ポケモンの一覧いちらん (1-51)

ポケットモンスター > ポケットモンスター (架空かくうの生物せいぶつ)/（ポケットモンスターの登場とうじょう人物じんぶつ） > ポケモンの一覧いちらん > ポケモンの一覧いちらん (1-51)

ポケモンの一覧いちらん（ポケモンのいちらん）は、ゲームソフト『ポケットモンスターシリーズ』に登場とうじょうする架空かくうの生物せいぶつ「ポケットモンスター（ポケモン）」の一覧いちらん。本ほん項こうでは全ぜん1025種しゅのうち、『ポケットモンスター 赤あか・緑みどり』から登場とうじょうし、シリーズ共通きょうつうの全国ぜんこくポケモン図鑑ずかんにおいて001から051までの番号ばんごうを付与ふよされている種たねを掲載けいさいする。

目次もくじ

1-51 >> 52-101

No. 名前なまえ 001 フシギダネ 002 フシギソウ 003 フシギバナ 004 ヒトカゲ 005 リザード 006 リザードン 007 ゼニガメ 008 カメール 009 カメックス 010 キャタピー

No. 名前なまえ 011 トランセル 012 バタフリー 013 ビードル 014 コクーン 015 スピアー 016 ポッポ 017 ピジョン 018 ピジョット 019 コラッタ 020 ラッタ

No. 名前なまえ 021 オニスズメ 022 オニドリル 023 アーボ 024 アーボック 025 ピカチュウ 026 ライチュウ 027 サンド 028 サンドパン 029 ニドラン♀ 030 ニドリーナ

No. 名前なまえ 031 ニドクイン 032 ニドラン♂ 033 ニドリーノ 034 ニドキング 035 ピッピ 036 ピクシー 037 ロコン 038 キュウコン 039 プリン 040 プクリン

No. 名前なまえ 041 ズバット 042 ゴルバット 043 ナゾノクサ 044 クサイハナ 045 ラフレシア 046 パラス 047 パラセクト 048 コンパン 049 モルフォン 050 ディグダ

No. 名前なまえ 051 ダグトリオ 　 　 　 　 　 　 　 　 脚注きゃくちゅう

フシギダネ

フシギダネ No. 0001

分類ぶんるい: たねポケモン	タイプ: くさ/ どく	高たかさ: 0.7m	重おもさ: 6.9kg
特性とくせい: しんりょく	かくれ特性とくせい: ようりょくそ	進化しんか前まえ: なし	進化しんか後ご: フシギソウ

大おおきな種たねを背負せおっているくさタイプのポケモン。この種たねは生うまれた時ときから背中せなかに植うわっており、生後せいごしばらくは種しゅから養分ようぶんを得えて成長せいちょうする。本体ほんたいは緑色みどりいろのカエルのような姿すがたをしており、さらに濃こい緑色みどりいろの模様もようがいくつも付ついている。進化しんかを重かさねる度たびに鳴なき声ごえが高たかくなる。

瞳ひとみの色いろが明確めいかくに赤色あかいろに定さだまったのはアニメ版ばん放映ほうえい以降いこうで、初期しょきの公式こうしきイラストでは緑色みどりいろの瞳ひとみのフシギダネもいくつか見みられる。背中せなかの種たねから養分ようぶんを受うけ取とることで、何なん日にちも何なにも食たべずに過すごすことが出来できる。日光浴にっこうよくを好このみ、太陽たいようの光ひかりを浴あびると種たねは大おおきくなり、ついには割われて草くさが生はえてくる。その生態せいたいから、植物しょくぶつに属ぞくするのか、動物どうぶつに属ぞくするのかの決着けっちゃくが学者がくしゃの間あいだで決きまっていない。

『赤あか・緑みどり・青あお』『ファイアレッド・リーフグリーン』では、ヒトカゲ、ゼニガメと共ともに最初さいしょに選えらぶポケモンの1匹ひきである。野生やせいでは出現しゅつげんしない。レベル16でフシギソウに進化しんかする。オーキド博士はかせからは「しょくぶつポケモン」と紹介しょうかいされている。育そだてるのが簡単かんたんなのが特徴とくちょうで、初心者しょしんしゃにも最適さいてき。

テレビアニメーション『ポケットモンスター』では主人公しゅじんこうサトシの持もつポケモンとして登場とうじょう。もう既すでに進化しんかをしてもいいレベルなのに進化しんかを嫌いやがっている。現在げんざいはオーキド研究所けんきゅうじょでポケモンたちのまとめ役やくを務つとめている。声優せいゆうは林原はやしばらめぐみ。『アドバンスジェネレーション』ではハルカのポケモンとして登場とうじょうする。額がくの模様もようがハートマークになっている。声優せいゆうは伊東いとうみやこ。オレンジ諸島しょとう編へんでは市長しちょうに捨すてられたフシギダネが登場とうじょう。市長しちょうとの再会さいかいを喜よろこぶが、捨すてられたと知しると怒おこって市長しちょうを懲こらしめ、ポケモンセンターに引ひき取とられた。捨すてられる前まえは小型こがただったが、地下水ちかすい道どうで成長せいちょうして大おおきくなっていた。

実写じっしゃ映画えいが『名めい探偵たんていピカチュウ』では群むれで登場とうじょう。傷きずついたピカチュウを助たすけた。声こえはアニメ版ばん同様どうよう、林原はやしばらが担当たんとう。

フシギソウ

フシギソウ No. 0002

分類ぶんるい: たねポケモン	タイプ: くさ/ どく	高たかさ: 1.0m	重おもさ: 13.0kg
特性とくせい: しんりょく	かくれ特性とくせい: ようりょくそ	進化しんか前まえ: フシギダネ	進化しんか後ご: フシギバナ

フシギダネの進化しんか形がた。背中せなかの種たねが成長せいちょうし、つぼみになっている。フシギダネは時ときおり後うしろ足あしで立たち上あがることがあるが、フシギソウは背中せなかが重おもくなったために常つねに四よつん這ばいである（『青あお』のグラフィックでは後うしろ足あしで立たつシーンがある）。養分ようぶんを吸収きゅうしゅうしていきつぼみが膨ふくらみだすと、そこから花はなが咲さく兆候ちょうこうとして甘あまい香かおりが漂ただよい始はじめる。

『大だい乱闘らんとうスマッシュブラザーズX』『大だい乱闘らんとうスマッシュブラザーズ SPECIAL』では「ポケモントレーナー」の手持てもちポケモンとして登場とうじょう。ゼニガメ、リザードンと使つかい分わける形かたちで操作そうさできる。声優せいゆうは川上かわかみとも子こ。

「タネマシンガン」「はっぱカッター」「つるのムチ」を駆使くしして戦たたかう。ふっとばし力ちからが非常ひじょうに高たかい技わざを持もち合あわせている。横よこ・上うえ方向ほうこうをカバーできる飛とび道具どうぐの存在そんざい、つるを使つかった攻撃こうげきはリーチの長ながさ（および判定はんていの強つよさ）が長所ちょうしょ。一方いっぽう、復帰ふっきに少々しょうしょう難なんがあり、1度ど浮うかされてしまうと不利ふりになりやすい。しかも炎ほのお属性ぞくせいの攻撃こうげき（爆発ばくはつ・PKファイヤ―などを含ふくむ）を受うけるとダメージを多おおく受うける（蓄積ちくせきダメージによってはふっとばされやすい）という欠点けってんがある。

最後さいごの切きりふだは「さんみいったい」（各々おのおの「ハイドロポンプ」「ソーラービーム」「だいもんじ」で同時どうじに攻撃こうげきする）。

『大だい乱闘らんとうスマッシュブラザーズ for Nintendo 3DS / Wii U』では登場とうじょうしなかったが、『大だい乱闘らんとうスマッシュブラザーズ SPECIAL』にて再ふたたび参戦さんせん。他たのポケモンと使つかい分わける操作そうさはそのままだが、スタミナ仕様しようが廃止はいしされている。声こえは川上かわかみの死しに伴ともない後述こうじゅつのアニメ版ばんと同おなじ犬山いぬやまイヌコに変更へんこうされた。

アニメ版ばんでは野生やせいのフシギダネの大群たいぐんが進化しんかするシーンがある。カントーリーグでは準々じゅんじゅん決勝けっしょう戦せんでヒロシの対戦たいせん相手あいてのポケモンとして登場とうじょう。レオン（ピカチュウ）を「ソーラービーム」で倒たおした。

『XY』や『XY&Z』では、サナのフシギダネが進化しんかして登場とうじょうし、トライポカロンに挑戦ちょうせんした。声優せいゆうは犬山いぬやまイヌコ。

フシギバナ

フシギバナ No. 0003

分類ぶんるい: たねポケモン	タイプ: くさ/ どく	高たかさ: 2.0m	重おもさ: 100.0kg
特性とくせい: しんりょく	かくれ特性とくせい: ようりょくそ	進化しんか前まえ: フシギソウ	進化しんか後ご: なし

フシギソウの進化しんか形がた。フシギソウのつぼみが成長せいちょうし、大おおきな花はなが咲さいた形態けいたい。その花はなから漂ただよう香かおりは、戦たたかうものの気持きもちをなだめる効果こうかがある。葉はっぱも大おおきくなり、そのうち1枚まいが頭あたまの上うえに覆おおい被かぶさっている。フシギダネ、フシギソウの体からだの表面ひょうめんには緑みどりの不規則ふきそくな形かたちの模様もようがあったが、フシギバナに進化しんかすると皮膚ひふと同おなじ色しょくのイボができる。日光にっこうに引ひき寄よせられるように日陰ひかげから日向ひなたへ移動いどうする。外見がいけんで雌雄しゆうの区別くべつがつくポケモンであり、『ダイヤモンド・パール』以降いこうでは、♀の個体こたいにのみ花はなの中心ちゅうしんに雌蕊めしべがついている。

花はなを含ふくめた高たかさは2.0mとオーキド博士はかせからもらえるポケモンの中なかでは最大さいだいの大おおきさに成長せいちょうするが、一部いちぶのゲームやメディアなどではリザードンやカメックスより小ちいさく描えがかれることもある。

レベル32でフシギソウから進化しんかする。『緑みどり』と『リーフグリーン』のパッケージを飾かざる。

トレーナーでは「金きむ・銀ぎん・クリスタル・ハートゴールド・ソウルシルバー」でポケモントレーナーのレッド、「ソード・シールド」のおかみさんのミツバが使用しようする（エキスパンション・パス『鎧よろいの孤島ことう』にてプレイヤーがゼニガメを選えらんだ場合ばあい）。

『X・Y』では「メガフシギバナ」へメガシンカを遂とげ、『ソード・シールド』ではキョダイマックスポケモンとして登場とうじょう。

メガフシギバナ

タイプ：くさ/どく、高たかさ：2.4m、重おもさ：155.5kg、特性とくせい：あついしぼう

背中せなかの花はながメガシンカによってより巨大きょだいに成長せいちょうし、額がくに新あらたな花はなが咲さく。巨大きょだい化かした花はなを支ささえられるよう、4つ足あしの本体ほんたいも脂肪しぼうに覆おおわれた強靱きょうじんなものへと変化へんかする。

持もち物ものに「フシギバナイト」を持もたせることでメガシンカが可能かのうとなる。特性とくせいの「あついしぼう」は、弱点じゃくてんの内うちほのお、こおりタイプの2つを実質じっしつ的てきに克服こくふくするため、耐たい性せいが増ました。能力のうりょく面めんでは「HP」「すばやさ」を除のぞく総すべてが上昇じょうしょうする。特とくにフシギバナ時代じだい低ひくめであった「ぼうぎょ」が大おおきく上昇じょうしょうして、「ぼうぎょ」「とくこう」「とくぼう」の攻防こうぼうのバランスのとれた能力のうりょくになる。

『ポケットモンスターSPECIAL』13章しょうではレッドのフシギバナがメガシンカする。

キョダイマックスのすがた

『ソード・シールド 鎧よろいの孤島ことう』に登場とうじょう。キョダイマックスにより背中せなかの花はなびらが大おおきくなり、身体しんたいを覆おおうほどの大おおきさになった。花はなは非常ひじょうに分厚ぶあつく弾力だんりょく性せいがあり、大抵たいていの攻撃こうげきすら跳はね返かえす。巨大きょだいな花はなを盾たてに太ふとい蔓づるで攻撃こうげきする。花はなびらが大おおきすぎて顔かおが見みえにくいが、花はなびらの切きれ目めから僅わずかに目めを覗のぞかせる。花はなから大量たいりょうの花粉かふんを噴出ふんしゅつし、その花粉かふんを浴あびた者ものはくしゃみや咳せきが止とまらなくなり意識いしき朦朧もうろうとなる。一方いっぽうで、植物しょくぶつの成長せいちょうを活性かっせい化かさせる効果こうかもあり、花粉かふんが撒まかれた場所ばしょには草木くさきが生おい茂しげるという。キョダイマックスわざは「キョダイベンタツ」。2本ほんの蔓づるを叩たたきつけ、ターンごとにくさタイプ以外いがいのポケモンにダメージを与あたえる。

ニンテンドウカップ97では決勝けっしょう進出しんしゅつ者しゃ15人にん中ちゅう1人にんが使用しよう。

ポケモンスタジアムシリーズでは攻撃こうげきする際さいやダメージを受うけた際さいに目めを充血じゅうけつさせるシーンがある。また、「じしん」を使つかうと後うしろ足あしで立たち上あがって片足かたあしで踏ふみ出だす。

テレビアニメ『ポケットモンスター』ではフシギダネたちのいる里さとの長老ちょうろうとして登場とうじょう。声優せいゆうは大友おおとも龍三郎りゅうさぶろう。劇場げきじょう版ばん『ミュウツーの逆襲ぎゃくしゅう』ではソラオのポケモンとして登場とうじょう。ニックネームはバーナード。コピーフシギバナと対戦たいせんするも「はっぱカッター」を弾ひかれ「つるのムチ」で投なげ飛とばされ敗北はいぼく。こちらの声優せいゆうも大友おおとも龍三郎りゅうさぶろう。また、同どう作さくに登場とうじょうしたコピーフシギバナにはオリジナルにはない模様もようがある。ヘッドリーダーのユウジも使用しよう、砂すなのフィールドで足あしがめり込こんで動うごけないサトシのケンタロスに「ソーラービーム」を打うつ直前ちょくぜんに投なげ飛とばされ脱出だっしゅつを許ゆるしてしまい、「つるのムチ」を掻かい潜くぐられ「とっしん」で敗やぶれた。『ダイヤモンド&パール』ではハルカのフシギダネが進化しんかしていた。

『サン&ムーン』ではククイ博士はかせのポケモンとして登場とうじょう。サトシのモクローを花はなびらで閉とじ込こめる戦法せんぽうで勝利しょうりするも、ニャヒートにはガオガエンの炎ほのおエネルギーを利用りようした「だいもんじ」を食くらい敗北はいぼくする。

漫画まんが版ばん『ポケットモンスターSPECIAL』1章しょう、5章しょう、13章しょうでは主人公しゅじんこう・レッドのパートナー兼けん主力しゅりょくとして登場とうじょうする(フシギダネが進化しんかした個体こたい）。性別せいべつは♂で、ニックネームは「フッシー」。

『ニンテンドウオールスター!大だい乱闘らんとうスマッシュブラザーズ』では、ステージ「ヤマブキシティ」のギミックとして登場とうじょう。開ひらいたシャッターから飛とび出だしつつ「たいあたり」を繰くり出だし、時ときには前方ぜんぽうへ「はっぱカッター」を連射れんしゃして追撃ついげきする。

『大だい乱闘らんとうスマッシュブラザーズDX』ではモンスターボールから登場とうじょうし、「じしん」で周囲しゅういの敵てきファイターを攻撃こうげきする。

『Pokémon UNITE』では操作そうさポケモンとして登場とうじょう。「ソーラービーム」や「ヘドロばくだん」など遠距離えんきょりからの攻撃こうげきを得意とくいとするアタッカー。ユナイトわざは周囲しゅういにタネをばら撒まいて攻撃こうげきする「グリーンレイジ」。

ヒトカゲ

ヒトカゲ No. 0004

分類ぶんるい: とかげポケモン	タイプ: ほのお	高たかさ: 0.6m	重おもさ: 8.5kg
特性とくせい: もうか	かくれ特性とくせい: サンパワー	進化しんか前まえ: なし	進化しんか後ご: リザード

ほのおタイプのポケモン。橙色だいだいいろのトカゲのような姿すがたをしている。大おおきな瞳ひとみが特徴とくちょう。腹部ふくぶから尻尾しっぽの裏側うらがわまでの直線ちょくせんはやや薄うすみがかった黄色おうしょくとなっていて、足あしの裏うらには肉にく球だまらしき物ものがある。生うまれたときから尻尾しっぽの先さきに炎ほのおが点ともっており、炎ほのおが消きえるとヒトカゲの命いのちは終おわってしまう。炎ほのおは楽たのしいと揺ゆれ、怒いかこると激はげしく燃もえ上あがるなどヒトカゲの感情かんじょうも表あらわしている。熱あついものを好このむ。尻尾しっぽの炎ほのおをライター代かわりに用もちいるために愛煙あいえん家かが飼かうことも多おおい。

『ポケモン不思議ふしぎのダンジョン 青あおの救助きゅうじょ隊たい・赤あかの救助きゅうじょ隊たい』および『ポケモン不思議ふしぎのダンジョン 時じの探検たんけん隊たい・闇やみの探検たんけん隊たい・空そらの探検たんけん隊たい』では主人公しゅじんこう、パートナーとして選択せんたく出来できる。

『赤あか・緑みどり・青あお』および『ファイアレッド・リーフグリーン』では最初さいしょに貰もらえるポケモンの1匹ひきとして登場とうじょう。『赤あか・緑みどり・青あお』では最初さいしょにもらえるポケモンとしてこのポケモンを選えらぶと難易なんい度どがかなり上昇じょうしょうする。

ヒトカゲの指ゆびは5本ほん生はえており、実際じっさいのでは身長しんちょう(体長たいちょう)は1メートル程度ていどとポケモン図鑑ずかんよりも大おおきく描えがかれる事ことが多おおい。デザインによっては背せビレがある場合ばあいもある。

テレビアニメーション『ポケットモンスター』では第だい11話わで実物じつぶつが登場とうじょう。元々もともとはダイスケのポケモンだったが「弱よわい」という理由りゆうで捨すてられ、サトシの手持てもちに加くわわった。以後いごのシーズンでもアニメ本編ほんぺんやエンディングテーマに登場とうじょうする。声優せいゆうは三木みき眞一郎しんいちろう。アニメにおいて多おおくのポケモンの鳴なき声ごえはポケモンの名前なまえで鳴なく事ことが多おおいが、ヒトカゲの場合ばあいは「ぎゃう」などと鳴なく。

『ポケモン不思議ふしぎのダンジョン 救助きゅうじょ隊たいガンバルズ』ではゼニガメとチコリータを率ひきいる救助きゅうじょ隊たいのリーダーとして登場とうじょう。声優せいゆうは阪口さかぐち大助だいすけ。

ゲーム『ソード・シールド』のストーリーを基もとにしたWEBアニメ『薄明はくめいの翼つばさ』では第だい3話わにて本編ほんぺんには登場とうじょうしない火ひ吹ふき野郎やろうのポケモンとして登場とうじょうし、ハロンタウンで彼かれとパフォーマンスを披露ひろうした。この時ときは彼かれと同おなじサングラスを掛かけている。

ヒトカゲはポケモンセンタートウキョーのロゴマークに描えがかれていた。開店かいてん当初とうしょはピカチュウとニョロゾ、 2007年ねん7月がつの移転いてん・リニューアル後ごはピカチュウ・ポッチャマが共ともに描えがかれている。

ポケモン公式こうしきYouTubeチャンネルにて、ヒトカゲが焚火たきびの側がわで寝ねそべっているという「ヒトカゲといっしょ」というASMR動画どうががある。焚火たきびの火ひが消きえるたびにヒトカゲが火ひをつけ、焚火たきびの音おとを聞ききながら癒いやされるというもの。また、数すう分ふんごとにヒトカゲの寝相ねぞうが変かわるのも特徴とくちょうの一ひとつ。

『ニンテンドウオールスター!大だい乱闘らんとうスマッシュブラザーズ』では、ステージ「ヤマブキシティ」のギミックとして登場とうじょう。開ひらいたシャッターから現あらわれ、前方ぜんぽうを「かえんほうしゃ」で攻撃こうげきする。

リザード

リザード No. 0005

分類ぶんるい: かえんポケモン	タイプ: ほのお	高たかさ: 1.1m	重おもさ: 19.0kg
特性とくせい: もうか	かくれ特性とくせい: サンパワー	進化しんか前まえ: ヒトカゲ	進化しんか後ご: リザードン

ヒトカゲの進化しんか形がた。愛あいらしい目めつきだったヒトカゲから一転いってんして鋭するどくなり、体からだ色しょくは進化しんか前後ぜんこうのヒトカゲ、リザードンと違ちがい濃こい赤色あかいろである。1本ほんの頭部とうぶの角かくも生はえている。口くちからの火ひ、尾おと両手りょうての爪つめを武器ぶきとし、爪つめで相手あいてをズタボロに引ひき裂さく。戦たたかって勝かつ獲物えものを常つねに探さがし回まわっているとされる。興奮こうふんすると青白あおじろい炎ほのおを口くちから漏もらす。

アニメ版ばんでは42話わでサトシのヒトカゲが進化しんかして登場とうじょうし、45話わでリザードンへと進化しんかした。ヒトカゲ時代じだいは素直すなおだったが、リザードに進化しんかしてから反抗はんこう的てきになりサトシのレベル不足ふそくもあって指示しじを聞きかなくなってしまう。ただし、劇場げきじょう版ばん『キミにきめた!』ではリザードに進化しんかしても素直すなおでサトシの指示しじを聞きいている。声優せいゆうは三木みき眞一郎しんいちろう。劇場げきじょう版ばん『セレビィ時じを超こえた遭遇そうぐう』ではユキナリ（少年しょうねん時代じだいのオーキド博士はかせ）のポケモンとして登場とうじょう。「ずつき」でビシャスのニューラを倒たおした。レトロボールに入はいっている。鳴なき声ごえは「リザード」。

「リザード」は英語えいごでトカゲを意味いみする。

リザードン

リザードン No. 0006

分類ぶんるい: かえんポケモン	タイプ: ほのお/ ひこう	高たかさ: 1.7m	重おもさ: 90.5kg
特性とくせい: もうか	かくれ特性とくせい: サンパワー	進化しんか前まえ: リザード	進化しんか後ご: なし

リザードンのコスプレ

リザードの進化しんか形がた。背中せなかに一いち組くみの巨大きょだいな翼つばさが生はえている。橙色だいだいいろのドラゴンのような姿すがたをしており、首くびが長ながくなり、竜りゅうと同様どうようの頭部とうぶを持もつ。頭部とうぶの角かくは現在げんざい2本ほんだが設定せっていがまだ不安定ふあんていな頃ころは1本ほんで描えがかれていた頃ころもあった。ヒトカゲの指ゆびは4本ほんまたは5本ほんであったが、3本ほんの指ゆびを持もつ1組くみの腕うでと、ヒトカゲと同おなじく3本ほんの指ゆびを持もつ1組くみの足あしを持もち、長ながい尻尾しっぽを引ひき摺ずる。尻尾しっぽの先端せんたんには炎ほのおが常つねに灯ともしてあり、これが消きえるとリザードンは死しに至いたる。この炎ほのおはリザードンの炎ほのおを吐はく時ときにはより激はげしく燃もえ上あがり、本気ほんきで怒おこった時ときには青白あおじろく燃もえ上あがるという。口くちから吐はき出だされる炎ほのおは非常ひじょうに高温こうおんであらゆる物質ぶっしつを溶とかし、山やま火事かじを起おこすほど。苦くるしい戦たたかいを経験けいけんすればするほどさらに炎ほのおの温度おんどが高たかまっていく。但ただし、その炎ほのおは決けっして弱者じゃくしゃに向むける事ことは無ない。

顔かおから胴体どうたい、翼つばさの裏側うらがわにかけて全般ぜんぱん的てきに橙色だいだいいろであり、ヒトカゲに近ちかい色いろに戻もどる。翼つばさの内側うちがわが黒色こくしょくまたは緑色みどりいろとなっている。翼つばさはコウモリのような形状けいじょうをしており、これにより地上ちじょう1400m（4500-5000ft）まで飛とぶこともできる。そのため、アローラ地方ちほうではライドポケモンとして利用りようされることもあり、ひでん技わざ「そらをとぶ」のように離はなれた街まちや島しまなどを飛とんで移動いどうできる。リザードがレベル36でリザードンに進化しんかする。『赤あか』と『ファイアレッド』のパッケージを飾かざっている。

トレーナーでは「金きむ・銀ぎん・クリスタル・ハートゴールド・ソウルシルバー」でチャンピオンのワタルとポケモントレーナーのレッド、「ソード・シールド」でチャンピオンのダンデがエースポケモンとして使用しようし、キョダイマックスさせる。

1997年ねん・1998年ねんの公式こうしき大会たいかいの全国ぜんこくトーナメントで登場とうじょうしなかったポケモンのみ参加さんかできる1999年ねんの全国ぜんこく大会たいかいでは優勝ゆうしょう者しゃの手持てもちポケモンに入はいっていた。

世界せかい的てきなゲームニュースサイト『IGN Entertainment』で2011年ねん4月がつ29日にちに公開こうかいされたランキングビデオでは1位いになっている。

2021年ねん6月6日にちアメリカのBGSにて真贋しんがん鑑定かんていされた当時とうじ1億おく円えんの値ねがついたアメリカ版ばんのポケモンカードリザードン (Charizard) をローガン・ポールが首くびからネックレスにしてぶら下さげて、フロリダ州しゅうでのフロイド・マイウェザーとのエキシビジョンマッチFloyd Mayweather Jr. vs. Logan Paulで入場にゅうじょうしている。

2022年ねん8月がつ26日にち、アメリカでPSAにて真贋しんがん鑑定かんていされた日本にっぽんのポケモンカード「リザードン」を東京とうきょう秋葉原あきはばらのカードショップ店頭てんとうで当時とうじ5000万まん円えんの値ねが付つきヒカキンが購入こうにゅう。動画どうがはスポーツ新聞しんぶんサイトとファミ通ふぁみつうでニュースになった。

『X・Y』では「メガリザードンX」、「メガリザードンY」へとメガシンカを遂とげる。

メガリザードンX

タイプ：ほのお/ドラゴン、高たかさ：1.7m、重おもさ：110.5kg、特性とくせい：かたいツメ

体からだ色しょくは赤あかから黒くろに変かわり、両翼りょうよく・両りょう肩かたには鋭するどい突起とっき物ぶつが発生はっせい。発生はっせいする炎ほのおはより高温こうおんに強化きょうかされ、赤あかから青あおに変色へんしょくするとともに口くちの両側りょうがわから常時じょうじ噴射ふんしゃした状態じょうたいとなる。

持もち物ものに「リザードナイトX」を持もたせることでメガシンカが可能かのうとなる。能力のうりょく面めんでは「こうげき」「ぼうぎょ」「とくこう」の3つが上昇じょうしょうする。特とくに「こうげき」が大おおきく上昇じょうしょうし物理ぶつり・特殊とくしゅの双方そうほうで高たかい火力かりょくを確保かくほ、特性とくせいや「りゅうのまい」、「つるぎのまい」などの能力のうりょくアップ技わざとあわせて物理ぶつり攻撃こうげきを得意とくいとするようになる。タイプが変かわったことにより、みずタイプやいわタイプの技わざのダメージが半減はんげんしたものの、逆ぎゃくにじめんタイプの技わざを受うけるようになった。

特番とくばんアニメ『ポケットモンスター THE ORIGIN』内ないにて先行せんこう公開こうかいされた。アニメ『XY』でもアランのリザードンがメガリザードンXにメガシンカする。

メガリザードンY

タイプ：ほのお/ひこう、高たかさ：1.7m、重おもさ：100.5kg、特性とくせい：ひでり

頭部とうぶに大おおきな一本いっぽんのツノ、手首てくびに小ちいさな翼つばさが発生はっせい。翼つばさと尻尾しっぽも鋭利えいりかつ大型おおがたとなり、全体ぜんたい的てきにシャープなシルエットとなった。大型おおがた化かした翼つばさによって飛行ひこう能力のうりょくが高たかまっており、メガシンカ前まえのリザードン時代じだいの約やく7倍ばいを超こえる地上ちじょう10km (30000-35000ft)の飛行ひこうが可能かのうとなった。

持もち物ものに「リザードナイトY」を持もたせることでメガシンカが可能かのうとなる。能力のうりょく面めんでは「こうげき」、「とくこう」、「とくぼう」の3つが上昇じょうしょうする。特とくに元々もともと高たかかった「とくこう」が大おおきく上昇じょうしょうし、特性とくせいとあわせてほのお技わざや「ソーラービーム」といった特種とくしゅ攻撃こうげき性能せいのうに磨みがきがかかる。

メガミュウツーYと同様どうよう、最初さいしょに発表はっぴょうされたのはこちらの方ほうの形態けいたいである。

アニメ『XY&Z』ではトロバのリザードンがメガリザードンYにメガシンカした。

キョダイマックスのすがた

『ソード・シールド』にて登場とうじょう。尻尾しっぽのみならず、角かくや翼つばさにも炎ほのおが燃もえ上あがるようになった。摂氏せっし2000度どの炎ほのおが体内たいないで渦巻うずまき、吠ほえると火力かりょくが上あがる。チャンピオンのダンデも使用しよう。キョダイマックスわざは「キョダイゴクエン」。燃もえ盛さかる炎ほのおを浴あびせ、ターンごとにダメージを与あたえる。

『ソード・シールド』でチャンピオンのダンデがエースポケモンとして使用しよう。

テレビアニメ第だい7シリーズ（『新しん無印むじるし編へん』）ではゲームと同様どうようにダンデのリザードンがキョダイマックスする形かたちで第だい12話わから登場とうじょう。

『ニンテンドウオールスター!大だい乱闘らんとうスマッシュブラザーズ』『大だい乱闘らんとうスマッシュブラザーズDX』ではモンスターボールから登場とうじょうし、左右さゆうの敵てきファイターを「かえんほうしゃ」で攻撃こうげきする。

『大だい乱闘らんとうスマッシュブラザーズX』では「ポケモントレーナー」の手持てもち3匹ひきのポケモンのうちの1匹ひきとして登場とうじょう。「かえんほうしゃ」「いわくだき」「そらをとぶ」を使用しようしながら戦たたかう（下しも必殺ひっさつワザ入力にゅうりょくで他たの2匹ひきと交代こうたい可能かのうで、ゼニガメ→フシギソウ→リザードンで順番じゅんばんは固定こてい）。3匹ひきの中なかで1番ばん疲つかれやすく、攻撃こうげきも当あたりやすい。水みず属性ぞくせいの攻撃こうげきにも弱よわい。一方いっぽう、草くさ属性ぞくせいの攻撃こうげきには耐たい性せいがある。ダッシュの速はやさは全ぜんキャラ中ちゅうトップクラス。技わざのリーチが長ながく、攻撃こうげき力りょくが高たかめに設定せっていされており、3匹ひき中ちゅう最もっとも復帰ふっき力りょくが高たかい。最後さいごの切きりふだは3体たいが集結しゅうけつして繰くり出だす「さんみいったい」（各々おのおの「ハイドロポンプ」「ソーラービーム」「だいもんじ」で同時どうじに攻撃こうげきする）。

『大だい乱闘らんとうスマッシュブラザーズ for Nintendo 3DS / Wii U』では単体たんたいで参戦さんせん。ダッシュの速はやさは健在けんざいで、素早すばやく相手あいてとの距離きょりを詰つめたり離はなしたりすることが可能かのう。尻尾しっぽや翼つばさを使つかった攻撃こうげきも多おおく、リーチが長ながめで攻撃こうげき範囲はんいも広ひろいのが長所ちょうしょ。また、横よこ必殺ひっさつワザが「フレアドライブ」に変更へんこうになり、原作げんさく同様どうように反動はんどうでダメージを受うけるものの、判定はんてい・ダメージ・ふっとばし力ちから・移動いどう距離きょりとどれも隙すきがない。一方いっぽう、前作ぜんさく同様どうように攻撃こうげきが当あたりやすく、空中くうちゅう動作どうさは遅おそめで隙すきが多おおい。最後さいごの切きりふだは「メガリザードンX」への進化しんかに変更へんこうされ、約やく15秒間びょうかん翼つばさで飛とびまわり、スティックを倒たおしている方向ほうこうに「ドラゴンダイブ」、必殺ひっさつワザボタンを押おすと「だいもんじ」を前方ぜんぽうに吐はく（「ドラゴンダイブ」は上下じょうげ左右さゆう、「だいもんじ」は前ぜん方向ほうこうに攻撃こうげき可能かのう）。場外じょうがいへ出でても自滅じめつにはならない。

『大だい乱闘らんとうスマッシュブラザーズ SPECIAL』では、ゼニガメ・フシギソウとともに再ふたたびポケモントレーナーの手持てもちとして三さん度ど参戦さんせん。なお、3匹ひきのスタミナ制限せいげんも廃止はいしされたため、好すきなポケモンを好すきなだけ操作そうさできるようになった。声優せいゆうはテレビアニメ版ばんと同おなじく三木みき眞一郎しんいちろう。

『ポッ拳けん POKKÉN TOURNAMENT』のバトルポケモンの1匹ひき。共鳴きょうめいバーストで「メガリザードンX」へ進化しんかする。アニメの印象いんしょうも輸入ゆにゅうされており、「ちきゅうなげ」をアニメのように披露ひろうする。技わざのモーションは鉄拳てっけんシリーズのデビル仁ひとしと一部いちぶ同おなじものを使用しようしている。

『Let's Go! ピカチュウ・Let's Go! イーブイ』では空中くうちゅう移動いどう用ようの乗のれるポケモンとして登場とうじょう。障害しょうがい物ぶつを無視むしして様々さまざまな場所ばしょへ飛とび回まわることができる。

『Pokémon UNITE』では操作そうさポケモンとして登場とうじょう。遠距離えんきょり・近距離きんきょり両方りょうほうの攻撃こうげきを得意とくいとするバランスの取とれたアタッカー。ユナイトわざは「ちきゅうなげ」のように相手あいてを地面じめんに叩たたきつける「アースクラッシャー」。

アニメ版ばんではサトシのリザードから進化しんかし、準じゅんレギュラーで登場とうじょうしている（声優せいゆうは三木みき眞一郎しんいちろう）。当初とうしょはサトシの指示しじを聞きいていなかったが、オレンジ諸島しょとうで瀕死ひんしの自分じぶんを看病かんびょうしたサトシに心しんを開ひらき再ふたたび指示しじを聞きくようになった。ジョウト地方ちほうにあるリザフィックバレーで修行しゅぎょうをするリザードンたちに全まったく歯はが立たたず、そこで強つよくなる修行しゅぎょうをするために手持てもちから離はなれるが、ジョウトリーグやバトルフロンティアなどでサトシのエースポケモンとして活躍かつやくの場ばが多おおかった。『ベストウイッシュ シーズン2』でサトシの元もとに戻もどった。

劇場げきじょう版ばん『ミュウツーの逆襲ぎゃくしゅう』では赤あかい模様もようを持もつコピーリザードンが登場とうじょう、サトシのリザードンを桁違けたちがいのスピードとパワーで翻弄ほんろうし勝利しょうりした。

『XY』ではアランのポケモンとして登場とうじょう。メガシンカが可能かのうでアランのエースとして度々どど活躍かつやくしており、多おおくのバトルでアランに勝利しょうりをもたらしていた。パキラのヘルガーやサトシゲッコウガには互角ごかくに戦たたかい勝かったが、ズミのカメックスやダンデのリザードンには実力じつりょく差さが大おおきく負まけた。声優せいゆうは佐藤さとう健輔けんすけ。

『サン&ムーン』にてカキのライドポケモンとしても登場とうじょう。声優せいゆうは石塚いしづか運はこぶ昇のぼる→櫻井さくらいトオル。

テレビアニメ第だい7シリーズ（『新しん無印むじるし編へん』）ではゲームと同様どうようにダンデ（声こえ - 小野おの大輔だいすけ）が使用しようし、対戦たいせん相手あいてに合あわせて技わざを使つかい分わけている。長ながらく無敗むはいであったが、第だい132話わでサトシのピカチュウに僅差きんさで敗やぶれた。声優せいゆうは三宅みやけ健太けんた。

ゲーム『ソード・シールド』のストーリーを基もとにしたWEBアニメ『Pokémon Evolutions』では第だい1話わにおいてゲームと同様どうようにダンデ（声こえ - 小野おの大輔だいすけ）のパートナーとして登場とうじょう。声優せいゆうは宮園みやその拓つぶせ夢ゆめ。

テレビアニメ第だい8シリーズ（『リコとロイの旅たびシリーズ』）ではライジングボルテッカーズのリーダーであるフリード（声こえ - 八代やしろ拓たく）のもう一いち匹ひきのパートナーとして第だい1話わから登場とうじょう。こちらはあくタイプにテラスタルが可能かのうで、第だい14話わで初はじめてテラスタルした。使用しようする技わざは「かえんほうしゃ」、「ドラゴンクロー」（いずれも第だい1話わから使用しよう）、「テラバースト（あくタイプ）」（第だい14話わから使用しよう）、「エアスラッシュ」（第だい17話わから使用しよう）。声優せいゆうは第だい7シリーズではダンデの個体こたいを演えんじていた他ほか、今いま作さくでは同おなじメンバーであり料理人りょうりにんでもあるマードック役やくを担当たんとうする三宅みやけ健太けんた（第だい23話わのエンディングクレジットで判明はんめい）。なお、初はじめてあくタイプにテラスタルした第だい14話わの最後さいごにゲーム『スカーレット・バイオレット』で使つかえるあいことばが2023年ねん9月がつ1日にちまで配信はいしんされた。レベルは50で、覚おぼえている技わざはアニメとは異ことなり「かみくだく」、「フレアドライブ」、「アクロバット」、「はらだいこ」となっている。

サイドストーリーではエレブーズのメジャーリーガーであるツヨシのポケモンとして登場とうじょう、ニックネームは「ドン」。ヒトカゲ時代じだいに水みずに落おちたトラウマが原因げんいんで炎ほのお技わざも飛とぶこともできなくなったが、ナナコの特訓とっくんによって克服こくふくした。声優せいゆうは小西こにし克幸かつゆき。

漫画まんが版ばん『ポケットモンスターSPECIAL』1章しょう、5章しょう、12章しょうではグリーンのパートナー兼けん主力しゅりょくとして登場とうじょうする（ヒトカゲが進化しんかした個体こたい）。性別せいべつは♂。メガリザードンYにメガシンカする。また、12章しょうの主人公しゅじんこう・エックスも別べつ個体こたいのリザードンを所持しょじしており、こちらはメガリザードンXにメガシンカする。性別せいべつは♂で、ニックネームは「サラメ」。

ゼニガメ

ゼニガメ No. 0007

分類ぶんるい: かめのこポケモン	タイプ: みず	高たかさ: 0.5m	重おもさ: 9.0kg
特性とくせい: げきりゅう	かくれ特性とくせい: あめうけざら	進化しんか前まえ: なし	進化しんか後ご: カメール

ゼニガメのコスプレ

カメのような姿すがたをしたみずタイプのポケモン。頭あたまが大おおきくディフォルメ調ちょうで描えがかれた体躯たいくをしている。体からだは青色あおいろで、赤色あかいろの甲羅こうらを背負せおう。基本きほん的てきには二に足そく歩行ほこうで歩あるく。背中せなかの丸まるい甲羅こうらは単たんに身みを守まもるだけでなく、表面ひょうめんの溝みぞによって水みずの抵抗ていこうを減へらしつつ素早すばやく泳およぐことができる。産うまれたばかりのゼニガメは、誕生たんじょう後ごしばらくすると背中せなかの甲羅こうらが次第しだいに膨ふくらみ始はじめ、だんだんと硬かたくなっていくという。首くびを甲羅こうらの中なかに引ひっ込こめるとき、水みずを噴射ふんしゃする。

『赤あか・緑みどり・青あお』および『ファイアレッド・リーフグリーン』では、フシギダネ・ヒトカゲと共ともにオーキド博士はかせから最初さいしょに貰もらえるポケモンの1匹ひき。

『大だい乱闘らんとうスマッシュブラザーズX』ではプレイヤーキャラクターの一人ひとり・ポケモントレーナーが繰くり出だす。フシギソウ、リザードンと使つかい分わける形かたちで操作そうさできる。声優せいゆうは愛あい河かわ里さと花子はなこ（テレビアニメ版ばんでサトシのゼニガメを長年ながねん担当たんとう）。「みずでっぽう」「からにこもる」「たきのぼり」を必殺ひっさつワザとして使用しよう。空中くうちゅうでの機動きどう力りょくに優すぐれ、3匹ひき中ちゅうで最もっともクセが少すくなく、3匹ひき中ちゅうで最もっとも疲つかれにくい。全体ぜんたい的てきに技わざの発生はっせいも早はやく、体格たいかくが小ちいさいため技わざが当あたりにくい。なお、炎ほのお属性ぞくせいの攻撃こうげき（爆ばく弾だん・PKファイヤーなどを含ふくむ）に耐たい性せいがあるが、復帰ふっき力りょくが低ひくい。技わざのリーチは短みじかく、全体ぜんたい的てきなふっとばし力ちからにも欠かける。遠距離えんきょり攻撃こうげきに弱よわいのも弱点じゃくてん。最後さいごの切きりふだは「さんみいったい」（各々おのおの「ハイドロポンプ」「ソーラービーム」「だいもんじ」で同時どうじに攻撃こうげきする）。

『大だい乱闘らんとうスマッシュブラザーズ for Nintendo 3DS / Wii U』には未み登場とうじょう。

『大だい乱闘らんとうスマッシュブラザーズ SPECIAL』にて再ふたたび参戦さんせん。X同様どうよう、他たのポケモンと入いれ替かえて操作そうさする仕様しようとなる（Xとは異ことなり、3匹ひきそれぞれのスタミナは廃止はいしされた）。

テレビアニメ『ポケットモンスター』では、第だい12話わにてトレーナーに捨すてられたゼニガメで結成けっせいした悪戯いたずら集団しゅうだん「ゼニガメ団だん」のボスであったゼニガメが最終さいしゅう的てきに主人公しゅじんこうサトシのポケモンとなる。現在げんざいはサトシと離はなれ消防しょうぼう団だんとして活躍かつやくしている。声優せいゆうは愛あい河かわ里さと花子はなこ。『アドバンスジェネレーション』では、ヒロインであるハルカの手持てもちポケモンとして登場とうじょう。声優せいゆうは半場はんば友恵ともえ。『ポケモン不思議ふしぎのダンジョン 救助きゅうじょ隊たいガンバルズ』ではヒトカゲとチコリータを率ひきいる救助きゅうじょ隊たいのリーダーとして登場とうじょう。声優せいゆうは小林こばやし沙すな苗なえ。

カメール

カメール No. 0008

分類ぶんるい: かめポケモン	タイプ: みず	高たかさ: 1.0m	重おもさ: 22.5kg
特性とくせい: げきりゅう	かくれ特性とくせい: あめうけざら	進化しんか前まえ: ゼニガメ	進化しんか後ご: カメックス

ゼニガメの進化しんか形がた。羽はねのような耳みみとふさふさとした毛けの生はえた尾おを持もち、これらは水中すいちゅうでのバランスを取とるために用もちいられる。進化しんか前まえのイメージを残のこしつつ、口くちには牙きばが生はえ、目めつきもやや鋭するどくなり、ゼニガメよりも精悍せいかんな顔立かおだちとなる。空色そらいろに茶ちゃ系けいの甲羅こうらと白しろい毛けが基本きほん色しょくである。ペットとして人気にんきが高たかく、特とくに長寿ちょうじゅの象徴しょうちょうとして高齢こうれい者しゃに人気にんきが高たかい。長寿ちょうじゅのものは甲羅こうらに苔こけが付ついている。毛けで覆おおわれた尻尾しっぽは長寿ちょうじゅのシンボルである。

テレビアニメ版ばんでは、カメックスが治おさめる小ちいさな島しまに、ゼニガメと共ともに群むれで生息せいそくしている。カメックス達たちが突然とつぜん眠ねむりについてしまい、助たすけを求もとめて港みなとまでやってきたところをサトシたちと遭遇そうぐうする。声優せいゆうはうえだゆうじ。ほか消防しょうぼう隊たいに所属しょぞくするカメールも登場とうじょうし、主人公しゅじんこうサトシのゼニガメと協力きょうりょくして火災かさい現場げんばに取とり残のこされた子供こどもを救助きゅうじょする。『ダイヤモンド&パール』ではハルカのゼニガメが進化しんかして登場とうじょう。声優せいゆうは小西こにし克幸かつゆき。

カメックス

カメックス No. 0009

分類ぶんるい: こうらポケモン	タイプ: みず	高たかさ: 1.6m	重おもさ: 85.5kg
特性とくせい: げきりゅう	かくれ特性とくせい: あめうけざら	進化しんか前まえ: カメール	進化しんか後ご: なし

カメールの進化しんか形がた。進化しんか前まえのゼニガメ、カメールとは体からだつきも大おおきく変かわり貫禄かんろくが増ましており、体からだの色いろも水色みずいろから青あおに変かわり、甲羅こうらの中なかから2 本ほんの巨大きょだいなロケット砲ほうが出でる。ロケット砲ほうから勢いきおいよく噴射ふんしゃされる水みずには分厚ぶあつい鉄板てっぱんを貫つらぬくほどの破壊はかい力りょくがあり、有効ゆうこう射程しゃてい50 メートル以上いじょうもの超ちょう射程しゃてい距離きょりを獲得かくとくしている。また水みずを噴射ふんしゃする際さいの反動はんどうを利用りようして後うしろ向むきに空そらを飛とぶこともできる。アニメによると「れいとうビーム」や「はかいこうせん」などもそこから発射はっしゃする。川かわの激はげしい水流すいりゅうに負まけないよう、体重たいじゅうを態わざと大おおきくしており、己おのれの重おもさを利用りようしたのしかかりで、相手あいてを気絶きぜつさせる。危機きき的てき状態じょうたいに遭遇そうぐうすると、甲羅こうらの中なかに隠かくれる。

『青あお』のパッケージに描えがかれている。『赤あか・緑みどり・青あお』ではプレイヤーがヒトカゲを選えらんだ場合ばあいに、ライバルの所持しょじするゼニガメがカメールを経へて進化しんかする形かたちで登場とうじょうする。

トレーナーでは「金きむ・銀ぎん・クリスタル・ハートゴールド・ソウルシルバー」でポケモントレーナーのレッド、「ソード・シールド」のおかみさんのミツバが使用しようする（エキスパンション・パス『鎧よろいの孤島ことう』にてプレイヤーがフシギダネを選えらんだ場合ばあい）。

『X・Y』では「メガカメックス」へとメガシンカを遂とげ、『ソード・シールド』ではキョダイマックスポケモンとして登場とうじょう。

メガカメックス

タイプ：みず、高たかさ：1.6 m、重おもさ：101.1 kg、特性とくせい：メガランチャー

両りょう肩かたのロケット砲ほうが巨大きょだいな1門もんの砲塔ほうとうと変かわり、両りょう腕うでに甲羅こうらと小型こがたロケット砲ほうが新あらたに発生はっせいする。背中せなかの主砲しゅほうは大型おおがた化かによって、有効ゆうこう射程しゃてい10 kmという超ちょう射程しゃてい距離きょりを獲得かくとくした。

持もち物ものに「カメックスナイト」を持もたせることでメガシンカが可能かのうとなる。メガシンカすると能力のうりょくのうち「HP」「すばやさ」を除のぞく総すべてが上昇じょうしょうする。特とくに「とくこう」が大おおきく上昇じょうしょうし、特性とくせいにより威力いりょくを増ましたあらゆるタイプの波動はどう技わざ（「りゅうのはどう」、「あくのはどう」、「はどうだん」など）によって、より多おおくのタイプの敵てきに効果こうか的てきなダメージを与あたえられるようになる。

アニメでは四天王してんのうのズミのカメックスがメガシンカする。アランのメガリザードンXとバトルし勝利しょうり。

『ポケットモンスターSPECIAL』13章しょうではブルーのカメックスがメガシンカしている。

キョダイマックスのすがた

『ソード・シールド 鎧よろいの孤島ことう』に登場とうじょう。背中せなかの甲羅こうらが大おおきくなり、甲羅こうらの表面ひょうめんに大量たいりょうのキャノン砲ほうが増加ぞうかされている。キャノン砲ほうから豪快ごうかいかつパワフルな水流すいりゅうを一気いっきに噴出ふんしゅつする。甲羅こうらの中心ちゅうしん部ぶにある、巨大きょだいな大砲たいほうから噴出ふんしゅつされる水みずは山やまですら大穴おおあなを開あけるほどのパワーを持もつ。大砲たいほうを取とり囲かこむ大量たいりょうのキャノン砲ほうは自在じざいに方向ほうこうを変かえることができ、攻撃こうげき範囲はんいは上空じょうくうにも及およぶ。同おなじくみずタイプ御三家ごさんけでキョダイマックス可能かのうなインテレオンが遠距離えんきょりの命中めいちゅう精度せいどに秀ひいでているのに対たいし、こちらは広範囲こうはんいの制圧せいあつ力りょくに秀ひいでている。クチート、バクガメス、メガジュカインなどと同様どうように常つねに背せを向むけたまま戦たたかう。キョダイマックスわざは「キョダイホウゲキ」。甲羅こうらの大砲たいほうとそれを囲かこむキャノン砲ほうから強力きょうりょくな水流すいりゅうを噴射ふんしゃ。みずタイプ以外いがいのポケモンにターンごとにダメージを与あたえる。

ポケモンスタジアムではロケット砲ほうは攻撃こうげき時じを除のぞき甲羅こうらに格納かくのうされていたが、ポケモンバトルレボリューションでは甲羅こうらから常つねに出だしている。特殊とくしゅ攻撃こうげき時じのモーションが複数ふくすうあり、「ハイドロポンプ」や「ハイドロカノン」などはロケット砲ほうから発射はっしゃされるが、「みずのはどう」「バブルこうせん」などは口くちから発射はっしゃする。

『ポッ拳けん POKKÉN TOURNAMENT』のバトルポケモンの1 匹ひき。Switch版ばんのダウンロードコンテンツで使用しよう可能かのうになる予定よてい。

『Pokémon UNITE』では操作そうさポケモンとして登場とうじょう。耐久たいきゅう力りょくの高たかさを活いかした持久じきゅう戦せんが得意とくい。「ハイドロポンプ」や「こうそくスピン」などを駆使くししてコンボに繋つなげることも可能かのう。ユナイトわざは「ハイドロタイフーン」。

アニメ版ばんではシゲルのポケモンとして登場とうじょうし、ジョウトリーグでサトシのリザードンとバトルした。声優せいゆうは石塚いしづか運はこぶ昇のぼり。劇場げきじょう版ばん『ミュウツーの逆襲ぎゃくしゅう』ではスイートのポケモンとして登場とうじょう。ニックネームはクスクス。コピーカメックスと対戦たいせんするも「ハイドロポンプ」を弾ひかれ「こうそくスピン」で敗北はいぼく。こちらの声優せいゆうは玄田げんだ哲章てっしょう。コピーカメックスは顔かおと甲羅こうらに模様もようがあり、ロケット砲ほうの形かたちもオリジナルと若干じゃっかん異ことなる。

『ニンテンドウオールスター!大だい乱闘らんとうスマッシュブラザーズ』『大だい乱闘らんとうスマッシュブラザーズDX』ではモンスターボールから登場とうじょう。前方ぜんぽうへ「ハイドロポンプ」を連射れんしゃして攻撃こうげきする。発射はっしゃする度たびに反作用はんさようで後うしろへ下さがる為ため、そのまま落おちて行いくこともある。

漫画まんが版ばん『ポケットモンスターSPECIAL』1章しょう、5章しょう、13章しょうではブルーのパートナー兼けん主力しゅりょくとして登場とうじょうする（ゼニガメが進化しんかした個体こたい）。性別せいべつは♂で、ニックネームは「カメちゃん」。

キャタピー

キャタピー No. 0010

分類ぶんるい: いもむしポケモン	タイプ: むし	高たかさ: 0.3m	重おもさ: 2.9kg
特性とくせい: りんぷん	かくれ特性とくせい: にげあし	進化しんか前まえ: なし	進化しんか後ご: トランセル

アゲハチョウの終おわり齢よわい幼虫ようちゅうのような姿すがたをしたポケモン。緑みどりの皮膚ひふと威嚇いかく用ようの眼め状じょう紋もんを持もつ。体からだ色しょくは葉はっぱの中なかに隠かくれる時ときの保護ほご色しょくとなり、眼め状じょう紋もんは「表情ひょうじょう」を変かえることができる。またアゲハチョウの幼虫ようちゅうの持もつ臭におい角かくが普段ふだん収納しゅうのうされているのに対たいし、キャタピーの触角しょっかくは常つねに体外たいがいに突つき出だしている。ポッポはこのポケモンを捕食ほしょくする。天敵てんてきのとりポケモンが来くると触角しょっかくから強烈きょうれつな臭においを出だす。2対ついの脚あしは先端せんたんが吸盤きゅうばんになっており、壁かべを登のぼることも可能かのう。寝ねるときにはよだれの代かわりに糸いとを出だす。

早はやく成長せいちょうしたいがためか、自身じしんの体からだよりも大おおきな葉はっぱを大量たいりょうに食たべてしまうほどの食欲しょくよく。脱皮だっぴすることによって成長せいちょうし、進化しんかする時ときは真上まうえに向むかって糸いとを噴射ふんしゃし、体からだに糸いとをかける。

テレビアニメ版ばんのカントー編へんではサトシのポケモンとして登場とうじょう。サトシがはじめて自力じりきでゲットした野生やせいのポケモンである。声優せいゆうは愛あい河かわ里さと花子はなこ。これ以外いがいにも別べつ個体こたいが何なん度どか登場とうじょうしている。

トランセル

トランセル No. 0011

分類ぶんるい: さなぎポケモン	タイプ: むし	高たかさ: 0.7m	重おもさ: 9.9kg
特性とくせい: だっぴ	かくれ特性とくせい: なし	進化しんか前まえ: キャタピー	進化しんか後ご: バタフリー

キャタピーの進化しんか形がた。アゲハチョウの蛹さなぎのような形状けいじょうのポケモン。眠ねむたげな大おおきな目めをしている。バタフリーへの進化しんかを待まっている状態じょうたいで、体からだは鉄てつ並なみの硬度こうどを持もつ殻からに包つつまれているが、中身なかみは柔やわらかいため強つよいショックには耐たえられない。殻からが硬かたくなる前まえに攻撃こうげきを受うけると中身なかみが出でてしまう。

『金きむ・銀ぎん・クリスタル』と『ハートゴールド・ソウルシルバー』ではヒワダタウンのジムリーダー・ツクシが使用しようしてくる。

テレビアニメ版ばんのカントー編へんでは主人公しゅじんこうサトシがゲットしたキャタピーが進化しんかして登場とうじょう。他たのポケモンとフォーマットが異ことなり、糸いとを巻まきつけて進化しんかした。サムライもトランセルを持もっており、サトシのトランセルと互たがいに「かたくなる」をし合あい、スピアーの群むれの襲撃しゅうげきで決着けっちゃくはつかなかった。再戦さいせんを約束やくそくした二人ふたりはカスミから「その時ときはトランセル対たいトランセルだけはやめてよね」と釘くぎを刺さされた。ヒワダジムリーダーのツクシも使用しよう。他ほかにも別べつ個体こたいが何なん度どか登場とうじょうしている。

バタフリー

バタフリー No. 012

分類ぶんるい: ちょうちょポケモン	タイプ: むし/ ひこう	高たかさ: 1.1m	重おもさ: 32.0kg
特性とくせい: ふくがん	かくれ特性とくせい: いろめがね	進化しんか前まえ: トランセル	進化しんか後ご: なし

トランセルの進化しんか形がた。モンシロチョウのような姿すがたをしている。翅が水みずを弾ひく鱗粉りんぷんで覆おおわれているため、雨あめの日ひでも飛とぶことができる。足あしが大おおきく、地上ちじょうに立たつ時ときは爪先つまさきを使つかう。進化しんかの際さいは実際じっさいのチョウと同様どうように背中せなかの割われ目めから脱皮だっぴするが、羽化うかにかかる時間じかんはモンシロチョウよりも遥はるかに短みじかく、進化しんか後ごすぐに飛とぶことができる。また、♀は下しも翅に紫むらさきの模様もようがあるが、♂にはこれが無ない。

『金きむ・銀ぎん』などでは虫むし取とり大会たいかいなど、野生やせいでも登場とうじょうする。進化しんかしてひこうタイプが追加ついかされ、世代せだいが進すすむ毎ごとに「むしのさざめき」「ぼうふう」などのまともな攻撃こうげき技わざを使つかえるようになった。

「ねむりごな」「しびれごな」「どくのこな」などの粉こな系けいの技わざを多おおく覚おぼえる。

『サン・ムーン』以降いこうでは、デンチュラと同様どうように特性とくせいの「ふくがん」と技わざの「どろぼう」を活いかして野性やせいのポケモンから貴重きちょうな道具どうぐを入手にゅうしゅすることもできる。

キョダイマックスのすがた

翅が大おおきくなり、付つけ根ね付近ふきんは半はん透明とうめいになっている。緑みどりに光ひかり輝かがやく翅から猛毒もうどくの鱗粉りんぷんをまき散ちらす。羽はばたくと10トントラックをも吹ふき飛とばす竜巻たつまきを起おこす。キョダイマックスわざは「キョダイコワク」。大量たいりょうの鱗粉りんぷんで相手あいて全体ぜんたいを包つつみ込こみ、「まひ」「ねむり」「どく」のうちいずれかの状態じょうたいにする。

アニメ版ばんのカントー編へんではサトシのポケモンとして登場とうじょう。前掲ぜんけいのトランセルが3話わでこの種たねに進化しんかする。「バイバイバタフリー」にてメス（体からだがピンク色ぴんくいろの個体こたい）と結むすばれ共ともに飛とび立たつためにサトシに見送みおくられながら涙なみだの別わかれをした。その後ご、『新しん無印むじるし』最終さいしゅう回かいEDにて再会さいかいしていることが判明はんめいした。声優せいゆうは愛あい河かわ里さと花子はなこ。また『アドバンスジェネレーション』ではシュウのポケモンとして登場とうじょう。シュウの長ながい付つき合あいだというサオリも持もっており、ラプラスと組くんでコンテストバトルを突破とっぱする。声優せいゆうは半場はんば友恵ともえ。ゴウもゲットしている。

ビードル

ビードル No. 0013

分類ぶんるい: けむしポケモン	タイプ: むし/ どく	高たかさ: 0.3m	重おもさ: 3.2kg
特性とくせい: りんぷん	かくれ特性とくせい: にげあし	進化しんか前まえ: なし	進化しんか後ご: コクーン

スズメバチの幼虫ようちゅうのような姿すがたをしたむしタイプのポケモン。主おもな生息せいそく地ちは森もりや草地くさち。頭あたまに5cmほどの鋭するどい毒どく針はりがあり、口くちが大おおきい。野生やせい個体こたいはハッパを食たべる。実際じっさいのハチの幼虫ようちゅうとはやや姿すがたが異ことなり、黄色きいろい球体きゅうたいを連結れんけつさせたような姿すがたをしている。

アニメでは野生やせいの個体こたいとして何なん度どか登場とうじょう。ムサシ達たちが作つくった脱出だっしゅつ用ようメカ（段だんボール製せい）を食たべ尽つくして使つかい物ものにならなくするシーンがある。ポケモンなりきり大会たいかいではヒカリのポッチャマがビードルの仮装かそうをしたが、調子ちょうしに乗のったポッチャマがビードルが覚おぼえない「バブルこうせん」を使つかったことで失格しっかくになってしまった。

コクーン

コクーン No. 0014

分類ぶんるい: さなぎポケモン	タイプ: むし/ どく	高たかさ: 0.6m	重おもさ: 10.0kg
特性とくせい: だっぴ	かくれ特性とくせい: なし	進化しんか前まえ: ビードル	進化しんか後ご: スピアー

ビードルの進化しんか形がた。同おなじさなぎポケモンのトランセルとは違ちがって目めつきが鋭するどい。コクーンの体からだはスピアーに進化しんかするための一時いちじ的てきな状態じょうたいであり、自力じりきではほとんど動うごけないが、危険きけんが迫せまると体からだを硬かたくするか毒どく針はりを出だして身みを守まもる。睨にらんで追おい返かえすこともあるらしい。進化しんかが近ちかづくと体からだが熱あつくなる。なおコクーン（cocoon）は英語えいごでは繭まゆを意味いみするが、このポケモンが繭まゆを作つくることはない。

『青あお』では手てのようなものがある。

トランセルと同様どうよう、ゲーム『金きむ・銀ぎん・クリスタル』と『ハートゴールド・ソウルシルバー』でジムリーダーのツクシが使つかう蛹さなぎポケモンのひとつである。

アニメ版ばんでは第だい4話わでサトシ達いたるを襲おそうスピアーの大群たいぐんの第だい2部隊ぶたいとして初はつ登場とうじょうする。サトシ達たちを侵入しんにゅう者しゃと認識にんしきし、「ジロッ」と言いいながらサトシ達たちを睨にらみ、後のちに背中せなかが割われ、その割われ目めからスピアーが羽化うかする。バタフリーと同様どうように、進化しんか時間じかんはかなり短みじかい。ラストでは木きにぶら下さげられたムサシ達たちを「ジロッ」と睨にらんでいた。声優せいゆうは石塚いしづか運はこぶ昇のぼり。木きにぶら下さがっている場面ばめんも多おおい。

スピアー

スピアー No. 0015

分類ぶんるい: どくばちポケモン	タイプ: むし/ どく	高たかさ: 1.0m	重おもさ: 29.5kg
特性とくせい: むしのしらせ	かくれ特性とくせい: スナイパー	進化しんか前まえ: コクーン	進化しんか後ご: なし

コクーンの進化しんか形がた。スズメバチあるいはアシナガバチのような姿すがたをしている。昆虫こんちゅうより脚あしが1対たい少すくない。尻しりだけでなく、腕うで（前ぜん脚あし）にも巨大きょだいな針はりを一いち対つい持もつが、一番いちばん毒性どくせいが強つよいのは尻しりの針はりである。

集団しゅうだんで現あらわれることもある。出現しゅつげんすると猛もうスピードで飛とび回まわり、尻しりの毒どく針はりで周辺しゅうへんの生物せいぶつを襲おそう。非常ひじょうに獰猛どうもうな性格せいかくでしつこく相手あいてを追おい回まわす。

『オメガルビー・アルファサファイア』では「メガスピアー」へとメガシンカを遂とげる。

メガスピアー

タイプ：むし/どく、高たかさ：1.4m、重おもさ：40.5kg、特性とくせい：てきおうりょく

両手りょうてと尻しりの毒どく針はりが大おおきく成長せいちょうした上うえに両足りょうあしまでもが毒どく針はりに変化へんかした。四肢ししの毒どく針はりは即効そっこう性せいで、尻しりの毒どく針はりは遅行ちこう性せいだという。背中せなかの羽はねは6枚まいになり、高速こうそくで相手あいてを襲撃しゅうげきする。腹部ふくぶには足あしの毒どく針はりが収おさまる窪くぼみがあり、尻しりの毒どく針はりを中心ちゅうしんに手足てあしの毒どく針はりを束たばねることで、合計ごうけい5本ほんの毒どく針はりを同時どうじに突つき刺さすこともできる。

メガシンカすることで、能力のうりょく面めんのうち「こうげき」と「すばやさ」が大おおきく上あがるかわりに「とくこう」などは下さがるため「ヘドロばくだん」などの特殊とくしゅ技わざは一層いっそう使つかいにくくなってしまっている。特性とくせいにより「ダブルニードル」「どくづき」などのタイプ一致いっち攻撃こうげき技わざが更さらに強化きょうかされるため、これによる突破とっぱ力りょくが大幅おおはばに上あがる。

蜂はちというモチーフとその性格せいかくなどからアニメ版ばん（特とくに無印むじるし、『アドバンスジェネレーション』）では悪役あくやくに近ちかい描写びょうしゃで描えがかれやすく、サトシ達いたるに集団しゅうだんで容赦ようしゃなく襲おそいかかる場面ばめんが多おおくみられる。「何者なにものかに巣すを荒あらされて激怒げきどする」「巣すから落おちてきたコクーンが進化しんかして襲おそいかかる」などのパターンが多おおい。声優せいゆうは愛あい河かわ里さと花子はなこ。

カントーリーグではカオルコの一いち番手ばんてとして登場とうじょう。サトシのフシギダネと互角ごかくに戦たたかうも「やどりぎのタネ」で体力たいりょくを奪うばわれ敗北はいぼく。

またサトシはジョウト地方ちほうのむしポケモン大会たいかいに参加さんかし、スピアーをゲットして優勝ゆうしょうしている。そのスピアーは直後ちょくごにナナコに譲渡ゆずりわたされた。声優せいゆうは坂口さかぐち候こう一いち。ゴウも持もっており、声優せいゆうは清水しみず理沙りさ。

漫画まんが『ポケットモンスターSPECIAL』では、ロケット団だんのボス・サカキのポケモンとして登場とうじょう。サカキが故郷こきょうであるトキワの森もりで捕獲ほかくしたポケモンであり、いつも手持てもちに入いれている。四天王してんのうのワタルのポケモンやデオキシスを追おい詰つめる程ほどの実力じつりょくがある。

『ニンテンドウオールスター! 大だい乱闘らんとうスマッシュブラザーズ』では、モンスターボールから登場とうじょう。画面がめん外がいへ出でて行いった後のち、無数むすうの仲間なかまを引ひき連つれて敵てきファイターに「とっしん」を仕掛しかける。

ポッポ

ポッポ No. 0016

分類ぶんるい: ことりポケモン	タイプ: ノーマル/ ひこう	高たかさ: 0.3m	重おもさ: 1.8kg
特性とくせい: するどいめ/ ちどりあし	かくれ特性とくせい: はとむね	進化しんか前まえ: なし	進化しんか後ご: ピジョン

様々さまざまな地方ちほうの森林しんりんや草原そうげんに広ひろく生息せいそくする、小型こがたの鳥とりポケモンの一種いっしゅ。カラーリングは茶色ちゃいろとクリーム色しょく。非ひ好戦こうせん的てきでおとなしい性格せいかく。敵てきに襲おそわれると羽はばたきで砂煙すなけむりを起おこし逃にげようとするらしいが、『ダイヤモンド・パール』の図鑑ずかんでは強烈きょうれつに反撃はんげきしてくるという記述きじゅつがある。同様どうようの手法しゅほうで草くさむらにいる虫むしを驚おどろかし、飛とび出だした所ところを捕食ほしょくしている。方向ほうこう感覚かんかくに優すぐれており、長距離ちょうきょりまで離はなれていても迷まよわずに自分じぶんの巣すに帰かえることができるという。時々ときどき、アーボやニューラにタマゴを捕食ほしょくされることがある。

最初さいしょのシリーズである『赤あか・緑みどり』などで最初さいしょの草くさむらに出でるポケモンとして知しられる。コラッタと同おなじく最初さいしょにモンスターボールで捕獲ほかくされることも多おおく、進化しんかさせてピジョン、そしてピジョットに育そだて、最後さいごまで持もつトレーナーも存在そんざいする。

非ひ好戦こうせん的てきな性格せいかくのためか、すばやさ以外いがいの能力のうりょくは低ひくめ。レベルアップで技わざを覚おぼえる速度そくどなどのバランスに優すぐれているほか、秘伝ひでん技わざ「そらをとぶ」を覚おぼえることができる。また、図鑑ずかんでの記述きじゅつに反はんし、「すなかけ」攻撃こうげきはしてくるものの逃にげようとしない。

かわいいと評判ひょうばんがあるため、ゲーム中ちゅうではミニスカートなどの女性じょせいトレーナーがよく持もっている。また『赤あか・緑みどり・青あお』ではライバル、『金きむ・銀ぎん・クリスタル』ではキキョウシティのジムリーダー・ハヤトも使用しようしている。

ポケモンだいすきクラブが発表はっぴょうしたデータによると、第だい一いち世代せだいのポケモンの中なかで最もっとも鳴なき声ごえが短みじかい。

アニメ版ばん第だい1話わではサトシがゲットしようとしたが失敗しっぱいする。アニメの世界せかいでは「空そらを飛とぶポケモンでは一番いちばん性格せいかくが優やさしく捕つかまえやすい。ポケモントレーナーとしての小手調こてしらべとして最適さいてき」とされている。『2019年ねん』でもゴウがゲットしようとして失敗しっぱいし、「かぜおこし」でゴウやヒバニー、さらにはサトシやピカチュウまで巻まき添ぞえにして吹ふき飛とばした。声優せいゆうは清水しみず理沙りさ。その後ご、別べつ個体こたいのポッポをゲットする。

ピジョン

ピジョン No. 0017

分類ぶんるい: とりポケモン	タイプ: ノーマル/ ひこう	高たかさ: 1.1m	重おもさ: 30.0kg
特性とくせい: するどいめ/ ちどりあし	かくれ特性とくせい: はとむね	進化しんか前まえ: ポッポ	進化しんか後ご: ピジョット

森林しんりんや草原そうげんに生息せいそくする中型ちゅうがたの鳥とりポケモン。ポッポの進化しんか形態けいたいであり、たてがみが長ながくなった。ポッポより好戦こうせん的てきである。ピジョン（pigeon）は英語えいごでは鳩ばとを意味いみする。

鳥とりポケモンらしく、広ひろい縄張なわばりとその中なかを飛とび回まわるだけのスタミナ、そして高たかい視力しりょくを持もつ。タマタマやコイキングをエサとしており、100キロ程度ていどの距離きょりならば掴つかんだまま飛行ひこうし巣すに連つれ去さる。その間あいだに獲物えものを落おとさないように足あしのツメが発達はったつしたようである。縄張なわばり意識いしきが強つよく、侵入しんにゅう者しゃには容赦ようしゃをしない。狩かりの方法ほうほうはオオスバメに類似るいじしており、その方法ほうほうは猛禽もうきん類るいのそれに近ちかいと言いえる。

ゲーム『金きむ・銀ぎん・クリスタル』と『ハートゴールド・ソウルシルバー』(初戦しょせん時じ)では、ジムリーダー・ハヤトの切きり札ふだとして登場とうじょうする。

スマートフォンアプリ『はねろ!コイキング』ではランダムで発生はっせいするイベントでコイキングを連つれ去さろうとする悪役あくやくとして登場とうじょうする。イベントで運うん悪わるくコイキングがピジョンに捕つかまると世代せだい交代こうたいとなる。

TVアニメ版ばんではサトシのポケモンとして登場とうじょう。現在げんざいはピジョットに進化しんかしている。声優せいゆうは林原はやしばらめぐみ。

『アドバンスジェネレーション』では技わざ教おしえじいさんのジンベイのポケモンとして登場とうじょう。サトシのオオスバメに「つばめがえし」の手本てほんを見みせた。

他ほかにもゴウがゲットしようとして二に度ど失敗しっぱいしたが、三さん度目どめで成功せいこうした。こちらの声優せいゆうは観世かんぜ智さとし顕あきら。

ピジョット

ピジョット No. 0018

分類ぶんるい: とりポケモン	タイプ: ノーマル/ ひこう	高たかさ: 1.5m	重おもさ: 39.5kg
特性とくせい: するどいめ/ ちどりあし	かくれ特性とくせい: はとむね	進化しんか前まえ: ピジョン	進化しんか後ご: なし

ピジョンの進化しんか形がた。たてがみがとても長ながくなり、翼つばさも大おおきくなった。長ながくて美うつくしいたてがみに心しんを奪うばわれ虜とりこになるトレーナーもいる。胸むねの筋肉きんにくが発達はったつしたため、軽かるく羽はばたいただけで大木たいぼくを薙なぎ倒たおすほどの強風きょうふうを起おこせる。翼つばさを大おおきく広ひろげて威嚇いかくする。最高さいこうマッハ2（時速じそく2448km/h）で空そらを飛とび、これは地球ちきゅうを16時じ間あいだで1周しゅうするカイリューと同おなじ速度そくどになる。視力しりょくはトップクラスで、水溜みずたまりで跳はねるコイキングを空そらから見みつける事ことができる。獲物えものを見みつけると、急降下きゅうこうかして鋭するどい爪つめで鷲わし掴つかむ。マッハ3以上いじょうのポケモンが登場とうじょうするまでは、設定せってい上じょう全ぜんポケモンの中なかで最速さいそくであった。

『赤あか・緑みどり・青あお』『ファイアレッド・リーフグリーン』ではライバルがポッポ時代じだいから1番手ばんてとして愛用あいようしているポケモンである（『ファイアレッド・リーフグリーン』では最終さいしゅう的てきにヘラクロスと入いれ替かえる）。『金きむ・銀ぎん・クリスタル』『ハートゴールド・ソウルシルバー』でも引ひき続つづき使用しようする。

2017年ねんのゲーム関連かんれんの書籍しょせきによると、ラッキーの鳴なき声ごえをテンポを上あげて再生さいせいするとピジョットの鳴なき声ごえになる(第だい5世代せだいまで)といい、少数しょうすうのデータにエフェクトを加くわえることで別べつの効果こうか音おんとして演出えんしゅつしていた一いち例れいとして紹介しょうかいされた。

『オメガルビー・アルファサファイア』では「メガピジョット」へとメガシンカを遂とげる。

メガピジョット

タイプ：ノーマル/ひこう、高たかさ：2.2m、重おもさ：50.5kg、特性とくせい：ノーガード

羽はねを中心ちゅうしんに全身ぜんしんの筋力きんりょくが大幅おおはばに強化きょうかされ、羽はねに渡わたる栄養えいようバランスの変化へんかによって一部いちぶの羽はね色しょくが変化へんかした。発達はったつした強靭きょうじんな羽はねから繰くり出だされる突風とっぷうは巨木きょぼくをへし折おるほどの威力いりょくを持もつ。伸のびたトサカは敏感びんかんなレーダーの役割やくわりを果はたし、飛行ひこう時じの安定あんてい性せいが増ました。能力のうりょく面めんでは「とくこう」が大幅おおはばに上昇じょうしょうし、「ぼうふう」や「ねっぷう」などが使つかいやすくなった。

無印むじるしのオレンジ諸島しょとう編へん序盤じょばんではサトシのピジョンが進化しんかを果はたし、ポッポの群むれを襲撃しゅうげきしたオニドリルを撃退げきたいした。サトシはオニドリルのゲットに失敗しっぱいし再さい襲撃しゅうげきする可能かのう性せいを考かんがえて群むれを守まもらせることにしたが、「めざせポケモンマスター」の最終さいしゅう回かいでサトシと再会さいかいし群むれを守まもる必要ひつようもなくなり手持てもちに戻もどった。『ミュウツーの逆襲ぎゃくしゅう』ではソラオのポケモンとして登場とうじょう。ソラオを乗のせてミュウツーの城しろまで飛とび、コピーとバトルする。ジョウト編へんではキキョウジムリーダー・ハヤトの主力しゅりょくポケモンとして登場とうじょう。サトシのリザードンと空中くうちゅう戦せんを繰くり広ひろげる。声優せいゆうは小西こにし克幸かつゆき。

コラッタ

コラッタ No. 0019

分類ぶんるい: ねずみポケモン	タイプ: ノーマル	高たかさ: 0.3m	重おもさ: 3.5kg
特性とくせい: こんじょう/ にげあし	かくれ特性とくせい: はりきり	進化しんか前まえ: なし	進化しんか後ご: ラッタ

小ちいさなネズミの姿すがたをしたポケモン。すさまじい生命せいめい力りょくと繁殖はんしょく力りょくを誇ほこり、一いち匹ひき見みかけたら付近ふきんに40匹ひきはいると言いわれるほど。雑食ざっしょくであり、草原そうげん、森もり、洞窟どうくつ、市街地しがいち、廃墟はいきょ、古来こらいより現存げんそんする木造もくぞう建築けんちく物ものなど、食料しょくりょうさえあればどこにでも住すめる。警戒けいかい心しんが強つよい。

強力きょうりょくな武器ぶきである前歯まえばは絶たえることなく伸のび続つづけるため、石いしをかじって削けずっている。前歯まえばが伸のびる速はやさを、同おなじく前歯まえばが特徴とくちょう的てきなポケモンであるビッパと比くらべたところ、結果けっかはほぼ同おなじ。

ポッポと同おなじく序盤じょばんの草くさむらに出現しゅつげんするため最初さいしょに捕つかまえられることが多おおい。『ピカチュウ』以降いこうでは廃墟はいきょにも、『金きむ・銀ぎん』以降いこうでは洞窟どうくつにも生息せいそくし、『ブラック2・ホワイト2』ではヒウン下水道げすいどうに生息せいそくする。

TVアニメ版ばんでは第だい1話わで初はつ登場とうじょう。サトシがよそ見みをしている隙すきにリュックの中身なかみをあさるシーンがあった。ゲーム本編ほんぺんと同様どうよう、カントー地方ちほうでは非常ひじょうにありふれたポケモンとされているのか、それ以降いこうも他たのトレーナーのポケモンとして何なん度どか登場とうじょうしている。

アローラのすがた

タイプ：あく・ノーマル、高たかさ：0.3m、重おもさ：3.8kg、特性とくせい：くいしんぼう／はりきり。

アローラ地方ちほうでのコラッタの姿すがた。体からだ色しょくは黒色こくしょくで通常つうじょうのコラッタと異ことなり、都市とし部ぶを中心ちゅうしんに生息せいそくし、夜行やこう性せいである。数かず十じゅう匹ひきの群むれで暮くらしている。鮮度せんどが良よいものや美味おいしい食事しょくじの香かおりを嗅かぎ分わける能力のうりょくに優すぐれており、意外いがいにグルメである。鮮度せんどが悪わるいものには見向みむきもしない。

アローラ地方ちほうで他た地方ちほうのコラッタが大量たいりょう発生はっせいした際さいに、その対策たいさくとしヤングースが連つれてこられた。そのため、ヤングースから逃にげて生活せいかつ圏けんや活動かつどう時間じかんを変かえたため、その環境かんきょうに適応てきおう・変化へんかしていった。

ラッタ

ラッタ No. 0020

分類ぶんるい: ねずみポケモン	タイプ: ノーマル	高たかさ: 0.7m	重おもさ: 18.5kg
特性とくせい: こんじょう/ にげあし	かくれ特性とくせい: はりきり	進化しんか前まえ: コラッタ	進化しんか後ご: なし

コラッタから進化しんかしたポケモンであり、ネズミのような姿すがたをしている。体からだ色しょくはコラッタの薄紫うすむらさき色しょくから茶色ちゃいろへと変化へんかしている。鼻はなから腹部ふくぶにかけては薄うすい茶色ちゃいろ。全身ぜんしんの毛もうはやや毛羽立けばだっている。コラッタの尾おの先さきはやや太ふとく丸まるまっていたが、こちらは先さきに行いくに従したがって細ほそくなっている。

前歯まえばが上下じょうげとも大おおきく突つき出だしているのが特徴とくちょう。前歯まえばは一生いっしょう伸のび続つづけるため、物ものを齧かじることで削けずっている。その威力いりょくはコンクリート製せいのビルすら倒壊とうかいさせるほどだと言いわれる。髭ひげはバランスをとる役割やくわりを果はたしており、髭ひげが切きられると動作どうさが鈍なまる。後うしろ足あしの3本ほんの指ゆびの間あいだには水みずかきを持もち、川かわを泳およぎ獲物えものを捕とらえる際さいに使用しようされる。雌めすの髭ひげは雄ゆうのものよりやや短みじかい。

「いかりのまえば」や「ひっさつまえば」など前歯まえばを生いかした噛かみ付つき攻撃こうげきが得意とくいで、タマゴ技わざとして「かえんぐるま」も習得しゅうとく可能かのう。

野生やせいのラッタは『ファイアレッド・リーフグリーン』では「オレンのみ」もしくは「オボンのみ」、『ダイヤモンド・パール』では「ホズのみ」を持もっていることがある。

『赤あか・緑みどり』ではライバルの手持てもちポケモンとしても出現しゅつげんするが、ポケモンタワーでの対戦たいせんを境さかいに一切いっさいライバルの手持てもちとして登場とうじょうしなくなるのでユーザーからは「ライバルのラッタが死しんだのでは?」と疑うたがわれるようになり、これは半なかば都市とし伝説でんせつとなっている。これについて後年こうねん公式こうしきに「ライバルは大事だいじにしていたポケモンにタワーまで会あいに来きていたのかも知しれない。そのときロケット団だんとフジ老人ろうじんのもめごとが起おきていたはずだけど、上うえの階かいで起おこっているコトに気きづかないぐらい感傷かんしょう的てきになっていたのかもしれない」と示唆しさされている。

TVアニメでは第だい15話わで豪華ごうか客船きゃくせんサントアンヌ号ごうに乗船じょうせんしていたジェントルマンが使用しようした。サトシと対戦たいせん後ご、サトシの使用しようしたバタフリーと交換こうかんされるが、軽かるい気持きもちだけで交換こうかんしたことを後悔こうかいしたサトシの頼たのみで交換こうかんし直なおした。

ロケット団だんの一人ひとり、ヤマトのポケモンとしても登場とうじょうしている。この回かいではヤマト・コサブロウの名乗なのり口上こうじょうの最後さいごに登場とうじょうし、「らっちゅーの」と言いって締じめていた。ヤマトがロケット団だんを脱退だったいした後のちも相棒あいぼうとしてそばにいる。

アローラのすがた

タイプ：あく/ノーマル、高たかさ：0.7m、重おもさ：25.5kg、特性とくせい：くいしんぼう/はりきり。

アローラ地方ちほうでのラッタの姿すがた。体からだ色しょくは黒色こくしょくで通常つうじょうのラッタと異ことなり、都市とし部ぶを中心ちゅうしんに生息せいそくしているため、これまでに発見はっけんされていたラッタよりも高こうカロリーの食事しょくじをしており、太ふとったタフな体からだをしている。巣す穴あなに大量たいりょうのエサを貯蔵ちょぞうし続つづけ、大抵たいていは群むれのコラッタにエサを集あつめさせ、自身じしんは巣す穴あなで食たべているだけである。鮮度せんどのいい果実かじつや、高級こうきゅう食材しょくざいのみを判別はんべつして食たべる。この能力のうりょくを利用りようし、とある高級こうきゅうレストランでは、食材しょくざいの仕入しいれにラッタを連つれて行いったり、新作しんさくの味見あじみをさせているという噂うわさもある。

あくタイプが追加ついかされたことで、「かみつく」や「かみくだく」が有利ゆうりに使つかえるようになり、ゴーストタイプに強つよくなったが、逆ぎゃくにかくとう技わざが4倍ばいのダメージとなり、さらにむしタイプやフェアリータイプに弱よわくなった。

『ポケットモンスター ムーン』における、メレメレじまの試練しれんの舞台ぶたい、茂しげみの洞窟どうくつのぬしポケモン。アニメではぬしポケモンとして、通常つうじょうの個体こたいより遥はるかに巨大きょだいな個体こたいが登場とうじょう。巨体きょたいに似合にあわぬスピードととてつもないパワーでロケット団だんやスカル団だんを圧倒あっとうさせるも、ムサシのミミッキュの猛攻もうこうに敗やぶれた。

オニスズメ

オニスズメ No. 0021

分類ぶんるい: ことりポケモン	タイプ: ノーマル/ ひこう	高たかさ: 0.3m	重おもさ: 2.0kg
特性とくせい: するどいめ	かくれ特性とくせい: スナイパー	進化しんか前まえ: なし	進化しんか後ご: オニドリル

「ことりポケモン」の分類ぶんるいの通とおり、小ちいさな鳥とりの姿すがたをしたポケモン。同おなじく「ことりポケモン」であるポッポやネイティと違ちがって性格せいかくが荒々あらあらしい。自分じぶんの住すみかを守まもるために短みじかい翼つばさを忙いそがしく羽はばたかせて飛とび回まわる。相手あいてが最後さいごに使つかった技わざを即興そっきょうで真似まねて繰くり出だす「オウムがえし」を使つかい始はじめると手強てごわい。時々ときどき、アーボやニューラにタマゴを捕食ほしょくされることがある。また、ソーナノやミニリュウにタマゴを奪うばわれることがある。しかしアメタマとウリムーは優やさしく接せっする。

『赤あか・緑みどり』、『ファイアレッド・リーフグリーン』では序盤じょばんから様々さまざまな場所ばしょに出でてくるポケモンである。

アニメ版ばんでは第だい一いち話わに初はつ登場とうじょう。サトシに石いしをぶつけられて怒いかり、集団しゅうだんでサトシたちを襲おそうが、ピカチュウに撃退げきたいされた。その後ごこのオニスズメはオニドリルに進化しんかして、森もりのポッポの群むれを襲撃しゅうげきしていることがオレンジ諸島しょとう編へんの序盤じょばんで明あきらかにされた。気性きしょうの荒あらい性格せいかくから悪役あくやくとして登場とうじょうすることも多おおい。

オニドリル

オニドリル No. 0022

分類ぶんるい: くちばしポケモン	タイプ: ノーマル/ ひこう	高たかさ: 1.2m	重おもさ: 38.0kg
特性とくせい: するどいめ	かくれ特性とくせい: スナイパー	進化しんか前まえ: オニスズメ	進化しんか後ご: なし

オニスズメから進化しんかしたポケモン。くちばしや首くびが長ながく伸のびており、頭あたまに赤あかいトサカが生はえた。持久じきゅう力りょくに優すぐれ、一いち日にち中ちゅう飛行ひこうし続つづけても平気へいき。基本きほん的てきに肉食にくしょくで、地中ちちゅうや水中すいちゅうの小ちいさな生物せいぶつを長ながいくちばしでつまみ出だして食たべる。警戒けいかい心しんが強つよい。

『赤あか・緑みどり』ではとりつかいがピジョンと同等どうとう程度ていどの頻度ひんどで使用しようしてくる。

アニメ版ばんでは初期しょきオープニングでピジョットとの空中くうちゅう戦せんシーンがあり、オレンジ諸島しょとう編へん序盤じょばんでもサトシのピジョットと戦たたかうシーンが描えがかれている。他ほかにも悪役あくやくが使用しようするポケモンとして何なん度どか登場とうじょう。

アーボ

アーボ No. 0023

分類ぶんるい: へびポケモン	タイプ: どく	高たかさ: 2.0m	重おもさ: 6.9kg
特性とくせい: いかく/ だっぴ	かくれ特性とくせい: きんちょうかん	進化しんか前まえ: なし	進化しんか後ご: アーボック

ヘビのような姿すがたをしたポケモン。とても大おおきい物ものを飲のみ込こむ時ときは、あごを外はずして丸まる飲のみするが重おもくて動うごけなくなる。餌えさはポッポやオニスズメのタマゴ。生うまれたてのアーボには毒どくがなく、噛かまれても痛いたいだけで済すむが、ある程度ていど成長せいちょうすると毒どくを分泌ぶんぴつする器官きかんが発達はったつする。舌したを軽かるく出だすことで周囲しゅういの危険きけんを感かんじ取とる。草くさむらだけでなく、墓地ぼちなどにも生息せいそくしている。名前なまえの由来ゆらいは蛇へびの種類しゅるいを表あらわす「ボア」の逆さかさ読よみである。英語えいご名めいは"エカンズ"だが、文字もじを逆ぎゃくから読よむと蛇へびを表あらわす"Snake"になる。

アニメ版ばんではロケット団だんのムサシの手持てもちポケモンとして登場とうじょうした。AGではポケモンハンター･リョウに捕つかまった群むれとして登場とうじょう、ムサシと別わかれたアーボックに守まもられながら森もりの奥おくへ逃にげた。

アーボック

アーボック No. 0024

分類ぶんるい: コブラポケモン	タイプ: どく	高たかさ: 3.5m	重おもさ: 65.0kg
特性とくせい: いかく/ だっぴ	かくれ特性とくせい: きんちょうかん	進化しんか前まえ: アーボ	進化しんか後ご: なし

アーボの進化しんか形がたでコブラのような姿すがたをしている。腹部ふくぶには恐おそろしげな顔かおのような模様もようがあり、これで相手あいてを威嚇いかくする。弱よわい敵てきはこの模様もようを見みただけで立たち竦すくみ、動うごけない隙すきに捕食ほしょくされる。模様もようは生息せいそくする地域ちいきにより微妙びみょうに異ことなる。執念深しゅうねんぶかい性質せいしつを持もち、一度いちど狙ねらいを定さだめた獲物えものは逃にがさない。胴体どうたいで獲物えものに巻まき付ついて締しめ付つける。胴体どうたいにはドラム缶どらむかんをもぺしゃんこに潰つぶすほどの威力いりょくがあり、巻まき付つかれた獲物えものは逃にげられない。地面じめんに響ひびく振動しんどうで獲物えものの居場所いばしょを察知さっちすることもできる。名前なまえの由来ゆらいは"cobra"（コブラ）を逆ぎゃくから読よんだもので、英語えいご名称めいしょうの綴つづりは"Arbok"である。

『ファイアレッド・リーフグリーン』と『ルビー・サファイア・エメラルド』では腹はらの模様もようが異ことなる。『赤あか・緑みどり・青あお・ピカチュウ』および『ファイアレッド・リーフグリーン』では、ポケモンリーグ四天王してんのうであるキクコが使用しようする。

漫画まんが『ポケットモンスターSPECIAL』ではジョウト四天王してんのうであるキョウ（第だい1章しょうではセキチクシティジムリーダーであり、ロケット団だんにも所属しょぞく）のポケモンとして登場とうじょう。頭あたまさえ残のこっていれば、体からだを切断せつだんされてもすぐに復元ふくげんできるという再生さいせい能力のうりょくを持もっている。

アニメ版ばんではロケット団だんのムサシのアーボが進化しんかして登場とうじょう。AG編へんまで長ながらくムサシの手持てもちにいたが、ポケモンハンターのリョウの手てからアーボの群むれを守まもるためにムサシと涙なみだの別わかれをした。

ピカチュウ

詳細しょうさいは「ピカチュウ」を参照さんしょう

ピカチュウ No. 0025

分類ぶんるい: ねずみポケモン	タイプ: でんき	高たかさ: 0.4m	重おもさ: 6.0kg
特性とくせい: せいでんき	かくれ特性とくせい: ひらいしん	進化しんか前まえ: ピチュー	進化しんか後ご: ライチュウ

「ねずみポケモン」の分類ぶんるいの通とおり、齧かじ歯は類るいをモチーフとしたポケモン。肌はだは黄色おうしょく・背せに茶色ちゃいろの縞しま模様もようがあり、耳みみの先端せんたんが黒くろい。また、尻尾しっぽは稲妻いなづまのようなギザギザの形かたちをしており、付つけ根ねは茶色ちゃいろくなっている。メスは尻尾しっぽの先端せんたんが二股ふたまたに分わかれ、ハート型がたになっている。戦たたかう時ときは体当たいあたりをしたり、尻尾しっぽを叩たたきつけたりする他ほか、この「でんきぶくろ」で作つくられた電気でんきを放出ほうしゅつして相手あいてにぶつける「10まんボルト」や「かみなり」で相手あいてを攻撃こうげきする。専用せんようZワザは「ひっさつのピカチュート」と「1000まんボルト」。後者こうしゃは「サトピカZ」を持もったサトシのピカチュウだけのZワザとなっている。そのため、唯一ゆいいつ専用せんようZワザを2つ持もっているポケモンである。1000まんボルトはひっさつのピカチュートよりも威力いりょくは劣おとるが、急所きゅうしょに当あたりやすい。また、元もとになる技わざが「ボルテッカー」ではなく「10まんボルト」になっているところも違ちがう。

第だい2作さく『ポケットモンスター 金きん・銀ぎん』より、進化しんか前まえの形態けいたいとしてピチューが登場とうじょうした。

アニメ『ポケットモンスター』では主人公しゅじんこうサトシの第だい一いちのパートナーであり、物語ものがたりの中心ちゅうしん的てきな存在そんざいとなったことからシリーズを象徴しょうちょうする人気にんきキャラクターとなった。『ピカチュウげんきでちゅう』や『ポケモンチャンネル 〜ピカチュウといっしょ!〜』、『ポケパークWii 〜ピカチュウの大だい冒険ぼうけん〜』などピカチュウを主人公しゅじんこうとするゲームをはじめ多数たすうのキャラクター商品しょうひんが作つくられており、漫画まんがなどほかの翻案ほんあんでもしばしば重要じゅうような役割やくわりを担になわされている。また「ピカチュウ・ザ・ムービー」として、劇場げきじょう版ばん『ポケットモンスター』のシリーズの総称そうしょうにも用もちいられている。

『大だい乱闘らんとうスマッシュブラザーズシリーズ』ではマリオやリンクなどと共ともにシリーズ全作ぜんさくで初期しょきキャラクターとして登場とうじょう（声優せいゆうはテレビアニメ版ばんと同おなじく大谷おおや育江いくえ）。

『ポケモン不思議ふしぎのダンジョン 救助きゅうじょ隊たいガンバルズ』ではピチューの兄あにとして登場とうじょう。声優せいゆうは半場はんば友恵ともえ。

『ポッ拳けん POKKÉN TOURNAMENT』のバトルポケモンの内うち、「マスクドピカチュウ」を含ふくめると2匹ひき分ぶん参戦さんせんしている。

ライチュウ

ライチュウ No. 0026

分類ぶんるい: ねずみポケモン	タイプ: でんき	高たかさ: 0.8m	重おもさ: 30.0kg
特性とくせい: せいでんき	かくれ特性とくせい: ひらいしん	進化しんか前まえ: ピカチュウ	進化しんか後ご: なし

ピカチュウから進化しんかしたポケモンであり、ピカチュウと同おなじくネズミがモチーフとなっている。全体ぜんたい的てきに体格たいかくが良よくなりピカチュウと比くらべると身長しんちょうは2倍ばい、体重たいじゅうは5倍ばいになり、特とくに足あしと尾おが発達はったつした。体毛たいもうはオレンジ色しょくに、電気でんき袋ぶくろは黄色おうしょくに変かわっている。メスは尻尾しっぽの先端せんたんが少すこし短みじかく欠かけたような形かたちになっている。

長ながく伸のびた尾おはアースの役割やくわりを果はたし、これによりライチュウ自身じしんが感電かんでんすることはない。また、帯電たいでんした時ときは尾おを地面じめんに付つけた状態じょうたいで放電ほうでんし、この状態じょうたいになると筋肉きんにくが膨ふくれ上あがり、攻撃こうげき的てきになる。そのため、ライチュウの巣すの付近ふきんには地面じめんが焦こげている部分ぶぶんがあるという。

ピカチュウに「かみなりのいし」を使つかって進化しんかさせることで得えることができるほか、『赤あか・緑みどり・青あお』では無人むじん発電はつでん所しょやハナダの洞窟どうくつなどに生息せいそくしているものもいる。ピカチュウ譲ゆずりの電気でんき攻撃こうげきに加くわえ、発達はったつした体からだを使つかっての打撃だげき攻撃こうげきも得意とくいとする。エレキブルやレントラーに次ついで電気でんきタイプの中なかでトップクラスの攻撃こうげき力りょくを持もっている。

また、初代しょだいの図鑑ずかんでは「電撃でんげきはインドゾウでも気絶きぜつする」と表記ひょうきされていた。

トレーナーでは『赤あか・緑みどり・青あお・ピカチュウ』『ファイアレッド・リーフグリーン』『金きむ・銀ぎん・クリスタル』『ハートゴールド・ソウルシルバー』ではクチバシティジムリーダーのマチス、「ダイヤモンド・パール・プラチナ』ではナギサシティジムリーダーのデンジ、『X・Y』では友人ゆうじんのトロバが使用しようする。『スカーレット・バイオレット』ではアカデミー教師きょうしのセイジがオスの姿すがたをエースポケモンとして使用しようし、でんきタイプにテラスタルさせる。

1997年ねん・1998年ねんの公式こうしき大会たいかいの全国ぜんこくトーナメントで登場とうじょうしなかったポケモンのみ参加さんかできる1999年ねんの全国ぜんこく大会たいかいでは優勝ゆうしょう者しゃの手持てもちポケモンになるという実績じっせきを残のこしている。

『クリスタル』以前いぜんの各かくバージョンでは、ポケモンスタジアムの景品けいひんである「なみのりピカチュウ」を進化しんかさせることにより、「なみのりライチュウ」を手てに入いれることができ、苦手にがてな地面じめんタイプにも対抗たいこうできる。また、「なみのり」を使用しようする時ときはサーフボードではなく自分じぶんの尻尾しっぽに乗のる。

アニメではジムリーダー・マチスのポケモンとして登場とうじょう。強力きょうりょくなパワーや電気でんき技わざで挑戦ちょうせん者しゃを次々つぎつぎに倒たおしてきた。一いち度どはピカチュウを負まかしたもののゲットしてすぐ進化しんかさせてしまったゆえにスピード技わざを覚おぼえていないことが仇かたきとなり再戦さいせんにおいてはピカチュウのスピード技わざに翻弄ほんろうされ敗やぶれる。性別せいべつはオス。声優せいゆうは高乃たかの麗うらら。ゴウもゲットしたピカチュウがライチュウに進化しんかしている。性別せいべつはメス。こちらの声優せいゆうは真堂しんどう圭けい（進化しんか前まえのピカチュウも担当たんとう）。これ以外いがいにもサトシのピカチュウに匹敵ひってきするほどのつわものとして何なん度どか登場とうじょうしている。

リージョンフォーム

タイプ：でんき・エスパー、高たかさ：0.7m、重おもさ：21.0kg、特性とくせい：サーフテール

アローラ地方ちほうでのライチュウの姿すがた。体からだ色しょくは茶色ちゃいろで眼めは青あおくなり、手てや足あしの先さきは白しろくなっている。また鋭角えいかくだった耳みみや尻尾しっぽの先さきが丸まるみを帯おびている。

念力ねんりきで電気でんきを操あやつることができ、尻尾しっぽの先さきをサーフボードに見立みたてたサーファーのようなスタイルで常時じょうじ浮遊ふゆうしている他ほか、「サイコキネシス」等とうのエスパーわざを使用しようできる。専用せんようZワザは「アロライZ」を持もたせて使つかう「ライトニングサーフライド」。アロライという別名べつめいはこのアロライZが由来ゆらい。

このような変貌へんぼうを遂とげた理由りゆうについては研究けんきゅう者しゃにもよく分わかっていないが、その要因よういんのひとつは餌えさにあるとされ、アローラ地方ちほうの人々ひとびとによれば「丸まるくてふわふわなパンケーキを食たべたからでは」と言いわれており、アロライを筆頭ひっとうとするリージョンフォームの謎なぞのひとつである。

トレーナーではライバルのハウやエーテル財団ざいだんのザオボーが使用しようする。

『大だい乱闘らんとうスマッシュブラザーズ SPECIAL』では、モンスターボールから出現しゅつげんするサポートキャラクターとして登場とうじょう。尻尾しっぽに乗のって敵てきファイターに突撃とつげきを仕掛しかける。

サンド

サンド No. 0027

分類ぶんるい: ねずみポケモン	タイプ: じめん	高たかさ: 0.6m	重おもさ: 12.0kg
特性とくせい: すながくれ	かくれ特性とくせい: すなかき	進化しんか前まえ: なし	進化しんか後ご: サンドパン

分類ぶんるいは「ねずみポケモン」だが、外見がいけんはアルマジロに近ちかい。砂漠さばく地帯ちたいに生息せいそくし、砂すなに潜もぐって眠ねむる。背中せなかの模様もようがレンガのように見みえる。冷ひえる朝あさ、目めを覚さますと皮膚ひふの表面ひょうめんに水滴すいてきが付つく。丸まるくなった状態じょうたいで高所こうしょから落おちても、ボールのようにバウンドし、怪我けが一ひとつしない。レベル22でサンドパンに進化しんかする。

英語えいごでは"Sandshrew"といい、"shrew"はトガリネズミの事ことである。ドイツ語ごでも同おなじく砂すなを意味いみする"Sand"の入はいった"Sandan"、フランス語ふらんすごではやはり砂すなを意味いみする"Sable"に指ゆび小しょう辞じ"-ette"がついた"Sablette"。

2018年ねん12月6日にちより、サンドとアローラのサンドは、「とっとりふるさと大使たいし」に任命にんめいされた。また、同日どうじつから翌年よくねんの1月がつ14日にちまで大使たいし就任しゅうにんを記念きねんした「サイドおいでフェスin鳥取とっとり」が催もよおされた。2020年ねんには、3月がつ10日とおかの「サンドの日ひ」にあわせて『サンドのポケふたの発表はっぴょう会かい』を予定よていしていたが、新型しんがたコロナウイルスの流行りゅうこうによりWebでの発表はっぴょうを余儀よぎなくされた。ポケふたの設置せっち状じょう況きょうは、2020年ねんの春季しゅんきには鳥取とっとり県内けんないに14ヵ所かしょに設置せっちされ、秋季しゅうきには新あらたに5ヵ所かしょの設置せっちが発表はっぴょうされ県内けんないの全ぜん19市町村しちょうそんに設置せっちされた。

アニメ版ばんでは、第だい1話わから登場とうじょうする。第だい8話わでは非公式ひこうしきのジムリーダー・アキラ（声こえ：檜山ひやま修之のぶゆき）のポケモンとして登場とうじょう。養成ようせいギプスを着つけて丸まるまってしまったピカチュウと、それを真似まねして丸まるくなったサンドをロケット団だんが見みて、間違まちがえてサンドをさらってしまうシーンが描えがかれた。アキラと100連勝れんしょうを達成たっせいした後のちはアキラと共ともに旅たびに出でた。カメオ出番でばんも多おおい。

第だい8シリーズではアンのポケモンとして登場とうじょう。

アローラのすがた

タイプ：こおり・はがね、高たかさ：0.7m、重おもさ：40.0kg、特性とくせい：ゆきがくれ

アローラ地方ちほうでのサンドの姿すがた。雪山ゆきやまの過酷かこくな環境かんきょうに適応てきおうし、体からだが変化へんかした。堅かたい鋼はがねのような皮膚ひふの上うえに、氷こおりの外そと殻からをまとっている。防御ぼうぎょに優すぐれる一方いっぽう柔軟じゅうなん性せいには欠かけ、これまでに発見はっけんされていたサンドのように体からだを丸まるめることはできず、せいぜい手足てあしや頭あたまを引ひっ込こませられる程度ていどが限界げんかい。その時ときの姿すがたはかまくらに似にた形状けいじょうをしている。体重たいじゅうが重おもくなり、これまでに発見はっけんされていたサンドよりも動うごきは遅おそくなったが、手足てあしの爪つめで氷上ひかみを滑すべらず移動いどうできる。すばやく移動いどうするときは、腹はらを使つかってカーリングのストーンのように滑すべる。アニメでは通常つうじょうの個体こたいと大型おおがたの個体こたいが登場とうじょうした。このサンドはゲーム版ばんでは存在そんざいしない、ぬしポケモンのサンドである。声こえはうえだゆうじ。

サンドパン

サンドパン No. 0028

分類ぶんるい: ねずみポケモン	タイプ: じめん	高たかさ: 1.0m	重おもさ: 29.5kg
特性とくせい: すながくれ	かくれ特性とくせい: すなかき	進化しんか前まえ: サンド	進化しんか後ご: なし

サンドの進化しんか形がた。ねずみポケモンに分類ぶんるいされるが、その姿すがたはハリネズミやヤマアラシ、センザンコウなどの特徴とくちょうを足たしたようなもの。頭あたまから背中せなか、腰部ようぶにかけて無数むすうの針はりに覆おおわれ、体からだを丸まるめるとイガグリ状じょうになる。このため他たのポケモンから襲おそわれることは少すくない。発達はったつした鋭するどい爪つめと背中せなかの針はりで攻撃こうげきするが、爪つめと針はりは割わりと折おれやすい。この折おれた爪つめや針はりを農具のうぐなどに再さい利用りようされることがある。

英語えいごではこのポケモンの名なは「砂すな斬ぎり」を意味いみする"Sandslash"である。ドイツ語ごでも砂すなを意味いみする"Sand"の入はいった"Sandamer"、フランス語ふらんすごでも同おなじく砂すなという意味いみの"sable"とアナグマを意味いみする"blaireau"のかばん語ごである"Sablaireau"であり、多おおくの言語げんごで「砂すな」（Sand）に関連かんれんした名前なまえとなっている。

トレーナーでは、「ブラック2・ホワイト2」でジムリーダーのヤーコンが「1」のガマガルに代かわって使用しようする。

アニメ版ばんでは、ポケモンレースに出場しゅつじょうする個体こたいや、巨大きょだいなイワークの体からだの隙間すきまに挟はさまって四天王してんのうのシバに救出きゅうしゅつされた個体こたいもいる。金銀きんぎん編へんではヒノアラシをゲットしようとする不良ふりょうトレーナーのユウジのポケモンとしても登場とうじょう。ヒノアラシがサトシにゲットされた後のちも横取よこどりしようとヒノアラシに勝負しょうぶを挑いどむが、爪つめが木きに刺ささり身動みうごきが取とれない状態じょうたいのまま、ヒノアラシの落下らっか式しき「たいあたり」を喰くらい負まける（それでもユウジは懲こりずにヒノアラシを奪うばおうとして「かえんほうしゃ」を直接ちょくせつ喰くらい逃にげ去さった）。『ミュウツーの逆襲ぎゃくしゅう』ではソラオのポケモンとして登場とうじょう。動うごきが鈍にぶいため、ミュウツーにすぐ捕つかまり、その後ごコピーと対戦たいせんする。

アローラのすがた

タイプ：こおり・はがね、高たかさ：1.2m、重おもさ：55.0kg、特性とくせい：ゆきがくれ

アローラ地方ちほうでのサンドパンの姿すがた。原種げんしゅとは異ことなり「こおりのいし」を使つかって進化しんかする。背中せなかの針はりが氷こおりに覆おおわれ、鋭するどく巨大きょだいに発達はったつした。強敵きょうてきから身みを守まもるときには、雪ゆきの中なかに隠かくれ、針はりだけを外そとに出だす。体からだにまとう氷こおりの重おもさで、これまでに発見はっけんされていたサンドパンよりも体からだが重おもく、動うごきも鈍にぶい。だが、雪原せつげんや氷上ひかみでは、鉤かぎ爪つめで雪ゆきかき車しゃのように道みちを作つくりながら非常ひじょうに素早すばやく移動いどうできる。このときに雪ゆきを掻かき上あげて舞まい上あがるしぶきは非常ひじょうに美うつくしく、その瞬間しゅんかんを収おさめるために雪山ゆきやまを目指めざすカメラマンも多おおい。ただし、このサンドパンの住処すみかはかなりの山奥やまおくで遭難そうなんの危険きけん性せいが高たかいため、無む許可きょかの入山にゅうざんは禁止きんしされている。

トレーナーではホクラニ天文台てんもんだい所長しょちょう（『ウルトラサン・ウルトラムーン』では、ハラに代かわり四天王してんのうも兼任けんにん）のマーレインと、ポケモントレーナーのジーナが使用しようする。

アニメではサンドの群むれのリーダーを務つとめる大型おおがた個体こたいが進化しんかした。声こえは進化しんか前まえと同おなじくうえだゆうじ。

ニドラン♀

ニドラン♀ No. 0029

分類ぶんるい: どくばりポケモン	タイプ: どく	高たかさ: 0.4m	重おもさ: 7.0kg
特性とくせい: どくのトゲ/ とうそうしん	かくれ特性とくせい: はりきり	進化しんか前まえ: なし	進化しんか後ご: ニドリーナ

ウサギに似にた形かたちのポケモン。当初とうしょはポケモンに性別せいべつの区別くべつがなかったが、ニドランだけは『赤あか・緑みどり』の時ときから雄ゆう・雌めすで区別くべつされていた。『金きむ・銀ぎん』以降いこうはニドラン以外いがいのポケモンにも性別せいべつの概念がいねんが導入どうにゅうされ、『ダイヤモンド・パール』からはニドラン同様どうように雄お雌めすで容姿ようしが異ことなったり進化しんかが分岐ぶんきしたりするポケモンも登場とうじょうしたが、ニドランは現在げんざいでも唯一ゆいいつ、雄ゆうと雌めすで別々べつべつの図鑑ずかん番号ばんごうが与あたえられている。ヒゲで風向かざむきを感かんじ、♂より優すぐれた嗅覚きゅうかくで餌えさを探さがす。

♂よりも角かくが短みじかいが、毒どくの強つよさは♂と同おなじくらいである。草食そうしょくで、毒草どくそうを食たべることでその毒素どくそを自身じしんの毒どくにしている。

アニメ版ばんでは第だい101話わで登場とうじょう。お互たがい仲なかが悪わるい男女だんじょのトレーナーの女子じょしの手持てもちポケモンだが、ニドラン♂とトレーナーに秘密ひみつで親したしくしている。最後さいごにはトレーナー同士どうしも間違まちがいに気きづいて仲良なかよくなり、♂とキスしてニドリーナに進化しんかする。

ニドリーナ

ニドリーナ No. 0030

分類ぶんるい: どくばりポケモン	タイプ: どく	高たかさ: 0.8m	重おもさ: 20.0kg
特性とくせい: どくのトゲ/ とうそうしん	かくれ特性とくせい: はりきり	進化しんか前まえ: ニドラン♀	進化しんか後ご: ニドクイン

ニドラン♀の進化しんか形がた。進化しんかして角かくが退化たいかしたが、これは子供こどもに餌えさを与あたえるために間違まちがって自分じぶんの角かくが刺ささらないようにするため。その代かわりに引ひっ掻かいたり噛かみ付ついたりなどの肉弾にくだん戦せんは得意とくい。温厚おんこうな性格せいかくだが、口くちから超ちょう音波おんぱを出だすこともできる。

ニドラン♀がニドリーナに進化しんかすると繁殖はんしょく能力のうりょくが無なくなり、タマゴを産うまなくなる（産うめなくなる）。この事ことは『赤あか・緑みどり』しか無なかった頃ころに発売はつばいされた『公式こうしきファンブック』（1996年ねん発行はっこう）で既すでに説明せつめいされており、『金きむ・銀ぎん』以降いこうにゲーム内ないの機能きのうとして結実けつじつしている。

アニメ版ばんでは、ニドラン♂とキスをした♀が本ほん種たねに進化しんかした。

ニドクイン

ニドクイン No. 0031

分類ぶんるい: ドリルポケモン	タイプ: どく/ じめん	高たかさ: 1.3m	重おもさ: 60.0kg
特性とくせい: どくのトゲ/ とうそうしん	かくれ特性とくせい: ちからずく	進化しんか前まえ: ニドリーナ	進化しんか後ご: なし

ニドリーナの進化しんか形がた。ニドリーナに「つきのいし」を使用しようすることで進化しんかする。進化しんかに伴ともない二に足そく歩行ほこうするようになる。貫禄かんろくのある体からだから大技おおわざを繰くり出だす。興奮こうふんすると体からだ中ちゅうを覆おおっている鱗うろこが逆立さかだち、その鱗うろこに刺さされると体からだに毒どくが回まわる。母性ぼせい本能ほんのうが強つよく、外敵がいてきから子供こどもを命懸いのちがけで守まもる。ニドリーナと同おなじく、繁殖はんしょく能力のうりょくは既すでに失うしなわれている。

ロケット団だんのボス（『赤あか・緑みどり』系けいのゲームでは兼けんトキワジムリーダー）・サカキのポケモンとしても知しられている。なお、シルフカンパニーでの戦闘せんとう時じ、および『ハートゴールド・ソウルシルバー』の特別とくべつイベントではサカキの切きり札ふだとなっている。

アニメ『ポケットモンスター』では、シゲルの手持てもちポケモンとして登場とうじょう、ものすごいパワーでロケット団だんを撃退げきたいした他ほか、ニャースのひっかき攻撃こうげきを物ものともしないほどの頑丈がんじょうなボディを持もっている。サトシとのジョウトリーグでは多彩たさいな技わざと持もち前まえのパワーをフルに活いかして「いわくだき」や「はかいこうせん」でケンタロスに勝利しょうりし、カビゴンに「にどげり」で攻せめるが「はかいこうせん」をかわされ「れいとうパンチ」で敗やぶれる。『ポケットモンスター ミュウツー! 我わがハココニ在ざいリ』ではミュウツーとともにピュアーズロックに移住いじゅうしコピーニドクインが登場とうじょう。ここでは、ニドラン♀でもニドリーナでもない、コピーニドクインの幼生ようせいも登場とうじょうする。『アドバンスジェネレーション』第だい72話わ「タッグバトル! サトシVSハルカ!?」では、アンドリュー（声こえ - 川瀬かわせ晶子あきこ）のポケモンとして登場とうじょう。オスカーのニドキングと共ともにサトシやハルカ、およびロケット団だんとのタッグバトルで圧勝あっしょう。

1998年ねん公開こうかいの『ミュウツーの逆襲ぎゃくしゅう』では、ウミオのポケモンとして登場とうじょう。コピーニドクインと戦たたかった。ウミオの手持てもちで唯一ゆいいつ水みずタイプではない。

ニドラン♂

ニドラン♂ No. 0032

分類ぶんるい: どくばりポケモン	タイプ: どく	高たかさ: 0.5m	重おもさ: 9.0kg
特性とくせい: どくのトゲ/ とうそうしん	かくれ特性とくせい: はりきり	進化しんか前まえ: なし	進化しんか後ご: ニドリーノ

ウサギに似にた形かたちのポケモンで、ニドラン♀と同様どうよう、ポケモンに性別せいべつの区別くべつが存在そんざいしなかった『赤あか・緑みどり』の時ときから、雄ゆう・雌めすが区別くべつされていた。『金きむ・銀ぎん』以降いこうはニドラン以外いがいのポケモンにも性別せいべつの概念がいねんが導入どうにゅうされ、『ダイヤモンド・パール』からはニドラン同様どうように雄ゆうと雌めすで容姿ようしが異ことなったり進化しんかが分岐ぶんきしたりするポケモンも登場とうじょうしたが、ニドランは現在げんざいでも唯一ゆいいつ、雄ゆうと雌めすで別々べつべつの図鑑ずかん番号ばんごうが与あたえられている。

ニドラン♀よりも角かくが長ながく、額がくの毒どく針はりにある毒どくも強つよい。また、耳みみも大おおきいため、周まわりの音おとをき分きわけて様子ようすを察知さっちできる。遠とおくの音おとを聞きくときには耳みみを羽はばたかせるかのように動うごかす。

♀がニドリーナに進化しんかするのに対たいし、♂はニドリーノに進化しんかする。

アニメ版ばん『ポケットモンスター』では第だい101話わでニドラン♀とともに登場とうじょうする。お互たがい仲なかが悪わるい男女だんじょのトレーナーの男子だんしの手持てもちポケモンだが、女子じょしトレーナーのニドラン♀と相思相愛そうしそうあいのため、トレーナーに秘密ひみつで親密しんみつにしている。最後さいごにはトレーナー同士どうしも間違まちがいに気きづいて仲良なかよくなり、♀とキスしてニドリーノに進化しんかする。

カートゥーン風ふうのWEBアニメ「ユメノツボミ」ではトレーナーを目指めざす少女しょうじょ、ツボミ（声こえ - 水みず瀬せいのり）が出会であった野生やせいのポケモンとして登場とうじょう。ツボミに助たすけられたことがきっかけで、ツボミのパートナーになる道みちを選えらび、ツボミがトレーナーになるきっかけを作つくった。また、ツボミが旅たびに出でた際さいにはニドリーノに進化しんかしており、ゲンガーとバトルする（初代しょだいゲームのOPのオマージュ）。

ニドリーノ

ニドリーノ No. 0033

分類ぶんるい: どくばりポケモン	タイプ: どく	高たかさ: 0.9m	重おもさ: 19.5kg
特性とくせい: どくのトゲ/ とうそうしん	かくれ特性とくせい: はりきり	進化しんか前まえ: ニドラン♂	進化しんか後ご: ニドキング

ニドラン♂の進化しんか形がた。怒いかりっぽい性格せいかくで、ダイヤモンドの原石げんせきを串刺くしざしにするほど硬かたくて鋭するどい角かくを持もつ。角かくを突つき刺さした時ときの衝撃しょうげきで毒どくが染しみ出でる仕組しくみになっている。

『赤あか・緑みどり』、『ファイアレッド・リーフグリーン』のオープニングでゲンガーと戦たたかっている。ゲームを始はじめてオーキド博士はかせに最初さいしょに紹介しょうかいされるポケモンもニドリーノである。

ニドリーナとは違ちがって、進化しんかしても繁殖はんしょく能力のうりょくがなくなる訳わけではなく、ちゃんとタマゴグループが存在そんざいしており、メタモンと預あづければ、タマゴが見みつかる。

アニメ『ポケットモンスター』では、ポケモンリーグ岩がんのフィールド2回戦かいせんで、最後さいごの相手あいてとして登場とうじょう。サトシのゼニガメのみずてっぽうを受うけ、ロケットずつきでとどめをさされ敗やぶれた。ピックアップされた物語ものがたりでは、ニドラン♀とキスをした♂が進化しんかした。

ニドキング

ニドキング No. 0034

分類ぶんるい: ドリルポケモン	タイプ: どく/ じめん	高たかさ: 1.4m	重おもさ: 62.0kg
特性とくせい: どくのトゲ/ とうそうしん	かくれ特性とくせい: ちからずく	進化しんか前まえ: ニドリーノ	進化しんか後ご: なし

ニドリーノの進化しんか形がた。ニドリーノに「つきのいし」を使用しようすることで進化しんかする。 進化しんかに伴ともない二に足そく歩行ほこうするようになる。毒どくをもつ角かくも一段いちだんと長ながくなった。背中せなかには毒どくのトゲが約やく6 - 8本ほん生はえている。鋼はがねのように頑強がんきょうな皮膚ひふと、太ふとく逞たくましい手足てあしや尻尾しっぽを生いかした力強ちからづよい闘たたかい方かたを得意とくいとする。尻尾しっぽを巻まきつけたまま締しめ付つけ、相手あいての背骨せぼねをも簡単かんたんにへし折おってしまうほどの力ちからを持もつ。とても甲高かんだかい声こえで鳴なく。ニドクインと比くらべて凶暴きょうぼうかつ暴あばれん坊ぼうなイメージが強調きょうちょうされているが、ニドクインの前まえでは穏おだやかになる。

『赤あか・緑みどり・青あお』では、目めが大おおきく身体しんたいも太ふとい感かんじであったが、『ピカチュウ』以降いこうは身体しんたいがスマートになり、目めつきも変かわっている。立体りったいデザインでは、第だい1作さく目め『ポケモンスタジアム』と『ポケモンスタジアム2』でその違ちがいがよく分わかる。

1997年ねん・1998年ねんの公式こうしき大会たいかいの全国ぜんこくトーナメントで登場とうじょうしなかったポケモンのみ参加さんかできるニンテンドウカップ99では優勝ゆうしょう者しゃの手持てもちポケモンになるという実績じっせきを残のこしている。バランスの良よい能力のうりょくと「つのドリル」による制圧せいあつ力りょくや、豊富ほうふに技わざを覚おぼえることによる様々さまざまな戦術せんじゅつに対たいする柔軟じゅうなん性せいなどで活躍かつやくした。

高たかい攻撃こうげき力りょくの持もち主ぬしで特攻とっこうもそれなりに高たかいため「かえんほうしゃ」や「10まんボルト」、「なみのり」や「れいとうビーム」など特殊とくしゅ技わざも使つかいやすいポケモンでもある。

アニメ第だい90話わ「ピンクのポケモンじま」では、オレンジ諸島しょとう・ピンカン島とうに棲すむピンク色ぴんくいろの野生やせい個体こたいが登場とうじょう。サトシ達いたるに襲おそいかかり角かくから「はかいこうせん」を撃うつが、カスミのトゲピーの「ゆびをふる」で発動はつどうした防御ぼうぎょ技わざにより無効むこう化かされた。『アドバンスジェネレーション』第だい72話わ「タッグバトル! サトシVSハルカ!?」では、オスカー（声こえ - 千葉ちば一伸かずのぶ）のポケモンとして登場とうじょう。アンドリューのニドクインと共ともにサトシやハルカ、およびロケット団だんとのタッグバトルで圧勝あっしょう。『ダイヤモンド&パール』（以下いかDP）ではシンジの手持てもちポケモンとして登場とうじょう、ジンダイのレジスチルに敗やぶれ、『2019年版ねんばん』では野生やせいの個体こたいが登場とうじょう（使用しよう技わざは「だいちのちから」「ヘドロウェーブ」「だいもんじ」）、ミュウとバトルするが呆気あっけなく敗やぶれるなど、やられ役やく扱あつかいも多おおい。 『ミュウツーの逆襲ぎゃくしゅう』でシゲルのニドキングが登場とうじょう。ウインディと共ともに鎧よろいをまとったミュウツーに立たち向むかうが、エスパー技わざにより戦闘せんとう不能ふのうになるシーンがあった。『セレビィ 時じを超こえた遭遇そうぐう』では、野生やせい個体こたいが数多かずおおく登場とうじょうした。

ピッピ

ピッピ No. 0035

分類ぶんるい: ようせいポケモン	タイプ: フェアリー	高たかさ: 0.6m	重おもさ: 7.5kg
特性とくせい: メロメロボディ/ マジックガード	かくれ特性とくせい: フレンドガード	進化しんか前まえ: ピィ	進化しんか後ご: ピクシー

フェアリータイプのポケモン。くるりとカールした頭あたまの毛けと尾おが特徴とくちょう。ピカチュウと同様どうように耳みみの先さきが黒くろい。また、背中せなかには小ちいさな羽はねがある。飛行ひこう能力のうりょくはないが、この羽はねに月つきの光ひかりを集あつめることで空中くうちゅうに浮うかぶことが出来できると言いわれる。非常ひじょうに発達はったつした聴覚ちょうかくを有ゆうし、1km離はなれた場所ばしょでの針はりの落下らっか音おんを聴きき取とれる。愛あいくるしく、女性じょせいのトレーナーに人気にんきだが、めったに見みかけることはない。満月まんげつの夜よるに集あつまって仲間なかまとダンスすると周囲しゅういは異常いじょうな磁場じばに包つつまれるという。性別せいべつ比ひは1･3でメスの比率ひりつが高たかい。

『ポケットモンスター 赤あか・緑みどり』の発売はつばい当初とうしょは、各種かくしゅメディアでプリンと共ともにピッピを可愛かわいいポケモンの代表だいひょう格かくとして扱あつかっていたが、アニメ放送ほうそう開始かいしに伴ともない、結果けっかとしてピカチュウがその位置いちに収おさまるようになった。『ブラック2・ホワイト2』まではノーマルタイプだったが、『X・Y』からは、ようせいポケモンという分類ぶんるい通どおりフェアリータイプに変更へんこうされた。

また、ゲーム中ちゅうにはピッピをモデルにしたアイテム「ピッピにんぎょう」が登場とうじょうする。これは野生やせいポケモンに遭遇そうぐうした際さいに使つかうと、必かならず逃にげることが出来できるという効果こうかがある。

『ウルトラサン・ウルトラムーン』ではリーリエの正式せいしきなパートナーポケモンになっている。

アニメ版ばんでは、第だい6話わでお月見山つきみやまで「つきのいし」の周まわりでピクシーと共ともに踊おどるシーンが描えがかれている。それ以降いこう、何なん度どか宇宙うちゅう人じん疑惑ぎわくをベースとした回かいがあった。また、第だい7シリーズではサクラギ博士はかせと仲なかの良よかったピッピも登場とうじょうしており、こちらはピクシーに進化しんかしている。声優せいゆうは永井ながい真里子まりこ。

テレビアニメ第だい8シリーズ（『リコとロイの旅たびシリーズ』）では第だい16話わのおまけコーナーである「フリード博士はかせのポケモンゼミ」にて2体たいがブラッキーとキャプテンピカチュウと共ともにお月見つきみを楽たのしんでいた様子ようすが描えがかれた。

『ニンテンドウオールスター!大だい乱闘らんとうスマッシュブラザーズ』『大だい乱闘らんとうスマッシュブラザーズDX』ではモンスターボールから登場とうじょう。「ゆびをふる」により、いくつかの技わざの中なかからランダムで1つを発動はつどうする。『DX』のフィギュア説明せつめいによると代表だいひょう的てきな技わざは「ゆびをふる」であるとのこと。

穴あな久保くぼ幸作こうさくによる漫画まんが版ばんでは主人公しゅじんこう。このピッピは食くいしん坊ぼうでギャグメーカーなキャラとして描えがかれており、非常ひじょうにコミカルな雰囲気ふんいきとなっている。トレーナーのレッド（赤井あかい勇いさむ）はピッピに毎回まいかいツッコミを入いれるが、ピッピがロケットで爆発ばくはつした時ときは（実じつは爆発ばくはつ寸前すんぜんで逃にげていた）本気ほんきで心配しんぱいするなど互たがいに信頼しんらいしあっている。一いち度どだけアニメ化かされており、サトシが見みた映画えいがのシーンで登場とうじょう。ピッピが旅たびの途中とちゅうでヒメグマからハンバーガーを横取よこどりしたため、母親ははおやのリングマに殴なぐり飛とばされた（この時ときサトシは大だい爆笑ばくしょうしていたが、シゲルは冷さめた目めをしていた）。

ピクシー

ピクシー No. 0036

分類ぶんるい: ようせいポケモン	タイプ: フェアリー	高たかさ: 1.3m	重おもさ: 40.0kg
特性とくせい: メロメロボディ/ マジックガード	かくれ特性とくせい: てんねん	進化しんか前まえ: ピッピ	進化しんか後ご: なし

ピッピから進化しんかしたポケモン。ややスマートな体型たいけいになり、耳みみと背中せなかの羽はねが長ながくなる。非常ひじょうに耳みみがよく、1km離はなれたところで落おとした針はりの音おとさえき分きわけられる。普段ふだんは山奥やまおくに住すんでいて人ひとに姿すがたを見みられるのを好このまないことから妖精ようせいの仲間なかまともい伝いつたえられている。

『ブラック2・ホワイト2』まではノーマルタイプだったが、『X・Y』からは、フェアリータイプに変更へんこうされた。

『X・Y』ではライバルのセレナ/カルムがキナンシティでの対決たいけつ時じに使用しようする。『サン・ムーン』ではエーテル財団ざいだん代表だいひょうのルザミーネが使用しようする。

『Pokémon UNITE』の初はつ公開こうかい映像えいぞうにて使用しようポケモンとして登場とうじょうしており、実装じっそうされてからはしばらく登場とうじょうしていなかったが2022年ねん10月がつに登場とうじょう予定よてい。

アニメではおつきみやまにてピッピの群むれが「ゆびをふる」で発生はっせいした技わざでロケット団だんを撃退げきたいし、その衝撃しょうげきで砕くだけた「つきのいし」のかけらによって何なん匹ひきかが進化しんかした。『サン&ムーン』ではゲーム版ばんと同おなじく、ルザミーネのポケモンとして登場とうじょうし、61話わからサトシ達たち率ひきいる「ウルトラガーディアンズ」のメンバーとなり、彼かれらのバックアップとサポートを担当たんとうする。

ロコン

道みちの駅えき羊ひつじのまち 侍さむらい・しべつ（北海道ほっかいどう士別しべつ市し）に設置せっちされたマンホール。向むかって左ひだりがロコン。

ロコン No. 0037

分類ぶんるい: きつねポケモン	タイプ: ほのお	高たかさ: 0.6m	重おもさ: 9.9kg
特性とくせい: もらいび	かくれ特性とくせい: ひでり	進化しんか前まえ: なし	進化しんか後ご: キュウコン

キツネをモチーフにしたポケモン。茶褐色ちゃかっしょくの胴体どうたいに、先端せんたんがカールした6本ほんの尾おをつけ、ダークブラウンの瞳ひとみと小ちいさな口くち、正三角形せいさんかっけいに近ちかい丸まるみを帯おびた耳みみを持もつ。頭あたまの上うえにも尾おと似にた毛けが3本ほん生はえており、尾おと同様どうようの橙色だいだいいろをしている。腹部ふくぶは薄うす黄色きいろであるほか、4本ほんの足あしは半分はんぶんより下した側がわが胴体どうたいよりも濃こい茶色ちゃいろをしている。性別せいべつ比ひは1･3でメスの比率ひりつが高たかい。

生うまれたばかりの頃ころは真まっ白しろで1本ほんの尾おしか持もたないが、成長せいちょうするにつれて先端せんたんから尾おが分わかれる。ただし、タマゴから生うまれる時ときは成体せいたいと変かわらない。その毛皮けがわと尾おは美うつくしく、成長せいちょうするとその毛皮けがわはより分厚ぶあつく豪華ごうかになる。体内たいないには消きえない炎ほのおがあり、体温たいおんが上あがると熱あつくなり過すぎないように口くちから炎ほのおを吐はき出だす。

自分じぶんより強つよい敵てきに遭あうと、怪我けがを負おった振ふりをして敵てきを騙だまし無傷むきずで逃にげ出だす。炎ほのおを意いのままに操あやつり、鬼火おにびを作つくり出だす。進化しんかする直前ちょくぜんは6本ほんの尻尾しっぽは火ひの如ごとく熱あつくなる。

トレーナーでは。『スカーレット・バイオレット』の有料ゆうりょう追加ついかコンテンツ「ゼロの秘宝ひほう 前編ぜんぺん・碧あおの仮面かめん」でブルーベリー学園がくえんの生徒せいとでありスグリの姉あねでもあるゼイユが初戦しょせんで使用しよう。その後ごは3戦せん目めの戦闘せんとうでキュウコンに進化しんかした。

アニメではタケシのポケモンとして登場とうじょう。元々もともとはユキのポケモンであり、第だい170話わでのポケモンビューティーコンテスト終了しゅうりょう後ごに描写びょうしゃは無ないものの返かえされた。『サン&ムーン』ではナリヤ・オーキドのポケモンとして登場とうじょうしている。声優せいゆうは愛あい河かわ里さと花子はなこ。

『大だい乱闘らんとうスマッシュブラザーズ SPECIAL』では、モンスターボールから出現しゅつげんするサポートキャラクターとして登場とうじょう。口くちから噴ふく「ひのこ」は、敵てきに当あたると拘束こうそく効果こうかを持もつ火柱ひばしらとなる。声優せいゆうは真堂しんどう圭けい。

アローラのすがた

タイプ：こおり、高たかさ：0.6m、重おもさ：9.9kg、特性とくせい：ゆきがくれ

アローラ地方ちほうでのロコンの姿すがた。口くちからマイナス50度どの息いきを吐はき、あらゆるものを凍こおらせることができる。1年ねん中ちゅう雪ゆきのつもる高山こうざんに生息せいそくしており、暑あつさが苦手にがてで、気温きおんが高たかいときは、尻尾しっぽから氷こおりを発生はっせいさせて周囲しゅういの気温きおんを下さげる。ロコンは、人間にんげんといっしょにアローラ地方ちほうに移うつり住すんできたが、ほかのポケモンたちの生活せいかつ圏けんを避さけ、雪山ゆきやまで暮くらすようになり、今いまの姿すがたに変化へんかしたといわれている。2～5匹ひきの群むれを作つくり、助たすけ合あいながら暮くらしている。かつてアローラでは「ケオケオ」と呼よばれていたが、名前なまえが原種げんしゅと統一とういつしたのは最近さいきんのことで、老人ろうじんは現在げんざいでも「ケオケオ」と呼よんでいる。

アニメではリーリエの持もっていた卵たまごから孵かえったポケモンとして登場とうじょう。ニックネームはシロン。声優せいゆうはマオ役やくの上田うえだ麗奈れいな。

『大だい乱闘らんとうスマッシュブラザーズ SPECIAL』では、モンスターボールから出現しゅつげんするサポートキャラクターとして登場とうじょう。「こなゆき」を吹ふいて前方ぜんぽうの敵てきファイターを凍こおらせる。声優せいゆうはアニメ『ポケモン』と同おなじく上田うえだ麗奈れいな。

2016年ねん12月1日にちよりポケモンセンターサッポロのロゴマークにも、このアローラ地方ちほうのロコンが描えがかれるようになった。また2018年ねんには北海道庁ほっかいどうちょうとの包括ほうかつ連携れんけい事業じぎょう「北海道ほっかいどうだいすき発見はっけん隊たい」のイメージキャラクターとして「隊長たいちょう」に設定せっていされ、通常つうじょうのロコンも「副ふく隊長たいちょう」に設定せっていされている。

キュウコン

キュウコン No. 0038

分類ぶんるい: きつねポケモン	タイプ: ほのお	高たかさ: 1.1m	重おもさ: 19.9kg
特性とくせい: もらいび	かくれ特性とくせい: ひでり	進化しんか前まえ: ロコン	進化しんか後ご: なし

ロコンの進化しんか形がた。九尾つづらおの狐きつねのような姿すがたをしたポケモン。ロコンの時ときに赤あかかった体毛たいもうは山吹やまぶき色しょくに変かわっており、歳としを経へたキュウコンは黄金おうごんに輝かがやく。非常ひじょうに賢かしこいが執念深しゅうねんぶかく、危害きがいを加くわえた者ものへの復讐ふくしゅうは必かならず遂とげようとする。ロコンと同様どうように嗅覚きゅうかくと聴覚ちょうかくに優すぐれる。いわタイプのポケモンや伝説でんせつのポケモンを除のぞけば最もっとも長生ながいきなポケモンで、1000年ねん以上いじょう生いきるとされる。 伝説でんせつによれば9人にんの聖せいなる力ちからを持もった仙人せんにんが合体がったいして生うまれたという。その9本ほんの尾おはそれぞれに不思議ふしぎな力ちからが宿やどっているとされ、精神せいしん操作そうさ、呪まじない、火ひ、姿すがたを消けすなどの力ちからを操あやつる。ふざけて尻尾しっぽを掴つかむと1000年ねん祟たたられるという。

トレーナーではカントー地方ちほうのジムリーダー・カツラが『ポケットモンスター ピカチュウ』に限かぎって使用しようし、『ブラック2・ホワイト2』ではNが夏なつに使用しようする。「ソード・シールド」ではジムリーダーのカブが使用しようする。『スカーレット・バイオレット』の有料ゆうりょう追加ついかコンテンツ「ゼロの秘宝ひほう 前編ぜんぺん・碧あおの仮面かめん」ではブルーベリー学園がくえんの生徒せいとでありスグリの姉あねでもあるゼイユが3戦せん目めで初戦しょせんで使用しようしていたロコンを進化しんかさせる形かたちで使用しよう。

外伝がいでん作品さくひん『ポケモン不思議ふしぎのダンジョン 青あおの救助きゅうじょ隊たい・赤あかの救助きゅうじょ隊たい』では物語ものがたりのカギを握にぎる重要じゅうような存在そんざいである。

アニメでは「ほのおのいし」の使用しようだけでなく、「100年ねん生いきたロコンはキュウコンへと進化しんかする」という設定せっていになっている。グレンタウンのジムリーダー、カツラの手持てもちポケモンとして登場とうじょうし、本来ほんらい相性あいしょうの悪わるいみずタイプであるサトシのゼニガメに勝利しょうりした。

アニメ金銀きんぎん編へんの第だい233話わ『きりのなかのキュウコン!』では、サトシの一いち行ぎょうが200年ねん生いきているキュウコンに出会であう。その際さいキュウコンはロココ（声こえ：半場はんば友恵ともえ）という女性じょせいの幻覚げんかくを見みせてタケシを誘惑ゆうわくし、彼かれを引ひきとめようとする。最後さいごは入はいっていたモンスターボールが壊こわれたため自由じゆうの身みとなり、森もりへ去さった。声優せいゆうは愛あい河かわ里さと花子はなこ。『ミュウツーの逆襲ぎゃくしゅう』ではスイートのポケモンとして登場とうじょう、警戒けいかい心しんが強つよくコピーとバトルした。

アローラのすがた

タイプ：こおり・フェアリー、高たかさ：1.1m、重おもさ：19.9kg、特性とくせい：ゆきがくれ、かくれ特性とくせい：ゆきふらし

アローラ地方ちほうでのキュウコンの姿すがた。アローラ地方ちほうで神聖しんせいな山やまとして奉たてまつられている雪山ゆきやまに住すむキュウコンは、人々ひとびとから神かみの使つかいと畏怖いふされてきた。性格せいかくは極きわめて穏おだやか。遭難そうなんしそうな人間にんげんを助たすけてくれることもあるが、これは部外ぶがい者しゃを山やまから穏便おんびんに追おい払はらうためとの説せつが有力ゆうりょく。ただし、生活せいかつ圏けんを荒あらすものに対たいしては容赦ようしゃしない。全ぜん身みの毛けから氷こおりの粒つぶを発生はっせいさせ操あやつる能力のうりょくがある。氷こおりの粒つぶで攻撃こうげきを防ふせいだり、固かためて氷こおりの玉たまを作つくり弾丸だんがんのように飛とばしたりすることもできる。その威力いりょくは岩いわをも破壊はかいするほど。

ゲーム中ちゅうでは進化しんか条件じょうけんのアイテムが「こおりのいし」に変更へんこうされている。また、トレーナーではククイ博士はかせやデクシオが使用しようする。

『Pokémon UNITE』では操作そうさポケモンとして登場とうじょう。得意とくいのこおり技わざを活いかして相手あいての動うごきを封ふうじたり、「オーロラベール」で防御ぼうぎょするなど多彩たさいな攻撃こうげきを得意とくいとする。ユナイトわざは凍こおった相手あいてに倍ばいのダメージを与あたえる「サークルネージュ」。

プリン

プリン No. 0039

分類ぶんるい: ふうせんポケモン	タイプ: ノーマル/ フェアリー	高たかさ: 0.5m	重おもさ: 5.5kg
特性とくせい: メロメロボディ/ かちき	かくれ特性とくせい: フレンドガード	進化しんか前まえ: ププリン	進化しんか後ご: プクリン

丸まるい形かたちをした、目めが大おおきいポケモン。その大おおきな目めで誘さそい込こみ、相手あいてに歌うたを聞きかせて眠ねむらせる。色いろは全身ぜんしんピンクで、目めは青あおい。可愛かわいらしい容貌ようぼうから、女性じょせい人気にんきが高たかい。大おおきく体からだを膨ふくらませてから歌うたう子守こもり唄うたは、いつもより長ながくて絶対ぜったいに眠ねむくなる。デパートなどの寝具しんぐ売うり場ばには、プリンの子守こもり唄うたが収録しゅうろくされたCDが売うられている。性別せいべつ比ひは1･3でメスの比率ひりつが高たかい。

ポケモンが爆発ばくはつ的てきに人気にんきが出でた当初とうしょ各種かくしゅメディアでピカチュウ・ピッピと共ともに、かわいいポケモンの代表だいひょう格かくとして扱あつかわれてきた。

『金きむ・銀ぎん』以降いこうは進化しんか前まえの形態けいたいとしてププリンが登場とうじょうし、十分じゅうぶんに懐いだかせることでプリンに進化しんかできる。また、プリンに「つきのいし」を使つかうことでプクリンに進化しんかする。『X・Y』からは、フェアリータイプが追加ついかされた。

ポケモンだいすきクラブが発表はっぴょうしたデータによると、第だい一いち世代せだいのポケモンの中なかで鳴なき声ごえの短みじかいポケモンの第だい3位いである。

『ポケモン+ノブナガの野望やぼう』ではヒロインであるオイチのパートナーポケモンとして登場とうじょうする。

アニメ版ばんでは野生やせいのポケモンとして登場とうじょう。無印むじるし編へんの第だい44話わ「うたって!プリン!」で初はつ登場とうじょうして以来いらい、いずれかのエピソードで度々たびたび登場とうじょうしている。どこからともなく現あらわれては歌うたい出だし、その場ばにいる人々ひとびとを眠ねむらせてしまうトラブルメーカーとして無印むじるし編へんを中心ちゅうしんに活躍かつやくした。ネオンタウンの森もりで初はじめてサトシ達たちと出会であった時ときはスランプで歌うたえなかったが、タケシのおかげで歌うたえるようになる。なお、発声はっせい練習れんしゅうをすることで歌うたえるようにしようというカスミの提案ていあんに難色なんしょくを示しめし、素直すなおに発声はっせい練習れんしゅうの真似まねをしたピカチュウが褒ほめられるのに機嫌きげんを損そこねたプリンが、ばれないようにピカチュウへ蹴けりを入いれるという腹黒はらぐろい一いち面めんも見みられた。更さらにその後ご、何なんの関係かんけいもなくピカチュウがみんなにつられて喜よろこんでいる場面ばめんでももう一度いちど蹴けりを入いれている。

歌うたを取とり戻もどして以降いこう、歌うたが得意とくいで相手あいてに聴きかせるのが好すきになるが、歌うたい終おわった時ときには確実かくじつに付近ふきんの人ひとやポケモン達たちは眠ねむってしまうせいで最後さいごまで歌うたを聴きいてくれていない（本人ほんにんは人々ひとびととその他たのポケモンが「退屈たいくつだから寝ねた」と勘違かんちがいしているだけで、催眠さいみん効果こうかを持もっている自覚じかくは全まったくない）。その後ごはその事ことに不満ふまんを抱だいて、マイク型がたマーカーで眠ねむった人々ひとびとと他たのポケモンの顔かおを落書らくがきし、怒おこって去さっていくというのが定番ていばんである。無印むじるし編へんでは第だい244話わ「ふたごのププリンVSプリン! うたうポケモンコンサート!」を最後さいごに登場とうじょうしなくなったが（なお、この回かいでもチヤホヤされる双子ふたごのププリンに腹はらを立たてて意地悪いじわるをするシーンが幾いく度どかある）、『アドバンスジェネレーション』では1話わ限かぎり（第だい39話わ「歌うたう! ポケモンからくり屋敷やしき!!」）、『サン&ムーン』では第だい42話わ「カントーでアローラ!タケシとカスミ!!」以降いこうのいずれかのエピソードに再さい登場とうじょう。なお、SM編へんでは第だい43話わの終盤しゅうばんでアローラ行いきの飛行機ひこうきに乗のってそのままアローラ地方ちほうへ来きたが、最終さいしゅう回かいでサトシとピカチュウが乗のるカントー行いきの飛行機ひこうきに自身じしんも乗のってカントー地方ちほうへ戻もどっている。PM2編へんでは最終さいしゅう回かい（第だい136話わ）において、花畑はなはたで日向ひなたぼっこしていた（このエピソードが最後さいごの登場とうじょうとなった）。どの続編ぞくへんシリーズも歌うたに催眠さいみん効果こうかがある自覚じかくがなくて勘違かんちがいをする事ことや眠ねむった人々ひとびととその他たのポケモンの顔かおを落書らくがきするのは相変あいかわらずであった。この他ほか、『ベストウイッシュ』の第だい4期きED「みてみて☆こっちっち」（『ベストウイッシュ』本編ほんぺんでは未み登場とうじょう）や『サン&ムーン』の第だい2期きED「ジャリボーイ・ジャリガール」と第だい3期き「心しんのノート」にも登場とうじょうしている。歌うたのメロディはチルットと同おなじで、ゲーム中ちゅうで聞きける歌うたのアレンジとなっている。劇場げきじょう版ばん『キミにきめた!』ではサトシが対決たいけつした女性じょせいトレーナー（名前なまえは不明ふめい）のポケモンとして登場とうじょうしている。声優せいゆうはかないみか。

実写じっしゃ映画えいが『名めい探偵たんていピカチュウ』にもマイクを持もったプリンが登場とうじょうしており、歌うたっている途中とちゅうで寝ねているとふてくされたり、声こえは同おなじかないが担当たんとうしているなど設定せっていはまさにアニメ版ばんのプリンそのものである。

『アドバンスジェネレーション』の第だい138話わ「プリンの歌うた!パパの歌うた!!」では、別べつ個体こたいのものが登場とうじょうしている（なお、同どうエピソードでロケット団だんのニャースがカントー地方ちほうのプリンの存在そんざいを言及げんきゅうしている）。「かえんほうしゃ」などを使つかうかなりの強敵きょうてきとして登場とうじょう。『ポケットモンスター ダイヤモンド&パール』ではポケモンコーディネーター・ウララのポケモンとして登場とうじょう。声優せいゆうは池田いけだ千草ちぐさ。

ポケモンスタジアムやコロシアムなどの対戦たいせんゲームでは戦闘せんとう不能ふのうになると、紙切かみきれのようにぺちゃんこになる（これは『大だい乱闘らんとうスマッシュブラザーズシリーズ』のアピールとしても使つかわれている）。

『大だい乱闘らんとうスマッシュブラザーズシリーズ』では、一作いつさく目めである『ニンテンドウオールスター!大だい乱闘らんとうスマッシュブラザーズ』以来いらい、条件じょうけんを満みたすことで出現しゅつげんする隠かくしキャラクターとして登場とうじょうしており、『スマブラ』の隠かくしキャラクターの象徴しょうちょう的てきな存在そんざいとなる。声優せいゆうはアニメ版ばんと同おなじくかないみかが担当たんとうしている。任天堂にんてんどうを代表だいひょうするキャラクター達たちが活躍かつやくする本ほんシリーズにおいて、他たのキャラクターの大半たいはんが各かくシリーズの主役しゅやく級きゅうであるのに対たいし、プリンの参戦さんせんは意外いがいなもので異彩いさいを放はなっていたが、これはプリンがプレイヤーキャラの内うちの一体いったいであるカービィと非常ひじょうによく似にた体型たいけいをしていたゆえ、基盤きばんとなるカービィのモデリングの流用りゅうようによって1キャラ分ぶんの製作せいさく時間じかんを短縮たんしゅく出来できたためである。この時とき、他たの候補こうほにピッピも挙あがっていたが、「やられ役やく」っぽさから最終さいしゅう的てきにプリンが選えらばれたという経緯けいいがある。そのため、最もっとも吹ふっ飛とばされやすい・シールドブレイクを起おこすと一発いっぱつKO・地上ちじょうでの動うごきの悪わるさ・飛とび道具どうぐやカウンター技わざが皆無かいむ、など「意図いと的てきに弱よわいキャラ」として個性こせい付づけがなされていた。

続編ぞくへんである『大だい乱闘らんとうスマッシュブラザーズDX』、『大だい乱闘らんとうスマッシュブラザーズX』、『大だい乱闘らんとうスマッシュブラザーズ for Nintendo 3DS / Wii U』にも皆勤かいきんで登場とうじょうし、ルイージが『for』で初期しょきキャラに昇格しょうかくしたことに伴ともない、初代しょだいから隠かくしキャラとして登場とうじょうしている唯一ゆいいつのファイターとなったが、『for Wii U』では初はじめて最初さいしょから使用しよう可能かのうなファイターとなった。なお、『DX』と『X』では、ゲーム開発かいはつが間まに合あわなかった場合ばあいは降板こうばんさせる予定よていもあった「ギリギリの参戦さんせん」でもあったことが発売はつばい後ごのインタビュー等とうで触ふれられている。

上述じょうじゅつのように、シリーズ1作さく目め初代しょだいでは「最もっとも弱よわいキャラ」として個性こせい付づけされていたが、当初とうしょから空中くうちゅう性能せいのうは非常ひじょうに高たかく設定せっていされ、空中くうちゅうジャンプが5回かい可能かのうで復帰ふっき力りょくが高たかく、空中くうちゅう戦せんが非常ひじょうに得意とくい。また、使つかえる技わざが少すくない分ぶん、隙すきは少すくない。必殺ひっさつワザ「ころがる」や横よこ必殺ひっさつワザ「はたく」などの存在そんざいで個性こせいが増まし、下しも必殺ひっさつワザ「ねむる」による吹ふっ飛とばしは、作品さくひんを追おうごとに当あたり判定はんていが強化きょうかされている。現在げんざいでは、体型たいけいが似にているカービィとは異ことなり、空中くうちゅうを自由自在じゆうじざいに支配しはいできる立たち位置いちを確立かくりつしている。

『X』までは『ルビー・サファイア』までの公式こうしきイラストに準じゅんじたデザインだったが、『for』では『ファイアレッド・リーフグリーン』以降いこうの公式こうしきイラストに準じゅんじたデザインに変更へんこうされており、目めなどの大おおきさのバランスが変化へんかしている。スマッシュボールというアイテムを取とることで使つかえる各かくキャラ固有こゆうの大技おおわざ「最後さいごの切きりふだ」は、その場ばで数すう十じゅう倍ばいに巨大きょだい化かしてその後ごしぼみつつ空気くうきを放出ほうしゅつすることで巨体きょたいと風圧ふうあつで敵てきを場外じょうがいに押おし出だす「おおきくなる」という『スマブラ』独自どくじの技わざ（チーム戦せんでは味方みかたも関係かんけいなく押おし出だす）。

『大だい乱闘らんとうスマッシュブラザーズ SPECIAL』にも参戦さんせんが決定けってい。「最後さいごの切きりふだ」は「おおきくなる」のままだが、表情ひょうじょうが豊ゆたかになっている。

プクリン

プクリン No. 0040

分類ぶんるい: ふうせんポケモン	タイプ: ノーマル/ フェアリー	高たかさ: 1.0m	重おもさ: 12.0kg
特性とくせい: メロメロボディ/ かちき	かくれ特性とくせい: おみとおし	進化しんか前まえ: プリン	進化しんか後ご: なし

プリンの進化しんか形がた。草原そうげんに生息せいそくするポケモンの一種いっしゅ。プリン同様どうよう大おおきな目もくと丸まるい体からだを持もつ。毛並けなみがとてもよく、一度いちど抱だきつくと離はなれたくなくなるほどであるが、結果けっかとして狩猟しゅりょうの対象たいしょうとなり、最さい高級こうきゅう毛皮けがわとして商しょう取引とりひきされているのが現状げんじょう。弾力だんりょく性せいがあるため、怒おこったときなどに息いきを吸すい込こむとどんどん膨ふくらむ。大おおきな瞳ひとみの表面ひょうめんを涙なみだの膜まくで覆おおうことで埃ほこりやゴミから保護ほごしている。

『X・Y』からは、フェアリータイプが新あらたに追加ついかされた。

『スカーレット・バイオレット』ではスター団だんのオルティガが使用しよう。

アニメ版ばん『ポケットモンスター』では、第だい70話わ「ポケモン・ザ・ムービー」で初はつ登場とうじょう。ポケモン界かいのアイドル女優じょゆうであるが、非常ひじょうにワガママという小しょう悪魔あくま的てきキャラクターで、プリン（マイク型がたマーカーを持もつ個体こたい）の歌うたに寝ねて顔かおを落書らくがきされていた時ときはかなり慌あわてていた。『ミュウツーの逆襲ぎゃくしゅう』ではスイートのポケモンとして登場とうじょう、油断ゆだんしていたところをミュウツーに捕つかまり、そのままコピーとバトルする。『アドバンスジェネレーション』ではハーリーのポケモンとして登場とうじょうし、こちらは見みた目めとは裏腹うらはらに邪悪じゃあくな目めつきをしている。『XY』ではそれまでポケモンセンターにおける看護かんごポケモンとして登場とうじょうしていたラッキーとパピナスがカロス地方ちほうにおらず、『ベストウイッシュ』で看護かんごポケモンをしていたタブンネの代かわりに新あらたな看護かんごポケモンとして登場とうじょうする。

『ポケモン不思議ふしぎのダンジョン 青あおの救助きゅうじょ隊たい・赤あかの救助きゅうじょ隊たい』では、ともだちエリアを販売はんばいする店みせを経営けいえいする役やくどころで登場とうじょう。『時どきの探検たんけん隊たい・闇やみの探検たんけん隊たい』ならびにマイナーチェンジ版ばん『空そらの探検たんけん隊たい』では、探検たんけん隊たいのギルドを運営うんえいする親方おやかたとして登場とうじょうする。アニメ版ばん『時じの探検たんけん隊たい・闇やみの探検たんけん隊たい』のアニメ版ばんと、その続編ぞくへんアニメ『空そらの探検たんけん隊たい 時じと闇やみをめぐる最後さいごの冒険ぼうけん』にも原作げんさくどおりの役やくわりで登場とうじょう。声こえは小林こばやしゆうが担当たんとう。

『Pokémon UNITE』では操作そうさポケモンとして登場とうじょう。「うたう」で眠ねむらせ「おうふくビンタ」でじわじわ弱よわらせるなどといったサポート型がたとして活躍かつやく。ユナイトわざは周囲しゅういに音波おんぱで攻撃こうげきする「スター☆リサイタル」。

ズバット

ズバット No. 0041

分類ぶんるい: こうもりポケモン	タイプ: どく/ ひこう	高たかさ: 0.8m	重おもさ: 7.5kg
特性とくせい: せいしんりょく	かくれ特性とくせい: すりぬけ	進化しんか前まえ: なし	進化しんか後ご: ゴルバット

青あおと紫むらさきの小ちいさなコウモリのような姿すがたをしたポケモン。目めはなく触角しょっかく状じょうの足あしが2本ほん生はえている。バット（bat）という名前なまえや姿すがたの通とおり、コウモリのように行動こうどうする。洞窟どうくつや他たの暗くらい場所ばしょに生息せいそくし超ちょう音波おんぱを使つかって暗闇くらやみを飛とび回まわる。日光にっこうを浴あびると血液けつえき循環じゅんかんが悪わるくなったり、軽かるい火傷かしょうを負おってしまうため、洞窟どうくつなどの暗くらい場所ばしょに隠かくれている。夜よるになると屋外おくがいでもよく見みかけられる。目めが退化たいかしてしまい、まぶたが完全かんぜんに閉とじ、開あける事ことも出来できなくなってしまった。

ゲーム中ちゅう、あちこちで最もっともよく見みられるポケモンの一ひとつであり、『ブラック・ホワイト』（1）を除のぞく各かく地方ちほうのポケモン図鑑ずかんにそのデータが記録きろくされている（ゴルバットも同様どうよう）。序盤じょばんから「きゅうけつ」を覚おぼえているが、『サン・ムーン』以降いこうでは技わざの威力いりょく強化きょうかにより「すいとる」に変更へんこうされ、「きゅうけつ」は後のちにレベルアップなどで覚おぼえるようになった。アニメ『ポケットモンスター』ではタケシのポケモンとして登場とうじょうした。

ゴルバット

ゴルバット No. 0042

分類ぶんるい: こうもりポケモン	タイプ: どく/ ひこう	高たかさ: 1.6m	重おもさ: 55.0kg
特性とくせい: せいしんりょく	かくれ特性とくせい: すりぬけ	進化しんか前まえ: ズバット	進化しんか後ご: クロバット

ズバットの進化しんか形がた。一いち頭とう身みの大おおきな青あおいコウモリの姿すがたをしている。ズバットの頃ころに退化たいかしていた眼めは復活ふっかつし、口くちは体躯たいくの大だい部分ぶぶんを占しめるほど大おおきく、目立めだつ牙きばが生はえている。『ポケモンスタジアム』シリーズなどの作品さくひんによっては、その口くちを隠かくすためか翼つばさで塞ふさぎながら地上ちじょうを歩あるく描写びょうしゃがある。凶暴きょうぼうな夜行やこう性せいのポケモンで洞窟どうくつの暗闇くらやみに潜ひそんでおり、特とくに新月しんげつの夜よるの真まっ暗闇くらやみでは活発かっぱつになる。

大量たいりょうに血液けつえきを吸すうという摂食せっしょく行動こうどうが知しられている。生いき血ちを吸すう相手あいてを見みつけると後うしろから気きづかれないように襲おそい掛かかり、おのおのに小ちいさな穴あなが空あいている4 本ほんの鋭利えいりな牙きばでどんな動物どうぶつ型がたポケモンの硬かたい皮膚ひふも貫つらぬいて、一いち度どに300 ccもの血液けつえきを吸すう。一度いちど吸血きゅうけつし始はじめると、―それ以下いかの量りょうの場合ばあい―満腹まんぷく感かんを感かんじるまで止とめる事ことは無ないという。血液けつえきを吸すいすぎて、自分じぶんでうまく飛とべなくなることもある。血液けつえき型がたは吸血きゅうけつした相手あいてのものに変化へんかする。空腹くうふくのあまり、うっかり鋼こうタイプのポケモンに噛かみついて牙きばが欠かけたゴルバットを見みかけることもある。ズバットと同様どうよう、オスよりもメスの方ほうが牙きばが短みじかい。

1進化しんかポケモンであるにもかかわらず、ほとんどバージョンの多おおくの洞窟どうくつ（ただし中盤ちゅうばん以降いこうのマップ）に出没しゅつぼつする。『赤あか・緑みどり・青あお・ピカチュウ』ではゴルバットはズバットの最終さいしゅう進化しんか形がたであったが、『金きむ・銀ぎん・クリスタル』以降いこうは更さらにクロバットに進化しんかできるようになった。『青あお』では人間にんげんのような舌した（色いろは青あおい）を真横まよこに伸のばしているグラフィックが使用しようされている。

ポケモンスタジアムシリーズの対戦たいせんゲームでは翼つばさをマントのように折おりたたんで口くちを隠かくしている。

トレーナーでは、主おもに悪あくの組織そしき（ロケット団だん、マグマ団だん、アクア団だん、ギンガ団だん、プラズマ団だん、フレア団だん）の戦闘せんとう員いんや、四天王してんのうのキクコが使用しようする。

アニメ『ポケットモンスター』ではタケシのズバットが金銀きんぎん編へんで進化しんかして登場とうじょう。セキチクジムリーダー・キョウの手持てもちでもあり、屋外おくがいでサトシのヒトカゲと戦たたかう。「つばさでうつ」と「いやなおと」でヒトカゲを苦くるしめ途中とちゅうまで優勢ゆうせいだったが、「かえんほうしゃ」が翼つばさに直撃ちょくげきし「ほのおのうず」で敗やぶれた。

セキエイリーグのサトシの初はつバトルでは、ジャグラーのコームの最後さいごの手持てもちとして登場とうじょう。「かげぶんしん」や「かまいたち」でサトシのキングラーを追おい詰つめ、「メガドレイン」でとどめをさそうとするが、キングラーの「はかいこうせん」で敗やぶれた。『ダイヤモンド&パール』ではギンガ団だんしたっぱの手持てもちとして、大量たいりょうのゴルバットが登場とうじょうしている。

ナゾノクサ

ナゾノクサ No. 0043

分類ぶんるい: ざっそうポケモン	タイプ: くさ/ どく	高たかさ: 0.5m	重おもさ: 5.4kg
特性とくせい: ようりょくそ	かくれ特性とくせい: にげあし	進化しんか前まえ: なし	進化しんか後ご: クサイハナ

草くさタイプのポケモン。夜行やこう性せいであり、昼間ひるまは体からだだけ地面じめんに埋うめ、夜間やかんに活動かつどう的てきになる。2本ほんの足あしに見みえるものは実じつは根ねで、夜間やかんは300mも移動いどうするという。アルキメンデスとも呼よばれる。2本ほんの根ねで走行そうこうし、青あお紫色むらさきいろのカブのような体からだの上部じょうぶから草くさを5本ほん生はやしている。雑草ざっそうと間違まちがえて引ひき抜ぬこうとすると恐おそろしく不気味ぶきみな鳴なき声ごえを発はっするという。

『赤あか・青あお・ピカチュウ』、『ファイアレッド』では序盤じょばんで捕つかまえられるくさポケモンであるため、よく知しられている。『緑みどり』と『リーフグリーン』では野生やせいの個体こたいは出現しゅつげんしない（代かわりにマダツボミが出現しゅつげん）。

なお、夜行やこう性せいであることから、時計とけい機能きのうのある『金きむ・銀ぎん』では夜間やかんの暗くらくなる時とき間あいだ帯たいにしか登場とうじょうしなかった。『ルビー・サファイア・エメラルド』・『ダイヤモンド・パール』にも時計とけい機能きのうがあるが、それらのバージョンでは夜よる以外いがいでも出現しゅつげんする。

アニメ版ばん『ポケットモンスター』隠かくれ里ざと付近ふきんの池いけで水みずを飲のむところをカスミのスターミーの「みずでっぽう」を食くらう場面ばめんで初はつ登場とうじょうする。この後のちフシギダネが登場とうじょう。声優せいゆうは城じょう雅子まさこ。また金銀きんぎん編へんでもハネッコと仲良なかよしで自分じぶんをハネッコだと思おもっているナゾノクサが登場とうじょうする。どちらでも可愛かわいいということでカスミから気きに入いられている。声優せいゆうはかないみか。

クサイハナ

クサイハナ No. 0044

分類ぶんるい: ざっそうポケモン	タイプ: くさ/ どく	高たかさ: 0.8m	重おもさ: 8.6kg
特性とくせい: ようりょくそ	かくれ特性とくせい: あくしゅう	進化しんか前まえ: ナゾノクサ	進化しんか後ご: 本文ほんぶん参照さんしょう

ナゾノクサの進化しんか形がた。名称めいしょうの通とおり、臭くさい花はなとなっており、めしべからとてつもなく臭くさいニオイを出だすことを得意とくいとする。この臭においは2km先さきまで届とどき、嗅かいだ者ものを気絶きぜつさせる。ラフレシアまたはキレイハナに分岐ぶんき進化しんかするポケモンである。

1000人にんに1人ひとりはこのニオイを好このんで嗅かぐという。発はっせられるニオイを凝縮ぎょうしゅくすることにより最さい高級こうきゅうの香水こうすいができる。口くちからたれているよだれからも臭くさいニオイを発はっするが、このよだれは蜜みつに近ちかい成分せいぶんで出来できている。基本きほん的てきに目めは閉とじているが、アニメやゲームでは攻撃こうげきする時ときや驚おどろいた時ときにたまに目めが開ひらくシーンがある。

『ピカチュウ版ばん』ではタマムシシティのジムリーダー・エリカの切きり札ふだとなっており、それまでの3作さくよりもレベルが上あがっている。

アニメ版ばんでは、タマムシジムリーダー・エリカの手持てもちポケモンとして初はつ登場とうじょうする。エリカが幼少ようしょうの頃ころ、ベトベターに襲おそわれている所ところを悪臭あくしゅうで追おい払はらって救すくった。サトシのヒトカゲとのバトルでは、悪臭あくしゅうを武器ぶきにしてヒトカゲを倒たおす。ロケット団だんが仕掛しかけた爆ばく弾だんの爆発ばくはつによりジムが崩くずれて逃にげ遅おくれるが、サトシに助たすけられる。

ラフレシア

ラフレシア No. 0045

分類ぶんるい: フラワーポケモン	タイプ: くさ/ どく	高たかさ: 1.2m	重おもさ: 18.6kg
特性とくせい: ようりょくそ	かくれ特性とくせい: ほうし	進化しんか前まえ: クサイハナ	進化しんか後ご: なし

クサイハナの進化しんか形がたの一ひとつ。再ふたたびナゾノクサのような顔かおつきに戻もどり、頭部とうぶに同名どうめいの植物しょくぶつ、ラフレシアのような形状けいじょうの花はなを持もつ。その世界一せかいいち大おおきいといわれる花はなびらからはアレルギーをも起おこす毒どくの花粉かふんを大量たいりょうに撒まき散ちらす。花はなびらが大おおきいほど花粉かふんの量りょうも増ますが、頭あたまの重おもさにラフレシア自身じしんも疲つかれてしまうという。オスは花はなびらの斑まだら模様もようがメスより小ちいさく細こまかい。

『赤あか・緑みどり・青あお』及および『ブラック2・ホワイト2』ではジムリーダーのエリカがエースとして使用しようしている。「Let's GO! ピカチュウ/イーブイ」ではライバルも使用しようする。「金きむ・銀ぎん・クリスタル・ハートゴールド・ソウルシルバー」ではロケット団だん幹部かんぶのアテナや四天王してんのうのカリンが使用しよう。「スカーレット・バイオレット」ではジムリーダーのコルサが使用しようする。

スタジアムシリーズでは戦闘せんとう不能ふのうになると花はなびらに押おしつぶされるシーンがある。

アニメ『ポケットモンスター』では、第だい48話わ「ガーディとコジロウ」でコジロウの許婚きょこんルミカの手持てもちポケモンとして登場とうじょうしている。『ミュウツーの逆襲ぎゃくしゅう』ではスイートのポケモンとして登場とうじょう、ミュウツーのモンスターボールに動揺どうようしていたところを捕つかまり、そのままコピーとバトルする。

パラス

パラス No. 0046

分類ぶんるい: きのこポケモン	タイプ: むし/ くさ	高たかさ: 0.3m	重おもさ: 5.4kg
特性とくせい: ほうし/ かんそうはだ	かくれ特性とくせい: しめりけ	進化しんか前まえ: なし	進化しんか後ご: パラセクト

小ちいさなカニやセミの幼虫ようちゅうのような姿すがたをしたポケモン。穴あなを掘ほり、木きの根ねに含ふくまれる養分ようぶんを吸すって育そだつが、背中せなかに生はえたキノコも本体ほんたいから養分ようぶんを吸収きゅうしゅうし、本体ほんたいとともに成長せいちょうする。背中せなかのキノコは冬ふゆ虫ちゅう夏なつ草そうという種類しゅるいで、長寿ちょうじゅの薬くすりになるといわれる。薄暗うすぐらくて多湿たしつな場所ばしょに好このんで生息せいそくするため、アローラ地方ちほうでの生息せいそく域いきはほんのごく一部いちぶに限かぎられ、他た地方ちほうの個体こたいに比くらべて少すこし元気げんきがないらしい。

アニメでは背中せなかのキノコを地面じめんに刺さして倒たおれるシーンがある。ゴウのポケモンとしても登場とうじょうしている。

パラセクト

パラセクト No. 0047

分類ぶんるい: きのこポケモン	タイプ: むし/ くさ	高たかさ: 1.0m	重おもさ: 29.5kg
特性とくせい: ほうし/ かんそうはだ	かくれ特性とくせい: しめりけ	進化しんか前まえ: パラス	進化しんか後ご: なし

パラスの進化しんか形がた。全身ぜんしんは赤あかく、背中せなかに巨大きょだいなキノコを背負せおったヤドカリのような姿すがたをしている。背中せなかのキノコのカサから出でる胞子ほうしには毒どくがあるが、中国ちゅうごくではこの胞子ほうしを煎せんじて漢方薬かんぽうやくとして用もちいられる。ただしアローラ産さんのものは少々しょうしょう質しつが落おちる。本体ほんたいのパラセクトはキノコに身体しんたいを乗のっ取とられて（寄生きせい）ほとんど死しにかけており、パラセクトの意思いしではなくキノコの意思いしで行動こうどうする。キノコがもげると本体ほんたいは自力じりきで動うごけない。暗くらく湿しめった場所ばしょを好このみ、大木たいぼくの根元ねもとにくっついて栄養えいようを吸すい取とる。マシェードと縄張なわばり争あらそいを起おこすこともある。

ポケモンスタジアムなどの対戦たいせんゲームでは回転かいてんしながら体当たいあたりするシーンがある。

アニメでは経験けいけんを積つんだ薬剤師やくざいしのパラスが進化しんかした姿すがたとして登場とうじょうした。進化しんか後ごに覚おぼえた「キノコのほうし」でサトシのリザードを眠ねむらせた。

ゴウのポケモンとしても登場とうじょうしている。声優せいゆうは三木みき眞一郎しんいちろう。

2006年ねん公開こうかいの『ポケモンレンジャーと蒼海そうかいの王子おうじ マナフィ』で、カイロスと共ともに海賊かいぞくファントムの手持てもちポケモンとして登場とうじょうした。

コンパン

コンパン No. 0048

分類ぶんるい: こんちゅうポケモン	タイプ: むし/ どく	高たかさ: 1.0m	重おもさ: 30.0kg
特性とくせい: ふくがん/ いろめがね	かくれ特性とくせい: にげあし	進化しんか前まえ: なし	進化しんか後ご: モルフォン

紫色むらさきいろの毛けむくじゃらの丸まるい体からだに触角しょっかくが生はえた姿すがたをした虫むしポケモン。夜行やこう性せいで、レーダーのような役割やくわりをする複眼ふくがんで小ちいさな虫むしを見みつけて捕食ほしょくする。複眼ふくがんからはビームを発射はっしゃすることもできる。小ちいさな手てに大おおきな足あし、口くちには小ちいさな牙きばがあり、バタフリーに似にた姿すがたとなっている。

アニメ『ポケットモンスター』では、ジムリーダー・キョウの妹いもうと・アヤの手持てもちポケモンとして初はつ登場とうじょうし、主人公しゅじんこうサトシのフシギダネと対決たいけつする。また「オレンジ諸島しょとう編へん」ではケンジのポケモンとして登場とうじょうする。声優せいゆうは愛あい河かわ里さと花子はなこ。ゴウもコンパンをゲットしている。このコンパンも愛あい河かわが担当たんとうしている。

モルフォン

モルフォン No. 0049

分類ぶんるい: どくがポケモン	タイプ: むし/ どく	高たかさ: 1.5m	重おもさ: 12.5kg
特性とくせい: りんぷん/ いろめがね	かくれ特性とくせい: ミラクルスキン	進化しんか前まえ: コンパン	進化しんか後ご: なし

コンパンの進化しんか形がた。ドクガをモチーフにしたポケモンで全身ぜんしんが薄うすみがかった紫色むらさきいろで、翅を持もち飛行ひこうが可能かのう。体からだは進化しんか前まえより大おおきくなったものの、飛行ひこうができるために体重たいじゅうが軽かるくなった。有害ゆうがいな鱗粉りんぷんの散布さんぷを得意とくいとする。鱗粉りんぷんは色いろによってその毒性どくせいが異ことなる。外見がいけんや覚おぼえるわざなどバタフリーと通つうずる点てんが多おおい。『赤あか・緑みどり』時代じだいは翅の「尾お状じょう突起とっき」が長ながめで、「毒蛾どくが」というよりは「アゲハチョウ」や「オオミズアオ」のようなデザインであったが、2012年ねん現在げんざいは尾お状じょう突起とっきがかなり短みじかくなっている。

エスパータイプの技わざを覚おぼえるため、『赤あか・緑みどり・青あお』および『ファイアレッド・リーフグリーン』では、ヤマブキシティのジムリーダー・ナツメが使用しようしている。『ピカチュウ』ではナツメは使用しようせず、代かわりにセキチクジムリーダー・キョウが使用しようしている。『金きむ・銀ぎん』『ハートゴールド・ソウルシルバー』でも四天王してんのう・キョウが使用しようする他ほか、その娘むすめであるセキチクジムリーダー・アンズの切きり札ふだとして登場とうじょうしている。

アニメ版ばんではジムリーダー・キョウの手持てもちポケモンとして登場とうじょうし、「しびれごな」と「ねむりごな」の連続れんぞく技わざで苦手にがてタイプのサトシのピジョンを撃退げきたいし、ヒトカゲとの戦闘せんとう中ちゅうにロケット団だんの乱入らんにゅうで一時いちじ休戦きゅうせんとなる。 『アドバンスジェネレーション』では、ホウエンリーグ出場しゅつじょう者しゃのカエデが一いち番手ばんてとして使用しようし、サトシのコータスの「てっぺき」を「かなしばり」で封ふうじてゴルダックと交代こうたい。その後ご、ゴルダックが敗やぶれた後のちに再ふたたび出だされヘイガニは既すでに混乱こんらんしてたため「ちょうおんぱ」が利きかず、交換こうかんしたオオスバメの「つつく」を「かなしばり」で封ふうじるも「つばめがえし」でダメージを受うけ、最後さいごは「しびれごな」を避さけられた直後ちょくごの「でんこうせっか」に敗やぶれる。「めざせポケモンマスター」最終さいしゅう話ばなしではケンジのコンパンがモルフォンに進化しんかしていた。

ディグダ

ディグダ No. 0050

分類ぶんるい: もぐらポケモン	タイプ: じめん	高たかさ: 0.2m	重おもさ: 0.8kg
特性とくせい: ありじごく/ すながくれ	かくれ特性とくせい: すなのちから	進化しんか前まえ: なし	進化しんか後ご: ダグトリオ

モグラたたきのモグラのような姿すがたをしたポケモンで、体からだは筒つつ型がたで上部じょうぶが半球はんきゅうの形状けいじょうとなっている。体からだの下部かぶは土どに埋うまっており、その部分ぶぶんが公開こうかいされることはないが、「ひっかく」「いあいぎり」「きりさく」「つばめがえし」「つじぎり」「シャドークロー」といった斬撃ざんげき系けいの攻撃こうげき技わざを覚おぼえるため、鋭利えいりな爪つめか武器ぶきのような物ものを持もっているとも考かんがえられる。進化しんか形がたのダグトリオも同様どうようである。

地下ちか1mを掘ほり進すすみ、木きの根ねをかじって生いきる。穴あなを掘ほることを得意とくいとするが、住すみ家かとしてはイワークが掘ほり進すすんだ跡あとを好このむ。住すみ処しょのトンネルはノコッチやモグリューなどと共有きょうゆうする。実際じっさいのモグラは掘ほったトンネルがネズミ等ひとしの通路つうろとなり植物しょくぶつが荒あれるため害がい獣じゅう扱あつかいされるが、ディグダが穴あなを掘ほりながら通とおった後のちは地面じめんが程ほどよく耕たがやされるため、多おおくの農家のうかに飼かわれている益えき獣じゅうである。皮膚ひふが薄うすいため日光にっこうに弱よわい。第だい5世代せだいでバチュルが登場とうじょうするまでは、ネイティ・ルリリと並ならび、最もっとも小ちいさいポケモンであった。

シリーズのうちカントー地方ちほうを舞台ぶたいとする作品さくひんでは、クチバシティとニビシティを結むすぶ「ディグダの穴あな」と呼よばれる洞窟どうくつがあり、ディグダたちが自力じりきで掘ほり進すすんで出来できた洞窟どうくつと言いわれている。ディグダとその進化しんか形がたダグトリオのみが出現しゅつげんする。

また、パルデア地方ちほうにはディグダによく似にたウミディグダというポケモンも登場とうじょうしているが、こちらはリージョンフォームではなく、ただ単たんに見みた目めが似にているだけの別べつの種類しゅるい（あなごポケモン）である。

またポケモンスタジアムシリーズでは「ものまね」で「そらをとぶ」を使つかった時ときや「ちきゅうなげ」を受うける時ときに、土どに埋うまった状態じょうたいで土どごと浮うき上あがるシーンがある。第だい七なな世代せだいでは下半身かはんしんの部分ぶぶんを隠かくす岩いわの部分ぶぶんと共ともに浮うき上あがる。

アニメでは「ディグ」などとと言いいながら頭あたまをひょこっと出だすパターンが多おおい。

短編たんぺん映画えいが『ピカチュウのなつやすみ』の日本語にほんご版ばんでは、場面ばめん切きり替かえの間あいだのシーンでダグトリオと共ともに「ディグダ、ディグダ、※ダグダグダグ」と鳴なきながら穴あなから出でたり入はいったりする（※はダグトリオの鳴なき声ごえ）。

アローラのすがた

タイプ：じめん・はがね、高たかさ：0.6m、重おもさ：9.9kg、特性とくせい：すながくれ／カーリーヘアー

アローラ地方ちほうでのディグダの姿すがた。頭部とうぶから髪かみの毛けのようにも見みえる3本ほんの金属きんぞく質しつのヒゲが生はえているのが特徴とくちょうで、それ以外いがいにはほとんど差異さいは見みられない。このヒゲは硬かたいがしなやかで、センサーの機能きのうを果はたしている。抜ぬけ落おちたヒゲを拾ひろって持もち帰かえると不幸ふこうに見舞みまわれるというい伝いつたえがある。身みを隠かくす場所ばしょの少すくない、火山かざん付近ふきんの地域ちいきに住すんでおり、その環境かんきょうで生いき残のこるため、顔かおを地上ちじょうに出ださずに周囲しゅういを探さぐれるように、ヒゲが発達はったつしたといわれている。そのときの気持きもちがヒゲに現あらわれ、ヒゲをピンと張はっている時ときは怒おこっていて、揺ゆらしているのは警戒けいかいしている印しるし。ヒゲを回まわしているのはゴキゲンな時ときで、へたっているときは悲かなしかったり落おち込こんだりしている時ときと、非常ひじょうに分わかりやすく豊ゆたかに表現ひょうげんされる。このディグダたちの掘ほり進すすんだ土地とちは、耕たがやされた畑はたけのように土どが柔やわらかくなるため、農地のうちとして利用りようできる。そのためかアローラ地方ちほうでは、このディグダをありがたがっている人々ひとびとも多おおい。通常つうじょう種しゅのディグダやダグトリオが顔かおを出だした周囲しゅういの土どは茶色ちゃいろくて柔やわらかいが、アローラ地方ちほうのディグダの場合ばあい、周囲しゅういの土どは火山かざん系けいの地質ちしつのためか黒くろくて硬かたい（アスファルトを突つき破やぶった様ようにも見みえる）。

『ソード・シールド エキスパンションパス』の追加ついかコンテンツの「鎧よろいの孤島ことう」にて、このディグダを150匹ひき探さがすイベントがある。一定いってい数すう探さがし当あてる毎ごとにアローラ御三家ごさんけのうちいずれかとアローラリージョンフォルムのポケモンをもらえる。アローラ御三家ごさんけは、序盤じょばんで最初さいしょにもらったポケモンによって異ことなる。

ダグトリオ

ダグトリオ No. 0051

分類ぶんるい: もぐらポケモン	タイプ: じめん	高たかさ: 0.7m	重おもさ: 33.3kg
特性とくせい: ありじごく/ すながくれ	かくれ特性とくせい: すなのちから	進化しんか前まえ: ディグダ	進化しんか後ご: なし

ディグダの進化しんか形がた。その体からだは、元々もともと一ひとつの体からだであったものが三みつ子ごに分わかれたものであり、考かんがえている事ことは3体たいともみな同おなじである。やや精悍せいかんな顔かおつきとなり、頭あたまを互たがい違ちがいに動うごかすことで地下ちか100kmまで掘ほる。ディグダと同様どうように、イワークが掘ほり進すすんだ後のちにできる空洞くうどうを住すみ処しょにする。

パルデア地方ちほうではウミディグダ同様どうよう、リージョンフォームではない全まったく別種べっしゅのあなごポケモン・ウミトリオが登場とうじょうしている。

『スカーレット・バイオレット』では四天王してんのうのチリが使用しよう。

『ポケモン不思議ふしぎのダンジョン』シリーズではディグダの父親ちちおやとして登場とうじょう。『ポケモン不思議ふしぎのダンジョン 時じの探検たんけん隊たい・闇やみの探検たんけん隊たい』では、ギルドの掲示板けいじばん更新こうしん係がかりをしている。

ニンテンドウカップ97の決勝けっしょう進出しんしゅつ者しゃ15人にん中ちゅう3人にんが、ニンテンドウカップ98では決勝けっしょう進出しんしゅつ者しゃ7人にん中ちゅう4人にんが使用しようしたポケモンであり、主おもにじめんタイプでありでんきタイプの技わざが効きかないことを活いかして相手あいてが放はなった「でんじは」を交代こうたいによって受うける役割やくわりを持もっていた。

アニメ『アドバンスジェネレーション』では、ひみつ基地きちを作つくろうとしたロケット団だんを脅おどかしていたが、ムサシに石いしをぶつけられ怒おこって追おい掛かけ回まわした。ホウエンリーグの場面ばめんではサトシの対戦たいせん相手あいてカエデのポケモンとして登場とうじょうし、ピカチュウを「すなじごく」で引ひきずり込こんで「すてみタックル」で退しりぞけるが、オニゴーリにも地中ちちゅうから攻撃こうげきを仕掛しかけるもオニゴーリが地面じめんに向むかって「ずつき」を繰くり出だした勢いきおいで地中ちちゅうから引ひきずり出だされ「れいとうビーム」を食くらい敗やぶれる。

短編たんぺん映画えいが『ピカチュウのなつやすみ』の日本語にほんご版ばんでは、場面ばめん切きり替かえの間あいだのシーンでディグダと共ともに「ディグダ、ディグダ、※ダグダグダグ」と鳴なきながら穴あなから出でたり入はいったりする（※ダグトリオが鳴なくのは後半こうはん部分ぶぶん）。

アローラのすがた

タイプ：じめん・はがね、高たかさ：0.7m、重おもさ：66.6kg、特性とくせい：すながくれ／カーリーヘアー

アローラ地方ちほうでのダグトリオの姿すがた。ディグダの時ときには3本ほんしかなかった頭部とうぶのヒゲは更さらに増ふえて長ながく伸のびロングヘアのようになり、金髪きんぱつのように眩まぶしく光ひかる。ディグダのヒゲ同様どうようしなやかだが硬かたく丈夫じょうぶで、非常ひじょうにゆっくりだが一生いっしょう伸のび続つづける。このヒゲをアローラ地方ちほうの外そとに持もち出だすことは禁きんじられており、持もち出だした者ものは祟たたりにあうといわれ、毎年まいとしヒゲを返かえしにくる観光かんこう客きゃくがいるらしい。アローラ地方ちほうにおいては、大地だいちの神様かみさまの化身けしんとしてあがめられ、とても大事だいじにされているポケモン。そのため、穴あなから顔かおを出だしたこのダグトリオに出でくわすと、アローラの人々ひとびとは地面じめんに膝ひざをつき、深ふかい礼れいを捧ささげる。多おおくのダグトリオが姿すがたを現あらわす日ひは火山かざんが噴火ふんかするというい伝いつたえがあり、年老としおいた住民じゅうみんは直ただちに避難ひなんする。これは地中ちちゅうに住すんでいるこのダグトリオが、火山かざんの動うごきを察知さっちすると驚おどろいて地表ちひょうに出でてくるからだと考かんがえられている。

アニメではロケット団だんに捕つかまるも、ディグダによって助たすけ出だされた。反撃はんげきの際さいに繰くり出だした技わざ「アイアンヘッド」は通常つうじょうの頭あたま突とっきによる打撃だげきとは異ことなり、ヒゲの束たばを長ながく伸のばして叩たたきつけるといった、アローラダグトリオならではのユニークな攻撃こうげきとなっている。