
  • 登場とうじょう時期じき:DP・BW2・PM2・MPM・OA・MV

DP5(2006ねん10がつ19にち放送ほうそう)から登場とうじょう。ユキノ(こえ - 荘司しょうじ美代子みよこ)という老婆ろうばもりのポケモンたちのリーダーだが、そこへ偶然ぐうぜんやってたサトシをり、ピカチュウとのバトルのすえゲットされる。

義理堅ぎりがた面倒めんどう性格せいかくで、ポケモンの喧嘩けんか仲裁ちゅうさいする役目やくめうが、はやとちりなめんもあり、いきおあまりやりぎることもある。しんやさしい性格せいかくで、こまっているポケモンをはなってけず、サトシたちのポケモンのまとめやくになることもある。ロケットだんのニャースの通訳つうやくによれば、一人称いちにんしょうは「オイラ」で江戸えど言葉ことば口調くちょう。ナエトル時代じだいった相手あいてくせがあり、サトシのあたまなどに場面ばめんがよくられた。ちいさいからだながらパワーがあり、体重たいじゅう100kgをえるラムパルド尻尾しっぽみついたまままわしてばすほど。さらに、ナエトルとしてはめずらしくスピードがかなりはやく、バトルで相手あいておどろくこともある。

DP100(2008ねん10がつ30にち放送ほうそう)でシンジのドンカラスとのバトルの最中さいちゅうにハヤシガメに進化しんか。しかし体重たいじゅうが10ばいちかえたことで、素早すばやうごけなくなり、一方いっぽうてきはたきのめされ敗北はいぼく足手あしてまといにならないようスピードをもどそうとトレーニングにいそしむが、シンジのドダイトスに体重たいじゅう体格たいかくかしたバトルスタイルをしめされたことで、バトルスタイルをえることを決意けついする。進化しんか体重たいじゅうえたため、長距離ちょうきょり移動いどうつかれる様子ようすられ、ヒカリした回転かいてんわざ使つかえなくなる。しかし「ロッククライム」使用しようは、一時いちじてき瞬発しゅんぱつりょく急激きゅうげきげられるようになる。進化しんかは、ナエトルちがっていた態度たいどおおられた。また、背中せなかしげみにはドングリのような(ポケモンにとっては美味おいしいようだが、サトシのくちにはわなかった)をみのらせている。

キッサキジムでは先鋒せんぽう登場とうじょうニューラたおすがユキノオーやぶれる。

DP141(2009ねん9がつ3にち放送ほうそう)ではタワータイクーン・クロツグドサイドンとのバトルちゅう発射はっしゃしようとした「エナジーボール」を偶然ぐうぜんんでしまったうえで「ロッククライム」を使用しよう。そのさい、パワーとスピードが桁違けたちがいにがっている描写びょうしゃられた。

DP166(2010ねん3がつ4にち放送ほうそう)にて、ナギサタワーでのロケットだんとの戦闘せんとうちゅう、サトシが「はっぱカッター」の指示しじした瞬間しゅんかんにドダイトスに進化しんかし、同時どうじに「リーフストーム」をおぼえる。

ドダイトスに進化しんかしてからは体重たいじゅうがさらにがってスピードもち、スピードでめるサトシのバトルスタイルとは相性あいしょうわるく、ロケットだんせんのぞ公式こうしきせん0しょうという不名誉ふめいよ結果けっかとなった[注釈ちゅうしゃく 2]。エイチ、リーグでのフルバトルではいずれも唯一ゆいいつシンジに勝利しょうりしていない(バトル不参加ふさんかのフカマルをのぞく)。DP170で、四天王してんのうのキクノのカバルドンとのバトルでは、「あなをほる」の出現しゅつげん場所ばしょをサトシの指示しじいわ振動しんどう見抜みぬ互角ごかくたたかうも、実力じつりょくおおきすぎたのか「ほのおのキバ」をらい敗北はいぼく

DP179(2010ねん6がつ3にち放送ほうそう)のナギサジムせんはデンジのエレキブル相性あいしょうかったものの、「ほのおのパンチ」と「れいとうパンチ」を敗北はいぼくする。

シンオウリーグのシンジのドラピオンせんでは、「エナジーボール」や「リーフストーム」でめ、「こうごうせい」で回復かいふくしているすきに「ミサイルばり」でやぶれる。

PM2ではデンジとバトルしたとき回想かいそうシーンに登場とうじょう。114(2022ねん6がつ10日とおか放送ほうそう)にてのサトシのポケモンたちとともにさい登場とうじょうし、サトシたちを出迎でむかえた。

「めざせポケモンマスター」のだい7にて久々ひさびさ手持てもちとして登場とうじょうし、このときあらたにおぼえていた「ハードプラント」でホエルオーをたすけた。サトシではつ究極きゅうきょくわざおぼえた御三家ごさんけでもある。

三木みき眞一郎しんいちろうえんじるメインキャラクターと手持てもちとしての御三家ごさんけとしては、無印むじるしへんのサトシのリザードン、AGへんタケシヌマクローいで3ひきである。

現在げんざい使用しようわざは「こうごうせい」、「エナジーボール」、「ロッククライム」、「リーフストーム」、「ハードプラント」。進化しんかまえは「はっぱカッター」、「たいあたり」、「かみつく」も使用しよう

ゴウカザル[編集へんしゅう]

ヒコザルモウカザルゴウカザル

DP3(2006ねん9がつ28にち放送ほうそう)から登場とうじょう元々もともとはシンジの手持てもちであった個体こたい

通常つうじょうの「もうか」をはるかにしの潜在せんざい能力のうりょくめている。シンオウ地方ちほうへともどってきたシンジに出会であい、その資質ししつ見込みこまれてゲットされる。しかし、ゲットされて以降いこうはその潜在せんざい能力のうりょくせることができず、虐待ぎゃくたいひとしい苛烈かれつなトレーニングを強要きょうようされるようになってしまう(ニャースいわく「悪夢あくむのような日々ひび」)[注釈ちゅうしゃく 3]。それでも一向いっこう進展しんてんられず、シンジは徐々じょじょ焦燥しょうそういだくようになる。やがておおくの失態しったいともれる行動こうどうから、シンジに見限みかぎられついにがされることになる。そのさい以前いぜんからヒコザルをにかけていたサトシに「一緒いっしょつよくなろう」とさそわれ、ゲットされる。

本来ほんらい無邪気むじゃきかつ感情かんじょう表現ひょうげんゆたかな性格せいかく。トレーナーにくす健気けなげめんもあるが、シンジの手持ても時代じだい育成いくせい方針ほうしんにより抑圧よくあつされていた。サトシいちぎょうとのはつ顔合かおあわせとられる53(2007ねん11月8にち放送ほうそう)では当初とうしょ、シンジの手持ても時代じだいとはまるでちがった雰囲気ふんいきに、なかなかみなにとけめずに戸惑とまどいのいろせる。だが、サトシたちとのいやニャースのはげましをつうじて本来ほんらいあかるさをもどし、最後さいごには仲間なかまたちとも上手うまけることが出来できた。短編たんぺん『ピカチュウごおりだい冒険ぼうけん』(ヒコザル)のナレーションの通訳つうやくでは、物静ものしずかで丁寧ていねい言葉ことばづかいのキャラクターをせている。

フットワークかるさをかしたドッグファイト戦法せんぽう得意とくいとする。ヒコザル時代じだいはいささか火力かりょく不足ふそくであり、わざふせがれるシーンが散見さんけんされた。しかし、ゴウカザルに進化しんかいちじるしく火力かりょくがり、一撃いちげきたおすケースが目立めだつようになった。

デビューせんはあまり活躍かつやくできなかったものの、そのはバッジゲットにおおきく貢献こうけんしている。ジムせんではことごとくだいトリをつとめ、DPへんのエースとして活躍かつやくせている。歴代れきだいほのおタイプのなかでも、リザードンに匹敵ひってきするつよさをゆうする。

DP81(2008ねん5がつ29にち放送ほうそう)でシンジと再会さいかいしたさい、シンジのリングマとバトル。極度きょくどめられ、シンジがサトシらにかたった状況じょうきょう以上いじょうはげしい「もうか」の暴走ぼうそうせる。ここではなんとか正気しょうきもどしたが、シンジがほっしたかれ潜在せんざい能力のうりょく強力きょうりょくさは、てして危険きけんなものととれるレベルのものであったということがこのさい判明はんめいする。

シンジとのフルバトル終盤しゅうばん(DP132(2009ねん6がつ18にち放送ほうそう))、モウカザルに進化しんか。「やんちゃポケモン」とばれるだけあり、ヒコザル時代じだいより快活かいかつめん顕著けんちょになる。のDP163(2010ねん2がつ11にち放送ほうそう)でのジュンとのバトルにてだいダメージをい、ふたたび「もうか」が暴走ぼうそうして発動はつどう。サトシの必死ひっしびかけにこたえて、シンジいわく「もうか」のエネルギーを進化しんかへと応用おうようしゴウカザルへと最終さいしゅう進化しんかげた。

その、ナギサジムのデンジせんで、レントラーになすすべなくめられたさいにも「もうか」が暴発ぼうはつ。しかし、サトシの信頼しんらいこたえて正気しょうきもどし、わすれて暴走ぼうそうすることなく「もうか」を完全かんぜんあつかえるようになった[注釈ちゅうしゃく 4]

念願ねんがんのシンオウリーグ準々じゅんじゅん決勝けっしょうのシンジとの再戦さいせんでは、ピカチュウにパワーでったボスゴドラを「フレアドライブ」と「マッハパンチ」でたおす。つづいて自身じしん消耗しょうもうさせる「フレアドライブ」で「どくびし」をし、そのダメージでスピードがちたテッカニンを「マッハパンチ」でKOする。そして相当そうとうなダメージがまった状態じょうたいで、ヒコザルのころからのいだったエレキブルとのいちとなる。終盤しゅうばん、「かみなり」を直接ちょくせつけてしまい、気絶きぜつしかけるも、エレキブルとシンジの挑発ちょうはついてがり、「もうか」を発動はつどうさせてエレキブルを圧倒あっとう。「かえんほうしゃ」から「マッハパンチ」につなげて、最後さいごは「フレアドライブ」をはなち、エレキブルの「かみなりパンチ」とぶつかりったすえ見事みごとエレキブルをかし、サトシを勝利しょうりみちびいた。決着けっちゃくいち見限みかぎられたはずのシンジからは、その成長せいちょうおおいにみとめられたかのように「つよくなったな」と賞賛しょうさん言葉ことばげかけられかけた。また、シンジの恩威おんいわすれていないようで、シンジからサトシのポケモンたちの特訓とっくんうようわれたさい指示しじどおりにしていた。

ロケットだんさん人組にんぐみからはタッグバトルへん以降いこうきびしいトレーニングとう描写びょうしゃ目立めだったせいかとくにかけられていた。「苦労人くろうにん」、「やればできる」とひょうされ、シンオウリーグではアルバイトそっちのけで応援おうえんされていた。

PM2の68(2021ねん5がつ28にち放送ほうそう)ではファイヤーとバトルをするためオーキド研究所けんきゅうじょから姿すがたし、行方ゆくえさがしにきたサトシと渓谷けいこく再会さいかい。ファイヤーにバトルをいどむがたず、カメックスにたすけられた。オーキド研究所けんきゅうじょにいるあいだつよくなるために努力どりょくをし、のほのおタイプのポケモンたちともバトルをしていた。ファイヤーせんでは相性あいしょうもあり劣勢れっせいいられた(ただしゴウカザルは特性とくせいである「もうか」を発動はつどうしていない)。ファイヤー戦後せんご研究所けんきゅうじょかえるとのほのおポケモンたち[注釈ちゅうしゃく 5]とフシギダネがねぎらった。90同年どうねん12がつ10日とおか放送ほうそう)では別世界べっせかいのサトシのポケモンとして登場とうじょう現実げんじつ世界せかいのサトシの個体こたいくらべて攻撃こうげきてき性格せいかくになっている。114(2022ねん6がつ10日とおか放送ほうそう)ではゲンガーに「おにび」を伝授でんじゅした。

「めざせポケモンマスター」のだい9ではルチャブルとともにロケットだんのマスキッパ・パンプジンとバトルする。その、ロケットだんあみを「フレアドライブ」ではらった。

現在げんざい使用しようわざは「かえんほうしゃ」、「あなをほる」、「マッハパンチ」、「フレアドライブ」。以前いぜんは「かえんぐるま」や「ひっかく」も使用しよう。シンジのポケモンだったときは「ひのこ」や「ほのおのうず」も使用しよう

ブイゼル[編集へんしゅう]

ブイゼル
  • こえ - 古島こじま清孝きよたか
  • おやヒカリ
  • 性別せいべつ:♂[注釈ちゅうしゃく 6]
  • 特性とくせい:すいすい
  • 戦績せんせき:4しょう3はい1ふん
  • 登場とうじょう時期じき:DP・BW2・PM2・PMMP・OA・MV

DP34から登場とうじょう元々もともとはヒカリの手持てもちだった個体こたい

はつ登場とうじょうからきびしい修行しゅぎょうんでおり、通常つうじょうのバトルをこのんでいた。DP55ではノゾミ助言じょげんもあり、サトシのエイパムと交換こうかんされることになる[注釈ちゅうしゃく 7]

好戦こうせんてき性格せいかく腕組うでぐみをするくせがあり、つね日頃ひごろからポーズをつらぬいている。トバリジムせんルカリオけをくやんだり、ノモセジムせんフローゼル勝利しょうりしたさいおもいっきりよろこぶなど、バトルにたいするつよ情熱じょうねつ執念しゅうねん垣間見かいまみえる。

元々もともとのトレーナーだからか、ヒカリはサトシのバトルにブイゼルがてくると、のポケモン以上いじょう気合きあいれて応援おうえんしている。

かれ独自どくじ戦法せんぽうとして、スピードにとくしたわざ「アクアジェット」を回転かいてんしながら使つかうことでパワーをげたり、ヒカリがコンテストよう考案こうあんした「こおりのアクアジェット」をサトシが完成かんせいさせたりなどしている[注釈ちゅうしゃく 8]。その独特どくとくわざのバリエーションは仲間なかまはもちろん、ミクリマキシスズナといったおおくの実力じつりょくしゃおどろかせている。ヒカリとのコンテストを目的もくてきとした特訓とっくんが、サトシのバトルスタイルのはばひろげたといえる。

道中どうちゅう「コンテストマスター」であるミクリのすすめで、ミクリカップに出場しゅつじょう。ヒカリの手持てもちにいたころかなわなかったコンテスト出場しゅつじょうたした。ヒカリの訓練くんれん存分ぞんぶんかされ順調じゅんちょうすすむが、2審査しんさではしくも敗退はいたい

そのミオジムせん、シンジせんなどをて、159にてポケモン格闘かくとうのキジュウロウ(こえ - 小山こやま力也りきや)のバリヤード遭遇そうぐういちは「かみなりパンチ」で敗北はいぼくしてしまうものの、バトル特訓とっくんすえあらたに「れいとうパンチ」を習得しゅうとく。バリヤードへのリベンジにも成功せいこうする。

のシンオウリーグのシンジせんではトリトドンを相手あいてに、独自どくじ戦法せんぽうをフルにかして「れいとうパンチ」で撃破げきはし、ドラピオンせんでは善戦ぜんせんするも敗北はいぼく

PM2の68ではサトシとの再会さいかいよろこんだ。また114ではヘラクロス、ルチャブルとともにルカリオの訓練くんれんおこなった。

「めざせポケモンマスター」のだい1ではみずうみちていたラティアスをサトシと一緒いっしょたすけた。

短編たんぺん作品さくひんでの一人称いちにんしょうは「わたし」。一人称いちにんしょうからける雰囲気ふんいきとはことなり、ややあらっぽい言葉ことばづかいが目立めだっている。

現在げんざい使用しようわざは「みずでっぽう」、「ソニックブーム」、「アクアジェット」、「れいとうパンチ」。以前いぜんは「みずのはどう」も使用しよう

グライオン[編集へんしゅう]

グライガーグライオン
  • こえ - 小西こにし克幸かつゆき
  • 性別せいべつ:♂[注釈ちゅうしゃく 9]
  • 特性とくせい:「かいりきバサミ」「すながくれ」のどちらか[注釈ちゅうしゃく 10]
  • 戦績せんせき:2しょう2はい
  • 登場とうじょう時期じき:DP・BW2・PM2・OA・MV

DP64から登場とうじょう元々もともとはグライオン系統けいとうれにいた1たい

ビルふう影響えいきょう住処すみかもりかえれないでいたが、サトシらの協力きょうりょく無事ぶじもり帰還きかん。そのいちけんでサトシをり、ひとりもりからもどりゲットされた。

よくウインクしながらしたすのがくせ愛嬌あいきょうあふれるキャラクター。意地いじっていて、れにいたときには優先ゆうせんし、仲間なかまいてけぼりにされることが多々たたあった。出会であった当初とうしょからサトシをしたっているいうめんつよており、なにかあるごとにサトシにきついたりおおかぶさったりする。

野生やせい生活せいかつしていたわりには、はつ登場とうじょう時点じてんでは滑空かっくうがあまり上手うまくなかった。グライオンに進化しんかしてもそれはなかなかわらなかったが、ストーリーがすすうちムクホークちかいほど自由じゆう飛行ひこうする場面ばめんられ、ムクホークとともにロケットだんなどの偵察ていさつ追跡ついせきおこなうことも出来できるようになる。

グライガーのころからつよくなりたいという向上心こうじょうしんっていたものの、その反面はんめん本人ほんにんのやるとは裏腹うらはら臆病おくびょうむしめんつよられた。81でかつてのれのリーダーだったシンジのグライオンを相手あいてにデビューせんのぞむも、圧倒的あっとうてき実力じつりょくまえ完膚かんぷなきまでに敗北はいぼく。そのせいかバトルにたいしてごしになってしまう。85にて偶然ぐうぜん出会であったシゲルのアドバイスなどをかし、恐怖きょうふしんすこしずつ克服こくふくしていく。最後さいごにはシゲルからたくされた「するどいキバ」のちからでグライオンに進化しんかした。

進化しんか臆病おくびょう意地いじっためんなどはられなくなり、なみだせることもすくなくなるが、したしてウインクすることやサトシにきついておおかぶさろうとする愛嬌あいきょうのある性格せいかく相変あいかわらず。

ミオジムせんでは、大将たいしょうトリデプス相手あいてしんわざ「ほのおのキバ」とう駆使くししてバトル、一進一退いっしんいったい攻防こうぼうすえ撃破げきは見事みごとにジムせんデビューでトリをかざり、勝利しょうりつかんだ。

キッサキジムではさん番手ばんて登場とうじょう。ユキカブリに「ほのおのキバ」でダメージをあたえるも、相性あいしょうやぶれる。

DP154で「エアバトルマスター」とばれる空中くうちゅうせん達人たつじんである老人ろうじん、ミツゾー(こえ - たからひさしかつ寿ことぶき)のハッサム対戦たいせん初戦しょせんはボロけをきっし、あしなかったくやしさから、ヒカリの協力きょうりょくもあっての一夜漬いちやづけながらのもう特訓とっくん展開てんかい結局けっきょく再度さいど敗北はいぼくしてしまうが善戦ぜんせんにはいたり、ミツゾーから「めずらしく、つよくなる見込みこみのあるポケモン」と素質そしつみとめられ、かれもとでの修行しゅぎょうすすめられる。なやんだすえにサトシの「おまえきにえらべばいい」という言葉ことば後押あとおしされ、サトシとわかれてミツゾーのもとのこ修行しゅぎょうをすること決意けつい

DP185にて、シンオウリーグだい4回戦かいせんでのシンジせんそなもどされる[注釈ちゅうしゃく 11]。「ギガインパクト」をはなった直後ちょくご後方こうほうんでから間合まあいを充分じゅうぶん確保かくほしたうえ迎撃げいげき態勢たいせいととのえるといった技術ぎじゅつにつけ、「ストーンエッジ」も習得しゅうとくした。シンジせんではテッカニンのスピードに対応たいおうしきれず、撤退てったい余儀よぎなくされるが、サトシのポケモンを3たいなぎたおした(シンジの)ドラピオン相手あいてにはヒットアンドアウェイ戦法せんぽうだい活躍かつやくし、「ほのおのキバ」の追加ついか効果こうかでやけど状態じょうたいにしてたおした。つづくエレキブル相手あいてにもひるむことなくかっていくなど、精神せいしんてきにも成長せいちょうしたものの、エレキブルが地面じめんかって「かみなり」をはなったすき尻尾しっぽでつかまれそのまま「かわらわり」でやぶれる。体格たいかく修行しゅぎょうまえはサトシよりも若干じゃっかん小柄こがらだったが、修行しゅぎょうはサトシよりもおおきくなっている。

その様子ようすえがかれてないが、修行しゅぎょうわったためオーキドていあづけられていて、BW2のOPや最終さいしゅうかい集合しゅうごう写真しゃしんでその姿すがた確認かくにんできる。のちにPM2114にて正式せいしきさい登場とうじょうし、サトシたちを出迎でむかえた。

グライガーはジョウト地方ちほうのポケモンで、地方ちほうでゲットしたのはエイパムにつづいて2たい

現在げんざい使用しようわざは「シザークロス」、「ほのおのキバ」、「ギガインパクト」、「ストーンエッジ」。以前いぜんは「はがねのつばさ」、「すなかけ」、「いやなおと」も使用しよう

フカマル[編集へんしゅう]

フカマル

DP156から登場とうじょう。サトシはつのドラゴンタイプ。離脱りだつしたグライオンの後釜あとがま

元々もともとはタツばあさん(こえ - 上村うえむら典子のりこ[注釈ちゅうしゃく 14]自宅じたくちかくに生息せいそくしていた野生やせい個体こたい当初とうしょようまねで「りゅうせいぐん」の特訓とっくんをしていたが、なかなか習得しゅうとくできずにいた。そんなおり、ロケットだんとの騒動そうどういちだけ成功せいこうし、それがきっかけとなってかサトシをり、こっそりいかけてDP157にてゲットされる。

ポーカーフェイスで非常ひじょうにマイペースな性格せいかく。ゲットまえなにかたりかけても「ひたすらうなずく」という不可解ふかかい動作どうさかえし、サトシたちをおおいに混乱こんらんさせた。

合力ごうりょくすさまじく、あらゆるもの(人間にんげん、ポケモン、わざ)にみつくくせがある。また、ゲットまえ金属きんぞくべる描写びょうしゃがあり、モンスターボールやジュンの自転車じてんしゃ、さらにロケットだんのメカまで捕食ほしょくしている。

特訓とっくんちゅうの「りゅうせいぐん」はロケットだんとの初戦しょせんのぞき、完成かんせいの「りゅうせい」状態じょうたいつづく。その都度つど、なぜかポッチャマに命中めいちゅうというジンクスがあり、まわってもホーミングするようにうごいてかなら命中めいちゅうしてしまう[注釈ちゅうしゃく 15]げきちゅうではそれを利用りようして行方ゆくえ不明ふめいのポッチャマの居所きょしょさがてたり、メタモン変身へんしんしたポッチャマを偽物にせもの見破みやぶるという過激かげきなギャグもあった。

シンオウリーグのコウヘイせんにて、3番手ばんてとして登場とうじょうする。そして、ようやく完成かんせいさせた「りゅうせいぐん」をふだに、ツボツボヨノワールつづけに撃破げきはし、準々じゅんじゅん決勝けっしょう進出しんしゅつかぎとなった。

準決勝じゅんけっしょうでも3番手ばんてとして登場とうじょうし、タクトのダークライ相手あいて善戦ぜんせんするもやぶれる。

先述せんじゅつとおり、コミカルで粗削あらけずりなめん目立めだつものの、バトルセンスは非常ひじょうたかい。ゲットした時期じきおそいこともあり、シンジとのフルバトルに唯一ゆいいつ参加さんかしていない。シーズン終盤しゅうばんにゲットされたジムせん経験けいけんのないポケモンは、ジョウトへんのドンファン以来いらいである。

PM2ではゴウをったようであしにかみついていた。

使用しようわざは「りゅうせいぐん」、「りゅうのはどう」[注釈ちゅうしゃく 16]、「あなをほる」、「いわくだき」。

脚注きゃくちゅう[編集へんしゅう]

注釈ちゅうしゃく[編集へんしゅう]

  1. ^ ゲームではおぼえない。
  2. ^ のちにSMへんでも最終さいしゅう進化しんかたしたガオガエンが公式こうしきせん0しょうとなったが、こちらは最終さいしゅう進化しんか直後ちょくご戦闘せんとう不能ふのうとなり、そのまま最終さいしゅうかいむかえたため、バトルシーン自体じたい存在そんざいしない。
  3. ^ そのため、51虐待ぎゃくたいたりにしたサトシに「ポケモンセンターにれていく」、ヒカリに「明日あしたやすませてってわれたじゃない」と反感はんかんわれたこともあった。
  4. ^ ただし、ヒコザル時代じだいからられた、「もうか」が発動はつどうするとあかくなって凶暴きょうぼうつきになるという特徴とくちょうのこっている。
  5. ^ そのなかったコータスとククイ博士はかせたくのガオガエンをのぞく。
  6. ^ 背中せなか模様もようから。
  7. ^ ただし、回想かいそうシーンでは最初さいしょからサトシのポケモンであったかのようなあつかいをけている。
  8. ^ 元々もともとこおりのアクアジェット」は相手あいてわざ利用りようすることで完成かんせいする戦法せんぽうであることくわえ、サトシも相手あいてうごきを利用りようする発想はっそうけていたため、そのてん相性あいしょう良好りょうこうであった。
  9. ^ げきちゅう性別せいべつかされることはなかったが、『ピカチュウごおりだい冒険ぼうけん』のナレーション通訳つうやくにて、おとこらしい口調くちょうえられていたため。
  10. ^ シンオウリーグ準々じゅんじゅん決勝けっしょうにて、シンジのドラピオンによる「どくびし」の効果こうかけていたため、必然ひつぜんてきに「ポイズンヒール」の可能かのうせいえる。
  11. ^ サトシはミツゾーにグライオンのボールもわたしていたが、ミツゾーはグライオンのボールをさき転送てんそうし、グライオン自身じしんんでシンオウリーグ会場かいじょうまでやってきた。
  12. ^ ヒレのみから。
  13. ^ 直接ちょくせつ攻撃こうげきけたさい相手あいてにダメージをあたえる描写びょうしゃがないため、必然ひつぜんてきに「さめはだ」の可能かのうせいえる。
  14. ^ ドラゴンポケモンに「りゅうせいぐん」をおしえる達人たつじん
  15. ^ ポッチャマとの距離きょりがかなりある場合ばあいにはたらない場合ばあいもあり、トゲキッスがポッチャマをいかける「りゅうせい」をフカマルにはじかえしたこともある。
  16. ^ まだ使つかれていないのか、1はつった直後ちょくごすこしのあいだうごけなくなる場面ばめんがある。

出典しゅってん[編集へんしゅう]

  1. ^ ここでいうシリーズ番号ばんごうは、日本語にほんごオリジナルばん番組ばんぐみめいちがい(リコとロイへんはひとシリーズとする)でかぞえた通称つうしょうであり、言語げんごばんのシリーズ/シーズン番号ばんごうとはことなる場合ばあいがある。
  2. ^ OVA『ピカチュウたんけんクラブ』エンディングクレジットより[出典しゅってん無効むこう]
  3. ^ OVA『ピカチュウ ごおりだい冒険ぼうけん』エンディングクレジットより[出典しゅってん無効むこう]
  4. ^ OVA『ピカチュウのキラキラだいそうさく!』エンディングクレジットより[出典しゅってん無効むこう]