ポケモンの一覧いちらん (387-440)

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ポケモンの一覧いちらん（ポケモンのいちらん）は、ゲームソフト『ポケットモンスターシリーズ』に登場とうじょうする架空かくうの生物せいぶつ「ポケットモンスター（ポケモン）」の一覧いちらん。本ほん項こうでは全ぜん1025種しゅのうち、『ポケットモンスター ダイヤモンド・パール』から登場とうじょうし、シリーズ共通きょうつうの全国ぜんこくポケモン図鑑ずかんにおいて387から440までの番号ばんごうを付与ふよされている種たねを掲載けいさいする。

目次もくじ

343-386 << 387-440 >> 441-493

No. 名前なまえ 387 ナエトル 388 ハヤシガメ 389 ドダイトス 390 ヒコザル 391 モウカザル 392 ゴウカザル 393 ポッチャマ 394 ポッタイシ 395 エンペルト 396 ムックル

No. 名前なまえ 397 ムクバード 398 ムクホーク 399 ビッパ 400 ビーダル 401 コロボーシ 402 コロトック 403 コリンク 404 ルクシオ 405 レントラー 406 スボミー

No. 名前なまえ 407 ロズレイド 408 ズガイドス 409 ラムパルド 410 タテトプス 411 トリデプス 412 ミノムッチ 413 ミノマダム 414 ガーメイル 415 ミツハニー 416 ビークイン

No. 名前なまえ 417 パチリス 418 ブイゼル 419 フローゼル 420 チェリンボ 421 チェリム 422 カラナクシ 423 トリトドン 424 エテボース 425 フワンテ 426 フワライド

No. 名前なまえ 427 ミミロル 428 ミミロップ 429 ムウマージ 430 ドンカラス 431 ニャルマー 432 ブニャット 433 リーシャン 434 スカンプー 435 スカタンク 436 ドーミラー

No. 名前なまえ 437 ドータクン 438 ウソハチ 439 マネネ 440 ピンプク 　 　 　 　 　 脚注きゃくちゅう

ナエトル

ナエトル No. 387

分類ぶんるい: わかばポケモン	タイプ: くさ	高たかさ: 0.4m	重おもさ: 10.2kg
特性とくせい: しんりょく	かくれ特性とくせい: シェルアーマー	進化しんか前まえ: なし	進化しんか後ご: ハヤシガメ

全身ぜんしんが黒くろ澄すんで緑色みどりいろになっている、リクガメのような姿すがたをしたポケモン。同おなじカメがモチーフのゼニガメとは違ちがい4足そく歩行ほこうで歩あるく。頭あたまの葉はっぱと、背中せなかの土どが固かたくなってできた甲羅こうらが特徴とくちょう。水みずを飲のむと甲羅こうらは硬かたくなり、触さわってみてほどよく湿しめっていればそのナエトルは健康けんこう。頭あたまの葉はっぱが目印めじるしだが、喉のどが渇かわくと頭あたまの葉はっぱがしおれてしまう。生いきていくには他たのポケモン以上いじょうに水みずが必要ひつようなために、湖みずうみの辺あたりで暮くらしている。全身ぜんしんで光合成こうごうせいをして酸素さんそを作つくるという。

炎ほのおタイプのヒコザル、水みずタイプのポッチャマとともに、『ダイヤモンド・パール』で最初さいしょにもらうポケモンの1匹ひき。ハクタイシティのジムリーダー・ナタネや、同どうジムトレーナーの一人ひとりも使用しようする。

TVアニメ版ばんではサトシやハクタイシティジムリーダーのナタネのポケモンとして登場とうじょう。サトシのナエトルは通常つうじょうの個体こたいよりも早はやいスピードの持もち主ぬしだが、進化しんかにつれ体重たいじゅうが増加ぞうかしてスピードが落おちている。声優せいゆうは三木みき眞一郎しんいちろう。『2019年版ねんばん』にも別べつ個体こたいのナエトルが登場とうじょう。ロケット団だんのカムカメとレースを繰くり広ひろげるが、後のちにカメマスター（声こえ - 北沢きたざわ洋ひろし）のポケモンであることが判明はんめい。こちらの声優せいゆうも三木みき眞一郎しんいちろう。

ハヤシガメ

ハヤシガメ No. 388

分類ぶんるい: こだちポケモン	タイプ: くさ	高たかさ: 1.1m	重おもさ: 97.0kg
特性とくせい: しんりょく	かくれ特性とくせい: シェルアーマー	進化しんか前まえ: ナエトル	進化しんか後ご: ドダイトス

ナエトルの進化しんか形がた。ナエトルに比くらべて体型たいけいが大おおきくなり、土どが固かたまってできた甲羅こうらには樹木じゅもくが茂しげっている。この樹木じゅもくにはドングリのような実みがなり、その実みをついばみにやってくるポケモンもいる（ポケモンには美味びみだが人間にんげんには微妙びみょうな味あじ）。森もりの中なかの水辺みずべで暮くらしており、昼間ひるまは森もりの外そとに出でて背中せなかの木きに光ひかりを当あてている。森もりの中なかできれいな湧わき水みずが出でる自分じぶんだけの場所ばしょを持もっており、仲間なかまのポケモンを背中せなかに乗のせて運はこぶ。

TVアニメ版ばんではサトシのポケモンとして登場とうじょう。体重たいじゅう増加ぞうかによりスピードが下さがり、シンジのドダイトスから伝授でんじゅされた体格たいかくや体重たいじゅうを活いかしたパワーや体力たいりょく系けいのバトルスタイル（相手あいての攻撃こうげきを耐たえて一瞬いっしゅんの隙すきを見逃みのがさず反撃はんげきする）を使用しようする。声優せいゆうは三木みき眞一郎しんいちろう。

ドダイトス

ドダイトス No. 0389

分類ぶんるい: たいりくポケモン	タイプ: くさ/ じめん	高たかさ: 2.2m	重おもさ: 310.0kg
特性とくせい: しんりょく	かくれ特性とくせい: シェルアーマー	進化しんか前まえ: ハヤシガメ	進化しんか後ご: なし

ハヤシガメの進化しんか形がた。アンキロサウルスやサイカニアに似にた体格たいかくをしており、見みた目めは巨大きょだいな陸りく亀ひさしの甲羅こうらに樹きが生はえ、小ちいさな山やまらしきものを乗のせた姿すがたをしている。そのため群むれで移動いどうすると、まるで森もりが移動いどうしているかのように見みえる。その背中せなかには小ちいさなポケモンが巣すを作つくって住すみ着つき、そのまま一生いっしょうを全まっとうするポケモンもいるほど。その特徴とくちょうから大昔おおむかしの人々ひとびとは、大地だいちの下したには巨大きょだいなドダイトスがいると想像そうぞうしていた。

TVアニメ版ばんではシンジやサトシがドダイトスを使用しようしており、「ハードプラント」を覚おぼえているが演出えんしゅつは異ことなる。サトシのドダイトスの声優せいゆうは三木みき眞一郎しんいちろう。劇場げきじょう版ばんでは『ダイヤモンド&パール ディアルガVSパルキアVSダークライ』にカツミ（声こえ - 山本やまもと博ひろし (ロバート)）のポケモンとして登場とうじょう。声優せいゆうは特別とくべつ出演しゅつえんした山本やまもとと同おなじくロバートのメンバーの馬場ばば裕之ひろゆきで馬場ばば本人ほんにんもお気きに入いりのポケモン。

実写じっしゃ映画えいが『名めい探偵たんていピカチュウ』では研究所けんきゅうじょのポケモンとして登場とうじょう。通常つうじょうサイズのみならず、数すう10メートルもある巨大きょだいサイズなものもいた。

漫画まんが版ばん『ポケットモンスターSPECIAL』7章しょう、8章しょうでは主人公しゅじんこう・ダイヤモンドのパートナー兼けん主力しゅりょくとして登場とうじょう（ナエトルが進化しんかした個体こたい）。性別せいべつは♂で、ニックネームは「るー」。

ヒコザル

ポケモンセンターナゴヤ2代目だいめ店舗てんぽにいるヒコザル（写真しゃしん中央ちゅうおう、ニャースとナエトルの隣となり。2008年ねん8月がつ撮影さつえい）

ヒコザル No. 0390

分類ぶんるい: こざるポケモン	タイプ: ほのお	高たかさ: 0.5m	重おもさ: 6.2kg
特性とくせい: もうか	かくれ特性とくせい: てつのこぶし	進化しんか前まえ: なし	進化しんか後ご: モウカザル

小ちいさなサルのような姿すがたをしたポケモン。腹はらには渦うずを巻まいたような模様もようがある。尻しりに火ひが灯ともっており、これは体内たいないで生成せいせいされたガスが燃もえているもので、雨あめに当あたった程度ていどでは消きえることがない。寝ねるときは周囲しゅういが燃もえないように火ひを消けして眠ねむる。断崖絶壁だんがいぜっぺきに生息せいそくすると言いわれている。小ちいさい体からだならではの身軽みがるな動うごきで、どんな険けわしい道みちでも難なんなく登のぼる。

『ダイヤモンド・パール』における、くさタイプのナエトル・みずタイプのポッチャマとともに、最初さいしょに入手にゅうしゅできるポケモンの1匹ひき。

TVアニメ版ばんではシンジのポケモンとして登場とうじょうするが後のちに捨すてられ、サトシに誘さそわれ彼かれの手持てもちとなった。声優せいゆうは林原はやしばらめぐみ。『ポケモン☆サンデー』内ないアニメ『ポケモン不思議ふしぎのダンジョン 時じの探検たんけん隊たい・闇やみの探検たんけん隊たい』では探検たんけん隊たいに憧あこがれるポケモンとして登場とうじょう。ポッチャマとともに「ポケダンズ」を結成けっせいし、長ながい冒険ぼうけんの果はてに闇やみのディアルガとの戦たたかいに挑いどむ。声優せいゆうは山口やまぐち勝平しょうへい。

『ポケモン☆サンデー』では2007年ねん10月以降いこう、ゴンベとの交代こうたいでポケサンカンパニーの情報じょうほう部ぶに所属しょぞく。アメリカから来きた女おんなの子こで、頭あたまにリボンをつけているのが特徴とくちょう。かえんほうしゃが使つかえる。声優せいゆうは下屋げや則子のりこ。

ポケモンセンターナゴヤでは2008年ねん7月がつのリニューアル以降いこう、ヒコザルがロゴマークのうちの1体たいとして使用しようされている。

モウカザル

モウカザル No. 0391

分類ぶんるい: やんちゃポケモン	タイプ: ほのお/ かくとう	高たかさ: 0.9m	重おもさ: 22.0kg
特性とくせい: もうか	かくれ特性とくせい: てつのこぶし	進化しんか前まえ: ヒコザル	進化しんか後ご: ゴウカザル

ヒコザルの進化しんか形がた。額がくには眉毛まゆげが繋つながったかのような青あおい隈取くまどりができ、腕うでには黄色おうしょくの輪わがはまったかのような模様もようがある。長ながく伸のびた尾おの先端せんたんには炎ほのおが灯ともっている。青あおい隈取くまどりと尻尾しっぽの炎ほのおが鮮あざやかなほど、群むれの中なかで地位ちいが高たかい。これは武器ぶきとして使用しようされる他ほか、炎ほのおを長ながく伸のばして体からだを大おおきく見みせ、外敵がいてきを威嚇いかくする際さいにも用もちいられる。尻尾しっぽの炎ほのおの勢いきおいをコントロールしてこれらの用途ようとで使用しようする事ことで、自分じぶんの得意とくいな間合まあいを保たもち、天井てんじょうや壁かべを利用りようした空中くうちゅう殺ころせ法ほうで戦たたかう。「やんちゃポケモン」というだけあって、ヒコザルの頃ころよりもやんちゃな面めんが強調きょうちょうされた。

TVアニメ版ばんでは『ダイヤモンド&パール』第だい88話わにて、アオイがポケモンサマースクールで借かりたポケモンとして登場とうじょう。声優せいゆうは古島こじま清孝きよたか。また、サトシのヒコザルもモウカザルに進化しんかした。こちらの声優せいゆうはうえだゆうじ。

ゴウカザル

ゴウカザル No. 0392

分類ぶんるい: かえんポケモン	タイプ: ほのお/ かくとう	高たかさ: 1.2m	重おもさ: 55.0kg
特性とくせい: もうか	かくれ特性とくせい: てつのこぶし	進化しんか前まえ: モウカザル	進化しんか後ご: なし

モウカザルの進化しんか形がた。西遊せいゆう記きに登場とうじょうする孫まご悟空ごくうのような姿すがたをしており、胴どうには緊箍児じ（きんこじ、孫まご悟空ごくうの頭あたまにはめられた金かねの輪わ）のような意匠いしょうが見みられる。頭部とうぶには炎ほのおが燃もえ盛さかっており、その炎ほのおのような激はげしい性格せいかくを持もつ。また、その炎ほのおは一生いっしょう消きえることがないという。俊敏しゅんびんさに優すぐれ、炎ほのおをまとった両手りょうて両足りょうあしを駆使くしした、独特どくとくの格闘かくとう戦せんを得意とくいとする。

『ダイヤモンド・パール』ではポケモンリーグ四天王してんのうのオーバが使用しようする。また、プレイヤーが最初さいしょにナエトルを選択せんたくした場合ばあいはライバルも使用しようする。物理ぶつり攻撃こうげきと特殊とくしゅ攻撃こうげきの両方りょうほうに優すぐれたステータスを持もつため第だい四よん世代せだいでは高たかい人気にんきと実力じつりょくを誇ほこったが、第だい6世代せだいになってからは同おなじタイプを持もち尚なお且かつメガシンカを成なし遂とげたバシャーモに圧倒あっとうされた。2018年ねん1月がつにはポケモンだいすきクラブの寄稿きこう記事きじにはバシャーモと比くらべて見劣みおとりするという認識にんしきが一般いっぱん的てきであるという趣旨しゅしの記述きじゅつがあるが、その一方いっぽうで「とんぼがえり」による交代こうたい戦術せんじゅつや「ちょうはつ」や「アンコール」などで相手あいての変化へんか技わざを使つかった動うごきを妨害ぼうがいする動うごきが取とれる上うえに、「ステルスロック」と「おにび」で場ばを整ととのえて後続こうぞくのポケモンのお膳立ぜんだてをすることができるなど、ゴウカザルならではの強つよさがあるとも書かかれている。

TVアニメ版ばんではサトシのモウカザルが進化しんかしたポケモンとして登場とうじょう。特性とくせいもうかの力ちからを制御せいぎょできるようになり、エースとして活躍かつやく。ポケモンに対たいする考かんがえ方かたが正せい反対はんたいのサトシとシンジが互たがいを認みとめ合あうきっかけとなった。声優せいゆうはうえだゆうじ。四天王してんのうのオーバも使用しよう。平行へいこう世界せかいのサトシも使用しようし、「とっておき」と称しょうする。劇場げきじょう版ばんでは『ダイヤモンド&パール ディアルガVSパルキアVSダークライ』にマキ（声こえ - 中川なかがわ翔子しょうこ）のポケモンとして登場とうじょう。

漫画まんが版ばん『ポケットモンスターSPECIAL』7章しょう、8章しょうではパールのパートナー兼けん主力しゅりょくとして登場とうじょうする（ヒコザルが進化しんかした個体こたい）。性別せいべつは♂で、ニックネームは「サルヒコ」。ライバルがモデルの図鑑ずかん所有しょゆう者しゃの御三家ごさんけでは唯一ゆいいつ、ニックネームが付ついている個体こたいである。

ポッチャマ

北陸ほくりく新幹線しんかんせんE2系けい「あさま」のロゴの隣となりに描えがかれたポッチャマとワニノコ

ポッチャマ No. 393

分類ぶんるい: ペンギンポケモン	タイプ: みず	高たかさ: 0.4m	重おもさ: 5.2kg
特性とくせい: げきりゅう	かくれ特性とくせい: かちき	進化しんか前まえ: なし	進化しんか後ご: ポッタイシ

ペンギンのような姿すがたをしたポケモン。北国きたぐにの海岸かいがん線せんで暮くらしていて、長ながい産毛うぶげが寒さむさを防ふせいでいる。泳およぎが得意とくいで、10分ぶん以上いじょう海うみに潜もぐって餌えさをとる。一方いっぽうで歩あるくことは苦手にがてでよく転ころぶ。愛あいらしい外見がいけんとは裏腹うらはらにプライドが高たかく、トレーナーからエサをもらうなど世話せわを焼やかれる事ことを嫌きらい、指示しじを聞きくことも少すくないため、人間にんげんと仲良なかよくなる事ことは難むずかしい。

くさタイプのナエトル、ほのおタイプのヒコザルとともに、『ダイヤモンド・パール』で最初さいしょに貰もらえるポケモンの一体いったい。

TVアニメ版ばんにはヒカリがナナカマド研究所けんきゅうじょで最初さいしょに選えらんだポケモンとして登場とうじょう。ヒカリと初はじめてであった時ときの思おもい出でを大事だいじにしたいという理由りゆうから、進化しんかを嫌いやがっており、かわらずのいしで進化しんかを抑おさえている。声優せいゆうは小しょう桜さくらエツコ。他ほかにも劇場げきじょう版ばん『キミにきめた!』ではマコトのポケモン、アニメ第だい7シリーズではミサキ（声こえ - 飯豊いいとよまりえ）のポケモンとしても登場とうじょう、声優せいゆうはどれもヒカリのポッチャマ同様どうよう、小しょう桜さくらが担当たんとう。また、『ポケモン不思議ふしぎのダンジョン 時じの探検たんけん隊たい・闇やみの探検たんけん隊たい』では人間にんげんからポッチャマになってしまった男おとこの子この主人公しゅじんこうとして登場とうじょうする。声優せいゆうは間宮まみやくるみ。

ロバートの秋山あきやま竜次りゅうじはポッチャマのモデルを自称じしょうしている。

ポケモンセンタートウキョーでは、2007年ねん7月がつの浜松はままつ町まち移転いてんから2013年ねん11月のX・Y発売はつばいまで、ピカチュウ、ヒトカゲと共ともにロゴに使用しようされていた。

読売新聞よみうりしんぶんで連載れんさいされた四よん字じ熟語じゅくごのコーナーでは『前途ぜんと洋洋ようよう・ぜんとようよう』が、また、ことわざ大だい百科ひゃっかでは『水魚すいぎょの交まじわり・すいぎょのまじわり』が、それぞれポッチャマを紹介しょうかいするキャッチフレーズとして用もちいられた。

『大だい乱闘らんとうスマッシュブラザーズX』ではアイテム「モンスターボール」から出現しゅつげんするポケモンの一体いったいとして登場とうじょう。「なみのり」によって前方ぜんぽうへ突進とっしんし、当あたった相手あいて諸共もろともリングアウトを狙ねらう。

『大だい乱闘らんとうスマッシュブラザーズ for Wii U』ではステージ「カロスポケモンリーグ」に登場とうじょう。

ポッタイシ

ポッタイシ No. 394

分類ぶんるい: ペンギンポケモン	タイプ: みず	高たかさ: 0.8m	重おもさ: 23.0kg
特性とくせい: げきりゅう	かくれ特性とくせい: かちき	進化しんか前まえ: ポッチャマ	進化しんか後ご: エンペルト

ポッチャマの進化しんか形がた。頭あたま身みが非常ひじょうに低ひくいポッチャマと比くらべてがっしりとした体格たいかくとなった。ポッチャマ同様どうようプライドが高たかい。どのポッタイシも自分じぶんが一番いちばん偉えらいと考かんがえているらしく、他たのポッタイシと群むれを作つくることはない。羽根はねは大木たいぼくをへし折おるほど硬かたい。

TVアニメ版ばんでは『ダイヤモンド&パール』第だい4話わで初はつ登場とうじょう。その後ご、第だい26話わでヒカリの幼馴染おさななじみであるケンゴが使つかうポケモンとして登場とうじょうする。声優せいゆうは小西こにし克幸かつゆき。

エンペルト

エンペルト No. 395

分類ぶんるい: こうていポケモン	タイプ: みず/ はがね	高たかさ: 1.7m	重おもさ: 84.5kg
特性とくせい: げきりゅう	かくれ特性とくせい: かちき	進化しんか前まえ: ポッタイシ	進化しんか後ご: なし

ポッタイシの進化しんか形がた。エンペラーペンギンのような姿すがたとなり、非常ひじょうに精悍せいかんな顔かおつきとなった。体からだ色しょくは紺色こんいろのような色いろつきで、王冠おうかんを模もしたかのような、嘴くちばしが変形へんけいした三みつ又またの角かくを持もつ。この角かくはエンペルトにとって強つよさの象徴しょうちょうであり、リーダーである個体こたいの角かくが最もっとも大おおきい。無駄むだな争あらそいは好このまないものの―プライドが高たかく、それを傷きずつけるものは、流氷りゅうひょうもろとも引ひき裂さく鋭利えいりな金属きんぞく質しつの翼つばさで敵てきを真まっ二ぷたつにする。進化しんか前まえとは異ことなり群むれを作つくる習性しゅうせいを持もつようになり、自分じぶんたちの群むれの安全あんぜんを脅おびやかす敵てきには容赦ようしゃなく叩たたき潰つぶす。泳およぎが得意とくいで、水上みずかみオートバイに匹敵ひってきする速度そくどで泳およぐことができる。

みず・はがねという唯一ゆいいつの複ふく合あいタイプを持もつポケモンだが、そのタイプが苦手にがてとするジオヅムやキョジオーンの専用せんよう技わざである「しおづけ」のダメージは倍ばいにならない。

『ハートゴールド・ソウルシルバー』ではアサギジムリーダー・ミカンが再戦さいせん時じに使用しようし、『ブリリアントダイヤモンド・シャイニングパール』ではミオジムリーダー・トウガンも再戦さいせん時じに使用しようしてくる。『スカーレット・バイオレット』ではブルベリーグ四天王してんのうのネリネが使用しようする。

余談よだんだが、「そらをとぶ」を除のぞくすべてのひでんわざを覚おぼえられる。

TVアニメ版ばんではジュンのポケモンとして登場とうじょう。声優せいゆうは小西こにし克幸かつゆき。ケンゴのポッタイシもエンペルトに進化しんかしている。ククイ博士はかせの手持てもちとしても登場とうじょう。劇場げきじょう版ばんでは『ダイヤモンド&パール ディアルガVSパルキアVSダークライ』にダイ（声こえ - 秋山あきやま竜次りゅうじ (ロバート)）のポケモンとして登場とうじょう。

漫画まんが版ばん『ポケットモンスターSPECIAL』7章しょう、8章しょうではプラチナ（お嬢様じょうさま）のパートナー兼けん主力しゅりょくとして登場とうじょうする（ポッチャマが進化しんかした個体こたい）。性別せいべつは♀。

ムックル

ムックル No. 396

分類ぶんるい: むくどりポケモン	タイプ: ノーマル/ ひこう	高たかさ: 0.3m	重おもさ: 2.0kg
特性とくせい: するどいめ	かくれ特性とくせい: すてみ	進化しんか前まえ: なし	進化しんか後ご: ムクバード

ムクドリのような姿すがたをしたポケモン。頭あたまの毛けが跳はねている。額がくの白しろい模様もようが♂の方ほうが♀より大おおきく、進化しんか後ごのムクバードやムクホークにも同おなじ特徴とくちょうが見みられる。目立めだたない色合いろあいで小ちいさい体からだだが、羽はばたく力ちからが非常ひじょうに強つよく、鳴なき声ごえもかなり大おおきい。普段ふだんは群むれを作つくり、野山のやまを大勢おおぜいで飛とび回まわり虫むしポケモンを狙ねらっているが、群むれが大おおきくなると小競こぜり合あいを起おこす。

TVアニメ版ばんではサトシのポケモンとして登場とうじょう。声優せいゆうは古島こじま清孝きよたか。また『ダイヤモンド&パール』ではシンジが三さん体たいゲットするが、全すべて逃にがされた。

ムクバード

ムクバード No. 397

分類ぶんるい: むくどりポケモン	タイプ: ノーマル/ ひこう	高たかさ: 0.6m	重おもさ: 15.5kg
特性とくせい: いかく	かくれ特性とくせい: すてみ	進化しんか前まえ: ムックル	進化しんか後ご: ムクホーク

ムックルの進化しんか形がた。単体たんたいではそこまで強つよくないことを自覚じかくしており、ムックル同様どうよう複数ふくすうの群むれで行動こうどうし、虫むしポケモンを狙ねらい主おもに草原そうげんや森もりを生息せいそく地ちとしている。1匹ひきになるとやかましく鳴なく。別べつのグループの群むれに出でくわすと、その群むれを追おい出だそうと互たがいに激はげしい縄張なわばり争あらそいをする。

TVアニメ版ばんではサトシのポケモンとして登場とうじょう。声優せいゆうは古島こじま清孝きよたか。

ムクホーク

ムクホーク No. 398

分類ぶんるい: もうきんポケモン	タイプ: ノーマル/ ひこう	高たかさ: 1.2m	重おもさ: 24.9kg
特性とくせい: いかく	かくれ特性とくせい: すてみ	進化しんか前まえ: ムクバード	進化しんか後ご: なし

ムクバードの進化しんか形がた。頭あたまの鶏冠けいかんは嘴くちばしよりも前まえに大おおきく突起とっきし、目めはつぶらな瞳ひとみをしていた進化しんか前まえの2種しゅとは異ことなり、赤あかく鋭するどい目めつきになるなど、文字通もじどおり全体ぜんたい的てきにタカに近ちかいフォルムになった。ムクホークにまで進化しんかすると群むれを作つくる事ことはなくなり、単体たんたいで行動こうどうするようになる。翼つばさと足あしの力ちからが強つよく、小ちいさなポケモンを掴つかんだままでも楽々らくらくと飛とべる。「もうきんポケモン」の名なの通とおり、自分じぶんより体からだの大おおきい相手あいてにも挑いどむ獰猛どうもうな性格せいかくで、自分じぶんの体からだが傷きずつこうとも戦たたかいをやめない、ワシの様ようなポケモン・ウォーグルに似にた性質せいしつを持もつ。その立派りっぱな鶏冠けいかんの形かたちを気きにしている一いち面めんも。

『ダイヤモンド・パール・プラチナ・ブリリアントダイヤモンド・シャイニングパール』では、主おもにライバルが一いち番手ばんてとして使用しようしている。「スカーレット・バイオレット」ではジムリーダー兼けん四天王してんのうのアオキが使用しようする。ジムリーダー時じはエースポケモンとなり、ノーマルタイプにテラスタルさせる。

TVアニメ版ばんではサトシのムックルが最終さいしゅう進化しんかして登場とうじょう。第だい1話わでは研究けんきゅう員いんのポケモンとしてムックルと共ともに登場とうじょうするが、ヒコザルとポッチャマの喧嘩けんかに巻まき込こまれて暴走ぼうそうする。その後ご、脱走だっそうしたヒコザルと共ともに研究所けんきゅうじょに帰かえっている。ライバルのジュンのポケモンとしても登場とうじょうし、サトシのヒコザルに敗北はいぼく。また、シンジの兄あに・レイジのポケモンとしても登場とうじょうしており、相性あいしょうの悪わるいサトシのピカチュウとも互角ごかくに戦たたかえる実力じつりょくで特とくに「ブレイブバード」が強力きょうりょく。サトシのムクバードに「ブレイブバード」を教おしえたのもこのムクホークである。

ビッパ

ビッパ No. 399

分類ぶんるい: まるねずみポケモン	タイプ: ノーマル	高たかさ: 0.5m	重おもさ: 20.0kg
特性とくせい: てんねん/ たんじゅん	かくれ特性とくせい: ムラっけ	進化しんか前まえ: なし	進化しんか後ご: ビーダル

ビーバーのような姿すがたをしたポケモン。丸々まるまるとした体からだに大おおきく突つき出だした前歯まえばを持もつ。耳みみも丸まるく、頬ほおや尾おは丸まるい房ぼうが複数ふくすう連つらなったような形状けいじょうをしており、雄ゆうは尾おの房ぼうの数かずが雌めすよりも多おおい。その外見がいけんに似合にあわず、機敏きびんに行動こうどうする。水辺みずべに生息せいそくし、石いしや木きをかじることで前歯まえばを削けずっている。この前歯まえばが育そだつペースは、同おなじく前歯まえばが特徴とくちょう的てきなねずみポケモン・コラッタと互角ごかくと言いわれている。

TVアニメ版ばんでは『ダイヤモンド&パール』第だい23話わに登場とうじょう。怪我けがをしたところをサトシたちに助たすけられた。声優せいゆうは津村つむらまこと。

ビーダル

ビーダル No. 400

分類ぶんるい: ビーバーポケモン	タイプ: ノーマル/ みず	高たかさ: 1.0m	重おもさ: 31.5kg
特性とくせい: たんじゅん/ てんねん	かくれ特性とくせい: ムラっけ	進化しんか前まえ: ビッパ	進化しんか後ご: なし

ビッパの進化しんか形がた。進化しんか前まえと比くらべより、ビーバーらしい外見がいけんになった上うえにみずタイプも追加ついかされた。まるまると太ふとった体からだつきに丸まるく見開みひらかれた目め、突つき出だした前歯まえばと、ユーモラスな風貌ふうぼうをしている。その見みた目めとは裏腹うらはらに働はたらき者ものとして知しられており、泥どろや木きの幹みきによってダムを作つくり、川かわをせき止とめて巣すを作つくる。動うごきは地上ちじょうでは非常ひじょうに緩慢かんまんだが、水中すいちゅうではヒンバスと同等どうとうの速はやさで泳およぐ（ただし、ヒンバスの図鑑ずかんには「ノロマですぐ捕つかまる」とあり、図鑑ずかん中ちゅうでの表現ひょうげんと食くい違ちがいが見みられる）。オスの方ほうが顔かおの白しろい部分ぶぶんが広ひろい（イラストなどは主おもにメスの方ほうが描えがかれていることが多おおい）。

みずタイプが追加ついかされたことにより「なみのり」「たきのぼり」「ねっとう」といったみずタイプの技わざを覚おぼえるようになった。また、多おおくのひでん技わざを覚おぼえるため、移動いどう要員よういんとして大おおいに活躍かつやくしていた。

TVアニメ版ばんでは『ダイヤモンド&パール』第だい57話わに石橋いしばし職人しょくにんとして登場とうじょう。石橋いしばし造づくりの締しめ切きりが迫せまっているにもかかわらず全まったく働はたらく気きを起おこさなかったが、実じつは名人めいじんが設計せっけい士しの提供ていきょうした設計せっけい図ずに手抜てぬきがあることを見抜みぬいていたためであり、設計せっけい士しを追おい出だした後のちに名人めいじんが直なおした設計せっけい図ずで石橋いしばしを完成かんせいさせた。声優せいゆうは川上かわかみとも子こ。レイジの手持てもちとしても登場とうじょう、サトシのナエトルとバトルした。相性あいしょうの悪わるい「エナジーボール」を前歯まえばで受うけ止とめたり、「ひみつのちから」の追加ついか効果こうかで眠ねむらせるなど、パワーと多彩たさいな技わざで圧倒あっとうしたもののスピードにはかなわず「エナジーボール」で敗北はいぼくする。

テレビ東京てれびとうきょう『ポケモン☆サンデー』での対戦たいせんでロバートの秋山あきやま竜次りゅうじが「ニイガタ」のニックネームを付つけたビーダルを使用しようしており、彼かれの愛用あいようポケモンとして活躍かつやくしていた。

コロボーシ

コロボーシ No. 401

分類ぶんるい: こおろぎポケモン	タイプ: むし	高たかさ: 0.3m	重おもさ: 2.2kg
特性とくせい: だっぴ	かくれ特性とくせい: にげあし	進化しんか前まえ: なし	進化しんか後ご: コロトック

コオロギをモチーフとしたポケモンだが。バルビートやイルミーゼのように体からだはずんぐりと丸まるく、茶色ちゃいろい燕尾服えんびふくを着きたような模様もようをしている。触角しょっかくの先さきはやや太ふとくなっており、カールしている。触角しょっかくを前後ぜんごに揺ゆらしてぶつけ合あうことで木琴もっきんに近ちかい音おとを出だし、その音おとで仲間なかまとコミュニケーションを取とる。この時ときに聴きこえる音色ねいろは秋あきの夜よるの風物詩ふうぶつし。脚あしが短みじかいため、転ころびそうになる事ことが多おおく、身体しんたいがよろける度たびにも触角しょっかく同士どうしがぶつかり音おんが出でる。オスとメスで襟えりの大おおきさが違ちがう。

第だい6世代せだいまで「なきごえ」や「がまん」しか覚おぼえておらず、わざマシンや卵たまごから孵化ふかしてでも技わざを覚おぼえさせることはできない。ただし、教おしえ技わざは覚おぼえる。

アニメでは野生やせいの群むれが演奏えんそうしているシーンがある。

コロトック

コロトック No. 402

分類ぶんるい: こおろぎポケモン	タイプ: むし	高たかさ: 1.0m	重おもさ: 25.5kg
特性とくせい: むしのしらせ	かくれ特性とくせい: テクニシャン	進化しんか前まえ: コロボーシ	進化しんか後ご: なし

コロボーシの進化しんか形がた。弦楽器げんがっきのような特殊とくしゅな鳴なき声ごえが特徴とくちょう。外見がいけんはコオロギというよりもバイオリンムシに近ちかい。ナイフのような両りょう腕うでを胸むねの前まえで交差こうささせて、鳴なき声ごえを上あげる。身体しんたいの中なかに空洞くうどうの部分ぶぶんがあるため、音おとが体内たいないで反響はんきょうし美うつくしい音色ねいろが広ひろがる。即興そっきょうで演奏えんそうするメロディで感情かんじょうを表現ひょうげんする。変幻へんげん自在じざいに奏かなでるメロディを競きそい合あう「聴きき比くらべ」を楽たのしむ村むらがあると言いわれている。オスメスの違ちがいはヒゲの長ながさ（ヒゲの長ながい方ほうがオス、短みじかい方ほうがメス）

TVアニメ版ばんではナオシのポケモンとして登場とうじょう。コンテストやバトルと共ともに活躍かつやくしており、シンオウリーグでもサトシのへラクロスを「うたう」で眠ねむらせるも、対策たいさくとして覚おぼえさせた「ねごと」に敗やぶれる。

コリンク

コリンク No. 403

分類ぶんるい: せんこうポケモン	タイプ: でんき	高たかさ: 0.5m	重おもさ: 9.5kg
特性とくせい: いかく/ とうそうしん	かくれ特性とくせい: こんじょう	進化しんか前まえ: なし	進化しんか後ご: ルクシオ

尻尾しっぽには星ほしのような部分ぶぶんがあり、前足まえあしに筋肉きんにくの動うごきで電気でんきを作つくる仕組しくみを持もち、ピンチになると全身ぜんしんの体毛たいもうを光ひかりらせ、相手あいての目めを暗くらましてその隙すきに脱出だっしゅつする。頭部とうぶにハネっ毛けがあり、オスとメスでほんのわずかに長ながさが異ことなる（オスのほうが長ながい）。かなり序盤じょばんで手てに入はいるポケモンである。

TVアニメ版ばんでは『ダイヤモンド&パール』第だい10話わにポケッチカンパニーの社長しゃちょうの息子むすこ・テルヒコ（声こえ - 釘宮くぎみや理恵りえ）のポケモンとして初はつ登場とうじょうした。声優せいゆうは津村つむらまこと。また、第だい88話わから第だい91話わまで、ポケモンサマースクールの女子じょし受講じゅこう生せい・アオイ（声こえ - 日野ひの未み歩ふ）のポケモンとして登場とうじょうしている。声優せいゆうは川上かわかみとも子こが担当たんとう。

ルクシオ

ルクシオ No. 404

分類ぶんるい: でんこうポケモン	タイプ: でんき	高たかさ: 0.9m	重おもさ: 30.5kg
特性とくせい: いかく/ とうそうしん	かくれ特性とくせい: こんじょう	進化しんか前まえ: コリンク	進化しんか後ご: レントラー

コリンクの進化しんか形がたである。コリンクに比くらべ若干じゃっかん脚あしの長ながさや体からだのラインが細長ほそながくなり、頭部とうぶまわりを黒くろい体毛たいもうが覆おおうようになった。この体毛たいもうはオスとメスで若干じゃっかん長ながさが異ことなる（オスのほうが長ながい）。さらに、前足まえあしの黄色きいろい模様もようがコリンクの時ときより1本ほん増ふえ、2本ほんとなった。群むれで行動こうどうし、その爪つめは、一撃いちげきで相手あいてを気絶きぜつさせるほどの強力きょうりょくな電流でんりゅうを流ながすことができる。また、前足まえあしで仲間なかまの身体しんたいに触ふれて、爪先つまさきから流ながす電流でんりゅうのリズムで仲間なかまに気持きもちを伝達でんたつする手段しゅだんを持もつ。

「スカーレット・バイオレット」ではジムリーダーのナンジャモが初戦しょせんで使用しようする。

TVアニメ版ばんでは『ダイヤモンド&パール』第だい109話わに登場とうじょう。サトシ達たちとともにミオシティの地下ちかに迷まよい込こんだホエルコを助たすけた。弱よわい電気でんきで意思いし表示ひょうじをする。声優せいゆうは阪口さかぐち大助だいすけ。

TVアニメ版ばん『ポケットモンスター XY』では、第だい47話わからシトロンのポケモンとして登場とうじょう。声優せいゆうは寺崎てらさき裕香ゆか。

レントラー

レントラー No. 405

分類ぶんるい: がんこうポケモン	タイプ: でんき	高たかさ: 1.4m	重おもさ: 42.0kg
特性とくせい: いかく/ とうそうしん	かくれ特性とくせい: こんじょう	進化しんか前まえ: ルクシオ	進化しんか後ご: なし

ルクシオの進化しんか形がた。ライオンや虎とらを連想れんそうさせるような、より動物どうぶつ的てきで攻撃こうげき的てきなフォルムになり、進化しんか前まえのルクシオより黒くろい体毛たいもうに覆おおわれた部分ぶぶんが多おおくなり、「がんこうポケモン」の名なの通とおり、目めつきがかなり鋭するどくなった。その瞳ひとみは金色きんいろに光ひかる時とき、レントゲン撮影さつえいの様ように障害しょうがい物ぶつの向むこうに隠かくれている獲物えものを見みつけることが出来できるという。迷子まいごの子供こどもを探さがすときもこの能力のうりょくを駆使くしする。前足まえあしの黄色おうしょくい模様もようは、コリンクが1本ほん、ルクシオが2本ほん。そして、レントラーに進化しんかすると3本ほんとなる。

『ダイヤモンド・パール・プラチナ』ではナギサシティのジムリーダーのデンジ、「ソード・シールド」では道場どうじょう主ぬしのマスタード、「スカーレット・バイオレット」ではジムリーダーのナンジャモが初戦しょせんで使つかっていたルクシオを進化しんかする形かたちで再戦さいせん時じに使用しようする。

TVアニメ版ばんでは『ダイヤモンド&パール』第だい59話わに登場とうじょうしたジュンサーの弟子でし、マーブルのポケモンとして登場とうじょう。性別せいべつはオス。声優せいゆうは小西こにし克幸かつゆき。ナギサシティジムリーダーのデンジも切きり札ふだとして使用しようする。『XY』ではシトロンのポケモンとして登場とうじょうし、さらに、サトシとのジム戦せんではデンジと同様どうように切きり札ふだにしていた。こちらの声優せいゆうは佐藤さとう健輔けんすけ。

スボミー

スボミー No. 406

分類ぶんるい: つぼみポケモン	タイプ: くさ/ どく	高たかさ: 0.2m	重おもさ: 1.2kg
特性とくせい: しぜんかいふく/ どくのトゲ	かくれ特性とくせい: リーフガード	進化しんか前まえ: なし	進化しんか後ご: ロゼリア

ロゼリアの進化しんか前まえ。小ちいさく丸まるい体からだつきをしており、頭頂とうちょう部ぶがねじれ、開花かいかを控ひかえた蕾つぼみのようになっている。体からだ色しょくは緑色みどりいろをしており、首くび元もとには濃こい緑色みどりいろの模様もようがあり、赤あかん坊ぼうの前掛まえかけのようになっている。春はるの時期じきになると、頭あたまの蕾つぼみから花粉かふんをばら撒まき、この花粉かふんをまともに吸すうと激はげしいくしゃみや鼻水はなみずに見舞みまわれる。なお、冬ふゆの間あいだは蕾つぼみを閉とじている。

TVアニメ版ばんでは『ダイヤモンド&パール』第だい4話わにて、ポケモン吟遊詩人ぎんゆうしじん・ナオシのポケモンとして登場とうじょう。ヒカリのポッチャマとのバトルで勝利しょうりする。その後ご、サトシのピカチュウとのバトル中ちゅうにロゼリアに進化しんかする。声優せいゆうは川上かわかみとも子こ。

ロズレイド

ロズレイド No. 407

分類ぶんるい: ブーケポケモン	タイプ: くさ/ どく	高たかさ: 0.9m	重おもさ: 14.5kg
特性とくせい: しぜんかいふく/ どくのトゲ	かくれ特性とくせい: テクニシャン	進化しんか前まえ: ロゼリア	進化しんか後ご: なし

ロゼリアの進化しんか形がた。人間にんげんに近ちかい姿すがたになり身みのこなしはダンサー並なみである。肩かたの辺あたりにマントのような葉はがあり、また頭あたまにはバラを模もしたような白しろい髪かみの毛けのようなものが生はえている。両りょう腕うでの花束はなたばの中なかには、毒どくが染しみ込こんだ棘とげの鞭むちがあり、これで「あまいかおり」に引ひき付つけられた敵てきを確実かくじつに仕留しとめる。バラの毒どくは左右さゆうで種類しゅるいが異ことなるが、2種類しゅるいとも触ふれれば死しにかけるほどの猛毒もうどくである。

ロゼリアに「ひかりのいし」を使用しようすることで進化しんかする。ジムリーダー・ナタネが切きり札ふだとして使用しようする他ほか、チャンピオンのシロナや、ライバルも使用しようする。『ハートゴールド・ソウルシルバー』では、タマムシシティジムリーダー・エリカが再戦さいせん時じに使用しようする。『X・Y』では友人ゆうじんのティエルノ、『オメガルビー・アルファサファイア』ではミツルがそれぞれ使用しようする。『オメガルビー・アルファサファイア』でスボミーとともにホウエン図鑑ずかんに加くわえられている。

TVアニメ版ばんでは『ダイヤモンド&パール』第だい25話わに初はつ登場とうじょう。そのほか、ナタネ、ナオシ、ジュン、シュウのポケモンとして登場とうじょうしている。

ズガイドス

ズガイドス No. 408

分類ぶんるい: ずつきポケモン	タイプ: いわ	高たかさ: 0.9m	重おもさ: 31.5kg
特性とくせい: かたやぶり	かくれ特性とくせい: ちからずく	進化しんか前まえ: なし	進化しんか後ご: ラムパルド

古代こだいに生息せいそくしていたポケモンで、現在げんざいは化石かせきとして出土しゅつどされる。皮膚ひふの色いろは濃こい灰色はいいろであり、前ぜん頭部とうぶと背面はいめんから臀部でんぶが青色あおいろで、皮膚ひふの色いろの境目さかいめはギザギザ模様もようとなっている。頭部とうぶが大型おおがたに発達はったつしており、頭蓋骨ずがいこつが鉄てつのように硬かたく、側がわ頭部とうぶと後頭部こうとうぶに刺とげ状じょうの角かくを持もつ恐竜きょうりゅうパキケファロサウルスのような姿すがたである。鉄てつ球だまのような化石かせきから復活ふっかつした。遠とおい昔むかし、「ずつき」によって獲物えものを仕留しとめていた。プテラのような大おおきな相手あいてにも対抗たいこうしていた。仲間なかま同士どうしで頭あたまをぶつけ合あうことで頭あたまはさらに頑丈がんじょうに鍛きたえられる。

『ダイヤモンド』の地下ちか世界せかいにおいて採掘さいくつできる「ずがいのカセキ」をクロガネシティの石炭せきたん博物館はくぶつかんで復元ふくげんさせることで入手にゅうしゅできる。ジムリーダーのヒョウタが最後さいごの切きり札ふだとして使用しようする。

TVアニメ版ばんではゲーム同様どうようクロガネジムのジムリーダー・ヒョウタの三さん番手ばんてとして登場とうじょうする。声優せいゆうはうえだゆうじ。

ラムパルド

ラムパルド No. 409

分類ぶんるい: ずつきポケモン	タイプ: いわ	高たかさ: 1.6m	重おもさ: 102.5kg
特性とくせい: かたやぶり	かくれ特性とくせい: ちからずく	進化しんか前まえ: ズガイドス	進化しんか後ご: なし

ズガイドスが進化しんかしたことで、刺とげ状じょうの角かくの本数ほんすうが格段かくだんに増ふえ、膝ひざにも刺とげが生はえた他ほか、後頭部こうとうぶの2対ついの角かくが大おおきく突起とっきしている。目めは赤あかく染そまっており、進化しんか前まえのズガイドスに比くらべて攻撃こうげき的てきな外見がいけんになっている。性質せいしつも肉食にくしょく性せいであり、凶暴きょうぼうな性格せいかくをもしている。獲物えものを見みつけると、ジャングルの木々きぎなどの障害しょうがい物ぶつを薙なぎ倒たおして捕とらえる。また、鉄てつのように固かたい頭蓋骨ずがいこつはズガイドス時代じだいから先端せんたんが大おおきく伸のび、なんとその厚あつさはおよそ300mmになるという。その強烈きょうれつな頭あたま突とっきはハッサムと互角ごかくで、どんな頑丈がんじょうな岩いわのかたまりも一いち撃げきで粉砕ふんさいするほど破壊はかい力りょく抜群ばつぐんで、高層こうそうビルを破壊はかいしたという報告ほうこく例れいがあったほど。その一方いっぽうで、極端きょくたんに分厚ぶあつ過すぎることが災わざわいし、脳のうの発達はったつが阻害そがいされてしまったとされている。

『プラチナ』のクロガネジムリーダー・ヒョウタ、『ハートゴールド・ソウルシルバー』のニビジムリーダー・タケシがそれぞれ再戦さいせん時じに使用しようする。

TVアニメ版ばんでは『ダイヤモンド&パール』第だい17話わで、クロガネシティのジムリーダー・ヒョウタのズガイドスが進化しんかした。声優せいゆうは三宅みやけ健太けんた。

タテトプス

タテトプス No. 410

分類ぶんるい: シールドポケモン	タイプ: いわ/ はがね	高たかさ: 0.5m	重おもさ: 57.0kg
特性とくせい: がんじょう	かくれ特性とくせい: ぼうおん	進化しんか前まえ: なし	進化しんか後ご: トリデプス

絶滅ぜつめつしたとされるポケモンで、化石かせきが発見はっけんされている。角かくを持もたない小型こがたの角すみ竜りゅうのような姿すがたをしており、皮膚ひふは黄土おうど色しょく。脚あし部ぶの前面ぜんめんには装甲そうこうの役割やくわりをすると思おもわれる、縦長たてながに発達はったつした灰色はいいろの器官きかんが存在そんざいする。顔面がんめんは濃こ灰色はいいろの盾たて状じょうであり、その皮膚ひふは非常ひじょうに頑丈がんじょう。顔面がんめんの硬かたさに頼たよっているのか、背後はいごからの攻撃こうげきには弱よわい。争あらそいは好このまず草くさや木このみを食たべる草食そうしょく。

『パール』の地下ちか世界せかいにおいて採掘さいくつできる「たてのカセキ」をクロガネシティの研究所けんきゅうじょで復元ふくげんさせることで入手にゅうしゅできる。

TVアニメ版ばんでは『ダイヤモンド&パール』第だい45話わに4匹ひきのタテトプスが登場とうじょうする。とある人物じんぶつの依頼いらいを受うけたハンターJに執拗しつように狙ねらわれ、シゲルやサトシたちに守まもられることになる。声優せいゆうは三木みき眞一郎しんいちろう、うえだゆうじ、古島こじま清孝きよたか。

トリデプス

トリデプス No. 411

分類ぶんるい: シールドポケモン	タイプ: いわ/ はがね	高たかさ: 1.3m	重おもさ: 149.5kg
特性とくせい: がんじょう	かくれ特性とくせい: ぼうおん	進化しんか前まえ: タテトプス	進化しんか後ご: なし

タテトプスの進化しんか形がた。更さらにトリケラトプスに近ちかい体格たいかくになる。進化しんかしたことによりタテトプスよりも体からだがごつくなり、黒くろいエリもより強固きょうこに発達はったつした。鳴なき声ごえの最後さいごの方ほうで、金属きんぞくをたたき合あったような音おとがする。ラムパルドとは対照たいしょう的てきに、草くさや木この実みを食たべる大人おとなしい性格せいかく。真正面ましょうめんからの攻撃こうげきに対たいして非常ひじょうに強固きょうこな防御ぼうぎょ力りょくを誇ほこり、敵てきに襲おそわれると顔かおを外側そとがわに向むけて仲間なかまと円陣えんじんを組くみ、その輪わの内側うちがわに子供こどもを隠かくし守まもる。ただし上下じょうげや左右さゆう、後うしろからの攻撃こうげきには弱よわい。化石かせき復元ふくげんの際さい、頭部とうぶの骨ほねが余あまりにも頑丈がんじょうなため、当初とうしょは背骨せぼねと勘違かんちがいされていた。

『ダイヤモンド・パール』ではミオシティジムリーダー・トウガンが使つかってくる。「スカーレット・バイオレット」では四天王してんのうのポピーが使用しようする。

TVアニメ版ばんでは『ダイヤモンド&パール』第だい107話わに初はつ登場とうじょう。ミオシティジムジムリーダーのトウガンの使用しようポケモンである。声優せいゆうは石塚いしづか運はこぶ昇のぼり。

ミノムッチ

ミノムッチ No. 412

分類ぶんるい: みのむしポケモン	タイプ: むし	高たかさ: 0.2m	重おもさ: 3.4kg
特性とくせい: だっぴ	かくれ特性とくせい: ぼうじん	進化しんか前まえ: なし	進化しんか後ご: 本文ほんぶん参照さんしょう

ミノムシのような姿すがたをしたポケモン。体長たいちょう0.2mと、ポケモンとしては小ちいさい部類ぶるいに入はいる。黒くろい体からだをしており、突つき出だした口くちを持もつ。頭部とうぶはとぐろを巻まいたような形状けいじょうをしている。木枯こがらしから身みを守まもるため、小しょう枝えだや落おち葉ばといった身近みぢかなもので蓑みのを作つくり、身みに纏まとうが、場所ばしょによっては違ちがうもので間あいだに合あわせる。

『ダイヤモンド・パール』では「あまいミツ」を木きに塗ぬることで出現しゅつげんすることがある。野生やせいでの出現しゅつげん時じ、及および戦闘せんとう終了しゅうりょう時じの地形ちけいによって姿すがたを変かえる。『ダイヤモンド・パール』では以下いかの3種類しゅるいの姿すがたが存在そんざいする。

くさきのミノ

森もりや草くさむらではこの姿すがたとなる。緑色みどりいろの木この葉はを纏まつわった姿すがたをしている。

すなちのミノ

山さんや砂漠さばくや洞窟どうくつではこの姿すがたとなる。所々しょしょに砂利じゃりが混まざる砂埃すなぼこりに覆おおわれた姿すがたとなる。

ゴミのミノ

道路どうろや街まち中ちゅう、屋内おくないではこの姿すがたとなる。ピンク色ぴんくいろの綿めんぼこりのようなミノを纏まつわった姿すがたとなる。ミノからは細長ほそながい針金はりがねや糸いとくずのようなものがはみ出だしている。

同おなじくミノムシのポケモン・クヌギダマとは異ことなり、成虫せいちゅうの姿すがたに進化しんかする。♀はミノマダム、♂はガーメイルと、性別せいべつによって異ことなるポケモンへと進化しんかする。♀の場合ばあい、進化しんかの際さいに身みに着つけているミノが身体しんたいと一体化いったいかする。このため進化しんか後ごのタイプも変化へんかし、姿すがたを変かえなくなる。

TVアニメ版ばんでは『ダイヤモンド&パール』第だい2話わでヒカリがゲットしようとしたが、ポッチャマと揉もみ合あいになっている隙すきに逃にげられ、ゲームでは不明ふめいな蓑みのをまとっていない本来ほんらいの姿すがたが描えがかれた。第だい30話わではあまいミツの匂においに誘さそわれてやって来きたオスのミノムッチをトレジャーハンターのモミがゲットし、ロケット団だんとの戦闘せんとう中ちゅうにガーメイルに進化しんかした。

ミノマダム

ミノマダム No. 413

分類ぶんるい: みのむしポケモン	タイプ: むし/ 本文ほんぶん参照さんしょう	高たかさ: 0.5m	重おもさ: 6.5kg
特性とくせい: きけんよち	かくれ特性とくせい: ぼうじん	進化しんか前まえ: ミノムッチ	進化しんか後ご: なし

♀のミノムッチの進化しんか形がた。コートを纏まつわったような形状けいじょうの蓑みの、ぱっちりとした目め、高たかい鼻はなのような口くちと、女性じょせい的てきな印象いんしょうが強調きょうちょうされている。ミノムッチの時ときに身みに纏まとっていた蓑みのは本体ほんたいと融合ゆうごうして体毛たいもうや皮膚ひふの如ごとく体たいの一部いちぶとなっており、一生いっしょう脱ぬぐことがないという。実じつは、翅の生はえない点てんも蓑みのを脱ぬぐことのない点てんも、雌めすのミノガの特徴とくちょうである。

ミノマダムに進化しんかするのは♀のみで、♂はガーメイルへと進化しんかする。進化しんか前まえのミノムッチの姿すがたによって姿すがたやタイプ、能力のうりょくの異ことなるミノマダムに進化しんかし、それぞれの個体こたいは図鑑ずかんで別べつのポケモンとしてカウントされている。

くさきのミノ

むし・くさタイプ。白しろい花はなの付ついた、緑色みどりいろの蓑みのを纏まつわった姿すがたとなる。

すなちのミノ

むし・じめんタイプ。砂すなぼこりのような蓑みのを纏まつわった姿すがたとなり、頭部とうぶからは石いしが連つらなったような形状けいじょうの触角しょっかくらしきものが伸のびる。砂すな泥どろの皮膚ひふは相応そうおうに硬かたく、ムックルの嘴くちばし程度ていどならば易々いいと弾はじき返かえす程ほどの強度きょうどは有ある。

ゴミのミノ

むし・はがねタイプ。ピンク色ぴんくいろの綿めんぼこりのような蓑みのを纏まつわった姿すがたとなる。天敵てんてきから身みを隠かくす為ためのカムフラージュとなっている。

TVアニメ版ばんでは『ダイヤモンド&パール』にてトレジャーハンター・モミの手持てもちポケモンとして登場とうじょう。3種しゅ全すべてのミノのミノマダムが登場とうじょうした。

ガーメイル

ガーメイル No. 414

分類ぶんるい: ミノガポケモン	タイプ: むし/ ひこう	高たかさ: 0.9m	重おもさ: 23.3kg
特性とくせい: むしのしらせ	かくれ特性とくせい: いろめがね	進化しんか前まえ: ミノムッチ	進化しんか後ご: なし

♂のミノムッチの進化しんか形がた。くすんだ黄色おうしょくの翅と短みじかい手足てあし、突つき出だした口くちを持もつ、蛾がのような姿すがたをしたポケモン。花はなの蜜みつを好このみ、ミツハニーの集あつめた蜜みつを奪うばい取とることもあるという。

ガーメイルに進化しんかするのは♂のみで、♀はミノマダムへと進化しんかする。ミノマダムとは異ことなり、ミノムッチのミノの種類しゅるいが進化しんか後ごの能力のうりょくに影響えいきょうを及およぼすことはない。

TVアニメ版ばんでは『ダイヤモンド&パール』第だい30話わに登場とうじょう。モミが捕獲ほかくしたミノムッチが進化しんかした。「恐おそろしくあまいミツ」を探さがし当あてる能力のうりょくを持もつ。声優せいゆうは川上かわかみとも子こ。

ミツハニー

ミツハニー No. 415

分類ぶんるい: はちのこポケモン	タイプ: むし/ ひこう	高たかさ: 0.3m	重おもさ: 5.5kg
特性とくせい: みつあつめ	かくれ特性とくせい: はりきり	進化しんか前まえ: なし	進化しんか後ご: ビークイン（♀のみ）

三さん匹ひきの蜂はちが巣すと一体化いったいかしたような姿すがたをしている。雌めすのみ真まん中なかの蜂はちに赤あかい模様もようがある。ビークインの為ために花はなの蜜みつをせっせと棲家に集あつめている。夜中よなかに睡眠すいみんを取とる時ときは、大量たいりょうのミツハニーが重かさなり蜂はちの巣すの巨大きょだいな壁かべ状じょうになってから眠ねむる。この時ときの姿すがたを「ミツハニーウォール」と呼よばれる。時々ときどき、同様どうようの花はなの蜜みつを好このむガーメイルに集あつめた花はなの蜜みつを横取よこどりされることもある。

『あまいミツ』を塗ぬった木きに出現しゅつげんする。進化しんかするとビークインになるのだが、ビークインは女王蜂じょおうばちということもあり、雌めすのミツハニーしか進化しんかできない。また、メスの確かく率りつは非常ひじょうに低ひくい。

TVアニメ版ばんでは『ダイヤモンド&パール』第だい31話わから第だい32話わにかけて登場とうじょう。春はる風邪かぜ三さん太ふとしの漫画まんが版ばんでは作者さくしゃがミツハニーがオスとメスで姿すがたが違ちがう事ことを知しらなかったのか、メスのミツハニーの一人称いちにんしょうが「僕ぼく」だったり、男性だんせい口調くちょうで話はなしたり、オス扱あつかいされている（「兄貴あにきって呼よべよな！」という台詞せりふがある）。

ビークイン

ビークイン No. 416

分類ぶんるい: はちのすポケモン	タイプ: むし/ ひこう	高たかさ: 1.2m	重おもさ: 38.5kg
特性とくせい: プレッシャー	かくれ特性とくせい: きんちょうかん	進化しんか前まえ: ミツハニー	進化しんか後ご: なし

♀のミツハニーの進化しんか形がたで女王蜂じょおうばちのような姿すがたをしたポケモン。腹部ふくぶと一体化いったいかした巣すをぶら下さげたような体形たいけいが特徴とくちょう。ミツハニーの群むれの中なかに1匹ひきのみ存在そんざいする。配下はいかにミツハニーを多数たすう引ひき連つれて行動こうどうし、幼虫ようちゅうに与あたえる餌えさを集あつめさせる。また戦闘せんとうにおいてもミツハニーを指揮しきし統率とうそつのとれた集団しゅうだん戦法せんぽうで戦たたかう。

専用せんよう技わざとして、配下はいかの群むれに突撃とつげきさせる「こうげきしれい」、配下はいかの群むれに防御ぼうぎょ体勢たいせいをとらせる「ぼうぎょしれい」、配下はいかの群むれに傷きずを癒いやしてもらう「かいふくしれい」を覚おぼえる。

ミツハニーの♀の個体こたいのみが進化しんかする。『ダイヤモンド・パール』では四天王してんのうのリョウが使用しようし、『ハートゴールド・ソウルシルバー』ではヒワダジムリーダーのツクシも再戦さいせん時じに使用しようしている。『スカーレット・バイオレット』ではアカデミー教師きょうしのサワロが使用しようする。

TVアニメ版ばんでは『ダイヤモンド&パール』第だい32話わに登場とうじょう。ハクタイのもりにある琥珀こはくの城しろで、おそろしく甘あまいミツを巣すの中なかに蓄たくわえている。

パチリス

パチリス No. 417

分類ぶんるい: でんきりすポケモン	タイプ: でんき	高たかさ: 0.4m	重おもさ: 3.9kg
特性とくせい: にげあし/ ものひろい	かくれ特性とくせい: ちくでん	進化しんか前まえ: なし	進化しんか後ご: なし

リスのような姿すがたをしたポケモン。体からだ色しょくは白しろく、耳みみの部分ぶぶんと、額がくから背中せなかを通とおり大おおきな尻尾しっぽの先さきまで走はしるラインは水色みずいろに近ちかい。この額がくの部分ぶぶんの模様もようの長ながさはオスとメスで違ちがいがあり、オスの方ほうが模様もようが若干じゃっかん長ながい。ピカチュウやエモンガなどと同様どうように、頬ほおに「電気でんき袋ぶくろ」と呼よばれる器官きかんを持もつ。尻尾しっぽの先さきは静電気せいでんきでトゲのように逆立さかだち、これを電極でんきょくのように使つかって繰くり出だすでんきタイプの攻撃こうげきを得意とくいとする。樹き上じょうで生活せいかつし、静電気せいでんきが溜たまった毛もう玉たまを好物こうぶつの木この実みとともに幹みきの穴あなに隠かくす習性しゅうせいを持もつ。

『スカーレット・バイオレット』ではアカデミー教師きょうしのサワロが先発せんぱつで使用しようする。

TVアニメ版ばんでは『ダイヤモンド&パール』にてヒカリのポケモンとして登場とうじょう。マイペースな性格せいかくで走はしり回まわることとヒカリのポフィンが好すき。声優せいゆうは西村にしむらちなみ。

ブイゼル

ブイゼル No. 418

分類ぶんるい: うみイタチポケモン	タイプ: みず	高たかさ: 0.7m	重おもさ: 29.5kg
特性とくせい: すいすい	かくれ特性とくせい: みずのベール	進化しんか前まえ: なし	進化しんか後ご: フローゼル

オレンジ色しょくのイタチのような姿すがたをしたポケモン。首くびの周まわりの浮うき袋ぶくろに空気くうきを溜ため込こみ、浮うき輪わのように膨ふくらませて水面すいめんに浮うかぶ。前ぜん脚あしには魚さかなの鰭ひれのような器官きかんも持もつ。尾おが二股ふたまたに分わかれており、スクリューのように回転かいてんさせて泳およぐ。背中せなかの模様もようが左右さゆうに二ふたつあるのがオスで、中央ちゅうおうに一ひとつあるのがメス。

TVアニメ版ばんでは『ダイヤモンド&パール』にてヒカリがゲットしたが、通常つうじょうのバトルを好このむため後のちにエイパムとの交換こうかんでサトシのポケモンとなる。声優せいゆうは古島こじま清孝きよたか。

劇場げきじょう版ばんでは2006年ねん公開こうかいの『ポケモンレンジャーと蒼海そうかいの王子おうじ マナフィ』に、ゲームに先行せんこうして登場とうじょうしている。声優せいゆうは阪口さかぐち大助だいすけ。

フローゼル

フローゼル No. 419

分類ぶんるい: うみイタチポケモン	タイプ: みず	高たかさ: 1.1m	重おもさ: 33.5kg
特性とくせい: すいすい	かくれ特性とくせい: みずのベール	進化しんか前まえ: ブイゼル	進化しんか後ご: なし

ブイゼルの進化しんか形がた。首くびの浮うき袋ぶくろが体格たいかくと共ともにさらに発達はったつし、腰こしのあたりまで伸のびる。港みなとや漁師りょうし町まち、砂浜すなはまなどで溺おぼれた人ひとを救すくう水難すいなん救助きゅうじょの手伝てつだいをしている。

ノモセジムジムリーダー・マキシが使用しようするほか、プレイヤーが最初さいしょにヒコザル以外いがいを選えらんだ場合ばあいはライバルも使用しようする。『ハートゴールド・ソウルシルバー』ではジムリーダーのカスミも再戦さいせん時じに使用しようする。

TVアニメ版ばんでは『ダイヤモンド&パール』第だい71話わに野生やせいのフローゼルが登場とうじょう。ポケモンレンジャーのハジメにキャプチャされ、川かわを泳およいだ。また、第だい83話わではノモセジムジムリーダー・マキシの切きり札ふだとして登場とうじょう。マキシ曰いわく「オレ様さまのフローゼルは最強さいきょうの水みずポケモン」。声優せいゆうは小西こにし克幸かつゆき。

チェリンボ

チェリンボ No. 420

分類ぶんるい: さくらんぼポケモン	タイプ: くさ	高たかさ: 0.4m	重おもさ: 3.3kg
特性とくせい: ようりょくそ	かくれ特性とくせい: なし	進化しんか前まえ: なし	進化しんか後ご: チェリム

サクランボのような姿すがたをしたポケモン。大小だいしょう2つの玉たまが連つらなっており、それぞれに顔かおを持もつ。小ちいさい方ほうの玉たまには進化しんかに必要ひつようとされる栄養分えいようぶんが蓄たくわえられており、玉たまが萎しぼむと進化しんかが近ちかくなる。他方たほうの玉たまはとても甘あまいので、ムックルやメガヤンマに啄ついばまれることがある。赤あかければ赤あかいほど甘あまくておいしく、おやつ代かわりにされることもある。

『ダイヤモンド・パール』では、甘あまい香かおりのする木きに「あまいミツ」を塗ぬると出現しゅつげんすることがある。ハクタイシティのジムリーダー、ナタネも使用しようする。

TVアニメ版ばんではゲーム版ばんと同おなじく、ジムリーダーのナタネが使用しようするポケモンとして登場とうじょう。声優せいゆうは西村にしむらちなみ。

チェリム

チェリム No. 421

分類ぶんるい: サクラポケモン	タイプ: くさ	高たかさ: 0.5m	重おもさ: 9.3kg
特性とくせい: フラワーギフト	かくれ特性とくせい: なし	進化しんか前まえ: チェリンボ	進化しんか後ご: なし

チェリンボの進化しんか形がた。桜さくらの花はなのような姿すがたをしており、額がくにはサクランボのような形かたちの髪かみ飾かざりを思おもわせる玉たまが2つ付ついている。普段ふだんは紫色むらさきいろの蕾つぼみの姿すがたをして耐たえ忍しのんでおり、晴天せいてん時じにはそれまでの鬱憤うっぷんを晴はらすかのように花開はなひらくという。蕾つぼみの姿すがたはネガフォルム、花はなが開ひらいた姿すがたはポジフォルムと呼よばれる。

通常つうじょう時じはネガフォルムだが、専用せんよう特性とくせい「フラワーギフト」により戦闘せんとう中ちゅうに技わざ「にほんばれ」などで「ひざしがつよい」状態じょうたいになるとポジフォルムに変化へんかし、その間あいだは味方みかた全体ぜんたいの攻撃こうげきと特とく防ぼうが上昇じょうしょうする。特性とくせいや技わざ構成こうせいを考かんがえても晴はれ状態じょうたいとの相性あいしょうは抜群ばつぐん。

トレーナーでは「プラチナ」でジムリーダーのナタネ、「ソード・シールド」でジムリーダーのヤローが使用しようし、いずれも「にほんばれ」を絡からめた戦法せんぽうをとる。

カラナクシ

カラナクシ No. 422

分類ぶんるい: ウミウシポケモン	タイプ: みず	高たかさ: 0.3m	重おもさ: 6.3kg
特性とくせい: ねんちゃく/ よびみず	かくれ特性とくせい: すなのちから	進化しんか前まえ: なし	進化しんか後ご: トリトドン

ウミウシのような姿すがたをしたポケモンだが、つつくと紫色むらさきいろの液体えきたいを放はなつという、アメフラシのような性質せいしつも持もつ。生息せいそく地ちによって異ことなる姿すがたを持もち、シンオウ地方ちほうでは体からだ色しょくがピンク色ぴんくいろで頭あたまに瘤こぶ、背中せなかにトゲのような突起とっきを持もつもの、体からだ色しょくが水色みずいろで後うしろに伸のびる角かくを持もち、背中せなかに鰭ひれのような突起とっきを持もつものの2種類しゅるいが確認かくにんされ、ピンク色ぴんくいろのものは「にしのうみ」、水色みずいろのものは「ひがしのうみ」の呼称こしょうが使用しようされる。これらの変化へんかは餌えさの違ちがいによるものとされている。

西部せいぶでは「にしのうみ」、東部とうぶでは「ひがしのうみ」が出現しゅつげんする。『サン・ムーン』『ソード・シールド』では「ひがしのうみ」の個体こたいのみ出現しゅつげんする。

TVアニメ版ばんでは『ダイヤモンド&パール』にノゾミのポケモンとして登場とうじょう。声優せいゆうは林原はやしばらめぐみ。

トリトドン

トリトドン No. 423

分類ぶんるい: ウミウシポケモン	タイプ: みず/ じめん	高たかさ: 0.9m	重おもさ: 29.9kg
特性とくせい: ねんちゃく/ よびみず	かくれ特性とくせい: すなのちから	進化しんか前まえ: カラナクシ	進化しんか後ご: なし

カラナクシの進化しんか形がた。分類ぶんるいのとおりウミウシのような姿すがたをしたポケモンで、生息せいそく地ちによって異ことなる姿すがたを持もち、シンオウ地方ちほうでは体からだ色しょくがピンク色ぴんくいろで横よこに広ひろがった角かくを持もち、背中せなかに瘤こぶ状じょうの突起とっきを持もつもの（にしのうみ）と、体からだ色しょくが水色みずいろで後うしろに伸のびる角かくを持もち、背中せなかに鰭ひれのような突起とっきを持もつもの（ひがしのうみ）の2種類しゅるいが確認かくにんされている。一見いっけんすると3つ目めのようだが、額がくの部分ぶぶんは模様もようであるため表情ひょうじょうを変かえることはできない。大昔おおむかしは背中せなかに殻からを持もっていたが、現代げんだいでは失うしなっている。体からだには骨ほねが存在そんざいせず、高たかい再生さいせい能力のうりょくを持もち、柔やわらかい体からだで衝撃しょうげきを和やわらげる。天敵てんてきに襲おそわれた時ときは紫色むらさきいろの液体えきたいを体からだから出だして逃にげる。プランクトンを主食しゅしょくとしており、餌えさを求もとめて時々ときどき地上ちじょうに現あらわれるが、体からだが乾かわかないうちに急いそいで海うみに戻もどる。そのため、天気てんきが雨あめの時ときは特とくに元気げんきがいいという。

『ダイヤモンド・パール』ではシンオウ地方ちほうのチャンピオン、シロナが使用しようする（プラチナでは使用しようせず、代かわりにトゲキッスを使用しようする）。『ダイヤモンド・パール』では彼女かのじょに限かぎらず、バトルタワー等とうを除のぞけばゲーム中ちゅうのトレーナーが使用しようするカラナクシ、およびトリトドンは全すべてひがしのうみであったが、『プラチナ』からはにしのうみを使つかうものもいる。『サン・ムーン』ではしまクイーンのハプウがひがしのうみの個体こたいを使用しようする（ハプウに限かぎらず、アローラ地方ちほうのカラナクシおよびトリトドンはすべてひがしのうみ）。

TVアニメ版ばんでは『ダイヤモンド&パール』にてシロナとノゾミが西にしの海うみの個体こたいを、シンジが東ひがしの海うみの個体こたいを使用しようしている。また、シンジの個体こたいはシンオウリーグのサトシ戦せんで登場とうじょう。素早すばやい動うごきを得意とくいとするムクホークを「だくりゅう」のカウンターシールドや上空じょうくうに放はなった「みずのはどう」を落下らっかの速度そくどで威力いりょくを上あげるなど鈍にぶい動うごきを逆手さかてに取とった戦法せんぽうで翻弄ほんろうするも、ブイゼルの「氷こおりのアクアジェット」を食くらい敗北はいぼくする。

エテボース

エテボース No. 424

分類ぶんるい: おながポケモン	タイプ: ノーマル	高たかさ: 1.2m	重おもさ: 20.3kg
特性とくせい: テクニシャン/ ものひろい	かくれ特性とくせい: スキルリンク	進化しんか前まえ: エイパム	進化しんか後ご: なし

エイパムの進化しんか形がたで、尻尾しっぽが2本ほんに増ふえ、顔かおもノッペリとした。両手りょうてはほとんど使つかわなくなり、尻尾しっぽできのみの殻からを上手じょうずに剥むいて食たべる。複数ふくすうの群むれで行動こうどうし、エテボース同士どうしで尻尾しっぽを繋つなぎ合あわせて輪わを作つくり、友情ゆうじょうや絆きずなを確たしかめ合あう。時々ときどき、この輪わの中なかに人間にんげんも入いれてもらえることもある。ジャングルでナゲツケサルの群むれと争あらそうが、勝敗しょうはいは大抵たいてい引ひき分わけに終おわる事ことが多おおい。

エイパムが「ダブルアタック」を覚おぼえている状態じょうたいでレベルアップすると進化しんかする。『ダイヤモンド・パール』では、ナギサシティジムリーダーのデンジが、でんきタイプのジムリーダーながらも使用しようする（『プラチナ』ではサンダースに変更へんこうされているため、メンバーに入はいっていない）。『ハートゴールド・ソウルシルバー』ではジョウト図鑑ずかんに加くわえられており、全国ぜんこく図鑑ずかん入手にゅうしゅ前まえに手てに入いれることができる。

TVアニメ『ポケットモンスター ダイヤモンド&パール』ではヒカリのエイパムが進化しんかした姿すがたとして登場とうじょう。性別せいべつはメス。後のちにポケモンピンポンに興味きょうみをもち、チャンピオンのオウに預あづけられ別わかれた。声優せいゆうは佐藤さとう智恵ちえ。

テレビアニメ第だい8シリーズ（『リコとロイの旅たびシリーズ』）では第だい31話わにて六ろく英雄えいゆうのラプラスの仲間なかまの野生やせいのポケモンとしてリククラゲと共ともに登場とうじょう。ラプラス海賊かいぞく団だんの一員いちいんで他たのポケモンたちと共ともに船内せんないから食料しょくりょうを盗ぬすんでいたが、リコやロイ、さらにはテラパゴスと仲良なかよくしたり、ラプラスを後押あとおしするためにいにしえのモンスターボールを渡わたすなど根ねっからの悪わるいポケモンではない。声優せいゆうはドラマ『ポケットに冒険ぼうけんをつめこんで』で主人公しゅじんこうである赤城あかぎまどか役やくを担当たんとうする西野にしの七瀬ななせ。

フワンテ

フワンテ No. 425

分類ぶんるい: ふうせんポケモン	タイプ: ゴースト/ ひこう	高たかさ: 0.4m	重おもさ: 1.2kg
特性とくせい: ゆうばく/ かるわざ	かくれ特性とくせい: ねつぼうそう	進化しんか前まえ: なし	進化しんか後ご: フワライド

顔かおの付ついた紫むらさき色いろの風船ふうせんのような姿すがたをしたポケモン。紐ひものような手てを掴つかんだ子供こどもをあの世よへ連つれて行いこうとするが、体重たいじゅうは1.2kgと軽かるいため逆ぎゃくに引ひっ張ぱられ振ふり回まわされてしまうという。顔かおの中心ちゅうしんには×状じょうにテープを貼はられたような模様もようがあり、その更さらに中心ちゅうしんに口くちがある。内部ないぶには魂たましいが蓄たくわえられており、破裂はれつすると叫さけび声ごえが響ひびき渡わたる。

『ダイヤモンド・パール』では金曜日きんようびにのみ「たにまのはつでんしょ」の前まえに現あらわれ、話はなしかけることで戦闘せんとうとなる。

TVアニメ版ばんでは『ダイヤモンド&パール』第だい28話わにジョーイ一家いっかのポケモンとして初はつ登場とうじょう。そのほか、第だい76話わでは、「レストラン七ななつ星ぼし」のチナツが使用しようし、第だい93話わではヨスガシティジムリーダーのメリッサが使用しようした。

フワライド

フワライド No. 426

分類ぶんるい: ききゅうポケモン	タイプ: ゴースト/ ひこう	高たかさ: 1.2m	重おもさ: 15.0kg
特性とくせい: ゆうばく/ かるわざ	かくれ特性とくせい: ねつぼうそう	進化しんか前まえ: フワンテ	進化しんか後ご: なし

フワンテの進化しんか形がた。風船ふうせんのような姿すがたのフワンテから気球ききゅうのような姿すがたとなり、体長たいちょうもフワンテの約やく3倍ばいとなる。日にち中ちゅうはただただ浮うかんでいるが、夕暮ゆうぐれ時じになると群むれをなして何処どこかへと飛とび去さって行いくとされる。人ひとやポケモンを乗のせて飛とんでいくこともあるが、風ふうに流ながされていくだけなのでフワライド自身じしんさえ行いき先さきが分わからない。フワンテ同様どうよう、テープが貼はられたような模様もようの中心ちゅうしん部ぶに口くちがある。

『ダイヤモンド・パール』では、ヨスガシティのジムリーダー・メリッサやポケモンリーグの四天王してんのう・オーバが使用しようする。『ハートゴールド・ソウルシルバー』ではエンジュシティジムリーダーのマツバも再戦さいせん時じに使用しよう。『ブラック・ホワイト』ではイッシュ地方ちほうのポケモンリーグ四天王してんのう・シキミが再戦さいせん時じに使用しようし、『ブラック2・ホワイト2』ではブルンゲルに代かわって初戦しょせん時じから使用しようする。他たには『オメガルビー・アルファサファイア』では四天王してんのうのフヨウや、『サン・ムーン』ではキャプテン兼けん四天王してんのうのアセロラが使用しようする。

TVアニメ版ばんでは『ダイヤモンド&パール』第だい93話わにてジムリーダー・メリッサのフワンテがピカチュウとのバトル中ちゅうに進化しんかした。声優せいゆうは伊東いとうみやこ。

ミミロル

ミミロル No. 427

分類ぶんるい: うさぎポケモン	タイプ: ノーマル	高たかさ: 0.4m	重おもさ: 5.5kg
特性とくせい: にげあし/ ぶきよう	かくれ特性とくせい: じゅうなん	進化しんか前まえ: なし	進化しんか後ご: ミミロップ

耳みみの先さきと腰こしが綿めんのようなクリーム色しょくの体毛たいもうに覆おおわれているのが特徴とくちょうの茶色ちゃいろいウサギのような姿すがたをしたポケモン。危険きけんを感かんじ取とると両りょう耳みみを立たてて警戒けいかいし、寒さむい夜よるは毛皮けがわに顔かおをうずめて寝ねるという。丸まるめた耳みみを勢いきおいよく伸のばすと、大人おとなでも気絶きぜつするほどのパンチのような破壊はかい力りょくを持もつ。

TVアニメ版ばんではヒカリのポケモンとして登場とうじょう。性別せいべつはメスでピカチュウに好意こういを抱だいている。コンテストで大おおいに活躍かつやくした。声優せいゆうは川上かわかみとも子こ→雪野ゆきの五月さつき。これとは別べつ個体こたいをヒカリが何なん度どかゲットしようとしていたが、失敗しっぱいしている。

ポケモン大好だいすきクラブ公式こうしきアニメ『ポケモンパペット劇場げきじょう パペモン』では第だい2話わに登場とうじょう。トレーナーに不満ふまんを抱だいており、ヤドンとシェルダーにどういうトレーナーが自分じぶんに相応ふさわしいのか相談そうだんする。声こえは佐倉さくら綾あや音おん。

ミミロップ

ミミロップ No. 428

分類ぶんるい: うさぎポケモン	タイプ: ノーマル	高たかさ: 1.2m	重おもさ: 33.3kg
特性とくせい: メロメロボディ/ ぶきよう	かくれ特性とくせい: じゅうなん	進化しんか前まえ: ミミロル	進化しんか後ご: なし

ミミロルの進化しんか形がた。ウサギのロップイヤーのような姿すがたをしている。2頭とう身みのミミロルから一転いってんし、両りょう耳みみ・四肢ししが長ながく伸のび、長身ちょうしんかつスリムな人間にんげんの女性じょせいに似にた体型たいけいへと変化へんかする。体毛たいもうは、腰こし周まわりでは薄うすくなり、頭部とうぶと腕うでと脚あし部ぶにそれぞれ眉毛まゆげとリストバンドとブーツのように生はえている。1年ねんに2回かい換かわ毛け期きを迎むかえ、寒さむい季き節ぶしの毛けはとても柔やわらかく上質じょうしつなものとなる。女性じょせい的てきな外見がいけんだが、性別せいべつ比ひは1：1である。

警戒けいかい心しんが強つよい気質きしつで、危険きけんを感かんじると耳みみで体からだを包つつみ、軽かろやかに飛とび跳はねて逃にげ去さってしまう。特とくに耳みみを触さわられることには非常ひじょうにデリケートで、優やさしく丁寧ていねいに触さわらなければ蹴けりつけられてしまう。また潔癖けっぺき症しょうで、チャームポイントである耳みみ先さきの毛けの手入ていれを怠おこたらない習性しゅうせいがある。

『ダイヤモンド・パール』より登場とうじょう。ミミロルが十分じゅうぶんになついた状態じょうたいでレベルアップすることで進化しんかする。『ダイヤモンド・パール』ではシンオウ地方ちほうのポケモンリーグ四天王してんのう・オーバがほのおタイプ専せん門もんであるにもかかわらず使用しようしてくる。『ウルトラサン・ウルトラムーン』ではエーテル財団ざいだん代表だいひょうのルザミーネが『サン・ムーン』で使用しようしたムウマージの代かわりに使用しようする。

『オメガルビー・アルファサファイア』以降いこうでは、「メガミミロップ」へとメガシンカを遂とげる。

メガミミロップ

体型たいけいは全体ぜんたい的てきにスリムになり、脚あしには破やぶれた黒くろタイツのような模様もようが現あらわれ、耳みみはツインテール状じょうに細長ほそながく変かわる。メガシンカによって野生やせいの闘争とうそう本能ほんのうが覚醒かくせいし、臆病おくびょうで警戒けいかい心しんの強つよかったメガシンカ前まえから一転いってんして好戦こうせん的てきな気質きしつに変化へんかする。デリケートだった耳みみも振ふり回まわして武器ぶきとして扱あつかい、その打撃だげきは分厚ぶあつい鉄板てっぱんをも容易たやすくねじ曲まげるほどの破壊はかい力りょくを有ゆうする。

メガシンカによってタイプはかくとうタイプが新あらたに付加ふかされ、特性とくせいは「きもったま」に変化へんか。能力のうりょくは「こうげき」「すばやさ」が大おおきく上昇じょうしょうする。元々もともと数多かずおおく覚おぼえるノーマル・かくとう技わざを生いかしやすくなり、メガシンカ前まえより突破とっぱ力りょくに秀ひいでる。この特性とくせいをにより、本来ほんらい不利ふりなゴーストタイプを相手あいてにしても積極せっきょく的てきに攻せめることが可能かのうとなった。

TVアニメ版ばんでは『ダイヤモンド&パール』第だい86話わにアイドルポケモンスタイリストのパリス（声こえ - 生天目なまため仁美ひとみ）のポケモンとして登場とうじょうする。

ムウマージ

ムウマージ No. 429

分類ぶんるい: マジカルポケモン	タイプ: ゴースト	高たかさ: 0.9m	重おもさ: 4.4kg
特性とくせい: ふゆう	かくれ特性とくせい: なし	進化しんか前まえ: ムウマ	進化しんか後ご: なし

ムウマの進化しんか形がた。帽子ぼうしをかぶった魔法使まほうつかいあるいは魔女まじょのような容姿ようしをしており、呪文じゅもんを唱となえているかのような鳴なき声ごえを発はっする。鳴なき声ごえを聞きいた相手あいては幻覚げんかくや頭痛ずつうにみまわれて苦くるしむが、幸しあわせになることも。

「やみのいし」をムウマに使つかうことで進化しんかする。ヨスガジムのジムリーダー、メリッサが切きり札ふだとして使用しようする。他たでは『ハートゴールド・ソウルシルバー』のジムリーダー・マツバ、『ブラック2・ホワイト2』の四天王してんのうシキミ、および『オメガルビー・アルファサファイア』の四天王してんのうフヨウがそれぞれ再戦さいせん時じに使用しようし、『サン・ムーン』ではエーテル財団ざいだん代表だいひょうのルザミーネが使用しようする。「スカーレット・バイオレット」ではジムリーダーのナンジャモがエースポケモンとして使用しようし、テラスタルででんきタイプに変かえる。

TVアニメ版ばんでは『ダイヤモンド&パール』第だい43話わに初はつ登場とうじょう。ポケモンセンターを探さがして道みちに迷まよったサトシたちを「あやしいひかり」で幻覚げんかくの世界せかいへ誘さそい込こんだ。そのほか、ジムリーダーのメリッサやノゾミが使用しようしている。

ドンカラス

ドンカラス No. 430

分類ぶんるい: おおボスポケモン	タイプ: あく/ ひこう	高たかさ: 0.9m	重おもさ: 27.3kg
特性とくせい: ふみん/ きょううん	かくれ特性とくせい: じしんかじょう	進化しんか前まえ: ヤミカラス	進化しんか後ご: なし

ヤミカラスの進化しんか形がた。ヤミカラスと同おなじくカラスのような姿すがたをしているが胸部きょうぶがせり出だし、首筋くびすじから胸元むなもとにかけて白しろいあご鬚ひげを思おもわせる毛けに覆おおわれ、貫禄かんろくが増ました姿すがたとなる。尻尾しっぽ以外いがいの全身ぜんしんが黒くろい羽毛うもうに覆おおわれており、黒くろいテンガロンハットを被こうむったような形状けいじょうの頭部とうぶを持もつ。翼つばさの内側うちがわと尾羽おははえんじ色しょくをしており、尾羽おはは模様もようとあいまって赤あかい花束はなたばのようにも見みえる。昼ひるは餌えさ等とうの調達ちょうたつをヤミカラスに任まかせて羽はねづくろいをし、夜よるになると活動かつどうを始はじめ、たくさんのヤミカラスを子分こぶんとして引ひき連つれて群むれをつくる。ドンカラスの低ひくい声こえはたくさんのヤミカラスをおびき寄よせ、辺あたりを一瞬いっしゅんで真まっ黒くろい群むれで覆おおわれることから“夜よるを招まねくもの”と呼よばれている。子分こぶんの失敗しっぱいや裏切うらぎりは決けっして許ゆるさず、どんなにうまく逃にげても執拗しつように追おい詰つめ、徹底的てっていてきに処分しょぶんする冷酷れいこくな性格せいかくである。しかしこれは群むれの秩序ちつじょを守まもるためと言いわれている。

ヤミカラスに「やみのいし」を使用しようすることで進化しんかする。ゲーム中ちゅうに登場とうじょうする悪あくの組織そしき・ギンガ団だんボスのアカギもこのポケモンを使用しようする。『ハートゴールド・ソウルシルバー』では強化きょうか後ごのキキョウジムリーダー・ハヤトと四天王してんのう・カリンが手持てもちポケモンとして使用しようする。『ブラック2・ホワイト2』では四天王してんのうギーマが再戦さいせん時じに、『X・Y』ではフレア団だんボスのフラダリが2戦せん目め以降いこうに、『サン・ムーン』ではしまキングのクチナシとスカル団だんボスのグズマ、『スカーレット・バイオレット』ではスター団だんのピーニャが再戦さいせん時じに使用しようする他ほか、アカデミー教師きょうしのセイジが先発せんぱつとして使用しようする。アプリゲーム『ポケモンマスターズEX』ではライヤーの臣下しんかであるドリバル（声こえ - 黒田くろだ崇たかし矢や）が使用しよう。

ポケモンバトルレボリューションではダメージを受うけた時ときやひん死しになった時ときなどに頭部とうぶの部分ぶぶんを帽子ぼうしのように直なおすしぐさをする。

TVアニメ版ばんではシンジの手持てもちポケモンとして登場とうじょう。声優せいゆうは阪口さかぐち大助だいすけ。

ニャルマー

ニャルマー No. 431

分類ぶんるい: ねこかぶりポケモン	タイプ: ノーマル	高たかさ: 0.5m	重おもさ: 3.9kg
特性とくせい: じゅうなん/ マイペース	かくれ特性とくせい: するどいめ	進化しんか前まえ: なし	進化しんか後ご: ブニャット

長ながい尻尾しっぽを渦巻うずまき状じょうに巻まいた、凛りんと清すました猫ねこのようなポケモン。鋭するどい目めつきでにらまれると軽かるい催眠さいみん状態じょうたいになってしまう。気きまぐれな性格せいかくで、気きに入いらないと爪つめを立たててくるが、たまに喉のどをならして甘あまえてくることもある。性別せいべつ比ひは1：3でメスの比率ひりつが高たかい。

登場とうじょうに恵めぐまれておらず、野生やせい個体こたいは『パール』『アルセウス』のみ出現しゅつげんする。ギンガ団だんのしたっぱの手持てもちに多用たようされている。

TVアニメ版ばんではノゾミのポケモンとして登場とうじょう（声優せいゆう：大谷おおや育江いくえ）。またヒカリの母親ははおや・アヤコも手持てもちとしている（声優せいゆう：西村にしむらちなみ）。

ブニャット

ブニャット No. 432

分類ぶんるい: とらねこポケモン	タイプ: ノーマル	高たかさ: 1.0m	重おもさ: 43.8kg
特性とくせい: あついしぼう/ マイペース	かくれ特性とくせい: まけんき	進化しんか前まえ: ニャルマー	進化しんか後ご: なし

ニャルマーの進化しんか形がた。進化しんか前まえに比くらべて体格たいかくが大おおきくなり、まるまると太ふとった猫ねこのようになった。しかしそれはしっぽでウエストをぎゅっとしぼっているためで、体からだを大おおきく見みせて相手あいてを威圧いあつするためである。他たのポケモンのすみかに堂々どうどうと入はいり込こんで自分じぶんの寝床ねどこにしてしまうずうずうしい性格せいかく。性別せいべつ比ひは1：3。

『ダイヤモンド・パール』では、ギンガ団だんの幹部かんぶマーズが手持てもちとして使用しようしている。

TVアニメ版ばんでも『ダイヤモンド&パール』第だい96話わにてギンガ団だん幹部かんぶのマーズが使用しようしている。性別せいべつはオス。声優せいゆうは古島こじま清孝きよたか。第だい178話わでもマミイのポケモンとして登場とうじょう。性別せいべつはオス。声優せいゆうは清水しみず一貴かずたか。

リーシャン

リーシャン No. 433

分類ぶんるい: すずポケモン	タイプ: エスパー	高たかさ: 0.2m	重おもさ: 0.6kg
特性とくせい: ふゆう	かくれ特性とくせい: なし	進化しんか前まえ: なし	進化しんか後ご: チリーン

鈴すずの形かたちをしている、チリーンの進化しんか前まえのポケモン。小ちいさな手足てあしを持もち、後頭部こうとうぶに太ふとい鈴すず紐ひもがある。喉のど奥おくには丸まるい玉たまが存在そんざいし、これを震ふるわせることによって高たかい周波数しゅうはすうを発はっする鳴なき声ごえを上あげ、相手あいての聴覚ちょうかくを一時いちじ的てきに失うしなわせる。宙ちゅうに浮遊ふゆうし、跳はねるたびに音おとを出だす。ディグダやミノムッチ等ひとしと同おなじく、ポケモンの中なかでは身長しんちょうが低ひくい部類ぶるいに入はいる。

TVアニメ版ばんでは『ダイヤモンド&パール』第だい70話わに、ポケモンマジシャン・シズエ（声こえ - 柚木ゆずき涼香りょうか）の手持てもちポケモンとして三さん匹ひきのリーシャンが登場とうじょう。

スカンプー

スカンプー No. 434

分類ぶんるい: スカンクポケモン	タイプ: どく/ あく	高たかさ: 0.4m	重おもさ: 19.2kg
特性とくせい: あくしゅう/ ゆうばく	かくれ特性とくせい: するどいめ	進化しんか前まえ: なし	進化しんか後ご: スカタンク

スカンクのような姿すがたをしたポケモン。敵てきに出でくわすと後うしろを向むき、鼻はなが曲まがるほど強烈きょうれつに臭くさい液体えきたいをお尻しりから飛とばして身みを守まもる。この液体えきたいの匂においは半径はんけい2km圏内けんないにいるほとんどのポケモンが逃にげ出だすほどであり、24時間じかん消きえないほど強つよいものである。

『ダイヤモンド・パール』のうち『ダイヤモンド』のみ出現しゅつげんするほか、ギンガ団だんのしたっぱが手持てもちとして多用たようしている。

TVアニメ版ばんでは『ダイヤモンド&パール』第だい36話わにてハクタイシティのジュンサーが使用しようしていた。

スカタンク

スカタンク No. 435

分類ぶんるい: スカンクポケモン	タイプ: どく/ あく	高たかさ: 1.0m	重おもさ: 38.0kg
特性とくせい: あくしゅう/ ゆうばく	かくれ特性とくせい: するどいめ	進化しんか前まえ: スカンプー	進化しんか後ご: なし

スカンプーの進化しんか形がた。スカンプーとは異ことなり、尻尾しっぽの先さきから臭くさい液体えきたいをとばす。この液体えきたいはお腹なかでの熟成じゅくせい期間きかんが長ながいほど臭くさくなり、射程しゃてい距離きょりは最大さいだい50メートルにまで及およぶ。連射れんしゃすると匂においが弱よわまっていく。尻尾しっぽの先端せんたんがちょうど前髪まえがみのようになっているため、前まえを向むいたまま液体えきたいを飛とばす。それ故ゆえに上うえから狙ねらわれると戸惑とまどい、時ときに己おのれの匂においに耐たえられない事こともある。液体えきたいを飛とばす瞬間しゅんかん、尻尾しっぽの毛け先さきが開ひらく。

『ダイヤモンド・パール』のうち『ダイヤモンド』にのみ出現しゅつげんするほか、ギンガ団だん幹部かんぶのジュピターが手持てもちとして使用しようしている。『ハートゴールド・ソウルシルバー』では四天王してんのうのキョウ（強化きょうか後ご）が先発せんぱつとして使用しようする。他ほかにも「ソード・シールド」ではジムリーダーのネズ、「スカーレット・バイオレット」ではスター団だんのシュウメイがそれぞれ先発せんぱつとして使用しようする。

TVアニメ版ばんでは『ダイヤモンド&パール』第だい97話わでギンガ団だん幹部かんぶジュピターが使用しようし、ロケット団だんから「しらたま」を奪うばい返かえす。声優せいゆうは阪口さかぐち大助だいすけ。

ドーミラー

ドーミラー No. 436

分類ぶんるい: せいどうポケモン	タイプ: はがね/ エスパー	高たかさ: 0.5m	重おもさ: 60.5kg
特性とくせい: ふゆう/ たいねつ	かくれ特性とくせい: ヘヴィメタル	進化しんか前まえ: なし	進化しんか後ご: ドータクン

銅鏡どうきょう（六ろく鈴すず鏡きょう）のような姿すがたをしたポケモン。レントゲン写真しゃしんで撮影さつえいしても何なにも写うつらず、体からだの構造こうぞうが不明ふめいなポケモンである。また、古墳こふんからドーミラーに形状けいじょうがよく似にた道具どうぐが出土しゅつどしているが、関連かんれん性せいは不明ふめいだという。ガラル地方ちほうでも生息せいそくしているが、背中せなかに描えがかれている稲いねのような模様もようはガラルの歴史れきし上じょう関連かんれん性せいのない文化ぶんかのため、何故なぜ生息せいそくしているのかは謎なぞ。体からだを磨みがくと真実しんじつを映うつし出だすと言いわれているが、本人ほんにんはそれを嫌いやがっている。進化しんか後ごのドータクンと並ならんでふゆう持もちで他たの特性とくせいを持もっているため、じめんタイプの攻撃こうげき技わざが効きく場合ばあいと効きかない場合ばあいがある。

『ダイヤモンド・パール』ではミオシティのジムリーダーのトウガンやギンガ団だんのしたっぱや幹部かんぶであるサターンとマーズとジュピターが使用しようする。『Pokémon LEGENDS アルセウス』ではキャプテンのヒナツが使用しようする。

TVアニメ版ばんでは『ダイヤモンド&パール』第だい60話わでゲームと同様どうようにギンガ団だん幹部かんぶであるサターンの手持てもちとして登場とうじょう。遺跡いせきの警備けいび員いんを「さいみんじゅつ」で眠ねむらせた。声優せいゆうは古島こじま清孝きよたか。

テレビアニメ第だい8シリーズ（『リコとロイの旅たびシリーズ』）では第だい28話わ（『テラパゴスのかがやき』第だい3話わ）にてかつてダイアナの冒険ぼうけん仲間なかまだったが詐欺さぎ師しに手てを染そめてしまったテペン（声こえ - 菊池きくち通とおる武たけ）のポケモンとして登場とうじょう。「てっぺき」でランプラーをニャオハの攻撃こうげきから守まもる活躍かつやくを見みせたが、キャプテンピカチュウの「かみなりパンチ」で敗北はいぼくした。その後ごはダイアナによって磨みがかれ、テペンが「あの頃ころのように冒険ぼうけん者しゃに戻もどりたい」という真実しんじつを映うつし出だして、悪事あくじの道みちに逸はぐれた彼かれを改心かいしんさせた。

ドータクン

ドータクン No. 437

分類ぶんるい: どうたくポケモン	タイプ: はがね/ エスパー	高たかさ: 1.3m	重おもさ: 187.0kg
特性とくせい: ふゆう/ たいねつ	かくれ特性とくせい: ヘヴィメタル	進化しんか前まえ: ドーミラー	進化しんか後ご: なし

ドーミラーの進化しんか形がたで、青あお緑色みどりいろの銅鐸どうたくのような姿すがたをしたポケモン。目めは赤あかく、発光はっこう・点滅てんめつしている。進化しんか前まえとともに、背面はいめんに植物しょくぶつのような文様もんようがある。空間くうかんに穴あなを開あけ、別世界べっせかいから雨雲あまぐもを呼よび起おこす力ちからを持もつ。その能力のうりょくから、かつてはランドロス同様どうように豊作ほうさくの神様かみさまとして崇拝すうはいされていた。2000年間ねんかん地中ちちゅうで眠ねむっていたドータクンが工事こうじ現場げんばで発見はっけんされ、ニュースになったことがある。また、ドータクンの生うまれた時代じだいではポケモン以外いがいの生いき物ものもいたらしい。怒おこらせると鐘かねのような音おとを響ひびかせて威嚇いかくする。体からだの模様もようからガラルのポケモンでないと考かんがえる学者がくしゃも多おおい。

『ダイヤモンド・パール』およびリメイク作さくである『ブリリアントダイヤモンド・シャイニングパール』では四天王してんのうの一人ひとりであるゴヨウが使用しようするほか、『プラチナ』ではギンガ団だん幹部かんぶのマーズとジュピター（どちらもハードマウンテンにて）が使用しようする。『ハートゴールド・ソウルシルバー』ではアサギジムリーダーのミカンと四天王してんのうのイツキがそれぞれ再戦さいせん時じに使用しようする。『ブラック・ホワイト』では四天王してんのうのカトレアが再戦さいせん時じに使用しようする。『ポケットモンスター ブラック2・ホワイト2』ではホウエン地方ちほうのジムリーダーであるフウとランがPWTのワールドリーダーズトーナメントでホウエンリーダーズトーナメントで使用しようしていたチリーンがら変更へんこうする形かたちで使用しようする他ほか、シンオウ地方ちほうのジムリーダーであるトウガンがPWTのシンオウリーダーズトーナメント・ワールドリーダーズトーナメント共通きょうつうで使用しようする。『ソード・シールド』ではポケモントレーナーのシルディが使用しようする他ほか、ローズの弟おとうとで元もとジムリーダーのピオニーが使用しようする。『スカーレット・バイオレット』では四天王してんのうの一人ひとりであるポピーが使用しようする。

アプリゲーム『ポケモンマスターズEX』ではシンオウ地方ちほうのバトルファクトリーのフロンティアブレーンであるファクトリーヘッドのネジキ（声こえ - 小松こまつ昌平しょうへい）のパートナーとして登場とうじょう。

TVアニメ版ばんでは『ダイヤモンド&パール』第だい35話わでゲームと同様どうように四天王してんのうのゴヨウのポケモンとして登場とうじょう。ヒカリのブイゼルを下くだす。声優せいゆうは石塚いしづか運はこぶ昇のぼり。

劇場げきじょう版ばん『アルセウス 超克ちょうこくの時空じくうへ』ではギシンのポケモンとして登場とうじょう。魔ま獣じゅう装具そうぐで操あやつられており、「さいみんじゅつ」でダモスを操あやつり、アルセウスが怒いかりを起おこした事件じけんの元凶げんきょうとなったポケモンである。しかし、内心ないしんではギシンの行動こうどうをよく思おもっておらず、事実じじつを知しった際さいにはギシンの命令めいれいを無視むしし、装具そうぐを破壊はかいされたことで彼かれを裏切うらぎる形かたちでサトシたちに寝返ねがえった。

テレビアニメ第だい8シリーズ（『リコとロイの旅たびシリーズ』）では第だい28話わ（『テラパゴスのかがやき』第だい3話わ）にてかつてダイアナの冒険ぼうけん仲間なかまで詐欺さぎ師しのテペン（声こえ - 菊池きくち通とおる武たけ）のポケモンとして登場とうじょう。鐘かねの音おとでホゲータを怯ひるませたり、「あまごい」で「かえんほうしゃ」の威力いりょくを弱よわめたり、巨体きょたいを生いかして相手あいてや物ものを閉とじ込こめるといった活躍かつやくを見みせたが、キャプテンピカチュウの「かみなりパンチ」で敗北はいぼくする。なお、逃走とうそうする際さいはぴょんぴょんと跳はねながら移動いどうしていた。

ウソハチ

ウソハチ No. 438

分類ぶんるい: ぼんさいポケモン	タイプ: いわ	高たかさ: 0.5m	重おもさ: 15.0kg
特性とくせい: いしあたま/ がんじょう	かくれ特性とくせい: びびり	進化しんか前まえ: なし	進化しんか後ご: ウソッキー

ウソッキーの進化しんか前まえのポケモンで、乾燥かんそうした場所ばしょを好このみ、目めの部分ぶぶんから水みずを出だして水分すいぶんを調節ちょうせつする。そのため、いつも泣ないているようにも見みえる。目めから出だされる水分すいぶんは、汗あせまたは本物ほんものの涙なみだ。汗あせは塩辛しおからく、涙なみだは苦にがい。頭あたまの緑色みどりいろの玉たまは、乾かわけば乾かわくほど鈍にぶい光沢こうたくが生しょうじる。「ぼんさいポケモン」という分類ぶんるいの通とおり、植木鉢うえきばちのような下半身かはんしんに上半身じょうはんしんがすっぽり覆おおったような外見がいけんをしている。技わざ「ものまね」を覚おぼえた状態じょうたいでレベルアップすると進化しんかする。

『ダイヤモンド・パール』から登場とうじょうしたポケモンだが、初はつ登場とうじょうは『ポケモンXD 闇やみの旋風せんぷうダーク・ルギア』である。ただし、GBA版ばんソフトにウソハチのデータが入はいっていないため、本ほん作さくで使用しようできてもGBA版ばんソフトに送おくることはできなかった。

TVアニメ版ばんや劇場げきじょう版ばんでも『ダイヤモンド・パール』に先駆さきがけて登場とうじょうした。先さきに登場とうじょうしたのは劇場げきじょう版ばん『ミュウと波なみ導しるべの勇者ゆうしゃ ルカリオ』で、声優せいゆうはキングコングの梶原かじはら雄太ゆうたが演えんじた。TVアニメ版ばんでは『アドバンスジェネレーション』にてタケシの手持てもちポケモンとなった。この場合ばあいの声優せいゆうは阪口さかぐち大助だいすけ。

『大だい乱闘らんとうスマッシュブラザーズX』ではアイテム「モンスターボール」から出現しゅつげんするポケモンの一体いったいとして登場とうじょう。その辺あたりをただ歩あるくだけだが、「箱はこ」や「タル」のように抱かかえて持もち運はこぶことができ、投なげると当あたった敵てきに強烈きょうれつな「たいあたり」を食くらわす。いわタイプ故ゆえに重おもく、持もっているファイターは機動きどう力りょくが大おおきく制限せいげんされる。

マネネ

マネネ No. 439

分類ぶんるい: マイムポケモン	タイプ: エスパー/ フェアリー	高たかさ: 0.6m	重おもさ: 13.0kg
特性とくせい: ぼうおん/ フィルター	かくれ特性とくせい: テクニシャン	進化しんか前まえ: なし	進化しんか後ご: バリヤード

ピエロのような外見がいけんをしたポケモン。バリヤードの進化しんか前まえのポケモンで、相手あいての動うごきを真似まねする習性しゅうせいを持もち、相手あいてを惑まどわせて逃にげるためと考かんがえられている。ガラル地方ちほうではバリコオルを師匠ししょうのように慕したい後ごをついて回まわることで、パントマイムではなくタップダンスが得意とくいなバリヤードに進化しんかする。

『ダイヤモンド・パール』で登場とうじょうしたポケモンだが、TVアニメ版ばん、劇場げきじょう版ばんはそれに先駆さきがけ、『ルビー・サファイア』に相当そうとうする『アドバンスジェネレーション』、劇場げきじょう版ばんは『ミュウと波なみ導しるべの勇者ゆうしゃ ルカリオ』で初はつ登場とうじょうした。TVアニメ版ばんでは前述ぜんじゅつの映画えいがの後のちにだがロケット団だんのコジロウの手持てもちポケモンとなっている。声優せいゆうは大谷おおや育江いくえ（大谷おおやが2006年ねん1月がつより仕事しごとを一時いちじ休業きゅうぎょうしたため、第だい161話わから第だい177話わまで半場はんば友恵ともえが代役だいやくを務つとめた）。

『ポケットモンスター X・Y』からは、フェアリータイプが新あらたに追加ついかされた。

ピンプク

ピンプク No. 440

分類ぶんるい: ままごとポケモン	タイプ: ノーマル	高たかさ: 0.6m	重おもさ: 24.4kg
特性とくせい: しぜんかいふく/ てんのめぐみ	かくれ特性とくせい: フレンドガード	進化しんか前まえ: なし	進化しんか後ご: ラッキー

ラッキーの進化しんか前まえのポケモン。ラッキーをそのまま小柄こがらにしたような容姿ようしをしており、卵たまごにそっくりな丸まるい石いしを持もっている。また好すきな相手あいてに石いしを渡わたすこともある。ただし、しまいすぎて動うごけなくなったり、取とり上あげられると泣なき出だし暴あばれまわるなどわがままな一いち面めんも。巻まき毛げを気きにしている。性別せいべつはメスのみ。

ラッキーやハピナスに「こううんのおこう」を持もたせて育そだて屋やに預あづけると、ピンプクのタマゴを発見はっけんすることがある。「まんまるいし」というアイテムを持もたせて、朝ちょうか昼ひるにレベルアップするとラッキーに進化しんかする。『ダイヤモンド・パール』のシナリオではヨスガシティにいる男性だんせいからタマゴを貰もらい、そこから孵かえして入手にゅうしゅすることも可能かのう。

TVアニメ版ばんではタケシのポケモンとして登場とうじょう、このピンプクは小ちいさいながらもものすごい怪力かいりきの持もち主ぬし。『ダイヤモンド・パール』終盤しゅうばんにてラッキーに進化しんかし、現在げんざいはハピナスにまで最終さいしゅう進化しんかしている。声優せいゆうは伊東いとうみやこ。