サトシのポケモン (サン&ムーン)

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サトシのポケモン (サン&ムーン)では、任天堂にんてんどうのゲームソフト『ポケットモンスター』シリーズを原作げんさくとするアニメ『ポケットモンスター』シリーズに登場とうじょうするサトシポケモンのうち、『サン&ムーン』から登場とうじょうしたものについて記述きじゅつする。

凡例はんれい[編集へんしゅう]

記載きさいされている略号りゃくごう

構成こうせい[編集へんしゅう]

ゲームばんにおいて最初さいしょもらえるポケモンのうち、2たいくさほのおタイプ)をゲットしている。無印むじるしへんからつづいたノーマル・みずタイプはゲットしていない。

サトシがアローラでゲットした5たいのポケモンのうち2たいはそれぞれウルトラビーストとまぼろしのポケモンであり、通常つうじょうのポケモン以外いがいをゲットしたのはシリーズはつである。ククイ博士はかせとのエキシビジョンマッチ以外いがい、シリーズちゅうで6たい完全かんぜん手持てもちにそろうことがなかった。

最終さいしゅうかいでピカチュウとウルトラホールの世界せかい故郷こきょうつアーゴヨン以外いがいはククイ博士はかせあづけた。その地方ちほうのポケモンをその地方ちほう人間にんげんあづけたのはシリーズはつである[注釈ちゅうしゃく 1]。また、「めざせポケモンマスター」でははなしごとに手持てもちにれられている。アローラ地方ちほうのポケモンのみオーキド研究所けんきゅうじょうつすことはなかった。

ソルガレオはピカチュウの回想かいそうシーンやMPMだい10のOPにおいてゲットしたあつかいになっている。

サトシがゲットし、マーマネにゆずったデンヂムシはノーカウントとする。

ポケモン一覧いちらん[編集へんしゅう]

戦績せんせき対象たいしょうは、だい試練しれんやリーグせんといった公式こうしきせんのみ。また、ほんさくではゲットにボールからていることがおおい。

手持てもちポケモン[編集へんしゅう]

モクロー[編集へんしゅう]

モクロー
こえ - 林原はやしばらめぐみ[2]
もの:かわらずのいし
戦績せんせき:4しょう2はい[注釈ちゅうしゃく 2]
登場とうじょう時期じき:SM・PM2
はつ登場とうじょうは4[注釈ちゅうしゃく 3]。アローラ地方ちほう最初さいしょにゲットしたポケモン。元々もともとドデカバシ系統けいとうれにいた個体こたい[注釈ちゅうしゃく 4]
サトシとはおなかかせていたところをたすけられたかたち出会であった。そのロケットだんかられをたすけてもらい、ドデカバシからも後押あとおしされてサトシにゲットされるみちえらんだ。ゲットはほとんどモンスターボールにははいらず、サトシのリュックにはいっている[注釈ちゅうしゃく 5]。44でほしぐもがくわわってからは2ひき仲良なかよている。普段ふだんはのんびりかつマイペースとした性格せいかく[注釈ちゅうしゃく 6]いしんぼうで、ていることがおおく、風鈴ふうりん間違まちがえるなどドジないちめんがあるが、仲間なかまがピンチのさいたか実力じつりょく発揮はっきし、あしちからつよく、こっそり相手あいてちかづいて攻撃こうげきしたりと、バトルの実力じつりょくかくか。
8ではリーリエの執事しつじ・ジェイムズのオドリドリはつバトル。オドリドリの「オウムがえし」をモクロー自身じしんあしちからによる「オウムがえしかえし」で反撃はんげきするも、「フラフラダンス」で混乱こんらんした直後ちょくごに「おうふくビンタ」で逆転ぎゃくてんけした。9ではピカチュウとコンビで「このは」でかくらんし、ヤングースデカグースたおすも、ぬしポケモンのデカグース[注釈ちゅうしゃく 7]にはやられる。10だい試練しれんでは先鋒せんぽうとしてハラのマケンカニ苦戦くせんするも、「このは」から背後はいごからの「つつく」で勝利しょうりするも、バトルでのつかれからかてしまったため、戦闘せんとう続行ぞっこう不可ふかとなり交代こうたいされた。
35ではぬしポケモンのラランテス[注釈ちゅうしゃく 8]途中とちゅうからしたポワルン対抗たいこうするためにされ、ポワルンの「みずでっぽう」をていしてニャビーをまもるなどの戦法せんぽうせ、「たいあたり」でポワルンをたおした。ライチとの試練しれんではルガルガンのZワザを回避かいひし、ダイノーズの「ギガインパクト」とZワザ「ブルームシャインエクストラ」のぶつかりごういで勝利しょうりするも、興奮こうふんのあまりにイワンコがあやまって「かみつく」をしたことでモクローの戦闘せんとう不能ふのうとなった。
53ではルザミーネのムウマージミロカロスドレディア対戦たいせんする、マオ、スイレン、マーマネを援護えんごするためにニャビーとともけつけるも、ドレディアの「あまいかおり」によって戦意せんい喪失そうしつになり、まったやくにたなかった[注釈ちゅうしゃく 9]。その、アママイコがモクローをふっとばし、そのいきおいで「つつく」をする「ひっさつのモクシュート」(スイレン命名めいめい)というコンビネーションわざせた。
75にて、カプ・ブルルの能力のうりょくによってそだった大樹たいじゅまることでちからもらい、「はっぱカッター」を習得しゅうとくした。
97にて、ハウのフクスローと対戦たいせんするもやぶれ、対抗たいこうするため特訓とっくんで「タネばくだん」を習得しゅうとくするも、それを使つかため自分じぶんから「かわらずのいし」をみ、それをすという手法しゅほうっているため現在げんざい進化しんかできなくなってしまっている。
118ではリュウキのジヘッドとバトル。音楽おんがくのペースにまどわされず、接近せっきんするもジヘッドの猛攻もうこう反撃はんげきされる。メルタンの妨害ぼうがいもあって、ともにバトルし、クリムガンとジヘッドのパワーに圧倒あっとうされる。メルタンがクリムガンの「ドラゴンクロー」にたおされかけたときに「ブレイブバード」を習得しゅうとく見事みごと勝利しょうりした。
ハウのジュナイパーとはフクスローのころからライバルしんがあり、アローラリーグ2回戦かいせん対戦たいせんまったときはおたが対抗心たいこうしんやしていた。そのためとおりすがりのキャモメにドデカバシたちんでくるようつたえ、ジュナイパーに対抗たいこうするために特訓とっくんする。
そして2回戦かいせんでジュナイパーとバトル。ジュナイパーの圧倒的あっとうてきなパワーとスピードに翻弄ほんろうされつつも形成けいせいなおす。その「ブレイブバード」と「ゴッドバード」のぶつかりごういにいちけたようにおもえたが、モクローはただていただけだった(理由りゆうは「ゴッドバード」の威力いりょくよわかったから)。それでも十分じゅうぶん体力たいりょくけずられ、ギリギリ寸前すんぜんまでめられたが、まだ完成かんせいだった「フェザーダンス」(ドデカバシにおそわったものとはちがい、全身ぜんしん羽毛うもうとして演出えんしゅつとなっている)で見事みごとそのけ、「ブレイブバード」で逆転ぎゃくてん勝利しょうりした。エキシビションマッチではさん番手ばんて。ウォーグルを「タネばくだん」で翻弄ほんろうしつつ、「ブレイブバード」で勝利しょうり。しかし、フシギバナにはやぶれる。
PM2ではサトシとの再会さいかいよろこんでおり、歓迎かんげいパーティーの食事しょくじさい相変あいかわらずのべっぷりをせた。
「めざせポケモンマスター」だい2では久々ひさびさ手持てもちにくわわっており、カスミのあたまうえっかる。また、アローラでゲットしたポケモンとしてははじめてオーキド研究所けんきゅうじょのポケモンたちととも手持てもちにれられている。
サトシがゲットしたもともと進化しんかしないバタフリーやリザードンや(メガシンカはする)ルチャブルのぞくひこうタイプのポケモンおよびアローラ地方ちほうでゲットしたなかでは唯一ゆいいつ進化しんかすることはなかったが、リーグのあいだはジュナイパーのフード(ケララッパ、ツツケラたちがどこからか用意よういしたもの)を着用ちゃくようしている。
現在げんざい使用しようわざは、「はっぱカッター」→「ブルームシャインエクストラ」(Zワザ)、「タネばくだん」、「ブレイブバード」、「フェザーダンス」。以前いぜんは「このは」、「たいあたり」➝「ウルトラダッシュアタック」(Zワザ)、「つつく」も使用しよう

ルガルガン[編集へんしゅう]

イワンコルガルガン(たそがれの姿すがた
こえ - 林原はやしばらめぐみ(イワンコ)→中川なかがわ慶一けいいち(ルガルガン[3]
特性とくせい:マイペース(イワンコ)→かたいツメ(ルガルガン)
戦績せんせき:5しょう1はい
登場とうじょう時期じき:SM・PM2
はつ登場とうじょうは1元々もともとはククイ博士はかせ自宅じたく居候いそうろうしていた個体こたいった相手あいてには、くびいわけるくせつ。
人懐ひとなつっこい性格せいかくでピカチュウとなかく、いえでは一緒いっしょあそんでいることがおおい。また、進化しんかがたのルガルガンにつよあこがれをっており、グラジオから「いいをしている。おれのルガルガンとがそっくり。」とわれるほどである。
15[注釈ちゅうしゃく 10]にて、爪痕つめあとおか自分じぶんかしたブーバーとのバトルにつため、サトシとの特訓とっくんすえに「いわおとし」を習得しゅうとく[注釈ちゅうしゃく 11]し、リベンジに成功せいこうする。そのえんもあってかれなつき、最終さいしゅうてき博士はかせ提案ていあんでゲットされた。
ライチとのだい試練しれんでは進化しんかきざしにより興奮こうふん状態じょうたいとなり、その興奮こうふんあまあやまってダブルバトルでんでいたモクローに「かみつく」をして戦闘せんとう不能ふのうにしてしまう。かえ動揺どうようしてしまうもサトシにはげまされてきをもどし、ルガルガンを撃破げきはする。つぎかいではサトシのまえから失踪しっそうし、カプ・テテフにバトルをいどむも重傷じゅうしょうたおれてしまう。その、グラジオとライチのルガンガンたちによってカプ・テテフのもとにはこばれ、回復かいふくした直後ちょくごグリーンフラッシュひかりびて、ロトム図鑑ずかんのデータにもないたそがれの姿すがた進化しんかした。たそがれの姿すがたはククイ博士はかせによって名付なづけられた。進化しんかしてからは実力じつりょくがったものの、ククイ博士はかせによると「進化しんかとき物凄ものすごいパワーをたが、まだそのパワーを使つかいこなせていない」とのこと。
だい47自身じしんからだけがれると暴走ぼうそうしてしまうこと判明はんめいした。暴走ぼうそうしているあいだはまよなかの姿すがた同様どうようあかくなり、サトシのことかなくなる[注釈ちゅうしゃく 12]どうはなしではグラジオのタイプ:ヌル(ただし、シルヴァディばれている)とのバトルでは、暴走ぼうそうするトラブルもあったが、おどろいたほしぐもがいたことで鎮静ちんせいいたさい衝撃波しょうげきはで、からだよごれがんだため。)。最後さいごはタイプ:ヌルの「つるぎのまい」で2かいんだ「ブレイククロー」と「アクセルロック」のぶつかりごういでやぶれた。
クチナシとの予備よび試練しれんバトルではワルビアルのいかくにったことで冷静れいせいさをうしない、さらに上記じょうきおなじように暴走ぼうそうしてしまい、「カウンター」からの「かみくだく」をけてやぶれた。その、カプ・ブルルとの特訓とっくん成果せいか発揮はっきし、上記じょうき暴走ぼうそうおさえられるようになり、あらたに「ストーンエッジ」をおぼえた。クチナシとの再戦さいせん正式せいしきだい試練しれん)ではワルビアル、ヤミラミ、ペルシアンとさん連戦れんせんし、クチナシの挑発ちょうはつてきなバトルでひとみあかまるが、それも自身じしんのパワーとしてコントロールし、ペルシアンせんで「カウンター」を習得しゅうとく。「ブラックホールイクリプス」を「ワールズエンドフォール」で相殺そうさいし、「アクセルロック」で勝負しょうぶめた。ただし自我じがをコントロールができるようになったのちも、ひとみ狂暴きょうぼうつきになってしまう特徴とくちょうがあったりと、サトシのゴウカザルとるところがある。
105ではグラジオのルガルガンとバトル。ルガルガン同士どうし互角ごかく勝負しょうぶひろげ、ラジアルエッジストームでとどめをしかけたが、えられおかえしのアルティメットドラゴンバーンに反撃はんげきされて敗北はいぼくした。
アローラリーグ決勝けっしょうせんではグラジオのルガルガンと対戦たいせん。おたがいに意地いじ意地いじのぶつかりごういをひろげ、最後さいご両者りょうしゃの「カウンター」のぶつかりごういに勝利しょうり。サトシにはつのリーグ優勝ゆうしょう初代しょだいチャンピオンのをもたらした。
ククイとのエキシビションマッチではたい。「ストーンエッジ」の欠片かけら利用りようした戦法せんぽうでガオガエンにダメージをあたえる。しかし、交代こうたいしたウォーグルの「フリーフォール」と「ばかぢから」をやぶれる。しかし、ウォーグルにあたえたダメージをモクローの勝利しょうりにつなげた。
PM2ではサトシとの再会さいかいよろこんだ。
すぐれた嗅覚きゅうかくち、対象たいしょうさがすことが可能かのう。なお、サトシがゲットしたいわタイプのポケモンは、BWのガントルぐ2たいで、最終さいしゅう進化しんかしたのははつである。また、ゲームに先駆さきがけてあらたな姿すがたになるポケモンを手持てもちにしたのは、サトシゲッコウガにつづいて2たい
現在げんざい使用しようわざは「アクセルロック」、「かみつく」、「ストーンエッジ」→「ラジアルエッジストーム」(Zワザ)、「カウンター」。以前いぜんは「いわおとし」→「ワールズエンドフォール」(Zワザ)[注釈ちゅうしゃく 13]」、「たいあたり」[注釈ちゅうしゃく 14]→「ウルトラダッシュアタック」も使用しよう

ガオガエン[編集へんしゅう]

ニャビーニャヒートガオガエン
こえ - 西村にしむらちなみ(ニャビー・ニャヒート)→公表こうひょう(ガオガエン)
特性とくせい:もうか
戦績せんせき:3しょう1はい
登場とうじょう時期じき:SM・PM2
はつ登場とうじょうは1元々もともと年老としおいたムーランドともらしていた個体こたい
サトシとは砂浜すなはま散歩さんぽしていたところを、はしってきたサトシに出会であい、尻尾しっぽまれて「ひのこ」をいた。ニャースいわく「オヤビンはだのポケモンでよわしゃのためにて、自分じぶんて、いままで必死ひっしつよきている」らしい。
かつてはムーランドのために、きのみとうものをとってきていた。7ではリージョンフォームのペルシアンにいじめられているところをサトシにたすけられた。以降いこうもサトシとは度々たびたび出会であうも、うことなく距離きょりつづけていた。
16ではムーランドのいいつけとはえ、迷子まいごになったモクロ―とアシマリの案内あんないをするなど面倒めんどういちめんせ、ニャースたち感動かんどうさせた。このいちけん以降いこう、ニャースからは一目いちもくかれており、ムーランドとのわかれのさいにはかげから見守みまもられていた。
21でムーランドは寿命じゅみょうむかえ、ニャビーのまえから姿すがたしたが、そのわかれをえ、きずなふかめたサトシとのバトルのすえにゲット[注釈ちゅうしゃく 15]された。なお、このかいはTVシリーズでははじめてポケモンのあつかうエピソードとなったが、直接的ちょくせつてき表現ひょうげん極力きょくりょくけられている[注釈ちゅうしゃく 16]
ハナコからは可愛かわいがられており、ポケモンスクールの授業じゅぎょう参観さんかんかんにカントー地方ちほうからやってときは、乱入らんにゅうしたスカルだんとのバトルに無理矢理むりやり参加さんかさせられたり、カントー地方ちほうもどさいにはれてかえろうとしてサトシもあきれさせられるとう、かなりられていた。彼女かのじょいだかかえられたさい普段ふだんではられないだらしないいちめんもあり、ロトム図鑑ずかんからは「こんなだらしないニャビーをたのははじめてロト」とわれた。
30でパートナーとの一時いちじ交換こうかんさい、なかなか馴染なじもうとしないシロンをリードしており、登場とうじょう当初とうしょなじむことに距離きょりいてきたが、サトシと出会であい、ゲットされて以降いこう友好ゆうこうてき行動こうどうえてきた。
35では相性あいしょういぬしポケモン・ラランテス投入とうにゅうされ、優性ゆうせいつも、途中とちゅうからあらわれたポワルンのサポートにより苦戦くせんいられるが、モクローとの連携れんけいでポワルンがたおされ、日差ひざしがよわったところを「ウルトラダッシュアタック」で勝利しょうりした。
53ではルザミーネのムウマージ、ミロカロス、ドレディアと対戦たいせんする、マオ、スイレン、マーマネを援護えんごするためにモクローとともけつける。ドレディアの「あまいかおり」にえるも、モクローが戦意せんい喪失そうしつになったことであきれていた。
63のバトルロイヤルにてロイヤルマスクのガオガエン姿すがた闘争とうそう本能ほんのうがつき、ロイヤルドームでバトルするが、桁違けたちがいのパワー圧倒あっとうされていちやぶれるも、再戦さいせんにニャヒートに進化しんかしたと同時どうじ進化しんかまえ完成かんせいだった「ニトロチャージ」を完成かんせいし、スピードで翻弄ほんろうするも、相変あいかわらずのパワーのちがいでまたやぶれてしまうが、ガオガエンからライバルとみとめられた。
81ではブルガンが結成けっせいしたリベンジャーズの卑怯ひきょう手段しゅだんでガオガエンが苦戦くせんしているのを乱入らんにゅう。マッドブーバーのブーバーンの「だましうち」からの「なげつける」によるコンボわざとミスターエレクのエレキブルの圧倒的あっとうてきなパワーにされるも、バトルちゅうあらたに「リベンジ」を習得しゅうとくし、両者りょうしゃをKOさせた。その、ブルガンがゴロンダをしたさいにはガオガエンとのダブル攻撃こうげきでブルガンもろともダブルKOさせた。
108ではカプ・レヒレがこしたきり影響えいきょうで、ムーランドと再会さいかいかれから「だいもんじ」をおそわった。
125ではセレビィによってサトシとともにククイ博士はかせおさなころ時代じだいばされ、そのとき出会であったニャビーがククイ博士はかせのガオガエン(おなにおいがしたため)だったことにづく。
アローラリーグ準決勝じゅんけっしょうでグズマのハッサムと対戦たいせん相性あいしょうかったもののハッサムが「とんぼがえり」で相性あいしょうわるいグソクムシャに後退こうたいしたためいち苦戦くせんするが、グソクムシャが「ききかいひ」でハッサムとわったため、偶然ぐうぜんとはいえなにとかハッサムをたおし、ふたたびグソクムシャと対戦たいせんする。「どくづき」でどく状態じょうたいにされやぶれたものの、グソクムシャに十分じゅうぶんなダメージをあたえピカチュウの勝利しょうりにつなげた。
ククイとのエキシビションマッチでは一体いったい。ガオガエンのパワーに苦戦くせんしつつも「ニトロチャージ」で素早すばやさをげ、さらには「ブラストバーン」を吸収きゅうしゅうするも吸収きゅうしゅうしきれず一旦いったん交代こうたいせざるをなくなってしまう。しかし、そのパワーを利用りようしてフシギバナに勝利しょうり。ククイのガオガエンをたおした直後ちょくご自身じしんもガオガエンへと進化しんかするが、ちから使つかたしてったまま戦闘せんとう不能ふのうになった。
サトシの歴代れきだいほのおポケモンでは、前作ぜんさくのファイアローにつづき、最終さいしゅう進化しんかげたが、このリーグでのバトルを最後さいご最終さいしゅうかいむかえたため、最終さいしゅう進化しんかしたのちにバトルする場面ばめんはシリーズちゅうにはいちもなかった。
PM2ではサトシとの再会さいかいよろこんだ。
めざせポケモンマスターのだい4では久々ひさびさにサトシの手持てもちとして登場とうじょう。「DDラリアット」でみちつくったり、「だいもんじ」でこおりかしたりなど本編ほんぺんではられなかった活躍かつやくせている。
現在げんざい使用しようわざは「DDラリアット」、「だいもんじ」➝「ダイナミックフルフレイム」。進化しんかまえは「ひっかく」→「ウルトラダッシュアタック」、「ひのこ」、「ほのおのキバ」[注釈ちゅうしゃく 17]「ニトロチャージ」[注釈ちゅうしゃく 18]、「リベンジ」も使用しよう

アーゴヨン[編集へんしゅう]

ベベノムアーゴヨン
こえ - あいかわさと花子はなこ[3]
特性とくせい:ビーストブースト
戦績せんせき:1しょう1はい
登場とうじょう時期じき:SM
ウルトラビースト一種いっしゅ当初とうしょはロトムのデータにっていなかったが、のちにルザミーネ代表だいひょうからデータをアップデートされる。悪戯あくぎきで、ピカチュウに興味きょうみはじめてからよくじゃれついてくる。55終盤しゅうばんではウルトラホールない移動いどうしていたが、61にてウルトラホールをけてアローラ地方ちほうおとずれる。しばらくアローラを彷徨ほうこうっていたが、マッシブーンとサトシのピカチュウの戦闘せんとう遭遇そうぐうし、サトシのピカチュウに興味きょうみしめはじめる。
67ふたたびピカチュウのまえあらわれ、ピカチュウとあそんでいたが、ピカチュウをつけたモクローにどくおかしてしまう。本人ほんにんはモクローにおどろいただけで悪気わるぎはなく、ピカチュウがいかした途端とたん号泣ごうきゅうするなど素直すなおみとめ、モクローを解毒げどくするためサトシのところへかう。そのとき偶然ぐうぜんかけたロケットだん襲撃しゅうげきされ、危機ききおちいるも、けたサトシにたすけられ、保護ほごされた。どこのウルトラホールから出現しゅつげんしたのか不明ふめいなため、特定とくていがつくまで、サトシが面倒めんどうることになるが、ボールのがたらなかったため、モクローを手本てほんにした結果けっか自分じぶんからウルトラボールにはいり、ゲットされた。
90ではアーゴヨンやのベベノムたちらすために、サトシたちわかれた。そしてアローラリーグではすでにアーゴヨンに進化しんか(ウルトラガーディアンズのマークをつけていたため、サトシやピカチュウはベベノムが進化しんかしたのだとった)しており、サトシをたすけるためにふたた手持てもちにくわわる。また、サトシのピカチュウ以外いがい唯一ゆいいつでんきわざ使用しようしている(これが偶然ぐうぜんにもロイヤルマスクの正体しょうたいがバレる原因げんいんとなってしまう)。
エキシビションマッチではろくたいで、ルカリオと対戦たいせん効果こうかのない「ヘドロばくだん」を選択せんたくするという痛恨つうこんのミスもあったものの、「シザークロス」と「インファイト」がぶつかりった直後ちょくごに「りゅうのはどう」をはなはつ勝利しょうりかざる。その、カプ・コケコとのバトルにふたた投入とうにゅう相性あいしょう有利ゆうりうえ互角ごかくのスピードでめたものの、「エレキフィールド」で威力いりょくがった「ほうでん」のまえやぶれる。
エキシビションマッチ終戦しゅうせん、ククイのいえ上空じょうくうにウルトラホールが出現しゅつげんし、もと世界せかいかえることとなった。わかれのさいにはサトシから「故郷こきょうのベベノムたちとネクロズマによろしく」とこえけられ、ピカチュウの10まんボルトで見送みおくられながらなみだながらにウルトラホールにはいっていった。
一時いちじてき保護ほごとはいえ、性別せいべつ不明ふめいのポケモンをゲットしたのははつである。また、離脱りだつしたポケモンが進化しんかした状態じょうたい再会さいかいするのははじめてである[注釈ちゅうしゃく 19]
PM2ではウルトラホールにもどっているためサトシとの再会さいかいはなかった。
現在げんざい使用しようわざは「10まんボルト[注釈ちゅうしゃく 20]」→「スパーキングギガボルト」、「シザークロス」、「ヘドロばくだん」、「りゅうのはどう」。進化しんかまえは「みだれづき」も使用しよう

メルメタル[編集へんしゅう]

メルタンメルメタル
こえ - 三宅みやけ健太けんた
性別せいべつ不明ふめい
特性とくせい:じりょく(メルタン)→てつのこぶし(メルメタル)
戦績せんせき:2しょう2はい
登場とうじょう時期じき:SM・PM2
109終盤しゅうばんふねまぎんだメルタンのうちの1たい。サトシはつのはがねタイプであり、まぼろしのポケモン
次世代じせだいのポケモンをゲットした事例じれいはタケシのウソハチ以来いらいであり、サトシにとってははつとなる[注釈ちゅうしゃく 21]
のメルタン同様どうよう金属きんぞくぶつ好物こうぶつ。ナットをとしてしまったところをモクローにひろってもらって以降いこうは、かれ仲良なかよしになった。個体こたいくらべてナットのいろい(ただし、進化しんか通常つうじょうどおりのいろとなっている)。ムサシたちからはからビームがることからメカラビばれている。メルタンのとき無邪気むじゃき性格せいかくだったが、メルメタルに進化しんかしてから豪快ごうかい性格せいかくとなった。
ジムオブカントーのジムリーダー・リュウキとのバトルに参加さんか。ジヘッドの猛攻もうこうくるしむモクローをたすけるためにリュウキを妨害ぼうがい。そのままモクローとともにダブルバトルをすることになる。クリムガンの「ドラゴンクロー」にえかねたところをモクローがあらたにおぼえた「ブレイブバード」でピンチをだつしつ最後さいごはおかえしの「ラスターカノン」と「ブレイブバード」でサトシに勝利しょうりをもたらしたが、もらったジムバッジをかえりに、おやつわりとしてべてしまった。
まぼろしのポケモンというだけあってか、バトルの実力じつりょく非常ひじょうたかく、みのポケモン相手あいてならば一蹴いっしゅうするほど。ただし、たまにサトシの指示しじ無視むしすることがある。
126のナレーションの通訳つうやくでは、おさな口調くちょうはなしていた。
アローラリーグトーナメントせんでは一番いちばんよわいと判断はんだんしたザオボーが勝手かってさせた。「ずつき」を「リフレクター」でふさがれるが、スリーパーが「さいみんじゅつ」をそうとしたときにおもわずわすれ、べてしまい、そのすきに「ラスターカノン」で勝利しょうり
アローラリーグ決勝けっしょう戦前せんぜんした大量たいりょうのメルタンたちによってメルメタルに進化しんかする。進化しんかしたことでパワーが格段かくだんがったが、巨体きょたいゆえにメルタンのころよりスピードが犠牲ぎせいになっており、グラジオのシルヴァディせんではほとんどうごかず「ダブルパンツァ―」と「ラスターカノン」による迎撃げいげきしゅとしていた。コータスやドダイトス、ヌメルゴン同様どうよう素早すばやさがひくいので、サトシのバトルスタイルとは相性あいしょうわるいポケモン。しかし先述せんじゅつとおり、パワーと重量じゅうりょう格段かくだんにアップしておりククイのエンペルトの「ハイドロポンプ」を回転かいてんするだけでく、ピカチュウをくるしめた「うずしお」を正面しょうめんからけてもびくともしないなど、そのタフネスさで相手あいてトレーナーやポケモンをおどろかせた。
リーグ決勝けっしょう戦時せんじ一体いったいまえのパワーでシルヴァディを圧倒あっとうさせるもかくとうタイプとなったシルヴァディにされ、最後さいごはスタミナれで「ラスターカノン」をつタイミングがずれて「マルチアタック」をけて敗北はいぼく。その、シルヴァディにあたえたダメージをピカチュウの勝利しょうりにつなげた。
ククイ博士はかせとのエキシビションマッチでは五体ごたい。エンペルトを簡単かんたんたおすも、ガオガエンに敗北はいぼくした。
PM2ではサトシとの再会さいかいよろこんでおり、歓迎かんげいパーティーの食事しょくじさい相変あいかわらず金属きんぞくべていた。
使用しようわざは「ラスターカノン」、「ダブルパンツァ―」[4]進化しんかまえは「ずつき」、「かたくなる」も使用しよう

ウルトラガーディアンズでのライドポケモン[編集へんしゅう]

ガブリアス[編集へんしゅう]

ガブリアス
こえ - 三木みき眞一郎しんいちろう
性別せいべつ:♂[5]
特性とくせい:さめはだ[6]
登場とうじょう時期じき:SM
正式せいしきにゲットしたポケモンではないものの、便宜上べんぎじょうここに記載きさいする[注釈ちゅうしゃく 22]
55でウルトラガーディアンズでのライドポケモンとして登場とうじょう。マッハ2で空中くうちゅうまわる。
126ではサトシとニャヒートをさがすためピカチュウたち協力きょうりょくした。ナレーションの通訳つうやくによると、一人称いちにんしょうは「あっし」で豪快ごうかい口調くちょうはなす。タイプどおり、さむいところは苦手にがて
最終さいしゅうばなしではガオガエンをせてサトシを見送みおくった。
使用しようわざは「だいもんじ」、「ストーンエッジ」「りゅうのはどう」。

脚注きゃくちゅう[編集へんしゅう]

注釈ちゅうしゃく[編集へんしゅう]

  1. ^ BWへんではイッシュ地方ちほう滞在たいざい手持てもちにれることができなかったポケモンたちをアララギ博士はかせ一時いちじあづけていたが、イッシュ地方ちほうはなれると同時どうじにアララギ博士はかせあづけていたポケモンたちすべてオーキド博士はかせもとおくられている。
  2. ^ この1はいは、イワンコの「かみつく」による同士討どうしうちによるもの。
  3. ^ SMへんまででは、かく地方ちほうにおける最初さいしょにゲットしたポケモンのなかでは、AGへんスバメならんでおそはなしすうである。
  4. ^ ドデカバシがくちばしあたためたたまごからまれた。
  5. ^ 金銀きんぎんへん一時いちじてき保護ほごしていたヨーギラスのぞけば、ピカチュウ以外いがいのポケモンでボールからほとんどがいしているはつのポケモンであるが、最初さいしょしまめぐり以降いこうねむくないときやポケモンバトルまえときは、ボールのなかにいることもある。
  6. ^ ロケットだんうみライドポケモンたちともとらえられてもまったどうじていなかった。
  7. ^ 通常つうじょうの3ばいおおきさ。
  8. ^ 通常つうじょうばいおおきさ。
  9. ^ 当然とうぜん、マオたちからまれた。
  10. ^ かくシリーズにおける2たいにゲットしたポケモンのなかで、最初さいしょにゲットしたポケモンとのスパンがもっとながい。
  11. ^ 63ではこの特訓とっくんがニャビーが「ニトロチャージ」をおぼえるヒントになった。
  12. ^ たポジションとしてサトシのヒコザル→モウカザル、ヒカリのマンムー、アイリスのカイリュー、コルニのメガルカリオとうがいる。ただし、ルガルガンの場合ばあいのポケモンとくらべてコミカルな暴走ぼうそうとなっている。
  13. ^ 前述ぜんじゅつとおりまだ使つかれていないため、最初さいしょ失敗しっぱいしていたが、度目どめとき成功せいこうさせた。
  14. ^ 19でZわざ使用しようしていたため、27まで具体ぐたいてきわざめい不明ふめいだった。
  15. ^ はつ登場とうじょうからゲットされるまでのはなしすうが20たっしており、これはサトシのポケモンのなかでも、ゲットされるまでにいち段階だんかい進化しんかしたワルビアル(62)にいで2番目ばんめながい。
  16. ^ ただし、過去かこのシリーズでもにまつわるエピソードは存在そんざいしており、登場とうじょう人物じんぶつ関係かんけいしゃがすでにくなっていたり、無印むじるしへんでサトシとピカチュウが幽体ゆうたい離脱りだつ経験けいけんしたり、劇場げきじょうばんではすうさく仮死かし状態じょうたいおちい描写びょうしゃ存在そんざいし、『ミュウとなみしるべ勇者ゆうしゃ ルカリオ』ではアーロンとルカリオがえている。『キミにきめた!』ではレントラーが凍死とうししており、『みんなの物語ものがたり』ではブルーが焼死しょうしするなどこちらは直接的ちょくせつてき描写びょうしゃされている。
  17. ^ ゲット時点じてん完成かんせいだったが、ゲットしたつぎかいにてシロデスナの体内たいないから脱出だっしゅつするために完成かんせいした。
  18. ^ 進化しんかまえ完成かんせいだったが、進化しんか完成かんせいした。なお、完成かんせいはマオとスイレンから、調理ちょうり火力かりょくたとえて「(トロの)トロチャージ」、「ちゅうトロチャージ」としょうされた(さらにスイレンは完成かんせいに「だいトロチャージ」としょうした)。
  19. ^ 手持てもちから離脱りだつしたポケモンは成長せいちょうした状態じょうたい再会さいかいたしている。なお全員ぜんいん最終さいしゅう進化しんか進化しんかたしてないポケモンのみとなっている。
  20. ^ ピカチュウをのぞくでんきタイプをおぼえるポケモンはアーゴヨンがはつである。
  21. ^ メルタンやメルメタルはポケモンGOにてはつ登場とうじょうしており、原作げんさくであるサン・ムーンおよびウルトラサン・ウルトラムーンには登場とうじょうしないポケモンのためだいなな世代せだいのポケモンではい。Let's goピカチュウ Let's goイーブイにはゲストポケモンとして登場とうじょうしている。
  22. ^ 。ただし、ほんさく以前いぜんにもDPへん進化しんかまえのフカマルをゲットしていたため、最終さいしゅう進化しんかがわ正式せいしきにゲットではないものの、おな進化しんかけいのポケモンを2ゲットするはつ事例じれいとなった。

出典しゅってん[編集へんしゅう]

  1. ^ ここでいうシリーズ番号ばんごうは、日本語にほんごオリジナルばん番組ばんぐみめいちがい(リコとロイへんはひとシリーズとする)でかぞえた通称つうしょうであり、言語げんごばんのシリーズ/シーズン番号ばんごうとはことなる場合ばあいがある。
  2. ^ ポケットモンスター サン&ムーン「タマゴがかりはだ~れだ?」|テレビ東京てれびとうきょう番組ばんぐみひょう”. テレビ東京てれびとうきょう. 2016ねん12月16にち閲覧えつらん
  3. ^ a b SM47より。
  4. ^ わざめいはククイ博士はかせ命名めいめい
  5. ^ びれのみから。
  6. ^ SM126判明はんめい