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ポケモンスタジアムシリーズ

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ポケモンスタジアムから転送てんそう

ポケモンスタジアムシリーズは、NINTENDO64ようゲームソフトのシリーズ。ぜん3さく任天堂にんてんどうから発売はつばいされた。64GBパックもちいて、ゲームボーイはんの『ポケットモンスター』シリーズと連動れんどうしたプレイをたのしむことができる。

ほん項目こうもくでは、一作いつさくの『ポケモンスタジアム』および、続編ぞくへん拡張かくちょうばん完全かんぜんばんという言葉ことばほうがより的確てきかく)の『ポケモンスタジアム2』『ポケモンスタジアム金銀きんぎん』をあつかう。後継こうけい作品さくひんといえる『ポケモンコロシアム』『ポケモンXD やみ旋風せんぷうダーク・ルギア』『ポケモンバトルレボリューション』はべつ項目こうもく参照さんしょう

シリーズ概要がいよう共通きょうつうシステム[編集へんしゅう]

ポケットモンスターのシステムのひとつである「通信つうしん対戦たいせん」をクローズアップした作品さくひん。1998ねん開催かいさいされた2かいのポケモンリーグ(ポケモンの公式こうしき大会たいかい通信つうしん対戦たいせんによる全国ぜんこく大会たいかい)に先駆さきがけるかたちで1さく発売はつばいされ、のシリーズも公式こうしき大会たいかいまえ発売はつばいされた。前年ぜんねんのおよび当年とうねん対戦たいせんルールにのっとった対戦たいせん方式ほうしきかなら存在そんざいしている。これら公式こうしき大会たいかいや『64マリオスタジアム』でおこなわれていたポケモンの大会たいかいは、ポケモンスタジアムシリーズをもちいておこなわれていた(ほんシリーズ発売はつばい以前いぜんはモニターとスーパーファミコンスーパーゲームボーイを2だいずつ用意よういして対戦たいせんしていた)。

ほんシリーズはホワイトシティというまち舞台ぶたいにしている。これは本編ほんぺんのゲームやアニメばんなどには登場とうじょうしないまちであり、シリーズ独自どくじ設定せっていえる。

対戦たいせんモード[編集へんしゅう]

GBばんそだてたポケモンのデータを使つかって、ノンプレイヤーキャラクターあるいはのプレイヤーと対戦たいせんすることができる。ぜんポケモンは3Dで描画びょうがされ、ごえもGBばん電子でんしおんからより生物せいぶつふうにアレンジされている。

64GBパックを接続せつぞくして自分じぶんのポケモンを使つかほかに、あらかじめ自分じぶんのポケモンを「登録とうろく」しておいたり、ソフトがわ用意よういされた「レンタルポケモン」を使用しようすることが可能かのうである。対戦たいせんルールは基本きほんてき通信つうしん対戦たいせんじゅんじており、戦闘せんとうちゅうアイテム使つかうことはできず、戦闘せんとうまえ戦闘せんとう終了しゅうりょうぜんポケモンが完全かんぜん回復かいふくする。また、ほぼすべてのルールにおいて「たがいに6たいのポケモンをいながら、実際じっさい対戦たいせんさせる3たいえら」という形式けいしきられる。これは『64マリオスタジアム』で採用さいようされたルールをいでいる。

その共通きょうつうした設定せっていとして「け」がこらないようになっている。「すてみタックル」などの反動はんどうダメージは最後さいご相手あいてのポケモンをたおしたときには発生はっせいせず、「じばく」「だいばくはつ」で最後さいごのポケモン同士どうし相打あいうちになればそれを使つかったほうけになる。最後さいごのポケモンが使つかう「みちづれ」「ほろびのうた」は、効果こうか発揮はっきされることはすなわ使用しようしたポケモンがたおれてしまうことを意味いみするので、そのような状況じょうきょうでは無効むこうとなる。ちなみに、使つかったのち反動はんどうつぎのターンに行動こうどうできなくなる「はかいこうせん」は、相手あいてのポケモンをたおせば相手あいてのポケモンチェンジで1ターン消費しょうひしたとみなされており、これは『1』でもGBとおなじように相手あいてポケモンをたおせば相手あいてのチェンジのターンも普通ふつうわざやポケモンチェンジが可能かのうだった。しかし、『2』では使用しようすると相手あいて命中めいちゅうしなかったりゴーストタイプのポケモンで無効むこうされた場合ばあいでも1ターンうごけなくなった。GBばんでも『スタジアム』でも金銀きんぎん以降いこう相手あいて命中めいちゅうすれば、相手あいてのポケモンをたおしたたおせなかったにかかわらず反動はんどう行動こうどうれなくなった。命中めいちゅうしなかった場合ばあいやゴーストタイプで無効むこうされた場合ばあいは、つぎのターンも行動こうどうできる。またわざひとつであるわるあがきは自身じしんのポケモンのわざざんすべくなると、勝手かっててきのポケモンに攻撃こうげきをする。しかし発生はっせいりつはかなりひくいため、発生はっせいさせるためには、自身じしんのポケモンの攻撃こうげきてきのポケモンにすべ回避かいひさせ、ざんすべてなくすようにしなければならない。

なお、『スタジアム』発売はつばい以前いぜんおこなわれていた『64マリオスタジアム』のポケモン対戦たいせんにおいて「だいばくはつ」によるけが発生はっせいしたさい解説かいせつつとめていたトランセル種市たねいち自爆じばくわざのこりポケモンがいる状態じょうたい使つかうべきで、これを使つかってけになるのは作戦さくせんというむね発言はつげんおこなっており、それをけた設定せっていともかんがえられる。

スタジアム
公式こうしき大会たいかい雰囲気ふんいき再現さいげんしたモード。一定いっていのルールのもとに、8にん相手あいてかなくてはならない(設定せっていじょうは256にん参加さんかのトーナメントであり、公式こうしき大会たいかい地区ちく予選よせんおなじである)。『2』以降いこうコンティニュー可能かのうとなった。手持てもちポケモンを「ひんし」にせずに勝利しょうりした場合ばあい、そのトーナメントにおけるコンティニュー回数かいすうえる。
ルールによっては4段階だんかい難易なんい設定せっていがなされている場合ばあいがあり、本編ほんぺんにおけるモンスターボール系統けいとう名称めいしょう拝借はいしゃくして「モンスターボールカップ」「スーパーボールカップ」「ハイパーボールカップ」「マスターボールカップ」というけられている。初期しょき状態じょうたいではモンスターボールカップしか選択せんたくできず、クリアすることで1段階だんかいじょうのカップに挑戦ちょうせんできるようになる。
ジムリーダーのしろ
『2』より追加ついか。ゲームに登場とうじょうするジムリーダーとその門下生もんかせい相手あいてたたかう。最大さいだいで4にんにさえけばさきすすめ、いちでもけば次回じかいからはけてもそこからスタートできる。対戦たいせん相手あいてのレベルもこちらのレベルにわせられる(ただし最低さいてい50)ので、レベルがまっているスタジアムよりも気軽きがる挑戦ちょうせんできるモードとえる。ただし、コンティニューは不可能ふかのう一度いちどしろをすべてクリアしたらいいが、しかしうらモードにすると、ジムリーダーははじめからとなる。ひょううらモードでトレーナーの所持しょじしているポケモンは一部いちぶことなる。
フリーバトル
プレイヤー同士どうしまたはプレイヤーとコンピュータで自由じゆう対戦たいせんをする。使用しようポケモンやルールは自由じゆう設定せってい可能かのう
とにかくバトル
『2』より追加ついか。ゲーム起動きどうにすぐに選択せんたくできる。あらかじめ用意よういされたパーティをもちいてプレイヤー同士どうしまたはプレイヤーとコンピュータで対戦たいせんする。システムを体験たいけんするために用意よういされたモードであり、勝敗しょうはいによってなにかが変化へんかすることはい。

ポケモンとわざ選択せんたく[編集へんしゅう]

GBばんでは通信つうしんちゅうでもかくプレイヤーが本体ほんたいっているので、プレイヤーごとに画面がめん存在そんざいしていたが、ほんシリーズでは1つのテレビ画面がめんぜんプレイヤーで共有きょうゆうする。そのため、コマンド入力にゅうりょく自分じぶんの「うち」をかくすために独特どくとく手法しゅほうられている。

コマンド入力にゅうりょくには画面がめんわざやポケモンを選択せんたくするのではなく、わざやポケモンごとにられたボタンをすことで選択せんたく決定けっていする。あらかじめ、どのボタンがなに対応たいおうするのかを暗記あんきあるいはメモしておけば、ゲームボーイばん同様どうよう対戦たいせんたのしめる。

暗記あんきやメモをしなくとも、選択せんたくちゅう対応たいおうしているボタンを随時ずいじ確認かくにんできる。コンピュータ相手あいてならばうちえてしまっても問題もんだいい。対人たいじんせんでもえてうちせることで、相手あいて心理しんりてきプレッシャーをあたえる戦術せんじゅつかんがえられる。

ごほうび[編集へんしゅう]

対戦たいせんモードにおいて特定とくてい条件じょうけんたすと、特別とくべつなわざや道具どうぐったポケモンがはいる。3さくそれぞれでもらえるものはことなる。

データの管理かんり[編集へんしゅう]

GBばんのポケモンやアイテムを、ほんシリーズのロムカセットない転送てんそうして保存ほぞんすることができる。さらに、すべての(あるいは選択せんたくした範囲はんいの)ポケモンのデータをおもて計算けいさんソフトのように表示ひょうじする「いちらん」も可能かのうであり、ステータスごとに各種かくしゅ条件じょうけんでソートしたり、特定とくてい条件じょうけんのポケモンのみをすこともできる。この画面がめんじょうでポケモンに直接ちょくせつアイテム使つかって能力のうりょく強化きょうかしたり進化しんかさせたり[ちゅう 1]することも可能かのう。この機能きのう一部いちぶポケモンボックス ルビー&サファイア』にがれている。

なお、これらの機能きのうはGBであらかじめポケモンセンターでセーブをしていないと使用しようできない[ちゅう 2]。また、金銀きんぎんクリスタルにおいて、のプレイヤーがれたポケモン(IDナンバーが主人公しゅじんこうことなるポケモン)は、一定いってい種類しゅるい以上いじょうのポケモンを図鑑ずかん登録とうろくしていないと移動いどうすることができない。

ゲームボーイばんのプレイ[編集へんしゅう]

接続せつぞくしているGBばんのポケモンを、テレビ画面がめんでプレイすることができる。モード選択せんたくにロムカセットのデータをすので若干じゃっかん時間じかんがかかる。画面がめんスーパーゲームボーイ使用しようおなじものだが、配色はいしょくなどを変更へんこうすることはできない。通信つうしんケーブルを接続せつぞくできないので当然とうぜん通信つうしんおこなえない。

ある条件じょうけんたせば、2ばいそくでGBのポケモンをプレイできる「ドードーGB」や、4ばいそく(『きむぎん・クリスタル』は3ばいそく)でプレイできる「ドードリオGB」でプレイできる機能きのう追加ついかされる。ただし、『スタジアム金銀きんぎん』でGBばんきむぎん・クリスタル』をプレイするためには、「うら」モードで「ひょう」とおな条件じょうけんをクリアしなければならない。ちなみに、この『きむぎん・クリスタル』をプレイする場合ばあい、SGBではなくGBCモード(GBCの起動きどうデモがある)となるのだが、SGBで起動きどうさせた場合ばあいのピクチャーフレームも表示ひょうじされる。

あかみどりあお・ピカチュウ』はいずれのスタジアムシリーズでもプレイ可能かのう(『ピカチュウ』は『1』ののち発売はつばいされたが可能かのう)。『きむぎん・クリスタル』は『ポケモンスタジアム金銀きんぎん』でしかプレイできない。

ミニゲーム[編集へんしゅう]

対戦たいせんモードなどとは独立どくりつしたゲームとして、最大さいだい4にんのプレイヤーが参加さんか可能かのうパーティゲームが『2』以降いこう収録しゅうろくされている。初心者しょしんしゃでもすぐ理解りかいできるシンプルなルールと、ポケモンの個性こせいかしたゲームデザインが特徴とくちょうである。

ポケモンスタジアム[編集へんしゅう]

ポケモンスタジアム
ジャンル 対戦たいせん&図鑑ずかん
対応たいおう機種きしゅ NINTENDO64
開発元かいはつもと 任天堂にんてんどう
発売はつばいもと 任天堂にんてんどう
プロデューサー 宮本みやもとしげる
三木みきけん
石原いしはら恒和つねかず
岩田いわたさとし
ディレクター 清水しみず隆雄たかお
プログラマー 西田にしだやすし
音楽おんがく 永田ながたけんふとし
峰岸みねぎしとおる
疋野こうけい
人数にんずう 1人ひとり2人ふたり対戦たいせん
メディア ロムカセット
発売はつばい 1998ねん8がつ1にち
売上うりあげ本数ほんすう やく137まんほん
その 64GBパックどうこり対応たいおう
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ポケモンスタジアム』は、1998ねん8がつ1にち日本にっぽん国内こくない発売はつばいされたNINTENDO64ようゲームソフト。売上うりあげ本数ほんすうやく137まんほん

概要がいよう[編集へんしゅう]

シリーズの1さく。『ポケットモンスター あかみどりあお・ピカチュウばん対応たいおうほんさく発売はつばい当時とうじピカチュウばん発売はつばいだが対応たいおう)。ポケモンシリーズはつのNINTENDO64ソフトである。ポケモンの3Dグラフィックや、ゲームボーイソフトとの画期的かっきてき連動れんどうなどが話題わだいび、販促はんそくキャンペーンもだい規模きぼおこなわれた。くわえてカメラワークやモーションの多彩たさいさ、アレンジされたごえなど映像えいぞう音声おんせいとくしていたが以下いか問題もんだいてんがある。

  • 当時とうじ151種類しゅるいいたポケモンちゅう、40種類しゅるい大会たいかい使用しようされたもの)しか対戦たいせんモードに出場しゅつじょうさせられない。
  • 対戦たいせんモードが2つしかい。対戦たいせんほかにデータ整理せいりとゲームボーイばんのプレイしか出来できない。
  • データ整理せいりではポケモンを120たいしか保存ほぞんできない。これはゲームボーイばんくらべて半分はんぶんである。
  • 手持てもちポケモンしか参戦さんせん登録とうろくさせられなかったので、毎回まいかい手持てもちを整理せいりする必要ひつようがあり不便ふべん
  • ゲームの性質せいしつじょううん(ポケモンのタイプなど)の要素ようそつよいにもかかわらず、コンティニューなどが存在そんざいしない8連戦れんせん8連勝れんしょういられる。

これらの問題もんだいてん次回じかいさく以降いこう改善かいぜんされた。また、日本にっぽん国外こくがいでは日本にっぽんにおける『2』が1さくとして発売はつばいされ、ほんさく発売はつばいされなかった。

また、公式こうしき大会たいかい攻略こうりゃくビデオも発売はつばいされていた。ナレーションは子安こやす武人たけひとせき智一ともかず鈴木すずき勝美かつみ担当たんとう

実況じっきょう長谷部はせべ浩一こういち担当たんとう

出場しゅつじょう可能かのうなポケモン[編集へんしゅう]

スピアーオニドリルピカチュウニドクインニドキングダグトリオオコリザルウインディフーディンカイリキーゴローニャレアコイルパルシェンゲンガーイワークスリーパーマルマインナッシーラッキーガルーラスターミーストライクルージュラカイロスケンタロスギャラドスラプラスメタモンシャワーズサンダースブースタープテラカビゴン、※フシギバナ、※リザードン、※カメックス、※フリーザー、※サンダー、※ファイヤー、※カイリュー

※はレベル30トーナメントに登場とうじょうさせることができない(レベル30以下いか存在そんざいしない)。

対戦たいせんルール[編集へんしゅう]

レベル1から30のトーナメント
ほんさく発売はつばい前後ぜんこう開催かいさいされた1998ねん公式こうしき大会たいかいのルールにもとづく。の「ニンテンドウカップ98」。レベル30以下いかで、ほんさく対戦たいせん可能かのうなポケモンのうち33種類しゅるい(レベル30以下いか存在そんざいしないものはのぞく)が参加さんか可能かのう難易なんいべつに4つのランクがある。全体ぜんたいてき難易なんいはレベル50と比較ひかくしてひくめであるが、つぎさく以降いこうくらべると難易なんいたかい。
レベル50から55のトーナメント
1997ねん公式こうしき大会たいかいのルールにもとづく。の「ニンテンドウカップ97」。レベル50〜55(対戦たいせんす3たいのレベルの合計ごうけいは155まで)で、ほんさく対戦たいせん可能かのうなポケモン40種類しゅるいすべてが参加さんか可能かのう実際じっさい大会たいかい出場しゅつじょうしゃたち似顔絵にがおえりの実名じつめい登場とうじょうし、使用しようポケモンのデータも実際じっさい大会たいかいたときとおなじものが使用しようされている。ランクべつく、いきなりかれらを相手あいてにすることになるので難易なんいたかめ。

独自どくじのシステム[編集へんしゅう]

なみのりピカチュウ
いずれかのトーナメント(レベル30では最高さいこうなんの「マスターボールカップ」)において、レンタルや登録とうろく使つかわずにピカチュウを手持てもちにれた状態じょうたいすすみ、最終さいしゅうせんでピカチュウをエントリーさせて勝利しょうりすれば、そのピカチュウに通常つうじょうではおぼえられない「なみのり」をおしえてもらえる。
次回じかいさく以降いこうでは、特別とくべつわざおぼえたポケモンを直接ちょくせつもらえることはあったが、自分じぶんのポケモンに特別とくべつわざおしえてもらえるのはほんさくのみである。

ポケモンスタジアム2[編集へんしゅう]

ポケモンスタジアム2
Pokémon Stadium
ジャンル 対戦たいせん&図鑑ずかん
対応たいおう機種きしゅ NINTENDO64
開発元かいはつもと 任天堂にんてんどう
発売はつばいもと 任天堂にんてんどう
プロデューサー 三木みきけん
石原いしはら恒和つねかず
岩田いわたさとし
宮本みやもとしげる
ディレクター 清水しみず隆雄たかお
プログラマー 西田にしだやすし
音楽おんがく 若井わかいよし
永田ながたけんふとし
峰岸みねぎしとおる
美術びじゅつ 菱田ひしだ達也たつや
人数にんずう 1人ひとりから4にん対戦たいせんなど)
メディア ロムカセット
発売はつばい 日本の旗 1999ねん4がつ30にち
売上うりあげ本数ほんすう 日本の旗 71まんほん
世界 546まんほん[1]
その 64GBパック対応たいおう
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ポケモンスタジアム2』は1999ねん4がつ30にち日本にっぽん国内こくない発売はつばいされたNINTENDO64ようゲームソフト。国内こくない売上うりあげ本数ほんすうやく71まんほん

概要がいよう(2)[編集へんしゅう]

シリーズの2さく、というよりもむしろ前作ぜんさく完全かんぜんばんであり、ようやくいまさく時点じてんでのポケモン151しゅぜんたね出場しゅつじょう可能かのうとなった。前作ぜんさく同様どうようポケットモンスター あかみどりあお・ピカチュウばん対応たいおう当初とうしょ64DD追加ついかディスクというかたちでの販売はんばい予定よていしていた。前作ぜんさくプレイヤーのおも不満ふまんてんすべ解消かいしょうしたうえ多数たすうしん機能きのう搭載とうさいしている。対戦たいせんわざ効果こうかなども微妙びみょう調整ちょうせいされ、『ポケットモンスター きんぎん』にがれた部分ぶぶんもある。

前作ぜんさくでは、初心者しょしんしゃはなした、いわゆる「バトルだけに専念せんねんしたい」というひとだけがたのしめるようなバランス調整ちょうせいだったが、ほんさくでは、ミニゲームコーナーや対戦たいせんする相手あいてもはじめはよわくなっていたりと初心者しょしんしゃにも非常ひじょうやさしくなっている。一方いっぽうすべてをクリアすると、上級じょうきゅうしゃのための「うら」モードが出現しゅつげんし、ごたえのある対戦たいせんたのしめる。ほんさく発売はつばい時点じてんすでに『あかみどり』の発売はつばいから3ねん以上いじょう経過けいかしていたので、りにられたゲームバランスを堪能たんのうできる。

ほんさく以降いこう4にん同時どうじプレイに対応たいおうし、フリーバトルにおいて2人ふたりのプレイヤーによる混成こんせいパーティがめるようになった。ただし同時どうじ戦闘せんとうせるポケモンはかくチーム1たいずつであり、『ルビー・サファイア』のマルチバトルとはことなる。

また、ほんさくからはピカチュウバージョンのピカチュウ対戦たいせんしたときやミニゲームにおいて、アニメばんこえもちいられるようになった。こまかい変更へんこうてんとしては、対戦たいせんちゅうにポケモンがこおりづけになったさい、そのポケモンは「こおりおり」のなかで、攻撃こうげきけたさいのリアクションのようなポーズをったままになるようになった。

実況じっきょう前作ぜんさくおなじく長谷部はせべ浩一こういち担当たんとう

2022ねん9月13にち放送ほうそうされたNintendo Directにて、『NINTENDO 64 Nintendo Switch Online』の収録しゅうろくソフトのひとつとして今後こんご配信はいしんされることが発表はっぴょうされ、2023ねん4がつ12にちより配信はいしん[2][3][4][5]。なお、ゲームボーイでそだてたポケモンは使用しようできない。

対戦たいせんルール (2)[編集へんしゅう]

ニンテンドウカップ99
ほんさくのメインといえるルール。ほんさく発売はつばい開催かいさいした1999ねん公式こうしき大会たいかいもとづくルール。難易なんいべつに4つのランクがある。ミュウミュウツーのぞいたレベル50以下いかのポケモンのうち、1997ねん1998ねん公式こうしき大会たいかい全国ぜんこくトーナメントにいち登場とうじょうしたこといポケモンを対象たいしょうとしている前作ぜんさくから登場とうじょうしているポケモンのうち、地区ちく大会たいかいおよ全国ぜんこく大会たいかい入賞にゅうしょうしゃ使用しようしていたポケモン23たいとミュウ・ミュウツーの2たいいた126たい)。てきとして出場しゅつじょうするポケモンは、モンスターボールきゅうやスーパーボールきゅうでは一部いちぶのポケモンでレベル40だい存在そんざいするが、それ以降いこうすべてレベル50となっている。
出場しゅつじょうできないポケモンはフシギバナ、ダグトリオ、フーディン、ゴローニャ、レアコイル、ゲンガー、スリーパー、マルマイン、ナッシー、ラッキー、ガルーラ、スターミー、ルージュラ、ケンタロス、ギャラドス、ラプラス、メタモン、シャワーズ、サンダース、カビゴン、フリーザー、サンダー、カイリュー、ミュウツー、ミュウ。
ウルトラカップ
ぜんポケモン参戦さんせんりにしたほんさくのもうひとつのメインとえるルール。このカップも難易なんいべつに4つのランクがある。ポケモンの種族しゅぞく、レベル制限せいげん派手はでなバトルが展開てんかいできるが、おなじポケモンは2たい以上いじょうエントリーできない。また、プレイヤーの出場しゅつじょうレベルは不問ふもんだがてきとして登場とうじょうするポケモンはすべてレベル100となっている。のポケモンと一線いっせんかくした能力のうりょくミュウツー参戦さんせん可能かのうだが、てきとしては登場とうじょうしないことから、ミュウツーを使つかわないことを前提ぜんていにバランスが調整ちょうせいされているとられる。
ニンテンドウカップ98
1998ねん公式こうしき大会たいかいもとづくルール。前作ぜんさくの「レベル30トーナメント」に相当そうとうするが、いまさくでは一部いちぶわざ効果こうか変更へんこうされているのでおな戦略せんりゃく通用つうようしづらい。「うら」では実在じつざいしている大会たいかい出場しゅつじょうしゃたち似顔絵にがおえりの実名じつめい登場とうじょうする(前作ぜんさくの「レベル50トーナメント」とおなじく、大会たいかい使つかわれたポケモンとおな能力のうりょく再現さいげんされている)。前回ぜんかい大会たいかい比較ひかくすると戦略せんりゃく戦術せんじゅつみがかれているうえ育成いくせいシステムを把握はあくしているプレイヤーもえているので非常ひじょう手強てごわい。とくに九州きゅうしゅう代表だいひょうのやまうちともゆき(実在じつざいのトレーナー)せん屈指くっし難易なんいである。なお前作ぜんさくから登場とうじょうしているポケモンのうち97・98カップでの出場しゅつじょう使用しよう経験けいけんのあるポケモンは、99カップでは出場しゅつじょう禁止きんしとなっている。
ニンテンドウカップ97
1997ねん公式こうしき大会たいかいもとづくルール。前作ぜんさくの「レベル50トーナメント」と基本きほんてきにはおなじだが、40たいしか参加さんかしていない前作ぜんさくちがってミュウツー・ミュウをのぞく149たい参加さんか可能かのうだが、てきとしては地区ちく大会たいかいおよ全国ぜんこく大会たいかい入賞にゅうしょうしゃ使用しようしていたポケモンしか登場とうじょうしてらず、出場しゅつじょうしゃもゲームないのトレーナーのみとなっている。
ファンシーカップ
身長しんちょう2メートル以下いか体重たいじゅう20キログラム以下いか進化しんか条件じょうけんたすポケモンのみ参加さんかできる変則へんそくルール。レベル制限せいげんは25〜30(対戦たいせんす3たいのレベルの合計ごうけいは80以下いか)。名前なまえとおり、かわいらしいポケモンが活躍かつやくできる。このルールは公式こうしき大会たいかい本戦ほんせん(ニンテンドウカップ99)のプレイベントのようなかたち全国ぜんこく大会たいかい開催かいさいされた。ポケモンの最大さいだいHPがすくないため、ここではかならず40ダメージがあたえられる「りゅうのいかり」が要注意ようちゅういわざとなる。
出場しゅつじょう可能かのうなポケモンはフシギダネ、ヒトカゲ、ゼニガメ、キャタピー、ビードル、ポッポ、コラッタ、オニスズメ、アーボ、ピカチュウ、サンド、ニドラン♀、ニドラン♂、ピッピ、ロコン、プリン、ズバット、ナゾノクサ、パラス、ディグダ、ニャース、コダック、ガーディ、ニョロモ、ケーシィ、ワンリキー、マダツボミ、イシツブテ、コイル、カモネギ、シェルダー、ゴース、クラブ、ビリリダマ、タマタマ、カラカラ、ドガース、タッツー、トサキント、コイキング、メタモン、イーブイ、オムナイト、カブト、ミニリュウ。
イエローカップ
ミュウをのぞくレベル15〜20(対戦たいせんす3たいのレベルの合計ごうけいは50以下いか)のあいだ存在そんざいしているポケモンが参加さんか可能かのう。このレベルではだい部分ぶぶんのポケモンが進化しんかだが、ていかくりつあらわれる進化しんかした状態じょうたい野生やせいポケモンや、ゲームないでの交換こうかんイベントを駆使くしすれば意外いがいなポケモンが条件じょうけんたしており、とくにピカチュウばん通称つうしょう「イエロー」)には条件じょうけんたす強力きょうりょくなポケモンがおお出現しゅつげんする。1999ねん11月に発売はつばいされた『きむぎん』との通信つうしん駆使くしすれば参加さんか可能かのうなポケモンはさらにえる(きむぎんバージョンでのタマゴから孵化ふかさせたポケモンとう)。ファンシーカップと同様どうよう、ポケモンの最大さいだいHPがすくないため、ここではかならず40ダメージがあたえられる「りゅうのいかり」が要注意ようちゅういわざとなる。
ジムリーダーのしろ
レベル・ポケモンの種類しゅるいわず参加さんか可能かのうしろおくかうみちちふさがるカントー地方ちほうの8つのジムをじゅんにクリアしていき、ゴールを目指めざすモード。1つのジムにはトレーナー3にんとジムリーダー1にんけい4にんがおり、いちけずに4にん全員ぜんいんてば突破とっぱできる。配下はいかのトレーナーは基本きほんてきにGBばんポケットモンスターでかくポケモンジムの登場とうじょうしていた種類しゅるいのものが「ジムリーダーのしろ」でも登場とうじょうする。8つのジムをクリアすると四天王してんのう登場とうじょう。ここで四天王してんのう4にんとチャンピオン1にん連続れんぞく勝利しょうりすれば、ジムリーダーのしろ完全かんぜん制覇せいはとなる。なお、てき使用しようポケモンのレベルは、プレイヤーの最高さいこうレベルのポケモンとひとしくなる(ただし最低さいていはレベル50)。
ミュウツーをたおせ
すべてのトーナメントと「ジムリーダーのしろ」を制覇せいはすると出現しゅつげんするモード。最大さいだい6たい手持てもちポケモンをもちいて、当時とうじ最強さいきょうのポケモンとされたレベル100(最大さいだい)のミュウツー1たいいど最終さいしゅう決戦けっせん。こちらの使用しようポケモンに制限せいげんく、すべてがたおれるまでにミュウツーをたおせばよい。これをクリアーすればゲームはエンディングをむかえ、通常つうじょう通称つうしょうひょう」)よりすべての対戦たいせんモードのポケモンの強化きょうかされたべつステージ「うら」が出現しゅつげんする。なお「うら」でも上記じょうき同等どうとう方法ほうほうをクリアーすればふたたびミュウツーとたたかえるが、「ひょう」よりも格段かくだんつよく、ゲームない存在そんざいしうる最強さいきょう能力のうりょくあらわれる。これに勝利しょうりすればしんのエンディングをむかえる。なお対戦たいせんモードとはことなり、対戦たいせん実況じっきょうい。

独自どくじのシステム (2)[編集へんしゅう]

チビッコクラブ
対戦たいせんとはまった関連かんれんしないおまけ要素ようそとして搭載とうさいされたミニゲーム。全部ぜんぶで9種類しゅるい存在そんざいする。
内容ないようはいずれもなにかしらポケモンの特徴とくちょうをうまく利用りようしたものになっており、「はねる」しかおぼえられないコイキング使つかった「コイキングのはねるでポン」や、「かたくなる」しかおぼえられないトランセルコクーン使つかった「かたくなるがっせん」といったものがある。なお、どうモードちゅうのポケモンのごえはアニメばんのものが使つかわれている。
でんどういりのやかた
いずれかのトーナメントおよび「ジムリーダーのしろ」最終さいしゅうラウンドをクリアした時点じてん手持てもちポケモンは、ここに「殿堂でんどうり」する。ぜんポケモンを殿堂でんどうりさせることでご褒美ほうびとして「ドわすれ」をおぼえたコダックをもらえる。おな種族しゅぞくふたた殿堂でんどうりした場合ばあいまえ記録きろく強制きょうせいてき上書うわがきされるのがマイナスポイントであった。
「ジムリーダーのしろ」のごほうび
クリアすると、フシギダネヒトカゲゼニガメイーブイサワムラーエビワラーカブトオムナイトのいずれかがもらえる。ランダムだが、クリアするたびになんでももらうことができる。これらはいずれも本編ほんぺんでは選択肢せんたくしからみ、すべしゅれるためには通信つうしん必須ひっすとなるポケモンたちである。さらに、『きむぎん・クリスタル』におくるまでは確認かくにんできないが、ひょうでもらえるポケモンには「きのはこ(ぎんのトロフィー)」、うらは「きりのはこ(かねのトロフィー)」をっていて、『きむぎん・クリスタル』バージョンのぬいぐるみとおな置物おきものとしていえかざれる。
GBビル・ドードーGB・ドードリオGB
ゲームボーイの本編ほんぺんをプレイできる機能きのう。NINTENDO64というだい容量ようりょうのハードウェアにより、通常つうじょう(ゲームボーイ)の2ばい・4ばい速度そくどでプレイできるようになった。ただし、はじめはGBビルのみが使つかえ、ゲームをすすめることで、ドードーGBとドードリオGBも使つかえるようになる

ポケモンスタジアム金銀きんぎん[編集へんしゅう]

ポケモンスタジアム金銀きんぎん
Pokémon Stadium 2
ジャンル 対戦たいせん&図鑑ずかん
対応たいおう機種きしゅ NINTENDO64
開発元かいはつもと 任天堂にんてんどう
発売はつばいもと 任天堂にんてんどう
ディレクター 清水しみず隆雄たかお
プログラマー けん重力じゅうりょく
音楽おんがく 若井わかいよし
美術びじゅつ 菱田ひしだ達也たつや
人数にんずう 1人ひとりから4にん対戦たいせんなど)
メディア ロムカセット
バックアップようフラッシュメモリ搭載とうさい
発売はつばい 日本の旗 2000ねん12月14にち
売上うりあげ本数ほんすう 日本の旗 114まんほん
世界 254まんほん[1]
その 64GBパック対応たいおう
テンプレートを表示ひょうじ

ポケモンスタジアム金銀きんぎん』は2000ねん12月14にち日本にっぽん国内こくない発売はつばいされたNINTENDO64ようゲームソフト。国内こくない売上うりあげ本数ほんすうやく114まんほん

概要がいよう金銀きんぎん[編集へんしゅう]

シリーズの3さくにして最終さいしゅうさく。『きむぎん・クリスタル対応たいおうばん前作ぜんさくの『あかみどりあお・ピカチュウばんにも一部いちぶ対応たいおうしている。

基本きほんてきには『きむぎん・クリスタル』ばんのためのソフトであるが、前作ぜんさくあかみどりあお・ピカチュウ』ばんからも直接ちょくせつ、ポケモンやアイテムの管理かんりをしたり対戦たいせんモードに参戦さんせんすることが可能かのうである。使用しようできるポケモンやわざ大幅おおはば制限せいげんされるので難易なんいがり、一種いっしゅやりプレイになる。なお、その場合ばあいもポケモンの能力のうりょくわざ効果こうかは『きむぎん・クリスタル』準拠じゅんきょとなる。ちなみに『あかみどりあお・ピカチュウ』においてことなるデータあいだでアイテムをやりりする手段しゅだんほんさく唯一ゆいいつであり、これによるあらたなやりみも可能かのうとなった。

シリーズでは唯一ゆいいつドルビーサラウンド対応たいおうしている。

実況じっきょう大西おおにしけんはれ担当たんとう

2022ねん9がつ13にち放送ほうそうされたNintendo Directにて、『NINTENDO 64 Nintendo Switch Online』の収録しゅうろくソフトのひとつとして今後こんご配信はいしんされることが発表はっぴょうされ、2023ねん8がつ8にち配信はいしん開始かいし[6][7][8][9]。なお、ゲームボーイでそだてたポケモンは使用しようできない。

対戦たいせんルール(金銀きんぎん[編集へんしゅう]

ニンテンドウカップ2000
ほんさく発売はつばい前後ぜんこう2000ねんあきから2001ねん年明としあけまでに開催かいさいされた公式こうしき大会たいかいのルールにもとづく。レベル50〜55(ただし対戦たいせんす3たいのレベルの合計ごうけいはニンテンドウカップ97とおなじく155以下いか)のミュウツーミュウルギアホウオウセレビィのぞぜんポケモンが参加さんか可能かのう(ニンテンドウカップ99で出場しゅつじょう禁止きんしになっていたポケモンもこん大会たいかいでは出場しゅつじょう復帰ふっきしている)。難易なんいべつに4ランクがある。ルビー・サファイア発売はつばい以後いご一定いってい人気にんきはく対戦たいせんルールである。
ウルトラカップ
前作ぜんさく同様どうよう、ポケモンやレベルに制限せいげんいルールである。さらに多彩たさいになったポケモンやわざ存分ぞんぶんあばれることができる。前作ぜんさくのウルトラカップで猛威もういるったミュウツーもられるが、あくはがねタイプの登場とうじょう特殊とくしゅ特殊とくしゅ攻撃こうげき特殊とくしゅ防御ぼうぎょへの分裂ぶんれつ、メインわざの「サイコキネシス」の追加ついか効果こうか発動はつどうかくりつ減少げんしょうにより前作ぜんさくほどのつよさは発揮はっきできない。
リトルカップ
レベル5で、「進化しんかすることができるがまだ進化しんかしていないポケモン」のみが参加さんかできる。『きむぎん』のしん要素ようそであるタマゴシステムを前面ぜんめんしたルール。名前なまえ似合にあわず、ストライクイワークといった大型おおがたのポケモンが活躍かつやくする。前作ぜんさくのファンシーカップやイエローカップで「りゅうのいかり」が要注意ようちゅういわざとなっていたためか、このカップではポケモンによらずダメージが固定こていわざ「ソニックブーム」「りゅうのいかり」は効果こうかしとなっている。
チャレンジカップ
プレイヤーが用意よういしたポケモンは使つかえず、エントリーした時点じてんでランダムでまる6たいのポケモンをもちいてプレイしなければならない。また、相手あいて手持てもちもランダムでまるため、特定とくてい攻略こうりゃくほう存在そんざいしない。つまりプレイヤーのうで、そしてうんわれるカップでもある。難易なんいべつに4ランクがある。ランクががるごとにポケモンのレベルも上昇じょうしょうする。大抵たいてい場合ばあい使つかれないポケモンやわざ使用しよういられることになる。GBばんっていない、64GBパックがいプレイヤーでも気軽きがるたのしめるカップでもある。
ジムリーダーのしろ
レベル・ポケモンの種類しゅるいわず参加さんか可能かのう基本きほんてきなルールは『2』とおなじ。しかしいまさくではゴールするまでにジョウト・カントーのけい16ジムを制覇せいはせねばならず、さらにロケットだん乱入らんにゅうイベントもあるためステージすう大幅おおはばえた。また、1ジムあたりのトレーナーの人数にんずう前作ぜんさくとはちがってまちまちである。たとえば、アサギジムにはトレーナーが1人ひとりもおらず、リーダーのミカン1にんだけで構成こうせいされている。
ライバルをたおせ!
すべてのトーナメントと「ジムリーダーのしろ」を制覇せいはするとプレイできる。最大さいだい6たい手持てもちポケモンをもちいて、当時とうじ最強さいきょうのポケモンたちとされたミュウツールギアホウオウれたライバル(『きむぎん』)との最終さいしゅう決戦けっせん。「うら」ではより強化きょうかされている。それぞれ、クリアすることがエンディング閲覧えつらん条件じょうけんであることは前作ぜんさく同様どうよう

独自どくじのシステム(金銀きんぎん[編集へんしゅう]

ポケモンこうざ
対戦たいせんにおける基本きほんてき知識ちしきやテクニックをチュートリアルでまなんだり、実際じっさい模擬もぎ対戦たいせんをすることができる。さらに、ぜんポケモンのおぼえるわざ出現しゅつげん場所ばしょのデータベースも閲覧えつらんできる。「攻略こうりゃくほんいらず」ともしょうされた(実際じっさい当時とうじの『きむぎん・クリスタル』の攻略こうりゃくほんよりデータは充実じゅうじつしていた)。
ポケモンクイズ
ほんさくはミニゲームともうひとつのミニゲームとして「ポケモンクイズ」が追加ついかされている。名前なまえのとおりポケモンにかんするクイズをたのしめる。1人ひとりから4にんまでプレイできる。難易なんいは「かんたん」「ふつう」「むずかしい」と3つにけられている。「むずかしい」になると「………ですが、………はなんでしょう?」などというフェイント(パラレル)がある。
「ジムリーダーのしろ」のごほうび
クリアしたときのメンバーのいずれか1たいに、「そのポケモンがそのレベルまでに自力じりきおぼえられるわざ」を1つだけ「おもさせる」ことができる。この方法ほうほう使つかわないとおぼえられないわざ存在そんざいする。
本編ほんぺんではとく名前なまえていないが、攻略こうりゃくほんではスーパーわざマシンばれている。
ルールエディット
フリーバトルのルールを自由じゆう作成さくせいできる。とはいっても参加さんかポケモンやレベルの制限せいげんけの裁定さいていやコマンド入力にゅうりょく制限せいげん時間じかんなどが設定せっていできるのみで、ルールにあわせた対戦たいせん相手あいてあらわれるわけでもなかった(あくまでもプレイヤー同士どうし対戦たいせん想定そうてい)ため、大会たいかいのような特殊とくしゅ状況じょうきょうのぞいてはあまりもちいられることはかった模様もよう
ふしぎなおくりもの
きむぎん・クリスタル』における通信つうしん一種いっしゅ本来ほんらいゲームボーイカラー2だい必要ひつよう対人たいじん通信つうしんだが、ほんさくではおんな(ノンプレイヤーキャラクター)とおこなうことができる。当然とうぜん、1にちあたり1つのGBデータにつき1かいまで。また、そのデータでふしぎなおくりものをおこなえるようにしておくことが必要ひつようちなみに毎日まいにちらいたり、なんにちなかったりすることでおんな台詞せりふわる。なお、おんな最後さいご通信つうしんした状態じょうたいでトレーナーハウスへくと、「オクル」というのトレーナーがあらわれる。
じぶんのへや
きむぎん・クリスタル』では自分じぶん部屋へやきなアイテムで模様替もようがえすることができるが、それを3D画面がめん鑑賞かんしょうできる。
モバイルスタジアム
モバイルアダプタGB接続せつぞくしたことのある『クリスタル』を接続せつぞくしたのちあらわれる。『クリスタル』経由けいゆでダウンロード(現在げんざいではサービス終了しゅうりょう)した実際じっさい公式こうしき大会たいかい対戦たいせん鑑賞かんしょうしたり、そのトレーナーと実際じっさい対戦たいせんすることができる(操作そうさはCP)。シリーズ名物めいぶつである実名じつめい大会たいかい入賞にゅうしょうしゃほんさく登場とうじょうしないのはこのモードが存在そんざいするためともかんがえられる。ただしフリーバトルとしてたたかうことしかできず、似顔絵にがおえい。
「ともだちデータ」機能きのう直接ちょくせつ対戦たいせん(ともだちとモバイル)した相手あいてのデータを登録とうろくし、CP操作そうさ対戦たいせんすることもできる。
GBビル・ドードーGB・ドードリオGB
ゲームボーイの本編ほんぺんをプレイできる機能きのう。NINTENDO64というだい容量ようりょうのハードウェアにより、通常つうじょう(ゲームボーイ)の2ばい・4ばい(『きむぎん・クリスタル』は3ばい)の速度そくどでプレイできるようになった。ただし、はじめはGBビルのみが使つかえ、ゲームをすすめることで、ドードーGBとドードリオGBも使つかえるようになる
きむぎん・クリスタル』で倍速ばいそくモードを使つかった場合ばあい処理しょり能力のうりょく関係かんけいで2ばいにすると画面がめんセピアいろ変化へんかするとともにフレームが消失しょうしつ(これはスーパーゲームボーイ使用しようのピクチャーフレームとおなじものであるため、GBC専用せんようの『クリスタル』はもとからい)、3ばいそくになると画面がめんモノクロになる。

まめ知識ちしき[編集へんしゅう]

  • いまさく登場とうじょうするポケモンの3Dモデルは、のちにWiiで発売はつばいされた「ポケモンバトルレボリューション」に流用りゅうようされている。
  • 発売はつばいまえ一時期いちじきは『ポケモンスタジアム金銀きんぎんクリスタル』というタイトルで発表はっぴょうされ、タイトルロゴも公開こうかいされたが、結局けっきょく『クリスタル』の部分ぶぶん除外じょがいされた。
  • ほんさく発売はつばい記念きねんして、歴代れきだい大会たいかい上位じょういおさめたプレイヤーを招待しょうたいした「エキシビジョンマッチ」が開催かいさいされた。
  • ほん作品さくひんはポケモンシリーズではじめてフラッシュメモリバックアップを採用さいようしている。よって、半永久はんえいきゅうてきにポケモンを保存ほぞんできる[ちゅう 3]。『きむぎん・クリスタル』は、時計とけい機能きのう搭載とうさいであるがゆえ、バックアップ電池でんち消費しょうひはやいので、それをおぎな機能きのうえる(ことなるIDあいだでポケモンをやりとりするには150種類しゅるい以上いじょうのポケモンをつかまえていないといけない)。
  • 公式こうしきにアナウンスはされないが「メモリー拡張かくちょうパック(ハイレゾパック)」に対応たいおうしている。これを本体ほんたい接続せつぞくしていると、GBビルで『きむぎん・クリスタル』のプレイちゅう発生はっせいする頻繁ひんぱんなローディングを回避かいひできる。
  • ミニゲームプレイにGBパックを接続せつぞくしていると、そのGBばんのポケモンを参加さんかさせることが出来でき勝利しょうりするとGBばんでのゲームコーナーのコインがはいったり、ポケモンの「なつき具合ぐあい」が上昇じょうしょうするといったメリットがられる。この場合ばあいは「オオタチのピョンピョンボール」でキリンリキ、「ころころトゲピー」でオムナイト、「いあいぎりがっせん」でハッサムとう本来ほんらいとはことなるポケモンでのプレイも可能かのう
  • ミニゲームの「はこんでデリバード」でGBパックを接続せつぞく使つかうと、登場とうじょうするプレゼントのうちゲームボーイカラーとNINTENDO64が、当時とうじしん製品せいひん厳密げんみつうとこの時点じてんでは発売はつばい)であるゲームボーイアドバンスゲームキューブわる。ゲームボーイカラーとゲームボーイアドバンスの重量じゅうりょうはさしてわらないが、ゲームキューブはNINTENDO64にくらべて若干じゃっかんかるく、ややはや速度そくどはこべる。
  • うらスタジアムでは、「きむぎん・クリスタル」にしか存在そんざいしないわざのタマゴわざと「あかみどりあお・ピカチュウ」のわざマシンなど、普通ふつうでは出来できないわせのわざおぼえているポケモンがなんたいかいる。(いちれいとしては、マチスのライチュウが「なみのり」と「きしかいせい」をおぼえている、シバのナッシーが「げんしのちから」と「だいばくはつ」をおぼえている、など。)
  • うらジムリーダーのしろのワタルは、手持てもちのオーダイルバンギラスにせんせいのツメを同時どうじたせている。普通ふつうおな道具どうぐたせることは出来できないので、これはもちもの重複じゅうふく違反いはんである。
  • いまさくてきNPCは、ポケモンシリーズでもトップクラスにかしこいとわれている。たとえば、こちらのポケモン交代こうたい予測よそくしてわざ選択せんたくする、一度いちどプレイヤーがわ使用しようしたわざ警戒けいかいするひとし行動こうどうをとる。

関連かんれん項目こうもく[編集へんしゅう]

脚注きゃくちゅう[編集へんしゅう]

注釈ちゅうしゃく[編集へんしゅう]

  1. ^ 進化しんかは『ポケモンスタジアム金銀きんぎん』のみ可能かのう
  2. ^ GBがわでのポケモンやアイテムの整理せいり基本きほんてきにポケモンセンターでしかおこなえないひとし、ポケットモンスター本編ほんぺんのゲーム進行しんこう影響えいきょうおよぼさないようにするための措置そち
  3. ^ とはえ、フラッシュメモリであってもみをおこなわずにすうねん以上いじょう放置ほうちした場合ばあいはデータが蒸発じょうはつする可能かのうせいがある。詳細しょうさいフラッシュメモリ#保持ほじ期間きかん参照さんしょう

出典しゅってん[編集へんしゅう]

  1. ^ a b 2021CESAゲーム白書はくしょ (2021 CESA Games White Papers). コンピュータエンターテインメント協会きょうかい. (2021). ISBN 978-4-902346-43-5 
  2. ^ 4がつ12にちより「NINTENDO 64 Nintendo Switch Online 」に『ポケモンスタジアム2』を追加ついか当時とうじのゲーム「64DREAM」の記事きじ情報じょうほう公開こうかい”. トピックス. Nintendo (2023ねん4がつ4にち). 2023ねん4がつ4にち閲覧えつらん
  3. ^ 『ポケモンスタジアム2』が4がつ12にちみず)より“NINTENDO 64 Nintendo Switch Online”に追加ついか。“レンタルポケモン”の仕様しよう話題わだい”. ファミ通ふぁみつう.com. KADOKAWA (2023ねん4がつ4にち). 2023ねん4がつ12にち閲覧えつらん
  4. ^ 徳永とくながひろしたか (2023ねん4がつ4にち). “「ポケモンスタジアム2」が「NINTENDO 64 Nintendo Switch Online」に4がつ12より追加ついか”. GAME Watch. インプレス. 2023ねん4がつ12にち閲覧えつらん
  5. ^ やわらぎ (2023ねん4がつ4にち). “「ポケモンスタジアム2」,NINTENDO 64 Nintendo Switch Onlineに追加ついか決定けってい。4月12にちからプレイ可能かのう”. 4Gamer.net. Aetas. 2023ねん4がつ12にち閲覧えつらん
  6. ^ 『ポケモンカードGB』と『ポケモンスタジアム金銀きんぎん』がNintendo Switchであそべるように。”. 任天堂にんてんどう (2023ねん8がつ8にち). 2023ねん8がつ9にち閲覧えつらん
  7. ^ 『ポケカGB』『ポケモンスタジアム金銀きんぎん クリスタルバージョン』Switch Onlineにて配信はいしん開始かいし【ポケモンプレゼンツ2023.8.8】”. ファミ通ふぁみつう.com. KADOKAWA (2023ねん8がつ8にち). 2023ねん8がつ9にち閲覧えつらん
  8. ^ S.K.Y (2023ねん8がつ8にち). “「ポケモンカードバトルGB」「ポケモンスタジアム きんぎん・クリスタルバージョン」がNintendo Switch Onlineに登場とうじょう本日ほんじつ配信はいしん開始かいし”. 4Gamer.net. Aetas. 2023ねん8がつ9にち閲覧えつらん
  9. ^ 岩瀬いわせけん (2023ねん8がつ8にち). “「ポケモンスタジアム金銀きんぎん」と「ポケモンカードGB」がSwitch Onlineでついに配信はいしん!「Pokemon Presents」配信はいしん終了しゅうりょうにプレイ可能かのう”. GAME Watch. インプレス. 2023ねん8がつ9にち閲覧えつらん

外部がいぶリンク[編集へんしゅう]