ポケモンの一覧いちらん (152-201)

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ポケモンの一覧いちらん（ポケモンのいちらん）は、ゲームソフト『ポケットモンスターシリーズ』に登場とうじょうする架空かくうの生物せいぶつ「ポケットモンスター（ポケモン）」の一覧いちらん。本ほん項こうでは全ぜん1025種しゅのうち、『ポケットモンスター 金きん・銀ぎん』から登場とうじょうし、シリーズ共通きょうつうの全国ぜんこくポケモン図鑑ずかんにおいて152から201までの番号ばんごうを付与ふよされている種たねを掲載けいさいする。

目次もくじ

102-151 << 152-201 >> 202-251

No. 名前なまえ 152 チコリータ 153 ベイリーフ 154 メガニウム 155 ヒノアラシ 156 マグマラシ 157 バクフーン 158 ワニノコ 159 アリゲイツ 160 オーダイル 161 オタチ

No. 名前なまえ 162 オオタチ 163 ホーホー 164 ヨルノズク 165 レディバ 166 レディアン 167 イトマル 168 アリアドス 169 クロバット 170 チョンチー 171 ランターン

No. 名前なまえ 172 ピチュー 173 ピィ 174 ププリン 175 トゲピー 176 トゲチック 177 ネイティ 178 ネイティオ 179 メリープ 180 モココ 181 デンリュウ

No. 名前なまえ 182 キレイハナ 183 マリル 184 マリルリ 185 ウソッキー 186 ニョロトノ 187 ハネッコ 188 ポポッコ 189 ワタッコ 190 エイパム 191 ヒマナッツ

No. 名前なまえ 192 キマワリ 193 ヤンヤンマ 194 ウパー 195 ヌオー 196 エーフィ 197 ブラッキー 198 ヤミカラス 199 ヤドキング 200 ムウマ 201 アンノーン

No. 名前なまえ 脚注きゃくちゅう

チコリータ

チコリータ No. 152

分類ぶんるい: はっぱポケモン	タイプ: くさ	高たかさ: 0.9m	重おもさ: 6.4kg
特性とくせい: しんりょく	かくれ特性とくせい: リーフガード	進化しんか前まえ: なし	進化しんか後ご: ベイリーフ

頭あたまから葉はが生はえており緑色みどりいろの小ちいさな恐竜きょうりゅうのような姿すがたをしたポケモン。この葉はは甘あまい香かおりを発はっしたり温度おんどを察知さっちしたりできる他ほか、勢いきおいよく振ふることで「はっぱカッター」を出だすこともできる。首くびの球体きゅうたいからは蔓づるを伸のばし「つるのムチ」として使つかうことができる。外見がいけんは愛あいらしくメディアミックスではメスとして描えがかれる事ことが多おおいが、性別せいべつ比ひは7･1でメスが非常ひじょうに少すくない。

ほのおタイプのヒノアラシ、みずタイプのワニノコとともに、『金きむ・銀ぎん・クリスタル』『ハートゴールド・ソウルシルバー』の最初さいしょにウツギ博士はかせからもらえるポケモンの1匹ひき。『金きむ・銀ぎん』では、グラフィックの仕様しよう上じょう、体からだ色しょくが黄色きいろであったが『クリスタル』で黄き緑色みどりいろとなった。『エメラルド』ではホウエン図鑑ずかんを完成かんせいさせるとヒノアラシとワニノコとの3択よで、オダマキ博士はかせから貰もらうことができる。さらに『オメガルビー・アルファサファイア』でも、初はじめて殿堂でんどう入いりした後のちに101番ばん道路どうろへ行いくとオダマキ博士はかせから上記じょうきの3択よの中なかからもらうことができる。『サン・ムーン』では島しまサーチを行おこなうことで野生やせいで出現しゅつげんする。

TVアニメ版ばんではサトシやナナコのポケモンなどとして登場とうじょう。サトシのチコリータはモンスターボールから出でてくるとサトシに甘あまえるシーンが定番ていばんだった。その他た、『ポケモン不思議ふしぎのダンジョン 出動しゅつどうポケモン救助きゅうじょ隊たいガンバルズ!』ではパートナーとして登場とうじょう。サトシのチコリータの声優せいゆうはかないみか、他たゆかな。

ポケモンセンターナゴヤの店舗てんぽロゴに描えがかれている。共ともに描えがかれているポケモンは2002年ねん10月がつの開店かいてん当初とうしょ、ピカチュウ・ミズゴロウであったが、2008年ねん7月がつのリニューアル移転いてん後ごはピカチュウ・ヒコザルとなっている。

開発かいはつ当初とうしょは「ハッパ」という名前なまえだった。

『大だい乱闘らんとうスマッシュブラザーズDX』『大だい乱闘らんとうスマッシュブラザーズX』ではモンスターボールから登場とうじょうし、前方ぜんぽうへ「はっぱカッター」を連射れんしゃして敵てきを攻撃こうげきする。

ベイリーフ

ベイリーフ No. 153

分類ぶんるい: はっぱポケモン	タイプ: くさ	高たかさ: 1.2m	重おもさ: 15.8kg
特性とくせい: しんりょく	かくれ特性とくせい: リーフガード	進化しんか前まえ: チコリータ	進化しんか後ご: メガニウム

チコリータの進化しんか形がた。進化しんか前まえのイメージを残のこしつつ、胴体どうたいや足あしが細ほそく長ながく発達はったつした。頭あたまの葉はは虫食むしくいのような欠かけた部分ぶぶんができ、首くびのつぼみは大おおきくなり、相手あいての闘争とうそう心しんを煽あおるスパイシーな香かおりが発はっせられるようになった。

TVアニメ版ばんではサトシやナナコのポケモンとして登場とうじょう。サトシのベイリーフの声優せいゆうはかないみか。

メガニウム

メガニウム No. 154

分類ぶんるい: ハーブポケモン	タイプ: くさ	高たかさ: 1.8m	重おもさ: 100.5kg
特性とくせい: しんりょく	かくれ特性とくせい: リーフガード	進化しんか前まえ: ベイリーフ	進化しんか後ご: なし

ベイリーフの進化しんか形がた。竜りゅう脚あし類るいのような姿すがたをしている。首くびの周まわりには縁えんが白しろいピンク色ぴんくいろの花はなびらが6枚まいあり、うち3枚まいには黄色きいろい模様もようが入はいっている。頭部とうぶは葉はの代かわりに1対ついの触角しょっかくが生はえており、雄ゆうの方ほうが触角しょっかくが長ながい。吐息といきには、枯かれた草木くさきを復活ふっかつさせる力ちからがある。側がわにいると森林しんりん欲よくをしたようなすがすがしい気分きぶんになるという

TVアニメ版ばんではナナコのベイリーフが進化しんかして初はつ登場とうじょう。このほか、『アドバンスジェネレーション』第だい106話わにてポケモンレンジャーの手持てもちポケモンとしても登場とうじょうしている。『ポケットモンスタークリスタル ライコウ雷かみなりの伝説でんせつ』では、ジュンイチの手持てもちとして登場とうじょう。 後のちに本編ほんぺんのシロガネリーグにも登場とうじょうし、サトシのフシギダネと草くさタイプの意地いじをかけたバトルを繰くり広ひろげて引ひき分わけた。声優せいゆうは小西こにし克幸かつゆき。『第だい7シリーズ』ではサトシがバトルするトレーナー・セイヤ（声こえ - せいや）のポケモンとして登場とうじょう、ニックネームは「ソシニウム」。声優せいゆうは粗品そしな。

2018年ねん2月がつにポケモンだいすきクラブに寄稿きこうされた『ウルトラサン・ウルトラムーン』の記事きじでは、技わざ「のしかかり」を受うけたメガニウムについて「（メガニウムのように）体からだが大おおきいポケモンがのしかかりを受うけると、受うけたポケモンがのし餅もちのように潰つぶれる演出えんしゅつがより派手はでになる」とプレイヤーの感想かんそうが述のべられている。

漫画まんが版ばん『ポケットモンスターSPECIAL』3章しょう、9章しょうではクリスタルのパートナー兼けん主力しゅりょくとして登場とうじょう（チコリータが進化しんかした個体こたい）。性別せいべつは♂で、ニックネームは「メガぴょん（由来ゆらいは、根性こんじょうがメガトン級きゅうだから）」。

ヒノアラシ

ヒノアラシ No. 0155

分類ぶんるい: ひねずみポケモン	タイプ: ほのお	高たかさ: 0.5m	重おもさ: 7.9kg
特性とくせい: もうか	かくれ特性とくせい: もらいび	進化しんか前まえ: なし	進化しんか後ご: マグマラシ

ネズミとヤマアラシの中間ちゅうかんのような姿すがたをしたポケモンで、鼻先はなさきが細長ほそながく尖とがるように伸のびた外見がいけんが特徴とくちょう。戦闘せんとう時じには、ヤマアラシの体毛たいもうのように背中せなかから炎ほのおを噴ふき出だす。ただしあくまで体毛たいもうではなく炎ほのおなので、ゲーム・アニメともに炎ほのおを出だしていない時ときは、背中せなかに赤あかい楕円だえん模様もようの噴出ふんしゅつ口こうが見みられる。種たねとしては臆病おくびょうな性格せいかくの個体こたいが多おおく、常つねに背中せなかを丸まるめた姿勢しせいをとっている。細ほそい目めは、進化しんかすると開ひらく。

くさタイプのチコリータ、みずタイプのワニノコとともに、『金きむ・銀ぎん・クリスタル』『ハートゴールド・ソウルシルバー』の最初さいしょにもらえるポケモンの1匹ひきである。『エメラルド』では、ホウエン図鑑ずかんを完成かんせいさせるとチコリータとワニノコとの3択よで、オダマキ博士はかせから貰もらうことができる。そして『オメガルビー・アルファサファイア』では、初はじめて殿堂でんどう入いりをすれば101番ばん道路どうろに入はいった時ときに上記じょうきの3択よの中なかからもらうことができる。『LEGENDS アルセウス』ではミジュマル・モクローとともに最初さいしょにもらえるポケモンの1匹ひきとして登場とうじょう。

TVアニメ版ばんではサトシのポケモン（声優せいゆうはうえだゆうじ）として登場とうじょうしたほか、『ダイヤモンド&パール』版ばんではヒカリのヒノアラシ（声優せいゆうは古島こじま清孝きよたか）も登場とうじょうした。

『大だい乱闘らんとうスマッシュブラザーズDX』『大だい乱闘らんとうスマッシュブラザーズX』ではモンスターボールから登場とうじょうし、背中せなかの炎ほのおによる「かえんほうしゃ」で前方ぜんぽうの敵てきを攻撃こうげきする。ファイターの攻撃こうげきで吹ふっ飛とばすことも可能かのう。

マグマラシ

マグマラシ No. 0156

分類ぶんるい: かざんポケモン	タイプ: ほのお	高たかさ: 0.9m	重おもさ: 19.0kg
特性とくせい: もうか	かくれ特性とくせい: もらいび	進化しんか前まえ: ヒノアラシ	進化しんか後ご: バクフーン

ヒノアラシの進化しんか形がた。しなやかな体からだつきになり、耳みみが生はえ、目めがパッチリと開ひらいた。頭あたまと腰こしの部分ぶぶんから炎ほのおを噴射ふんしゃする。背中せなかを向むけると炎ほのおを出だす。全身ぜんしんの毛皮けがわはどんな強力きょうりょくな炎ほのおでも燃もえることはない。

TVアニメ版ばんでは第だい263話わに初はつ登場とうじょう。持もち主ぬしのトレーナーの投なげたフリスビーをキャッチする姿すがたが見みられる。また、サトシおよびヒカリのヒノアラシもそれぞれマグマラシに進化しんかした。このほか、『ポケットモンスタークリスタル ライコウ雷かみなりの伝説でんせつ』のオープニングに登場とうじょうし、主人公しゅじんこうのケンタがヒノアラシから進化しんかさせ、バクフーンへと進化しんかする過程かていが描えがかれている。また、ジョウトリーグではモエのエースとして登場とうじょう。相性あいしょうの悪わるいサトシのゴマゾウをパワーで打うち負まかし、ゼニガメも「でんこうせっか」でひっくり返かえらせて動うごきを封ふうじて「かえんぐるま」で止とめを刺さそうとするも一いちか八ばちかの「ハイドロポンプ」で逆転ぎゃくてん負まけする。

バクフーン

バクフーン No. 0157

分類ぶんるい: かざんポケモン	タイプ: ほのお	高たかさ: 1.7m	重おもさ: 79.5kg
特性とくせい: もうか	かくれ特性とくせい: もらいび	進化しんか前まえ: マグマラシ	進化しんか後ご: なし

マグマラシの進化しんか形がた。進化しんかして2足そく歩行ほこうが可能かのうになり、目めつきが鋭するどくなった。首くびの周まわりから襟飾えりかざりのような炎ほのおを吹ふき出だし、燃もえ盛さかる体毛たいもうをこすり合あわせて爆風ばくふうを発生はっせいさせ、敵てきを吹ふき飛とばす。怒いかりが頂点ちょうてんに達たっすると、触ふれた瞬間しゅんかん燃もえ立たつために近寄ちかよれないほど熱あつい。その熱ねつによって蜃気楼しんきろうを発生はっせいさせ、自分じぶんの姿すがたを隠かくすこともできる。炎ほのおタイプ御三家ごさんけの単たんタイプは同どう系統けいとうとエースバーン系統けいとうのみ。

『金きむ・銀ぎん』とリメイク版ばんの『ハートゴールド・ソウルシルバー』では主人公しゅじんこうがチコリータを選えらぶとライバルが最終さいしゅう的てきに使用しようしてくる。

リージョンフォーム

分類ぶんるい：おにびポケモン、タイプ：ほのお・ゴースト、高たかさ：1.6 m、重おもさ：69.7 kg。ヒスイ地方ちほうのバクフーンの姿すがた。原種げんしゅと比くらべてやや痩やせた体型たいけいをしており半はん目め。首くび周まわりの炎ほのおが紫色むらさきいろになり、人魂ひとだまのように妖あやしく揺ゆらめいている。非常ひじょうにゆったりとおとなしい性格せいかくをしており、身みのこなしが上品じょうひんで美うつくしいポケモン。温厚おんこうゆえに戦たたかいはあまり好このまないが、一度いちど感情かんじょうが爆発ばくはつすると、首くび周まわりの炎ほのおから108 度どにも及およぶ鬼火おにびを獣ししのような恐おそろしい形相ぎょうそうに変かえ、灰はいさえたちまち蒸発じょうはつさせるほど焼やき尽つくしてしまう。しばしば宙ちゅうを眺ながめているが、生命せいめいエネルギーの流ながれや霊魂れいこんを見みていると考かんがえられている。行いき場ばを失しつくした魂たましいを食たべているが、食たべられた魂たましいは炎ほのおで浄化じょうかされ、あるべき場所ばしょへ還かえるとされている。専用せんよう攻撃こうげき技わざ「ひゃっきやこう」は、恐おそろしい形相ぎょうそうをした無数むすうの鬼火おにびを操あやつり相手あいてを攻撃こうげきすると同時どうじに時々ときどき火傷かしょうを負おわせる他ほか、状態じょうたい異常いじょうの相手あいてに攻撃こうげきすると威力いりょくが上あがる追加ついか効果こうか。

TVアニメ版ばんでは『アドバンスジェネレーション』にてジムリーダー・アスナの祖父そふのポケモンとして登場とうじょう。このほか、『ライコウ雷かみなりの伝説でんせつ』において主人公しゅじんこう・ケンタの主力しゅりょくポケモンとして登場とうじょう。ケンタの手持てもちの中なかでも一番いちばんのパートナーで戦闘せんとう力りょくも相当そうとうなもの。一方いっぽうで、ケンタが照てれ隠かくしした時ときは苦笑にがわらいしてケンタをからかう一いち面めんも。合言葉あいことばは「直球ちょっきゅう一本槍いっぽんやり」。声優せいゆうは千葉ちば進歩しんぽ。

漫画まんが版ばん『ポケットモンスターSPECIAL』3章しょう、9章しょうでは主人公しゅじんこう・ゴールドのパートナー兼けん主力しゅりょくとして登場とうじょう（ヒノアラシが進化しんかした個体こたい）。性別せいべつは♂で、ニックネームは「バクたろう（由来ゆらいは背中せなかが炎ほのおで爆発ばくはつしているから）」。

ワニノコ

北陸ほくりく新幹線しんかんせん「あさま」E2系けいのロゴの右みぎ隣となりにポッチャマとワニノコが描えがかれている

ワニノコ No. 158

分類ぶんるい: おおあごポケモン	タイプ: みず	高たかさ: 0.6m	重おもさ: 9.5kg
特性とくせい: げきりゅう	かくれ特性とくせい: ちからずく	進化しんか前まえ: なし	進化しんか後ご: アリゲイツ

二に足そく歩行ほこうの水色みずいろのワニのような姿すがたをしたポケモン。攻撃こうげき的てきな性質せいしつで、動うごく物ものなら何なにでも噛かみ付ついてくる。アゴの力ちからもかなり強つよく、甘あま噛かみのつもりでも大だい怪我けがになることがあるため親おやのトレーナーでも注意ちゅういが必要ひつよう。

くさタイプのチコリータ、ほのおタイプのヒノアラシとともに、『金きむ・銀ぎん・クリスタル』『ハートゴールド・ソウルシルバー』の最初さいしょにもらえるポケモンの一体いったいである。 『エメラルド』ではホウエン図鑑ずかん200匹ひきを完成かんせいさせた時とき、『オメガルビー・アルファサファイア』では初はじめて殿堂でんどう入いりした後のちに101番ばん道路どうろへ行いった時ときに、オダマキ博士はかせからチコリータ、ヒノアラシ、そしてワニノコの3匹ひきの中なかから1匹ひきだけを選えらんで入手にゅうしゅすることができる。

TVアニメ版ばんではサトシのポケモンとして登場とうじょう。また、『ダイヤモンド&パール』ではカズナリの手持てもちポケモンとして登場とうじょうしている。声優せいゆうは西村にしむらちなみ、伊東いとうみやこ。

ポケモンセンターフクオカ旧きゅう店舗てんぽの店舗てんぽロゴにピカチュウ・アチャモとともに描えがかれていた。

アリゲイツ

アリゲイツ No. 159

分類ぶんるい: おおあごポケモン	タイプ: みず	高たかさ: 1.1m	重おもさ: 25.0kg
特性とくせい: げきりゅう	かくれ特性とくせい: ちからずく	進化しんか前まえ: ワニノコ	進化しんか後ご: オーダイル

ワニノコの進化しんか形がた。進化しんか前まえから大柄おおがらとなり、頭あたまに赤あかいトサカのようなものが生はえ、ワニノコおよび進化しんか形がたのオーダイルと大おおきく異ことなる外見がいけんの特徴とくちょうとして、腹部ふくぶに左右さゆう非対称ひたいしょうの斑点はんてん模様もようがある。

ワニノコから特徴とくちょうであるアゴは更さらに大おおきく発達はったつしている。加くわえて口内こうないには鋭するどい牙きばが48本ほん生はえており、牙きばの先さきはそり選えっている（釣つり針ばりのかえしにあたる）ので噛力もあって一いち度ど噛かみ付つくと牙きばが抜ぬけるまで放はなさない。もし抜ぬけてしまっても、すぐに新あらたな牙きばが生はえてくる。

TVアニメ版ばんでは第だい265話わにてシロガネ山さんのポケモン保護ほご官かんのムトウの手持てもちとして登場とうじょう。また、『ダイヤモンド&パール』第だい29話わにはイサムのポケモンとして登場とうじょう。そのほか、『ライコウ雷かみなりの伝説でんせつ』ではマリナの手持てもちとして登場とうじょう。ニックネームは「ワニワニ」。

読売新聞よみうりしんぶんの連載れんさいポケモン四よん字じ熟語じゅくごでは、『頑固がんこ一いち徹てっ・がんこいってつ』が、アリゲイツを紹介しょうかいするキャッチフレーズとして用もちいられた。

オーダイル

オーダイル No. 160

分類ぶんるい: おおあごポケモン	タイプ: みず	高たかさ: 2.3m	重おもさ: 88.8kg
特性とくせい: げきりゅう	かくれ特性とくせい: ちからずく	進化しんか前まえ: アリゲイツ	進化しんか後ご: なし

アリゲイツの進化しんか形がたで、全すべてのスターターポケモン中ちゅう、最終さいしゅう進化しんかできるレベルが30と最もっとも早はやい。基本きほん的てきな形状けいじょうは進化しんか前まえと同様どうようだが、かなりの巨体きょたいとなり相応そうおうに身体しんたい能力のうりょくも増ましている。ワニノコから特徴とくちょうであった強靭きょうじんで巨大きょだいなあごは凄すさまじいパワーとなり、相手あいてに噛かみ付ついたままズタズタに引ひき千切せんぎり、放ひり投なげる戦法せんぽうを使つかう。性質せいしつも肉食にくしょく性せいで凶暴きょうぼう。アゴは威嚇いかくにも使用しようされる。

地上ちじょうでは後うしろ足あしだけで巨体きょたいを支ささえるのが辛つらいため、普段ふだんは四よつん這ばい。四よつん這ばいの方ほうが動うごきが俊敏しゅんびんだが、二に足そく歩行ほこう時じでもいざとなると後うしろ足あしの凄すさまじい瞬発しゅんぱつ力りょくで突進とっしんする。獲物えものを襲おそう際さいにこれらのスピードを見みせる。

ゲームでは「金きむ・銀ぎん・クリスタル・ハートゴールド・ソウルシルバー」で主人公しゅじんこうがヒノアラシを選えらんだ場合ばあいに、ライバルが進化しんか前まえに引ひき続つづいて使用しようする。「スカーレット・バイオレット」ではジムリーダーのハイダイが使用しようする。

TVアニメ版ばんでは第だい195話わのポケモン相撲すもう大会たいかいで登場とうじょう。サトシのカビゴンと大だい接戦せっせんの末すえ敗やぶれた。第だい218話わのうずまきカップ決勝けっしょう戦せんでも登場とうじょうしている。劇場げきじょう版ばん『神速しんそくのゲノセクト ミュウツー覚醒かくせい』ではポケモンヒルズに住すむポケモンたちのリーダーとして登場とうじょう。使用しよう技わざは「はかいこうせん」「ドラゴンクロー」「ハイドロポンプ」。声優せいゆうは最上もがみ嗣生。

「ぼくたちピチューブラザーズ」にも登場とうじょう。この時ときは、何故なぜかエンディングで「オオダイル」と表記ひょうきされていた。

漫画まんが版ばん『ポケットモンスターSPECIAL』3章しょう、9章しょうではシルバーのパートナー兼けん主力しゅりょくとして登場とうじょう（ワニノコが進化しんかした個体こたい）。性別せいべつは♂。

オタチ

オタチ No. 161

分類ぶんるい: みはりポケモン	タイプ: ノーマル	高たかさ: 0.8m	重おもさ: 6.0kg
特性とくせい: するどいめ/ にげあし	かくれ特性とくせい: おみとおし	進化しんか前まえ: なし	進化しんか後ご: オオタチ

フェレットのようなポケモン。警戒けいかい心しんが強つよいポケモンであり、尻尾しっぽで直立ちょくりつする事ことで周まわりの様子ようすを伺うかがう。尻尾しっぽは筋肉質きんにくしつで触さわると硬かたい。警戒けいかい班はんは敵てきを察知さっちすると甲高かんだかい声こえで鳴なく。敵てきと遭遇そうぐうすると尻尾しっぽで立たちあがり、普段ふだんより大おおきく見みせて相手あいてを威嚇いかくする。毛けの色いろは、全体ぜんたい的てきに茶色ちゃいろだが腹はらの部分ぶぶんはやや白しらみがかっており、白しろい部分ぶぶんの中央ちゅうおうには茶色ちゃいろの円形えんけい模様もようがある。

TVアニメ版ばんでは第だい134話わに登場とうじょう。サトシのピカチュウを捕つかまえようとロケット団だんがメカ「アボタン（メカニカル・アーボック・デザート・タンク）」を降おりていた際さいにカスミのトゲピーと共ともにアボタンに乗のり込こみ、アボタンの操縦そうじゅう席せきのボタンに勝手かってに触ふれ暴走ぼうそうさせてしまった。『アドバンスジェネレーション』ではエイジのポケモンとして登場とうじょう。サトシのピカチュウが「アイアンテール」を覚おぼえるきっかけとなった。

オオタチ

オオタチ No. 162

分類ぶんるい: どうながポケモン	タイプ: ノーマル	高たかさ: 1.8m	重おもさ: 32.5kg
特性とくせい: するどいめ/ にげあし	かくれ特性とくせい: おみとおし	進化しんか前まえ: オタチ	進化しんか後ご: なし

オタチの進化しんか形がた。フェレットやプレーリードッグに似にた細長ほそながい胴どうを持もつ。尾おの先さきまでくびれがなく、胴どうと尾おの境目さかいめがはっきりしない。手足てあしは短みじかいが動作どうさは俊敏しゅんびんで、愛あいらしい見みた目めとは対照たいしょう的てきに、コラッタを襲おそい捕食ほしょくする肉食にくしょく性せいを持もつ。身体しんたいも柔やわらかい為ため捕つかまえてもするりと抜ぬけ出だしてしまう。巣す穴あなはその体型たいけいに合あわせた細長ほそながいものとなっており、外敵がいてきの侵入しんにゅうを防ふせいでいる。奥おくに進すすめば進すすむほど複雑ふくざつになっていく。子供こどもが育そだつと巣す穴あなの外そとで独ひとり立だちの準備じゅんびをさせる。背中せなか側がわと尻尾しっぽは茶色ちゃいろとベージュ色しょくの縞しま模様もようで、腹はら側がわはベージュ色しょく。顔かおはベージュ色しょくで、耳みみと後頭部こうとうぶは茶色ちゃいろである。

『ポケモンスタジアム金銀きんぎん』では、ミニゲーム「オオタチのピョンピョンボール」が登場とうじょうする。オオタチを操作そうさし、次々つぎつぎに落おちてくるボールを跳はね飛とばして自身じしんのゴールに導みちびく。64GBパックを使用しようしていて、かつプレイヤーの手持てもちポケモンにオオタチがいる場合ばあい、ミニゲームに出場しゅつじょうさせることが可能かのうである。

TVアニメ版ばんではポケモンリーグシロガネ大会たいかいの選考せんこう会かいでサブロウの手持てもちポケモンとして登場とうじょうし、サトシのピカチュウと対戦たいせんする。

ホーホー

ホーホー No. 163

分類ぶんるい: ふくろうポケモン	タイプ: ノーマル/ ひこう	高たかさ: 0.7m	重おもさ: 21.2kg
特性とくせい: するどいめ/ ふみん	かくれ特性とくせい: いろめがね	進化しんか前まえ: なし	進化しんか後ご: ヨルノズク

コノハズクのような姿すがたをしたポケモン。夜行やこう性せいで全国ぜんこくの森林しんりんに幅広はばひろく生息せいそくする。昼間ひるまは木きの穴あなで寝ねている。実在じつざいする鳥類ちょうるいと同様どうように2本ほんの足あしを持もつが、常つねに1本ほん足あしで立たっており、一見いっけんすると足あしが1本ほんしかないようにも見みえる。たまに素早すばやく足あしを入いれ替かえるが、その瞬間しゅんかんを見みることは難むずかしい。体内たいないに地球ちきゅうの自転じてんを感かんじ取とる器官きかんがあり、いかなるときでも正確せいかくで決きまったリズムで首くびを傾かしげ、決きまった時間じかんに鳴なく。そのため時計とけい代かわりに手持てもちに入いれるトレーナーもいる。

その見みかけどおり夜行やこう性せいで、『金きむ・銀ぎん・クリスタル』や『ダイヤモンド・パール』といった朝あさ・昼ひる・夜よるなどの区別くべつがある作品さくひんでは夜よるにしか登場とうじょうしない。

TVアニメ版ばんでは双子ふたごの老婆ろうばであるスズ様さまとカネ様さま（声こえはどちらも京田きょうだ尚子しょうこ）が迷まよいの森もりを抜ぬけるトレーナーにホーホーを貸かしている。サトシたちには女好おんなずきで臆病おくびょうな半人前はんにんまえのホーホーしか残のこっていなかったが、サトシの説得せっとくで虫むしポケモンの幻覚げんかくを見みせられたカスミを助たすけるために克服こくふくし、ゴーストとゲンガーが幻覚げんかくを見みせていたと暴あばいた。ジムリーダー・ハヤトの手持てもちポケモンとしても登場とうじょう。1番手ばんてとして使用しようし、サトシのチコリータを負まかしたが、ピカチュウに敗やぶれる。また、短編たんぺん映画えいが『ピカチュウたんけんたい』にゲームに先行せんこうして登場とうじょうしている。ゲストキャラ・ジエイ（声こえ - 中なか博史ひろふみ）のポケモンとしても登場とうじょう。このホーホーはかなり年老としおいており、通常つうじょうより羽毛うもうが増量ぞうりょうしている。

お笑わらいトリオ・ロバートの秋山あきやま竜次りゅうじのお気きに入いりのポケモンである。『ポケモン☆サンデー』では『ハートゴールド・ソウルシルバー』のプレイで大量たいりょうにゲットした。

ヨルノズク

ヨルノズク No. 164

分類ぶんるい: ふくろうポケモン	タイプ: ノーマル/ ひこう	高たかさ: 1.6m	重おもさ: 40.8kg
特性とくせい: するどいめ/ ふみん	かくれ特性とくせい: いろめがね	進化しんか前まえ: ホーホー	進化しんか後ご: なし

ホーホーの進化しんか形がたで、全国ぜんこくの森林しんりんに広ひろく分布ぶんぷする鳥とりポケモンの一種いっしゅ。夜行やこう性せいの肉食にくしょくでフクロウの仲間なかまのトラフズクに酷似こくじする。集しゅう光こう能力のうりょくを持もつ優すぐれた目めを持もち、飛行ひこう時じの羽音はおとをほとんど立たてないため、夜間やかんの狩かりに失敗しっぱいは無ない。物事ものごとを考かんがえ出だすと頭あたまを回転かいてんさせ、頭脳ずのうを活性かっせい化かさせる。難むずかしいことを考かんがえているときには、頭あたまが180度ど逆さかさまになっていることさえあるという。「キタカミの里さと」ではタクシーを務つとめている。

「さいみんじゅつ」のほかに「ねんりき」「サイコキネシス」「じんつうりき」などエスパー技わざを多おおく覚おぼえる特徴とくちょうがある。

ゲーム『ハートゴールド・ソウルシルバー』では、ジムリーダーのハヤトが再戦さいせんで使用しようする。

TVアニメ版ばんでは色いろ違ちがいのヨルノズクが登場とうじょうし、サトシの手持てもちとなった。サトシ唯一ゆいいつの色いろ違ちがいでもある。また、224話わに登場とうじょうした老人ろうじん・ハヤブサ（声こえ - 茶ちゃ風ふう林りん）が所持しょじしていたヨルノズクは年老としおいてあごひげのような物ものが生はえていた。『XY』では空そら飛とぶポケモン3体たいで参加さんかするスカイリレーに憧あこがれるオワゾー（声こえ - 坂東ばんどう尚樹なおき）のポケモンとして登場とうじょう。オワゾーはリレーは好すきだが肝心かんじんの参加さんか経験けいけんは一いち度どもなかった（理由りゆうは空そら飛とぶポケモンを3体たいゲットできなかったため）。

レディバ

レディバ No. 165

分類ぶんるい: いつつぼしポケモン	タイプ: むし/ ひこう	高たかさ: 1.0m	重おもさ: 10.8kg
特性とくせい: はやおき/ むしのしらせ	かくれ特性とくせい: びびり	進化しんか前まえ: なし	進化しんか後ご: レディアン

テントウムシのような姿すがたをしたポケモン。「いつつぼしポケモン」の分類ぶんるいが示しめす通とおり、背中せなかには5つの丸まるい模様もようを持もつ。6本ほんの足あしの先さきはいずれも握にぎり拳こぶしのように丸まるくなっている。足あしの付つけ根ねから鼻はなを刺さすような臭においを発はっするオレンジ色しょくの液体えきたいを出だし、敵てきから身みを守まもる。この液体えきたいは仲間なかまとのコミュニケーションの手段しゅだんとしても用もちいられる。1匹ひきでは不安ふあんのあまり動うごけなくなるほど臆病おくびょうだが、群むれると活発かっぱつに行動こうどうするようになる。寒さむさには弱よわく、冬ふゆになると大おおきな葉はの影かげで集団しゅうだんでじっとしている。

野生やせいのものは『銀ぎん』・『クリスタル』・『ソウルシルバー』に出現しゅつげんし、『金かね』・『ハートゴールド』には出現しゅつげんしない。また、『銀ぎん』・『クリスタル』では朝あさ、『ソウルシルバー』・『サン・ムーン』では日ひ中ちゅうのみ出現しゅつげんする。

TVアニメ版ばんでは第だい129話わに登場とうじょう。笛ふえでレディバを操あやつり、空そらを飛とんで旅人たびびとに谷たに越こえをさせるマコトという女性じょせいが登場とうじょうする。声優せいゆうは愛あい河かわ里さと花子はなこ。

レディアン

レディアン No. 166

分類ぶんるい: いつつぼしポケモン	タイプ: むし/ ひこう	高たかさ: 1.4m	重おもさ: 35.6kg
特性とくせい: はやおき/ むしのしらせ	かくれ特性とくせい: てつのこぶし	進化しんか前まえ: レディバ	進化しんか後ご: なし

レディバの進化しんか形がた。スマートな体型たいけいとなり、前足まえあし4本ほんは手ての役割やくわりをするようになった。顔かおもデフォルメされたレディバに比くらべ、昆虫こんちゅうらしさが増ましている。背中せなかの模様もようは夜空よぞらの星ほしの数かずによってその大おおきさが変化へんかするという。昼間ひるまは大おおきな葉はっぱの上うえで眠ねむっているが、夜よるになると活動かつどうを開始かいしする。夜空よぞらに星ほしが出でているときに、輝かがやく粉こなを撒まき散ちらしながら飛とぶことがある。

TVアニメ版ばんでは第だい173話わにてシロウ親子おやこの手持てもちとして登場とうじょう。

イトマル

イトマル No. 167

分類ぶんるい: いとはきポケモン	タイプ: むし/ どく	高たかさ: 0.5m	重おもさ: 8.5kg
特性とくせい: ふみん/ むしのしらせ	かくれ特性とくせい: スナイパー	進化しんか前まえ: なし	進化しんか後ご: アリアドス

クモのような姿すがたをしたポケモンだが、脚あしが1対たい少すくなく6本ほんである。背中せなかには顔かおのような模様もようを持もち、「こわいかお」を繰くり出だす時ときはその模様もようが怒おこった表情ひょうじょうになる。細ほそく丈夫じょうぶな糸いとを周囲しゅういに張はり巡めぐらせて罠わなを作つくり、獲物えものがかかるまで自分じぶんの巣すで何なん日にちも待機たいきする。糸いとで作つくった罠わなは第だい2の神経しんけいとも呼よばれ、僅わずかな糸いとの振動しんどうだけで獲物えものの種類しゅるいが分わかるらしい。また、この糸いとにはエステの効果こうかがあるともいわれている。

『金きむ・クリスタル』「ハートゴールド」では野生やせいのものは夜よるにしか出現しゅつげんせず、『銀ぎん』「ソウルシルバー」では出現しゅつげんしない。「サン・ムーン」でも夜よるのみ出現しゅつげんする。

TVアニメ版ばんではヒワダタウンジムリーダー・ツクシの手持てもちポケモンとして登場とうじょう。また、

アリアドス

アリアドス No. 168

分類ぶんるい: あしながポケモン	タイプ: むし/ どく	高たかさ: 1.1m	重おもさ: 33.5kg
特性とくせい: ふみん/ むしのしらせ	かくれ特性とくせい: スナイパー	進化しんか前まえ: イトマル	進化しんか後ご: なし

イトマルの進化しんか形がた。クモのような姿すがたをしたポケモン。体からだ色しょくは黄き緑色みどりいろから明あかるめの赤あか紫むらさきへと変化へんかしている。頭部とうぶに1本ほんの角かくを持もち、尻しりには糸いとを噴出ふんしゅつする突起とっきが生はえている。脚あしは黄色おうしょくと紫むらさきの縞しま模様もようとなっている。6本ほんの脚あしのうち、後うしろの2本ほんは腹部ふくぶから上方かみがたへと突つき出だしている。尻しりからは常つねに糸いとが出でていて、それを辿たどると巣すにたどり着つく。捕つかまえた獲物えものに糸いとをつけてわざと逃にがし、その糸いとを辿たどって獲物えものの巣すごと一網打尽いちもうだじんにするという、狩かりにおいて非常ひじょうに賢かしこい戦術せんじゅつを使つかう。

『金きむ・銀ぎん』では、四天王してんのうのキョウ、およびキョウの娘むすめでセキチクシティのジムリーダー・アンズが使用しようする。

TVアニメ版ばんでは第だい177話わに登場とうじょうしたほか、スピアーと同おなじく外見がいけんから悪役あくやくとして出でることが多おおい。『アドバンスジェネレーション』ではハーリーのポケモンとして登場とうじょうし、『ダイヤモンド&パール』では第だい1話わに大群たいぐんで登場とうじょう、ヒカリのポッチャマの「がまん」による反撃はんげきでまとめて一掃いっそうされた。別べつ個体こたいはポケモンハンターJの手持てもちポケモンとしても登場とうじょうしており、主おもに糸いとで獲物えものや邪魔じゃまな相手あいてを拘束こうそくするのに活躍かつやくする。なお、この糸いとは大おおきな獲物えものでも捕つかまえられるように一度いちど捕つかまると中なか々切きれない。ゴウのポケモンとしても登場とうじょう、声優せいゆうは観世かんぜ智さとし顕あきら。

クロバット

クロバット No. 169

分類ぶんるい: こうもりポケモン	タイプ: どく/ ひこう	高たかさ: 1.8m	重おもさ: 75.0kg
特性とくせい: せいしんりょく	かくれ特性とくせい: すりぬけ	進化しんか前まえ: ゴルバット	進化しんか後ご: なし

ゴルバットの進化しんか形がた。体からだ色しょくは青あおから紫むらさきに変かわり、目めの色いろも黄色おうしょくに変化へんかした。足あしにも翼つばさが生はえ、4枚まいの翼つばさを生いかしたより高速こうそく、長距離ちょうきょり、静せい音おんでの飛行ひこうが可能かのうとなった。長距離ちょうきょりを飛とぶ時ときは腕うでか足あしのどちらかで飛とび、どちらかが疲つかれるともう片方かたがたで飛とぶ。その翼つばさの分ぶん、静止せいしして休息きゅうそくする際さいの安定あんてい性せいが犠牲ぎせいになっており、足あしにわずかに残のこる指ゆびはせいぜい枝えだにしか止とまれない。弱よわったり攻撃こうげきされたりするなど何なんらかの理由りゆうで飛とべなくなってしまうと、地面じめんを這はいずり回まわることしかできない。また、ゴルバットの頃ころに特徴とくちょう的てきだった牙きばが生はえた大おおきな口くちは、やや小こぶりになった。牙きばは更さらに鋭するどくなり、血ちを吸すわれたポケモンは噛かまれたことさえ気きづかない程ほどと言いわれる。

ゴルバットをよく懐いだかせてレベルを上あげると進化しんかするが、『ブラック・ホワイト』では野生やせいで出現しゅつげんする場合ばあいもある。『金きむ・銀ぎん』および『ハートゴールド・ソウルシルバー』ではライバルと四天王してんのうのキョウとその娘むすめであるセキチクジムリーダーのアンズが、『ファイアレッド・リーフグリーン』では四天王してんのうのキクコが再戦さいせん時じに使用しようし、『ブラック2・ホワイト2』のPWTではタチワキジムリーダーのホミカやキキョウジムリーダーのハヤトが使用しようする。これ以外いがいでは、『ルビー・サファイア・エメラルド』『オメガルビー・アルファサファイア』ではマグマ団だんリーダー・マツブサ、アクア団だんリーダー・アオギリ、『ダイヤモンド・パール・プラチナ』ではギンガ団だんボス・アカギ、『X・Y』ではフレア団だん幹部かんぶ・クセロシキなど、悪あくの組織そしきの幹部かんぶやボスが使用しようすることが多おおい。

ポケモンスタジアムやポケモンバトルレボリューションなどの対戦たいせんゲームでは口くちを大おおきく開あけたり目めをクルクルしたりとコミカルな動うごきをすることが多おおい。

TVアニメ版ばんではタケシのポケモンとして登場とうじょう。

チョンチー

チョンチー No. 170

分類ぶんるい: あんこうポケモン	タイプ: みず/ でんき	高たかさ: 0.5m	重おもさ: 12.0kg
特性とくせい: ちくでん/ はっこう	かくれ特性とくせい: ちょすい	進化しんか前まえ: なし	進化しんか後ご: ランターン

チョウチンアンコウのような姿すがたをしたポケモン。体からだはややつぶれた横長よこながの球体きゅうたいで、頭上ずじょうから触手しょくしゅが二に本ほん伸のびており、その先端せんたんのしずく型がたの部分ぶぶんが発光はっこうする。それぞれが正負せいふの電極でんきょくとなっており水中すいちゅうでの電撃でんげきが可能かのう。殊ことに特徴とくちょう的てきなのはその眼球がんきゅうであり、体からだの前面ぜんめんの半分はんぶん程ほどを占しめる二ふたつの黄色きいろく大おおきな目めに「+」型がたの虹彩こうさいを持もつ。足あしがあり陸上りくじょうを歩行ほこうできる。

TVアニメ版ばんでは第だい213話わに登場とうじょう。島しまの中なかにある池いけで育そだったチョンチーが、成長せいちょうしたため海うみへ向むかう。『劇場げきじょう版ばんポケットモンスター アドバンスジェネレーション ポケモンレンジャーと蒼海そうかいの王子おうじ マナフィ』では海うみを群むれで泳およぐシーンがあったほか、敵てきの潜水せんすい艦かん内部ないぶに特攻とっこうし航行こうこう不能ふのうにさせるという活躍かつやくを見みせた。声優せいゆうは三宅みやけ華はな也。

ランターン

ランターン No. 171

分類ぶんるい: ライトポケモン	タイプ: みず/ でんき	高たかさ: 1.2m	重おもさ: 22.5kg
特性とくせい: ちくでん/ はっこう	かくれ特性とくせい: ちょすい	進化しんか前まえ: チョンチー	進化しんか後ご: なし

チョンチーの進化しんか形がた。進化しんか前まえと同おなじくチョウチンアンコウのような姿すがたをしているが、体型たいけいが一般いっぱん的てきな魚類ぎょるいらしい流線型りゅうせんけいの姿すがたとなり、頭部とうぶの突起とっきも小ちいさくなって足あし状じょうの腹はら鰭ひれもなくなった。目めも一般いっぱん的てきな瞳ひとみへと変かわっている。背鰭せびれが変化へんかした触手しょくしゅ（エスカ）先端せんたんの発光はっこう体たいの中なかには発光はっこうバクテリアが詰つまっており、これを自身じしんの特殊とくしゅな体液たいえきと化学かがく反応はんのうさせて強つよい光ひかりを発はっし、獲物えものの視界しかいを奪うばった隙すきに電撃でんげきを浴あびせ、動うごきを封ふうじてから丸呑まるのみにする。

その途轍とてつもなくアストロノミカルに強烈きょうれつな閃光せんこうは、5000 メートルの深海しんかいから海面かいめんに届とどくほどであり「深海しんかいの星ほし」という別名べつめいもある。しかし、発光はっこう体たいの直径ちょっけいはCD以下いかであるのに、その強つよさは約やく2.0970006972754×10⁺⁹⁵ kW―全ぜん宇宙うちゅうの星ほしが放はなつ光ひかりの凡およそ5.5984147055702×10⁺⁴⁹ 倍ばいの強つよさであり、宇宙うちゅうにはありえないほど強力きょうりょくだという。

TVアニメ版ばんでは257 話はなしで非公式ひこうしきのリュウグウジムのリーダー・リュウジの手持てもちポケモンとして登場とうじょう。『ポケットモンスター ダイヤモンド&パール』第だい78 話はなしでは、ポケモンコーディネーター・カイトのポケモンとして登場とうじょうし、ミクリカップに出場しゅつじょうしたサトシのブイゼルに勝利しょうりした。

ピチュー

ピチュー No. 172

分類ぶんるい: こねずみポケモン	タイプ: でんき	高たかさ: 0.3m	重おもさ: 2.0kg
特性とくせい: せいでんき	かくれ特性とくせい: ひらいしん	進化しんか前まえ: なし	進化しんか後ご: ピカチュウ

ピカチュウの進化しんか前まえ。ピカチュウとは大おおきさや頬ほおの色いろ、耳みみの形かたちが異ことなり体からだ色しょくはクリーム色しょく。大人おとなでも痺しびれさせるほどの電気でんき力りょくを持もっているが、自分じぶんも痺しびれてしまうのが欠点けってん。電気でんきを貯ためるのが下手へたで、驚おどろいたりしたときなどのショックを受うけるだけですぐに放電ほうでんするが、成長せいちょうするにつれて上手じょうずになる。雷雲らいうんが発生はっせいしているときや空気くうきが乾燥かんそうしている日ひは、体からだ中ちゅうの電気でんきがたまりやすくなる。仲間なかまと遊あそんでいるとお互たがいの電気でんきがショートし合あい、その衝撃しょうげきで火花ひばなを出だすことがある。

ベイビィポケモンの一種いっしゅで、同どう作さくでは序盤じょばんから「ピカチュウはすでに進化しんかしたポケモンである」ということを聞きく形かたちで存在そんざいが示唆しさされている。『ダイヤモンド・パール』では、野生やせいでも出現しゅつげんする。このほか、通常つうじょうのピチューとは異ことなる固有こゆう種しゅが2種類しゅるい存在そんざいする。

ピカチュウにでんきだまを持もたせピカチュウとピカチュウ（またはメタモン）を預あづけて、卵たまごからかえるピチューはスペシャル技わざボルテッカーを覚おぼえられる。ボルテッカーは威力いりょくの高たかい技わざだが、敵てきに与あたえたダメージの1/3を自身じしんも受うける。3割わりの確かく率りつで相手あいてをマヒ状態じょうたいにさせる。

ピカチュウカラーのピチュー

「ピカチュウカラーのピチュー」と呼称こしょうされる色いろ違ちがいであり性別せいべつは♂固定こてい。通常つうじょうでは覚おぼえない「がむしゃら」を覚おぼえているほか、『ハートゴールド・ソウルシルバー』に連つれて行いくことで、ギザみみピチュー（後述こうじゅつ）と会あうことが可能かのう。2009年ねん公開こうかいの映画えいが『アルセウス 超克ちょうこくの時空じくうへ』の特別とくべつ前売まえうり券けんの特典とくてんとして配布はいふされた。

ギザみみピチュー

耳みみの形かたちが通常つうじょうのピチューと異ことなる専用せんようのグラフィックが用意よういされていて、こちらの性別せいべつは♀固定こてい。通常つうじょう覚おぼえられない「てだすけ」「いたみわけ」を覚おぼえている。また、幻まぼろしのポケモンではないものの、システム上じょうでは当時とうじの幻まぼろしのポケモンと同おなじような扱あつかいとなる（ピカチュウに進化しんかできず、通信つうしん交換こうかん、バトルタワーでの使用しようはできない）。また、ギザみみピチューは他たシリーズ作品さくひんに転送てんそうできない。

『大だい乱闘らんとうスマッシュブラザーズシリーズ』では『DX』で隠かくしキャラクターとして初はつ登場とうじょう。ピカチュウのモデル替がえキャラクターとして制作せいさくされ、ピカチュウと同おなじワザを使用しようする。全ぜんキャラクター中ちゅう最もっとも体重たいじゅうが軽かるく、決定けってい力りょくにも欠かける。また、公式こうしき設定せってい通どおり、電気でんきを帯おびた攻撃こうげきを使つかうと自分じぶんも痺しびれてダメージを受うけるというハンデもあり、「意図いと的てきな最さい弱じゃくキャラ」として位置いちづけられる。しかし、ピカチュウよりも復帰ふっき力りょくがあり、全ぜんキャラクター中ちゅう屈指くっしのスピードを持もっていて隙すきが非常ひじょうに少すくないという長所ちょうしょもある。声優せいゆうはこおろぎさとみ。

『SPECIAL』にて17年ねんぶりに再さい登場とうじょう。電気でんきを帯おびた攻撃こうげきを使つかうと自分じぶんも痺しびれてダメージを受うけるのは変かわらない。一方いっぽう、攻撃こうげき力りょくが高たかめに設定せっていされ、一部いちぶの攻撃こうげきには相手あいてを麻痺まひさせる効果こうかが追加ついかされた。

『ポケモンレンジャー 光こうの軌跡きせき』にはウクレレを持もったウクレレピチューが登場とうじょうする。

TVアニメ版ばんでは第だい180話わにおいて多数たすうの野生やせいのピチューが登場とうじょう。アンジュ（声こえ - 折笠おりかさ富美子とみこ）という女性じょせいの果樹かじゅ園えんで果物くだものを盗ぬすみ食ぐいしていた。ANA機内きない上映じょうえいのOVA作品さくひん『ピカチュウのキラキラだいそうさく』では、ギザみみピチューが登場とうじょうする。親友しんゆうとしてムチュール、フワンテもいる。声優せいゆうは真堂しんどう圭けいが担当たんとう。また、『ポケモン☆サンデー』で放送ほうそうされたアニメ『ポケモンレンジャー 光こうの軌跡きせき』でもウクレレピチューが登場とうじょうする。声優せいゆうは上述じょうじゅつのギザみみピチュー同様どうように真堂しんどう圭けいが担当たんとう。サトシのピカチュウも元々もともとはピチューであり、ピチューだったころのエピソードもある。声こえは進化しんか後ご同様どうよう、大谷おおや育江いくえ。

2000年ねん公開こうかいの短編たんぺん映画えいが『ピチューとピカチュウ』で、ミレニアムタウンに住すむピチューの兄弟きょうだいが登場とうじょうする。2002年ねん公開こうかいの短編たんぺん映画えいが『ピカピカ星空ほしぞらキャンプ』にも出演しゅつえん。これ以降いこう、劇場げきじょう版ばんではピチュー兄弟きょうだいとして登場とうじょうすることがある。「ぼくたちピチューブラザーズ」では、兄あにはしっかり者しゃ、弟おとうとはやや自己じこ中心ちゅうしん的てきで怖こわがり、といった様ように描えがかれている。なお、前髪まえがみがはねている方ほうが兄あに。兄あにの声優せいゆうは冬ふゆ馬うま由美ゆみ、弟おとうとの声優せいゆうはこおろぎさとみ。

『ポケモン不思議ふしぎのダンジョン 救助きゅうじょ隊たいガンバルズ』ではピカチュウの弟おとうととして登場とうじょう。声優せいゆうは菊地きくち美香みか。

2009年ねん7月がつ18日にち公開こうかいの映画えいが『アルセウス　超克ちょうこくの時空じくうへ』では、ギザみみピチューという片耳かたみみがくせっ毛げでギザギザ状じょうになっている♀のピチューが登場とうじょう。声優せいゆうは中川なかがわ翔子しょうこ。アニメ版ばんでは映画えいがに先駆さきがけてギザみみピチューのテーマソング「もえよ!ギザみみピチュー」がエンディングで流ながされており、「ギザみみピチューstarringしょこたん」名義めいぎで同おなじく中川なかがわが歌うたっている。

ピィ

ピィ No. 173

分類ぶんるい: ほしがたポケモン	タイプ: フェアリー	高たかさ: 0.3m	重おもさ: 3.0kg
特性とくせい: メロメロボディ/ マジックガード	かくれ特性とくせい: フレンドガード	進化しんか前まえ: なし	進化しんか後ご: ピッピ

ピッピの進化しんか前まえ。ピンク色ぴんくいろでそのシルエットが星ほし形がたになっている事ことから、流ながれ星ぼしに乗のってきたのではないかと噂うわさされている。卵たまごにはピンク地ちに白しろい星ほし型がたマークがある。全ぜんポケモンの中なかで、一番いちばん名前なまえが短みじかいポケモン（2文字もじ）であったが、『スカーレット・バイオレット』でパモとボチが登場とうじょうしたため唯一ゆいいつではなくなった。

ピッピもしくはピクシーを育そだて屋やに預あづけることで、ピィが生うまれるタマゴを発見はっけんできる。十分じゅうぶんになついた状態じょうたいでレベルアップすることでピッピに進化しんかする。『ダイヤモンド・パール』では野生やせいでも出現しゅつげんする。『ブラック2・ホワイト2』まではノーマルタイプだったが、『X・Y』からは、フェアリータイプに変更へんこうされた。

ポケモンスタジアムシリーズでは技わざを繰くり出だす時ときに、あかんべえをする。

TVアニメ版ばんではジョウト編へんに登場とうじょうし、迷子まいごのピィがサトシのゴマゾウと仲良なかよくなった。別わかれ際ぎわにピッピに進化しんかした。声優せいゆうは柚木ゆずき涼香りょうか。

ププリン

ププリン No. 174

分類ぶんるい: ふうせんポケモン	タイプ: ノーマル/ フェアリー	高たかさ: 0.3m	重おもさ: 1.0kg
特性とくせい: メロメロボディ	かくれ特性とくせい: フレンドガード	進化しんか前まえ: なし	進化しんか後ご: プリン

プリンの進化しんか前まえ。薄うすい桃色ももいろの丸まるい体からだで、額がくには渦巻うずまきの模様もようがある。体からだがとても柔やわらかく、一度いちど転ころがってしまうととまれなくなる。川かわのほとりに住すみ、綺麗きれいな水みずでうがいをした後のちに発声はっせい練習れんしゅうをするが、声帯せいたいが未み発達はったつなため、長時間ちょうじかん歌うたい続つづけるのは困難こんなん。身体しんたいの色いろは体温たいおんが上あがると更さらに鮮あざやかなピンク色ぴんくいろになる。卵たまごにはピンク地ちに濃こいピンクの渦巻うずまき模様もようがある。

育そだて屋やにメスのプリンもしくはプクリンを預あづけた後のちに貰もらえる卵たまごが孵かえるとププリンが生うまれる。懐なついた状態じょうたいでレベルが上あがるとプリンに進化しんかする。『X・Y』からは、フェアリータイプが新あらたに追加ついかされた。

アニメではアイドルトレーナーのポケモンとして双子ふたごのププリンが登場とうじょうした。ニックネームはそれぞれププルン、ププラン。

トゲピー

トゲピー No. 175

分類ぶんるい: はりたまポケモン	タイプ: フェアリー	高たかさ: 0.3m	重おもさ: 1.5kg
特性とくせい: てんのめぐみ/ はりきり	かくれ特性とくせい: きょううん	進化しんか前まえ: なし	進化しんか後ご: トゲチック

下半身かはんしんが卵たまごの殻からに覆おおわれたままになっている。体からだはレモン色しょくで、頭あたまは星ほし型がたに突起とっきしている。眠ねむる時ときには頭あたまと手足てあしとを卵たまごの殻からにしまう形かたちをとることから、寝ねているトゲピーを立たたせると幸しあわせになれる、優やさしくすると幸運こううんを分わけ与あたえてくれるなどのい伝いつたえがある。

TVアニメ版ばんではカントー編へん（前代ぜんだいの『赤あか・緑みどり』）の時点じてんでゲームに先行せんこうする形かたちで登場とうじょうしていた。そのためゲーム初はつ登場とうじょうも『金きむ・銀ぎん』ではなく、『赤あか・緑みどり』の外伝がいでん作品さくひんに当あたる『ピカチュウげんきでちゅう』の時点じてんで既すでに登場とうじょうしていた（声優せいゆうはTVアニメ版ばんと同おなじくこおろぎさとみ）。『金きむ・銀ぎん』および『ハートゴールド・ソウルシルバー』ではストーリー序盤じょばんのイベントでタマゴを入手にゅうしゅできる。『ブラック2・ホワイト2』まではノーマルタイプだったが、『X・Y』からは、フェアリータイプに変更へんこうされた。

TVアニメ版ばんは上述じょうじゅつの通とおり発売はつばい前まえから登場とうじょうし、カスミの手持てもちポケモンとなった。1998年ねん9月がつ17日にち放送ほうそうの第だい63話わ『トキワジム! さいごのバッジ!』などでトゲピーが行方ゆくえ不明ふめいになって探さがし出だす場面ばめんも見みられる。『ダイヤモンド・パール』142話わでは別べつ個体こたいのトゲピーが登場とうじょう。こちらのトゲピーは非常ひじょうに残酷ざんこくな性格せいかくで目めつきも非常ひじょうに悪わるい。性別せいべつはメス。使用しよう技わざは「みがわり」、「メロメロ」、「かえんほうしゃ」、「サイコキネシス」。サトシのピカチュウ達たちやロケット団だんのニャースを「メロメロ」にするが、タケシのピンプクとムサシのメガヤンマはメスだったので効きかなかった（後者こうしゃに関かんしてはムサシは本気ほんきで驚おどろいた）。騒動そうどうの後のち、タケシのピンプクをライバルとして認みとめながら去さって行いった。

『大だい乱闘らんとうスマッシュブラザーズシリーズ』では第だい2作さく『大だい乱闘らんとうスマッシュブラザーズDX』より登場とうじょう。モンスターボールから出現しゅつげんすると、「ゆびをふる」によっていくつかの中なかからランダムで1つの効果こうかを発動はつどうする。

トゲチック

トゲチック No. 176

分類ぶんるい: しあわせポケモン	タイプ: フェアリー/ ひこう	高たかさ: 0.6m	重おもさ: 3.2kg
特性とくせい: てんのめぐみ/ はりきり	かくれ特性とくせい: きょううん	進化しんか前まえ: トゲピー	進化しんか後ご: トゲキッス

トゲピーの進化しんか形がた。殻からの模様もようがそのまま体からだの表面ひょうめんに残のこり、体からだの色いろが白しろになり、羽はねが生はえた。羽はねを動うごかさずに空中くうちゅう浮遊ふゆうができる。幸運こううんをもたらすポケモンと呼よばれ、純粋じゅんすいな心しんの持もち主ぬしを見みつけるとその人物じんぶつの前まえに姿すがたを現あらわし、幸しあわせを分わけ与あたえるという。

トゲピーがトレーナーに懐なついた状態じょうたいでレベルが上あがることで進化しんかする。『ブラック2・ホワイト2』まではノーマル・ひこうタイプだったが、『X・Y』からは、フェアリー・ひこうタイプに変更へんこうされた。

TVアニメ版ばんでは『アドバンスジェネレーション』にて、カスミのトゲピーが進化しんかして初はつ登場とうじょう。仲間なかまと楽園らくえんを守まもるためカスミと別わかれた。声優せいゆうは進化しんか前ぜん同様どうようこおろぎさとみ。進化しんか前まえのトゲピーや進化しんか後ごのトゲキッスと比くらべると、アニメでの出番でばんはほとんどない。

ネイティ

ネイティ No. 177

分類ぶんるい: ことりポケモン	タイプ: エスパー/ ひこう	高たかさ: 0.2m	重おもさ: 2.0kg
特性とくせい: シンクロ/ はやおき	かくれ特性とくせい: マジックミラー	進化しんか前まえ: なし	進化しんか後ご: ネイティオ

黄き緑色みどりいろで一いち頭とう身みの小鳥ことりのような姿すがたをしている。羽はねが育そだちきっていない為ため、飛とび跳はねて移動いどうする。平均へいきん的てきな成人せいじんの背丈せたけを軽かるく飛とび越こえる程ほどの跳躍ちょうやく力りょくを持もっている。その跳躍ちょうやく力りょくを活いかし、木きの枝えだに飛とび乗のり芽めをついばむ。必かならず何なにかを見みつめている。目めが合あってからこちらが少すこしでも動うごくと逃にげていく。

ネイティオ

ネイティオ No. 178

分類ぶんるい: せいれいポケモン	タイプ: エスパー/ ひこう	高たかさ: 1.5m	重おもさ: 15.0kg
特性とくせい: シンクロ/ はやおき	かくれ特性とくせい: マジックミラー	進化しんか前まえ: ネイティ	進化しんか後ご: なし

ネイティの進化しんか形がたで、森林しんりんや遺跡いせきなどに生息せいそくする鳥とりポケモンの一種いっしゅ。顔かおつきなどはネイティと変かわらないものの、胴体どうたいが長ながくなった。腹はらに猫ねこのような模様もようがあるのが特徴とくちょう。翼つばさを広ひろげた姿すがたはトーテムポールに近ちかい。未来みらい予知よち能力のうりょくを持もつとい伝いつたえられているポケモン。海外かいがいでは神聖しんせいな神かみの使つかいとして祀まつられている。鳥とりポケモンであるが飛行ひこうする姿すがたは滅多めったに見みられず、立たったままじっと動うごくことなく太陽たいようを見みつめ続つづけている。これは「未来みらいの出来事できごとに怯おびえているから」らしい。南みなみアメリカのい伝いつたえでは、ネイティオは右目みぎめで未来みらい、左目ひだりめで過去かこを見みているとされる。一方いっぽう、予知よちした未来みらいを変かえるほどの力ちからまでは持もってはいないと云いわれる。

『金きむ・銀ぎん』では、四天王してんのうのイツキの手持てもちポケモン。先鋒せんぽうと切きり札ふだとして2匹ひきを繰くり出だし、エスパータイプの強力きょうりょくわざ「サイコキネシス」を駆使くしする。『ポケモン不思議ふしぎのダンジョン 青あおの救助きゅうじょ隊たい・赤あかの救助きゅうじょ隊たい』では「おおいなる きょうこく」の頂上ちょうじょうで未来みらいを見みつめており、やってきた主人公しゅじんこうに助言じょげんする。

TVアニメ版ばんでは第だい236話わで登場とうじょう。未来みらい予知よち能力のうりょくがあるとして原住民げんじゅうみんに信仰しんこうされており、事実じじつ大だい洪水こうずいを予見よけんしていた。『アドバンスジェネレーション』ではハルカが見みた映画えいがの中なかで登場とうじょう。ネイティと宇宙うちゅうを旅たびしていたところ宇宙船うちゅうせんが衝突しょうとつし、ネイティと離はなれ離ばなれになってしまう。

メリープ

道みちの駅えき羊ひつじのまち 侍さむらい・しべつ（北海道ほっかいどう士別しべつ市し）に設置せっちされたマンホール。向むかって右みぎがメリープ。

メリープ No. 179

分類ぶんるい: わたげポケモン	タイプ: でんき	高たかさ: 0.6m	重おもさ: 7.8kg
特性とくせい: せいでんき	かくれ特性とくせい: プラス	進化しんか前まえ: なし	進化しんか後ご: モココ

羊ひつじのような姿すがたをしたポケモン。肌はだは青色あおいろで、体毛たいもうは黄色おうしょく。まれに体毛たいもうがピンク色ぴんくいろの色いろ違ちがいの個体こたいがいる。耳みみと尻尾しっぽは黒くろと黄色おうしょくの縞しま模様もようで、尻尾しっぽの先さきには光ひかる玉たまがある。体毛たいもうは静電気せいでんきが溜たまりやすいので、メリープの体毛たいもうから作つくられる衣類いるいは加工かこうされている。

『クリスタル』では野生やせいでは出現しゅつげんせず、『金きむ・銀ぎん』から通信つうしん交換こうかんで貰もらう以外いがいの入手にゅうしゅ方法ほうほうはない。これは進化しんか系けいのモココ、デンリュウも同様どうようである。『ソード&シールド』では同おなじく羊ひつじをモチーフとしたウールーが登場とうじょうしているが、こちらはより羊ひつじらしい外見がいけんをしている。

TVアニメ版ばんのメリープの出だす電撃でんげきは黄色きいろではなく水色みずいろの電光でんこうで、進化しんか系けいのモココも映画えいが『結晶けっしょう塔とうの帝王ていおう』で水色みずいろの電光でんこうの“でんきショック”を出だしていた。

モココ

モココ No. 180

分類ぶんるい: わたげポケモン	タイプ: でんき	高たかさ: 0.8m	重おもさ: 13.3kg
特性とくせい: せいでんき	かくれ特性とくせい: プラス	進化しんか前まえ: メリープ	進化しんか後ご: デンリュウ

メリープの進化しんか形がた。メリープと同おなじく羊ひつじのような姿すがたをしているが体内たいないに電気でんきを貯ためすぎたため、体からだに生はえている毛けの量りょうは進化しんか前まえよりずっと少すくなくなっている。皮膚ひふはゴムのような構造こうぞうをしているため、自身じしんは体毛たいもうに溜ためた電気でんきで痺しびれることは無ない。体からだは足あしや尾おが発達はったつし、二に足そく歩行ほこうが可能かのうとなった。それに対応たいおうしてか、進化しんか前まえよりも下半身かはんしんの肉付にくづきが良よくなり、尾おの先さきにつく玉たまも大おおきくなった。皮膚ひふがピンク、毛けと玉たまが青あおみがかった白しろで、角かくと尾おに黒くろのしま模様もようが入はいるのが基本きほん色しょくである。

TVアニメ版ばんのモココが出だす電撃でんげきは黄色きいろではなく水色みずいろの電光でんこうで、劇場げきじょう版ばん『結晶けっしょう塔とうの帝王ていおう』でも水色みずいろの電光でんこうの“でんきショック”を出だしていた。『アドバンスジェネレーション』ではスズムラの手持てもちとして登場とうじょう。ニックネームはハマちゃん。

デンリュウ

デンリュウ No. 181

分類ぶんるい: ライトポケモン	タイプ: でんき/ 本文ほんぶん参照さんしょう	高たかさ: 1.4m	重おもさ: 61.5kg
特性とくせい: せいでんき	かくれ特性とくせい: プラス	進化しんか前まえ: モココ	進化しんか後ご: なし

モココの進化しんか形がた。黄色おうしょくと黒くろい縞しま模様もようが特徴とくちょう。進化しんかしたことで体からだ中ちゅうの毛けが完全かんぜんに抜ぬけ落おちてしまった。尻尾しっぽの明あかりは宇宙うちゅう空間くうかんまで届とどき、昔むかしから篝火かがりびとして珍重ちんちょうされてきた。また、その明あかりは自由じゆうに消けす事ことが出来できる。

初はつ登場とうじょうは『金きむ・銀ぎん』だが、『赤あか・緑みどり』の時代じだいから月刊げっかんコロコロコミックなどでホウオウ、ヤドキングと共ともにデザイン画がのみ公開こうかいされていた。「ポケモン2に出でるポケモン」として紹介しょうかいされた際さいには、その見みた目めや名前なまえから「ミニリュウやライチュウが進化しんかしたポケモンか!?」と推測すいそくされていた。

『金きむ・銀ぎん・クリスタル』では「アサギのとうだい」のポケモンとして登場とうじょう。主人公しゅじんこうが最初さいしょに訪おとずれたときは重病じゅうびょうになっており、主人公しゅじんこうは看病かんびょう中ちゅうのミカンに依頼いらいされ、タンバシティの薬屋くすりやまで「ひでんのくすり」を貰もらいに行いくことになる。

『X・Y』では「メガデンリュウ」へとメガシンカを遂とげる。

メガデンリュウ

耳みみの形状けいじょうが変化へんかすると共ともに、尻尾しっぽと頭部とうぶにふさふさとした白しろい毛けが発生はっせいする。尻尾しっぽの体毛たいもうには尾お先さきのものと同おなじ赤あかい玉たまが多数たすう発生はっせいしており、体内たいないの電気でんきエネルギー増幅ぞうふくに伴ともなってこれらの玉たまが強つよい光ひかりを放はなつ。

メガシンカによる膨大ぼうだい且かつ過剰かじょうなエネルギーが細胞さいぼうと遺伝子いでんしを刺激しげきした影響えいきょうで眠ねむっていたドラゴンの血ちが覚醒かくせいし、抜ぬけ落おちた体毛たいもうが再ふたたび生はえた。

メガシンカするとでんきタイプに加くわえて名実めいじつともにドラゴンタイプが付加ふかされるとともに、特性とくせいが「かたやぶり」に変化へんかし、攻撃こうげき性能せいのうが上あがる。能力のうりょくはすばやさが下さがる代かわりに、それ以外いがいがHPを除のぞいて上昇じょうしょう、特とくにとくこうが大おおきく上昇じょうしょうする。

TVアニメ版ばんではゲームと同どうくアサギのとうだいに登場とうじょう。サトシはジムリーダー・ミカンに依頼いらいされ、「ひでんのくすり」を貰もらってくることになる。ニックネームは「アカリちゃん」。

キレイハナ

キレイハナ No. 182

分類ぶんるい: フラワーポケモン	タイプ: くさ	高たかさ: 0.4m	重おもさ: 5.8kg
特性とくせい: ようりょくそ	かくれ特性とくせい: いやしのこころ	進化しんか前まえ: クサイハナ	進化しんか後ご: なし

クサイハナの進化しんか形がたの1つ。フラダンサーような外見がいけんだが、オスでも進化しんかできる。日光にっこうを好このみ、頭あたまの花はなをくるくる回まわし、甘あまい香かおりを放はなちながら舞まい踊おどるという習性しゅうせいを持もつ。踊おどるとスカートの葉はっぱが揺ゆれる度たびに擦すれ、心地ここちよい音おとがする。同おなじくクサイハナから進化しんかするラフレシアとは対照たいしょう的てきなポケモンである。進化しんか前まえからどくタイプがなくなった。

クサイハナに「たいようのいし」を使つかうとキレイハナに進化しんかする。『金きむ・銀ぎん』発売はつばい前まえのイラストでの発表はっぴょう時じは身体しんたいがラフレシアと同おなじ紺色こんいろだったがゲームでは緑色みどりいろだった。現在げんざいは緑色みどりいろで統一とういつされている。

トレーナーでは「金きむ・銀ぎん・クリスタル・ハートゴールド・ソウルシルバー」でジムリーダーのエリカがラフレシアの代かわりに使用しようし、他たに「ソード・シールド」でジムリーダーのヤローが使用しようする。

TVアニメ版ばんでは第だい123話わにポケモンパフォーマンス大会たいかいでアクロバットダンスをする2匹ひきのキレイハナ「レイちゃん」と「ハナちゃん」が登場とうじょう。ダンスの大技おおわざ「ムーンサルト」が成功せいこうせず悩なやんでいたが、ロケット団だんのポケモン相手あいてに戦たたかった際さいに成功せいこうし、コツをつかむ。

スマートフォン用ようアプリ「Pokémon GO」ではクサイハナに進化しんかアイテム「たいようのいし」を使つかって進化しんかさせるとキレイハナに進化しんかする。

『大だい乱闘らんとうスマッシュブラザーズシリーズ』では第だい2作さく『大だい乱闘らんとうスマッシュブラザーズDX』より登場とうじょう。モンスターボールから出現しゅつげんすると周囲しゅういに「あまいかおり」を放はなち、近ちかくの敵てきファイターを眠ねむらせる。

マリル

マリル No. 183

分類ぶんるい: みずねずみポケモン	タイプ: みず/ フェアリー	高たかさ: 0.4m	重おもさ: 8.5kg
特性とくせい: あついしぼう/ ちからもち	かくれ特性とくせい: そうしょく	進化しんか前まえ: ルリリ	進化しんか後ご: マリルリ

球体きゅうたいに近ちかい青あおい体からだで、腹部ふくぶには白しろい部分ぶぶんがあり、丸まるい耳みみと、線せん状じょうのしっぽの先さきに赤あかい球体きゅうたい上じょうの部分ぶぶんを持もつ。尻尾しっぽの先さきに水みずより軽かるい油あぶらが詰つまっており、それが浮うき袋ぶくろの役割やくわりを果はたすため溺おぼれることなく泳およげる。水草みずくさを主食しゅしょくとする。体毛たいもうは水みずを弾ひくため水中すいちゅうで素早すばやい動うごきが可能かのうであり、また水みずから上あがるとすぐに乾かわく。聴力ちょうりょくにも優すぐれている。雑巾ぞうきんのような臭においがするらしい。

同どう作さくではめったに見みつからない希少きしょうなポケモンであったため、ポケギアの電話でんわ機能きのうを用もちい、やまおとこ・タロウの電話でんわ番号ばんごうを登録とうろくする事ことで大量たいりょう発生はっせいイベントが起おきる事ことのある救済きゅうさい措置そちが存在そんざいしていた。『クリスタル』では通常つうじょう出現しゅつげん枠わくに改変かいへんされている。

『X・Y』からは、フェアリータイプが新あらたに追加ついかされた。

TVアニメ版ばんおよび劇場げきじょう版ばんではゲーム発売はつばいに先行せんこうして登場とうじょうしている。先さきに登場とうじょうしたのは劇場げきじょう版ばんの『ピカチュウのなつやすみ』（声優せいゆう：かないみか）で、TVアニメ版ばんでもオレンジ諸島しょとう編へんにてケンジのポケモンとして登場とうじょうした。『ダイヤモンド&パール』では、ジョウト地方ちほう出身しゅっしんのトレーナー・コトネや、果樹かじゅ園えんの娘むすめルル（声こえ - 早見はやみ沙織さおり）の手持てもちポケモンとしても登場とうじょう。

『大だい乱闘らんとうスマッシュブラザーズDX』ではモンスターボールから登場とうじょうし、前進ぜんしんしつつ「たいあたり」で敵てきを攻撃こうげきする。ファイターの攻撃こうげきで吹ふっ飛とばせる。

マリルリ

マリルリ No. 184

分類ぶんるい: みずうさぎポケモン	タイプ: みず/ フェアリー	高たかさ: 0.8m	重おもさ: 28.5kg
特性とくせい: あついしぼう/ ちからもち	かくれ特性とくせい: そうしょく	進化しんか前まえ: マリル	進化しんか後ご: なし

マリルの進化しんか形がた。体からだがたまご型がたになり、耳みみも長ながくなった。このことから、「みずねずみポケモン」から「みずうさぎポケモン」に区分くぶんが変かわっている。水みずの中なかを音おとをき取きとれる聴覚ちょうかくの持もち主ぬし。泳およぐ時ときは水みずが入はいらないように耳みみを巻まく。色いろはマリルと変かわっていないが、白しろい部分ぶぶんが腹部ふくぶから体からだの下した4分ぶんの1程ほどに変かわっている。また、胸むねから腹はらにかけて小ちいさな白しろの水玉みずたま模様もようがあり、水中すいちゅうで迷彩めいさい効果こうかを出だす。一いち日にちのほとんどを水中すいちゅうで過すごすが、晴はれた日ひは水面すいめんに浮うかんで日向ひなたぼっこをする。ルリリが川かわで遊あそぶときは、空気くうきが溜たまった泡あわを作つくり、その中なかに包つつんであげる。

『X・Y』からは、フェアリータイプが新あらたに追加ついかされた。

『スカーレット・バイオレット』ではスター団だんのオルティガが使用しよう。

TVアニメ版ばんでは第だい154話わに初はつ登場とうじょう。サトシのワニノコがメスのマリルリに惚ほれ、タケシからアドバイスをもらって告白こくはくしようとするが、マリルリは最初さいしょからゴルダックに恋こいしていたため失敗しっぱい。また、『ダイヤモンド&パール』ではシンジの手持てもちポケモンとして登場とうじょうするが、レベルの低ひくさに愛想あいそを尽つかされ、偶然ぐうぜん出会であった少年しょうねんがマリルリを欲ほしがっていたため、彼かれに譲ゆずられた。

番外ばんがい編へんの『ぼくたちピチューブラザーズ』では、ピチュー兄弟きょうだい達たちのお姉ねえさん的てき存在そんざいのポケモンとして登場とうじょう。このマリルリは普段ふだんは優やさしい性格せいかくをしているが、一いち度どでも怒おこると誰だれも手てが付つけられなくなるのが特徴とくちょう。姪めいっ子こにルリリがいる。声優せいゆうは三石みついし琴乃ことの。

ウソッキー

ウソッキー No. 0185

分類ぶんるい: まねポケモン	タイプ: いわ	高たかさ: 1.2m	重おもさ: 38.0kg
特性とくせい: いしあたま/ がんじょう	かくれ特性とくせい: びびり	進化しんか前まえ: ウソハチ	進化しんか後ご: なし

木きのような姿すがたをしたポケモン。見みた目めからくさタイプに思おもわれがちだが、れっきとしたいわタイプ。これは擬態ぎたいの一種いっしゅであり、木きのまねをして襲おそわれないように身みを守まもっている。体からだは樹木じゅもくとは思おもえないほど硬かたい。いわタイプゆえに水みずが苦手にがてで、雨あめが降ふるといつの間まにか姿すがたを消けす。マスカットの様ような手ての指ゆびは1年ねん中ちゅう緑みどりのため、秋あきから冬ふゆにかけてはよく見みつかってしまう。逆ぎゃくに色いろ違ちがいの個体こたいの指ゆびの色いろは、紅葉こうようのように赤あかい。頭部とうぶには二股ふたまたに分わかれた角かくが生はえており、雌めすの角かくは雄ゆうのものに比くらべて少すこし小ちいさい。腕うでの角度かくどなどにこだわるなど一部いちぶの愛好あいこう家かが多おおく、そのほとんどは高齢こうれい層そう。また、愛好あいこう家か向むけの雑誌ざっしも発刊はっかんされている。

『金きむ・銀ぎん・クリスタル』および『ハートゴールド・ソウルシルバー』では36番ばん道路どうろ、『エメラルド』ではバトルフロンティアで木きに化ばけたまま居座いすわり道どうをふさいでいる。「じょうろ（前者ぜんしゃは「ゼニガメじょうろ」、後者こうしゃは「ホエルコじょうろ」）」を使つかうと驚おどろいて戦闘せんとうに入はいり、捕つかまえることができる。このようにシリーズを通とおして、木きのフリをして行いく手てを阻はばむポケモンの代表だいひょう格かくとされている。

『ダイヤモンド・パール』ではじめんタイプの使つかい手てである四天王してんのう・キクノが使用しようする（『プラチナ』ではヌオーとまとめて、グライオンとドサイドンに変更へんこう）。また進化しんか前まえのウソハチが登場とうじょうした。

『スカーレット・バイオレット』ではジムリーダーのコルサが切きり札ふだとして使用しよう。テラスタルによって実質じっしつくさタイプとなり、弱点じゃくてんとしていたみずタイプに強つよく出でられるようになり、中なかでも新しん技わざ「くさわけ」はかなり強力きょうりょくで、ほのおタイプやひこうタイプで挑いどむ場合ばあいはいわタイプの技わざである「いわおとし」も使つかうので注意ちゅういが必要ひつようである。再さい戦時せんじは「いわおとし」が「ストーンエッジ」に強化きょうかされ、新あらたにほのおタイプの技わざである「ほのおのパンチ」とこおりタイプの技わざである「れいとうパンチ」も覚おぼえているので出だすタイプにはこちらも注意ちゅういが必要ひつようである。

テレビアニメ版ばんでは第だい163話わに登場とうじょう。ウソッキーの生態せいたいについて意見いけんが食くい違ちがう男女だんじょの科学かがく者しゃに出会であったサトシ達たちがウソッキーを見みつけようとする。

テレビアニメ『アドバンスジェネレーション』では第だい173話わに黄金おうごんのウソッキー（声こえ - 松本まつもと保典やすのり）が登場とうじょう。黄金おうごんにされたのは、トレーナーであるキンヤ（声こえ - 阪口さかぐち大助だいすけ）が研究けんきゅう室しつらしき部屋へやで苦手にがてな水みずを克服こくふくすべく無謀むぼうな行為こういをしたことである。最後さいごはキンヤによって元もとの姿すがたに戻もどった。

テレビアニメ『ダイヤモンド&パール』ではタケシのポケモンとして第だい14話わにて前作ぜんさくから連つれていたウソハチから進化しんかして登場とうじょう。声優せいゆうは進化しんか前まえのウソハチを同様どうように阪口さかぐち大助だいすけ。返事へんじをする際さいの敬礼けいれいのような仕草しぐさが印象いんしょう的てきだった。

劇場げきじょう版ばん『みんなの物語ものがたり』ではホラ吹ふき男おとこ・カガチのポケモンとして登場とうじょう。当初とうしょはカガチに懐なついていただけで、彼かれから迷惑めいわくがられていたが、終盤しゅうばんで互たがいに心しんを通かよわせゲットされる。声優せいゆうはうえだゆうじ。

テレビアニメ第だい8シリーズ（『リコとロイの旅たびシリーズ』）では、ゲーム本編ほんぺんと同様どうようにジムリーダーのコルサ（声こえ - 中井なかい和哉かずや）のポケモンとして第だい10話わで登場とうじょうし、「みがわり」や「ちょうはつ」でロイのホゲータを翻弄ほんろうするも、「ちょうはつ」による怒いかりで新あらたに覚おぼえた「じだんだ」でダメージを受うけるが、コルサがテラスタルオーブを使用しようし、テラスタイプがくさタイプになったことにより形勢けいせいを逆転ぎゃくてんさせ、強化きょうかされた「くさわけ」で勝利しょうりした。第だい48話わの再戦さいせんでは、ホゲータの「じだんだ」を「みがわり」、「チャームボイス」を「ストーンエッジ」で受うけ流ながし、さらに連続れんぞくの「かえんほうしゃ」を「みがわり」で回避かいひすることで圧倒あっとうするも、連続れんぞくで「みがわり」を使つかったせいで体力たいりょくに限界げんかいが来きたことでロイに汗あせをかいているほうが本体ほんたいだと見破みやぶられ「じだんだ」でダメージを受うける。その後ご、前回ぜんかい同様どうようくさタイプにテラスタルし同おなじくほのおタイプにテラスタルしたホゲータと対峙たいじし、「くさわけ」と「ニトロチャージ」の激突げきとつで押おされ、最後さいごは「かえんほうしゃ」を食くらい敗北はいぼくした。また、アニメでは初はつのテラスタイプのポケモンでもある。使用しようする技わざは「いわおとし」→「ストーンエッジ」、「みがわり」、「ちょうはつ」、「くさわけ」。こちらの声優せいゆうは第だい7シリーズでは数すう多おおくのポケモンを演えんじていた他ほか、今いま作さくではルッカとダイアナのイキリンコとサンゴのオニゴーリ役やくなどを担当たんとうする光ひかり部ぶ樹じゅ。他たには第だい5話わのおまけコーナーである「フリード博士はかせのポケモンゼミ」では、いあいぎりするストライクに怯おびえている様子ようすが描えがかれた。

ニョロトノ

ニョロトノ No. 186

分類ぶんるい: かえるポケモン	タイプ: みず	高たかさ: 1.1m	重おもさ: 33.9kg
特性とくせい: しめりけ/ ちょすい	かくれ特性とくせい: あめふらし	進化しんか前まえ: ニョロゾ	進化しんか後ご: なし

ニョロゾの進化しんか形がたの1つ。トノサマガエルやアマガエルのような形かたちをしたポケモンだが、同おなじく水みずタイプの蛙かえるのポケモンであるガマゲロゲやゲッコウガと違ちがって体からだの色いろは緑色みどりいろである。もともとは内臓ないぞうの透すけたものであった腹部ふくぶの渦巻うずまきは、体からだの模様もようとしてわずかに残のこるのみとなった。ニョロトノが3匹ひき以上いじょう集あつまると合唱がっしょうがはじまるという。ニョロモやニョロゾの群むれを統すべ、ひと鳴なきするだけで彼かれらを一瞬いっしゅんで呼よび集あつめることができる。鳴なき声ごえは歌声うたごえと呼よぶには程遠ほどとおいガナリ声ごえだが、その鳴なき声ごえに影響えいきょうを受うけて名曲めいきょくを作つくり上あげた音楽家おんがくかがいるらしい。重厚じゅうこうな鳴なき声ごえのオスはメスによくモテる。頭あたまの巻まき毛げがよく巻まかれているほど尊敬そんけいされるらしい。長ながい舌したを素早すばやく伸のばし捕食ほしょくする。頬ほおのピンク色ぴんくいろの鼓膜こまくの大おおきさが、メスの方ほうがオスより小ちいさい。

ニョロゾに「おうじゃのしるし」を持もたせて通信つうしん交換こうかんするとニョロトノに進化しんかする。トレーナーでは『ブラック2・ホワイト2』でNが春はるに使用しようする。

TVアニメ版ばんではカスミのポケモンとして登場とうじょう。『ダイヤモンド&パール』では、オーキド博士はかせが踏ふみ込こんで行いった底そこなし沼ぬまに野生やせいのニョロトノが生息せいそくしており、サトシら一いち行ぎょうの行ゆく手てを阻はばんだことがある。ポケモンなりきり大会たいかいではタケシのグレッグルがニョロトノに仮装かそうし、優勝ゆうしょうした（タケシは自分じぶんが優勝ゆうしょうするとは思おもわず驚おどろいていた）。

スマートフォン用ようアプリ「Pokémon GO」ではニョロゾに進化しんかアイテム「おうじゃのしるし」を使つかって進化しんかさせるとニョロトノになる。

既存きそんのポケモンの中なかで初はじめて別べつ系統けいとうの進化しんかが示唆しさされたポケモン。『赤あか・緑みどり・青あお』の公式こうしき攻略こうりゃく本ほんのインタビューで田尻たじり智さとしは「ニョロボンに進化しんかしてもおたまポケモンのままであるが、次回じかい作さくではかえるポケモンに進化しんかするようになる」という趣旨しゅしの発言はつげんをしている。ゲーム本編ほんぺん中ちゅうでも、少女しょうじょがニョロモはカエルになるのかという疑問ぎもんを抱だいている。

ハネッコ

ハネッコ No. 187

分類ぶんるい: わたくさポケモン	タイプ: くさ/ ひこう	高たかさ: 0.4m	重おもさ: 0.5kg
特性とくせい: ようりょくそ/ リーフガード	かくれ特性とくせい: すりぬけ	進化しんか前まえ: なし	進化しんか後ご: ポポッコ

ピンク色ぴんくいろの体からだで、頭あたまからタンポポの葉はを生はやしたような姿すがたをしたポケモン。ネコの耳みみと尻尾しっぽのような突起とっきを持もつ。体からだが極きわめて軽かるいため飛とばされやすく、そよ風かぜ程度ていどでよくふわふわと空そらに浮うかんでいる。当とうのハネッコたちはあまり飛とばされたくないらしく、しっかり地面じめんを踏ふみしめ仲間なかま同士どうし寄より合あっているが、結局けっきょく強風きょうふうにはなすすべがない。なお、パルデアに住すんでいる個体こたいはどこから来きたのかははっきりしていない。

TVアニメ版ばんでは第だい138話わに登場とうじょうして以降いこう、時折ときおり空そらに浮うかぶ姿すがたが見みられる。『アドバンスジェネレーション』ではコイキング売うりの親父おやじが、チリーンに見みせかけたハネッコをコジロウに売うりつけたことがある。

ポポッコ

ポポッコ No. 188

分類ぶんるい: わたくさポケモン	タイプ: くさ/ ひこう	高たかさ: 0.6m	重おもさ: 1.0kg
特性とくせい: ようりょくそ/ リーフガード	かくれ特性とくせい: すりぬけ	進化しんか前まえ: ハネッコ	進化しんか後ご: ワタッコ

ハネッコの進化しんか形がた。頭上ずじょうにはタンポポの様ような黄色きいろい花はなが咲さいている。花はなは気温きおん18℃を超こえないと開花かいかせず、雨あめに見舞みまわれると再ふたたび閉とじてしまう。飛とばされているだけのハネッコとは違ちがい、より多おおくの太陽光たいようこうを浴あびるために進すすんで空そらに浮うかぶとされる。個体こたいごとに香かおりが違ちがうらしく、マニアによれば香かおりで生うまれた場所ばしょがわかるとのこと。

TVアニメ版ばんでは第だい179話わでミノルの手持てもちとして初はつ登場とうじょう。それ以降いこう、時折ときおり空そらに浮うかぶ姿すがたが見みられる。ポケリンガに参加さんかしていたサンペイの手持てもちとしても登場とうじょう。

ワタッコ

ワタッコ No. 189

分類ぶんるい: わたくさポケモン	タイプ: くさ/ ひこう	高たかさ: 0.8m	重おもさ: 3.0kg
特性とくせい: ようりょくそ/ リーフガード	かくれ特性とくせい: すりぬけ	進化しんか前まえ: ポポッコ	進化しんか後ご: なし

ポポッコの進化しんか形がた。青あおくて丸まるい体からだに、タンポポの種たねような綿毛わたげが頭部とうぶと両手りょうての部分ぶぶんに付ついている。また、小ちいさく分わかりづらいが、尻尾しっぽも持もつ。季節風きせつふうに乗のって世界せかいを一いち回まわりし、子孫しそんを残のこすという。綿毛わたげを吸すうと咳せきと痒かゆみに苦くるしむという。なお、綿毛わたげがなくなると旅たびと一生いっしょうは終おわるとのこと。

『金きむ・銀ぎん・クリスタル』と『ハートゴールド・ソウルシルバー』(初戦しょせん)ではタマムシシティジムリーダーのエリカ、『X・Y』ではヒヨクシティジムリーダーのフクジが共ともに先鋒せんぽうポケモンとして使用しようする。

エイパム

エイパム No. 190

分類ぶんるい: おながポケモン	タイプ: ノーマル	高たかさ: 0.8m	重おもさ: 11.5kg
特性とくせい: にげあし/ ものひろい	かくれ特性とくせい: スキルリンク	進化しんか前まえ: なし	進化しんか後ご: エテボース

紫色むらさきいろのサルに似にたポケモン。尻尾しっぽの先さきが掌てのひらのようになっており、これを巧たくみに使つかうことで、木きから木きへ飛とび移うつったり木きの上うえでぶら下さがったり、物ものを掴つかんだり投なげたりすることもできる。草くさを刈かり取とるのにも使つかう。その反面はんめん、舌したを器用きように使つかうベロリンガと同おなじく本物ほんものの手ては不器用ぶきようになった。

『金きむ・銀ぎん』では特定とくていの木きに「ずつき」をするとたまに落おちてくる。『ダイヤモンド・パール』では甘あまい香かおりのする木きに甘あまいミツを塗ぬると集あつまってくる。「ダブルアタック」を覚おぼえた状態じょうたいでレベルアップするとエテボースに進化しんかする。

TVアニメ版ばんでは第だい168話わに野生やせいのポケモンとして初はつ登場とうじょう。また、『ポケットモンスター アドバンスジェネレーション』終盤しゅうばんからはサトシのポケモンとして登場とうじょうし、コンテストを好このむためDP中盤ちゅうばんでヒカリのブイゼルと交換こうかんされ、彼女かのじょのポケモンとなる。声優せいゆうは伊東いとうみやこ。

実写じっしゃ映画えいが『名めい探偵たんていピカチュウ』では集団しゅうだんで登場とうじょう。謎なぞの薬品やくひんを浴あびて凶暴きょうぼう化かし、暴走ぼうそうする。使用しよう技わざは「きあいパンチ」。

ヒマナッツ

ヒマナッツ No. 191

分類ぶんるい: たねポケモン	タイプ: くさ	高たかさ: 0.3m	重おもさ: 1.8kg
特性とくせい: ようりょくそ/ サンパワー	かくれ特性とくせい: はやおき	進化しんか前まえ: なし	進化しんか後ご: キマワリ

ヒマワリの種たねをモチーフとしたポケモン。体からだ色しょくは実際じっさいのヒマワリの種たねよりも強つよい黄色おうしょくをしており、頭頂とうちょう部ぶからは双葉ふたばが生はえている。非常ひじょうにひ弱よわな存在そんざいであり、オニスズメ等ひとしに襲おそわれると頭あたまの葉はを激はげしく振ふり回まわして追おい返かえすのがやっとだという。進化しんかに備そなえて栄養分えいようぶんを蓄たくわえており、普段ふだんはほとんど動うごかずに葉はの裏うらに溜たまった朝露あさつゆを飲のんで生活せいかつする。なぜか突然とつぜん空そらから降ふってくることがあるらしい。

TVアニメ版ばんでは第だい188話わにフリーザーの冷気れいきによって氷こおり漬づけとなったヒマナッツが登場とうじょうする。サトシが虫むし取とり大会たいかいの優勝ゆうしょう商品しょうひんとして手てに入いれた「たいようのいし」によってキマワリに進化しんかし、仲間なかまのキマワリの群むれを呼よび寄よせる。

キマワリ

キマワリ No. 192

分類ぶんるい: たいようポケモン	タイプ: くさ	高たかさ: 0.8m	重おもさ: 8.5kg
特性とくせい: ようりょくそ/ サンパワー	かくれ特性とくせい: はやおき	進化しんか前まえ: ヒマナッツ	進化しんか後ご: なし

ヒマナッツの進化しんか形がた。進化しんかには「たいようのいし」が必要ひつよう。ヒマワリの顔かおのフラワーロックのような姿すがたをしたポケモン。目めは細ほそく、いつもにこやかな表情ひょうじょうをしている。太陽たいようが出でている昼間ひるまは活発かっぱつに動うごき回まわるが、夜よるが近ちかづくと花はなびらを閉とじて動うごかなくなる。太陽光たいようこう線せんをエネルギーに変かえ、栄養えいようを作つくり出だしている。

TVアニメ版ばんでは第だい136話わに登場とうじょう。サトシ達いたるが立たち寄よった街まち、ソーラータウンでは年としに一いち度ど、自慢じまんのキマワリを披露ひろうする「キマワリコンテスト」が行おこなわれる。ロケット団だんのニャースもキマワリに変装へんそうして出場しゅつじょうする。ニャースはこの変装へんそうを気きに入いったようで、『ダイヤモンド&パール』でも何なん度どかキマワリになりすましている。

スマートフォン用ようアプリ「Pokémon GO」ではヒマナッツに進化しんかアイテム「たいようのいし」を使つかって進化しんかさせるとキマワリになる。

ヤンヤンマ

ヤンヤンマ No. 193

分類ぶんるい: うすばねポケモン	タイプ: むし/ ひこう	高たかさ: 1.2m	重おもさ: 38.0kg
特性とくせい: かそく/ ふくがん	かくれ特性とくせい: おみとおし	進化しんか前まえ: なし	進化しんか後ご: メガヤンマ

トンボに似にたポケモン。目玉めだまを動うごかさずに360°見渡みわたすことが出来できる。また羽はねを高速こうそくで羽はばたかせると、窓まどガラスが割われるほどの衝撃波しょうげきはを出だすことが出来できる。

『金きむ・銀ぎん・クリスタル』では35番ばん道路どうろに低てい確かく率りつで出現しゅつげんする。ときおり大量たいりょう発生はっせいし、出現しゅつげん率りつが高たかまる。『ダイヤモンド・パール』では新あらたに進化しんか形がたのメガヤンマが登場とうじょうした。「げんしのちから」を覚おぼえた状態じょうたいでレベルアップさせることで進化しんかする。

トレーナーでは『スカーレット・バイオレット』の有料ゆうりょう追加ついかコンテンツ「ゼロの秘宝ひほう 前編ぜんぺん・碧あおの仮面かめん」ではブルーベリー学園がくえんの生徒せいとでありゼイユの弟おとうとでもあるスグリが1戦せん目めから使用しようし、クリア前まえの5戦せん目めおよびクリア後ごの4戦せん目めでメガヤンマに進化しんかした。

TVアニメ版ばんでは『ダイヤモンド&パール』に人ひとの頭あたまに乗のることが好すきなヤンヤンマが登場とうじょう。ポケモントレーナーとして旅たびに出でたばかりの少年しょうねん・タイセイが初はじめて触ふれた野生やせいのポケモンであり、ゲットしようと狙ねらっていたが、ロケット団だんのムサシに横取よこどりされてしまいメガヤンマに進化しんかした。その後ごタイセイは別べつ個体こたいのヤンヤンマをゲットする。

ウパー

ウパー No. 194

分類ぶんるい: みずうおポケモン	タイプ: みず/ じめん	高たかさ: 0.4m	重おもさ: 8.5kg
特性とくせい: しめりけ/ ちょすい	かくれ特性とくせい: てんねん	進化しんか前まえ: なし	進化しんか後ご: 本文ほんぶん参照さんしょう

水色みずいろのウーパールーパーのような姿すがたをしたポケモン。進化しんかするとヌオーになる。水中すいちゅうで生活せいかつしているが、陸上りくじょう生活せいかつも可能かのう。鰓えらは頬ほおから横よこへ伸のびており、メスの鰓えらはオスのものよりも枝分えだわかれが少すくない。皮膚ひふが乾燥かんそうすると死しんでしまうため、身体しんたいは粘膜ねんまくで覆おおわれている。このおかげで敵てきに捕つかまってもニョロモやドジョッチのようにぬるりと逃にげられる。粘膜ねんまくは有毒ゆうどくで、素手すでで触さわるとピリピリと痛いたむ。臆病おくびょうな性格せいかくで、ヌオーに守まもってもらっている。あまり見みられないが、芋虫いもむしの様ように這はいずり回まわって移動いどうする事ことがある。

手てがないのにも関かかわらず「れいとうパンチ」を覚おぼえる。

パルデアのすがた

分類ぶんるい：どくうおポケモン、タイプ：どく・じめん、重おもさ：11.0kg、特性とくせい: どくのトゲ / ちょすい。

パルデア地方ちほうでのウパー。進化しんかするとドオーになる。体からだが泥どろ色しょくでエラは二股ふたまたに分わかれ、ドクロマークの様ようなものになっている。かつて大昔おおむかしのパルデア地方ちほうの水中すいちゅうに暮くらしていたが、縄張なわばり争あらそいに破やぶれ地上ちじょうでの泥どろ地ちに暮くらすようになった。地上ちじょうで暮くらすうちに乾燥かんそうを防ふせぐため、全身ぜんしんを毒どくの粘膜ねんまくで覆おおうようになった。二股ふたまたに分わかれた枝えだは長ながい地上ちじょう生活せいかつによって硬質こうしつ化かしている。原種げんしゅより重おもく動うごきが鈍にぶいが、エラから分泌ぶんぴつする強力きょうりょくな毒液どくえきで身みを守まもる。そのため、ウパーの生息せいそくする場所ばしょでは毒どくでやられたポケモンをよく見みかけるとのこと。

テレビアニメ第だい8シリーズ（『リコとロイの旅たびシリーズ』）では野生やせいの個体こたいとして第だい11話わで登場とうじょう。声優せいゆうはエクスプローラーズのメンバーであるコニア役やくの志田しだ有彩ありさ。

漫画まんが『ポケットモンスターSPECIAL スカーレット・バイオレット編へん』では主人公しゅじんこうでありグレープアカデミーの生徒せいとでもあるバイオレット・ラングのポケモンとして第だい3話わから登場とうじょう。

なお、アニメではハート模様もようのウパーが登場とうじょうした。

ヌオー

ヌオー No. 195

分類ぶんるい: みずうおポケモン	タイプ: みず/ じめん	高たかさ: 1.4m	重おもさ: 75.0kg
特性とくせい: しめりけ/ ちょすい	かくれ特性とくせい: てんねん	進化しんか前まえ: ウパー	進化しんか後ご: なし

ウパーの進化しんか形がた。サンショウウオのような姿すがたをしたポケモンで鰓えらがなくなり、新あらたに腕うでが生はえる。体からだ色しょくはウパー同様どうよう水色みずいろ。背中せなかには紫色むらさきいろのヒレ状じょうの器官きかんを持もつ。のんびりとした性格せいかくで川かわを泳およいでいる時ときに川底かわぞこの岩いわや船底ふなそこに頭あたまをよくぶつけるという。一方いっぽうで、仲間なかま想おもいでありウパーを守まもっている。♂の方ほうが背せびれが長ながい。

『ダイヤモンド・パール・プラチナ』ではノモセジムリーダーのマキシが使用しようし、（ダイヤ・パール限定げんていで）四天王してんのうのキクノも使つかってくる。

TVアニメ版ばんでは第だい128話わに初はつ登場とうじょう。この話はなしのヌオーは丸まるい物ものを好このんでおり、町中まちなかの丸まるい物ものを1年ねんに一いち回かい持もち去さっていく習性しゅうせい。サトシのGSボールも持もち去さられた。他ほかにもメスのヌオーが登場とうじょうし、サトシのワニノコにアプローチされ鬱陶うっとうしがっていた。『ダイヤモンド&パール』ではジムリーダー・マキシの手持てもちポケモンとして登場とうじょう。

第だい8シリーズ（『リコとロイの旅たびシリーズ』）ではライジングボルテッカーズのメンバーであるランドウ（声こえ - 塾じゅく一久かずひさ）のパートナーとして第だい12話わから登場とうじょうし、ダイブボールに入はいっている。また、ポケモン海賊かいぞく団だんと互角ごかくに戦たたかえるほどかなりの実力じつりょく者しゃである。使用しようする技わざは「あまごい」、「なみのり」。

エーフィ

指宿いぶすき市しに設置せっちされたエーフィのマンホール

エーフィ No. 196

分類ぶんるい: たいようポケモン	タイプ: エスパー	高たかさ: 0.9m	重おもさ: 26.5kg
特性とくせい: シンクロ	かくれ特性とくせい: マジックミラー	進化しんか前まえ: イーブイ	進化しんか後ご: なし

イーブイの進化しんか形がたの1つで、タイプはエスパー。細ほそくしなやかな体躯たいくに二又ふたまたに分わかれた尾おを持もつなど、どことなく猫又ねこまたを連想れんそうさせる。朝日あさひの力ちからを持もつ。額がくには赤あかい玉たまがついており、サイコパワーを使つかう時ときに光ひかり輝かがやく。全身ぜんしんの体毛たいもうはビロードのごとき艶つやと肌触はだざわりを持もち、空気くうきの流ながれを感かんじ取とり、相手あいての行動こうどうを先読さきよみしたり天気てんきを当あてたりすることができる。また、相手あいての行動こうどうを予知よちする時とき、尻尾しっぽの先さきは微妙びみょうに揺ゆれている。認みとめたトレーナーには極きわめて忠実ちゅうじつで、主人しゅじんを守まもるために危険きけん予知よち能力のうりょくを駆使くしする。

イーブイがなつき度ど最高さいこうの状態じょうたいで、特定とくていの時間じかん（『金きむ・銀ぎん・クリスタル』及および『ダイヤモンド・パール』以降いこうならば朝あさ昼ひる、『ルビー・サファイア・エメラルド』ならば午後ごご）にレベルアップさせると進化しんかする。時計とけい機能きのうのないバージョン（『ファイアレッド・リーフグリーン』など）ではエーフィに進化しんかさせることはできない。

『金きむ・銀ぎん・クリスタル』では、エンジュシティに登場とうじょうするまいこはんの1人ひとりや、ヤマブキジムリーダーのナツメ、シロガネ山さんに登場とうじょうする『赤あか・緑みどり』の主人公しゅじんこう・レッド（『ハートゴールド・ソウルシルバー』ではラプラスに差さし替かえられている）が使用しようする。『プラチナ』では、四天王してんのうゴヨウも使用しようしている。

TVアニメ版ばんではエンジュ五ご姉妹しまいのサクラがサトシ達いたると再会さいかいした時とき、イーブイから進化しんかしていた。声優せいゆうは冬ふゆ馬うま由美ゆみ『アドバンスジェネレーション』のバトルフロンティア編へんでは、カントーでポケモンコンテスト司会しかいを務つとめるリリアンが所持しょじしている。また、フロンティアブレーン・リラも使用しようしている。『ベストウイッシュ シーズン2』では、イーブイレスキュー隊たいと名乗なのるトレーナー・バージルの手持てもちとして、イーブイを含ふくめた進化しんか系けい全すべてと揃そろって登場とうじょう。声優せいゆうは五十嵐いがらし裕美ひろみ。

スマートフォン用ようアプリ「Pokémon GO」では進化しんか元もとのイーブイを相棒あいぼうポケモンに指名しめいして10km歩あるき、相棒あいぼうから外はずさずに昼ひるの時間じかん帯たいに進化しんかさせるとエーフィになる。

ブラッキー

指宿いぶすき市しに設置せっちされたブラッキーのマンホール

ブラッキー No. 197

分類ぶんるい: げっこうポケモン	タイプ: あく	高たかさ: 1.0m	重おもさ: 27.0kg
特性とくせい: シンクロ	かくれ特性とくせい: せいしんりょく	進化しんか前まえ: イーブイ	進化しんか後ご: なし

イーブイの進化しんか形がたの1つで、あくタイプに変化へんかしたもの。月光げっこうの波動はどうを受うけて突然変異とつぜんへんい・進化しんかしたものとされる。クロヒョウのような体型たいけいと、ラグビーボールを細長ほそながくしたような形状けいじょうの耳みみ、耳みみとまったく同おなじ形状けいじょうのしっぽをもつ。漆黒しっこくの体からだ色しょくで、身体しんたいのあちこちに黄色きいろい輪わの模様もようがあり、月光げっこうを浴あびるとこの部位ぶいが発光はっこうする。発光はっこうさせる目的もくてきは諸説しょせつあり、威嚇いかくや不思議ふしぎな力ちからの覚醒かくせいのほか、獲物えものを襲おそう際さいに光ひかるという説せつがある。瞳ひとみが小ちいさく、また瞳ひとみの部分ぶぶんが赤あかい。全身ぜんしんの毛穴けあなから毒素どくその混まじった汗あせを噴ふき出だして身みを守まもる。夜よるの闇やみに潜ひそみ、獲物えものを奇襲きしゅうで狙ねらう。

イーブイが一定いってい以上いじょうになついた状態じょうたいで、特定とくていの時間じかん帯たい（『金きむ・銀ぎん・クリスタル』及および『ダイヤモンド・パール』以降いこうでは夜よる、『ルビー・サファイア・エメラルド』では午前ごぜん中ちゅう）にレベルアップさせるとブラッキーに進化しんかする。時計とけい機能きのうのないバージョン（『ファイアレッド・リーフグリーン』等とう）ではブラッキーに進化しんかさせることはできない。

『金きむ・銀ぎん・クリスタル』では四天王してんのうのカリンが手持てもちポケモンの1番手ばんてとして使用しようして、『ポケモンスタジアム金銀きんぎん』の「ジムリーダーのしろ」でも使用しよう、リメイク版ばん『ハートゴールド・ソウルシルバー』では強化きょうか後ごのカリンのブラッキーが手持てもちの中なかで最高さいこうレベルであるなど、カリンのシンボル的てきな存在そんざいとなっている。『エメラルド』ではフロンティアブレーンのコゴミが使用しようする。他ほかにも『スカーレット・バイオレット』ではポケモントレーナーのボタンが先発せんぱつで使用しようする。アプリゲーム『ポケモンマスターズEX』ではライヤーの臣下しんかであるチェッタ（声こえ - 井澤いざわ詩織しおり）が使用しよう。

TVアニメ版ばんではシゲルのイーブイが進化しんかして登場とうじょう。またエンジュ五ご姉妹しまいの一人ひとり・タマオも使用しようしている。

『ダイヤモンド&パール』ではヒカリの母ははであるアヤコも手持てもちに加くわえている。

『ポケットモンスター　ベストウイッシュシーズン2』では、イーブイレスキュー隊たいと名乗なのるトレーナー・バージル（声こえ - 梶かじ裕貴ゆき）の手持てもちとして、イーブイを含ふくめた進化しんか系けい全すべてと揃そろって登場とうじょうする。バージルにとって特とくに思おもい入いれがあるイーブイだったらしく、ブラッキーにだけ回想かいそうが当あてられている。声優せいゆうは荒井あらい聡さとし太ふとし。

テレビアニメ第だい8シリーズ（『リコとロイの旅たびシリーズ』）ではエクスプローラーズのメンバーであるスピネル（声こえ - 古川ふるかわ慎まこと）のパートナーとして登場とうじょう。桁違けたちがいの強つよさでリコのニャオハ、ロイのホゲータ、ドットのクワッスを一蹴いっしゅうした他ほか、巨大きょだいオリーヴァを一目いちもくで敵てきわないと気きづき撤退てったいを促うながすなど警戒けいかい心しんも強つよい。使用しようする技わざは「バークアウト」（第だい16話わから使用しよう）。他ほかにも第だい26話わ（『テラパゴスのかがやき』第だい1話わ）から変更へんこうされたオープニング映像えいぞうおよびエンディング映像えいぞうにも登場とうじょう。

スマートフォン用ようアプリ「Pokémon GO」では進化しんか元もとのイーブイを相棒あいぼうポケモンに指名しめいして10km歩あるき、相棒あいぼうから外はずさずに夜よるの時間じかん帯たいに進化しんかさせるとブラッキーになる。また、本編ほんぺんではどの世代せだいでもレベルアップでは覚おぼえられない「イカサマ」を覚おぼえたブラッキーもいる。

ヤミカラス

ヤミカラス No. 198

分類ぶんるい: くらやみポケモン	タイプ: あく/ ひこう	高たかさ: 0.5m	重おもさ: 2.1kg
特性とくせい: ふみん/ きょううん	かくれ特性とくせい: いたずらごころ	進化しんか前まえ: なし	進化しんか後ご: ドンカラス

カラスに似にたポケモン。魔法使まほうつかいの三角さんかく帽子ぼうしに似にた頭部とうぶとホウキに似にた尾おを持もち、雌めすは頭あたまが小ちいさめ。不吉ふきつの前兆ぜんちょうとされ、人間にんげんを森もりに誘さそい込こんでさんざん迷まよわせるなどありがたくないポケモンとしての扱あつかいを受うけているようである。光ひかるものを集あつめる習性しゅうせいがあり、それで巣すをデコレーションしているが、ニャースと奪うばい合あいになることが多おおい。怖こわいもの知しらずで自分じぶんより大おおきい相手あいてにもちょっかいを出だす。

『ダイヤモンド・パール』からは進化しんか形がたのドンカラスが新あらたに登場とうじょうしている。『X・Y』のスカイバトルにはヤミカラスのままでは地ちに足あしが接せっしているため参加さんか出来できないが、ドンカラスになれば滞空たいくうしているため参加さんかできるようになる。『ソード・シールド』では同おなじくカラスがモチーフのアーマーガアがいるが、こちらは嘴くちばしや足あしも含ふくめて外見がいけんが全体ぜんたい的てきに黒くろく、よりそれらしい容姿ようしとなっている。

ブラッキーと同様どうよう、『金きむ・銀ぎん・クリスタル』と『ハートゴールド・ソウルシルバー』(初戦しょせん)で四天王してんのうのカリンが使用しようする。『ダイヤモンド・パール・プラチナ』ではギンガ団だんのボス・アカギが繰くり出だしてくる（再戦さいせんでは両りょう者共ものどもに、ドンカラスに進化しんかする）。

TVアニメ版ばんでは第だい185話わに登場とうじょう。イタズラ者しゃの3羽わのヤミカラスが、サトシからジムバッジを盗ぬすんで困こまらせた。声優せいゆうは石野いしの竜三りゅうぞう、坂口さかぐち候こう一いち、小西こにし克幸かつゆきが担当たんとう。また、『ダイヤモンド&パール』ではシンジの手持てもちポケモンとして登場とうじょう。

ヤドキング

ヤドキング No. 199

分類ぶんるい: おうじゃポケモン	タイプ: みず/ エスパー	高たかさ: 2.0m	重おもさ: 79.5kg
特性とくせい: どんかん/ マイペース	かくれ特性とくせい: さいせいりょく	進化しんか前まえ: ヤドン	進化しんか後ご: なし

ヤドンの進化しんか形がたの1つ。ヤドンの頭あたまに巻まき貝がい姿すがたのシェルダーが噛かみついた姿すがたである（シェルダーが尻尾しっぽや腕うでに噛かみついた場合ばあいはヤドランに進化しんかする）。シェルダーに噛かみつかれて毒素どくそで脳のうが刺激しげきされた結果けっか、ノーベル賞しょうを受賞じゅしょうした科学かがく者しゃに匹敵ひってきする程ほどの天才てんさい的てきな頭脳ずのうを手てに入いれた。その知性ちせいは欠伸あくびをする毎ごとに頭あたまのシェルダーの毒素どくそが流ながれ込こみどんどん高たかまって行いく。頭あたまのシェルダーはヤドランと比くらべて赤あかい宝石ほうせきの様ような物ものが付ついて王冠おうかんを思おもわせる豪華ごうかな巻貝まきがいに変異へんいしており、首くび元もとにもケープやポンチョの様ような紅白こうはくの襟巻えりまきが出現しゅつげんしている事ことで、正まさに王様おうさまの様ような外観がいかんとなっている。なお、シェルダーの目めは後うしろにあるため、後うしろから見みるとシェルダーと目めが合あう格好かっこうとなる。基本きほん的てきに哲学てつがく肌はだで、一いち日にち中ちゅう思索しさくにふけることもしばしば。誰だれもが驚おどろくほどのアイデアを思おもいつくが、思おもいついた途端とたんに忘わすれてしまう。また、頭あたまのシェルダーが外はずれると元もとのヤドンに戻もどるとともに、考かんがえていたことも全すべて忘わすれてしまうらしい。ヤレユータンと知恵ちえ比くらべをする事こともあるが、大体だいたい引ひき分わけに終おわる。「困こまったことがあればヤドキングに聞きけ」ということわざが残のこる地域ちいきもあり、尋たずねればどんな難題なんだいでも解決かいけつしてくれるとされるが、その言葉ことばを人間にんげんが理解りかいすることは出来できない。しかし中なかには人間にんげんの言葉ことばを理解りかいし話はなせる程ほどの知能ちのうに至いたった個体こたいも存在そんざいする。

ヤドンにアイテム「おうじゃのしるし」を持もたせ通信つうしん交換こうかんすることで進化しんかする。

『金きむ・銀ぎん』初出しょしゅつのポケモンの中なかでは、ホウオウ、デンリュウ、ドンファンなどとともに、比較的ひかくてき早はやくに公開こうかいされたポケモンの一ひとつ。『赤あか・緑みどり』の時代じだいから、『月刊げっかんコロコロコミック』などで、ホウオウ、デンリュウと共ともにデザイン画がのみ公開こうかいされており、「ポケモン2に出でるポケモン」といった形かたちで紹介しょうかいされていた。当時とうじは「ヤドランの進化しんか系けいポケモン!?」と推測すいそくされていた。

トレーナーでは『ブラック2・ホワイト2』のサンヨウシティの3兄弟きょうだいのコーンや、『X・Y』のヒャッコクシティジムリーダーのゴジカが使用しようする。

『スカーレット・バイオレット』では新あらたに専用せんよう技わざとして「さむいギャグ」を習得しゅうとく。この技わざは文字通もじどおり寒さむいギャグをかまして、天気てんきを「ゆき」にして控ひかえのポケモンと交代こうたいする。なお、「ゆき」は過去かこ作さくにおける「あられ」で、天候てんこうダメージがない代かわりにこおりタイプの防御ぼうぎょ力りょくが上あがる。

ガラルのすがた

分類ぶんるい:じゅじゅつしポケモン、タイプ:どく・エスパー、高たかさ1.8m、特性とくせい:きみょうなくすり。『ソード・シールド エキスパンションパス』の『冠かんむりの雪原せつげん』から登場とうじょう。ガラル地方ちほうでのヤドキングの姿すがた。ヤドン（ガラルのすがた）にガラナツリースを使用しようすることで進化しんかする。頭あたまの半分はんぶん以上いじょうを覆おおうようにシェルダーが深ふかい位置いちまで噛かみついているため、高たかさが少すこし低ひくくなっている。シェルダーに噛かみつかれた刺激しげきにより、ヤドンの脳のうから分泌ぶんぴつされる化学かがく物質ぶっしつと体内たいないのスパイスが変質へんしつし、どくタイプになった。シェルダーの知能ちのうはヤドンを操あやつる程ほどにまで飛躍ひやく的てきに発達はったつし、ほかのエスパータイプのポケモンを圧倒あっとうするほどのサイコパワーが使つかえるようになった。ヤドキング同士どうしが会話かいわする時ときや戦闘せんとうで技わざを出だす時ときに謎なぞの呪文じゅもんを唱となえているが、それの解読かいどくは未いまだにできていない。専用せんよう技わざは「ぶきみなじゅもん」。サイコパワーで相手あいてにダメージを与あたえるだけでなく、相手あいてが最後さいごに使用しようした技わざのPPを3つ減へらす。専用せんよう特性とくせいの「きみょうなくすり」は味方みかたの能力のうりょく変化へんかを元もとに戻もどす。

トレーナーでは「ソード」でクララ、「シールド」でセイボリーが使用しようし、セイボリーの個体こたいはダイマックスを行おこなう。

上述じょうじゅつのように露出ろしゅつが早はやかったこともあり、『金きむ・銀ぎん』発売はつばい前まえに公開こうかいされた劇場げきじょう版ばん『幻まぼろしのポケモン ルギア爆ばく誕』にも登場とうじょうしている。非常ひじょうに知能ちのうが高たかいようで、人ひとの言葉ことばを話はなし、古代こだい文字もじも容易たやすく読よみ解といていた。担当たんとう声優せいゆうはダウンタウンの浜田はまだ雅功まさとし。

TVアニメ版ばんでは第だい261話わにも登場とうじょう。ヤドンの住すむ泉いずみが涸かれかけた時ときに、一いち匹ひきの特別とくべつなヤドンが現あらわれ、ヤドキングに進化しんかし、ヤドンたちを理想郷りそうきょうに導みちびくという伝説でんせつのある泉いずみが涸かれかけており、この泉いずみを研究けんきゅうしていた考古こうこ学者がくしゃの持もつヤドン・「アーサー」が進化しんか。ねんりきで滝たきを割わり、伝説でんせつどおりヤドンたちを理想郷りそうきょうへと導みちびいた。

スマートフォン用ようアプリ「Pokémon GO」ではヤドンに進化しんかアイテム「おうじゃのしるし」を使つかって進化しんかさせるとヤドキングになる。

ムウマ

ムウマ No. 200

分類ぶんるい: よなきポケモン	タイプ: ゴースト	高たかさ: 0.7m	重おもさ: 1.0kg
特性とくせい: ふゆう	かくれ特性とくせい: なし	進化しんか前まえ: なし	進化しんか後ご: ムウマージ

黒くろい長髪ちょうはつの女性じょせいの幽霊ゆうれいのような姿すがたをしたポケモンで、洞窟どうくつの奥おくや墓場はかばなどの薄暗うすぐらい場所ばしょに現あらわれる。人間にんげんの泣なき叫さけぶような声こえを出だすとされる。いたずらが好すきで人間にんげんに髪かみを引ひっ張ぱるなどしてちょっかいをかけては怖こわがらせて喜よろこび、その怖こわがる心しんを赤あかい玉たまに集あつめてネックレスの様ように数珠繋じゅずつなぎにし、栄養えいようにして生いきているらしい。怖こわがる心しんを吸すい取とられた人ひとは別段べつだん何なにともならない。
『ダイヤモンド・パール』からは「やみのいし」を使つかう事ことでムウマージに進化しんかする。

対戦たいせんゲームでは戦闘せんとう不能ふのうになると体からだが消滅しょうめつしてネックレスだけが残のこる。

TVアニメ版ばんでは『ライコウ 雷かみなりの伝説でんせつ』にてマリナのポケモンとして登場とうじょう。ライコウを狙ねらうロケット団だんのバショウのハガネールとブソンのエアームドを「ほろびのうた」で苦くるしめ撃退げきたいした。声優せいゆうは柚木ゆずき涼香りょうか。『アドバンスジェネレーション』ではホウエンリーグでサトシの対戦たいせん相手あいてのカエデが繰くり出だし、「みちづれ」を使つかってオニゴーリを道連みちづれにした。『ダイヤモンド&パール』ではノゾミのポケモンとして登場とうじょう。第だい7シリーズ（2019年版ねんばん）ではゴウもゲットしており、声優せいゆうは清水しみず理沙りさ。

アンノーン

アンノーン No. 201

分類ぶんるい: シンボルポケモン	タイプ: エスパー	高たかさ: 0.5m	重おもさ: 5.0kg
特性とくせい: ふゆう	かくれ特性とくせい: なし	進化しんか前まえ: なし	進化しんか後ご: なし

文字もじ状じょうの体からだを持もつポケモン。ラテン・アルファベットなどを模もした様々さまざまな形かたちのアンノーンが存在そんざいし、1つの丸まるい大おおきな目玉めだまから、手足てあしとも角かくともつかない棒状ぼうじょうのものを何なん本ほんか枝えだのように生はやしており、身体しんたい全体ぜんたいで文字もじを表あらわしている。ポケモンの中なかでは最もっとも薄うすく、常つねに壁かべなどに張はり付ついている。非常ひじょうに謎なぞが多おおいポケモンで、地理ちり的てきに大おおきく離はなれている複数ふくすうの遺跡いせきから、アンノーンに酷似こくじした文字もじが書かかれた壁面へきめんがいくつも発見はっけんされている。アンノーン28種しゅにはそれぞれ対応たいおうした文字もじがあるが、元々もともとアンノーンが存在そんざいしそれを模もして文字もじが作つくられたのか、あるいは文字もじができてからアンノーンが誕生たんじょうしたのかはいまだ謎なぞに包つつまれており、世界せかい七不思議ななふしぎの一ひとつにまで数かぞえられているという。

当初とうしょは「A」から「Z」の26種しゅのみだったが、『ファイアレッド・リーフグリーン』からは「!」と「?」が加くわわり計けい28種しゅになった。

『金きむ・銀ぎん・クリスタル』、『ハートゴールド・ソウルシルバー』では「アルフのいせき」の石板せきばんのパズルを解とくことで、遺跡いせきの石室いしむろの内部ないぶに出現しゅつげんするようになる。ポケギアのラジオの項目こうもくで「?????」のところにチューンを合あわせると怪あやしげな音楽おんがくが流ながれ、エンカウント率りつが上昇じょうしょうする。『金きむ・銀ぎん』当時とうじはこの音楽おんがくの正体しょうたいは不明ふめいだったが、『ハートゴールド・ソウルシルバー』では遺跡いせきの研究けんきゅう者しゃによって正体しょうたいが解明かいめいされ、アンノーンたちが意思いし通達つうたつに用もちいる信号しんごう（アンノーンは電波でんぱでコミュニケーションを取とる）をラジオが受信じゅしんしたものであるとされた。『クリスタル』ではオープニングにアンノーンが登場とうじょうするほか、パズル部屋へやの奥おくに隠かくし部屋へやが追加ついかされている。壁かべに書かかれているアンノーン文字もじをヒントに特定とくていのアクションを起おこすと、隠かくし部屋へやの入口いりくちを開ひらくことができる。

覚おぼえる技わざは「めざめるパワー」のみ。

ポケモン図鑑ずかんには最初さいしょに発見はっけんした形かたちが記録きろくされる。また図鑑ずかんにテキストが載のるのは初はじめて捕獲ほかくしてからであるが、このとき最初さいしょに発見はっけんした形かたちと最初さいしょに捕つかまえた形かたちが異ことなっていても、最初さいしょに遭遇そうぐうした形かたちの方ほうが図鑑ずかんに記載きさいされる。『ブラック・ホワイト』では図鑑ずかんの機能きのう向上こうじょうにより、発見はっけんした中なかで任意にんいの姿すがたを表示ひょうじさせることができる。

『金きむ・銀ぎん・クリスタル』ではアンノーンを3種類しゅるい捕つかまえると、全ぜん26種類しゅるい（『金きむ・銀ぎん』当時とうじ）のアンノーンの姿すがたを記録きろくできる「アンノーンずかん」というポケモン図鑑ずかんの拡張かくちょう機能きのうとして遺跡いせきの研究けんきゅう室しつで追加ついかしてもらうことができ、26種類しゅるい全すべてを登録とうろくするとポケットプリンタでイラストを出力しゅつりょくすることが可能かのうになる。アンノーンずかんには「A」から「Z」の全すべての形かたちに、解説かいせつ文ぶんに相当そうとうするものとしてそれぞれの文字もじから始はじまる英単語えいたんごが記載きさいされている。ABC順じゅんではなく捕つかまえた順番じゅんばんで記載きさいされる。『ハートゴールド・ソウルシルバー』では、「アンノーンずかん」機能きのうに代かわって「アンノーンノート」という道具どうぐがもらえるようになった。

アルフの遺跡いせき以外いがいでは『ファイアレッド・リーフグリーン』に登場とうじょうする「アスカナのせきしつ」と、『ダイヤモンド・パール』に登場とうじょうする「ズイのいせき」に出現しゅつげんする。

タマゴが発見はっけんされていないことから「ウルトラビースト」との関連かんれんが示唆しさされている。

TVアニメ版ばんおよび劇場げきじょう版ばんでは「生物せいぶつの心しんを読よみ取とり願ねがいを具現ぐげん化かさせる力ちからを持もつ」設定せっていが加くわえられている。TVアニメ版ばんでは第だい264話わに登場とうじょうし、ヨーギラスの心しんの傷きずを読よみ取とって異い空間くうかんを生成せいせいし、サトシ達いたるにヨーギラスの卵たまご時代じだいでの出来事できごとを見みせた。『ダイヤモンド&パール』第だい60話わにも登場とうじょうし、ギンガ団だんの野望やぼうにより暴走ぼうそうした。

劇場げきじょう版ばんでは2000年ねん公開こうかいの『結晶けっしょう塔とうの帝王ていおう ENTEI』に登場とうじょう。人ひとの思おもいを読よみ取とり、実体じったい化かさせる不思議ふしぎな力ちからを持もつ。願ねがいをかなえ続つづけるも、願ねがいの主あるじがサトシに説得せっとくされ、願ねがいを止とめようとすると暴走ぼうそう。世界せかいを結晶けっしょうに覆おおいつくそうとした。また、時空じくうの狭間はざまにも生息せいそくしているらしく、『ディアルガVSパルキアVSダークライ』にも登場とうじょうし、時空じくうの狭間はざまでのディアルガとパルキアの戦闘せんとうの余波よはで吹ふき飛とばされている。

『大だい乱闘らんとうスマッシュブラザーズDX』ではモンスターボールから出現しゅつげんすると一旦いったん画面がめん外がいへ飛とび去さり、その後ご無数むすうの仲間なかまを引ひき連つれて敵てきに「とっしん」する。前作ぜんさくのスピアーに近ちかい。