ポケモンの一覧いちらん (343-386)

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ポケモンの一覧いちらん（ポケモンのいちらん）は、ゲームソフト『ポケットモンスターシリーズ』に登場とうじょうする架空かくうの生物せいぶつ「ポケットモンスター（ポケモン）」の一覧いちらん。本ほん項こうでは全ぜん1025種しゅのうち、『ポケットモンスター ルビー・サファイア』から登場とうじょうし、シリーズ共通きょうつうの全国ぜんこくポケモン図鑑ずかんにおいて343から386までの番号ばんごうを付与ふよされている種たねを掲載けいさいする。

目次もくじ

298-342 << 343-386 >> 387-440

No. 名前なまえ 343 ヤジロン 344 ネンドール 345 リリーラ 346 ユレイドル 347 アノプス 348 アーマルド 349 ヒンバス 350 ミロカロス 351 ポワルン 352 カクレオン

No. 名前なまえ 353 カゲボウズ 354 ジュペッタ 355 ヨマワル 356 サマヨール 357 トロピウス 358 チリーン 359 アブソル 360 ソーナノ 361 ユキワラシ 362 オニゴーリ

No. 名前なまえ 363 タマザラシ 364 トドグラー 365 トドゼルガ 366 パールル 367 ハンテール 368 サクラビス 369 ジーランス 370 ラブカス 371 タツベイ 372 コモルー

No. 名前なまえ 373 ボーマンダ 374 ダンバル 375 メタング 376 メタグロス 377 レジロック 378 レジアイス 379 レジスチル 380 ラティアス 381 ラティオス 382 カイオーガ

No. 名前なまえ 383 グラードン 384 レックウザ 385 ジラーチ 386 デオキシス 脚注きゃくちゅう

ヤジロン

ヤジロン No. 343

分類ぶんるい: どぐうポケモン	タイプ: じめん/ エスパー	高たかさ: 0.5m	重おもさ: 21.5kg
特性とくせい: ふゆう	かくれ特性とくせい: なし	進化しんか前まえ: なし	進化しんか後ご: ネンドール

古代こだい遺跡いせきで発見はっけんされた、ヤジロベエの形かたちをした遮光しゃこう器き土偶どぐうのような姿すがたをしたポケモン。常つねに一本いっぽん足あしでコマの様ように回転かいてんしながら移動いどうし、寝ねるときも一本いっぽん足あしで眠ねむる。頭あたまにも円錐えんすい状じょうの突起とっきがあり、これを利用りようしカポエラーのように逆立さかだちすることもある。仲間なかまを見みつけるとすぐに他たの仲間なかまも集あつまり、その場ばで一斉いっせいに大おおきな鳴なき声ごえを上あげる。古代こだい遺跡いせきに人間にんげんと一緒いっしょに暮くらす様子ようすを描えがいた壁画へきがが発見はっけんされている。

TVアニメ版ばんでは『アドバンスジェネレーション』第だい76話わにおいてクルヨの手持てもちポケモンとして初はつ登場とうじょうした。声優せいゆうは早水はやみリサが担当たんとう。また、『ダイヤモンド&パール』第だい181話わにも、バクの手持てもちポケモンとしても登場とうじょうしている。

ネンドール

ネンドール No. 344

分類ぶんるい: どぐうポケモン	タイプ: じめん/ エスパー	高たかさ: 1.5m	重おもさ: 108.0kg
特性とくせい: ふゆう	かくれ特性とくせい: なし	進化しんか前まえ: ヤジロン	進化しんか後ご: なし

ヤジロンの進化しんか形がた。外見がいけんは赤あかい目めをした遮光しゃこう器き土偶どぐうのような姿すがたをしている。頭部とうぶにある八やっつの大おおきな目めが特徴とくちょう。古代こだいの文明ぶんめいで古代こだい人じんに作つくられた泥どろ人形にんぎょうが、怪光かいこう線せんを浴あびて誕生たんじょうしたといわれている。作つくられた理由りゆうと目的もくてきは未いまだにわかっていない。ずっと宙ちゅうに浮遊ふゆうしており、寝ねるときも浮ういたままの状態じょうたいである。両りょう腕うでは本体ほんたいから分離ぶんりしており、これを念力ねんりきで自在じざいに操あやつり、先端せんたんからビームを発射はっしゃして攻撃こうげきする。雨あめが降ふると体からだを守まもるためにバリアを張はる。

『ルビー・サファイア』ではチャンピオンのダイゴが使用しようするほか、『エメラルド』ではトクサネシティの双子ふたごジムリーダー、フウとランも使用しようする。『ダイヤモンド・パール』ではバクが主人公しゅじんこうとタッグバトルをする際さいにパートナーとして使用しようする。

TVアニメ版ばんでは『アドバンスジェネレーション』第だい104話わに設定せっていよりも遥はるかに巨大きょだいなサイズとして初はつ登場とうじょう。古代こだい人じんによって巨大きょだいモンスターボールの中なかに封印ふういんされていた。ホウエンのグランドフェスティバルでは優勝ゆうしょう者しゃのロバートの手持てもちとして登場とうじょうし、ミロカロスとのコンビネーションでシュウのフライゴン、アメモースを撃破げきはした。バトルパレスのパレスガーディアン、ウコンの切きり札ふだとしても登場とうじょう。天候てんこうや地形ちけいを駆使くししてサトシのオオスバメを倒たおし、ジュカインも苦くるしめた。

リリーラ

リリーラ No. 345

分類ぶんるい: ウミユリポケモン	タイプ: いわ/ くさ	高たかさ: 1.0m	重おもさ: 23.8kg
特性とくせい: きゅうばん	かくれ特性とくせい: よびみず	進化しんか前まえ: なし	進化しんか後ご: ユレイドル

1億おく年ねん前まえに絶滅ぜつめつした古代こだいポケモンの一種いっしゅ。特性とくせいの「きゅうばん」で海底かいていの岩いわに張はり付ついて海草かいそうに擬態ぎたいし、騙だまされて近ちかづいてきた獲物えものを一いち飲のみする。吸盤きゅうばんでずっと岩いわに張はり付ついているため歩あるくことができない。目めに見みえるのは模様もようで本物ほんものの目めは口くちの中なかにある。

『ルビー・サファイア』では「ねっこのカセキ」を復元ふくげんすることによって入手にゅうしゅできる。『ダイヤモンド・パール』では全国ぜんこく図鑑ずかん入手にゅうしゅ後ごに地下ちか通路つうろでカセキ掘ほりをすると手てに入はいることがある。『ソウルシルバー』では全国ぜんこく図鑑ずかん入手にゅうしゅ後ごにだんがいのどうくつでいわくだきをすると手てに入はいることがある。『ブラック・ホワイト』では殿堂でんどう入いり後ごにネジやまで作業さぎょう員いんから貰もらえることがある。

ユレイドル

ユレイドル No. 346

分類ぶんるい: いわつぼポケモン	タイプ: いわ/ くさ	高たかさ: 1.5m	重おもさ: 60.4kg
特性とくせい: きゅうばん	かくれ特性とくせい: よびみず	進化しんか前まえ: リリーラ	進化しんか後ご: なし

リリーラの進化しんか形がたで、ウミユリに似にた能力のうりょくを持もつ。浅瀬あさせや海底かいていに棲すみ、干潮かんちょうになると希まれに姿すがたを現あらわすことがある。リリーラとは異ことなり身体しんたいをゆっくり引ひき摺ずるように這はうことができる。頭部とうぶの花弁はなびら状じょうの触手しょくしゅから消化しょうか液えきを分泌ぶんぴつして獲物えものを仕留しとめる。触手しょくしゅだけでなく、細長ほそながい首くびの様ような部分ぶぶんもさらに長ながく伸のばすことができる。進化しんか前ぜん同様どうよう、目めに見みえる模様もようを持もつ。

『ルビー・サファイア・エメラルド』においてチャンピオン（『エメラルド』ではポケモントレーナー）のダイゴが使用しようする。

TVアニメ版ばんでは『アドバンスジェネレーション』第だい102話わに登場とうじょう。

性別せいべつ比ひは化石かせきポケモンなので7･1でオスが非常ひじょうに多おおいが、『オメガルビー･アルファサファイア』のダイゴ、『ウルトラサン・ウルトラムーン』のライチはメスの個体こたいのユレイドルを使用しようしている。

アノプス

アノプス No. 347

分類ぶんるい: むかしエビポケモン	タイプ: いわ/ むし	高たかさ: 0.7m	重おもさ: 12.5kg
特性とくせい: カブトアーマー	かくれ特性とくせい: すいすい	進化しんか前まえ: なし	進化しんか後ご: アーマルド

アノマロカリスのような姿すがたをしたポケモン。化石かせきから復元ふくげんすることによって手てに入はいる。八はち枚まいの羽はねをオールの様ようにくねらせながら海うみを泳およぎ、2本ほんの爪つめで獲物えものを捕とらえて食たべる。アノプスが生いきていた当時とうじと現在げんざいとでは海うみの水質すいしつが違ちがうため、復元ふくげんさせて海水かいすいに泳およがせても元気げんきがない。顔かおの横よこに飛とび出でた大おおきな目玉めだまをしており、顔かおの真まん中なかに目めに見みえる赤あかい模様もようがある。

「ツメのカセキ」を復元ふくげんすることによって入手にゅうしゅできる。『ダイヤモンド・パール』では全国ぜんこく図鑑ずかん入手にゅうしゅ後ごに地下ちか通路つうろでカセキ掘ほりをすると手てに入はいることがある。『ハートゴールド』では殿堂でんどう入いり後ごにだんがいのどうくつでいわくだきをすると手てに入はいることがある。『ブラック・ホワイト』および『ブラック2・ホワイト2』では殿堂でんどう入いり後ごにネジやまで作業さぎょう員いんから貰もらえることがある。

アーマルド

アーマルド No. 348

分類ぶんるい: かっちゅうポケモン	タイプ: いわ/ むし	高たかさ: 1.5m	重おもさ: 68.2kg
特性とくせい: カブトアーマー	かくれ特性とくせい: すいすい	進化しんか前まえ: アノプス	進化しんか後ご: なし

アノプスの進化しんか形がたで、絶滅ぜつめつしたポケモン。進化しんか前まえのアノプスが地上ちじょうで暮くらせるように足あしが生はえたとされていて、節足動物せっそくどうぶつよりも陸生りくせいの脊椎動物せきついどうぶつに近ちかい姿すがたとなっている。その体からだを覆おおう甲羅こうらはとても頑丈がんじょうとされ、全すべての攻撃こうげきを跳はね返かえす。さらに伸のび縮ちぢみする2本ほんの爪つめは鉄板てっぱんを串刺くしざしにするほどの威力いりょくで攻守こうしゅ共どもに抜ぬけ目めのないポケモンである。大おおきく成長せいちょうした2枚まいの羽はねで泳およぎ、狩かりを行おこなう。アノプスの時ときに生はえていた8本ほんの小ちいさな羽はねは6本ほんになっている。進化しんか前ぜん同様どうよう、目めに見みえる赤あかい模様もようがあるが、実際じっさいは顔かおの横よこから飛とび出でた耳みみに見みえる部分ぶぶんが目めである。

『ルビー・サファイア・エメラルド』ではホウエンチャンピオン（『エメラルド』ではポケモントレーナー）のダイゴが使用しようし、『ポケモンコロシアム』ではミラーボがダークポケモンであるウソッキーを失うしなった際さいに使用しようするほかヘルゴンザとの2回かい目めの戦闘せんとう、主人公しゅじんこうの偽物にせものを演えんじていたフェイクが繰くり出だしてくる。

TVアニメ版ばんでは『アドバンスジェネレーション』第だい102話わで初はつ登場とうじょう。ドクターモロボシが持もつ研究けんきゅう施設しせつ内ないのアノプスが進化しんかした。『ダイヤモンド&パール』のシンオウリーグではナオシの二に番手ばんてで登場とうじょう。サトシのムクホークを倒たおし、マグマラシと引ひき分わける活躍かつやくをした。

ヒンバス

ヒンバス No. 349

分類ぶんるい: さかなポケモン	タイプ: みず	高たかさ: 0.6m	重おもさ: 7.4kg
特性とくせい: すいすい	かくれ特性とくせい: てきおうりょく	進化しんか前まえ: なし	進化しんか後ご: ミロカロス

ブラックバスのような姿すがたをしたポケモン。薄うすい土色つちいろの体からだに青あおい鰭ひれを持もつ。やせこけた頬ほおや、切きれ込こみが入はいりボロボロになったような尾鰭おびれなど、貧相ひんそうなみずぼらしい外見がいけんをしている。海水かいすい、淡水たんすいのどちらでも生いきていけるだけで無なく、水みずが少すこししか無なくても生いきていける程ほどの強つよい生命せいめい力りょくを持もつが、動作どうさは非常ひじょうに緩慢かんまんなため、すぐに捕つかまってしまう。個体こたい数すうは多おおいが、一いちヶ所かしょに固かたまる習性しゅうせいをもつ。余あまりにもみっともなく、みすぼらしいため、大抵たいていのトレーナーにも研究けんきゅう者しゃにも相手あいてにされないが、その強つよい生命せいめい力りょくから一応いちおう研究けんきゅう対象たいしょうにはなっている他ほか、ヒンバスだけを集あつめるコレクターも居いる。しかし進化しんかによって大おおきく姿すがたを変かえる。レベルアップで覚おぼえる技わざはコイキングと同おなじだが、技わざマシンが使つかえたりタマゴ技わざを多おおく覚おぼえる点てんはコイキングとは違ちがう。

捕獲ほかくするだけなら簡単かんたんだが他たのポケモンとは違ちがい、特定とくていのポイントでしか釣つり上あげることが出来できないため、遭遇そうぐうするのが非常ひじょうに難むずかしいポケモンである。『ルビー・サファイア』ではポロック、『ダイヤモンド・パール』ではポフィンを与あたえて「うつくしさ」のコンディションを高たかめるとミロカロスに進化しんかするが、コンディションの概念がいねんが存在そんざいしない『ハートゴールド・ソウルシルバー』ではポケモン美容びよう室しつまたは毛け繕つくろいを何なん回かいかして十分じゅうぶんになつき度どを上あげることによって進化しんかさせることができる。なお、『ブラック・ホワイト』、『ブラック2・ホワイト2』以降いこうは従来じゅうらいの進化しんか条件じょうけんのほかに「きれいなウロコ」を持もたせて通信つうしん交換こうかんすることで進化しんかできるようになった。

TVアニメ版ばんでは『ダイヤモンド&パール』第だい21話わにてビーボタン同盟どうめいのハツネのポケモンとして登場とうじょう。よくみずぼらしいポケモンとしてネタ扱あつかいされることが多おおいが、最終さいしゅう的てきにはミロカロスに進化しんかすることが多おおい。

ミロカロス

ミロカロス No. 350

分類ぶんるい: いつくしみポケモン	タイプ: みず	高たかさ: 6.2m	重おもさ: 162.0kg
特性とくせい: ふしぎなうろこ/ かちき	かくれ特性とくせい: メロメロボディ	進化しんか前まえ: ヒンバス	進化しんか後ご: なし

ヒンバスの進化しんか形がた。ポケモン図鑑ずかんによれば、最もっとも美うつくしいとされるポケモンである。その美麗びれいさから絵画かいがや彫刻ちょうこくのモデルになることも多おおい。一方いっぽうでヒンバスが好すきなトレーナーにとっては評判ひょうばんはイマイチ。外見がいけんはリュウグウノツカイなどの長ちょう魚さかなのような姿すがたであり、鳴なき声ごえが長ながい。細長ほそながい体躯たいくの上半身じょうはんしんは肌色はだいろで、下半身かはんしんはステンドグラスのようなツートンカラーの青あおと赤あかの鱗うろこを持もつ。この鱗うろこは公式こうしきイラストやゲーム画面がめんからは分わからないが、実際じっさいは虹色にじいろで見みる方向ほうこうによって色いろを変かえる。頭あたまには二に対ついになったリングのような赤あかい触角しょっかくと同色どうしょくのおさげ髪がみのようなヒレが伸のびるが、後者こうしゃは♀よりも♂の方ほうが短みじかい。見みる者ものの心しんを癒いやして争あらそいごとを鎮しずめる力ちからがあり、ミロカロスの体からだがピンクに輝かがやくとき、荒すさんだ心しんを忘わすれさせる波動はどうを放はなつという。戦乱せんらん・破壊はかいを司つかさどるギャラドスとは対たいをなす存在そんざいで、こちらは平和へいわ・慈悲じひを司つかさどる。

『ルビー・サファイア・エメラルド』ではルネシティジムリーダー（『ルビー・サファイア』。『エメラルド』ではチャンピオン）のミクリとチューブクイーンのアザミ（『エメラルド』）、シンオウチャンピオン（『ダイヤモンド・パール・プラチナ』、肩書かたがきがポケモントレーナーの『ブラック・ホワイト』でも所持しょじ）であるシロナやタワータイクーン（『ダイヤモンド・パール・プラチナ・ハートゴールド・ソウルシルバー』）のクロツグ、ハナダシティジムリーダーのカスミ（『ハートゴールド・ソウルシルバー』、再さい戦時せんじ）、『サン・ムーン』のエーテル財団ざいだん代表だいひょうのルザミーネ、『ソード・シールド』のマクロコスモスのオリーヴなど、多おおくの実力じつりょく者しゃが使用しようしている。

公式こうしきサイトでは「水みずタイプ特殊とくしゅ最強さいきょうクラス」という栄冠えいかんを得えており、2007年ねんには最強さいきょうクラスポケモン第だい3弾だんとして『ダイヤモンド・パール』へ配信はいしんが行おこなわれた。また、公式こうしき大会たいかい「ワールドチャンピオンシップス2009」の日本にっぽん予選よせんでは参加さんか賞しょうとして色いろ違ちがいのミロカロスが『プラチナ』にプレゼントされている。

TVアニメ版ばんでは『アドバンスジェネレーション』においてルネシティジム・ジムリーダーのアダン（声こえ - 速水はやみ奨すすむ）（ゲームでは『エメラルド』のみ登場とうじょう）や、ホウエン地方ちほう最強さいきょうのコーディネーターだったロバートが使用しよう。バトルフロンティア編へんではバトルチューブのチューブクイーン・アザミが使用しようし、『ダイヤモンド&パール』ではコンテストマスターのミクリが使用しようしている。『サン&ムーン』ではゲームと同様どうようにルザミーネ（声こえ - 木下きのした紗しゃ華はな）のポケモンとして第だい53話わ・第だい54話わで登場とうじょう。第だい7シリーズ（『新しん無印むじるし編へん』）ではゲームと同様どうようにオリーヴ（声こえ - 湯屋ゆや敦子あつこ）のポケモンとして第だい44話わで登場とうじょう。

ゲーム『ソード・シールド』のストーリーの前日ぜんじつ譚たんを描えがいたWEBアニメ『薄明はくめいの翼つばさ』では第だい4話わにて登場とうじょう。ジムリーダーのルリナ（声こえ - 雨宮あまみや天たかし）と仲良なかよしであったヒンバスが進化しんかを果はたし、背中せなかに乗のせるという約束やくそくを果はたした。

ポワルン

ポワルン No. 351

分類ぶんるい: てんきポケモン	タイプ: ノーマル	高たかさ: 0.3m	重おもさ: 0.8kg
特性とくせい: てんきや	かくれ特性とくせい: なし	進化しんか前まえ: なし	進化しんか後ご: なし

雲くもの様ような姿すがたを持もつポケモン。気象きしょうの変化へんかに従したがって、自みずからの姿すがたやタイプを太陽たいよう（ほのおタイプ）・雨水あまみず（みずタイプ）・雪雲ゆきぐも（こおりタイプ）に変かえる力ちからを持もつ。気温きおん・湿度しつど等ひとしが細胞さいぼうに影響えいきょうし変化へんかするらしく、ストーブや冷凍庫れいとうこなどを使つかって人工じんこう的てきに姿すがたを変かえることはできない。ポケモンの中なかでも有数ゆうすうの小型こがたな体躯たいくを外敵がいてきから守まもるため、大だい自然しぜんの力ちからを借かりる様ようになったとされている。また姿すがただけでなく性格せいかくも変かわるらしい。最近さいきんの研究けんきゅうで水みずの分子ぶんしにそっくりなことが分わかった。またゲーム内ないで天気てんきが砂嵐すなあらしだと得意とくい技わざの「ウェザーボール」がいわタイプに変かわるものの、姿すがたは変かわらないため砂嵐すなあらしのダメージは受うける。

TVアニメ版ばんでは『アドバンスジェネレーション』においておてんき研究所けんきゅうじょのポケモンとして登場とうじょうした。声優せいゆうは水樹みずき奈々なな。

カクレオン

カクレオン No. 352

分類ぶんるい: いろへんげポケモン	タイプ: ノーマル	高たかさ: 1.0m	重おもさ: 22.0kg
特性とくせい: へんしょく	かくれ特性とくせい: へんげんじざい	進化しんか前まえ: なし	進化しんか後ご: なし

二に足そく歩行ほこう化かしたカメレオンのようなポケモン。自分じぶんの体からだの模様もようを自由じゆうに変化へんかさせて、周囲しゅういの風景ふうけいにとけこむ事ことが出来できる。但ただし、腹部ふくぶの赤あかいギザギザ模様もようだけは色いろを変かえられない。極きわめて長ながい舌したを持もち、変色へんしょくして獲物えものに近ちかづき捕食ほしょくする。なお、驚愕きょうがくすると元もとの緑色みどりいろに戻もどり、感情かんじょうの変化へんかでも色いろが変かわったりと、結構けっこうデリケート。

カクレオン独自どくじの通常つうじょう特性とくせい「へんしょく」は、相手あいてから受うけた攻撃こうげき技わざと同おなじタイプに変化へんかする。ゲッコウガなども持もつ隠かくれ特性とくせい「へんげんじざい」は、自分じぶんが出だした技わざと同おなじタイプに変化へんかする。地形ちけいに応おうじて自分じぶんのタイプを変かえる変化へんか技わざ「ほごしょく」も覚おぼえるため、技わざタイプや自然しぜんを利用りようして自分じぶんのタイプを自在じざいに変かえるのが得意とくいなポケモンの代表だいひょう格かくとも言いえる。

ゲームに先駆さきがけてアニメに登場とうじょうした色いろ違ちがいは紫むらさきだが、実際じっさいのゲームでは緑色みどりいろの体からだにお腹なかのギザギザ模様もようが青あおいだけ。ポケモン不思議ふしぎのダンジョンシリーズではアニメ版ばんからの逆ぎゃく輸入ゆにゅうで紫むらさきのカクレオンが登場とうじょうしている。

ホエルコ、ルリリと共ともに2001年ねん3月の『ルビー・サファイア』の発表はっぴょうと同時どうじに公開こうかいされたポケモンで、同年どうねん7月がつ公開こうかいの短編たんぺん映画えいが『ピカチュウのドキドキかくれんぼ』に先行せんこうして登場とうじょうしている。声優せいゆうは高戸たかど靖広やすひろ。TVアニメ版ばんでもジョウトリーグでハヅキの一いち番手ばんてとして登場とうじょうして、ピカチュウを苦くるしめた。他ほかにも美人びじん姉妹しまいの持もつポケモンとして初はつ登場とうじょう、通常つうじょうの方ほうが「ミドリちゃん」で色いろ違ちがいの方ほうが「アズキちゃん」。『第だい7シリーズ』の78話わではヤバシのポケモンとして登場とうじょう。サクラギパーク内ないのポケモンのデータを消けそうとした。性別せいべつはメス（ゴウのインテレオンに惚ほれたのとヤバシが「レディ」と呼よんでいることから）。使用しよう技わざは「ふいうち」、「しめつける」、「アイアンテール」。声優せいゆうは清水しみず理沙りさ。

カゲボウズ

カゲボウズ No. 353

分類ぶんるい: にんぎょうポケモン	タイプ: ゴースト	高たかさ: 0.6m	重おもさ: 2.3kg
特性とくせい: ふみん/ おみとおし	かくれ特性とくせい: のろわれボディ	進化しんか前まえ: なし	進化しんか後ご: ジュペッタ

黒くろいてるてる坊主ぼうずのような外見がいけんをしたポケモン。頭あたまの角かくをレーダーのように使つかい、人間にんげんの感情かんじょうを察知さっちする。誰だれかを恨うらむ気持きもちが強つよくなると、その人間にんげんが住すむ家いえの軒下のきしたにカゲボウズが並ならぶ。丑三うしみつ時じになると活動かつどうを始はじめ、夜よるが明あけると住処すみかに戻もどる。人間にんげんの恨うらみや妬ねたみを食たべて生いきるため、ある人間にんげんにとっては有あり難がたい存在そんざいでもある。

TVアニメ版ばんでは『アドバンスジェネレーション』第だい81話わに登場とうじょうし、マサトと一時いちじ的てきに友達ともだちになった。ANA機内きないのアニメ作品さくひん『ピカチュウのおばけカーニバル』ではおばけ屋敷やしきに住すむポケモンの1匹ひきとして登場とうじょうしている。

ジュペッタ

ジュペッタ No. 354

分類ぶんるい: ぬいぐるみポケモン	タイプ: ゴースト	高たかさ: 1.1m	重おもさ: 12.5kg
特性とくせい: ふみん/ おみとおし	かくれ特性とくせい: のろわれボディ	進化しんか前まえ: カゲボウズ	進化しんか後ご: なし

カゲボウズの進化しんか形がた。元もとは人間にんげんに捨すてられたぬいぐるみであったが、強つよい怨念おんねんによって生命せいめいを宿やどし、ポケモンとなった。口くちのチャックを開あけると呪のろいのエネルギーが逃にげてしまう。ゴミ捨ごみすて場ばを住処すみかとし、自分じぶんを捨すてた子供こどもを探さがして復讐ふくしゅうするため彷徨ほうこううと言いわれている。大切たいせつにされると満足まんぞくして元もとのぬいぐるみに戻もどるとされる。

『ルビー・サファイア・エメラルド・オメガルビー・アルファサファイア』では四天王してんのうのフヨウが、『ブラック2・ホワイト2』ではプラズマ団だんのダークトリニティの1人ひとり、「スカーレット・バイオレット」ではジムリーダーのライムがそれぞれ使用しようする。

TVアニメ版ばんでは『アドバンスジェネレーション』においてハーリーのポケモンとして登場とうじょう。『めざせポケモンマスター』の第だい8話わでは持もち主ぬしの少女しょうじょのぬいぐるみに魂たましいが宿やどって誕生たんじょうしたポケモンとして登場とうじょう。ニックネームは「ゴンちゃん」。過去かこに少女しょうじょと離はなれ離ばなれになり、彼女かのじょにもう一度いちど会あうためにハート型がたの物ものを盗ぬすんでいた。その後ご、サトシたちによって解決かいけつし、持もち主ぬしの少女しょうじょであるジョーイと再会さいかいできた。声優せいゆうは武隈たけくま史子ふみこ。

『X・Y』以降いこうで「メガジュペッタ」にメガシンカを遂とげる。

メガジュペッタ

黒くろくなった全身ぜんしんにチャックが加くわわり、両りょう腕うでから三さん本ほんの赤あかい爪つめが飛とび出だし、下半身かはんしんもチャックが開ひらいて赤あかい本体ほんたいが顕あらわになるなど、より不気味ぶきみな姿すがたになった。メガシンカにより呪のろいのエネルギーが暴走ぼうそうし、意図いとせずとも怨うらみの矛先ほこさきは自分じぶんのトレーナーにも及およんでしまうので、注意ちゅういが必要ひつよう。

メガシンカによって特性とくせいは「いたずらごころ」に変化へんかする。

ヨマワル

ヨマワル No. 355

分類ぶんるい: おむかえポケモン	タイプ: ゴースト	高たかさ: 0.8m	重おもさ: 15.0kg
特性とくせい: ふゆう	かくれ特性とくせい: おみとおし	進化しんか前まえ: なし	進化しんか後ご: サマヨール

人間にんげんの頭部とうぶの骸骨がいこつを被こうむったお化ばけのような姿すがたをしたポケモンで、背中せなかにも2本ほんの骨ほねの模様もようがある。どんなに分厚ぶあつい壁かべでもすり抜ぬける力ちからを持もっている。夜行やこう性せいで夜よるになると行動こうどうし始はじめ、ヨマワルに一いち度どでも狙ねらわれた獲物えものは、朝日あさひが昇のぼるまで追おいかけられることになる。また、言いいつけを守まもらない悪わるい子供こどもはヨマワルにさらわれるというい伝いつたえもある。真まっ赤かな目めで睨にらむことで大人おとなをも硬直こうちょくさせ動うごけなくしてしまう能力のうりょくを持もつ。この赤あかい目玉めだまこそがヨマワルの本体ほんたいで、骸骨がいこつのような顔かおは見みせかけである。子供こどもの生命せいめいエネルギーを狙ねらうために真夜中まよなかの街まちを彷徨ほうこうう。

劇場げきじょう版ばんで『ピカピカ星空ほしぞらキャンプ』にてバルビート、ソーナノと先さきんじて登場とうじょうし、TVアニメ版ばんでは『アドバンスジェネレーション』第だい1話わに登場とうじょう。自転車じてんしゃでミシロタウンに向むかっているハルカを驚おどろかせた。

サマヨール

サマヨール No. 356

分類ぶんるい: てまねきポケモン	タイプ: ゴースト	高たかさ: 1.6m	重おもさ: 30.6kg
特性とくせい: プレッシャー	かくれ特性とくせい: おみとおし	進化しんか前まえ: ヨマワル	進化しんか後ご: ヨノワール

ヨマワルの進化しんか形がた。一ひとつ目めを持もったミイラのような姿すがたをしており、胴体どうたいから離はなれた妖あやしげな手ての動うごきと炎ほのおのように真まっ赤かに燃もえる一ひとつ目めで相手あいてを催眠さいみん状態じょうたいにして操あやつる能力のうりょくを持もつ。身体しんたいの中身なかみは空洞くうどうになっており、口くちを開ひらく事ことでブラックホールのようにあらゆる物ものを吸すい込こんでしまい、吸すい込こまれたものは二度にどと戻もどれなくなるという。本体ほんたいの中なかにある一ひとつ目めが本体ほんたいとも言いわれているが見みた者ものはいない。

『ルビー・サファイア・エメラルド』では四天王してんのうのフヨウが、先鋒せんぽうと切きり札ふだとして2匹ひき使用しようする。『ダイヤモンド・パール』では新あらたにヨノワールという進化しんか系けいが登場とうじょうし、「れいかいのぬの」を持もたせて通信つうしん交換こうかんすることで進化しんかする。

TVアニメ版ばんでは『アドバンスジェネレーション』第だい61話わに、ある事情じじょうから顔かおと素性すじょうを明あかさないコーディネーター「ファントム」と名乗なのる少年しょうねんキミマロのポケモンとして初はつ登場とうじょう。シュウのロゼリアが全まったく歯はが立たたないほどの実力じつりょく者しゃ。また、ANA機内きないで公開こうかいされたOVA『ピカチュウのおばけカーニバル』では、お化ばけ屋敷やしきに住すむポケモンとして登場とうじょう。バトルピラミッドのピラミッドキング、ジンダイの三さん度目どめのバトルでは一いち番手ばんてで登場とうじょう。「くろいまなざし」で交代こうたいを封ふうじ、「あやしいひかり」で混乱こんらんさせる戦法せんぽうで（サトシの判断はんだんミスもあって）リザードンを撃破げきはするが、フシギダネの「やどりぎのタネ」によるダメージの蓄積ちくせきと「ソーラービーム」で敗やぶれた。ロケット団だんのムサシとコジロウも使用しようしており、2匹ひきがかりでゲンガーを襲おそうも反撃はんげきされ敗北はいぼく。使用しよう技わざは二に匹ひきとも「ナイトヘッド」を使用しようし、ムサシのは「かげうち」「ほのおのパンチ」、コジロウのは「れいとうパンチ」も使用しようしていた。

トロピウス

トロピウス No. 357

分類ぶんるい: フルーツポケモン	タイプ: くさ/ ひこう	高たかさ: 2.0m	重おもさ: 100.0kg
特性とくせい: ようりょくそ/ サンパワー	かくれ特性とくせい: しゅうかく	進化しんか前まえ: なし	進化しんか後ご: なし

ジャングルに生息せいそくする、竜りゅう脚あし類るいの様ような姿すがたをしたポケモン。背中せなかにヤシの葉はの様ような翼つばさが生はえ、重おもそうな見みた目めでありながら軽かろやかな飛行ひこうが可能かのうである。首くびから上うえがバナナの木きを連想れんそうさせる容姿ようしが特徴とくちょう的てき。首くびの下したになるバナナのような果実かじつは実際じっさいに食たべることができ、南国なんごくに住すむ子供こどもたちの定番ていばんおやつとなっている。特とくにアローラ地方ちほうのトロピウスの首くびに実みのる果実かじつは他たの地方ちほうより格別かくべつに甘あまく最高さいこうの味あじとされる。自身じしんも果物くだものが大だい好物こうぶつであり、余あまりに食たべ過すぎた結果けっか首くびに結実けつじつする様ようになったらしい。風媒花ふうばいかに属ぞくし、花粉かふんを春はるに一いち度どだけ撒まくものの、結実けつじつは年としに二に回かいである。暖あたたかい土地とちにはトロピウスを育そだてる牧場ぼくじょうが存在そんざいする。

トレーナーでは「エメラルド」でジムリーダーのナギ、「スカーレット・バイオレット」で四天王してんのうのアオキが使用しようする。

2007年ねん2月がつには『ポケモン☆サンデー』の企画きかくで、特別とくべつなボールに入はいった「しょこたんのトロピウス」がポケモンセンター各店かくてんでデータ配布はいふされ、伝説でんせつのポケモン以外いがいの配布はいふとしては異例いれいの大だい行列ぎょうれつを作つくった。トロピウスである理由りゆうは、225番ばん道路どうろにいる「エリートトレーナーのショウコ」がトロピウスを使用しようするからである。

アニメでは「アドバンスジェネレーション」に登場とうじょう。ジュプトルと戦たたかい敗やぶれたものの、ジュプトルが恋こいしたメガニウムがトロピウスと相思相愛そうしそうあいだったため失恋しつれんし、進化しんかしたジュカインが技わざを出だせなくなった原因げんいんを作つくってしまった。

チリーン

チリーン No. 358

分類ぶんるい: ふうりんポケモン	タイプ: エスパー	高たかさ: 0.6m	重おもさ: 1.0kg
特性とくせい: ふゆう	かくれ特性とくせい: なし	進化しんか前まえ: リーシャン	進化しんか後ご: なし

風鈴ふうりんのような姿すがたをしたポケモン。体からだの空洞くうどうに反響はんきょうさせて鳴なき声ごえを発はっする。鳴なき声ごえのパターンは全部ぜんぶで7種類しゅるいあり、それぞれを上手うまく使つかい分わけて仲間なかまとコミュニケーションを取とる。怒おこると小ちいさな風ふう音おんを体内たいないで増幅ぞうふくして衝撃波しょうげきはを発生はっせいさせ、身みの丈たけを超こえる敵てきを吹ふき飛とばす程ほどの威力いりょくになる。夏なつの時期じきが近ちかづくと活発かっぱつに飛とび回まわる。頭部とうぶに有ある吸盤きゅうばんで木きの枝えだや軒下のきしたにぶら下さがる。後のちに『ダイヤモンド・パール』から登場とうじょうしたリーシャンの進化しんか系けい。

TVアニメ版ばんではロケット団だんのコジロウの手持てもちポケモンとして登場とうじょう。主おもにロケット団だんの名乗なのりの相あいづちや癒いやしを担当たんとう。途中とちゅうで体調たいちょうが悪わるくなり、親戚しんせきの家いえに預あづけられる形かたちでコジロウの元もとを離はなれた。

アブソル

アブソル No. 359

分類ぶんるい: わざわいポケモン	タイプ: あく	高たかさ: 1.2m	重おもさ: 47.0kg
特性とくせい: プレッシャー/ きょううん	かくれ特性とくせい: せいぎのこころ	進化しんか前まえ: なし	進化しんか後ご: なし

ライオンの特徴とくちょうを持もった白澤しらさわのような姿すがたをしたポケモン。全身ぜんしんは白しろい体毛たいもうに覆おおわれており、右側みぎがわ頭部とうぶには鎌かまのように湾曲わんきょくした黒くろい角かくを持もつ。悪魔あくまの羽はねのような黒くろい尻尾しっぽがある。長命ちょうめいのポケモンとして知しられ、その寿命じゅみょうは100年ねんに達たっする。環境かんきょうの変化へんかを敏感びんかんに察知さっちし、自然しぜん災害さいがいを察知さっちする能力のうりょくを持もつ。周囲しゅういに危険きけんを知しらせるために山奥やまおくから麓ふもとまで降おりてくるが、それゆえに災害さいがいを呼よび寄よせるポケモンとの迷信めいしんが広ひろまったり、災害さいがい感知かんち能力のうりょくの源みなもとと噂うわさされた角かくを人間にんげんに狙ねらわれたために、山岳さんがく地帯ちたいへと姿すがたを消けしてしまった。このことから「災わざわいを呼よぶポケモン」と誤解ごかいされ、「わざわいポケモン」と呼よばれるようになった。あくタイプだが隠かくれ特性とくせいが「せいぎのこころ」であるなど、それほど邪悪じゃあくな存在そんざいではなく、実際じっさいあくタイプの技わざはレベルアップでは少数しょうすうしか覚おぼえない。どちらかと言いえば野性やせい的てきな印象いんしょうの方ほうが強つよい。

『ルビー・サファイア・エメラルド』では四天王してんのうのカゲツが切きり札ふだとして使用しようする。また、『ハートゴールド・ソウルシルバー』では強化きょうか後ごの四天王してんのう・カリンが、『ブラック2・ホワイト2』ではチャレンジモードにての四天王してんのうギーマが、『X・Y』ではライバルのセレナまたはカルムの手持てもちポケモンとして使用しようする。『オメガルビー・アルファサファイア』のカゲツの個体こたい(再戦さいせん時じ)と『X・Y』のセレナ/カルムの個体こたい(キナンシティでの戦闘せんとう時じ)はメガシンカする。

『X・Y』では「メガアブソル」へとメガシンカを遂とげる。

メガアブソル

メガシンカに伴ともなうエネルギー増幅ぞうふくによって胸元むなもとおよび首くび周まわりの体毛たいもうが逆立さかだち、背中せなかに翼つばさを生はやしたような外観がいかんとなるが、実際じっさいには体毛たいもうなので飛とべない。本来ほんらいは争あらそいを好このまないためこの姿すがたに変かわることを嫌きらっている。体毛たいもうが逆立さかだつと同時どうじに、エネルギーを威圧いあつのオーラに変かえているため、気きの弱よわい人ひとがこの姿すがたを見みてショック死しすることもある。さらに伸のびた頭部とうぶの体毛たいもうを下したに垂たらす。頭部とうぶ右側みぎがわの角かくが肥大ひだい化かし、左側ひだりがわからも小ちいさな角かくが生はえるようになった。

特性とくせいは「マジックミラー」に変化へんかし、変化へんか技わざへの耐たい性せいを獲得かくとく。ステータスは元もとから低ひくい耐久たいきゅう面めん以外いがいが上昇じょうしょうする攻撃こうげき一辺倒いっぺんとうの変動へんどうとなり、特とくにとくこうとすばやさが大おおきく上昇じょうしょうする。

TVアニメ版ばんでは『アドバンスジェネレーション』の初代しょだいオープニングのラストに登場とうじょうした。また、シュウのポケモンとしても登場とうじょうし、ハルカのワカシャモと激闘げきとうを繰くり広ひろげた。

『Pokémon UNITE』では操作そうさポケモンとして登場とうじょう。高たかい素早すばやさを活いかした接近せっきん戦せんが得意とくい。ユナイトわざは連続れんぞくで切きり付つけ攻撃こうげきする「ダークスラッシャー」。

ソーナノ

ソーナノ No. 360

分類ぶんるい: ほがらかポケモン	タイプ: エスパー	高たかさ: 0.6m	重おもさ: 14.0kg
特性とくせい: かげふみ	かくれ特性とくせい: テレパシー	進化しんか前まえ: なし	進化しんか後ご: ソーナンス

ソーナンスの進化しんか前まえ。いつも我慢がまんしているソーナンスとは対照たいしょう的てきに活発かっぱつな性格せいかくをもち、常つねに笑えみを絶たやさない。怒おこると尻尾しっぽを地面じめんに叩たたくが笑顔えがおは変かわらない。群むれで行動こうどうし眠ねむる時ときは仲間なかまと体からだを寄よせ合あう。遊あそぶときは押おしくら饅頭まんじゅうのように互たがいの身体しんたいを押おし合あい、この遊あそびを通とおして我慢強がまんづよく育そだつ。頭部とうぶにある垂しだれた耳みみの様ような手てで果物くだものを掴つかんで食たべる。

『ルビー・サファイア』ではフエンタウンで「おんせんばあさん」からタマゴを貰もらうことができる。

TVアニメ版ばんでは金銀きんぎん編へんの時点じてんで登場とうじょうしており、ゲームに先行せんこうしている。『アドバンスジェネレーション』では第だい113話わの舞台ぶたいであるマボロシじまに大勢おおぜいで生息せいそくしていた。

ユキワラシ

ユキワラシ No. 361

分類ぶんるい: ゆきかさポケモン	タイプ: こおり	高たかさ: 0.7m	重おもさ: 16.8kg
特性とくせい: せいしんりょく/ アイスボディ	かくれ特性とくせい: ムラっけ	進化しんか前まえ: なし	進化しんか後ご: 本文ほんぶん参照さんしょう

黒くろい1頭とう身みの体からだに雪ゆき傘かさを纏まつわった雪ゆきん子このような姿すがたをしたポケモン。マイナス100度どの冷気れいきにも耐たえる身体しんたいを持もつ。雪国ゆきぐになど雪ゆきの多おおい土地とちに生息せいそく。5匹ひき以上いじょうのグループで行動こうどうし、雪ゆきや氷こおりのみを食たべて生活せいかつする。また野生やせいのユキワラシは人ひとの住すむ家いえに訪おとずれることがあり、ユキワラシが訪おとずれたその家いえは億おく万まん長者ちょうじゃになり代々だいだい栄さかえるという伝承でんしょうがある。春はるや夏なつの時期じきになると、鍾乳洞しょうにゅうどうの奥底おくそこでひっそりと暮くらす。雪国ゆきぐにでは真夜中まよなかに姿すがたを見みせると朝あさには雪ゆきが積つもると言いわれる。

『ルビー・サファイア・エメラルド』では進化しんか形がたがオニゴーリだけだったが、『ダイヤモンド・パール』では♀のみが「めざめいし」というアイテムを使用しようすることで進化しんかできるユキメノコが新あらたに登場とうじょうした。

TVアニメ版ばんではサトシのポケモンとして登場とうじょう。声優せいゆうは伊東いとうみやこ。

オニゴーリ

オニゴーリ No. 362

分類ぶんるい: がんめんポケモン	タイプ: こおり	高たかさ: 1.5m	重おもさ: 256.5kg
特性とくせい: せいしんりょく/ アイスボディ	かくれ特性とくせい: ムラっけ	進化しんか前まえ: ユキワラシ	進化しんか後ご: なし

ユキワラシの進化しんか形がた。進化しんか前まえとは全まったく異ことなる容姿ようしを持もち、鬼おにのような顔かおをしていて、「がんめんポケモン」の分類ぶんるい通どおり、体からだ全体ぜんたいが頭あたまだけで構成こうせいされている。雪山ゆきやまで登頂とうちょう間近まぢかで遭難そうなんした登山とざん者しゃの無念むねんが岩いわに宿やどって生うまれたといわれている。2本ほんの角かくを生はやした岩いわの体からだを鋼はがね以上いじょうの硬度こうどの氷こおりの鎧よろいで固かためたような姿すがたをしており、岩いわの体からだはそんなに硬かたくない。また、体からだを包つつむ氷こおりの鎧よろいはレジアイスと同様どうように高熱こうねつの炎ほのおでも溶とかすことができない。空気くうき中ちゅうにある水分すいぶんを一瞬いっしゅんで凍こおらせ、周囲しゅういにダイヤモンドダストを発生はっせいさせるほどの氷こおりを自在じざいに操あやつる。獲物えものを捕とらえるときは相手あいてを凍こおらせ動うごけなくしてから食たべるが、バニプッチやカチコールなど、元々もともと凍こおっているポケモンの方ほうが好物こうぶつ。

『ルビー・サファイア・エメラルド』『オメガルビー・アルファサファイア』では四天王してんのうのプリムが使用しようする(『オメガルビー・アルファサファイア』の再さい戦時せんじはメガシンカする)。『ハートゴールド・ソウルシルバー』では、チョウジタウンのジムリーダー・ヤナギ（再戦さいせん時じのみ）が使用しようしている。他ほかにも『スカーレット・バイオレット』ではアカデミー教師きょうしのミモザが使用しようする。

『オメガルビー・アルファサファイア』では「メガオニゴーリ」にメガシンカを遂とげる。

メガオニゴーリ

額がくに角かくがさらに1本ほん生はえ、有あり余あまるメガシンカのエネルギーが口くちからあふれ出だし、顎あごが外はずれて壊こわれてしまった。もはや口くちを閉とじることはできないが、その一方いっぽうで冷気れいきを放出ほうしゅつする力ちからは大幅おおはばにアップしており、辺あたり一帯いったいをホワイトアウトさせる程ほど強化きょうかされた。敵てきを巨大きょだいな口くちに放ほうり込こみ、一気いっきに冷気れいきを出だして瞬間しゅんかん的てきに冷凍れいとうしてしまう。一方いっぽうでその砕くだけた顎あごが災わざわいして上手うまくエサを食たべられず苛立いらだっている。

メガシンカすることによって「すばやさ」の他ほか、特とくに「こうげき」「とくこう」が大幅おおはばに上昇じょうしょうした他ほか、特性とくせいは「フリーズスキン」に変かわる。

テレビアニメ『アドバンスジェネレーション』ではサトシのユキワラシが進化しんかした姿すがたとして登場とうじょう。サイズは通常つうじょうより小柄こがらでサトシの身長しんちょうの約やく半分はんぶんくらいの高たかさであったが、『第だい7シリーズ』では通常つうじょうと同おなじサイズになっている。声優せいゆうは小西こにし克幸かつゆき。

テレビアニメ第だい8シリーズ（『リコとロイの旅たびシリーズ』）ではエクスプローラーズのメンバーであるサンゴ（声こえ - 大谷おおや育江いくえ）のパートナーとして第だい24話わから登場とうじょう。サイズは通常つうじょうと同おなじ。サンゴには忠実ちゅうじつだが、「じばく」させられるなどぞんざいな扱あつかいを受うけることもしばしば。使用しようする技わざは「ふぶき」、「じばく」（いずれも第だい25話わから使用しよう）、「かみくだく」、「アイススピナー」（いずれも第だい43話わから使用しよう）。こちらの声優せいゆうは第だい7シリーズでは数すう多おおくのポケモンを演えんじていた他ほか、今いま作さくではコルサのウソッキーとルッカとダイアナのイキリンコ役やくなどを担当たんとうする光ひかり部ぶ樹じゅ（第だい27話わ（『テラパゴスのかがやき』第だい2話わ）のエンディングクレジットで判明はんめい）。他ほかにも第だい26話わ（『テラパゴスのかがやき』第だい1話わ）から変更へんこうされたオープニング映像えいぞうおよびエンディング映像えいぞうにも登場とうじょう。

劇場げきじょう版ばん『ボルケニオンと機巧きこうのマギアナ』ではジャービスのポケモンとして登場とうじょう。彼かれの魔術まじゅつによって強制きょうせい的てきにメガオニゴーリにメガシンカさせられる。声優せいゆうは特別とくべつ出演しゅつえんのあばれる君きみ。

アニメでの鳴なき声ごえは「オニー！」で「ゴリー！」とは鳴なかない。

『ちゃお』で連載れんさいされているテレビアニメ第だい8シリーズ（『リコとロイの旅たびシリーズ』）を基もとにしたスピンオフギャグ漫画まんが『ポケットモンスター 〜よりみちぼるてっかーず!!〜』の作者さくしゃである喜瀬きせりっかの好すきなポケモンでもある。

タマザラシ

タマザラシ No. 363

分類ぶんるい: てたたきポケモン	タイプ: こおり/ みず	高たかさ: 0.8m	重おもさ: 39.5kg
特性とくせい: あついしぼう/ アイスボディ	かくれ特性とくせい: どんかん	進化しんか前まえ: なし	進化しんか後ご: トドグラー

球体きゅうたいの形かたちをした可愛かわいらしいアザラシのようなポケモン。パウワウと同様どうよう寒冷かんれい地ちの海うみに生息せいそく。その体系たいけいから這はったり泳およいだりするのは不得手ふえてであり、基本きほん的てきに氷こおりの上うえを転ころがって移動いどうする。波間なみまに漂ただよい海うみの様子ようすを探さぐり、獲物えものを発見はっけんすると群むれのトドゼルガに知しらせる。体毛たいもうは保温ほおん効果こうかが高たかく極寒ごっかんに強つよい。食事しょくじの際さいに集団しゅうだんで拍手はくしゅをして喜よろこぶことから「てたたきポケモン」の異名いみょうをとる。

TVアニメ版ばんでは『アドバンスジェネレーション』第だい36話わにヨウスケの手持てもちポケモンとして登場とうじょう。サトシに甘あまえてきた。

トドグラー

トドグラー No. 364

分類ぶんるい: たままわしポケモン	タイプ: こおり/ みず	高たかさ: 1.1m	重おもさ: 87.6kg
特性とくせい: あついしぼう/ アイスボディ	かくれ特性とくせい: どんかん	進化しんか前まえ: タマザラシ	進化しんか後ご: トドゼルガ

タマザラシの進化しんか形がた。流氷りゅうひょう地帯ちたいに生息せいそくするトドのような外見がいけんのポケモン。こおりポケモンらしく全身ぜんしんは水色みずいろと白しろで色いろ取とられている。たままわしポケモンの名なの通とおり、鼻はなの上うえで物ものを回まわすことを得意とくいとし、回まわしながらその感触かんしょくとにおいを記憶きおくする。時ときにはタマザラシやモンスターボールを回まわすこともある。1日にち5回かいほどは海うみに潜もぐって獲物えものを取とっている。前足まえあしの力ちからは氷こおりを砕くだく程ほど強つよい。

『ルビー・サファイア・エメラルド』では、ルネジムリーダーのミクリ（エメラルドではアダン）や、四天王してんのうの3番手ばんて・プリムが使用しようする（『エメラルド』では2体たいのうち1体たいがオニゴーリに代かわって先発せんぱつ）。

TVアニメ版ばんでは『アドバンスジェネレーション』第だい36話わにてクスノキ館長かんちょうの手持てもちとして初はつ登場とうじょう。また、ルネシティのジムリーダー・アダンの手持てもちポケモンの一いち匹ひきとして登場とうじょうし、アズマオウとともにサトシのユキワラシを撃退げきたいするなどの強つよさを見みせる。

トドゼルガ

トドゼルガ No. 365

分類ぶんるい: こおりわりポケモン	タイプ: こおり/ みず	高たかさ: 1.4m	重おもさ: 150.6kg
特性とくせい: あついしぼう/ アイスボディ	かくれ特性とくせい: どんかん	進化しんか前まえ: トドグラー	進化しんか後ご: なし

トドグラーの進化しんか形がた。その外見がいけんはトドよりセイウチに近ちかい。「こおりわりポケモン」の通とおり、二に本ほんの大おおきな牙きばは氷山ひょうざんを一撃いちげきで粉砕ふんさいするほどのパワーを秘ひめている。皮下ひかには分厚ぶあつい脂肪しぼう組織そしきが発達はったつし、氷海ひょうかいの生活せいかつにおける断熱だんねつ材ざいの役割やくわりを果はたすほか、敵てきからの攻撃こうげきを吸収きゅうしゅう・緩和かんわして身みを守まもる役割やくわりも持もつ。2、30匹ひき程ほどの群むれを作つくり、群むれを率ひきいるリーダーは、他たの場所ばしょからやって来きたトドゼルガを命いのちがけで倒たおすことがあるという。牙きばは一生いっしょう伸のび続つづけ、戦たたかいなどで折おれる事ことが有あっても約やく1年ねんで生はえ変かわり、折おれた牙きばはヒスイ地方ちほう（シンオウ地方ちほうの旧称きゅうしょう）の名物めいぶつになっている。

『ルビー・サファイア』ではホウエン地方ちほうのポケモンリーグ四天王してんのう、プリムが使用しようするポケモンでもある。命中めいちゅう率りつは低ひくいが、当あたると一いち撃げきで敵てきを「ひんし」状態じょうたいにするわざ「ぜったいれいど」を使用しようする。『ハートゴールド・ソウルシルバー』ではチョウジジムリーダーのヤナギが強化きょうか後ごに使用しようする。

TVアニメ版ばんでは『アドバンスジェネレーション』第だい96 話はなしにてイワシミズが使用しようし、ヌオーと共ともに、サトシのピカチュウとジュプトルを追おい詰つめたが、サトシの機転きてんで敗北はいぼくした。ホウエンリーグではカエデの切きり札ふだとして登場とうじょう。限界げんかいまで鍛きたえた防御ぼうぎょ力りょくでサトシのオオスバメ、ヘイガニを続つづけて下くだし、ジュプトルとも一いち歩ほも譲ゆずらぬバトルを展開てんかいし、次第しだいに劣勢れっせいとなり敗北はいぼくした。アクア団だんの手持てもちとしても登場とうじょう。

パールル

パールル No. 366

分類ぶんるい: 2まいがいポケモン	タイプ: みず	高たかさ: 0.4m	重おもさ: 52.5kg
特性とくせい: シェルアーマー	かくれ特性とくせい: びびり	進化しんか前まえ: なし	進化しんか後ご: 本文ほんぶん参照さんしょう

真珠貝しんじゅがいのような姿すがたをしたポケモン。主おもにホウエン地方ちほうに生息せいそくする。その名前なまえや見みた目めの通とおり、一生いっしょうに一いち度ど最高さいこうの真珠しんじゅを作つくると言いわれている。シェルダー、パルシェン同様どうように頑丈がんじょうな殻からを持もち、この殻からに守まもられて成長せいちょうする。殻からは防御ぼうぎょ手段しゅだんとして使つかわれる以外いがいに、獲物えものを挟はさんで捕食ほしょくすることも可能かのう。本体ほんたいが殻からに収おさまらなくなったパールルは進化しんかが近ちかづいてる証拠しょうことされ、その際さいに作つくられる真珠しんじゅは不思議ふしぎな力ちからを宿しゅくすと言いわれる。なお、バネブーの頭あたまにのっている真珠しんじゅはパールルが作つくったものである。シェルダーも同おなじく真珠しんじゅを作つくるポケモンと知しられているが、パールルの真珠しんじゅの価値かちはその10倍ばいにまで跳はね上あがる。

「しんかいのキバ」を持もたせて通信つうしん交換こうかんすることによりハンテールへ、「しんかいのウロコ」を持もたせて通信つうしん交換こうかんすることによりサクラビスに進化しんかする。

TVアニメ版ばんでは『アドバンスジェネレーション』第だい93話わに登場とうじょう。ミナモ沖おきのレフレ島とうに多数たすう生息せいそくしていた。

ハンテール

ハンテール No. 367

分類ぶんるい: しんかいポケモン	タイプ: みず	高たかさ: 1.7m	重おもさ: 27.0kg
特性とくせい: すいすい	かくれ特性とくせい: みずのベール	進化しんか前まえ: パールル	進化しんか後ご: なし

パールルの進化しんか形がたでサクラビスとは対たいをなす存在そんざい。深海魚しんかいぎょのような外見がいけんで、体からだの色いろもハナヒゲウツボに近ちかい。深海しんかい深ふかくに生息せいそくするため長ながらく発見はっけんされなかったポケモン。尻尾しっぽがツノダシに似にた魚さかな形がたになっており、これを発光はっこうさせ、魚さかなと間違まちがえて近付ちかづいて来きた水生すいせい生物せいぶつを捕食ほしょくする。深海しんかいの水圧すいあつに耐たえるため、サクラビスが皮膚ひふを硬かたく変化へんかさせたのに対たいし、こちらは背骨せぼねを太ふとく頑丈がんじょうにすることで適応てきおうしている。ハンテールが浜はまに打うち上あげられると不吉ふきつな事ことが起おこるというい伝いつたえがあるらしい。

パールルに「しんかいのキバ」を持もたせて通信つうしん交換こうかんすることによって進化しんかする。

TVアニメ版ばんでは『アドバンスジェネレーション』第だい95話わにてサクラビスと揃そろって登場とうじょう。「しんかいのキバ」の効力こうりょくで進化しんかする姿すがたが描えがかれている。

サクラビス

サクラビス No. 368

分類ぶんるい: なんかいポケモン	タイプ: みず	高たかさ: 1.8m	重おもさ: 22.6kg
特性とくせい: すいすい	かくれ特性とくせい: うるおいボディ	進化しんか前まえ: パールル	進化しんか後ご: なし

パールルの進化しんか形がたでハンテールとは対たいをなす存在そんざい。南方なんぽうの深海しんかいに生息せいそくし、桃色ももいろの細長ほそながい体からだが美うつくしい。春はるになって海水温かいすいおんが上あがると色いろが一層いっそう鮮あざやかになる。水圧すいあつに耐たえるため体からだ表ひょうは極きわめて硬かたい。ポケモン図鑑ずかんによって藻も食しょくと説明せつめいされたり、他たの水棲すいせい生物せいぶつの体液たいえきを吸すうと解説かいせつされたりしており、食しょく性せいについて記述きじゅつが一致いっちしていない。体液たいえきを吸すわれて肉にくだけ残のこった死骸しがいは、他たのポケモンの餌えさになる。

パールルに「しんかいのウロコ」をもたせ、通信つうしん交換こうかんすることによって進化しんかする。

TVアニメ版ばんでは『アドバンスジェネレーション』第だい95話わにてハンテールと揃そろって登場とうじょう。

ジーランス

ジーランス No. 369

分類ぶんるい: ちょうじゅポケモン	タイプ: みず/ いわ	高たかさ: 1.0m	重おもさ: 23.4kg
特性とくせい: いしあたま/ すいすい	かくれ特性とくせい: がんじょう	進化しんか前まえ: なし	進化しんか後ご: なし

シーラカンスのような姿すがたをしたポケモン。海底かいてい調査ちょうさで初はじめて発見はっけんされ、ジーランスの名前なまえは発見はっけん者しゃの名前なまえをもじってつけられた。1億おく年ねんもの長期間ちょうきかん姿すがたが変かわっておらず、生いきている化石かせきとされるポケモン。海底かいていでの水圧すいあつに耐たえるために、身体しんたいは岩いわの様ようなゴツゴツとした鱗うろこで全身ぜんしんが覆おおわれており、体内たいないの脂あぶらも多おおい。胸むね鰭ひれを使つかって海底かいていを歩あるくように這はう。口くちには歯はが1本ほんもなく微生物びせいぶつだけを食たべて生いきている。オスとメスの違ちがいはエラの長ながさで、エラの長ながい方ほうがオスで短みじかい方ほうがメス。

『ルビー・サファイア・エメラルド』において「おふれのせきしつ」へ進入しんにゅうするための鍵かぎとなるポケモンの一いち匹ひき。

ゲーム『ハートゴールド・ソウルシルバー』では「かくとうどうじょう」の再戦さいせんで、『ブラック2・ホワイト2』ではワールドトーナメントで共ともに、カントー地方ちほうのジムリーダー・タケシが使用しようしている。他たには「サン・ムーン」でアーカラ島とうしまクイーン兼けん四天王してんのうのライチが使用しようする。

TVアニメ版ばんでは『アドバンスジェネレーション』第だい2話わで一瞬いっしゅんだけ登場とうじょうしたほか、第だい94話わにも登場とうじょうした。

ラブカス

ラブカス No. 370

分類ぶんるい: ランデブーポケモン	タイプ: みず	高たかさ: 0.6m	重おもさ: 8.7kg
特性とくせい: すいすい	かくれ特性とくせい: うるおいボディ	進化しんか前まえ: なし	進化しんか後ご: なし

熱帯ねったいの浅あさい海うみに生息せいそくする魚さかなポケモンの一種いっしゅ。桃色ももいろで薄うすい体からだを持もち、ハート型かたの体形たいけいをしており、実在じつざいの魚類ぎょるいでは淡水魚たんすいぎょのディスカスに近ちかくなっている。ヒレやエラのような器官きかんが存在そんざいせず、非常ひじょうにシンプルなデザイン。口くちの先さきと頬ほおの一部いちぶが白しろい。『New ポケモンスナップ』ではカメラを拡大かくだいすると、体からだの表面ひょうめんに並ならぶ鱗うろこがハート形がたになっていることが確認かくにん可能かのう。告白こくはく時ときにラブカスを贈おくる、ラブカスに出会であったカップルは別わかれないなど、恋愛れんあいにまつわる風習ふうしゅう・伝説でんせつを持もつ。海水浴かいすいよくに来きたカップルを見みると後うしろについてゆくことからラブカスと名なづけられたらしい。カップル客きゃくが多おおいホテルでは、プールに放流ほうりゅうされる。定期ていき的てきに繁殖はんしょく期きが存在そんざいし、その際さいには海面かいめんが一いち面めんラブカスの体からだ色しょくで覆おおわれるという。サニーゴの頭あたまの枝えだを寝床ねどこにすることがある。テッポウオやヨワシなどのように群むれで泳およぐ姿すがたが見みられるが、1匹ひきだけになると気弱きよわで隙すきだらけになり、そこをペリッパーに狙ねらわれる。

野生やせいのラブカスは、わざおしえマニアが欲ほしがる「ハートのウロコ」を持もっていることがある。『ソード・シールド』以降いこうの作品さくひんにハートのうろこは出現しゅつげんしない。

『ルビー・サファイア』ではルネジムリーダーのミクリ（『エメラルド』ではアダン）も先発せんぱつとして使用しようする。

『ダイヤモンド・パール』ではポケモンセンターなどのイベントで配布はいふされたポケッチアプリ「あいしょうチェッカー」に登場とうじょうし、画面がめん上じょうで2匹ひきのラブカスが手持てもちポケモンのタマゴの見みつかりやすさを教おしえてくれる。

TVアニメ版ばんではサイドストーリー「カスミとラブカス！ラブバトル！」でカスミと彼女かのじょの姉あねのサクラがそれぞれ所有しょゆうし、それぞれカスミは「カスリン」、サクラは「ラブリン」というニックネームを付つけて呼よんでいた。声優せいゆうはカスリンは阪口さかぐち大助だいすけ、ラブリンは氷上ひかみ恭子きょうこ。『アドバンスジェネレーション』ではルネジムジムリーダーであるアダンの3番手ばんてで登場とうじょう。サトシのジュプトルをノーダメージで撃破げきはしたが、ヘイガニには敗やぶれた。

タツベイ

タツベイ No. 371

分類ぶんるい: いしあたまポケモン	タイプ: ドラゴン	高たかさ: 0.6m	重おもさ: 42.1kg
特性とくせい: いしあたま	かくれ特性とくせい: ちからずく	進化しんか前まえ: なし	進化しんか後ご: コモルー

小ちいさなドラゴンポケモン。小ちいさくて手足てあしが短みじかいが、全身ぜんしんが筋肉きんにくのかたまりで力ちからはなかなか強つよい。空そらを飛とぶことを夢見ゆめみており、崖がけからいつも飛とび降おりて空そらを飛とぶ練習れんしゅうを欠かかさない。落おちる度たびに頭あたまの表面ひょうめんが鍛きたえられ、石頭いしあたまになる。飛とべない腹はらいせに頭あたま突とっきで周囲しゅういの岩いわを粉々こなごなにすることもある。いつか空そらを飛とべると信しんじて止やまないのは、遺伝子いでんし情報じょうほうの影響えいきょうではないかと囁ささやかれ、頭あたま突とっきを繰くり返かえすのも進化しんかに影響えいきょうする細胞さいぼうを本能ほんのう的てきに刺激しげきしてるという説せつもある。群むれを作つくらず単独たんどくで暮くらす。

TVアニメ版ばんでは『アドバンスジェネレーション』第だい43話わに登場とうじょう。ミッシェルが使つかうポケモンで、空そらを飛とぶことを夢見ゆめみて崖がけから幾度いくども飛とび降おりてきた。ロケット団だんの襲撃しゅうげき後ごにコモルーに進化しんかした。2019年版ねんばん『ポケットモンスター』には出番でばんは無ないが14話わでカラバリが色いろ違ちがい(緑色みどりいろ)をゲットしている。

コモルー

コモルー No. 372

分類ぶんるい: にんたいポケモン	タイプ: ドラゴン	高たかさ: 1.1m	重おもさ: 110.5kg
特性とくせい: いしあたま	かくれ特性とくせい: ぼうじん	進化しんか前まえ: タツベイ	進化しんか後ご: ボーマンダ

タツベイの進化しんか形がた。白しろい殻からに四足しそくが付ついたようなポケモン。殻からにこもって進化しんかの時ときを待まっている。飲のまず食くわずで洞穴どうけつの奥おくで翼つばさが生はえるのをじっと待まち続つづけている。動うごきは鈍にぶいが体からだはとても頑丈がんじょう。殻からの中なかではボーマンダに進化しんかするために細胞さいぼうが爆発ばくはつ的てきに変化へんかし続つづけ、進化しんかの時ときが来くると殻からが剥はがれ落おちる。この殻からは骨ほねと同おなじ成分せいぶんで出来できている。足あしは短みじかくさなぎのようにずんぐりとした姿すがたであまり動うごかないが、サナギラスと同おなじように外敵がいてきと戦たたかう力ちからは持もっている。非常ひじょうに無口むくちでほとんど鳴なかない。

TVアニメ版ばんでは『アドバンスジェネレーション』第だい43話わにてミッシェルのタツベイが、その話はなしの終盤しゅうばんに進化しんかしてコモルーになる。また、ゲーム同様どうよう、四天王してんのうのゲンジが使用しよう。ピカチュウの攻撃こうげきを高たかい耐久たいきゅう力りょくで受うけ流ながし、最後さいごは「りゅうのいぶき」「ドラゴンクロー」で勝利しょうりする。

ボーマンダ

ボーマンダ No. 373

分類ぶんるい: ドラゴンポケモン	タイプ: ドラゴン/ ひこう	高たかさ: 1.5m	重おもさ: 102.6kg
特性とくせい: いかく	かくれ特性とくせい: じしんかじょう	進化しんか前まえ: コモルー	進化しんか後ご: なし

コモルーの進化しんか形がた。体からだの細胞さいぼうが突然変異とつぜんへんいを起おこし翼つばさが生はえたことでタツベイの頃ころより願望がんぼうした飛行ひこう能力のうりょくを手てに入いれ、その歓喜かんきの気持きもちを現あらわすために、大空おおぞらを飛とび回まわって炎ほのおを吐はいて喜よろこぶ。全体ぜんたい的てきに鋭利えいりな体躯たいくで、牙きばや大おおきな翼つばさなどを持もち、西洋せいよう風ふうのドラゴンに近ちかい外見がいけんをしている。四足しそく歩行ほこうのようだが、あくまで空そらを飛とぶことを好このむ。体からだの色いろは青あおく、翼つばさは真紅しんくに染そまっている。コモルーの頃ころの殻からの一部いちぶが剥はがれ落おちずに腹部ふくぶに残のこる。怒おこると我がを忘わすれ、爪つめや牙きばで斬きり裂ざき、炎ほのおで周まわりの物ものを燃もやし尽つくしながら暴あばれまわるという。ギャラドスと似にた性格せいかくで、特性とくせいも同おなじく「いかく」に変かわった。餌えさを巡めぐってガブリアスと激はげしい空中くうちゅう戦せんを繰くり広ひろげることもある。

『ルビー・サファイア・エメラルド・オメガルビー・アルファサファイア』では四天王してんのうのゲンジが手持てもちの切きり札ふだとしている他ほか、『エメラルド』の「バトルドーム」ではドームスーパースターのヒース、『オメガルビー・アルファサファイア』では伝承でんしょう者しゃのヒガナ、『ダイヤモンド・パール・プラチナ』の「しょうぶどころ」ではポケモントレーナーのゲン、『ハートゴールド・ソウルシルバー』では強化きょうか後ごのチャンピオン・ワタル、さらに『ブラック2・ホワイト2』のチャレンジモードではチャンピオンのアイリスが再戦さいせんで（クリムガンに代かわって）使用しようしているなど、ゲーム内ないでは多おおくの強豪きょうごうトレーナーが使つかってくる。このうち『オメガルビー・アルファサファイア』のゲンジとヒガナの個体こたいは2回かい目め以降いこうの戦闘せんとう時じにメガシンカする。さいきょうクラスポケモンキャンペーンでは「ドラゴンタイプ 物理ぶつり最強さいきょうクラス」として2008年ねん2月がつ15日にち - 3月14日にちに全国ぜんこくのポケモンセンターなどで配布はいふされた。

『オメガルビー・アルファサファイア』以降いこうでは、「メガボーマンダ」へとメガシンカを遂とげる。

メガボーマンダ

メガシンカのエネルギーが翼つばさに集中しゅうちゅうしており、2枚まいの自慢じまんの翼つばさが合体がったい・巨大きょだい化かし、三日月みかづき状じょうの1枚まいの翼つばさとなった。そのストレスで暴あばれ回まわる。この翼つばさは高速こうそく飛行ひこう時じには刃物はもののような斬きれ味あじを発揮はっきし、障害しょうがい物ぶつを真まっ二ぷたつに切断せつだん・排除はいじょしてしまう。腹部ふくぶに残のこった殻からの一部いちぶが大おおきく伸のび、その隙間すきまに前足まえあしを乗のせて飛行ひこう体勢たいせいをとり安定あんてい性せいを維持いじすることで、複雑ふくざつな地形ちけいでも高速こうそくで飛とべる。別名べつめい、「血ちに濡ぬれた三日月みかづき」。

メガシンカによって特性とくせいは「スカイスキン」に変化へんか。能力のうりょくは「ぼうぎょ」が大おおきく上昇じょうしょうする。「ずつき」や「すてみタックル」など元々もともと多おおく憶おぼえるノーマル技わざが特性とくせいによって大おおきく強化きょうかされ、攻撃こうげきバリエーションが増加ぞうかしている。公式こうしきでも「スカイスキン」とノーマル技わざのコンボを紹介しょうかいしている。

TVアニメ版ばんでは『アドバンスジェネレーション』第だい101話わにて四天王してんのうゲンジの切きり札ふだとして登場とうじょう。ピカチュウを奪うばおうとしたロケット団だんに怒おこったゲンジが繰くり出だし、「ドラゴンクロー」と「かえんほうしゃ」でロケット団だんを吹ふっ飛とばした。サトシ達たちもゲンジのボーマンダの桁違けたちがいの強つよさを実感じっかんしていた。

『ダイヤモンド&パール』では、ポケモンハンターJの手持てもちポケモンとして登場とうじょう。Jの切きり札ふだ的てき存在そんざいのようで、Jのポケモンでは最もっとも出番でばんが多おおかった。

『XY&Z』のカロスリーグにてショータのコモルーが進化しんかして登場とうじょう。サトシのオンバーンと一進一退いっしんいったいの勝負しょうぶを繰くり広ひろげ、「ドラゴンダイブ」と「アクロバット」のぶつかり合あいの末すえ、引ひき分わけた。

『七夜しちやの願ねがい星ぼし ジラーチ』で、バトラーのポケモンとして登場とうじょうし、ファウンスに棲すむ野生やせいのフライゴンと空中くうちゅう戦せんを繰くり広ひろげた。声優せいゆうは小西こにし克幸かつゆき。

『ダイヤモンド・パール』の発売はつばい当初とうしょ、「ポケモンだいすきクラブ」において、『コロコロコミック』編集へんしゅう部ぶの和田わだと「ポケモンだいすきクラブ」スタッフの対戦たいせん模様もようの記事きじが掲載けいさいされていたが、その対戦たいせんで和田わだのボーマンダは『プラチナ』以降いこうでないと習得しゅうとく不可能ふかのうなはずの「げきりん」を覚おぼえていた。このことから、少すくなくとも使用しようされたボーマンダはデータが改かいざんされていることが分わかる。なお、該当がいとうのシーンは後のちに「りゅうせいぐん」を使用しようしているものに差さし替かえられた。

ダンバル

ダンバル No. 374

分類ぶんるい: てっきゅうポケモン	タイプ: はがね/ エスパー	高たかさ: 0.6m	重おもさ: 95.2kg
特性とくせい: クリアボディ	かくれ特性とくせい: ライトメタル	進化しんか前まえ: なし	進化しんか後ご: メタング

青あおい鋼鉄こうてつの体躯たいくを持もったポケモン。球形きゅうけいの頭あたまから後方こうほうへと一本いっぽんの脚あしが伸のびている。頭あたまには赤あかい目めが一ひとつ存在そんざいするのみであり、赤あかい目めの横よこに目め穴あなよりも小ちいさな穴あなが空あいている。全身ぜんしんの細胞さいぼう全すべてが磁石じしゃくで構成こうせいされ、体内たいないには血液けつえきの代かわりに磁力じりょくが循環じゅんかんしている。地球ちきゅうの磁力じりょくと反発はんぱつすることによって浮遊ふゆうしており、眠ねむる時ときは三さん本ほんの爪つめを崖がけなどに食くい込こませ、体からだを固定こていする。磁力じりょくは仲間なかまとの会話かいわにも用もちいられる。また、ダンバル同士どうしは脳波のうはで交信こうしんすることもあり、群むれはあたかも一いち匹ひきのポケモンであるかのような一糸いっし乱みだれぬ動うごきをする。怒おこらせると暴あばれるだけでなく強力きょうりょくな磁力じりょくを放はなつため、付近ふきんの機械きかいは内外ないがい共どもに破損はそんしてしまう。

『ルビー・サファイア』では野生やせいの個体こたいは出現しゅつげんせず、シナリオクリア後ごにチャンピオンのダイゴから主人公しゅじんこうに託たくされる。以降いこうの作品さくひんでは野生やせいの個体こたいも出現しゅつげんするが、被ひ捕獲ほかく度どは3と伝説でんせつのポケモン並なみに非常ひじょうに低ひくい。

当初とうしょは「とっしん」しか覚おぼえていなかったが、次世代じせだい以降いこうは教おしえ技わざとして「ずつき」「アイアンヘッド」「しねんのずつき」「てっぺき」を習得しゅうとくした。『ソード・シールド』では捕獲ほかく率りつの低ひくさや反動はんどうダメージによる自滅じめつ頻度ひんどの高たかさが問題もんだいとなっていたからか、「とっしん」が「たいあたり」に変更へんこうされた。また、新あらたな教おしえ技わざとして「てっていこうせん」も習得しゅうとくできるようになった。

TVアニメ版ばんでは『アドバンスジェネレーション』で登場とうじょうしたサトシのライバル・マサムネのポケモンとして登場とうじょう。かなりの根性こんじょうの持もち主ぬしで、「とっしん」でピカチュウと互角ごかくに張はり合あうほどの実力じつりょくの持もち主ぬし。ホウエンリーグ予選よせんではエレブーの「まもる」によって自分じぶんが「とっしん」の反動はんどうダメージを受うけてしまい追おい詰つめられるが、土壇場どたんばでメタングに進化しんかし勝利しょうりした。

メタング

メタング No. 375

分類ぶんるい: てつツメポケモン	タイプ: はがね/ エスパー	高たかさ: 1.2m	重おもさ: 202.5kg
特性とくせい: クリアボディ	かくれ特性とくせい: ライトメタル	進化しんか前まえ: ダンバル	進化しんか後ご: メタグロス

ダンバルの進化しんか形がた。青あおい円盤えんばん状じょうの本体ほんたいに2本ほんの腕うでを持もつ。2体たいのダンバルが合体がったいした姿すがたとされ、腕うでの形状けいじょうがダンバルの脚あしに酷似こくじしており、合体がったいの経過けいかがうかがえる。合体がったい時じに2つの脳のうが磁力じりょくの神経しんけいで結むすばれ、強力きょうりょくなサイコパワーを発揮はっきする。移動いどう時じは腕うでを後うしろに回まわし、時速じそく100kmで空中くうちゅうを高速こうそく移動いどうする。頑丈がんじょうな体からだを持もち、ジェット機じぇっときと衝突しょうとつしても傷きずひとつ負おうことはないという。磁力じりょくを放はなつ鉱物こうぶつを好このみ、特とくにノズパスの鼻はなを狙ねらうことが多おおい。

TVアニメ版ばんでは『アドバンスジェネレーション』で初はつ登場とうじょう。サトシのライバル、マサムネのダンバルがホウエンリーグの予選よせんの途中とちゅうで進化しんか。決勝けっしょうトーナメント2回戦かいせんのトリで登場とうじょうし、サトシのオニゴーリと本気ほんきの気合きあいと根性こんじょうのバトルを展開てんかいし、敗北はいぼくした。

テレビアニメ第だい8シリーズ（『リコとロイの旅たびシリーズ』）では第だい18話わでのフリードの回想かいそうにてライジングボルテッカーズのメンバーでメカニック担当たんとうでもあるオリオ（声こえ - 佐倉さくら綾あや音おん）のパートナーであるメタグロスの進化しんか前まえの姿すがたとして登場とうじょう。また、「壁かべに耳みみあり障子しょうじに目めあり」ということわざを基もとにした「壁かべにミミロル障子しょうじにメタング」が登場とうじょうした。

2005年ねん夏なつに日本にっぽん全国ぜんこく9都市としで開催かいさいされたイベント、ポケモンフェスタ2005では『ポケモンXD 闇やみの旋風せんぷうダーク・ルギア』の体験たいけんプレイ時じにメタングが配布はいふされた。このメタングは通常つうじょうでは習得しゅうとくできない技わざ「リフレッシュ」を習得しゅうとくしているのが特徴とくちょうである。

メタグロス

メタグロス No. 376

分類ぶんるい: てつあしポケモン	タイプ: はがね/ エスパー	高たかさ: 1.6m	重おもさ: 550.0kg
特性とくせい: クリアボディ	かくれ特性とくせい: ライトメタル	進化しんか前まえ: メタング	進化しんか後ご: なし

メタングの進化しんか形がたで、メタング2体たいが合体がったいして誕生たんじょうした。すなわちダンバルの4体たい合体がったい形がたでもある。四足しそく歩行ほこう型がたロボットのような姿すがたをしており、前方ぜんぽうにはX字じ型がたのプロテクターのようなものがついている。複雑ふくざつ怪奇かいきな神経しんけいネットワークによって繋つながれた4つの脳のうを持もつため、スーパーコンピューターより計算けいさんが速はやい。四よん対ついの鋼鉄こうてつの脚あし部ぶには、それぞれ3本ほんの爪つめが付ついている。口くちは胴体どうたいの下部かぶ（腹はら）の部分ぶぶんにある。獲物えものに飛とびついてそこから捕食ほしょくするが、何なにを食たべるのかは明あきらかにされていない。脚あしを折おり畳たたんで飛行ひこう形態けいたいに変形へんけいが可能かのう。気温きおんが低ひくければ低ひくいほど磁力じりょくが強つよまるので、雪山ゆきやまに住すむ個体こたいは特とくに元気げんきがいい。

『ルビー・サファイア』『エメラルド』『オメガルビー・アルファサファイア』で、ダイゴの切きり札ふだとして登場とうじょう。弱点じゃくてんの少すくなさと高水準こうすいじゅんな能力のうりょく、そして進化しんか前まえを含ふくめて野生やせい・トレーナー戦せんで登場とうじょうしないため、まさに最後さいごの壁かべとしてプレイヤーに立たちはだかる。『オメガルビー・アルファサファイア』ではメガシンカする。『ハートゴールド・ソウルシルバー』では再戦さいせん時じのミカンが先発せんぱつに使用しよう。『ブラック・ホワイト』では四天王してんのうのカトレアがクリア後ごに使用しようし、手持てもちの中なかで最高さいこうレベルのポケモンとなっている。『ブラック2・ホワイト2』でもカトレアが再戦さいせん時じに使用しようする他ほか、元もとプラズマ団だんのアクロマがP2ラボでの再戦さいせん時じにメタングから進化しんかする形かたちで使用しようする。『サン・ムーン』ではホクラニ天文台てんもんだい所長しょちょうのマーレイン（『ウルトラサン・ウルトラムーン』ではハラに代かわる四天王してんのうも兼任けんにん）が使用しようする。「スカーレット・バイオレット」ではブルベリーグ四天王してんのうのネリネが使用しようする。

『オメガルビー・アルファサファイア』以降いこうでは、「メガメタグロス」へとメガシンカを遂とげる。

メガメタグロス

サイコパワーによって、通常つうじょうのメタグロスにさらにダンバル2匹ひきとメタング1匹ひきが合体がったいし、合あわせてダンバル8匹ひきの合体がったい系けいと化かした。顔かおのプロテクターは金色きんいろに変色へんしょくし、下部かぶへのメタングの合体がったいにより口くち部ぶには1本ほんの角かくが付加ふかされるとともに、体からだ前部ぜんぶにそれぞれ太ふとく鋭するどい形状けいじょうとなった鉤かぎ爪つめが3本ほんずつ付加ふかされた大型おおがた4本ほん、体からだ後部こうぶに中型ちゅうがた2本ほんと小型こがた2本ほん、合計ごうけい8本ほん脚あしとなる。メガシンカ後ごは地ちに脚あしを踏ふむことはなく常つねに浮遊ふゆうし、脚あしがそれぞれ前後ぜんこうを向むいた飛行ひこう形態けいたいを常時じょうじ維持いじしている。ダンバル、メタング、メタグロス同士どうしの脳のうがそれぞれ並列へいれつ的てきに情報じょうほう収集しゅうしゅうを行おこなうことで、さらに知能ちのうが高たかくなっており、計算けいさんされた冷徹れいてつな戦闘せんとうを得意とくいとする。それでも勝かてないと判断はんだんした場合ばあいは、巨大きょだいな爪つめで拘束こうそくしたまま「だいばくはつ」による道連みちづれを狙ねらう。

メガシンカによって特性とくせいが「かたいツメ」に変化へんか。能力のうりょくは「HP」を除のぞいた全ぜん能力のうりょくが上昇じょうしょう、特とくに「すばやさ」が大おおきく上昇じょうしょうする。バランスの取とれた能力のうりょくに加くわえ、数多かずおおく覚おぼえる強力きょうりょくな直接ちょくせつ攻撃こうげきの威力いりょくが特性とくせいによって上昇じょうしょうすることで、耐久たいきゅう力りょくに加くわえてずば抜ぬけた突破とっぱ力りょくを獲得かくとくしている。

TVアニメ版ばんでは『アドバンスジェネレーション』で初はつ登場とうじょう。ホウエンリーグでテツヤの5匹ひき目めのポケモンとして使用しようされた。強力きょうりょくなエスパー技わざと破壊はかい力りょくを駆使くしし、オオスバメ、ジュプトルに傷きずをつけられながらも倒たおすが、ピカチュウには「アイアンテール」「10まんボルト」で傷きずを集中しゅうちゅう的てきに攻撃こうげきされ、最後さいごはとどめの「かみなり」に敗やぶれる。バトルフロンティア編へんではフロンティアブレーンのタワータイクーン・リラが使用しよう。初戦しょせんではリラの2匹ひき目めとして繰くり出だされ、サトシのピカチュウを倒たおしてバトルに勝利しょうりしている。再戦さいせん時じでもヘイガニを倒たおし、ケンタロスと相打あいうちになる活躍かつやくを見みせた。

『XY最強さいきょうメガシンカ ActII』ではダイゴのパートナーとして色いろ違ちがいの固体こたいが登場とうじょう。ゲームに先駆さきがけてメガメタグロスへとメガシンカした姿すがたを見みせた。相性あいしょうの悪わるいアランのメガリザードンXとも互角ごかくに戦たたかえるほどの実力じつりょくである。声優せいゆうは石塚いしづか運はこぶ昇のぼり。

『XY&Z』のカロスリーグにてアランのメタングが進化しんかして登場とうじょう、サトシのピカチュウを「こうそくいどう」で翻弄ほんろうし「いわなだれ」や「コメットパンチ」など強力きょうりょくな技わざで圧倒あっとうするも、「コメットパンチ」を構かまえた直後ちょくごに「エレキボール」を食くらい、頭あたまに飛とび乗のられ「10まんボルト」を浴あびながら振ふり払はらうも上空じょうくうから「アイアンテール」を叩はたきこまれ敗北はいぼくした。

第だい7シリーズではシンジのポケモンとして登場とうじょう、サトシのゲンガーを「こうそくいどう」と「サイコキネシス」で圧倒あっとうするもゲンガーが新あらたに覚おぼえた「おにび」でやけどにされ「コメットパンチ」のパワーが下さがり「シャドーボール」で敗北はいぼく。

テレビアニメ第だい8シリーズ（『リコとロイの旅たびシリーズ』）ではライジングボルテッカーズのメンバーでメカニック担当たんとうでもあるオリオ（声こえ - 佐倉さくら綾あや音おん）のパートナーの一体いったいとして登場とうじょう。主おもにバトルや移動いどう手段しゅだんとして活躍かつやくする。

『大だい乱闘らんとうスマッシュブラザーズシリーズ』では、第だい3作さく『大だい乱闘らんとうスマッシュブラザーズX』以降いこう、アイテム「モンスターボール」から出現しゅつげんするポケモンの一体いったいとして登場とうじょう。「じしん」で近ちかくの敵てきファイターを地面じめんに埋うめ込こみ、追撃ついげきして吹ふっ飛とばす。

レジロック

レジロック No. 377

分類ぶんるい: いわやまポケモン	タイプ: いわ	高たかさ: 1.7m	重おもさ: 230.0kg
特性とくせい: クリアボディ	かくれ特性とくせい: なし	進化しんか前まえ: なし	進化しんか後ご: なし

大昔おおむかしにレジギガスの手てで特殊とくしゅな岩いわと粘土ねんどから作つくり出だされ、レジアイス、レジスチル、レジエレキ、レジドラゴと共ともに古代こだい人じんの手てによって封印ふういんされたといわれる、ホウエン地方ちほうの伝説でんせつのポケモンの1種しゅ。いわやまポケモンの分類ぶんるいの通とおり、全身ぜんしんが岩石がんせきでできたロボットやゴーレムのような姿すがたをしている。一般いっぱん的てきな無機物むきぶつのポケモンとは異ことなり、体内たいないには脳のうや心臓しんぞうなどに該当がいとうする器官きかんが一切いっさい存在そんざいせず、動うごく原理げんりなども明あきらかとなっていない。戦たたかいで体からだが破損はそんすると、別べつの岩いわを体からだにくっつけて直なおすらしく、それが故ゆえか体からだを構成こうせいする岩いわは全すべて別々べつべつの場所ばしょで採取さいしゅされたものらしい。下半身かはんしんに対たいして上半身じょうはんしんが大おおきく、指ゆびがない。

『ルビー・サファイア・エメラルド』では、「さばくいせき」にゲーム中ちゅう1匹ひきだけ登場とうじょう。洞穴どうけつに刻きざまれた点字てんじの謎なぞを解とかなければ会あうことのできないポケモンである。また、『ダイヤモンド・パール・プラチナ』ではレジギガスを出現しゅつげんさせるために必要ひつようなポケモンの1種しゅでもある。『プラチナ』では、2008年ねんの映画えいが『ギラティナと氷こおり空そらの花束はなたば シェイミ』の前売まえうり券けん特典とくてんとして配布はいふされたレベル100のレジギガスが手持てもちにいると、228番ばん道路どうろのある部屋へやが遺跡いせきに変化へんかし、そこにレジロックが現あらわれる。『ブラック2・ホワイト2』ではエンディング後ご、ホドモエシティの北西ほくせいからヤーコンロードを通とおって行いける地底ちてい遺跡いせきに出現しゅつげん（Lv,65）。捕獲ほかく後ごはブラック2では「くろがねのカギ」、ホワイト2では「ひょうざんのカギ」がそれぞれ手しゅに入はいる。イッシュリンクのキーシステムでバージョン間あいだでの交換こうかんでレジアイス、レジスチルも入手にゅうしゅ可能かのう。『ウルトラサン・ウルトラムーン』では「にちりんのさいだん」（「がちりんのさいだん」）からウルトラワープライドで行いける「ウルトラスペースゼロ 洞窟どうくつの世界せかい」に出現しゅつげん。『ソード・シールド』では有料ゆうりょう追加ついかコンテンツ(エキスパンション・パス)「冠かんむりの雪原せつげん」の岩山いわやまの遺跡いせきに出現しゅつげん。『ブリリアントダイヤモンド・シャイニングパール』では殿堂でんどう入いり後ごに行いけるハマナスパークに出現しゅつげん（みちびきのせきばんが必要ひつよう）。

TVアニメ版ばんでは『アドバンスジェネレーション』でバトルフロンティアのピラミッドキング・ジンダイが使用しようし、サトシのジュカインを倒たおした。『ダイヤモンド&パール』ではレイジの回想かいそうでドラピオンを倒たおし、シンジのハリテヤマ、エレブー、リングマ、ブーバーを倒たおした。アニメでは初はじめて、ゲットされている伝説でんせつのポケモンである。声優せいゆうは小西こにし克幸かつゆき。ANA作品さくひん『ピカチュウたんけんクラブ』では野生やせいのレジロックが登場とうじょう。声優せいゆうは三宅みやけ健太けんた。2005年ねん公開こうかいの『ミュウと波なみ導しるべの勇者ゆうしゃ ルカリオ』では世界せかいのはじまりの樹きを守護しゅごするポケモンとして登場とうじょう。この際さい、強固きょうこな体からだをコマのように回転かいてんさせて地中ちちゅうを掘ほり進すすむという荒業あらわざを見みせた。声優せいゆうは宮下みやした栄治えいじ。

レジアイス

レジアイス No. 378

分類ぶんるい: ひょうざんポケモン	タイプ: こおり	高たかさ: 1.8m	重おもさ: 175.0kg
特性とくせい: クリアボディ	かくれ特性とくせい: なし	進化しんか前まえ: なし	進化しんか後ご: なし

大昔おおむかしにレジギガスの手てで特殊とくしゅな氷山ひょうざんの氷こおりから作つくり出だされ、レジロック、レジスチル、レジエレキ、レジドラゴと共ともに古代こだい人じんの手てによって封印ふういんされたといわれる、ホウエン地方ちほうの伝説でんせつのポケモンの1種しゅ。全身ぜんしんを形成けいせいする氷こおりは氷河期ひょうがきに作つくられたものであるとされ、この氷こおりは南極なんきょくの氷こおりと同おなじものであるという研究けんきゅう結果けっかも発表はっぴょうされている。常つねに液体えきたい窒素ちっそが生成せいせい出来できるマイナス200℃の冷気れいきを纏まつわっており、その体からだは炎ほのおやマグマの熱ねつでも溶とかすことができず、迂闊うかつに近ちかづいただけで相手あいてを凍こおりつかせるという。顔かおにあたる部分ぶぶんに点字てんじのような意匠いしょうが描えがかれている。なお、脚あしが氷柱つららのように先端せんたんが細ほそくなっている為ためアイススケートのように常つねに動うごき回まわっていないと立たつことが出来できない。

『ルビー・サファイア・エメラルド』では、「こじまのよこあな」に1匹ひきだけ出現しゅつげんする。洞穴どうけつに刻きざまれた点字てんじの謎なぞを解とかなければ会あうことはできない。また、『ダイヤモンド・パール・プラチナ』ではレジギガスを出現しゅつげんさせるために必要ひつようなポケモンの1種しゅでもある。『プラチナ』では、2008年ねんの映画えいが『ギラティナと氷こおり空そらの花束はなたば シェイミ』の前売まえうり券けん特典とくてんとして配布はいふされたレベル100のレジギガスが手持てもちにいると、テンガン山内さんない部ぶのある部屋へやが遺跡いせきに変化へんかし、そこにレジアイスが現あらわれる。『ホワイト2』ではレジロック捕獲ほかく後ご、地底ちてい遺跡いせきに出現しゅつげん（Lv,65）。『ホワイト2』からイッシュリンクのキーシステムで「ひょうざんのカギ」を送おくってもらえば『ブラック2』にも現あらわれる。『ウルトラサン・ウルトラムーン』では「にちりんのさいだん」（「がちりんのさいだん」）からウルトラワープライドで行いける「ウルトラスペースゼロ 洞窟どうくつの世界せかい」に出現しゅつげん。『ソード・シールド』では有料ゆうりょう追加ついかコンテンツ(エキスパンション・パス)「冠かんむりの雪原せつげん」の氷山ひょうざんの遺跡いせきに出現しゅつげん。『ブリリアントダイヤモンド・シャイニングパール』では殿堂でんどう入いり後ごに行いけるハマナスパークに出現しゅつげん（みちびきのせきばんが必要ひつよう）。

TVアニメ版ばんでは『アドバンスジェネレーション』ではバトルフロンティアのピラミッドキング・ジンダイが使用しようし、ピカチュウを追おい詰つめたが敗やぶれた。シンジ戦せんではコドラを倒たおした。声優せいゆうは宮下みやした栄治えいじ。ANA作品さくひん『ピカチュウたんけんクラブ』では野生やせいのレジアイスが登場とうじょう。声優せいゆうは三宅みやけ健太けんた。2005年ねん公開こうかいの『ミュウと波なみ導しるべの勇者ゆうしゃ ルカリオ』では世界せかいのはじまりの樹きを守護しゅごするポケモンとして登場とうじょう。声優せいゆうは河本かわもと邦弘くにひろ。

レジスチル

レジスチル No. 379

分類ぶんるい: くろがねポケモン	タイプ: はがね	高たかさ: 1.9m	重おもさ: 205.0kg
特性とくせい: クリアボディ	かくれ特性とくせい: なし	進化しんか前まえ: なし	進化しんか後ご: なし

大昔おおむかしにレジギガスの手てで特殊とくしゅなマグマから作つくり出だされ、レジロック、レジアイス、レジエレキ、レジドラゴと共ともに古代こだい人じんの手てによって封印ふういんされたといわれる、ホウエン地方ちほうの伝説でんせつのポケモンの1種しゅ。ロボットのようなメカニカルな容姿ようしが特徴とくちょうだが、動うごきは滑なめらか。くろがねポケモンの分類ぶんるいの通とおり、全身ぜんしんが正体しょうたい不明ふめいの金属きんぞくで出来できており、何なん万まん年ねんも地下ちかの圧力あつりょくで鍛きたえられたそのボディは傷きずひとつつかないらしい。単たんに硬かたいだけでなく、腕うでは伸縮しんしゅく自在じざい。体からだの中身なかみは空洞くうどうになっているらしく、食たべ物ものはもとよりエネルギー源げんも不明ふめいで、地球ちきゅう上じょうには存在そんざいしない物質ぶっしつでできていると言いわれている。身体しんたいは足あしが途中とちゅうで切断せつだんされたように短みじかい。

『ルビー・サファイア・エメラルド』では、「こだいづか」に1匹ひきだけ出現しゅつげんする。洞穴どうけつに刻きざまれた点字てんじの謎なぞを解とかなければ会あうことはできない。また、『ダイヤモンド・パール・プラチナ』ではレジギガスを出現しゅつげんさせるために必要ひつようなポケモンの1種しゅでもある。『プラチナ』では、2008年ねんの映画えいが『ギラティナと氷こおり空そらの花束はなたば シェイミ』の前売まえうり券けん特典とくてんとして配布はいふされたレベル100のレジギガスが手持てもちにいると、「こうてつじま」のある部屋へやが遺跡いせきに変化へんかし、そこにレベル30のレジスチルが現あらわれる。『ブラック2』ではレジロック捕獲ほかく後ご、地底ちてい遺跡いせきに出現しゅつげん（Lv,65）。『ブラック2』からイッシュリンクのキーシステムで「くろがねのカギ」を送おくってもらえば『ホワイト2』にも現あらわれる。『ウルトラサン・ウルトラムーン』では「にちりんのさいだん」（「がちりんのさいだん」）からウルトラワープライドで行いける「ウルトラスペースゼロ 洞窟どうくつの世界せかい」に出現しゅつげん。『ソード・シールド』では有料ゆうりょう追加ついかコンテンツ(エキスパンション・パス)「冠かんむりの雪原せつげん」の黒くろ鉄てつの遺跡いせきに出現しゅつげん。『ブリリアントダイヤモンド・シャイニングパール』では殿堂でんどう入いり後ごに行いけるハマナスパークに出現しゅつげん（みちびきのせきばんが必要ひつよう）。

TVアニメ版ばんでは『アドバンスジェネレーション』でバトルフロンティアのピラミッドキング・ジンダイが使用しようし、サトシのコータスを倒たおした。シンジ戦せんではニドキングを倒たおした。声優せいゆうは宮下みやした栄治えいじ。ANA作品さくひん『ピカチュウたんけんクラブ』では野生やせいのレジスチルが登場とうじょう。声優せいゆうは三宅みやけ健太けんた。2005年ねん公開こうかいの『ミュウと波なみ導しるべの勇者ゆうしゃ ルカリオ』では世界せかいのはじまりの樹きを守護しゅごするポケモンとして登場とうじょう。声優せいゆうは梯はしご篤司あつし。

ラティアス

ラティアス No. 380

分類ぶんるい: むげんポケモン	タイプ: ドラゴン/ エスパー	高たかさ: 1.4m	重おもさ: 40.0kg
特性とくせい: ふゆう	かくれ特性とくせい: なし	進化しんか前まえ: なし	進化しんか後ご: なし

白しろと赤あかを基調きちょうとした体からだ色しょくの、戦闘せんとう機きに似にた外見がいけんを持もつドラゴンポケモン。性別せいべつは♀のみが存在そんざいし、外見がいけんや能力のうりょくなどの特徴とくちょうがラティオスと似にた部分ぶぶんが多おおい。全体ぜんたい的てきなシルエットはラティオスと同おなじだが、ラティアスはラティオスと比くらべて少すこし丸まるみを帯おびた体からだつきであり、目めつきも可愛かわいらしい。全身ぜんしんのガラスのような羽毛うもうによって、光ひかりを屈折くっせつさせて姿すがたを変かえたり消けしたりする能力のうりょくを持もつ。高たかい知能ちのうによって人間にんげんの言葉ことばを理解りかいするとともに、テレパシー能力のうりょくによって人間にんげんの心しんを敏感びんかんに感かんじ取とる習性しゅうせいがある。常つねに数すう匹ひきで群むれを作つくって行動こうどうし、他た種族しゅぞくと接触せっしょくする機会きかいは滅多めったにないとされる。敵意てきいをキャッチすると、全身ぜんしんの羽毛うもうを逆立さかだてて鳴なき声ごえで威嚇いかくしたり、姿すがたを消けして隠かくれたりするなど、非常ひじょうに繊細せんさいな性質せいしつを持もつポケモン。

『サファイア』では、殿堂でんどう入いり後ごに出現しゅつげんし、ホウエン地方ちほう全体ぜんたいを移動いどうする。『ルビー』では、アイテム「むげんのチケット」を所持しょじしていることで行いけるようになる「みなみのことう」で出会であうことができる。『エメラルド』では、殿堂でんどう入いり後ごでの主人公しゅじんこうの母ははからの質問しつもんへの答こたえが「あか」の場合ばあいは『サファイア』、「あお」の場合ばあいは『ルビー』と同様どうようになる。またバトルフロンティアではドームスーパースターのヒースが金かねのタクティクスシンボルをかけたバトルで使用しようする。『ハートゴールド』では、殿堂でんどう入いり後ごに一定いっていの条件じょうけんを満みたすことで、カントー地方ちほうを飛とび回まわるようになる。『ホワイト2』では、夢ゆめの跡地あとちにいるラティアスを追おって最終さいしゅう的てきにバトルして捕獲ほかくが可能かのう。Lv,68で、戦闘せんとう後ご、その場所ばしょ付近ふきんには「こころのしずく」が落おちている。『ウルトラムーン』では「がちりんのさいだん」からウルトラワープライドで行いける「ウルトラスペースゼロ 水みずの世界せかい」に出現しゅつげん。『シールド』では有料ゆうりょう追加ついかコンテンツ(エキスパンション・パス)「冠かんむりの雪原せつげん」のマックスダイ巣す穴あなを調査ちょうさする『ダイマックスアドベンチャー』に出現しゅつげん。『ブリリアントダイヤモンド・シャイニングパール』では殿堂でんどう入いり後ごに行いけるハマナスパークに出現しゅつげん（こころのせきばんが必要ひつよう）。『スカーレット・バイオレット』ではおやつおやじからおやつを貰もらうと南みなみ4番ばんエリアの海岸かいがんに出現しゅつげん。

専用せんようアイテムが「こころのしずく」、『オメガルビー・アルファサファイア』までの効果こうかが「とくこう・とくぼうを1.5倍ばい」にするだが、その強力きょうりょくさはバトルタワーなど対戦たいせん施設しせつや大会たいかい・オンライン対戦たいせんでは禁止きんしアイテム扱あつかいとなる。なお、このアイテムの入手にゅうしゅは外部がいぶキャンペーン経由けいゆか通信つうしんが必要ひつようだったが、『ブラック2・ホワイト2』のみでは通常つうじょうのプレイでも入手にゅうしゅ可能かのう。『サン・ムーン』以降いこうの効果こうかが「ドラゴン・エスパータイプのわざの威力いりょくが1.2倍ばいになる」と弱体じゃくたい化かし、禁止きんしアイテムではなくなり、通常つうじょうのプレイから入手にゅうしゅ可能かのうとなる。

専用せんよう技わざの「ミストボール」はダメージを与あたえ、一定いっていの確かく率りつで相手あいての特攻とっこうを下さげる効果こうかを持もつ。

『オメガルビー・アルファサファイア』では、「メガラティアス」へとメガシンカし、むげんのふえを吹ふくと背せに乗のって空そらを飛とびまわれる。

メガラティアス

体からだ色しょくが白しろとグレー基調きちょうになり、背せの部分ぶぶんの羽はねがなくなり、腕うで部ぶが肥大ひだい化かする。ラティオスに比くらべて体からだは小ちいさく、飛行ひこう速度そくども遅おそいがその分ぶん小回こまわりが利きく。

2002年ねん公開こうかいの『水みずの都との護まもる神かみ ラティアスとラティオス』で初はつ登場とうじょう。声優せいゆうは林原はやしばらめぐみ。ラティオスの妹いもうとで、アルトマーレにある「こころのしずく」をラティオスとともに守まもっている。姿すがたを消けしたり、カノン（少女しょうじょ）の姿すがたに変身へんしんできる。『ダイヤモンド&パール』の特別とくべつ編へんではジョーイの手持てもちとして登場とうじょう。タケシの弟おとうとであるジロウのドサイドンを撃破げきはする。2015年ねん公開こうかい『光輪こうりんの超ちょう魔神まじん フーパ』にも登場とうじょうした。第だい7シリーズ（新しん無印むじるし編へん』）では第だい137話わ（『めざせポケモンマスター』第だい1話わ）にて登場とうじょう。右翼うよくに痣あざがあるのが特徴とくちょう。透明とうめい化かした状態じょうたいで飛行ひこうしていたところにピカチュウの「10まんボルト」でいつものように吹ふっ飛とばされたムサシとコジロウとニャースと激突げきとつした衝撃しょうげきで池いけに沈しずんでいた所ところをサトシに救助きゅうじょされる。その後ごキズぐすり等とうでサトシから治療ちりょうを受うけるもなぜか人間にんげんを警戒けいかいしており、目めが覚さめてすぐ包帯ほうたいを引ひき千せん切きろうとした。その後ごロケット団だんに捕つかまりそうになるも、昨日きのうまで瀕死ひんし状態じょうたいだった上うえにドラゴンタイプの苦手にがてな冷凍れいとうガスを浴あびせられ抵抗ていこうができなかったが体からだを張はったサトシ達たちに助たすけられ、ロケット団だんの退治たいじに成功せいこう。最後さいごはどこかへ姿すがたを消けすも、彼かれを気きに入いったのかどうやらサトシのことをこっそりと追おいかけている模様もよう。第だい142話わ（『めざせポケモンマスター』第だい6話わ）ではロケット団だんと共ともに吹ふき飛とばされ、離はなれ離ばなれになったサトシとピカチュウが無事ぶじに再会さいかいするも、2人ふたりは渓谷けいこくへ真まっ逆さかさまに落下らっかしかけたが。颯爽さっそうと駆かけ付つけ、2人ふたりを救助きゅうじょする。透明とうめいな姿すがたのまま救助きゅうじょしたため、2人ふたりはなぜ助たすかったのか理解りかいしていなかった。第だい145話わ（『めざせポケモンマスター』第だい9話わ）では、ロケット団だんのポケモンによってタケシ・カスミ・サトシと分断ぶんだんさせられてムコニャに追おい詰つめられたピカチュウの様子ようすを見みたピカチュウの状況じょうきょうをサトシにゆめうつしで伝つたえる。そして、ソーナンスがミラーコートで跳はね返かえしたロケット団だんリベンジャーズの総そう攻撃こうげきに巻まき込こまれたナマケロを助たすけんとするサトシを救出きゅうしゅつ。念力ねんりきでロケット団だんのポケモンおよびムサシとコジロウとニャースを、遥はるか彼方かなたへ吹ふっ飛とばした後のちはゆめうつしでラティオスの悲惨ひさんな状況じょうきょうをサトシ達たちに伝つたえ、続つづく第だい146話わ（『めざせポケモンマスター』第だい10話わ）でサトシ達たちと共ともにラティオスの救出きゅうしゅつに向むかうが、ポケモンハンターに見みつかり、機械きかいにより石いし化かされ連つれ去さられてしまう。しかし、サトシ達たちと人間にんげん不信ふしんであったがサトシの説得せっとくに応おうじて治療ちりょうにより多少たしょう回復かいふくしたラティオスが協力きょうりょくした事ことでハンターから救出きゅうしゅつされ、駆かけつけたジュンサーによってハンターが捕つかまった後のち、ラティオスと共ともにサトシ達たちと別わかれた。実じつは上述じょうじゅつのラティアスが暮くらす「アルトマーレ」で過すごしていた個体こたいである事ことが判明はんめい。そこには勿論もちろん、彼女かのじょ達たちの姿すがたもあった。声優せいゆうは真堂しんどう圭けい。

漫画まんが『ポケットモンスターSPECIAL』では第だい6章しょう・エメラルド編へんから登場とうじょう。エメラルドの友達ともだちで、彼かれの事ことを「ラルド」と呼よぶ。テレパシーで会話かいわし、エメラルドの移動いどう要員よういんとしても手伝てつだう。社交しゃこう的てきな性格せいかくで、エメラルドの友人ゆうじんに対たいしても同等どうとうの仲間なかま意識いしきを持もって接せっする。光ひかりの反射はんしゃをかえて人間にんげんの姿すがたであるように見みせた際さいにはメイド・新聞しんぶん記者きしゃ・看護かんご婦ふ・チアガールなどの姿すがたで登場とうじょうしている。バトルフロンティアでの事件じけん後ごは、エメラルドには心しんを許ゆるし合あえる友達ともだちができ、もう役目やくめは終おわったとラティオスと「南みなみの孤島ことう」へ帰かえって行いった。また、帯おび部分ぶぶんでは山本やまもとサトシ（マルノームの自画像じがぞう）と日下くさか秀憲ひでのり（マルマインの自画像じがぞう）と邂逅かいこうしている。その後ごは第だい13章しょう・オメガルビー・アルファサファイア編へんで再さい登場とうじょうを果はたし、星ほしの危機ききを知しり南みなみの孤島ことうを訪おとずれたルビーに協力きょうりょくすることを決きめ、エメラルドの近ちかくで情報じょうほう収集しゅうしゅうを行おこなった。

ポケモンセンターモバイルのロゴに、ラティオス・ピカチュウとともに使用しようされた。

『大だい乱闘らんとうスマッシュブラザーズシリーズ』では、第だい3作さく『大だい乱闘らんとうスマッシュブラザーズX』以降いこう、ラティオスと共ともにアイテム「モンスターボール」から登場とうじょう。2体たいが交互こうごに画面がめん内ないを高速こうそくで飛とび交かいつつ「はがねのつばさ」で攻撃こうげきする。直撃ちょくげきせずとも、すれ違ちがった際さいの風圧ふうあつでファイターやアイテムを押おし飛とばす。

ラティオス

ラティオス No. 381

分類ぶんるい: むげんポケモン	タイプ: ドラゴン/ エスパー	高たかさ: 2.0m	重おもさ: 60.0kg
特性とくせい: ふゆう	かくれ特性とくせい: なし	進化しんか前まえ: なし	進化しんか後ご: なし

白しろと青あおを基調きちょうとした体からだ色しょくの、戦闘せんとう機きに似にた外見がいけんを持もつドラゴンポケモン。性別せいべつは♂のみが存在そんざいし、外見がいけんや能力のうりょくなどの特徴とくちょうがラティアスと似にた部分ぶぶんが多おおい。全体ぜんたい的てきなシルエットはラティアスと同おなじだが、ラティオスの方ほうがより直線ちょくせん的てきでシャープな体からだつきをしており、目めつきも鋭するどい。両りょう腕うでを折おり畳たたんで体からだに収納しゅうのうすることで、空気くうき抵抗ていこうが減へりジェット機じぇっときより速はやく飛行ひこうすることが可能かのうとなる。またテレパシー能力のうりょくを持もち、他者たしゃの居場所いばしょや感情かんじょうを読よみ取とったり、自身じしんの知覚ちかくを映像えいぞうとして見みせたりすることが可能かのう。人間にんげんの言葉ことばを理解りかいする高たかい知能ちのうと、争あらそいを好このまない優やさしい心しんを併あわせ持もち、同おなじく優やさしい心しんの持もち主ぬしにしか懐いだかないと言いわれる。

『ルビー』では、殿堂でんどう入いり後ごに出現しゅつげんし、ホウエン地方ちほう全体ぜんたいを移動いどうする。『サファイア』では通常つうじょうのプレイでは出現しゅつげんせず、アイテム「むげんのチケット」を所持しょじしていることで行いけるようになる「みなみのことう」で出会であうことができる。『エメラルド』では、殿堂でんどう入いり後ごに主人公しゅじんこうの母親ははおやの質問しつもんに「あお」と答こたえた場合ばあいは『ルビー』同様どうよう、「あか」と答こたえた場合ばあいは、『サファイア』同様どうようになる。また、バトルフロンティアではタワータイクーンのリラが使用しよう。『ソウルシルバー』では、殿堂でんどう入いり後ごに一定いっていの条件じょうけんを満みたすことで、カントー地方ちほうを飛とび回まわるようになる。『ブラック2』では夢ゆめの跡地あとちを飛とび回まわっており、高台たかだいの奥おくのほうで捕獲ほかくできる。『ウルトラサン』では「にちりんのさいだん」からウルトラワープライドで行いける「ウルトラスペースゼロ 水みずの世界せかい」に出現しゅつげん。『ソード』では有料ゆうりょう追加ついかコンテンツ(エキスパンション・パス)「冠かんむりの雪原せつげん」のマックスダイ巣す穴あなを調査ちょうさする『ダイマックスアドベンチャー』に出現しゅつげん。『ブリリアントダイヤモンド・シャイニングパール』では殿堂でんどう入いり後ごに行いけるハマナスパークに出現しゅつげん（こころのせきばんが必要ひつよう）。『スカーレット・バイオレット』ではおやつおやじからおやつを貰もらうと北きた2番ばんエリアの崖がけに囲かこまれた池いけの畔ほとりに出現しゅつげん。

専用せんよう技わざの「ラスターパージ」はダメージを与あたえるほか、相手あいての特とく防ぼうを一定いっていの確かく率りつで下さげる。

ラティアス同様どうよう、専用せんようアイテム「こころのしずく」を持もたせることは可能かのう。

『劇場げきじょう版ばんポケットモンスター 水すいの都との護まもる神かみ ラティアスとラティオス』のパンフレットによると、ラティオスとラティアスはイルカをモチーフとしたポケモンであるという。

『オメガルビー・アルファサファイア』では、「メガラティオス」へとメガシンカし、むげんのふえを吹ふくと背せに乗のって空そらを飛とびまわれる。

メガラティオス

体からだ色しょくが白しろとグレー基調きちょうになり、背せの部分ぶぶんの羽はねがなくなり、腕うで部ぶが肥大ひだい化かする。ラティアスに比くらべて体からだが大おおきく、小回こまわりが利ききにくいが高速こうそく飛行ひこうに優すぐれる。

2002年ねん公開こうかいの『水みずの都との護まもる神かみ ラティアスとラティオス』で初はつ登場とうじょう。声優せいゆうは江原えばら正ただし士し。ラティアスの兄あにで、アルトマーレにある「こころのしずく」を共ともに守まもっている。

TVアニメ版ばんでは『ポケモンレンジャー 光こうの軌跡きせき』に登場とうじょう。声優せいゆうは増谷ますたに康紀やすのり。『ダイヤモンド&パール』のシンオウリーグではタクトの2番手ばんてとして登場とうじょう。サトシのジュカイン、オオスバメを次々つぎつぎに撃破げきはし、ピカチュウとも引ひき分わける。2015年ねん公開こうかい『光輪こうりんの超ちょう魔神まじん フーパ』にも登場とうじょうした。第だい7シリーズ（新しん無印むじるし編へん』）では第だい145話わ（『めざせポケモンマスター』第だい9話わ）にてラティアスのゆめうつしの形かたちで少すこしだけ登場とうじょう、施設しせつを破壊はかいして逃亡とうぼうするシーンをサトシ達たちが目めにする事こととなる。続つづく第だい146話わ（『めざせポケモンマスター』第だい10話わ）にて本格ほんかく的てきに登場とうじょう。ポケモンハンターに追おわれ、ボロボロになった身体しんたいを癒いやす為ために洞窟どうくつで休やすんでいた。嘗かつてのラティアスと同様どうよう人間にんげん不信ふしんに陥おちいっており、ラティアスの仲裁ちゅうさいも無視むしするほどであった。ポケモンハンターに見みつかり、途中とちゅうでラティアスが機械きかいにより石いし化かされ連つれ去さられてしまう。タケシからの治療ちりょうを拒こばんで無理むりをしてラティアスの救出きゅうしゅつに向むかおうとするが、サトシの説得せっとくで治療ちりょうされ、多少たしょう回復かいふくした体からだでサトシを乗のせてハンターを追おいかけ、サトシの指示しじを受うけてハンターのサザンドラと戦闘せんとうを行おこない、効果こうかが無ない『サイコキネシス』でハンターとサザンドラを油断ゆだんさせ、真上まうえからの『はどうだん』でサザンドラを撃破げきはした。ハンターが駆かけつけたジュンサーに逮捕たいほされた後のち、サトシ達たちと別わかれ、ラティアスと共ともに別わかれる。タケシとカスミは「彼かれらは人ひとが知しらない安息あんそくの地ちへと帰かえった」と推測すいそくしていたが、その安息あんそくの地ちとは、劇場げきじょう版ばんで兄妹きょうだいが暮くらしていた「アルトマーレ」であった。使つかう技わざは「サイコキネシス」と「はどうだん」。劇げき中ちゅうの描写びょうしゃから、「じこさいせい」も使用しよう可能かのうと思おもわれる。

ポケモンセンターモバイルのロゴにラティアス・ピカチュウとともに使用しようされていた。

『大だい乱闘らんとうスマッシュブラザーズシリーズ』では、第だい3作さく『大だい乱闘らんとうスマッシュブラザーズX』以降いこう、ラティアスと共ともにアイテム「モンスターボール」から登場とうじょう。2体たいが交互こうごに画面がめん内ないを高速こうそくで飛とび交かいつつ「はがねのつばさ」で攻撃こうげきする。直撃ちょくげきせずとも、すれ違ちがった際さいの風圧ふうあつでファイターやアイテムを押おし飛とばす。

カイオーガ

カイオーガ No. 382

分類ぶんるい: かいていポケモン	タイプ: みず	高たかさ: 4.5m	重おもさ: 352.0kg
特性とくせい: あめふらし	かくれ特性とくせい: なし	進化しんか前まえ: なし	進化しんか後ご: なし

「伝説でんせつの超ちょう古代こだいポケモン」と呼よばれるホウエン地方ちほうの伝説でんせつのポケモン。シャチや古代こだい魚ぎょのような美うつくしい姿すがたをしている。体からだ色しょくは背部はいぶが青あお、腹部ふくぶが白しろ。ところどころに赤あかい曲線きょくせんの模様もようがある。丸まるい大おおきな胸むねびれをもち、白しろい指ゆびのようなものが4本ほんみられる。小ちいさな背せびれが2つ、尾おびれは先さきが4つに分わかれている。

水みずを操あやつり、空そら一いち面めんを覆おおう雨雲あまぐもを作つくり出だして大雨おおあめを降ふらせる能力のうりょくを持もつ。かつて雨雲あまぐもを作つくり出だし大雨おおあめを降ふらせて干害かんがいに苦くるしむ人々ひとびとを救すくった逸話いつわがある。大昔おおむかし、グラードンとの死闘しとうの末すえに力尽ちからつき、海溝かいこうの底そこで眠ねむりについたという。また、海うみそのものを生うみ出だしたとされる伝説でんせつもある。ただし増田ますだ順一じゅんいちの発言はつげんによると、海うみを創造そうぞうした話はなしとグラードンとの死闘しとうした話はなしは人々ひとびとによって語かたり継つがれた伝説でんせつに過すぎず、実際じっさいには舞台ぶたいとなる星ほしは地殻ちかく変動へんどうによって形成けいせいされ、グラードンとの戦たたかいも行おこなわれていないとのこと。

『サファイア』と『アルファサファイア』ではパッケージを飾かざっており、「めざめのほこら」に出現しゅつげんするが、『ルビー』と『オメガルビー』には登場とうじょうしない。『エメラルド』では殿堂でんどう入いり後ごに特定とくていの場所ばしょにランダムで現あらわれる「うみのどうくつ」に出現しゅつげんする。『ハートゴールド』では「うずもれのとう」に出現しゅつげんする。『ウルトラムーン』では「がちりんのさいだん」からウルトラワープライドで行いける「ウルトラスペースゼロ 水みずの世界せかい」に出現しゅつげん。『シールド』では有料ゆうりょう追加ついかコンテンツ(エキスパンション・パス)「冠かんむりの雪原せつげん」のマックスダイ巣す穴あなを調査ちょうさする『ダイマックスアドベンチャー』に出現しゅつげん。『ブリリアントダイヤモンド・シャイニングパール』では殿堂でんどう入いり後ごに行いけるハマナスパークに出現しゅつげん（たいかいのせきばんが必要ひつよう）。『スカーレット・バイオレット』ではおやつおやじからおやつを貰もらうと「ありがた岩いわ」の前まえに出現しゅつげん。

『アルファサファイア』では、超ちょう古代こだいにおいては自然しぜんのエネルギーを取とり入いれて本来ほんらいの力ちからを解放かいほうした原始げんしの姿すがた「ゲンシカイオーガ」として活動かつどう。世界せかい全体ぜんたいが危あやぶまれるほどの絶大ぜつだいかつ圧倒的あっとうてきな力ちからを誇ほこる。本ほん作さくでは一時いちじ的てきにゲンシカイオーガとしての姿すがたを取とり戻もどす「ゲンシカイキ」を遂とげると共ともに、ゲンシカイキするのに必要ひつような専用せんよう道具どうぐである「あいいろのたま」と専用せんよう技わざである「こんげんのはどう」が追加ついかされた。こんげんのはどうはみずタイプの超ちょう強大きょうだいな全ぜん体技たいぎ。

『大だい乱闘らんとうスマッシュブラザーズシリーズ』では、第だい3作さく『大だい乱闘らんとうスマッシュブラザーズX』以降いこう、アイテム「モンスターボール」から出現しゅつげんするポケモンの一体いったいとして登場とうじょう。口くちから噴ふく高圧こうあつ水流すいりゅう「ハイドロポンプ」は、ダメージは無ないものの当あたった敵てきファイターを大おおきく画面がめん外がいに押おし出だす。また、シリーズによってはハイドロポンプの攻撃こうげきパターンが違ちがう。さらに本体ほんたいには強力きょうりょくな攻撃こうげき判定はんていを持もつ。

ゲンシカイオーガ

カイオーガの原始げんしの姿すがた。高たかさが9.8mと通常つうじょう時じの二に倍ばい以上いじょうに大型おおがた化かすることに加くわえ、全身ぜんしんから発はっするエネルギーはおろか肉体にくたいそのものまでが半はん透明とうめいの海水かいすいと化かすなど、より海うみそのものに近ちかづいた壮麗そうれいな存在そんざいとなった。体からだ表面ひょうめんの青あおい皮膚ひふはサファイアのような質感しつかんと輝かがやきを備そなえると共ともに、体内たいないからは半はん透明とうめいの肉体にくたいを通とおして黄色きいろい光ひかりを放はなち、より神秘しんぴ的てきかつ神々こうごうしい外観がいかんとなっている。元々もともと赤あかかった模様もようは青色あおいろに変かわり、胸むねひれには「αあるふぁ」のような模様もようが現あらわれる。

「あいいろのたま」を持もち物ものにした時ときだけ戦闘せんとうに出でると自動的じどうてきにゲンシカイキする。ゲンシグラードンと違ちがいタイプは追加ついかされない。能力のうりょくは「こうげき」「とくこう」「とくぼう」の3つが上昇じょうしょうし、特とくに「こうげき」が大おおきく上昇じょうしょうする。専用せんよう特性とくせいは天候てんこうを「強つよい雨あめ」状態じょうたいにする「はじまりのうみ」。ほのおタイプの技わざを完全かんぜんに無効むこう化かし、天気てんきに影響えいきょうを与あたえる技わざ、大だい部分ぶぶんの特性とくせいを封ふうじるなど通常つうじょうの「あめ」状態じょうたいより強力きょうりょくな効果こうかを場ばに与あたえる。

ポケモンWCS2016では全ぜん部門ぶもん優勝ゆうしょうを飾かざっている。当時とうじの伝説でんせつ最強さいきょうポケモンとして名なを馳はせた。

TVアニメ版ばんでは『アドバンスジェネレーション』にてアクア団だんがグラードンより先さきに復活ふっかつさせた。「紅色こうしょくの宝珠ほうしゅ」により、アクア団だんリーダーのアオギリが操あやつろうとしたが、制御せいぎょできず暴走ぼうそうする。また、2006年ねん公開こうかいの『ポケモンレンジャーと蒼海そうかいの王子おうじ マナフィ』ではマナフィのハートスワップによって海うみのポケモン達たちと心しんを一ひとつにし、口くちからはかいこうせんを発射はっしゃしファントムの海賊かいぞく船せんを攻撃こうげきした。2015年ねん公開こうかい『光輪こうりんの超ちょう魔神まじん フーパ』にもゲンシカイオーガとして登場とうじょうし、当時とうじの前売まえうり券けんの特典とくてんの引換ひきかえ券けんでも入手にゅうしゅできた。

グラードン

グラードン No. 383

分類ぶんるい: たいりくポケモン	タイプ: じめん	高たかさ: 3.5m	重おもさ: 950.0kg
特性とくせい: ひでり	かくれ特性とくせい: なし	進化しんか前まえ: なし	進化しんか後ご: なし

「伝説でんせつの超ちょう古代こだいポケモン」とも呼よばれるホウエン地方ちほうの伝説でんせつのポケモン。直立ちょくりつした2足そく歩行ほこうの曲きょく竜りゅうのような姿すがたをしている。体からだ色しょくは赤あかで、ところどころに黒くろい曲線きょくせんの模様もようがあり、この模様もようは時折ときおり青あおく輝かがやくことがある。首くびと尻尾しっぽに3本ほん、腰こしに2本ほんずつトゲが生はえている。腕うでの爪つめは4本ほんで、足あしには3本ほんずつある。大地だいちやマグマおよびその高熱こうねつを操あやつる強力きょうりょくなパワーを持もつ。大昔おおむかし、カイオーガとの死闘しとうの末すえに力尽ちからつき、地下ちかマグマの中なかで眠ねむりについたという。また、陸地りくちを生うみ出だしたポケモンとされ、かつて長期ちょうきにわたって降ふり続つづいた大雨おおあめを光ひかりと熱ねつで蒸発じょうはつさせ、水害すいがいから人々ひとびとを救すくったという伝説でんせつもある。ただし増田ますだ順一じゅんいちの発言はつげんによると、これらの話はなしは全すべて人々ひとびとによって語かたり継つがれた伝説でんせつに過すぎず、実際じっさいには舞台ぶたいとなる星ほしは地殻ちかく変動へんどうによって形成けいせいされ、カイオーガとの戦たたかいも行おこなわれていないとのこと。

『ルビー』と『オメガルビー』ではパッケージを飾かざっており、「めざめのほこら」で捕獲ほかくできるが、『サファイア』と『アルファサファイア』では出現しゅつげんしない。『エメラルド』では殿堂でんどう入いり後ごに特定とくていの場所ばしょにランダムで現あらわれる「りくのどうくつ」に出現しゅつげんする。『ソウルシルバー』では「うずもれのとう」に出現しゅつげんする。『ウルトラサン』では「にちりんのさいだん」からウルトラワープライドで行いける「ウルトラスペースゼロ 洞窟どうくつの世界せかい」に出現しゅつげん。『ソード』では有料ゆうりょう追加ついかコンテンツ(エキスパンション・パス)「冠かんむりの雪原せつげん」のマックスダイ巣す穴あなを調査ちょうさする『ダイマックスアドベンチャー』に出現しゅつげん。『ブリリアントダイヤモンド・シャイニングパール』では殿堂でんどう入いり後ごに行いけるハマナスパークに出現しゅつげん（たいりくのせきばんが必要ひつよう）。『スカーレット・バイオレット』ではおやつおやじからおやつを貰もらうと「ベイク空洞くうどう」の奥おくに出現しゅつげん。

『オメガルビー』では、超ちょう古代こだいにおいては自然しぜんのエネルギーを取とり入いれで力ちからをフルに解放かいほうした原始げんしの姿すがた・「ゲンシグラードン」として活動かつどうし、自然しぜんのエネルギーをさらに求もとめてゲンシカイオーガと2度どに渡わたり衝突しょうとつするも、飛来ひらいしたレックウザによる粛正しゅくせいを受うけて自然しぜんのエネルギーを奪うばわれ、現在げんざいの姿すがたへと弱体じゃくたい化かし封印ふういんされた歴史れきしが語かたられた。本ほん作さくでは一時いちじ的てきにゲンシグラードンとしての姿すがたを取とり戻もどす「ゲンシカイキ」を遂とげると共ともに、専用せんよう技わざである「だんがいのつるぎ」が追加ついかされた。だんがいのつるぎはじめんタイプの全ぜん体技たいぎ。

『大だい乱闘らんとうスマッシュブラザーズX』ではアイテム「モンスターボール」から出現しゅつげんするポケモンの一体いったいとして登場とうじょう。その場ばから移動いどうしないものの、「オーバーヒート」によって全身ぜんしんが高熱こうねつ化かしている為ため、敵てきは触ふれただけでもダメージを受うける。

ゲンシグラードン

グラードンの原始げんしの姿すがた。高たかさが5.0mとカイオーガ程ほどでは無ないもののさらに大型おおがた化かし、重量じゅうりょうも999.7㎏と通常つうじょう時じよりさらに重おもくなることに加くわえ、全身ぜんしんから発はっするエネルギーはおろか肉体にくたいそのものまでが煌煌こうこうと光ひかりを放はなつマグマと化かすなど、よりマグマそのものに近ちかづいた存在そんざいと化かす。体からだ表面ひょうめんの赤あかい皮膚ひふはルビーのような質感しつかんと輝かがやきを備そなえると共ともに、体内たいないからはマグマの肉体にくたいを通とおして超ちょう高熱こうねつを放はなち、より重量じゅうりょう感かんと迫力はくりょくを備そなえた姿すがた外観がいかんとなった。元々もともと黒くろかった模様もようの部分ぶぶんにはマグマが流動りゅうどうし、オレンジ色しょくに輝かがやく。腕うでには「Ωおめが」のような模様もようが現あらわれる。

「べにいろのたま」を持もち物ものにした時ときだけ、戦闘せんとうに出でると自動的じどうてきにゲンシカイキする。タイプはほのおタイプが追加ついかされ、能力のうりょくは「こうげき」「ぼうぎょ」「とくこう」の3つが上昇じょうしょうし、特とくに「とくこう」が大おおきく上昇じょうしょうする。専用せんよう特性とくせいは天候てんこうを「日射ひざしがとても強つよい」状態じょうたいにする「おわりのだいち」。みずタイプの技わざを無効むこう化かし、天気てんきに影響えいきょうを与あたえるわざ、大だい部分ぶぶんの特性とくせいの効果こうかを封ふうじるなど通常つうじょうの「ひざしがつよい」状態じょうたいよりも強力きょうりょくな効果こうかを場ばに与あたえる。

TVアニメ版ばんでは『アドバンスジェネレーション』において復活ふっかつしたカイオーガの暴走ぼうそうを止とめるため、「藍色あいいろの宝珠ほうしゅ」を介かいしてサトシのピカチュウを呼よび寄よせ、ピカチュウの「かみなり」のエネルギーを受うけて復活ふっかつした。また、2003年ねん公開こうかいの『七夜しちやの願ねがい星ぼし ジラーチ』ではバトラーがジラーチの力ちからを利用りようしグラードンを再生さいせいしようと試こころみるが失敗しっぱいし、巨大きょだいな怪物かいぶつ「メタ・グラードン」が誕生たんじょうする。半はん透明とうめいで物ものを吸収きゅうしゅうし、腐くさらせる能力のうりょくは『もののけ姫ひめ』のシシ神しんが夜よるの姿すがたであるダイダラボッチの首くびを切きり落おとされた暴走ぼうそう状態じょうたいを参考さんこうにしており、どちらも人間にんげんの力ちからで生うみ出だされるも失敗しっぱいし暴走ぼうそうしている。2015年ねん公開こうかい『光輪こうりんの超ちょう魔神まじん フーパ』にもゲンシグラードンとして登場とうじょうし、当時とうじの前売まえうり券けんの特典とくてんの引換ひきかえ券けんでも入手にゅうしゅできた。

レックウザ

レックウザ No. 384

分類ぶんるい: てんくうポケモン	タイプ: ドラゴン/ ひこう	高たかさ: 7.0m	重おもさ: 206.5kg
特性とくせい: エアロック	かくれ特性とくせい: なし	進化しんか前まえ: なし	進化しんか後ご: なし

東洋とうようの龍りゅうのような姿すがたをしたポケモンで、グラードン・カイオーガと同様どうように伝説でんせつの超ちょう古代こだいポケモンと呼よばれる。体からだ色しょくは緑色みどりいろで、全身ぜんしんには黄色おうしょくの模様もようが走はしっている。地上ちじょうからは視認しにんできないオゾン層そうを何なん億おく年ねんにもわたって生いき続つづけており、地上ちじょうには滅多めったに降おりてくることはないが、グラードンとカイオーガの争あらそいや巨大きょだい隕石いんせきの落下らっかといった災厄さいやくが訪おとずれると、地上ちじょうに飛来ひらいしそれらを収おさめる。食しょく性せいとしては空気くうき中ちゅうを漂ただようチリや水みず、および隕石いんせきを摂取せっしゅする。流ながれ星ぼしのように空そらを高速こうそくで飛とぶ。

『ルビー・サファイア』では「そらのはしら」の頂上ちょうじょうに1匹ひきのみ存在そんざいする。『エメラルド』ではパッケージを飾かざっており、グラードンとカイオーガの争あらそいを鎮しずめるために「そらのはしら」の頂上ちょうじょうで眠ねむるレックウザを目覚めざめさせるイベントがある。『ハートゴールド・ソウルシルバー』では、オーキド博士はかせから貰もらえる「もえぎいろのたま」を持もって「うずもれのとう」に行いくと出現しゅつげんする。『ウルトラサン・ウルトラムーン』では「にちりんのさいだん」（「がちりんのさいだん」）からウルトラワープライドで行いける「ウルトラスペースゼロ 崖がけの世界せかい」に出現しゅつげん。こちらは手持てもちにグラードンとカイオーガを入いれているという条件じょうけんが必要ひつよう。『ソード・シールド』では有料ゆうりょう追加ついかコンテンツ(エキスパンション・パス)「冠かんむりの雪原せつげん」のマックスダイ巣す穴あなを調査ちょうさする『ダイマックスアドベンチャー』に出現しゅつげん。『ブリリアントダイヤモンド・シャイニングパール』では殿堂でんどう入いり後ごに行いけるハマナスパークに出現しゅつげん（てんくうのせきばんが必要ひつよう）。『スカーレット・バイオレット』ではおやつおやじからおやつを貰もらうとパルデアの大穴おおあなの南東なんとうの縁えんの部分ぶぶんに出現しゅつげん。

『オメガルビー・アルファサファイア』では、人々ひとびとの祈いのりに応おうじて地上ちじょうに飛来ひらいし、ゲンシグラードンやゲンシカイオーガの争あらそいを収おさめると共ともに2体たいからエネルギーを奪うばい封印ふういんし、ホウエン地方ちほうの守まもり神がみとして信仰しんこうの対象たいしょうとされた歴史れきしが語かたられる。その伝説でんせつに違ちがわず、キーストーンおよび同等どうとうの性質せいしつを持もつ巨大きょだい隕石いんせきに捧ささげられた「人間にんげんの祈いのり」と、永ながい刻こくの中なかで摂取せっしゅした隕石いんせきのエネルギーを呼応こおうさせて「メガレックウザ」へとメガシンカすると共ともに、祈いのりに応こたえて人間にんげんや世界せかいを救すくう意思いしを持もっている。このことからメガシンカの根源こんげんとされてきたことが語かたられている。

メガレックウザ

摂取せっしゅした隕石いんせきから蓄たくわえたエネルギーによってメガシンカした姿すがた。その体長たいちょうは11m弱じゃくにまで達たっする。皮膚ひふがエメラルドのような質感しつかんと輝かがやきを備そなえる。アゴから尾おまで届とどくほどに長ながい、黄色きいろく半はん透明とうめいに輝かがやく髭ひげを伸のばす。この髭ひげから粒子りゅうしを放はなち、この粒子りゅうしで気体きたいの濃度のうどや湿度しつどを調整ちょうせいすることで天気てんきを操あやつることができる。飛行ひこうする姿すがたは「Δでるた」記号きごうを模もったシルエットとなり、額がくには「Δでるた」のような黄色きいろい模様もよう、目元めもとには七なな支ささえ刀がたなのような黒くろい模様もようが現あらわれる。

他たのメガシンカと異ことなり、メガストーンではなく専用せんよう技わざ「ガリョウテンセイ」を覚おぼえた状態じょうたい（『オメガルビー・アルファサファイア』ではそれに加くわえて「エピソードデルタ」のある程度ていどの進行しんこうすること）でメガシンカが可能かのうとするその特性とくせいから、他たのメガシンカポケモンと違ちがい「もちもの」を持もつことも可能かのうである。なお、メガシンカであることは変かわらないなので、キーストーンまたはZリングが必要ひつようという点てんも他たのメガシンカと同おなじ。その故ゆえに該当がいとうアイテムを使用しようしていない『ソード・シールド』および『ブリリアントダイヤモンド・シャイニングパール』ではメガシンカすることは不可能ふかのうである。

メガシンカすると「HP」を除のぞいた全ぜん能力のうりょくが上昇じょうしょうし、特とくに「こうげき」「とくこう」が大おおきく上昇じょうしょうする。専用せんよう特性とくせいは場ばに出でている間あいだ天候てんこうを「乱気流らんきりゅう」状態じょうたいにする「デルタストリーム」。天気てんきを乱気流らんきりゅうにするだけでなく、レックウザおよび味方みかたのひこうタイプの弱点じゃくてんとなるタイプのダメージを通常つうじょうのダメージに半減はんげんしてしまうことが可能かのう。

ちなみに、「ガリョウテンセイ」を覚おぼえたレックウザに『X・Y』に転送てんそうできず、『ウルトラサン・ウルトラムーン』までのオンライン対戦たいせんでは使用しようできない。

『大だい乱闘らんとうスマッシュブラザーズX』ではアドベンチャーモード『亜あ空そらの使者ししゃ』の湖みずうみステージに出現しゅつげんするCPU専用せんようのボスキャラクターとして登場とうじょうし、ディディーコングを襲おそいながら、現あらわれたフォックスと戦たたかった。詳細しょうさいは亜あ空軍くうぐんを参照さんしょう。声優せいゆうは小西こにし克幸かつゆきが担当たんとうした。

映画えいがには2004年ねん公開こうかいの『裂きれ空そらの訪問ほうもん者しゃ デオキシス』にて初はつ登場とうじょう。声優せいゆうは小西こにし克幸かつゆき。隕石いんせきの状態じょうたいであるデオキシスが自分じぶんの縄張なわばりを通過つうかしたことに怒いかり戦たたかう。2015年ねん公開こうかい『光輪こうりんの超ちょう魔神まじん フーパ』にも登場とうじょうし、メガシンカもした。2011年ねん11月12日にち～12月がつ25日にちに行おこなわれた「歴代れきだいゲームポケモン総そう選挙せんきょ」で1位いになったのを記念きねんし、2012年ねん2月がつ10日とおか～27日にちの期間きかん限定げんていで全国ぜんこくのポケモンセンターなどで「Vジェネレートを覚おぼえたレックウザ」が『ブラック・ホワイト』向むけに配布はいふされた。また、『ポケモン+ノブナガの野望やぼう』発売はつばい記念きねんとして2012年ねん3月がつ17日にち～4月がつ16日にちの期間きかん限定げんていでニンテンドーWi-Fiコネクションで「ノブナガの黒くろいレックウザ」が配布はいふされた。

黒くろいレックウザはテレビアニメ版ばんでは第だい8シリーズ（『リコとロイの旅たびシリーズ』）ではリコのペンダントと共鳴きょうめいしたロイのいにしえのモンスターボールから出でてきたポケモンという形かたちで第だい6話わで登場とうじょうし、第だい12話わでルシアスのパートナーである1体たい目めの「六ろく英雄えいゆう」だったことが明あかされた。六ろく英雄えいゆうで最強さいきょうクラスの戦闘せんとう能力のうりょくを持もつ。

2015年ねんには公式こうしきに道具どうぐ「いのちのたま」と技わざ「りゅうのまい」のコンボが紹介しょうかいされている。

ジラーチ

ジラーチ No. 385

分類ぶんるい: ねがいごとポケモン	タイプ: はがね/ エスパー	高たかさ: 0.3m	重おもさ: 1.1kg
特性とくせい: てんのめぐみ	かくれ特性とくせい: なし	進化しんか前まえ: なし	進化しんか後ご: なし

幻まぼろしのポケモンの一種いっしゅ。星ほし型がたの頭あたまから七夕たなばたの際さい笹ささの枝えだにかける短冊たんざくのようなものが垂たれ下さがっており、体からだには羽衣はごろものようなものが付ついている。腹はらにあるのはまぶたであり、千せん年ねん彗星すいせいからエネルギーを吸収きゅうしゅうする際さいなどに、「真実しんじつの瞳ひとみ」と呼よばれる大おおきな眼めが開ひらく。どんな願ねがいも叶かなえる力ちからを持もつが、1000年ねんのうち、7日間にちかんしか目めを覚さまさない。ジラーチ（Желать）はロシア語ごで「希望きぼう」を意味いみする。

通常つうじょうのプレイでは入手にゅうしゅできず、2003年ねんの映画えいが『七夜しちやの願ねがい星ぼし ジラーチ』の特別とくべつ前売まえうり券けんにはジラーチの引換ひきかえ券けんが付属ふぞくし、『ルビー・サファイア』で受うけ取とることができた。アメリカでは『ポケモンコロシアム』の予よ約やく特典とくてんディスク、ヨーロッパでは『ポケモンチャンネル』でも入手にゅうしゅできた。また2004年ねんから2008年ねんにかけて、毎年まいとし7月がつ頃ごろに『ポケモンだいすきクラブ』で行おこなわれた「ジラーチに願ねがいを…」というキャンペーンにて、抽選ちゅうせんで配布はいふされた。2009年ねんはニンテンドーゾーン開始かいしキャンペーンの一環いっかんとして、6月19日にちから7月がつ17日にちまでの間あいだにニンテンドーWi-Fiコネクションで、『ダイヤモンド・パール・プラチナ』向むけに配信はいしんされた。2013年ねんにはTVアニメ版ばんにジラーチが登場とうじょうしたことを記念きねんして、7月がつ1日にちから7月がつ31日にちまでニンテンドーWi-Fiコネクションで『ポケットモンスター ブラック・ホワイト』と『ポケットモンスター ブラック2・ホワイト2』向むけに配信はいしんされた。また、『ソード・シールド』のセーブデータがあった状態じょうたいで『ブリリアントダイヤモンド・シャイニングパール』をプレイした場合ばあい、ストーリー内ないで入手にゅうしゅすることができるようになった。

専用せんようわざは「はめつのねがい」。「はめつのねがい」は発動はつどう後ご、2ターン後ごに攻撃こうげきするはがねタイプのわざである（ダブル・トリプルバトルでは発動はつどう後ごに交代こうたいした場合ばあい、交代こうたいしたジラーチと正面しょうめんのポケモンを攻撃こうげきする）。

ホウエン地方ちほうのトクサネシティの東側ひがしがわには奇妙きみょうな白しろい岩いわが置おかれてあり、岩いわのすぐ横よこにいる少女しょうじょは「ねがいごと」「ながれぼし」「たんざく」など、ジラーチに関連かんれんした意味深いみしんなフレーズを口くちにしている。これらのことから、『ルビー・サファイア』発売はつばい当時とうじは『金きむ・銀ぎん』におけるセレビィとウバメのもりにある社しゃとの関係かんけい同様どうように、これを基もとにしたジラーチの入手にゅうしゅ方法ほうほうに関かんする様々さまざまな臆測おくそくや噂うわさが流ながれた。トクサネシティには他ほかにも「宇宙うちゅうセンター」などシナリオとは無関係むかんけいな要素ようそがいくつかあり、「ここには何なにかある」と思おもわせることに一役ひとやく買かっていた。

劇場げきじょう版ばんでは2003年ねん公開こうかいの『七夜しちやの願ねがい星ぼし ジラーチ』に登場とうじょう。千年ちとせに一いち度ど現あらわれる、「千せん年ねん彗星すいせい」が夜空よぞらに輝かがやく時とき、眠ねむり繭まゆから目覚めざめ、7日間にちかんだけ行動こうどうすることが出来できる。腹はらにある「真実しんじつの目め」と呼よばれる目めには強大きょうだいな力ちからが宿やどっており、映画えいがではその力ちからを巡めぐり様々さまざまな戦たたかいが繰くり広ひろげられた。鈴木すずき富子とみこが声こえを担当たんとうしたが、同年どうねん7月がつ7日にちに逝去せいきょしたため本ほん映画えいがが彼女かのじょの遺作いさくとなる。

TVアニメ版ばんでは『ポケットモンスター ベストウイッシュ シーズン2 デコロラアドベンチャー』第だい10話わに登場とうじょう。デコロラ諸島しょとうの一ひとつ・オオキナ島とうで1000年ねんの眠ねむりから目めを覚さます。声こえはかないみかが担当たんとう。短編たんぺん映画えいが『ピカチュウ、これなんのカギ?』で再さい登場とうじょう。こちらの声こえは金田かねだ朋子ともこ。

『大だい乱闘らんとうスマッシュブラザーズX』ではモンスターボールから登場とうじょうする。出現しゅつげんすると「そらをとぶ」で上空じょうくうへ飛とび去ざりつつ、強化きょうかアイテムのシールを落おとしていく。攻撃こうげきはしない。

デオキシス

デオキシス No. 386

分類ぶんるい: DNAポケモン	タイプ: エスパー	高たかさ: 1.7m	重おもさ: 60.8kg
特性とくせい: プレッシャー	かくれ特性とくせい: なし	進化しんか前まえ: なし	進化しんか後ご: なし

宇宙うちゅうウイルスがレーザーを浴あびて突然変異とつぜんへんいで誕生たんじょうしたと言いわれる地球ちきゅう外がい生命せいめい体たいのポケモン。DNAポケモンであることから、名前なまえの由来ゆらいはデオキシリボ核酸かくさんだと考かんがえられる。胸むねの水晶すいしょう体たいが本体ほんたいであり、水晶すいしょう体たいから発はっする力ちからで、レーザーや念力ねんりきの発射はっしゃ、オーロラの発生はっせい、仲間なかまとのコミュニケーションといったことが可能かのう。水晶すいしょう体たい以外いがいの身体しんたいの形状けいじょう・性質せいしつを自在じざいに変化へんかさせることができ、戦闘せんとう時じにはノーマル・アタック・ディフェンス・スピードの四よっつの形態けいたい（フォルム）に変化へんかする。

幻まぼろしのポケモンの一種いっしゅ。『ルビー・サファイア』発売はつばい時点じてんではデータしか存在そんざいしておらず入手にゅうしゅが不可能ふかのうだったが、その後ご発売はつばいされた『ファイアレッド・リーフグリーン』において「たんじょうのしま」で入手にゅうしゅ可能かのうとなった。

ポケモン史上しじょう初はじめてフォルムチェンジを行おこなったポケモンである。GBA版ばんのシリーズでは、ゲームソフトの種類しゅるいによりフォルムが固定こていされていたが、DS版ばん以降いこうのシリーズでは、特定とくていの場所ばしょにある隕石いんせきを調しらべることでフォルムチェンジを自在じざいに行おこなうことができるようになった。以下いかに各かくフォルムの特徴とくちょうを示しめす。

ノーマルフォルム

他たの3フォルムの中間ちゅうかんのような外見がいけんで、公式こうしきイラストでは両りょう腕うでがDNAの二に重じゅう螺旋らせんを模もした形状けいじょうをしている。ノーマルフォルムのみ、この腕うでを人間にんげんの腕うでのような形状けいじょうにも変化へんかできる。こうげき・とくこう・すばやさに秀ひいでた基本きほん的てきなデオキシス。

アタックフォルム

全体ぜんたい的てきに鋭利えいりな外見がいけんをしており、先端せんたんの尖とがった触手しょくしゅの様ような腕うでが特徴とくちょう。4フォルムの中なかでこうげき・とくこうが最もっとも高たかい。また、すばやさもトップクラス。その反面はんめん、防御ぼうぎょ方面ほうめんがノーマルフォルムのデオキシスよりもさらに弱よわくなってしまっており、大技おおわざなら効果こうか今いまひとつでも一発いっぱつで倒たおされるほど打うたれ弱よわいため、このフォルムを使つかう場合ばあいは急いそいで相手あいてを倒たおさないと自分じぶんがやられてしまう可能かのう性せいが高たかい。

ディフェンスフォルム

頭部とうぶとやや一体化いったいかした強固きょうこな分厚ぶあつい板いたのような腕うで部ぶを筆頭ひっとうに、脚あしも太ふとく、全体ぜんたい的てきに重厚じゅうこうでごつい外見がいけんをしている。4フォルムの中なかでぼうぎょ・とくぼうが最もっとも高たかく、こうげき・とくこうが低ひくい。攻撃こうげき防御ぼうぎょのバランスはノーマルフォルムの裏返うらがえしとも言いえる。

スピードフォルム

全体ぜんたい的てきにシャープで華奢きゃしゃな外見がいけんをしており、後頭部こうとうぶから突起とっきが大おおきく伸のび、腕うで部ぶは極きわめて細ほそい1本ほんの棒状ぼうじょうになり、左右さゆうで色いろが異ことなる。体からだ色しょくはオレンジ色しょくよりも灰色はいいろの方ほうが目立めだつ。4フォルムの中なかですばやさが最もっとも高たかく、ほぼ確実かくじつに先手せんてを取とれる。他たの能力のうりょくはノーマルフォルムに比くらべると攻撃こうげき面めんは劣おとるが防御ぼうぎょ面めんは勝かっており、能力のうりょくのバランスがもっとも取とれている。

専用せんようわざとして「サイコブースト」を覚おぼえる。このわざは威力いりょく140を誇ほこるエスパータイプの大技おおわざだが、「オーバーヒート」や「リーフストーム」と同様どうように使用しよう後ごは自分じぶんのとくこうが二に段階だんかい下さがってしまう。

2007年ねんの映画えいが『ディアルガVSパルキアVSダークライ』では、投票とうひょうの結果けっか、前売まえうり券けんの特典とくてんポケモンがデオキシスに決定けっていし、『ダイヤモンド・パール』で受うけ取とることができた。

『ルビー・サファイア』のリメイク作さくである『オメガルビー・アルファサファイア』では殿堂でんどう入いり後ごのエピローグシナリオ「エピソードデルタ」で登場とうじょう、地球ちきゅうに接近せっきんする隕石いんせきに付着ふちゃくしていたものが襲おそってくる(レベル80)。なお、誤あやまって倒たおしてしまった場合ばあいも再ふたたび殿堂でんどう入いりした後のちに空そらの柱はしらに行いくともう一度いちど戦たたかうことができる。ストーリーの関係かんけい上じょう、この2作品さくひんに限かぎり、伝説でんせつのポケモンと同おなじような扱あつかいとなる（通常つうじょうのプレイでは入手にゅうしゅできホウエン図鑑ずかんの完成かんせい条件じょうけんの一部いちぶでもある）。

TVアニメ版ばんでは『アドバンスジェネレーション』第だい171話わと第だい172話わの2話わにわたって放送ほうそうされた「ポケモンレンジャー! デオキシス・クライシス!!」に登場とうじょう。この時ときはスピードフォルムにも変化へんかした。また、ノーマルフォルムの状態じょうたいでないとキャプチャーできないという事実じじつが明あきらかになった。また、ANA機内きない上映じょうえい作品さくひん『ピカチュウのふしぎなふしぎな大だい冒険ぼうけん』にもアタックフォルムの姿すがたで登場とうじょう。ポッチャマがバランスを崩くずし、エネコとピカチュウが戻もどそうとして3匹ひき同時どうじに落おちたのを助たすけた。『ポケットモンスター ダイヤモンド&パール』の112話わでも登場とうじょう。

2004年ねん公開こうかいの『裂きれ空そらの訪問ほうもん者しゃ デオキシス』に、宇宙うちゅうから飛来ひらいしてきた謎なぞのポケモンとして登場とうじょう。公開こうかい当時とうじは「スピードフォルム」が未み公表こうひょうであったため、3つのフォルムに変化へんかした。声優せいゆうは千葉ちば進歩しんぽ、野島のじま健児けんじ。

『大だい乱闘らんとうスマッシュブラザーズシリーズ』では、第だい3作さく『大だい乱闘らんとうスマッシュブラザーズX』以降いこうモンスターボールから登場とうじょうする。姿すがたはアタックフォルム。上空じょうくうから真下ましたへ「はかいこうせん」を放はなって攻撃こうげきする。

アプリゲーム『ポケモンマスターズEX』ではホウエン地方ちほうチャンピオンのダイゴのバディになる個体こたいとして登場とうじょう。立たち回まわり上じょうのロールはテクニカルに部類ぶるいされるが、バトル開始かいし時じの初手しょて選択せんたくによってはノーマルフォルムのまま臨機応変りんきおうへんに戦たたかう他ほか、アタックフォルムでアタッカー同様どうようの高こう火力かりょく、ディフェンスフォルムでサポーター同様どうようの味方みかた補助ほじょ性能せいのう、スピードフォルムでさらにテクニカルらしい味方みかたゲージの加速かそく性能せいのうおよびバディーズチャンス短縮たんしゅく性能せいのう（後のちに登場とうじょうした新しんロール・スピードに近ちかい）のそれぞれに特とく化かした、その場ばに合あった戦たたかい方かたが可能かのうとなる。ただしフォルムチェンジ後ごは戦闘せんとう中ちゅう再度さいどのフォルムチェンジは不可能ふかのうとなる。