ポケモンの一覧いちらん (298-342)

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ポケモンの一覧いちらん（ポケモンのいちらん）は、ゲームソフト『ポケットモンスターシリーズ』に登場とうじょうする架空かくうの生物せいぶつ「ポケットモンスター（ポケモン）」の一覧いちらん。本ほん項こうでは全ぜん1025種しゅのうち、『ポケットモンスター ルビー・サファイア』から登場とうじょうし、シリーズ共通きょうつうの全国ぜんこくポケモン図鑑ずかんにおいて298から342までの番号ばんごうを付与ふよされている種たねを掲載けいさいする。

目次もくじ

252-297 << 298-342 >> 343-386

No. 名前なまえ 298 ルリリ 299 ノズパス 300 エネコ 301 エネコロロ 302 ヤミラミ 303 クチート 304 ココドラ 305 コドラ 306 ボスゴドラ 307 アサナン

No. 名前なまえ 308 チャーレム 309 ラクライ 310 ライボルト 311 プラスル 312 マイナン 313 バルビート 314 イルミーゼ 315 ロゼリア 316 ゴクリン 317 マルノーム

No. 名前なまえ 318 キバニア 319 サメハダー 320 ホエルコ 321 ホエルオー 322 ドンメル 323 バクーダ 324 コータス 325 バネブー 326 ブーピッグ 327 パッチール

No. 名前なまえ 328 ナックラー 329 ビブラーバ 330 フライゴン 331 サボネア 332 ノクタス 333 チルット 334 チルタリス 335 ザングース 336 ハブネーク 337 ルナトーン

No. 名前なまえ 338 ソルロック 339 ドジョッチ 340 ナマズン 341 ヘイガニ 342 シザリガー 　 　 　 　 脚注きゃくちゅう

ルリリ

ルリリ No. 298

分類ぶんるい: みずたまポケモン	タイプ: ノーマル/ フェアリー	高たかさ: 0.2m	重おもさ: 2.0kg
特性とくせい: あついしぼう/ ちからもち	かくれ特性とくせい: そうしょく	進化しんか前まえ: なし	進化しんか後ご: マリル

マリルの進化しんか前まえの姿すがた。尻尾しっぽの先端せんたんの玉たまと体からだの大おおきさが同おなじである。この玉たまには養分ようぶんが大量たいりょうに詰つまっており、言いわば卵黄らんおうの様ような栄養えいよう源げんとしての役割やくわりを持もつ。この玉たまにはまた弾力だんりょく性せいがあり、戦闘せんとう時じには武器ぶきとして、マリル同様どうよう浮うき袋ぶくろとしても機能きのうする。ディグダ、ネイティ、バチュル等ひとしと並ならび身長しんちょうの低ひくいポケモンの一種いっしゅ。性別せいべつ比ひは1･3でメスが多おおい（マリル、マリルリは1･1）。

『ポケットモンスター X・Y』からは、フェアリータイプが新あらたに追加ついかされた。

アニメシリーズでは2001年ねん短編たんぺん『ピカチュウのドキドキかくれんぼ』に登場とうじょう（声こえ - 川田かわた妙子たえこ）するなど、ホエルコ、カクレオンと並ならんで、『ルビー・サファイア』初はつ登場とうじょうポケモンの中なかでは最もっとも初期しょきに発表はっぴょうされた。その後ご、サイドストーリーの『ミレニアムタウン編へん』の短編たんぺん作品さくひんの一ひとつにマリルリの姪めいっ子ことして登場とうじょう。声優せいゆうはKAORI。また、カスミのポケモンとしても登場とうじょうしている。声優せいゆうは林原はやしばらめぐみ。

ノズパス

ノズパス No. 299

分類ぶんるい: コンパスポケモン	タイプ: いわ	高たかさ: 1.0m	重おもさ: 97.0kg
特性とくせい: がんじょう/ じりょく	かくれ特性とくせい: すなのちから	進化しんか前まえ: なし	進化しんか後ご: ダイノーズ

青あおい体からだのモアイ像ぞうに似にた外見がいけんをしたポケモン。赤色あかいろの大おおきな鼻はなは強力きょうりょくな磁石じしゃくになっており、それゆえノズパスは常つねに北きたを向むき、ノズパスの鼻はな同士どうしが磁力じりょくによって反発はんぱつし合あうため、互たがいの顔かおを見みることができない。ノズパスの鼻はなの指さす方向ほうこうを見みて方角ほうがくを確たしかめる旅人たびびともいると言いわれている。野生やせいのものは全まったく動うごかないと思おもわれるが、実じつは一いち年間ねんかんに1cmずつ移動いどうしている。磁力じりょくを放はなつ鉱物こうぶつを好このむメタングによく狙ねらわれている。

「でんじほう」「でんじは」などでんき技わざを多おおく覚おぼえることができる。

『ルビー・サファイア』「オメガルビー・アルファサファイア」ではカナズミシティのジムリーダー・ツツジが、「サン・ムーン」ではアーカラ島とうしまクイーンのライチが使用しようする。

TVアニメ版ばんでは『アドバンスジェネレーション』にてジムリーダーのツツジが使用しようしてくる。その他た、第だい183話わではゲストキャラのヒヨシが使用しようしている。

第だい8シリーズではライジングボルテッカーズの「ブレイブアサギ号ごう」にいるポケモンとして登場とうじょう。磁石じしゃくの鼻はなを活いかしてコンパス役やくを務つとめている。声優せいゆうはマードック役やくの三宅みやけ健太けんた（36話わにて判明はんめい）。

エネコ

エネコ No. 300

分類ぶんるい: こねこポケモン	タイプ: ノーマル	高たかさ: 0.6m	重おもさ: 11.0kg
特性とくせい: メロメロボディ/ ノーマルスキン	かくれ特性とくせい: ミラクルスキン	進化しんか前まえ: なし	進化しんか後ご: エネコロロ

糸目いとめが特徴とくちょうの猫ねこのような姿すがたをしたポケモン。動うごく物ものを見みると興味きょうみを示しめし、なりふり構かまわず追おい掛かけまわす習性しゅうせいを持もち、自分じぶんの尻尾しっぽでも追おいかけることがある。その可愛かわいさからペットとしての人気にんきが高たかい。野生やせいは樹木じゅもくの穴あなに暮くらしている。メスが多おおく、性別せいべつ比ひは1･3。

『ルビー・サファイア』では使用しようすると野生やせいのポケモンから逃にげられる「エネコのしっぽ」というアイテムが存在そんざいする。

TVアニメ版ばんでは『アドバンスジェネレーション』にてハルカのポケモンとして登場とうじょう。落おち着つきのない性格せいかく上じょうでよくボールから勝手かってに出でる。声優せいゆうは林原はやしばらめぐみ。

エネコロロ

エネコロロ No. 301

分類ぶんるい: おすましポケモン	タイプ: ノーマル	高たかさ: 1.1m	重おもさ: 32.6kg
特性とくせい: メロメロボディ/ ノーマルスキン	かくれ特性とくせい: ミラクルスキン	進化しんか前まえ: エネコ	進化しんか後ご: なし

エネコの進化しんか形がた。進化しんか前まえは活発かっぱつだったのに対たいし、進化しんかして、マイペースで気きまぐれな性格せいかくになった。糸目いとめだった目めはパッチリと開ひらいた。決きまった住処すみかを持もたず自由じゆう気きままな生活せいかつを好このみ、汚きたない場所ばしょが大嫌だいきらいで、居心地いごこちの良よい土地とちを見みつけてそこを寝床ねどことする。争あらそいごとを好このまず、他たのポケモンが寝床ねどこに近寄ちかよってきたら即座そくざに寝ねる場所ばしょを変かえている。夜行やこう性せいで夜よるになると行動こうどうを開始かいしする。その見みた目めから、主おもに流行りゅうこうに敏感びんかんな女性じょせいトレーナーからの人気にんきが高たかく、スタイルや毛並けなみの美うつくしさを競きそうことがある。

TVアニメ版ばんでは『アドバンスジェネレーション』第だい60話わでアヤネのポケモンとして登場とうじょう。「ジョニー」というニックネームを名付なづけられていた。また、『ダイヤモンド&パール』85話わではアヤコの元もとライバル、ユリのポケモンとして登場とうじょう。

ヤミラミ

ヤミラミ No. 302

分類ぶんるい: くらやみポケモン	タイプ: あく/ ゴースト	高たかさ: 0.5m	重おもさ: 11.0kg
特性とくせい: するどいめ/ あとだし	かくれ特性とくせい: いたずらごころ	進化しんか前まえ: なし	進化しんか後ご: なし

小柄こがらで細身ほそみな紫色むらさきいろの身体しんたいにダイヤモンドのような目めを持もつ。胸むねにはルビーのような赤あかい宝石ほうせきが付ついている。背中せなかにも赤あか、青あお、緑みどりの宝石ほうせきが浮うき出でている。洞窟どうくつの奥底おくそこで静しずかに生活せいかつしている。鋭するどい爪つめで洞窟どうくつに横穴よこあなを掘ほり、石いしや宝石ほうせきを見みつけてそれを食たべている。外見がいけん的てき特徴とくちょうの宝石ほうせきは、長ながい間あいだ食たべ続つづけてきた鉱石こうせきが体からだ表ひょうに浮うかび上あがったものである。大おおきく裂さけ、牙きばの生はえ揃そろった口くちを持もっている。宝石ほうせきを食たべるためメレシーを狙ねらってつけ回まわし、ガバイトと取とり合あいになることもある。

あくタイプとゴーストタイプが互たがいの弱点じゃくてんをカバーしており、『X・Y』でフェアリータイプが登場とうじょうするまでは弱点じゃくてんのないポケモンでもあり、これは本ほん種たねとミカルゲしか存在そんざいしなかった。

『ルビー・サファイア・エメラルド』『オメガルビー・アルファサファイア』では四天王してんのうのフヨウが使用しようする(『オメガルビー・アルファサファイア』ではメガシンカする)。「サン・ムーン」ではウラウラ島とうしまキングのクチナシとキャプテン兼けん四天王してんのうのアセロラが使用しようする。『スカーレット・バイオレット』ではスター団だんあく組ぐみチーム・セギンのしたっぱたちが団だんラッシュで使用しようする。

また、『ポケモングローバルリンク』では、彼かれをメインに据すえたミニゲーム『ヤミラミと宝石ほうせきを集あつめよう！』が存在そんざいする。

『オメガルビー・アルファサファイア』以降いこうでは、「メガヤミラミ」へとメガシンカを遂とげる。

メガヤミラミ

胸むねの宝石ほうせきがメガシンカエネルギーの集中しゅうちゅうによって、本体ほんたい以上いじょうに巨大きょだいサイズとなり体たいから分離ぶんりする。この宝石ほうせきはサイズとともに、あらゆる攻撃こうげきを受うけても傷きずつかない硬度こうどを誇ほこり、本体ほんたいはこの宝石ほうせきを盾たてのようにかまえた体制たいせいをとっている。なお本体ほんたいも、両目りょうめの宝石ほうせきが赤あかく変色へんしょくし、牙きばは金色きんいろに輝かがやき、触角しょっかくは側がわ頭部とうぶのものが大型おおがた化か、背中せなかの宝石ほうせきの数かずが増ふえ、額がくに小ちいさな宝石ほうせきが追加ついかするなどの細こまかい変化へんかが見みられる。なお胸むねの宝石ほうせきが巨大きょだい化かしたためか、体重たいじゅうは150kg弱じゃくにまで増加ぞうかしている。攻撃こうげきの度たびに離はなれる度たびに宝石ほうせきが倒たおれそうになるため、宝石ほうせきの周囲しゅういだけでしか戦たたかえない。アニメ版ばんのおまけコーナーである「マノンのメガシンカ絵日記えにっき」によれば、この宝石ほうせきはダメージを受うける度たびに小ちいさくなりその宝石ほうせきをメガヤミラミ本人ほんにんが食たべると元もとに戻もどるらしい。

メガシンカによって特性とくせいが「マジックミラー」に変化へんか。能力のうりょくは「すばやさ」が下さがる代かわりに、「ぼうぎょ」「とくこう」が上昇じょうしょうし、メガシンカ前まえとはかわって単体たんたいでの攻撃こうげき向むきのスペックとなる。

TVアニメ版ばんでは『アドバンスジェネレーション』29話わに登場とうじょう。サイドストーリーではロケット団だんのヤマトのポケモンとして登場とうじょうする。このヤミラミは実力じつりょくは高たかいが泳およぎが苦手にがてという弱点じゃくてんも持もっている。劇場げきじょう版ばんにおいては、『神速しんそくのゲノセクト』ではポケモンヒルズに住すむポケモンの一いち匹ひきとして、『機巧きこうのマギアナ』ではジャービスのポケモンとして登場とうじょうした。

『ポケモン☆サンデー』にてゴルゴ所長しょちょうの愛用あいようポケモンとして使つかわれるが、2008年ねん12月7日にち放送ほうそうのバトルで負まけて交換こうかんされた後のち、2009年ねん4月がつ12日にち放送ほうそうのラストに着きぐるみとして登場とうじょう。以降いこうはミニコーナー「今週こんしゅうのヤミラミ」に登場とうじょうするのが中心ちゅうしんで、スタジオでの出演しゅつえんは不定期ふていきであり、ポケサンメンバーにイタズラをする程度ていどである。『ポケモンスマッシュ』でも登場とうじょう。声優せいゆうは下屋げや則子のりこ。

クチート

クチート No. 303

分類ぶんるい: あざむきポケモン	タイプ: はがね/ フェアリー	高たかさ: 0.6m	重おもさ: 11.5kg
特性とくせい: いかく/ かいりきバサミ	かくれ特性とくせい: ちからずく	進化しんか前まえ: なし	進化しんか後ご: なし

洞窟どうくつに生息せいそくするポケモン。二に足そく歩行ほこうの人ひと型がたであるが、頭頂とうちょう部ぶからはツノが変化へんかした大おおきな牙きばの生はえたアゴが生はえている。このアゴは鋼はがねでできた強固きょうこなものであり、普段ふだんは体からだの後うしろに隠かくしている。かわいらしい顔かおと愛嬌あいきょうある仕草しぐさに相手あいてが油断ゆだんしていると、突然とつぜん振ふり向むいて鉄骨てっこつをも喰くいちぎるほどの強烈きょうれつなアゴ力りょくでガブリと噛かみ付ついてくるので危険きけん。噛かみ付つくと絶対ぜったい放はなさない。この習性しゅうせいからあざむきポケモンの異名いみょうを取とるが、あくタイプではなくれっきとしたフェアリータイプ。このアゴからも食物しょくもつの摂取せっしゅは可能かのうだが、味覚みかくが無ないため苦手にがてな物ものを食たべる際さいにのみ使用しようされ、食物しょくもつの摂取せっしゅは基本きほん的てきに顔かおの口くちで行おこなっているのがポケパルレにて確認かくにんできる。

『ポケットモンスター X・Y』からは、フェアリータイプが新あらたに追加ついかされ、「メガクチート」へとメガシンカを遂とげる。

トレーナーでは「X・Y」でジムリーダーのマーシュ、「ソード・シールド」でジムリーダーのポプラ及および彼女かのじょの後任こうにんのジムリーダーとなったビートが使用しようする。

メガクチート

後頭部こうとうぶの大だいアゴ状じょうのツノが2本ほんとなり、これらはそれぞれ意思いしがあるかのように自在じざいに動うごかす事ことが可能かのう。身体しんたいも少すこし大型おおがた化かし、両りょう腕うでは小袖こそで、下半身かはんしんは袴はかまのような形状けいじょうとなり、巫女ふじょ装束しょうぞくをまとったような外観がいかんとなっている。外見がいけんの割わりに攻撃こうげき的てき。

ステータスはこうげき・ぼうぎょ・とくぼうの3つが上昇じょうしょうし、特とくにぼうぎょ・とくぼうが大おおきく上昇じょうしょうする。一方いっぽうでこうげきの上昇じょうしょうは他た2つに比くらべると抑おさえめではあるが、メガシンカによって特性とくせいが「ちからもち」に変化へんか、これによりこうげき数値すうちが実質じっしつさらに2倍ばいとなっているため、単純たんじゅんなステータス上昇じょうしょうでは測はかれない強化きょうかを果はたしている。

TVアニメ版ばんでは『アドバンスジェネレーション』105話わに登場とうじょう。声優せいゆうは西村にしむらちなみ。

ココドラ

ココドラ No. 304

分類ぶんるい: てつヨロイポケモン	タイプ: はがね/ いわ	高たかさ: 0.4m	重おもさ: 60.0kg
特性とくせい: いしあたま/ がんじょう	かくれ特性とくせい: ヘヴィメタル	進化しんか前まえ: なし	進化しんか後ご: コドラ

鋼鉄こうてつの皮膚ひふで全身ぜんしんを覆おおわれているポケモン。頭部とうぶが胴体どうたいに比くらべ少すこし大おおきい。胴体どうたい部ぶはカメ、頭部とうぶはラグビーボールのような形かたちをしている。進化しんか系けいのコドラやその最終さいしゅう進化しんか系けいのボスゴドラに比くらべとても小ちいさいが、体重たいじゅうはそこそこ重おもい。鉄てつが大だい好物こうぶつで、山やまに生息せいそくし鉄鉱てっこう石せきを掘ほり出だして食たべるが、希まれに山やまの麓ふもとから降おりて、人間にんげんが作つくった鉄道てつどうのレールや鉄橋てっきょうなどの人工じんこう物ぶつを食たべてしまうこともある。また進化しんかする時ときに新あたらしい鎧よろいができ、取とれた鎧よろいは鉄てつ製品せいひんの材料ざいりょうとして利用りようされる。体当たいあたりはダンプカーを一撃いちげきで破壊はかいするほどの威力いりょくを持もつ。爪つめや尻尾しっぽはないが、レベルアップで「メタルクロー」や「アイアンテール」を覚おぼえる。

TVアニメ版ばんでは『アドバンスジェネレーション』第だい23話わに登場とうじょう。多数たすうのココドラが洞窟どうくつ内うちでサトシたちを執拗しつように追おい掛かけ回まわした。またダイゴのパートナーとしても登場とうじょうし、「ほえる」で野生やせいのココドラたちを追おい払はらう活躍かつやくを見みせた。声優せいゆうは吉原よしはらナツキ。

コドラ

コドラ No. 305

分類ぶんるい: てつヨロイポケモン	タイプ: はがね/ いわ	高たかさ: 0.9m	重おもさ: 120.0kg
特性とくせい: いしあたま/ がんじょう	かくれ特性とくせい: ヘヴィメタル	進化しんか前まえ: ココドラ	進化しんか後ご: ボスゴドラ

ココドラの進化しんか形がた。進化しんかしてココドラよりも体躯たいくが大おおきくなり、顔かおつきも多少たしょう変化へんかしている。石いしや水みずに含ふくまれる鉄分てつぶんを多おおく取とることで、鋼はがねの体からだを鍛きたえる。湧わき水みずや鉄鉱てっこう石せきがある山やまの付近ふきんに巣す作つくりする。時折ときおり、鉄てつを取とりに来きた人間にんげんや別べつの場所ばしょからやってきた他ほかのコドラと争あらそいごとになることがあるという。縄張なわばり争あらそいをするコドラ同士どうしがぶつかることで、その音おとが数かずキロ先さきまで届とどく。そのため身体しんたいをよく見みると傷きずやへこみがある。鋼はがねの体からだを岩いわに激突げきとつさせて火花ひばなを起おこし強つよさをアピールする習性しゅうせいがある。

TVアニメ版ばんでは『アドバンスジェネレーション』にてルイボスタウンのポケモンコンテストで、ママさんコーディネーターのツキコのポケモンとして登場とうじょう、ハルカのフシギダネに勝利しょうり。また、サトシのライバル・シンジの手持てもちとしても登場とうじょう、ジンダイのレジアイスとバトル。「てっぺき」で防御ぼうぎょしたものの「れいとうビーム」で凍こおらされそのまま「でんじほう」を食くらい敗北はいぼくした。その後ご、シンオウリーグにてボスゴドラに進化しんかする。

ボスゴドラ

ボスゴドラ No. 306

分類ぶんるい: てつヨロイポケモン	タイプ: はがね/ いわ	高たかさ: 2.1m	重おもさ: 360.0kg
特性とくせい: いしあたま/ がんじょう	かくれ特性とくせい: ヘヴィメタル	進化しんか前まえ: コドラ	進化しんか後ご: なし

コドラの進化しんか形がた。四足しそく歩行ほこうであったココドラとコドラから、二に足そく歩行ほこうに変化へんかした。全身ぜんしんはさらに頑丈がんじょうな鋼鉄こうてつでできた鎧よろい状じょうの外そと殻からに覆おおわれており、尾おが進化しんか前まえから大幅おおはばに延長えんちょうされた。頭部とうぶには角すみ竜りゅう類るいのような鉄てつでできた二に本ほんの角かくが生はえており、鉱物こうぶつを掘ほり出だすのみならず武器ぶきとしても使つかう。この角かくの長ながさだけで個体こたいごとの年齢ねんれいが判別はんべつできる。山やま一帯いったいを縄張なわばりとしており、勝手かってに侵入しんにゅうしただけで容赦ようしゃなく敵てきを攻撃こうげきしてくる。傷きずだらけのボスゴドラほど戦たたかい慣なれてるため侮あなどれないと言いわれている。自分じぶんの縄張なわばりを大切たいせつにしており、天災てんさいなどで山やまが荒あれると自みずから土どの補充ほじゅうや植林しょくりんなどを行おこなう。周まわりを気きにせず戦たたかう相手あいてを選えらび容易たやすく山やまを崩くずす、太ふとし太ふとしい性格せいかくのバンギラスとは性質せいしつがほぼ逆ぎゃくである。大昔おおむかし、ボスゴドラの強つよさに肖あやかり、頭あたまの形かたちをした兜かぶとを被こうむった王おうもいる。

ポケモンの中なかではツボツボに次ついで防御ぼうぎょ力りょくが高たかいが、特とく防ぼうは低ひくい。

『ルビー・サファイア』に登場とうじょうするチャンピオンのダイゴが使用しようするほか、『プラチナ』ではしょうぶどころにてミオジムジムリーダー・トウガン、『ブラック2・ホワイト2』ではイッシュ地方ちほうチャンピオンのアイリス、「ソード・シールド」で元もとジムリーダーのピオニーが使用しようする。

TVアニメ版ばんでは『アドバンスジェネレーション』第だい22話わにてダイゴの手持てもちとして初はつ登場とうじょう。ココドラたちの住すむ洞窟どうくつを荒あらすロケット団だんに激怒げきどしたダイゴが繰くり出だし、ロケット団だんを「はかいこうせん」で撃退げきたいした。その威力いりょくはかなりの物ものであまりの迫力はくりょくにサトシたちでさえ感心かんしんするほどだった。その他た同どう編へんや『ダイヤモンド&パール』編へんに何なん度どか登場とうじょうしている。シンオウリーグではシンジのコドラが進化しんかして登場とうじょう。「きんぞくおん」でかく乱らんしたり「すてみタックル」の反動はんどうを特性とくせい「いしあたま」で受うけ流ながすことによってサトシのピカチュウやゴウカザルを圧倒あっとうしたものの、ゴウカザルの「フレアドライブ」でやけどにされ敗北はいぼくする。

また、ANA機内きないで放映ほうえいされた「ピカチュウのなつまつり」では、鋼はがねタイプのポケモン達たちが住すむ「はがね島とう」のボスとして登場とうじょう。

『X・Y』からは「メガボスゴドラ」へとメガシンカを遂とげる。

メガボスゴドラ

より重厚じゅうこうな外見がいけんとなり、胴体どうたいが黒くろ基調きちょうから白しろ基調きちょうになる。ヨロイが付加ふかしたためか、体重たいじゅうは35 kg増加ぞうかしている。更さらに額がくの角かくが上うえを向むき、両りょう腕うでにも角かくが生はえる。頭あたまの角かくを一時いちじ的てきに更さらに長ながく突出とっしゅつさせ、そのまま頭あたまから突撃とつげきする。その突撃とつげきも破壊はかい力りょく抜群ばつぐんで、どんなに硬かたい戦車せんしゃをもペシャンコに、スクラップにするほどだという。メガシンカ中ちゅうはいわタイプから外はずれ、タイプが“はがね”のみとなり、特性とくせいは「フィルター」に変化へんかする。防御ぼうぎょ力りょくが格段かくだんに上あがり、ツボツボと対等たいとうの防御ぼうぎょ力りょくとなった。

アサナン

アサナン No. 307

分類ぶんるい: めいそうポケモン	タイプ: かくとう/ エスパー	高たかさ: 0.6m	重おもさ: 11.2kg
特性とくせい: ヨガパワー	かくれ特性とくせい: テレパシー	進化しんか前まえ: なし	進化しんか後ご: チャーレム

人間にんげんに似にた姿すがたをしたポケモン。山奥やまおくでヨガパワーを高たかめるための修行しゅぎょうをしている。瞑想めいそうすることで精神せいしん力りょくを高たかめ、宙ちゅうを浮遊ふゆうすることができる。耳みみの位置いちが、♂の方ほうが♀より高たかい位置いちにある。

TVアニメ版ばんでは『アドバンスジェネレーション』第だい30話わでムロシティのジムリーダー・トウキの一番いちばん弟子でしを自称じしょうするバトルガール・シノブの手持てもちとして登場とうじょう。

チャーレム

チャーレム No. 308

分類ぶんるい: めいそうポケモン	タイプ: かくとう/ エスパー	高たかさ: 1.3m	重おもさ: 31.5kg
特性とくせい: ヨガパワー	かくれ特性とくせい: テレパシー	進化しんか前まえ: アサナン	進化しんか後ご: なし

アサナンの進化しんか形がた。人間にんげんに近ちかい姿すがたをしており、下半身かはんしんはハーレムパンツを履はいた様ように膨ふくらんでいる。女性じょせい的てきな外見がいけんだが、オスとメスの両りょうが方かた存在そんざいしており、オスの方ほうが頭あたまの突起とっきが大おおきい。ヨガの修行しゅぎょうを積つみ、瞑想めいそうを続つづけることで第六感だいろっかんが発達はったつしている。細身ほそみの体からだを持もつが、踊おどるような優雅ゆうがな動うごきから強烈きょうれつな攻撃こうげきを繰くり出だす。

『ダイヤモンド・パール』ではキッサキシティのジムリーダーであるスズナがメスの個体こたいを、ポケモンリーグの四天王してんのうの一人ひとりであるゴヨウがオスの個体こたいを使用しようする。なお、『プラチナ』ではスズナの方ほうはイノムー（再戦さいせんではマンムーに進化しんか）を、ゴヨウの方ほうはエルレイドをそれぞれチャーレムの代かわりに使用しようしている。リメイク作さくである『ブリリアントダイヤモンド・シャイニングパール』でも同様どうようにスズナとゴヨウが初戦しょせんで使用しようするが、再さい戦時せんじは『プラチナ』と同様どうようにスズナの方ほうはマンムーを、ゴヨウの方ほうはエルレイドをそれぞれ使用しようしている。『スカーレット・バイオレット』ではアカデミー教師きょうしのキハダがメスの個体こたいを使用しようする他ほか、スター団だんかくとう組ぐみチーム・カーフのしたっぱたちが団だんラッシュでオスの個体こたいを使用しようする。

『ポケモン不思議ふしぎのダンジョン 時じの探検たんけん隊たい・闇やみの探検たんけん隊たい』ではサーナイト、ミミロップと共ともにチーム・チャームズとして登場とうじょうする。『空そらの探検たんけん隊たい』ではこのチャームズを主人公しゅじんこうにしたスペシャルエピソードが追加ついかされている。

『X・Y』で「メガチャーレム」へとメガシンカを遂とげる。

メガチャーレム

頭あたまにはターバンのようなものがしてあり、腰こしのあたりに宝石ほうせきのようなものがちりばめられているなど、よりインドの踊おどり子このような姿すがたになった。パワーアップした精神せいしん力りょくで気きを実体じったい化かさせ、布ぬの飾かざりのような四よん本ほんの腕うでを作つくり出だしている。

テレビアニメ版ばんでは『アドバンスジェネレーション』にて第だい50話わでグレースが使用しようする他ほか、バトルフロンティア編へんではバトルアリーナのアリーナキャプテンであるコゴミが使用しようしている。『ダイヤモンド&パール』ではゲーム『ダイヤモンド・パール』と同様どうようにジムリーダーのスズナのポケモンとして第だい127話わで登場とうじょう。

テレビアニメ第だい8シリーズ（『リコとロイの旅たびシリーズ』）ではエクスプローラーズのメンバーであるアゲート（声こえ - 舞まい羽わ美び海うみ）のパートナーとしてオスの個体こたいが第だい26話わ（『テラパゴスのかがやき』第だい1話わ）から変更へんこうされたオープニング映像えいぞうで本編ほんぺんよりも先さきに登場とうじょうし、本編ほんぺんでは第だい27話わ（『テラパゴスのかがやき』第だい2話わ）から登場とうじょう。使用しよう技わざは「サイケこうせん」「しねんのずつき」。声優せいゆうはエクスプローラーズのメンバーのコニア役やくの志田しだ有彩ありさ。他ほかにもエンディング映像えいぞうにも登場とうじょう。

ラクライ

ラクライ No. 309

分類ぶんるい: いなずまポケモン	タイプ: でんき	高たかさ: 0.6m	重おもさ: 15.2kg
特性とくせい: せいでんき/ ひらいしん	かくれ特性とくせい: マイナス	進化しんか前まえ: なし	進化しんか後ご: ライボルト

ライオンの子供こどもの様ような姿すがた。空気くうきとの摩擦まさつで電気でんきを作つくり出だし、後うしろに尖とがるように延のびた長ながいたてがみに電気でんきエネルギーを溜ため込こんでいる。足あしの筋肉きんにくを電流でんりゅうで刺激しげきすることで、目めにも止とまらぬ速はやさで疾走しっそうする。疾走しっそうした周囲しゅういには静電気せいでんきが発生はっせいする。

TVアニメ版ばんでは『アドバンスジェネレーション』にてジムリーダー・テッセンのポケモンとして登場とうじょう。再さい登場とうじょうした時ときにライボルトに進化しんかした。また『ダイヤモンド&パール』第だい42話わでは訓練くんれんセンターで発電はつでん所しょ向むけに複数ふくすうが育そだてられていた。

ライボルト

ライボルト No. 310

分類ぶんるい: ほうでんポケモン	タイプ: でんき	高たかさ: 1.5m	重おもさ: 40.2kg
特性とくせい: せいでんき/ ひらいしん	かくれ特性とくせい: マイナス	進化しんか前まえ: ラクライ	進化しんか後ご: なし

ラクライの進化しんか形がた。ライオンのような姿すがたをしている。鬣たてがみから電気でんきエネルギーを常つねに放出ほうしゅつし、空気くうき中ちゅうの電気でんきを鬣たてがみに集あつめることによって雷雲らいうんを作つくり出だす能力のうりょくを持もつ。人前ひとまえには滅多めったに姿すがたを見みせず、落雷らくらいが発生はっせいした場所ばしょを住居じゅうきょとしている。でんきタイプの技わざのみならず、「かえんほうしゃ」や「オーバーヒート」などほのおタイプの技わざも多おおく覚おぼえる。

『エメラルド』ではキンセツシティのジムリーダーであるテッセンが切きり札ふだとして使用しようする。『ハートゴールド・ソウルシルバー』ではクチバジムリーダーのマチスも強化きょうか後ごに使用しようする。

『X・Y』からは「メガライボルト」へとメガシンカを遂とげる。

メガライボルト

頭部とうぶのたてがみが尻尾しっぽに至いたるまで巨大きょだいになり、稲妻いなづまを連想れんそうさせる形状けいじょうとなった。その瞬発しゅんぱつ力りょくは落雷らくらいに匹敵ひってきする速はやさであるという。特性とくせいは「いかく」に変かわる。

TVアニメ版ばんでは『アドバンスジェネレーション』にてゲーム『エメラルド』と同様どうようにキンセツシティのジムリーダーであるテッセンのラクライが進化しんかして登場とうじょう。また、『ダイヤモンド&パール』では第だい42話わにて訓練くんれんセンターで新人しんじんブリーダーであるユースケが育成いくせいを担当たんとうしていたラクライがライボルトに進化しんかした。『XY』ではカロス地方ちほうのジュンサーが使用しようする。

プラスル

プラスル No. 311

分類ぶんるい: おうえんポケモン	タイプ: でんき	高たかさ: 0.4m	重おもさ: 4.2kg
特性とくせい: プラス	かくれ特性とくせい: ひらいしん	進化しんか前まえ: なし	進化しんか後ご: なし

ウサギのような姿すがたで、耳みみの部分ぶぶんが赤あかくなっており、赤あかい頬ほおやしっぽにプラス (+) のマークが付ついている。仲間なかまを応援おうえんする習性しゅうせいがあり、全身ぜんしんから火花ひばなを散ちらして応援おうえんする。

『ルビー・サファイア』で初はつ登場とうじょう。マイナンとコンビで出だすと特性とくせい「プラス」によってそれぞれのわざの威力いりょくが上あがる。

存在そんざいとしても、『ルビー・サファイア』『ブラック・ホワイト』の入手にゅうしゅ方法ほうほうとしても、マイナンとは対たいをなすポケモンである。

TVアニメ版ばんでは『アドバンスジェネレーション』38話わと52話わで登場とうじょうの少年しょうねん・カズチのポケモンとしてマイナンとともに登場とうじょう。声優せいゆうは川瀬かわせ晶子あきこ。また、155話わ、171話わ、172話わでは、ポケモンレンジャーのヒナタのパートナーとして登場とうじょう。声優せいゆうは半場はんば友恵ともえ。『ダイヤモンド&パール』ではウララの手持てもちポケモンとしてマイナンとともに登場とうじょう。声優せいゆうは堀口ほりぐちあすか。『2019年版ねんばん』では便利べんり屋やのポケモンとして登場とうじょう。声優せいゆうは主題歌しゅだいかを担当たんとうする、からあげ姉妹しまいの松村まつむら沙すな友理ゆりが担当たんとう。

マイナン

マイナン No. 312

分類ぶんるい: おうえんポケモン	タイプ: でんき	高たかさ: 0.4m	重おもさ: 4.2kg
特性とくせい: マイナス	かくれ特性とくせい: ちくでん	進化しんか前まえ: なし	進化しんか後ご: なし

ウサギのような姿すがたで、耳みみや頬ほおが青あおく、頬ほおや尻尾しっぽにマイナス (-) のマークが付ついているといった特徴とくちょうがある。プラスルと同おなじように他者たしゃを応援おうえんする習性しゅうせいがあるが、仲間なかまが負まけそうになると激はげしく火花ひばなを出だして応援おうえんする点てんでプラスルと異ことなる。水みずに弱よわい。

『ルビー・サファイア』で初はつ登場とうじょう。プラスルとコンビに出だすと特性とくせいによってそれぞれの威力いりょくが上あがる。

存在そんざいとしても、『ルビー・サファイア』『ブラック・ホワイト』の入手にゅうしゅ方法ほうほうとしても、プラスルとは対たいをなすポケモンである。

TVアニメ版ばんでは『アドバンスジェネレーション』38話わと52話わに登場とうじょうの少年しょうねん・カズチのポケモンとしてプラスルとともに登場とうじょう。声優せいゆうは比嘉ひか久美子くみこ。また、『ダイヤモンド&パール』ではウララの手持てもちポケモンとしてプラスルとともに登場とうじょう。声優せいゆうは米澤よねざわ円まどか。『2019年版ねんばん』では便利べんり屋やのポケモンとして登場とうじょう。声優せいゆうはプラスル同様どうように主題歌しゅだいかを担当たんとうする、からあげ姉妹しまいの生田いくた絵梨えり花はなが担当たんとうしている。

バルビート

バルビート No. 313

分類ぶんるい: ほたるポケモン	タイプ: むし	高たかさ: 0.7m	重おもさ: 17.7kg
特性とくせい: はっこう/ むしのしらせ	かくれ特性とくせい: いたずらごころ	進化しんか前まえ: なし	進化しんか後ご: なし

ホタルに似にた姿すがたと能力のうりょくを持もつ。♂のみ存在そんざいし、♀のみのイルミーゼとは対たいをなす存在そんざい。イルミーゼが放はなつ甘あまい香かおりに引ひき付つけられる習性しゅうせいを持もつ。羽はねがあるが、ひこうタイプは持もたない。

『ルビー・サファイア』『ブラック・ホワイト』での入手にゅうしゅ方法ほうほうや出現しゅつげん率りつにおいてもイルミーゼとは対たいをなす。

劇場げきじょう版ばんでは『ピカピカ星空ほしぞらキャンプ』にて、ソーナノやヨマワルと共ともにゲームに先駆さきがけて登場とうじょうしている。声優せいゆうは山口やまぐち勝平しょうへい。TVアニメ版ばんでは『アドバンスジェネレーション』第だい42話わにロミオのポケモンとして登場とうじょう。第だい80話わでは空中くうちゅう競技きょうぎポケリンガの前ぜん大会たいかいの優勝ゆうしょう者しゃ・ボルトが使つかっている。第だい117話わではセキチクシティのセキチク駅えき近ちかくにあるモミの木きでイルミーゼとともに求愛きゅうあいダンスをする場面ばめんがある。

イルミーゼ

イルミーゼ No. 314

分類ぶんるい: ほたるポケモン	タイプ: むし	高たかさ: 0.7m	重おもさ: 17.7kg
特性とくせい: どんかん/ いろめがね	かくれ特性とくせい: いたずらごころ	進化しんか前まえ: なし	進化しんか後ご: なし

ホタルに似にた姿すがたと能力のうりょくを持もつ。♀のみ存在そんざいし、♂のみのバルビートとは対たいをなす存在そんざい。夜行やこう性せいで種たね特有とくゆうの芳香ほうこう性せい誘引ゆういん物質ぶっしつでバルビートを引ひき寄よせる。明滅めいめつ発光はっこうにより描えがかれる幾何きか学がく図形ずけいで仲間なかまとコミュニケーションをとることができる。また、これらの意味いみを研究けんきゅうする学者がくしゃもいる。

『ルビー・サファイア』『ブラック・ホワイト』での入手にゅうしゅ方法ほうほうにおいてもバルビートとは対たいになっている。

TVアニメ版ばんでは『アドバンスジェネレーション』第だい42話わにジュリエのポケモンとして登場とうじょう。ロミオが持もつ3匹ひきのバルビート達たちとダンスショーの練習れんしゅうをしていた。また第だい117話わではセキチクシティのセキチク駅えき近ちかくにあるモミの木きでバルビートとともに求愛きゅうあいダンスをする場面ばめんがある。

ロゼリア

ロゼリア No. 315

分類ぶんるい: いばらポケモン	タイプ: くさ/ どく	高たかさ: 0.3m	重おもさ: 2.0kg
特性とくせい: しぜんかいふく/ どくのトゲ	かくれ特性とくせい: リーフガード	進化しんか前まえ: スボミー	進化しんか後ご: ロズレイド

スボミーの進化しんか形がた（『ダイヤモンド・パール』以降いこう）で、バラのような外見がいけんをしたポケモン。頭あたまには3つのとげ、右手みぎてに赤あかいバラ、左手ひだりてに青あおいバラを持もつ。そのバラには毒どくが含ふくまれており、触さわると毒どくに侵おかされる。♀は、真正面ましょうめんの葉はっぱが♂のものより長ながい。

『ポケットモンスター ルビー・サファイア』の時点じてんでは進化しんか前まえ、進化しんか後ごとも存在そんざいしなかったが、『ダイヤモンド・パール』より進化しんか前まえにスボミー、進化しんか後ごにロズレイドが同時どうじに登場とうじょうした。ロゼリアに「ひかりのいし」を使つかうとロズレイドに進化しんかする。

TVアニメ版ばんでは『アドバンスジェネレーション』ではシュウのポケモンとして登場とうじょう。また、『ダイヤモンド&パール』第だい4話わでナオシの手持てもちポケモンであるスボミーがバトル中ちゅうに進化しんかした。

ゴクリン

ゴクリン No. 316

分類ぶんるい: いぶくろポケモン	タイプ: どく	高たかさ: 0.4m	重おもさ: 10.3kg
特性とくせい: ねんちゃく/ ヘドロえき	かくれ特性とくせい: くいしんぼう	進化しんか前まえ: なし	進化しんか後ご: マルノーム

緑色みどりいろのやや潰つぶれた球形きゅうけいの体からだに突つき出だした唇くちびる、丸まるい2本ほん指ゆびの手てを持もつポケモン。頭部とうぶには黄色きいろい鳥とりの羽はねのような形かたちのものがあり、背中せなかには黒くろい四角形しかっけいの模様もようがある。顔かお文字もじのような顔かおが特徴とくちょう的てき。体からだの大だい部分ぶぶんが胃いで構成こうせいされており、脳のうや心臓しんぞうなどの器官きかんは非常ひじょうに小ちいさい。特殊とくしゅな胃液いえきにより、鉄てつなどのあらゆるものを消化しょうかする。この時とき、強烈きょうれつな悪臭あくしゅうを放はなつガスが発生はっせいする。

TVアニメ版ばんでは『アドバンスジェネレーション』で登場とうじょう。何なん話わかで大量たいりょう発生はっせいし、町まちを襲おそい食料しょくりょうを奪うばう。ゴクリン研究けんきゅう家か、シャクジイ博士はかせの発明はつめい品ひんによって巨大きょだい化かし、同おなじく巨大きょだい化かしたサトシのキモリと怪獣かいじゅう映画えいがさながらの市街しがい戦せんを展開てんかいする。最後さいごはヘビーボールでゲットされたものの、巨大きょだい化かは治なおっていなかった。声優せいゆう 松本まつもと美和みわ。第だい7シリーズではロケット・ガチャットのポケモンとして登場とうじょう。大量たいりょうに出でてき特性とくせい「ねんちゃく」によって巨大きょだいな塊かたまりとなってしまう。

『大だい乱闘らんとうスマッシュブラザーズX』ではモンスターボールから登場とうじょうする。近ちかくの敵てきファイターを「のみこむ」と、体内たいないで連続れんぞくダメージを与あたえた後のちに吐はき出だす。飲のみ込こまれたファイターに外そとから追おい撃うちすることも可能かのう。

マルノーム

マルノーム No. 317

分類ぶんるい: どくぶくろポケモン	タイプ: どく	高たかさ: 1.7m	重おもさ: 80.0kg
特性とくせい: ねんちゃく/ ヘドロえき	かくれ特性とくせい: くいしんぼう	進化しんか前まえ: ゴクリン	進化しんか後ご: なし

ゴクリンの進化しんか形がた。体からだ色しょくは紫色むらさきいろに変かわり、ナマズのような髭ひげが生はえる。胴回どうまわりには黒くろい四角形しかっけいの模様もようがある。足あしを持もたず、這はうように移動いどうする。歯はを持もたないため、タイヤなどあらゆる物ものを丸呑まるのみし、消化しょうかする。中なかでも毒どくのあるものが大だい好物こうぶつで、毒素どくその成分せいぶんが含ふくまれる水みずはマルノームにとってはごちそう。また、どくタイプのポケモンを捕食ほしょくする場合ばあいもある。毛穴けあなからは猛毒もうどくを持もつ体液たいえきを分泌ぶんぴつし、これにより獲物えものを弱よわらせ捕食ほしょくする。この世よで溶とかせないのは唯一ゆいいつ「自身じしんの胃袋いぶくろ」だけと言いわれている。

『プラチナ』や『ハートゴールド・ソウルシルバー』では「Wi-Fiひろば」で遊あそべるミニゲームの1つに、きのみを回転かいてんするマルノームの口くちに投なげ入いれて高こう得点とくてんを競きそい合あう「ばくばくマルノーム」がある。また、『ハートゴールド・ソウルシルバー』では強化きょうか後ごの四天王してんのう・キョウが使用しようする。「スカーレット・バイオレット」ではアカデミー教師きょうしのジニアが使用しようする。

TVアニメ版ばんでは『アドバンスジェネレーション』にてポケモンコンテスト・グランドフェスティバルの出場しゅつじょう者しゃの一人ひとり、トンペイが使用しようした。そのほか、『ダイヤモンド&パール』第だい66話わではシンジの兄あにであるレイジの手持てもちポケモンとして登場とうじょうし、サトシのムクバードとバトル。「たくわえる」で攻撃こうげきを受うけ流ながしてからの「はきだす」のコンボで勝利しょうりする。

漫画まんが『ポケットモンスターSPECIAL』の第だい10巻かん以降いこうの作画さくが担当たんとうである山本やまもとサトシが自画像じがぞう代かわりに用もちいている。これは第だい4章しょう・ルビー・サファイア編へんから使用しようされており、それ以前いぜんはヤドンが使用しようされていた。なお、シナリオ担当たんとうの日下くさか秀憲ひでのりはマルマインを自画像じがぞう代かわりに使用しようしており、第だい6章しょう・エメラルド編へんではこの2匹ひきがタッグを組くんでバトルに臨のぞむシーンも存在そんざいする。

キバニア

キバニア No. 318

分類ぶんるい: どうもうポケモン	タイプ: みず/ あく	高たかさ: 0.8m	重おもさ: 20.8kg
特性とくせい: さめはだ	かくれ特性とくせい: かそく	進化しんか前まえ: なし	進化しんか後ご: サメハダー

ピラニアのような姿すがたをしたポケモン。計けい6 本ほんのヒレと、身体しんたいの過半数かはんすうを占しめる大おおきく強靭きょうじんな顎あごを持もつ。常つねに集団しゅうだんで行動こうどうし、鋭するどい牙きばで船ふね底そこをも容易たやすく八やつ裂ざきにし船せんを沈しずめる力ちからを持もつ。「どうもうポケモン」の名なの通とおり、縄張なわばりを荒あらすものは敵てきを容赦ようしゃ無なく攻撃こうげきするが、1 匹ひきだけになると急きゅうに弱腰よわごしになる。

『サファイア・エメラルド』ではアクア団だんの団員だんいんが多用たようしてくる。ホウエン地方ちほうの海うみや一部いちぶの河川かせんに数多かずおおく生息せいそくしているポケモンで、攻撃こうげき力りょくと素早すばやさのパラメータは高たかめだがHPと防御ぼうぎょ力りょくが低ひくく打うたれ弱よわいため弱点じゃくてんを突つかれると一いち撃げきで倒たおれてしまうことが多おおい。

アニメではサトシが熱ねつを出だしたヘイガニをポケモンセンターへ運はこび出だす時ときに襲おそうポケモンとして大群たいぐんが初はつ登場とうじょう。

サメハダー

サメハダー No. 319

分類ぶんるい: きょうぼうポケモン	タイプ: みず/ あく	高たかさ: 1.8m	重おもさ: 88.8kg
特性とくせい: さめはだ	かくれ特性とくせい: かそく	進化しんか前まえ: キバニア	進化しんか後ご: なし

キバニアの進化しんか形がたで、ホホジロザメのような姿すがたとなった。「海うみのギャング」の異名いみょうで恐おそれられ、「きょうぼうポケモン」の名前なまえの通とおり凶暴きょうぼうなポケモン。狡ずる賢かしこい知能ちのうの持もち主ぬしで、お尻しりの穴あなから海水かいすいを噴射ふんしゃして120 キロ毎時まいじで泳およぐが、長距離ちょうきょりは泳およげない。しかし鉄てつさえも噛かみく顎あごのパワーを併あわせ持もち、たった1 匹ひきで大型おおがたタンカーを粉砕ふんさいするほどのパワー・スタミナがある。牙きばは折おれてもすぐ生はえ替かわる。皮膚ひふは迂闊うかつに触さわっただけで擦すり傷きずを負おうほどザラザラしているが、このザラザラが泳およぐときの水みずの抵抗ていこうを減へらす。

『ルビー・サファイア・エメラルド』『オメガルビー・アルファサファイア』ではアクア団だんの幹部かんぶクラスやリーダーのアオギリが使用しようする(『オメガルビー・アルファサファイア』ではアオギリとウシオの個体こたいはいずれも最終さいしゅう戦せんでメガシンカする)。また、四天王してんのうの一人ひとりであるカゲツも使用しようする（ただし『エメラルド』では代かわりにシザリガーを使用しよう）。『ブラック・ホワイト』では強化きょうか後ごの四天王してんのうギーマが先鋒せんぽうとして繰くり出だしてくる。『サン・ムーン』ではライドポケモンとして貸かし出だされており、ひでん技わざ「なみのり」のように水上すいじょうを高速こうそくで移動いどうでき、そのままの速はやさでひでん技わざ「いわくだき」のように岩いわを壊こわせる。水上すいじょう版ばんケンタロスといった役割やくわりを持もつ。

『鎧よろいの孤島ことう』で野生やせいに出でる個体こたいはジョーズの如しく背鰭せびれだけ露出ろしゅつしながらプレイヤーを高速こうそくで追尾ついびする。野生やせい個体こたいの中なかでもかなりのスピードで追おってくるので振ふり切きるには高度こうどな移動いどう操作そうさが要ようされる。

『オメガルビー・アルファサファイア』からは「メガサメハダー」へとメガシンカを遂とげる。

メガサメハダー

口中くちじゅうの牙きばが変質へんしつし、新あらたに数すう本ほんの牙きばが生はえた。鼻先はなさきが長ながくなり、その左右さゆうからそれぞれ3 本ほんずつ鋭するどい突起とっきが伸のび、ノコギリザメのようにも見みえる。この突起とっきは突進とっしんなどを仕掛しかける際さいに突出とっしゅつし、普段ふだんは引ひっ込こめている。体からだのあちこちに発生はっせいした黄色きいろい模様もようは、以前いぜんの戦たたかいの度たびに蓄積ちくせきした傷痕きずあととされ、メガシンカエネルギーにより浮うかび上あがり、疼うずき、それによってストレスが溜たまり一いち層そう凶暴きょうぼうになる。メガシンカ前まえより更さらに速はやい、200 キロ毎時まいじで泳およぐ。素早すばやさが上昇じょうしょうし、特性とくせいは「がんじょうあご」に変化へんか。「かみくだく」のみならず、「こおりのキバ」「どくどくのキバ」「サイコファング」の強化きょうかが望のぞめる。

TVアニメ版ばんでは『ポケットモンスター金銀きんぎん編へん』272 話はなしではハヅキの回想かいそうシーンでオダマキ博士はかせと戯じゃれている姿すがたが描えがかれた他ほか、最終さいしゅう回かいではラスト、ホウエン地方ちほうについたサトシを出迎でむかえるように登場とうじょう。『アドバンスジェネレーション』第だい19 話はなしでは夜中よなかにムサシのハブネークのポイズンテールにより毒どく状態じょうたいになるもタケシの看病かんびょうにより元気げんきになった。また、第だい66話わでロケット団だんがサメハダーをモチーフにした「サメハダーミサイル」なる武器ぶきをガイのバクオングに対たいして使つかったことがある。ドククラゲやギャラドスなど同様どうよう、海うみでサトシ達たちを襲おそう立場たちばとして登場とうじょうすることが多おおい。

第だい8シリーズではランドウの真しんの姿すがた・マイティGのパートナーとして登場とうじょう。ヌオー同様どうよう、ダイブボールに入はいっている。マイティGを乗のせて泳およぐことができ、空中くうちゅうから「アクアジェット」を繰くり出だす。陸上りくじょうでは胸むね鰭ひれを地面じめんに突つき刺さす。

ホエルコ

ホエルコ No. 320

分類ぶんるい: たまくじらポケモン	タイプ: みず	高たかさ: 2.0m	重おもさ: 130.0kg
特性とくせい: どんかん/ みずのベール	かくれ特性とくせい: プレッシャー	進化しんか前まえ: なし	進化しんか後ご: ホエルオー

クジラが球体きゅうたいになった様ようなポケモン。海水かいすいを大量たいりょうに体内たいないに溜ため込こみ、陸上りくじょうを跳はね回まわることが出来できる。短期間たんきかんであるならば地上ちじょうでの生活せいかつも可能かのう。鼻はなの穴あなが頭上ずじょうに存在そんざいし、潮吹しおふきで人ひとを驚おどろかせるのが好すきな悪戯いたずら好すきな性格せいかく。ヨワシなどを一いち日にち1トン（約やく900kg強つよし-1017kg弱じゃく、正確せいかくに2000-2240lb）食たべている。ホウエン地方ちほうのトクサネシティ周辺しゅうへんには「ホエルコウォッチング」なる観光かんこうがあるらしい。パルデアには同おなじくクジラがモチーフで種類しゅるいの近ちかいアルクジラがいる。

『ルビー・サファイア』初出しょしゅつのポケモンではルリリ、カクレオンと一緒いっしょに最もっとも初期しょきに発表はっぴょうされたポケモンで、2001年ねん公開こうかいの短編たんぺん映画えいが『ピカチュウのドキドキかくれんぼ』に先行せんこうして登場とうじょうしている。TVアニメ版ばんでは『アドバンスジェネレーション』第だい124話わで登場とうじょうし、ある事故じこで無人島むじんとうに遭難そうなんした遭難そうなん者しゃのロビンと友達ともだちになっていた。『ダイヤモンド&パール』第だい109話わにも登場とうじょう。水路すいろを出でたときにホエルオーに進化しんかした。

ホエルオー

ホエルオー No. 321

分類ぶんるい: うきくじらポケモン	タイプ: みず	高たかさ: 14.5m	重おもさ: 398.0kg
特性とくせい: どんかん/ みずのベール	かくれ特性とくせい: プレッシャー	進化しんか前まえ: ホエルコ	進化しんか後ご: なし

ホエルコの進化しんか形がた。ムゲンダイナが登場とうじょうするまでは全ぜんポケモンの中なかで最大さいだいであった。群むれでジャンプを繰くり返かえして獲物えものを一いち点てんに追おい込こむ、戦術せんじゅつ的てきかつ大胆だいたんな狩かりを得意とくいとする。息継いきつぎをせず水深すいしん3000mの深海しんかいまで潜くぐる事ことが可能かのう。実際じっさいのクジラと同おなじく背中せなかの鼻はなによる呼吸こきゅうを行おこなう。

『ルビー・サファイア・エメラルド』では「御触おふれの石室いしむろ」をクリアするのにキーとなるポケモンでもある。加くわえて『エメラルド』ではホウエンチャンピオンのミクリが使用しようしている。『オメガルビー・アルファサファイア』でもミクリが「空そらの柱はしら」での戦闘せんとうで使用しようし、『ブラック2・ホワイト2』ではセイガイハシティジムリーダーのシズイが使用しようする。また、低てい確かく率りつではあるがマリンチューブの内部ないぶから泳およぐ姿すがたを見みることができる。『ブラック・ホワイト』では連動れんどうWebサイト「ポケモンドリームワールド」にてホエルオーを操作そうさしてポケモンを打うち上あげ、くす玉だまを割わっていくミニゲームがあった。

ポケモンコロシアムやバトルレボリューションなどの対戦たいせんゲームでは実物じつぶつと同おなじ大おおきさで画面がめんに入はいりきらないほどのサイズをしている。なお、『X・Y』以降いこうの3Dビジュアルではサイズの都合つごう上じょう他たのポケモンと大差たいさない大おおきさとなっている。

TVアニメ版ばんでは『アドバンスジェネレーション』第だい34話わなどに登場とうじょう。ポケモンコンテストではニャースが変身へんしんしたこともあったが、着きぐるみによるインチキがバレてしまい失格しっかくとなった。

第だい8シリーズでは第だい31・32話わにて六ろく英雄えいゆうのラプラスの仲間なかまとして登場とうじょう。通常つうじょうのホエルオーよりかなり巨大きょだいで体からだ中ちゅうに傷跡きずあとが残のこっている。仲間なかまのポケモンたちを乗のせる船ふねの役やくを務つとめている。

ドンメル

ドンメル No. 322

分類ぶんるい: どんかんポケモン	タイプ: ほのお/ じめん	高たかさ: 0.7m	重おもさ: 24.0kg
特性とくせい: どんかん/ たんじゅん	かくれ特性とくせい: マイペース	進化しんか前まえ: なし	進化しんか後ご: バクーダ

ラクダのような姿すがたをしたポケモン。脚あしが短みじかく、全体ぜんたい的てきに丸まるっこい体型たいけいをしている。体からだ色しょくは山吹やまぶき色しょくに近ちかく、こぶには苔こけがむした様ような緑色みどりいろの模様もようがある。このこぶはメスの方ほうが大おおきい。目めの周まわりは茶色ちゃいろく縁ふちどられている。外部がいぶからの衝撃しょうげきには鈍感どんかんだが、空腹くうふく感かんには非常ひじょうに敏感びんかんである。体内たいないには1200℃のマグマを溜ため込こんでおり、雨あめや寒さむさでマグマが冷ひえ固かたまると動作どうさはより緩慢かんまんになる。力ちからは強つよく、古ふるくから荷物にもつの運搬うんぱんなどに用もちいられていた。

TVアニメ版ばんでは『アドバンスジェネレーション』で初はつ登場とうじょう。メインとなった話はなしでは、ドンメルの牧場ぼくじょうで飼育しいくされていた。

バクーダ

バクーダ No. 323

分類ぶんるい: ふんかポケモン	タイプ: ほのお/ じめん	高たかさ: 1.9m	重おもさ: 220.0kg
特性とくせい: マグマのよろい/ ハードロック	かくれ特性とくせい: いかりのつぼ	進化しんか前まえ: ドンメル	進化しんか後ご: なし

ドンメルの進化しんか形がた。火山かざんの火口かこう付近ふきんに生息せいそくする。ラクダ同様どうよう背中せなかにこぶを持もっているが、脚あしが短みじかく、体型たいけいはカバに近ちかい。このこぶは骨ほねが変化へんかしたもので、進化しんか前ぜん同様どうようメスの方ほうがこぶが大おおきい。こぶは火山かざんとなっており、怒おこった時ときに噴火ふんかし、1万まん℃のマグマを噴出ふんしゅつするほか、10年ねん毎ごとに大だい噴火ふんかを起おこすとされるが、この原因げんいんは判明はんめいしておらず、研究けんきゅうが進すすめられている。体からだ色しょくは赤あか茶色ちゃいろで、胴どうの両りょう脇わきに青あおい環状かんじょうの模様もようを持もつ。

『ルビー・サファイア』、『オメガルビー・アルファサファイア』ではマグマ団だんの幹部かんぶやリーダーのマツブサが使用しようする(『オメガルビー・アルファサファイア』のマツブサとカガリの個体こたいは最終さいしゅう戦せんでメガシンカ)。『エメラルド』ではマグマ団だんに加くわえてフエンタウンジムリーダーのアスナが使用しようする。「スカーレット・バイオレット」では四天王してんのうのチリが使用しようする。

『オメガルビー・アルファサファイア』からは「メガバクーダ」へとメガシンカを遂とげる。

メガバクーダ

体毛たいもうが逆立さかだち、2つあったこぶが1つになり更さらに活火山かっかざんに近ちかい形状けいじょうへ変化へんかし、体内たいないではマグマが常つねに沸わき立たっており、噴火口ふんかこうからもマグマが絶たえず流動りゅうどうしている。短気たんきな性格せいかくで相手あいてを威嚇いかくするためたびたび噴火ふんかをおこす。しかし、水みずや湿気しっけが極度きょくどに苦手にがて。特性とくせいは「ちからずく」に変化へんか。「かえんほうしゃ」や「だいちのちから」など、追加ついか効果こうかがあり且かつ扱あつかいやすい攻撃こうげき技わざを多おおく覚おぼえるため、特性とくせいによる攻撃こうげき力りょく増強ぞうきょうが望のぞめる。

TVアニメ版ばんでは『アドバンスジェネレーション』にてかちぬきファミリーの祖母そぼ、ミツヨのポケモンとして登場とうじょう。顔かおを攻撃こうげきされると手てがつけられなくなるほど怒おこる癖くせがあり、そうなったらもうどうにも止とめられない。

コータス

コータス No. 324

分類ぶんるい: せきたんポケモン	タイプ: ほのお	高たかさ: 0.5m	重おもさ: 80.4kg
特性とくせい: しろいけむり/ ひでり	かくれ特性とくせい: シェルアーマー	進化しんか前まえ: なし	進化しんか後ご: なし

リクガメのような姿すがたをしており、赤あか茶色ちゃいろの肌はだと黒くろい甲羅こうらを持もつポケモン。石炭せきたんをエネルギー源げんとしており、山やまを掘ほって石炭せきたんを見みつけては甲羅こうらの空洞くうどうに入いれて燃もやし、力ちからを溜ため込こむ。コータスが住すむ山やまには良質りょうしつの石炭せきたんが眠ねむるといわれている。戦闘せんとう時じには多おおくの石炭せきたんを燃もやして力ちからを高たかめるほか、黒くろい煙けむりを噴ふき出だすことで敵てきの目めを眩くらませ、逃にげることもある。また、鼻はなの穴あなから煙けむりを噴ふき出だす時とき、蒸気じょうき機関きかん車しゃの汽笛きてきに似にた音おとを発はっする。『サン・ムーン』から第だい2通常つうじょう特性とくせいとして「ひでり」が追加ついかされた。『ソード・シールド』でも登場とうじょうするが、同どう作さく初はつ登場とうじょうとなる石炭せきたんのポケモンタンドンとの関係かんけい性せいについては触ふれられていない。

『ルビー・サファイア・エメラルド・オメガルビー・アルファサファイア』でフエンタウンジムリーダーのアスナが切きり札ふだとしている他ほか、『X・Y』では四天王してんのうのパキラとポケモントレーナーAZが使用しようする。『ソード・シールド』ではジムリーダーのカブとキバナがともに特性とくせい「ひでり」の個体こたいを先発せんぱつで使用しようする。「スカーレット・バイオレット」ではスター団だんのメロコが特性とくせい「ひでり」の個体こたいを先発せんぱつで使用しようする。

TVアニメ版ばんではフエンタウンのジムリーダー・アスナの手持てもちポケモンとして登場とうじょう。アスナの手持てもちポケモンの大将たいしょうであり、「てっぺき」で攻撃こうげきを防ふせぎつつ、サトシのピカチュウとキモリを「オーバーヒート」で立たて続つづけに倒たおしたが、ヘイガニの「クラブハンマー」で目めを回まわされた所ところでの攻撃こうげきに敗やぶれた。サトシのポケモンとしても登場とうじょうする。非常ひじょうに涙脆なみだもろい性格せいかくが特徴とくちょう。声優せいゆうは三木みき眞一郎しんいちろう。

バネブー

バネブー No. 325

分類ぶんるい: とびはねポケモン	タイプ: エスパー	高たかさ: 0.7m	重おもさ: 30.6kg
特性とくせい: あついしぼう/ マイペース	かくれ特性とくせい: くいしんぼう	進化しんか前まえ: なし	進化しんか後ご: ブーピッグ

ことわざ「豚ぶたに真珠しんじゅ」を具現ぐげん化かしたように、頭あたまに真珠しんじゅを乗のせたブタのような姿すがたをしたポケモン。頭あたまの真珠しんじゅはパールルが作つくったもので、バネブーのサイコパワーを高たかめる働はたらきがある。脚あしを持もたず、ばねのような尻尾しっぽで飛とび跳はねて移動いどうする。このときの振動しんどうにより心臓しんぞうを動うごかしているため、常つねに飛とび跳はねていなければ死しんでしまうという。地中ちちゅうに生はえるキノコを好このむ。

TVアニメ版ばんでは『アドバンスジェネレーション』第だい79話わで登場とうじょう。頭あたまの真珠しんじゅをなくして困こまっているところ、サトシたちと出会であう。

ブーピッグ

ブーピッグ No. 326

分類ぶんるい: あやつりポケモン	タイプ: エスパー	高たかさ: 0.9m	重おもさ: 71.5kg
特性とくせい: あついしぼう/ マイペース	かくれ特性とくせい: くいしんぼう	進化しんか前まえ: バネブー	進化しんか後ご: なし

バネブーの進化しんか形がた。脚あしを持もたないバネブーと異ことなり、四肢ししを備そなえ、二に足そくで立たち上あがったブタのような姿すがたとなる。紫むらさきの濃淡のうたんで彩いろどられた体からだに黒くろ真珠しんじゅが散ちりばめられている。この黒くろ真珠しんじゅにより念力ねんりきを増幅ぞうふくさせ、他たのポケモンを操あやつったり、サイコキネシス等とうの超ちょう能力のうりょくを使用しようしたりする。念力ねんりき使用しよう時じに踊おどる奇妙きみょうなステップが外国がいこくで大だい流行りゅうこうしたことがあったらしい。

「ハートゴールド・ソウルシルバー」では四天王してんのうのイツキが、「ブラック2・ホワイト2」ではジムリーダーのフウとランが、「オメガルビー・アルファサファイア」ではバトルシャトレーヌのラニュイが、「スカーレット・バイオレット」ではアカデミー教師きょうしのレホールが使用しようする。

TVアニメ版ばんでは『アドバンスジェネレーション』においてカナタのポケモンとして登場とうじょうし、ハルカのワカシャモと戦たたかった。

パッチール

パッチール No. 327

分類ぶんるい: ぶちパンダポケモン	タイプ: ノーマル	高たかさ: 1.1m	重おもさ: 5.0kg
特性とくせい: マイペース/ ちどりあし	かくれ特性とくせい: あまのじゃく	進化しんか前まえ: なし	進化しんか後ご: なし

うずまきのような目めをしたポケモン。いつもふらふらと覚束おぼつかない足取あしどりで相手あいてを惑まどわせる。個体こたいごとに顔かおの模様もよう（ブチ）がそれぞれ異ことなり、1匹ひきとして同おなじ模様もようのパッチールはいないといわれている。

TVアニメ版ばんでは『アドバンスジェネレーション』第だい57話わにてトレーナーのケインが、ハート模様もようのパッチール（声こえ - 加藤かとう奈々絵ななえ）を婚約こんやく者しゃのクレアに預あづけていた。また、ハートが割われた模様もようをしたハートブレイクパッチール（声こえ - 西村にしむらちなみ）も登場とうじょうしている。

ナックラー

ナックラー No. 328

分類ぶんるい: ありじごくポケモン	タイプ: じめん	高たかさ: 0.7m	重おもさ: 15.0kg
特性とくせい: ありじごく/ かいりきバサミ	かくれ特性とくせい: ちからずく	進化しんか前まえ: なし	進化しんか後ご: ビブラーバ

アリジゴクのようなポケモンで、ぼーっとした顔立かおだちである。進化しんかするとウスバカゲロウと同おなじように羽はねの生はえた成虫せいちゅうとなる。顎あごの筋力きんりょくは岩いわを噛かみくほど強つよいが、同時どうじにその頭あたまの大おおきさのために転倒てんとうするとなかなか起おき上あがれない欠点けってんも持もつ。転倒てんとうした隙すきにメグロコに襲おそわれることもある。乾燥かんそうした砂漠さばくに生息せいそくし、脱出だっしゅつ不可能ふかのうな擂鉢すりばち状じょうの穴あなを作つくり、獲物えものがかかるまでその中なかで待機たいきする。水みずは無なくても、1週間しゅうかん程度ていどなら持もち堪こたえられる。

TVアニメ版ばんでは『アドバンスジェネレーション』第だい106話わに登場とうじょう。群むれで地下ちかを掘ほっていた。話はなしの終盤しゅうばんにビブラーバに進化しんかした。ポケモンなりきり大会たいかいではナエトルそっくりに仮装かそうしていた。

ビブラーバ

ビブラーバ No. 329

分類ぶんるい: しんどうポケモン	タイプ: じめん/ ドラゴン	高たかさ: 1.1m	重おもさ: 15.3kg
特性とくせい: ふゆう	かくれ特性とくせい: なし	進化しんか前まえ: ナックラー	進化しんか後ご: フライゴン

ナックラーの進化しんか形がた。進化しんか後ごのフライゴンはドラゴンに近ちかい爬虫類はちゅうるい的てきな外見がいけんだが、ビブラーバはどちらかというと昆虫こんちゅうのカゲロウやトンボに近ちかい姿すがたをしている（ただしタイプ上じょうは「むし」ではなく「ドラゴン」であるため、ほのおタイプには強つよい）。2対ついの羽はねを羽はばたかせながら、超ちょう音波おんぱによる振動しんどうで獲物えものを気絶きぜつさせる。気絶きぜつしたと判わかったら、溶解ようかい液えきでとどめを刺さす。羽はねはまだ成長せいちょう途中とちゅうのため長距離ちょうきょりの飛行ひこうはできない。

じめん技わざは効きかないが、これは特性とくせい「ふゆう」による無効むこう化かのため、相手あいての特性とくせいが「かたやぶり」の場合ばあいは普通ふつうにダメージを受うけてしまう。

TVアニメ版ばんでは『アドバンスジェネレーション』第だい106話わにて、大勢おおぜいのナックラーが進化しんかしロケット団だんの攻撃こうげきから、サトシ達いたるを救すくった。

フライゴン

フライゴン No. 330

分類ぶんるい: せいれいポケモン	タイプ: じめん/ ドラゴン	高たかさ: 2.0m	重おもさ: 82.0kg
特性とくせい: ふゆう	かくれ特性とくせい: なし	進化しんか前まえ: ビブラーバ	進化しんか後ご: なし

ビブラーバの進化しんか形がた。昆虫こんちゅうに近ちかい姿すがたをしていたビブラーバから一転いってんし、がっしりとした体からだに明確めいかくに機能きのうが分化ぶんかした手足てあしを備そなえた、爬虫類はちゅうるいのような姿すがたとなった。目めは複眼ふくがんを思おもわせる赤あかいカバーのようなものに覆おおわれており、これにより砂塵さじんから目めを守まもっている。 背中せなかの羽はねは2枚まいに減へったものの、飛行ひこう能力のうりょくはむしろ向上こうじょうしているという。

翼つばさの強烈きょうれつな羽撃はばたきにより砂塵さじんを巻まき起おこして身みを隠かくし、その際さいは歌声うたごえのような羽音はおとのみしか聞きこえないことから「砂漠さばくの精霊せいれい」と呼よばれる。発生はっせいさせた砂嵐すなあらしの中なかにワルビアルを潜ひそませて連携れんけいをとり狩かりを行おこなうが、かつての天敵てんてき同士どうしが進化しんかを経へて協力きょうりょくし合あうようになった理由りゆうは不明ふめい。

『ルビー・サファイア』、『オメガルビー・アルファサファイア』ではホウエン地方ちほうのポケモンリーグ四天王してんのうの1人ひとり、ゲンジが使用しようする。また『ブラック2・ホワイト2』ではソウリュウシティのジムリーダー・シャガやエンディング後ごのライバルが使用しようする。「サン・ムーン」ではポニ島とうしまクイーンのハプウが使用しようする。「ソード・シールド」では、ダンデの盟友めいゆうでジムリーダーのキバナが使用しようしている。そして『ブリリアントダイヤモンド・シャイニングパール』では、ポケモンリーグの再さい再戦さいせん（2度目どめの強化きょうか）で四天王してんのうのリョウが新あらたに使用しようしてくる。「スカーレット・バイオレット」ではブルベリーグ四天王してんのうのカキツバタが使用しようする。

TVアニメ版ばんではシュウのポケモンとして登場とうじょうした他ほか（声優せいゆうは三木みき眞一郎しんいちろう）、『サン&ムーン』ではマオのウルトラガーディアンズでのライドポケモンとして登場とうじょう（こちらの声優せいゆうはうえだゆうじ）。ゴウのポケモンとしても登場とうじょう（こちらの声優せいゆうは清水しみず理沙りさ）。

『ポケモン☆サンデー』では、馬場ばば隊員たいいんのフライゴンとして登場とうじょうした。以後いご、馬場ばば隊員たいいんの最強さいきょうパートナーとなった。ニックネームは「ババイゴン」。『みんなのポケモン牧場ぼくじょう』でも交換こうかん配信はいしんされた。

サボネア

サボネア No. 331

分類ぶんるい: サボテンポケモン	タイプ: くさ	高たかさ: 0.4m	重おもさ: 51.3kg
特性とくせい: すながくれ	かくれ特性とくせい: ちょすい	進化しんか前まえ: なし	進化しんか後ご: ノクタス

砂漠さばくに生息せいそくする植物しょくぶつ型かたのポケモンで、サボテンのような姿すがたをしている。マラカッチとは違ちがい、全体ぜんたい的てきに体からだは丸まるく、胴体どうたいのサイズと比較ひかくして両りょう腕うでが大おおきく足あしは短みじかい。全身ぜんしんにトゲが生はえるが、実際じっさいのサボテンのトゲとは異ことなり円錐えんすい形かたちのかなり太ふといものである。複数ふくすうの小しょう穴あなが並列へいれつし口こうをなすという極きわめて特徴とくちょう的てきな口くちを持もつ。頭上ずじょうに黄色おうしょくの花はなを一いち輪りん咲さかせるが、住すむ環境かんきょうが過酷かこくなほど綺麗きれいに咲さく。

TVアニメ版ばんではロケット団だんのコジロウのポケモンとして登場とうじょう。ボールから出でるたびに愛情あいじょう表現ひょうげんとしてトゲだらけの腕うでを広ひろげてコジロウに抱だき着つくのがお約束やくそく。新あたらしい技わざを覚おぼえるためにシンオウ地方ちほうのジムリーダー・ナタネに預あづけられた。声優せいゆうは小西こにし克幸かつゆき。

ノクタス

ノクタス No. 332

分類ぶんるい: カカシぐさポケモン	タイプ: くさ/ あく	高たかさ: 1.3m	重おもさ: 77.4kg
特性とくせい: すながくれ	かくれ特性とくせい: ちょすい	進化しんか前まえ: サボネア	進化しんか後ご: なし

サボネアの進化しんか形がた。姿すがたは人ひと型がたのサボテンのようになり、腕うでや脚あしにはたくさんのトゲが並ならんでいる。頭部とうぶは四よん角錐かくすい形かたちの帽子ぼうしを被こうむった様ような形状けいじょうをし、砂漠さばくの中なかで直立ちょくりつするその風貌ふうぼうは分類ぶんるいの通とおり案山子かかしに近ちかい。夜行やこう性せいで昼間ひるまはじっとしている。夜よるの砂漠さばくをさ迷まよい疲つかれ果はてた旅人たびびとを、後うしろから列れつを成なしてつけ狙ねらう。ポケモン図鑑ずかんの説明せつめいによると人間にんげんも捕食ほしょくするらしい。トゲが生はえ揃そろう腕うでを叩たたきつける攻撃こうげき技わざ「ニードルアーム」や、無数むすうのトゲを前まえに向むけて相手あいての攻撃こうげきを防ふせぐ「ニードルガード」を覚おぼえるポケモンとしては少数しょうすう派はに部類ぶるいされる。

オスは胸むねの模様もようが3つあるが、メスは1つしかない。

「オメガルビー・アルファサファイア」では四天王してんのうのカゲツがオスの姿すがたを、「スカーレット・バイオレット」ではスター団だんのピーニャがメスの姿すがたを再戦さいせん時じに先発せんぱつとして使用しよう。

TVアニメ版ばんでは『アドバンスジェネレーション』においてハーリーのポケモンとして登場とうじょう。性別せいべつはオス。

チルット

チルット No. 333

分類ぶんるい: わたどりポケモン	タイプ: ノーマル/ ひこう	高たかさ: 0.4m	重おもさ: 1.2kg
特性とくせい: しぜんかいふく	かくれ特性とくせい: ノーてんき	進化しんか前まえ: なし	進化しんか後ご: チルタリス

綿雲わたぐものような羽はねをもつ鳥とり型がたポケモン。翼つばさが汚けがれると、川かわで水浴みずあびをして洗あらい落おとすなど、きれい好すきな性格せいかくをしている。餌えさの少すくない冬ふゆを越こして、春はるになると街まちの近ちかくまで訪おとずれることがある。人ひとを恐おそれずに頭あたまにちょこんと乗のることができる。

TVアニメ版ばんでは『アドバンスジェネレーション』第だい64話わにて飛とべないチルットが登場とうじょう。最終さいしゅう的てきには飛とべるようになって仲間なかま達たちのもとへ帰かえっていった。

チルタリス

チルタリス No. 334

分類ぶんるい: ハミングポケモン	タイプ: ドラゴン/ ひこう	高たかさ: 1.1m	重おもさ: 20.6kg
特性とくせい: しぜんかいふく	かくれ特性とくせい: ノーてんき	進化しんか前まえ: チルット	進化しんか後ご: なし

チルットの進化しんか形がた。進化しんか前まえよりも身体しんたいと翼つばさがより大おおきくなり、口くちからは灼熱しゃくねつの火ひの玉たまを吐はき出だす。青あおい体からだと、白しろく綿雲わたぐものような大おおきく柔やわらかい翼つばさが特徴とくちょうで、独特どくとくの形状けいじょうの翼つばさで上昇じょうしょう気流きりゅうを効率こうりつよく捉とらえて、よく晴はれた日ひの大空おおぞらへと舞まい上あがり、青空あおぞらと綿雲わたぐもに擬態ぎたいしながらゆったりと飛行ひこうしている。

ハミングポケモンと呼よばれるように歌うたうのが好すきで、美うつくしいソプラノの透すき通とおった鳴なき声ごえで歌うたを歌うたう。この鳴なき声ごえが発はっするメロディは聞きいた者ものの気分きぶんを夢心地ゆめごこちにする程ほどの効果こうかを持もつ。主おもに人里ひとざと離はなれた山奥やまおくに棲息せいそくするため、そういった場所ばしょで美うつくしい音色ねいろが聞きこえた場合ばあい、それはチルタリスのハミングに他たならないと云いわれる。気質きしつとしては人懐ひとなつこい部類ぶるいに入はいり、心しんが通かよい合あった人間にんげんに対たいしては、翼つばさでそっと包つつみ込こみハミングを聴きかせる。

『ルビー・サファイア・エメラルド』ではジムリーダーのナギの切きり札ふだとして登場とうじょうし、ミツルや四天王してんのうのゲンジの手持てもちにも登場とうじょう。「オメガルビー・アルファサファイア」ではそれらに加くわえて伝承でんしょう者しゃのヒガナも使用しようする。『ハートゴールド・ソウルシルバー』では、強化きょうか後ごのチャンピオンのワタルが使用しようする。『X・Y』ではライバルのセレナ/カルムと四天王してんのうのドラセナが使用しよう。「スカーレット・バイオレット」ではジムリーダーのグルーシャがエースポケモンとして使用しよう（テラスタルでこおりタイプに変かえる）する他ほか、四天王してんのうのアオキも使用しよう。

『ポケットモンスター オメガルビー・アルファサファイア』以降いこうでは、「メガチルタリス」へとメガシンカを遂とげる。

メガチルタリス

体からだ色しょくは白しらみがかった水色みずいろに変化へんか。羽毛うもうは増殖ぞうしょくして頭あたま・首しゅ・背中せなか全体ぜんたいをさらに覆おおい、真珠しんじゅのような輝かがやきを放はなつ。囀さえずり声ごえもさらに美うつくしく、気質きしつもさらに人懐ひとなつこく物怖ものおじしないものとなる。

メガシンカによってタイプはドラゴン・フェアリーになり、ドラゴンタイプ同士どうしの殴なぐり合あいをされなくなった。特性とくせいは「フェアリースキン」に変化へんか。能力のうりょくは「こうげき」「とくこう」が大おおきく上昇じょうしょう、次ついで「ぼうぎょ」が上昇じょうしょうする。

TVアニメ版ばんでは『アドバンスジェネレーション』第だい64話わで野生やせいのポケモンとして登場とうじょう。トレーナーのポケモンとしてはジムリーダーのナギと四天王してんのうのゲンジが使用しようし、いずれもサトシのジュプトルと対戦たいせんしている。前者ぜんしゃはジュプトルのスピードに翻弄ほんろうされた挙句あげく上空じょうくうからの「リーフブレード」を叩たたき込こまれ敗北はいぼくし、後者こうしゃはジュプトルを上回うわまわるほどのスピードの差さを見みせつけて勝利しょうり。『2019年版ねんばん』では四天王してんのうのドラセナが使用しよう、声優せいゆうは光ひかり部ぶ樹じゅ。ルチアの手持てもちとしても登場とうじょう、声優せいゆうはピカチュウ役やくの大谷おおや育江いくえ。

ザングース

ザングース No. 335

分類ぶんるい: ネコイタチポケモン	タイプ: ノーマル	高たかさ: 1.3m	重おもさ: 40.3kg
特性とくせい: めんえき	かくれ特性とくせい: どくぼうそう	進化しんか前まえ: なし	進化しんか後ご: なし

マングースのような姿すがたをしたポケモン。ハブネークとは先祖せんぞ代々だいだいから続つづくライバル関係かんけいにあり、その記憶きおくは体からだ中ちゅうの細胞さいぼうに刻きざみ込こまれており、まさにハブネークとは対たいをなす存在そんざいである。体からだの至いたるところに赤あかい模様もようがあるが、これは先祖せんぞの古傷ふるきずの名残なごり。普段ふだんは爪つめを納おさめて四足しそく歩行ほこうで行動こうどうするが、戦闘せんとう体勢たいせいになると体毛たいもうが逆立さかだち後うしろ足あしで直立ちょくりつし、前足まえあしの大おおきな鋭するどい爪つめと俊敏しゅんびんな動うごきを駆使くしして戦たたかう。得意とくい技わざは、爪つめで豪快ごうかいに切きり裂さき時ときたま相手あいての防御ぼうぎょ力りょくを下さげる「ブレイククロー」。

『ルビー・サファイア』の入手にゅうしゅ方法ほうほうにおいてもハブネークとは対たいをなす。『X・Y』でも対たいをなし、ザングースとハブネークの群むれ（Xならザングース×4+ハブネーク、Yならハブネーク×4+ザングース）で登場とうじょうする事ことがあるが、こちらよりも1体たいで出でた方ほうに攻撃こうげきを優先ゆうせんする為ため、もう片方かたがたのゲットは困難こんなんを極きわめる。

TVアニメ版ばんでは『アドバンスジェネレーション』48話わで短たんパン小僧こぞうのキヨの手持てもちポケモンとして登場とうじょう。ムサシのハブネークとバトルし、一いち度どは敗やぶれるが、再戦さいせんで勝利しょうり。声優せいゆうは真殿まとの光昭みつあき。これ以外いがいにも何なん度どかゲストとして登場とうじょうしており、特とくにシンジのヒコザルはザングースにトラウマを持もっており、これがシンジがヒコザルを逃にがすきっかけとなった。

ハブネーク

ハブネーク No. 336

分類ぶんるい: キバへびポケモン	タイプ: どく	高たかさ: 2.7m	重おもさ: 52.5kg
特性とくせい: だっぴ	かくれ特性とくせい: すりぬけ	進化しんか前まえ: なし	進化しんか後ご: なし

ハブのような姿すがたのポケモン。3m近ちかい体長たいちょうだが普段ふだんは身体しんたいを上下じょうげジグザグに縮ちぢめているため小ちいさく見みえる。ザングースとは先祖せんぞ代だい々ライバルであり対たいをなす存在そんざい。体からだの至いたるところに紫むらさきの模様もようがあるが、これは先祖せんぞの古傷ふるきずの名残なごり。刀かたなの形かたちをした尻尾しっぽと猛毒もうどくの長ながい牙きばを武器ぶきとして使用しようし、茂しげみにひっそりと隠かくれて近寄ちかより獲物えものを襲おそう。固かたい岩いわで刀かたなの尻尾しっぽを磨といで戦闘せんとうに備そなえる。得意とくい技わざは、毒どくが滲にじみ出でる尻尾しっぽの刃はで相手あいてを切きりつけて攻撃こうげきする「ポイズンテール」。一定いっていの割合わりあいで相手あいてを「どく」状態じょうたいにするだけでなく急所きゅうしょ率りつも高たかい。

『エメラルド』ではバトルフロンティア内うちの施設しせつのひとつ「バトルチューブ」にて、フロンティアブレーンのアザミが先鋒せんぽうとして使用しようする。また、「バトルチューブ」の形かたちもハブネークである。『スカーレット・バイオレット』ではアカデミー教師きょうしのレホールが使用しようする。

『ルビー・サファイア』の入手にゅうしゅ方法ほうほうにおいてもザングースとは対たいをなす。

TVアニメ版ばんではロケット団だんのムサシの手持てもちポケモンとして登場とうじょう。声優せいゆうは佐藤さとう智恵ちえ。また、フロンティアブレーンのアザミも使用しよう。ムサシのハブネークとのハブネーク同士どうしの対決たいけつで格かくの違ちがいを見みせ付つけ、ロケット団だんをあっさりと撃退げきたいした。

ルナトーン

ルナトーン No. 337

分類ぶんるい: いんせきポケモン	タイプ: いわ/ エスパー	高たかさ: 1.0m	重おもさ: 168.0kg
特性とくせい: ふゆう	かくれ特性とくせい: なし	進化しんか前まえ: なし	進化しんか後ご: なし

三日月みかづきのような形かたちをしたポケモンで、満月まんげつの夜よるに活発かっぱつに動うごき回まわる。隕石いんせきの落下らっか現場げんばで見みつかったため、宇宙うちゅうから飛来ひらいしたポケモンだという噂うわさがある。赤あかい瞳ひとみは見みた者ものをすくませるほどの迫力はくりょくがあり、睨にらむだけで眠ねむらせる。

TVアニメ版ばんでは『アドバンスジェネレーション』第だい87話わに登場とうじょう。バレータウンの付近ふきんに隕石いんせきに乗のって宇宙うちゅうより飛来ひらいしたが、ポケモン不思議ふしぎクラブ「PFC」との戦闘せんとうで体力たいりょくを消耗しょうもうしていた為ために「さいみんじゅつ」でバレータウンの住民じゅうみんを操あやつり自身じしんの身みを守まもろうとしていた。トクサネシティではトクサネシティジムリーダーのランの手持てもちで登場とうじょう。当とうジムのバトルルールはダブルバトルのため、双子ふたごの弟おとうと・フウのソルロックと共ともに戦たたかう。最後さいごはサトシの策略さくりゃくで「かみなり」を身みにまとったピカチュウとオオスバメに敗北はいぼく。アニメでの登場とうじょう回数かいすうはソルロックに比くらべると少すくない。

ソルロック

ソルロック No. 338

分類ぶんるい: いんせきポケモン	タイプ: いわ/ エスパー	高たかさ: 1.2m	重おもさ: 154.0kg
特性とくせい: ふゆう	かくれ特性とくせい: なし	進化しんか前まえ: なし	進化しんか後ご: なし

太陽たいようのような形かたちをしたポケモンで、太陽光たいようこう線せんをエネルギー源げんとしている。無口むくちなポケモンで騒音そうおん一ひとつ立たてずに空中くうちゅうを漂ただよい、相手あいての考かんがえを読よみ取とる能力のうりょくを持もつ。戦たたかいになると強つよい光ひかりを放はなち、高速こうそくで回転かいてんしながら高熱こうねつも放はなつ。

TVアニメ版ばんでは『アドバンスジェネレーション』第だい63話わに登場とうじょう。聖せいなる森もりに存在そんざいするという名水めいすいが湧わき出でる泉いずみの付近ふきんにて2週間しゅうかん前まえに隕石いんせきの飛来ひらいとともに出現しゅつげんし、それ以降いこう泉いずみから水みずが出でなくなった元凶げんきょうとして付近ふきんの村むらに住すむ村人むらびとに誤解ごかいされていた（実際じっさいはロケット団だんの仕業しわざであった）。また、トクサネシティではトクサネジムのジムリーダーのフウの手持てもちで登場とうじょう。当とうジムのバトルルールはダブルバトルのため、双子ふたごの姉あね・ランのルナトーンと共ともに戦たたかう。最後さいごはサトシの策略さくりゃくで「かみなり」を身みにまとったピカチュウとオオスバメに敗北はいぼく。バトルピラミッドではフロンティアブレーンのジンダイが3番手ばんてで使用しよう。「ねんりき」や「サイコウェーブ」といった強力きょうりょくなエスパー技わざで相手あいてを受うけ流ながす戦法せんぽうでサトシのゼニガメを苦くるしめ「ソーラービーム」で勝利しょうりし、フシギダネにも十分じゅうぶんダメージを与あたえるも「やどりぎのタネ」で体力たいりょくを奪うばわれ最後さいごはお互たがいの「ソーラービーム」の打うち合あいで引ひき分わけた。このように、アニメでの登場とうじょう回数かいすうはルナトーンに比くらべるとやや多おおい。

ドジョッチ

ドジョッチ No. 339

分類ぶんるい: ひげうおポケモン	タイプ: みず/ じめん	高たかさ: 0.4m	重おもさ: 1.9kg
特性とくせい: どんかん/ きけんよち	かくれ特性とくせい: うるおいボディ	進化しんか前まえ: なし	進化しんか後ご: ナマズン

ドジョウのような姿すがたをしたポケモン。泥どろの中なかに姿すがたを隠かくし、敏感びんかんな2本ほんの髭ひげを優秀ゆうしゅうなレーダーのように使つかって近寄ちかよってくる獲物えものを察知さっちする。体からだ中ちゅうのぬるりとした粘膜ねんまくで黴菌ばいきんを防ふせいだり、ニョロモやウパーのように敵てきに捕つかまったときに逃にげ出だしたりする。

TVアニメ版ばんでは当初とうしょドジョッチが登場とうじょうする話はなしとして、『アドバンスジェネレーション』第だい101話わ「ゆれる島しまの戦たたかい! ドジョッチVSナマズン!!」が2004年ねん11月4日にち放送ほうそう分ぶんとして予定よていされていた。だが、同年どうねん10月23日にちに新潟にいがた県けん中越なかこし地震じしんが発生はっせいした影響えいきょうで放送ほうそうが延期えんきされ、現在げんざいに至いたるまで放送ほうそうされていない。

ナマズン

ナマズン No. 340

分類ぶんるい: ひげうおポケモン	タイプ: みず/ じめん	高たかさ: 0.9m	重おもさ: 23.6kg
特性とくせい: どんかん/ きけんよち	かくれ特性とくせい: うるおいボディ	進化しんか前まえ: ドジョッチ	進化しんか後ご: なし

ドジョッチの進化しんか形がたでナマズのような姿すがたをしたポケモン。

長ながく伸のびたヒゲの先さきはカールしており、額がくには黄色きいろいW型かたの模様もようがある。縄張なわばり意識いしきが強つよく、沼ぬま一ひとつを自みずからの縄張なわばりとする。暴あばれることで周囲しゅうい5kmもの広範囲こうはんいに及およぶ地震じしんを引ひき起おこすほか、自然しぜん現象げんしょうとしての地震じしんを予知よちする能力のうりょくも持もつ。生いき物ものであれば何なんでも好すき嫌きらいなしに食たべるくらいに大食たいしょくらい。沼ぬまや池いけの底そこに潜くぐる獲物えものは泥どろごと丸呑まるのみする。

『ルビー・サファイア』ではルネシティのジムリーダー、『エメラルド』ではチャンピオンのミクリが使用しようする。『エメラルド』でルネシティジムリーダーになったアダンも使用しようする。『ダイヤモンド・パール』ではシンオウ地方ちほうポケモンリーグの四天王してんのうのキクノが使用しようする。『スカーレット・バイオレット』では四天王してんのうのチリが先発せんぱつとして使用しようする。

TVアニメ版ばんでは『アドバンスジェネレーション』第だい75話わにおいて、通常つうじょうの個体こたいよりも巨大きょだいなナマズンが池いけの主しゅとして登場とうじょう。釣つり名人めいじんを自称じしょうする老人ろうじん・スーさんことスズムラはこのナマズンを長年ながねん追おい続つづけている。決闘けっとうの末すえにスズムラが「マスターボール」を使つかってゲットしようとするも飲のみ込こんでしまい、サトシ達たちを唖然あぜんとさせた（後のちにハルカがゴンベにモンスターボールを飲のみ込こまれても起動きどうしてゲットできたが、マスターボールが起動きどうしなかった理由りゆうは不明ふめい）。ゲーム同様どうようジムリーダーのアダンも使用しよう、サトシのヘイガニを倒たおしたが、オオスバメに敗やぶれた。なお、2004年ねん11月4日にち放送ほうそう予定よていの第だい101話わ「ゆれる島しまの戦たたかい! ドジョッチVSナマズン!!」にも登場とうじょうする予定よていだったが、新潟にいがた県けん中越なかこし地震じしんの影響えいきょうで放送ほうそう延期えんきとなり、現在げんざいまで未み放送ほうそうのままである。これに伴ともない『DP』以降いこうのシリーズからは現在げんざいに至いたるまであまり登場とうじょうしていない。

全国ぜんこくのポケモンセンターなどで、2007年ねん3月がつ21日にちから4月がつ9日にちの間あいだ「やまもとのナマズン」の配布はいふが『ポケモン☆サンデー』の企画きかくとして行おこなわれた。先さきに配布はいふされた「しょこたんのトロピウス」同様どうよう、「プレシャスボール」に入はいっている。

ヘイガニ

ヘイガニ No. 341

分類ぶんるい: ごろつきポケモン	タイプ: みず	高たかさ: 0.6m	重おもさ: 11.5kg
特性とくせい: かいりきバサミ/ シェルアーマー	かくれ特性とくせい: てきおうりょく	進化しんか前まえ: なし	進化しんか後ご: シザリガー

ザリガニのような姿すがたをしたポケモン。もともとは外国がいこくに住すんでいたが、ペットとして輸入ゆにゅうされる際さい、野生やせい化かして異常いじょう繁殖はんしょくした。汚染おせんした水みずでも生活せいかつができるほど、非常ひじょうに強靭きょうじんな生命せいめい力りょくを持もつ。また、雑食ざっしょく性せいで好すき嫌きらいせず何なにでも食たべる。アローラに住すむ個体こたいはトレーナーに手放てばなされた個体こたいが野生やせいと化かし増殖ぞうしょくしていった設定せっていとなっている。キタカミに住すむ個体こたいは他たのポケモンと餌えさの奪うばい合あいがなくなり増ふえていったらしい。

TVアニメ版ばんではサトシのポケモンとして登場とうじょう。声優せいゆうは小西こにし克幸かつゆき。そのほか、『ダイヤモンド&パール』112話わでは無人島むじんとうに生息せいそくする野生やせいの個体こたいが登場とうじょう。声優せいゆうは阪口さかぐち大助だいすけ。

シザリガー

シザリガー No. 342

分類ぶんるい: ならずものポケモン	タイプ: みず/ あく	高たかさ: 1.1m	重おもさ: 32.8kg
特性とくせい: かいりきバサミ/ シェルアーマー	かくれ特性とくせい: てきおうりょく	進化しんか前まえ: ヘイガニ	進化しんか後ご: なし

ヘイガニの進化しんか形がた。額がくに星ほし型がたの飾かざりがある。ヘイガニよりも獰猛どうもう性せいが増まし、相手あいてを見みつけるとすぐに戦たたかいを挑いどんでくるほどの荒々あらあらしい性格せいかくを持もつ。バスラオを除のぞき気きに入いらないポケモンのうち、池いけに棲すむほかのものはハサミでつまんで平気へいきで自身じしんの池いけから排除はいじょする。そのためシザリガーが住すむ池いけにはバスラオ以外いがいのポケモンが寄より付つかなくなる。また、その性格せいかくからトレーナーの育成いくせいがとても難むずかしいポケモンとされる。ハサミがもげると弱腰よわごしになり、川底かわぞこの岩いわや流木りゅうぼくの隙間すきまなどに身みを隠かくしながら脱皮だっぴを待まつ。脱皮だっぴした直後ちょくごは甲羅こうらがやわらかく、硬かたくなるまでの間あいだも敵てきから身みを守まもるために隠かくれ続つづける。百戦錬磨ひゃくせんれんまのシザリガーには巨大きょだいなハサミにいくつもの傷跡きずあとが残のこるという。マケンカニのもげたハサミは食用しょくように向むくのに対たいし、シザリガーのもげたハサミは泥臭どろくさくて非常ひじょうに不味まずい。

『エメラルド』では、ルネシティ・ジムリーダーのアダンが使用しようし、四天王してんのうのカゲツがサメハダーに代かわって繰くり出だす。

TVアニメ版ばんでは『アドバンスジェネレーション』において、アクア団だんが使用しようした。第だい{152話わではナミダバシのポケモンとして登場とうじょうし、サトシのヘイガニとバトルした。『ダイヤモンド&パール』ではミクリカップの参加さんか者しゃの1人ひとり・カイトの手持てもちとして登場とうじょう。『サン&ムーン』では野生やせいの個体こたいが登場とうじょう。元々もともとは森もりの池いけを独ひとり占じめする荒あらくれものだったが、バクガメスとバトルし敗北はいぼくした後のちは改心かいしんして森もりのポケモンたちとも仲良なかよくなった。そのためマーマネのクワガノンがZワザを使つかえるようにするために、カキと協力きょうりょくもした。