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ご存知 ぞんじ の方 ほう は加筆 かひつ をお願 ねが いします。(2014年 ねん 6月 がつ )
ヒトの脳波 のうは
脳波 のうは (のうは、英 えい : Electroencephalogram :EEG )は、ヒト ・動物 どうぶつ の脳 のう から生 しょう じる電気 でんき 活動 かつどう を、頭皮 とうひ 上 うえ 、蝶 ちょう 形 がた 骨 こつ 底 そこ 、鼓膜 こまく 、脳 のう 表 ひょう 、脳 のう 深部 しんぶ などに置 お いた電極 でんきょく で記録 きろく したものである。英語 えいご の忠実 ちゅうじつ な訳語 やくご として、脳 のう 電 でん 図 ず (のうでんず)という呼 よ び方 かた もあり、本来 ほんらい は「脳波 のうは 図 ず 」と呼 よ ぶべきであるが、一般 いっぱん 的 てき には「脳波 のうは 」と簡略 かんりゃく 化 か して呼 よ ばれることが多 おお い。脳波 のうは を測定 そくてい 、記録 きろく する装置 そうち を脳波 のうは 計 けい (Electroencephalograph:EEG)と呼 よ び、それを用 もち いた脳波 のうは 検査 けんさ (electroencephalography:EEG)は、医療 いりょう での臨床 りんしょう 検査 けんさ として、また医学 いがく 、生理学 せいりがく 、心理 しんり 学 がく 、工学 こうがく 領域 りょういき での研究 けんきゅう 方法 ほうほう として用 もち いられる。検査 けんさ 方法 ほうほう 、検査 けんさ 機械 きかい 、検査 けんさ 結果 けっか のどれも略語 りゃくご はEEGとなるので、使 つか い分 わ けに注意 ちゅうい が必要 ひつよう である。
個々 ここ の神経 しんけい 細胞 さいぼう の発火 はっか を観察 かんさつ する単一 たんいつ 細胞 さいぼう 電極 でんきょく とは異 こと なり、電極 でんきょく 近傍 きんぼう あるいは遠隔 えんかく 部 ぶ の神経 しんけい 細胞 さいぼう 集団 しゅうだん の電気 でんき 活動 かつどう の総和 そうわ を観察 かんさつ する(少数 しょうすう の例外 れいがい を除 のぞ く)。脳波 のうは の起源 きげん としては視床 ししょう [1] の電気 でんき シナプス によって時間 じかん 的 てき 空間 くうかん 的 てき に同期 どうき した神経 しんけい 細胞 さいぼう 群 ぐん の活動 かつどう が大脳皮質 だいのうひしつ に投射 とうしゃ したものが電気 でんき 的 てき に観察 かんさつ されるとする説 せつ が有力 ゆうりょく である。
近 きん 縁 えん のものに、神経 しんけい 細胞 さいぼう の電気 でんき 活動 かつどう に伴 ともな って生 しょう じる磁場 じば を観察 かんさつ する脳 のう 磁図 (のうじず、Magnetoencephalogram:MEG)がある。脳 のう 磁図では神経 しんけい 活動 かつどう をミリ単位 たんい の部位 ぶい の精度 せいど とミリ秒 びょう 単位 たんい の時間 じかん 分解能 ぶんかいのう で観察 かんさつ することが可能 かのう である。
脳波 のうは 研究 けんきゅう の歴史 れきし [ 編集 へんしゅう ]
最近 さいきん の流 なが れ
多 た チャンネル化 か
コンピュータの進歩 しんぽ により双極 そうきょく 子 こ 追跡 ついせき 法 ほう など様々 さまざま な解析 かいせき が可能 かのう に。
脳波 のうは の観察 かんさつ ・解析 かいせき [ 編集 へんしゅう ]
波形 はけい を直接 ちょくせつ 記録 きろく するものと、波形 はけい に何 なん らかの加工 かこう を行 おこな って解析 かいせき する方 ほう の2つに分 わ けられる。
国際 こくさい 10-20法 ほう の電極 でんきょく 配置 はいち
脳波 のうは の導出 どうしゅつ には、電極 でんきょく の配置 はいち 位置 いち 、およびそれらの電極 でんきょく の組 く み合 あ わせという要素 ようそ が関 かか わる。
電極 でんきょく の配置 はいち 位置 いち [ 編集 へんしゅう ]
通常 つうじょう の検査 けんさ や実験 じっけん では、電極 でんきょく を国際 こくさい 10-20法 ほう (こくさいten twentyほう)に従 したが って配置 はいち するのが最 もっと も一般 いっぱん 的 てき である。国際 こくさい 10-20法 ほう では頭皮 とうひ を10%もしくは20%の等間隔 とうかんかく で区切 くぎ り、計 けい 21個 いっこ の電極 でんきょく 配置 はいち 位置 いち を決定 けってい する[注釈 ちゅうしゃく 1] 。
電極 でんきょく の組 く み合 あ わせ[ 編集 へんしゅう ]
耳朶 じだ (あるいは鼻 はな 、顎 あご など)を電気 でんき 的 てき に不 ふ 活性 かっせい とみなし、耳朶 じだ 電極 でんきょく (無関 むせき 電極 でんきょく )・頭皮 とうひ 上 じょう 電極 でんきょく (関係 かんけい 電極 でんきょく )間 あいだ の電位差 でんいさ の変動 へんどう を記録 きろく した場合 ばあい 、これを単 たん 極 きょく 導出 どうしゅつ と呼 よ ぶ。頭皮 とうひ 上 じょう 電極 でんきょく どうしの電位差 でんいさ の変動 へんどう を記録 きろく した場合 ばあい 、双極 そうきょく 導出 どうしゅつ と呼 よ ぶ。単 たん 極 きょく 導出 どうしゅつ の場合 ばあい 、関係 かんけい 電極 でんきょく の入力 にゅうりょく が無関 むせき 電極 でんきょく の入力 にゅうりょく に対 たい し電気 でんき 的 てき に陰性 いんせい の場合 ばあい 、記録 きろく 紙 し のペンが上 うえ へ振 ふ れる。単 たん 極 きょく 導出 どうしゅつ 法 ほう では基準 きじゅん 電極 でんきょく の活性 かっせい 化 か など問題 もんだい もあるため平均 へいきん 電位 でんい 基準 きじゅん 電極 でんきょく 導出 どうしゅつ 法 ほう を併用 へいよう することがある。しかし平均 へいきん 電位 でんい 基準 きじゅん 導出 どうしゅつ 法 ほう ではどこかの誘導 ゆうどう で高 こう 電位 でんい が出現 しゅつげん するとそれが全体 ぜんたい に影響 えいきょう するという問題 もんだい もある。
頭皮 とうひ 電極 でんきょく ・脳 のう 表 ひょう 電極 でんきょく [ 編集 へんしゅう ]
電極 でんきょく は通常 つうじょう 、頭皮 とうひ 上 じょう に設置 せっち されるが、開 ひらき 頭 あたま して脳 のう 表 ひょう に設置 せっち されるケースもある。
頭皮 とうひ 上 じょう 電極 でんきょく
21個 いっこ の電極 でんきょく を国際 こくさい 10-20法 ほう に従 したが って配置 はいち することが多 おお い。しかし研究 けんきゅう 目的 もくてき などではもっと多数 たすう (60個 こ など)の電極 でんきょく を配置 はいち したり、モニタリング目的 もくてき などでは逆 ぎゃく に数 すう 個 こ のみの電極 でんきょく を使用 しよう したりする。
電極 でんきょく は円盤 えんばん 電極 でんきょく や皿 さら 状 じょう 電極 でんきょく を導電性 どうでんせい ペーストや特殊 とくしゅ な帽子 ぼうし で頭皮 とうひ に固定 こてい する場合 ばあい と、針 はり 電極 でんきょく を皮 かわ 内 ない に挿入 そうにゅう する場合 ばあい 、スポンジに電解 でんかい 質 しつ 溶液 ようえき を満 み たした電極 でんきょく をバンドなどで固定 こてい する場合 ばあい がある。
長所 ちょうしょ は、針 はり 電極 でんきょく の場合 ばあい を除 のぞ き基本 きほん 的 てき に侵 おかせ 襲 かさね 性 せい がないこと、安価 あんか なことである。しかし短所 たんしょ として、導 しるべ 電 でん 率 りつ の異 こと なる脳 のう 、硬 かた 膜 まく 、脳 のう 脊髄 せきずい 液 えき 、頭蓋骨 ずがいこつ 、皮膚 ひふ などを通 とお して観察 かんさつ することによる空間 くうかん 分解能 ぶんかいのう の低 ひく さ、高周波 こうしゅうは の活動 かつどう の低減 ていげん 、頭皮 とうひ との接触 せっしょく 不良 ふりょう による雑音 ざつおん 混入 こんにゅう 、筋 すじ 電 でん 図 ず の混入 こんにゅう などがある。
脳 のう 表 ひょう 電極 でんきょく
設置 せっち には開 ひらけ 頭 あたま 手術 しゅじゅつ が必要 ひつよう であり、侵 おかせ 襲 かさね は大 おお きい。
しかし空間 くうかん 分解能 ぶんかいのう が高 たか い、頭皮 とうひ 上 じょう 電極 でんきょく では記録 きろく しにくい脳 のう 底面 ていめん などの部位 ぶい にも電極 でんきょく を配置 はいち することができるなどの長所 ちょうしょ がある。
難治 なんじ 性 せい てんかんの外科 げか 的 てき 治療 ちりょう の術 じゅつ 前 ぜん 検査 けんさ などとして行 おこな う。
電極 でんきょく 接触 せっしょく 抵抗 ていこう [ 編集 へんしゅう ]
電極 でんきょく 接触 せっしょく 抵抗 ていこう は交流 こうりゅう インピーダンス による測定 そくてい で行 おこな う。インピーダンスは10Hz における値 ね をもって代表 だいひょう 値 ち とし、各 かく 電極 でんきょく の接触 せっしょく インピーダンスは10kΩ おめが 以下 いか が望 のぞ ましいとされている。
記録 きろく 速度 そくど
標準 ひょうじゅん 的 てき な記録 きろく 速度 そくど は30mm/secで記録 きろく される場合 ばあい が多 おお い。
記録 きろく 感度 かんど
50µV /5mmで記録 きろく されることが多 おお い。機種 きしゅ によっては50µV/7mmのものもある。
筋 すじ 弛緩 しかん 剤 ざい の使用 しよう 、神経 しんけい 変性 へんせい 疾患 しっかん などの場合 ばあい 、異常 いじょう な脳 のう 活動 かつどう (てんかん発作 ほっさ )があっても発見 はっけん できない。このような場合 ばあい に、3個 こ から5個 こ の電極 でんきょく を用 もち いて持続 じぞく 的 てき に脳波 のうは を監視 かんし する。極端 きょくたん な過 か 鎮静 ちんせい を検出 けんしゅつ する目的 もくてき もある。脳 のう 低温 ていおん 療法 りょうほう など、日 にち 余 あまり に渡 わた り筋 すじ 弛緩 しかん 剤 ざい を使用 しよう する場合 ばあい に有用 ゆうよう である。
また装置 そうち 自体 じたい が安価 あんか で使用 しよう も容易 ようい なため、医学 いがく 以外 いがい の領域 りょういき での脳 のう 研究 けんきゅう に使用 しよう されることもあるが、あくまで簡易 かんい な装置 そうち であるため、その実験 じっけん 結果 けっか のみを基 もと にした理論 りろん (ゲーム脳 のう など)には疑問 ぎもん の声 こえ も多 おお い。
二 に 波長 はちょう 指数 しすう (BIS:bispectral index(en ))は専用 せんよう の装置 そうち を用 もち いて計算 けいさん する尺度 しゃくど で、100が覚醒 かくせい 、0が脳死 のうし 状態 じょうたい である。手術 しゅじゅつ 中 ちゅう の麻酔 ますい 深度 しんど の管理 かんり に使用 しよう される。全身 ぜんしん 麻酔 ますい における至 いたり 適 てき な鎮静 ちんせい レベルは40 - 60といわれている。BISはフーリエ変換 へんかん を基本 きほん としているが、詳 くわ しいアルゴリズム は公開 こうかい されていない。
ほぼ全般 ぜんぱん 性 せい 、持続 じぞく 性 せい に出現 しゅつげん し、脳波 のうは の大 だい 部分 ぶぶん を形成 けいせい する特定 とくてい の脳波 のうは 活動 かつどう を基礎 きそ 律動 りつどう (背景 はいけい 脳波 のうは )という。基礎 きそ 律動 りつどう は覚醒 かくせい 度 ど 、年齢 ねんれい 、薬物 やくぶつ によって変化 へんか し、基礎 きそ 律動 りつどう が異常 いじょう を示 しめ す病態 びょうたい もある。基礎 きそ 律動 りつどう には周波数 しゅうはすう 帯域 たいいき ごとに以下 いか のように名前 なまえ が付 つ けられており、それぞれ異 こと なった生理学 せいりがく 的 てき な意義 いぎ を有 ゆう している(ギリシャ文字 もじ が周波数 しゅうはすう 順 じゅん になっていない点 てん に留意 りゅうい が必要 ひつよう である)。
一般 いっぱん に健常 けんじょう 者 しゃ では、安静 あんせい ・閉眼・覚醒 かくせい 状態 じょうたい では後頭部 こうとうぶ を中心 ちゅうしん にα あるふぁ 波 なみ が多 おお く出現 しゅつげん する。また睡眠 すいみん の深 ふか さ(睡眠 すいみん 段階 だんかい )は脳波 のうは の周波数 しゅうはすう などに基 もと づいて分類 ぶんるい されている。健常 けんじょう 成人 せいじん の安静 あんせい 覚醒 かくせい 閉眼時 じ では、後頭部 こうとうぶ 優位 ゆうい に出現 しゅつげん するα あるふぁ 波 なみ が基礎 きそ 律動 りつどう となる。25~65歳 さい の正常 せいじょう 成人 せいじん では9~11Hz へるつ のα あるふぁ が後頭部 こうとうぶ 優位 ゆうい に出現 しゅつげん し、開眼 かいがん 、光 ひかり 、音 おと 刺激 しげき などで抑制 よくせい される 。周波数 しゅうはすう の変動 へんどう は1Hz へるつ 以内 いない である。
α あるふぁ 波 なみ を基準 きじゅん としてそれよりも周波数 しゅうはすう の遅 おそ い波形 はけい を徐 じょ 波 なみ 、周波数 しゅうはすう の早 はや い波形 はけい を速 はや 波 なみ という。振幅 しんぷく は正常 せいじょう 人 じん は20µV - 70µVであり、これを中等 ちゅうとう 電位 でんい という。20µV以下 いか で低 てい 電位 でんい 、100µV以上 いじょう で高 こう 電位 でんい ということがある。30mm/secで50µV/5mmで記録 きろく されることが多 おお い。
覚醒 かくせい 度 ど
意識 いしき 障害 しょうがい の程度 ていど を調 しら べるのに脳波 のうは が重要 じゅうよう であることがある。また覚醒 かくせい 度 ど 自体 じたい が常 つね に脳波 のうは に影響 えいきょう を与 あた える。覚醒 かくせい 度 ど が低下 ていか すると後頭部 こうとうぶ のα あるふぁ 波 なみ の連続 れんぞく 性 せい が乏 とぼ しくなり、その周波数 しゅうはすう も遅 おそ くなり、振幅 しんぷく が低下 ていか する。入 にゅう 眠 ねむり 期 き に徐 じょ 波 なみ が出現 しゅつげん した場合 ばあい は覚醒 かくせい 度 ど が高 たか い時 とき に出現 しゅつげん する徐 じょ 波 なみ に比 くら べて病的 びょうてき な意義 いぎ は少 すく ない。
年齢 ねんれい
出生 しゅっしょう から思春期 ししゅんき の間 あいだ は、脳波 のうは の基礎 きそ 律動 りつどう は概 おおむ ね速 はや 波 なみ 化 か していく。そして思春期 ししゅんき から初老 しょろう 期 き まで基礎 きそ 律動 りつどう の周波数 しゅうはすう は殆 ほとん ど変化 へんか がなく、初老 しょろう 期 き 以降 いこう は概 おおむ ね年齢 ねんれい とともに徐 じょ 波 なみ 化 か していく傾向 けいこう がある。
薬物 やくぶつ
フェニトイン 、フェノバルビタール、ベンゾジアゼピン系 けい の薬物 やくぶつ により前 ぜん 頭部 とうぶ に速 はや 波 なみ が出現 しゅつげん する。カルバマゼピン はθ しーた 帯域 たいいき が混入 こんにゅう する。フェノチアジン系 けい は徐 じょ 波 なみ と鋭 するど 波 なみ が混入 こんにゅう する。
基礎 きそ 律動 りつどう をつくる波形 はけい の意義 いぎ [ 編集 へんしゅう ]
α あるふぁ 波 なみ
α あるふぁ 波 なみ は頭部 とうぶ 後方 こうほう 部分 ぶぶん に覚醒 かくせい 時 じ 出現 しゅつげん する8Hz へるつ - 13Hz へるつ の律動 りつどう であり、精神 せいしん 的 てき に比較的 ひかくてき 活動 かつどう していないときに出現 しゅつげん する。注意 ちゅうい や精神 せいしん 的 てき 努力 どりょく によって抑制 よくせい 、減衰 げんすい する。加 か 齢 よわい により徐 じょ 波 なみ 化 か する傾向 けいこう がある。α あるふぁ 波 なみ の発生 はっせい 説 せつ にはいくつか存在 そんざい するが、Andersenらの仮説 かせつ では皮質 ひしつ のα あるふぁ 波 なみ は視床 ししょう からの入力 にゅうりょく によるものであり、視床 ししょう におけるペースメーカーが皮質 ひしつ リズムを形成 けいせい し、視床 ししょう の反 はん 回 かい 性 せい 抑制 よくせい ニューロン がリズムの周波数 しゅうはすう を作 つく っているとしている。Nunezらの説 せつ では皮質 ひしつ と皮質 ひしつ 間 あいだ を結 むす ぶ長 なが い連合 れんごう 線維 せんい によって生 しょう じるとされている。Andersenらの仮説 かせつ では視床 ししょう ニューロン群 ぐん に発生 はっせい する脱 だつ 分極 ぶんきょく 、過 か 分極 ぶんきょく からなるシナプス後 ご 電位 でんい の律動 りつどう 性 せい 振動 しんどう によって作 つく られる。脳波 のうは 律動 りつどう の周波数 しゅうはすう は視床 ししょう ニューロンの膜 まく 電位 でんい 水準 すいじゅん に依存 いぞん している。開眼 かいがん により覚醒 かくせい 度 ど が上 あ がると脱 だつ 同期 どうき 状態 じょうたい となりβ べーた 波 なみ が出現 しゅつげん する。中等 ちゅうとう 度 ど の過 か 分極 ぶんきょく 状態 じょうたい では睡眠 すいみん 紡錘 ぼうすい 波 は 、深 ふか い過 か 分極 ぶんきょく ではδ でるた 波 なみ となる。この視床 ししょう ニューロンの膜 まく 電位 でんい 水準 すいじゅん は覚醒 かくせい レベルを調節 ちょうせつ する脳幹 のうかん 網 もう 様 さま 体 たい ニューロンの活動 かつどう 性 せい で制御 せいぎょ されている。
β べーた 波 なみ
β べーた 波 なみ は14Hz へるつ 以上 いじょう の律動 りつどう を示 しめ す。30Hz へるつ 以上 いじょう でγ がんま 波 なみ と分類 ぶんるい することもある。もっともよく認 みと められるものは前 ぜん 頭部 とうぶ から中心 ちゅうしん 部 ぶ に記録 きろく される。多 おお くは30μ みゅー V以下 いか である。その起源 きげん は扁 ひらた 桃 もも 体 たい や海馬 かいば が考 かんが えられているが明 あき らかになっていない。
θ しーた 波 なみ
θ しーた 波 なみ は4Hz へるつ - 8Hz へるつ の律動 りつどう を示 しめ す。α あるふぁ 波 なみ が徐 じょ 波 なみ 化 か して出現 しゅつげん する場合 ばあい は後 こう 頭 あたま 葉 は 優位 ゆうい であり、傾 かたぶけ 眠 ねむ 時 とき は側 がわ 頭 あたま 葉 は 優位 ゆうい に出現 しゅつげん する。
基礎 きそ 律動 りつどう の異常 いじょう [ 編集 へんしゅう ]
基礎 きそ 活動 かつどう の異常 いじょう としては周波数 しゅうはすう の異常 いじょう 、電位 でんい の異常 いじょう 、分布 ぶんぷ の異常 いじょう などに分 わ けることができる。
周波数 しゅうはすう の異常 いじょう
周波数 しゅうはすう の異常 いじょう には基礎 きそ 律動 りつどう の徐 じょ 波 なみ 化 か などがあげられる。限局 げんきょく 性 せい の徐 じょ 波 なみ 化 か であればどの電極 でんきょく 近傍 きんぼう に腫瘍 しゅよう 、炎症 えんしょう 、てんかん焦点 しょうてん といった病変 びょうへん が存在 そんざい する可能 かのう 性 せい がある。広範 こうはん な徐 じょ 波 なみ 化 か であれば脳 のう 形成 けいせい 障害 しょうがい 、広範 こうはん な病巣 びょうそう や脳症 のうしょう 、病巣 びょうそう の多発 たはつ 、内分泌 ないぶんぴつ 代謝 たいしゃ 異常 いじょう 、外来 がいらい 物質 ぶっしつ の影響 えいきょう 、脳 のう 変性 へんせい 疾患 しっかん の可能 かのう 性 せい がある。
電位 でんい の異常 いじょう
分布 ぶんぷ の異常 いじょう
睡眠 すいみん 時 じ 脳波 のうは [ 編集 へんしゅう ]
睡眠 すいみん 段階 だんかい
特徴 とくちょう 的 てき 波形 はけい
stage W
α あるふぁ 波 なみ
stage 1
α あるふぁ 波 なみ の減少 げんしょう 、V波 なみ (hump)
stage 2
睡眠 すいみん 紡錘 ぼうすい 波 は (spindle)、K複 ふく 合波 あいば
stage 3
δ でるた 波 なみ (20% - 50%)
stage 4
δ でるた 波 なみ (50%以上 いじょう )
stage REM
低 てい 振幅 しんぷく 脳波 のうは に急速 きゅうそく 眼球 がんきゅう 運動 うんどう (REMs)が出現 しゅつげん する
中 ちゅう 脳 のう 網 あみ 様 さま 体 たい ―視床 ししょう ―皮質 ひしつ の連絡 れんらく によって波形 はけい の成 な り立 た ちは説明 せつめい される。睡眠 すいみん が深 ふか くなると中 なか 脳 のう 網 もう 様 さま 体 たい 、視床 ししょう 、皮質 ひしつ の順 じゅん に求心 きゅうしん 性 せい 支配 しはい が順次 じゅんじ 減少 げんしょう すると考 かんが えられている。突発 とっぱつ 波 は と誤 あやま りやすいものに睡眠 すいみん 第 だい 一 いち 段階 だんかい で認 みと められるhumpが知 し られている。入 いれ 眠 ねむ 時 とき はα あるふぁ 波 なみ がほとんど消失 しょうしつ するためhumpの場合 ばあい は後頭部 こうとうぶ にα あるふぁ 波 なみ が認 みと められないといった点 てん などが鑑別 かんべつ の役 やく にたつ。
覚醒 かくせい 段階 だんかい (stageW)
閉眼覚醒 かくせい ではα あるふぁ 波 なみ のほか、高 こう 振幅 しんぷく の持続 じぞく 性 せい 筋 すじ 電 でん 図 ず 、急速 きゅうそく 眼球 がんきゅう 運動 うんどう (REMs)や瞬 まどか 目 め もしばしば出現 しゅつげん する。このα あるふぁ 波 なみ は皮質 ひしつ ―皮質 ひしつ 間 あいだ の神経 しんけい 路 ろ で発生 はっせい すると考 かんが えられている。
睡眠 すいみん 第 だい 1段階 だんかい
まどろみ期 き 、入 にゅう 眠 ねむり 期 き といわれる。うとうとした状態 じょうたい である。覚醒 かくせい 時 じ に認 みと められたα あるふぁ 波 なみ の連 つら なりはリズムを失 うしな い徐々 じょじょ に平坦 へいたん 化 か してくる。低 てい 電位 でんい の徐 じょ 波 なみ 、即 すなわ ちθ しーた 波 なみ が不規則 ふきそく に出現 しゅつげん しβ べーた 波 なみ も混 ま ざる。α あるふぁ 波 なみ が覚醒 かくせい 期 き の50%以下 いか になると睡眠 すいみん 第 だい 1期 き とする。第 だい 一 いち 段階 だんかい の後半 こうはん になると頭蓋 とうがい 頂 いただき 鋭 するど 波 は (humpまたはV波 なみ )が出現 しゅつげん する。頭蓋 とうがい 頂 いただき 鋭 するど 波 は は左右 さゆう 頭頂 とうちょう 葉 ば 優位 ゆうい の鈍 にぶ く尖 とが った高 こう 電位 でんい の徐 じょ 波 なみ である。中 ちゅう 脳 のう 網 もう 様 さま 体 たい からの視床 ししょう や皮質 ひしつ への求心 きゅうしん 性 せい 入力 にゅうりょく が減少 げんしょう することでα あるふぁ 波 なみ の形成 けいせい は減少 げんしょう すると考 かんが えられている。
睡眠 すいみん 第 だい 2段階 だんかい
軽 かる い寝息 ねいき を立 た てるくらいの状態 じょうたい である。睡眠 すいみん 紡錘 ぼうすい 波 は (spindle)とK複 ふく 合波 あいば (K complex)が出現 しゅつげん する。睡眠 すいみん 紡錘 ぼうすい 波 は は頭頂 とうちょう 部 ぶ に出現 しゅつげん する12Hz へるつ - 14Hz へるつ 程度 ていど の波形 はけい である。K複 ふく 合波 あいば は頭蓋 とうがい 頂 いただき 鋭 するど 波 は に似 に た二 に 相性 あいしょう ので高 こう 振幅 しんぷく の徐 じょ 波 なみ とそれに続 つづ く速 はや 波 は で構成 こうせい される複 ふく 合 ごう 波 は である。睡眠 すいみん 紡錘 ぼうすい 波 は は網 あみ 様 さま 視床 ししょう 核 かく がペースメーカーとなり、それが皮質 ひしつ に投射 とうしゃ される、視床 ししょう ―皮質 ひしつ 回路 かいろ で形成 けいせい されている。中 ちゅう 脳 のう 網 もう 様 さま 体 たい の求心 きゅうしん 性 せい 入力 にゅうりょく が減少 げんしょう することで視床 ししょう ―皮質 ひしつ の神経 しんけい 路 ろ が独立 どくりつ 性 せい を持 も ち睡眠 すいみん 紡錘 ぼうすい 波 は を形成 けいせい するようになる。
睡眠 すいみん 第 だい 3段階 だんかい
2Hz へるつ 以下 いか で頂点 ちょうてん 間 あいだ 振幅 しんぷく が75μ みゅー V以上 いじょう の徐 じょ 波 なみ (δ でるた 波 なみ )が、20%以上 いじょう 50%未満 みまん を占 し める段階 だんかい である。かなり深 ふか い睡眠 すいみん であり、よほど強 つよ い刺激 しげき でないと知覚 ちかく されない。通常 つうじょう の脳波 のうは 検査 けんさ ではこの段階 だんかい までいくのは稀 まれ である。第 だい 3段階 だんかい と第 だい 4段階 だんかい を合 あ わせて徐 じょ 波 なみ 睡眠 すいみん という。視床 ししょう からの求心 きゅうしん 性 せい 入力 にゅうりょく が減少 げんしょう することで皮質 ひしつ が独立 どくりつ 性 せい をもち多 た 形 かたち 性 せい のδ でるた 波 なみ を形成 けいせい する。
睡眠 すいみん 第 だい 4段階 だんかい
2Hz へるつ 以下 いか 、75μ みゅー V以上 いじょう の徐 じょ 波 なみ (δ でるた 波 なみ )が50%以上 いじょう を占 し める状態 じょうたい である。
REM睡眠 すいみん
上記 じょうき の睡眠 すいみん 段階 だんかい は主 おも にノンレム睡眠 すいみん である。レム睡眠 すいみん は脳波 のうは に睡眠 すいみん 第 だい 一 いち 段階 だんかい に類似 るいじ した低 てい 振幅 しんぷく パターンが出現 しゅつげん すること、急速 きゅうそく 眼球 がんきゅう 運動 うんどう (REMs)が出現 しゅつげん すること、身体 しんたい の姿勢 しせい を保 たも つ抗 こう 重力 じゅうりょく 筋 すじ 筋 すじ 緊張 きんちょう 低下 ていか を三 さん 徴 しるし とする。脳波 のうは のみでは睡眠 すいみん 第 だい 一 いち 段階 だんかい とレム睡眠 すいみん の区別 くべつ は困難 こんなん である。ナルコレプシー の患者 かんじゃ では覚醒 かくせい 時 じ から急速 きゅうそく にレム睡眠 すいみん に移行 いこう する。また、レム睡眠 すいみん 中 ちゅう に刺激 しげき を与 あた え、起 お こすと夢 ゆめ を見 み ていたと述 の べることが多 おお い。
異常 いじょう 脳波 のうは には非 ひ 突発 とっぱつ 性 せい 異常 いじょう と突発 とっぱつ 性 せい 異常 いじょう の2つが知 し られて。突発 とっぱつ 性 せい の意味 いみ とは持続 じぞく 的 てき な基礎 きそ 律動 りつどう の異常 いじょう ではなく、突然 とつぜん 始 はじ まり、突然 とつぜん 終 お わる一過 いっか 性 せい の波形 はけい という意味 いみ である。
非 ひ 突発 とっぱつ 性 せい 異常 いじょう [ 編集 へんしゅう ]
非 ひ 突発 とっぱつ 性 せい 異常 いじょう は主 おも に脳波 のうは の基礎 きそ 律動 りつどう と振幅 しんぷく の異常 いじょう であるが実際 じっさい 問題 もんだい として最 もっと も重要 じゅうよう なのは徐 じょ 波 なみ である。
α あるふぁ 波 なみ の徐 じょ 波 なみ 化 か
基礎 きそ 律動 りつどう の徐 じょ 波 なみ 化 か は多 おお くの場合 ばあい は脳 のう の機能 きのう 低下 ていか を示 しめ している。前述 ぜんじゅつ のように分布 ぶんぷ を確認 かくにん することで原因 げんいん を推定 すいてい できることもある。開眼 かいがん や音 おと 刺激 しげき を加 くわ えてもα あるふぁ 波 なみ の出現 しゅつげん が悪 わる く、徐 じょ 波 なみ が出現 しゅつげん する場合 ばあい は大脳皮質 だいのうひしつ の機能 きのう 低下 ていか と考 かんが えられる。成人 せいじん では安静 あんせい 時 じ にδ でるた 波 なみ が出現 しゅつげん すれば明 あき らかに異常 いじょう であり、θ しーた 波 なみ でもはっきり目立 めだ つ程度 ていど に出現 しゅつげん すれば軽度 けいど の異常 いじょう である。
異常 いじょう 速 そく 波 なみ
高 こう 振幅 しんぷく 速 そく 波 は が基礎 きそ 律動 りつどう となる場合 ばあい がある。薬剤 やくざい 性 せい が多 おお いが、内分泌 ないぶんぴつ 疾患 しっかん などでも起 おこ りえる。基礎 きそ 律動 りつどう として側 がわ 波 は が異常 いじょう 脳波 のうは としてみなされるのは異常 いじょう に高 こう 振幅 しんぷく であるときのみである。
α あるふぁ 波 なみ をはじめ正常 せいじょう の構成 こうせい 成分 せいぶん の異常 いじょう
局所 きょくしょ 性 せい 振幅 しんぷく の減少 げんしょう や消失 しょうしつ 、局所 きょくしょ 性 せい の振幅 しんぷく の増加 ぞうか 、局所 きょくしょ 性 せい の徐 じょ 波 なみ 化 か 、位相 いそう の乱 みだ れなどが認 みと められることがある。障害 しょうがい 部位 ぶい においては覚醒 かくせい 時 じ 脳波 のうは (α あるふぁ 波 なみ 、徐 じょ 波 なみ 、速 はや 波 は など)の振幅 しんぷく が低下 ていか したり増大 ぞうだい したりする。睡眠 すいみん 時 じ 脳波 のうは でも速 はや 波 なみ 、紡錘 ぼうすい 波 は 、徐 じょ 波 なみ 、K複 ふく 合波 あいば などが患側では振幅 しんぷく が減少 げんしょう したり、欠如 けつじょ する。こういった現象 げんしょう をlazy activity という。
組織 そしき 化 か 不良 ふりょう
基礎 きそ 律動 りつどう の周波数 しゅうはすう 変動 へんどう は1Hz へるつ 以内 いない が正常 せいじょう であり、それを超 こ えると脳波 のうは は不規則 ふきそく に見 み える。このとき組織 そしき 化 か 不良 ふりょう という。
局所 きょくしょ 性 せい 徐 じょ 波 なみ
半球 はんきゅう 性 せい に白 しろ 質 しつ ないし皮質 ひしつ が障害 しょうがい された場合 ばあい には持続 じぞく 性 せい 多 た 形 かたち 性 せい δ でるた 活動 かつどう (PPDA)が出現 しゅつげん する。PPDAは局所 きょくしょ 性 せい 脳 のう 病変 びょうへん のマーカーである。振幅 しんぷく 、周波数 しゅうはすう 、持続 じぞく 性 せい 、刺激 しげき に対 たい する反応 はんのう 性 せい が障害 しょうがい 程度 ていど の指標 しひょう となる。持続 じぞく 性 せい 徐 じょ 波 なみ は重度 じゅうど 脳 のう 障害 しょうがい を、間欠 かんけつ 的 てき 徐 じょ 波 なみ は軽 かる い脳 のう 障害 しょうがい を示唆 しさ する。反応 はんのう 性 せい がない徐 じょ 波 なみ はより障害 しょうがい が強 つよ い。
広汎 こうはん 性 せい 徐 じょ 波 なみ
広汎 こうはん 性 せい に出現 しゅつげん する不規則 ふきそく な徐 じょ 波 なみ は半球 はんきゅう 性 せい の白 しろ 質 しつ および皮質 ひしつ を含 ふく む大 おお きな病変 びょうへん で観察 かんさつ される。
両側 りょうがわ 性 せい 同期 どうき 性 せい 徐 じょ 波 なみ
前 ぜん 頭部 とうぶ 間欠 かんけつ 性 せい 律動 りつどう 性 せい δ でるた 活動 かつどう (FIRDA)に代表 だいひょう される律動 りつどう 性 せい 活動 かつどう がある。かつては上部 じょうぶ 脳幹 のうかん 、間 あいだ 脳 のう 、視床 ししょう 正 せい 中部 ちゅうぶ の病変 びょうへん による投射 とうしゃ 性 せい リズムと考 かんが えられていた。近年 きんねん は皮質 ひしつ および皮質 ひしつ 下 か 灰 はい 白 しろ 質 しつ の病変 びょうへん が主 おも な原因 げんいん とされている。
周期 しゅうき 性 せい 脳波 のうは パターン
PLEDsは一 いち 側 がわ 性 せい に出現 しゅつげん する高 こう 振幅 しんぷく 複 ふく 合 ごう 波 は でありヘルペス脳炎 のうえん や重 じゅう 篤 あつし な急性 きゅうせい 脳 のう 血管 けっかん 障害 しょうがい で認 みと められる。広範 こうはん な皮質 ひしつ 興奮 こうふん 性 せい の増大 ぞうだい とそれに続 つづ く皮質 ひしつ 下 か で発生 はっせい する抑制 よくせい が周期 しゅうき 性 せい パターンの原因 げんいん とされている。皮質 ひしつ 灰 はい 白 しろ 質 しつ での機能 きのう 異常 いじょう による急激 きゅうげき な神経 しんけい 発射 はっしゃ が起 お こった後 のち 、長 なが く持続 じぞく する過 か 分極 ぶんきょく が生 しょう じてニューロン が不 ふ 応 おう 期 き に入 はい り周期 しゅうき 性 せい が形成 けいせい される。周期 しゅうき 性 せい のトリガーは皮質 ひしつ 下 か と考 かんが えられている。バーストサプレッションは深 ふか 麻酔 ますい 時 じ あるいは低 てい 酸素 さんそ 脳症 のうしょう や広範 こうはん な頭部 とうぶ 外傷 がいしょう でみられる。これは視床 ししょう からの入力 にゅうりょく が皮質 ひしつ ニューロンの過 か 分極 ぶんきょく により遮断 しゃだん されるが、内因 ないいん 性 せい ペースメーカーにより視床 ししょう 皮質 ひしつ ニューロンが再 さい 活動 かつどう して皮質 ひしつ 活動 かつどう が再開 さいかい して周期 しゅうき 的 てき なパターンを呈 てい すると考 かんが えられている。
突然 とつぜん 始 はじ まり、急速 きゅうそく に最大 さいだい 振幅 しんぷく に達 たっ し、突然 とつぜん 終 お わるような出現 しゅつげん 様式 ようしき をとる脳波 のうは を突発 とっぱつ 波 は という。突発 とっぱつ 波 は の判読 はんどく で最 もっと も重要 じゅうよう なのはてんかん であり、てんかんの診断 しんだん 、分類 ぶんるい 、治療 ちりょう 効果 こうか 判定 はんてい に脳波 のうは は行 おこな われることがある。突発 とっぱつ 波 は の異常 いじょう には波形 はけい の異常 いじょう 、出現 しゅつげん の仕方 しかた 、出現 しゅつげん の場所 ばしょ などの性状 せいじょう が知 し られている。
波形 はけい の異常 いじょう
棘 とげ 波 は 、鋭 するど 波 なみ 、棘 とげ 徐 じょ 波 なみ 、多 た 棘 とげ 徐 じょ 波 なみ などが知 し られている。棘 とげ 波 は (spike)とは持続 じぞく 20msec - 70msec程度 ていど の尖 とが った波形 はけい であり、鋭 するど 波 は (sharp wave)とは持続 じぞく 70msec - 200msec程度 ていど の振幅 しんぷく が大 おお きな尖 とが った波 なみ である。棘 とげ 波 は ひとつに徐 じょ 波 なみ ひとつが組 く み合 あ わさると棘 とげ 徐 じょ 波 なみ 複 ふく 合 あい (spike-and-slow-wave complex)といい、鋭 するど 波 なみ 一 ひと つとと徐 じょ 波 なみ 一 ひと つでは鋭 するど 徐 じょ 波 なみ 複 ふく 合 あい (sharp-and-slow-wave complex)という。多 た 棘 とげ 複 ふく 合 あい 、棘 とげ 徐 じょ 波 なみ 複 ふく 合 あい といったものも存在 そんざい する。
出現 しゅつげん の仕方 しかた
単発 たんぱつ 、2から3個 こ 連 つら なって、群発 ぐんぱつ (数 すう 秒 びょう 続 つづ く)といった出現 しゅつげん の仕方 しかた が知 し られている。持続 じぞく 的 てき 、頻発 ひんぱつ 、散発 さんぱつ (sporadic)、律動 りつどう 性 せい (rhythmic)、多 た 律動 りつどう 性 せい 、非 ひ 律動 りつどう 性 せい 、周期 しゅうき 性 せい 、突発 とっぱつ 性 せい 、両側 りょうがわ 同期 どうき 性 せい 、非同期 ひどうき 性 せい といった表現 ひょうげん も用 もち いられる。
出現 しゅつげん 場所 ばしょ
焦点 しょうてん 性 せい 、半球 はんきゅう 性 せい 、全般 ぜんぱん 性 せい などが知 し られている。広域 こういき 性 せい 、広汎 こうはん 性 せい 、局在 きょくざい 性 せい 、一 いち 側 がわ 性 せい 、両側 りょうがわ 性 せい 、対称 たいしょう 性 せい 、非対称 ひたいしょう 性 せい といった言葉 ことば も使 つか われる。これらは左右 さゆう 差 さ などに注目 ちゅうもく するのが重要 じゅうよう である。
突発 とっぱつ 性 せい 異常 いじょう [ 編集 へんしゅう ]
突発 とっぱつ 性 せい 脳波 のうは 異常 いじょう は、棘 とげ 波 なみ ならびに鋭 するど 波 なみ と突発 とっぱつ 性 せい 律動 りつどう 波 は とに大別 たいべつ される。
棘 とげ 波 は (spike)
棘 とげ 波 は は突発 とっぱつ 性 せい 脳波 のうは 異常 いじょう の最 もっと も基本 きほん 的 てき な形 かたち であり、持続 じぞく が20msec以上 いじょう 70msec未満 みまん すなわち1/50~1/14秒 びょう で急峻 きゅうしゅん な波形 はけい をもち、背景 はいけい 脳波 のうは から区別 くべつ される。前述 ぜんじゅつ のように棘 とげ 波 は はその出現 しゅつげん 様式 ようしき によって散発 さんぱつ 性 せい と律動 りつどう 性 せい にバースト(群発 ぐんぱつ )を形成 けいせい することがある。棘 とげ 波 は は皮質 ひしつ ニューロンの過 か 同期 どうき 性 せい 発火 はっか をあらわすものである。てんかん患者 かんじゃ の場合 ばあい は棘 とげ 波 は 成分 せいぶん は最 もっと も特異 とくい 的 てき な発作 ほっさ 発射 はっしゃ と考 かんが えられている。孤立 こりつ 性 せい の棘 とげ 波 は がかなり長 なが い間隔 かんかく をおいて散発 さんぱつ するばあいは、それはてんかん原 げん 焦点 しょうてん の局在 きょくざい を示 しめ すだけであり臨床 りんしょう 症状 しょうじょう は出現 しゅつげん しないのが普通 ふつう である。
棘 とげ 徐 じょ 波 なみ 複 ふく 合 あい (spike and wave complex)
棘 とげ 波 は に持続 じぞく 200~500msecの徐 じょ 波 なみ が続 つづ いて現 あらわ れる場合 ばあい は棘 とげ 徐 じょ 波 なみ 複 ふく 合 あい という。棘 とげ 徐 じょ 波 なみ 複 ふく 合 あい の発生 はっせい 機 き 序 じょ に関 かん しては不明 ふめい であるが徐 じょ 波 なみ は抑制 よくせい 過程 かてい を現 あらわ し、棘 とげ 波 は に表現 ひょうげん される強 つよ い興奮 こうふん 過程 かてい の発現 はつげん に対 たい して、ただちにこれを抑制 よくせい しようとする生体 せいたい の防御 ぼうぎょ 機構 きこう が働 はたら くために棘 とげ 波 は に続 つづ いて徐 じょ 波 なみ が出現 しゅつげん するという考 かんが え方 かた もある。棘 とげ 波 は 単独 たんどく で出現 しゅつげん するよりもてんかん原 げん 損傷 そんしょう が広範 こうはん であることが多 おお い。局在 きょくざい 性 せい 棘 とげ 徐 じょ 波 なみ 複 ふく 合 あい 、全般 ぜんぱん 性 せい (広汎 こうはん 性 せい )棘 とげ 徐 じょ 波 なみ 複 ふく 合 あい 、多 た 棘 とげ 徐 じょ 波 なみ 複 ふく 合 あい などが知 し られている。局在 きょくざい 性 せい 棘 とげ 徐 じょ 波 なみ 複 ふく 合 あい は焦点 しょうてん 性 せい を示 しめ す。全般 ぜんぱん 性 せい 棘 とげ 徐 じょ 波 なみ 複 ふく 合 あい には欠 かけ 神 しん 発作 ほっさ の3Hz へるつ 棘 とげ 徐 じょ 波 なみ 律動 りつどう などの有名 ゆうめい な波形 はけい も含 ふく まれる。多 た 棘 とげ 徐 じょ 波 なみ 複 ふく 合 あい にはミオクロニー発作 ほっさ との関連 かんれん も知 し られている。
鋭 するど 波 は (sharp wave)
棘 とげ 波 は に似 に ているが、持続 じぞく が70msec以上 いじょう 200msec未満 みまん すなわち1/14~1/5秒 びょう の波形 はけい を鋭 するど 波 なみ という。棘 とげ 波 は との意義 いぎ の大差 たいさ はない。なぜ持続 じぞく が棘 とげ 波 は より長 なが いかということにかんしては棘 とげ 波 は に比 くら べてニューロンの同期 どうき が不完全 ふかんぜん であるという考 かんが え方 かた がある。同期 どうき が不完全 ふかんぜん になるには2つの機 き 序 じょ が知 し られている。第 だい 1にはその部位 ぶい が原発 げんぱつ 焦点 しょうてん であっても、空間 くうかん 的 てき にてんかん原 げん 損傷 そんしょう 部位 ぶい が広 ひろ い場合 ばあい がある。この場合 ばあい は広 ひろ い領域 りょういき にある多数 たすう のニューロンが同期 どうき するのに鋭 するど 波 は よりも時間 じかん がかかると考 かんが えられる。第 だい 2に原発 げんぱつ 焦点 しょうてん が対 たい 側 がわ 半球 はんきゅう 、皮質 ひしつ 深部 しんぶ 、皮質 ひしつ 下 か 諸 しょ 核 かく などにあって、そこから伝播 でんぱ してくる神経 しんけい 衝撃 しょうげき によって当該 とうがい 皮質 ひしつ 部位 ぶい に鋭 するど 波 なみ が誘発 ゆうはつ される場合 ばあい は、神経 しんけい 衝撃 しょうげき の時間 じかん 的 てき 分散 ぶんさん が増大 ぞうだい し、持続 じぞく が長 なが くなると考 かんが えられる。
鋭 するど 徐 じょ 波 なみ 複 ふく 合 あい (sharp and slow wave complex)
鋭 するど 波 は に徐 じょ 波 なみ が引 ひ き続 つづ いて形成 けいせい される場合 ばあい は鋭 するど 徐 じょ 波 なみ 複 ふく 合 あい という。鋭 するど 徐 じょ 波 なみ 複 ふく 合 あい は比較的 ひかくてき 広 ひろ いてんかん原 げん 損傷 そんしょう が存在 そんざい する部位 ぶい から記録 きろく される。
突発 とっぱつ 律動 りつどう 波 は (paroxysmal rhythmic activity)
棘 とげ 波 は や鋭 するど 波 なみ を含 ふく むが波形 はけい は、散発 さんぱつ 性 せい 、孤 こ 発 はつ 性 せい に出現 しゅつげん する場合 ばあい も律動 りつどう 的 てき に反復 はんぷく する場合 ばあい も脳波 のうは 的 てき には発作 ほっさ 発射 はっしゃ である。棘 とげ 波 は や鋭 するど 波 なみ を含 ふく まない場合 ばあい は振幅 しんぷく が大 おお きく、背景 はいけい 脳波 のうは から際立 きわだ った律動 りつどう 性 せい 群発 ぐんぱつ (律動 りつどう 性 せい バースト)をなして出現 しゅつげん する場合 ばあい は発作 ほっさ 発射 はっしゃ とみなされる場合 ばあい があり突発 とっぱつ 律動 りつどう 波 は という。3Hz へるつ 、6Hz へるつ の徐 じょ 波 なみ の群発 ぐんぱつ 、10Hz へるつ の高 こう 振幅 しんぷく の群発 ぐんぱつ 、速 はや 波 は の群発 ぐんぱつ などが知 し られている。
てんかん発作 ほっさ と脳波 のうは の対応 たいおう [ 編集 へんしゅう ]
発作 ほっさ 名 めい
発作 ほっさ 時 じ 脳波 のうは
非 ひ 発作 ほっさ 時 じ 脳波 のうは
定型 ていけい 欠 かけ 神 しん 発作 ほっさ
広汎 こうはん 性 せい 3Hz へるつ 棘 とげ 徐 じょ 波 なみ 複 ふく 合 あい
広汎 こうはん 性 せい 3Hz へるつ 棘 とげ 徐 じょ 波 なみ 複 ふく 合 あい (短 みじか い)
非 ひ 定型 ていけい 欠 かけ 神 しん 発作 ほっさ
広汎 こうはん 性 せい 遅 おそ 棘 とげ 徐 じょ 波 なみ 複 ふく 合 あい
広汎 こうはん 性 せい 遅 おそ 棘 とげ 徐 じょ 波 なみ 複 ふく 合 あい 他 ほか
ミオクロニー発作 ほっさ
広汎 こうはん 性 せい 多 た 棘 とげ 徐 じょ 波 なみ 複 ふく 合 あい
広汎 こうはん 性 せい 多 た 棘 とげ 徐 じょ 波 なみ 複 ふく 合 あい
強直 きょうちょく 発作 ほっさ
広汎 こうはん 性 せい 漸増 ぜんぞう 律動 りつどう
不定 ふてい
強直 きょうちょく 間代 まだい 発作 ほっさ
広汎 こうはん 性 せい 棘 とげ 波 は 、棘 とげ 徐 じょ 波 なみ
広汎 こうはん 性 せい 棘 とげ 徐 じょ 波 なみ 複 ふく 合 あい など
部分 ぶぶん 発作 ほっさ
局在 きょくざい 性 せい 棘 とげ 波 は 律動 りつどう
局在 きょくざい 性 せい 棘 とげ 波 は 、棘 とげ 徐 じょ 波 なみ 、徐 じょ 波 なみ あるいは徐 じょ 波 なみ 律動 りつどう (出現 しゅつげん しないこともある)
その他 た 、有名 ゆうめい なものとしてWest症候群 しょうこうぐん のヒプスアリスミアやLennox症候群 しょうこうぐん 非 ひ 発作 ほっさ 期 き の2Hz へるつ 前後 ぜんこう の鋭 するど ・徐 じょ 波 なみ 複 ふく 合 あい 、irregularな1.5Hz へるつ - 2.5Hz へるつ のsharp-and-slow-wave-complexなどが知 し られている。
病的 びょうてき 意義 いぎ の乏 とぼ しい突発 とっぱつ 性 せい 活動 かつどう [ 編集 へんしゅう ]
下記 かき に述 の べるものは病的 びょうてき 意義 いぎ に乏 とぼ しい。偽 にせ 性 せい てんかん発作 ほっさ 波 は ともいわれる。
6&14Hz へるつ 陽性 ようせい 棘 とげ 波 は
陽性 ようせい 群発 ぐんぱつ 、陽性 ようせい 棘 とげ 波 は ともいう。振幅 しんぷく は75μ みゅー V以下 いか のことが多 おお く、側 がわ 頭 あたま 後部 こうぶ 、後頭部 こうとうぶ 優位 ゆうい に両側 りょうがわ 性 せい 、一 いち 側 がわ 性 せい ないし左右 さゆう 交代 こうたい 性 せい に睡眠 すいみん 第 だい 1~2段階 だんかい に出現 しゅつげん する。年齢 ねんれい 依存 いぞん 性 せい があり4歳 さい ころから出現 しゅつげん し、12~14歳 さい ころがピークであり成人 せいじん になると減少 げんしょう する。Gibbsらは自律 じりつ 神経症 しんけいしょう 状 じょう を示 しめ す視床 ししょう あるいは視床 ししょう 下部 かぶ てんかん患者 かんじゃ に関連 かんれん すると記載 きさい したがその後 ご 、小児 しょうに 、思春期 ししゅんき を中心 ちゅうしん に健常 けんじょう 者 しゃ 20~60%に認 みと められることがわかった。正常 せいじょう から境界 きょうかい の所見 しょけん と考 かんが えられる場合 ばあい が多 おお い。国際 こくさい 学会 がっかい では病的 びょうてき 意義 いぎ は確立 かくりつ していないとしている。
小 しょう 鋭 するど 棘 とげ 波 は (SSS・BETS)
入 にゅう 眠 ねむり 期 き 、軽 けい 睡眠 すいみん 期 き に単発 たんぱつ 性 せい の小 しょう 棘 とげ 波 は が出現 しゅつげん することがあり小 しょう 鋭 するど 棘 とげ 波 は といわれた。てんかんとの関連 かんれん がはっきりしないため良性 りょうせい てんかん型 がた 発射 はっしゃ (BETS)ともいう。
6Hz へるつ 棘 とげ 徐 じょ 波 なみ 複 ふく 合 あい (ファントム棘 とげ 徐 じょ 波 なみ )
欠 かけ 神 しん 発作 ほっさ で認 みと められる広汎 こうはん 性 せい 3Hz へるつ 棘 とげ 徐 じょ 波 なみ 複 ふく 合 あい を小型 こがた 化 か したような波形 はけい であることからファントム棘 とげ 徐 じょ 波 なみ とも呼 よ ばれる。内因 ないいん 性 せい 精神病 せいしんびょう 、特 とく に統合 とうごう 失調 しっちょう 症 しょう との関連 かんれん も提唱 ていしょう されている。しかしこれも健常 けんじょう 者 しゃ でも認 みと められる。左右 さゆう 対称 たいしょう 性 せい ときに非対称 ひたいしょう 性 せい に全般 ぜんぱん 性 せい に出現 しゅつげん するが、前 ぜん 頭部 とうぶ 優位 ゆうい や後頭部 こうとうぶ 優位 ゆうい を示 しめ すこともある。睡眠 すいみん 第 だい 1期 き で認 みと められることが多 おお いが、過 か 呼吸 こきゅう や光 ひかり 刺激 しげき で賦活 ふかつ される。
律動 りつどう 性 せい 中 ちゅう 側 がわ 頭部 とうぶ 放電 ほうでん (RMTD)
精神 せいしん 運動 うんどう 発作 ほっさ 異 こと 型 がた ともいう。うとうと状態 じょうたい の時 とき に側 がわ 頭部 とうぶ 、とくに側 がわ 頭 あたま 中部 ちゅうぶ を中心 ちゅうしん に出現 しゅつげん する4~7Hz へるつ のθ しーた 波 なみ の群発 ぐんぱつ である。複雑 ふくざつ 部分 ぶぶん 発作 ほっさ (精神 せいしん 運動 うんどう 発作 ほっさ )で認 みと められる方形 ほうけい 波 は に似 に ているため精神 せいしん 運動 うんどう 発作 ほっさ 異 こと 型 がた と言 い われたが、てんかん性 せい 異常 いじょう 波 は ではない。群発 ぐんぱつ の持続 じぞく は10秒 びょう 以上 いじょう で一 いち 側 がわ 性 せい または交代 こうたい 性 せい に出現 しゅつげん する。
成人 せいじん 潜在 せんざい 性 せい 律動 りつどう 性 せい 脳波 のうは 発射 はっしゃ (SREDA)
両側 りょうがわ または一 いち 側 がわ の頭頂 とうちょう 、側 がわ 頭部 とうぶ 優位 ゆうい に比較的 ひかくてき 高 こう 振幅 しんぷく の4~7Hz へるつ の徐 じょ 波 なみ または鋭 するど 波 なみ 様 さま 活動 かつどう が周波数 しゅうはすう を変 か えながら律動 りつどう 的 てき に出現 しゅつげん し数 すう 十 じゅう 秒 びょう から数 すう 分間 ふんかん 持続 じぞく するパターンであり、この間 あいだ 臨床 りんしょう 症状 しょうじょう を伴 ともな わない。臨床 りんしょう 的 てき 意義 いぎ は乏 とぼ しいと考 かんが えられている。
ウィケット棘 とげ 波 は
一 いち 側 がわ (特 とく に左 ひだり )ないし両側 りょうがわ の側 がわ 頭 あたま 中部 ちゅうぶ から側 がわ 頭 あたま 前部 ぜんぶ 優位 ゆうい に出現 しゅつげん する比較的 ひかくてき 高 こう 振幅 しんぷく の律動 りつどう 性 せい 6Hz へるつ のアーチ型 がた のμ みゅー 律動 りつどう 様 さま 波形 はけい である。
頭頂 とうちょう 部 ぶ 鋭 するど 波 なみ
μ みゅー 律動 りつどう
覚醒 かくせい や傾 かたぶけ 眠 ねむ 時 とき に一 いち 側 がわ または両側 りょうがわ の中心 ちゅうしん ・頭頂 とうちょう 部 ぶ に出現 しゅつげん する9~11Hz へるつ の律動 りつどう 波 は
後頭部 こうとうぶ 陽性 ようせい 鋭一 えいいち 過 か 波 なみ (POSTs)
ブリーチリズム
骨 ほね 欠損 けっそん の場合 ばあい にμ みゅー 律動 りつどう 様 さま の波形 はけい が目立 めだ って出現 しゅつげん することがあり、ブリーチリズムといわれる。
限 かぎ られた検査 けんさ 時間 じかん 内 ない で効率 こうりつ よく異常 いじょう 波 は を誘発 ゆうはつ ・観察 かんさつ するため、主 おも に以下 いか の賦活 ふかつ 法 ほう が用 もち いられる。
開閉 かいへい 眼 め 賦活 ふかつ 法 ほう
安静 あんせい 閉眼時 じ に開眼 かいがん 10秒 びょう 後 ご に閉眼させる。主 おも にα あるふぁ ブロック(α あるふぁ attenuationまたはα あるふぁ blocking)をみるための賦活 ふかつ 法 ほう である。α あるふぁ ブロックは視床 ししょう と皮質 ひしつ 反響 はんきょう 回路 かいろ の脱 だつ 同期 どうき によるものと考 かんが えられている。一 いち 側 がわ で開眼 かいがん によるα あるふぁ ブロックが欠如 けつじょ した場合 ばあい はBancaud現象 げんしょう といい半球 はんきゅう の機能 きのう 異常 いじょう が示唆 しさ される。入 にゅう 眠 ねむり 期 き に開眼 かいがん させると覚醒 かくせい 度 ど があがり逆 ぎゃく にα あるふぁ 波 なみ が出現 しゅつげん する。徐 じょ 波 なみ があったり、反応 はんのう 性 せい が低 ひく い場合 ばあい は病的 びょうてき 意義 いぎ も高 たか くなる。
過 か 呼吸 こきゅう 賦活 ふかつ 法 ほう (HV)
1分間 ふんかん に20回 かい - 30回 かい の速 はや さで3分 ふん - 4分間 ふんかん 連続 れんぞく して過 か 呼吸 こきゅう を行 おこな わせる方法 ほうほう である。過 か 呼吸 こきゅう によって呼吸 こきゅう 性 せい アルカローシス になり脳 のう 血管 けっかん が収縮 しゅうしゅく し[5] 、安静 あんせい 時 じ に見 み られなかった徐 じょ 波 なみ が出現 しゅつげん したり、振幅 しんぷく が大 おお きくなることがある。このような変化 へんか をbuild-upという。10歳 さい 以下 いか ではbuild-up自体 じたい に病的 びょうてき な意義 いぎ がないことも多 おお い。過 か 呼吸 こきゅう を中止 ちゅうし し1分 ふん 以内 いない にbuild-upが消失 しょうしつ しなかったらそれも所見 しょけん である。過 か 呼吸 こきゅう を中止 ちゅうし すると徐 じょ 波 なみ が一度 いちど 減少 げんしょう 、消失 しょうしつ して再 ふたた び徐 じょ 波 なみ 化 か する場合 ばあい をre-build upという。build-up、re-build upともにもやもや病 びょう などウィリスの大動脈 だいどうみゃく 輪 わ 障害 しょうがい における所見 しょけん と考 かんが えられている。
光 ひかり 刺激 しげき 賦活 ふかつ 法 ほう (PS)
反復 はんぷく 光 こう 刺激 しげき にて後 こう 頭 あたま 葉 は の突発 とっぱつ 波 は を誘発 ゆうはつ させる方法 ほうほう である。後 こう 頭 あたま 葉 は に光 ひかり 刺激 しげき の周波数 しゅうはすう に一致 いっち した、あるいは調和 ちょうわ した脳波 のうは が出現 しゅつげん し光 こう 駆動 くどう といわれる。一 いち 側 がわ 性 せい に出現 しゅつげん しないときはその部 ぶ の半球 はんきゅう が異常 いじょう [5]
睡眠 すいみん 賦活 ふかつ 法 ほう
睡眠 すいみん によって突発 とっぱつ 波 は 誘発 ゆうはつ させる方法 ほうほう である。自然 しぜん 睡眠 すいみん で行 おこな う場合 ばあい と薬物 やくぶつ により睡眠 すいみん を導入 どうにゅう する場合 ばあい もある。棘 とげ 波 は が賦活 ふかつ されやすい[5] 。
音 おと 刺激 しげき
背景 はいけい 脳波 のうは の変化 へんか などを見 み る。脳死 のうし 判定 はんてい の時 とき に行 おこな う(右 みぎ 耳 みみ 、左 ひだり 耳 みみ 、それぞれに、3回 かい 以上 いじょう 、大声 おおごえ で耳元 みみもと に近接 きんせつ して名前 なまえ を呼 よ ぶ)。
痛 いた み刺激 しげき
意識 いしき 障害 しょうがい 、脳死 のうし 判定 はんてい の時 とき に行 おこな う(顔面 がんめん への疼痛 とうつう 刺激 しげき )。
意識 いしき 障害 しょうがい の脳波 のうは [ 編集 へんしゅう ]
脳波 のうは 所見 しょけん と意識 いしき 障害 しょうがい の程度 ていど に関 かん してはある程度 ていど の相関 そうかん が認 みと められる。
障害 しょうがい の程度 ていど
刺激 しげき への脳波 のうは 反応 はんのう
基本 きほん 所見 しょけん
軽度 けいど
あり
正常 せいじょう 基礎 きそ 律動 りつどう あり
正常 せいじょう 基礎 きそ 律動 りつどう の徐 じょ 波 なみ 化 か
びまん性 せい 間欠 かんけつ 性 せい 徐 じょ 波 なみ の出現 しゅつげん
IRDA (intermittent rhythmic dekta activity)
三 さん 相 そう 波 は
びまん性 せい 持続 じぞく 性 せい 多 た 形 かたち 性 せい 徐 じょ 波 なみ
周期 しゅうき 性 せい パターン
α あるふぁ 昏睡 こんすい
低 てい 振幅 しんぷく 持続 じぞく 性 せい 徐 じょ 波 なみ
burst suppression
background suppression pattern(<10μ みゅー l)
高度 こうど
消失 しょうしつ
電気 でんき 的 てき 大脳 だいのう 無 む 活動 かつどう (electrocerebral inactivity)(<2μ みゅー l)
目安 めやす としては以下 いか のように評価 ひょうか することもある。
程度 ていど
状態 じょうたい
軽度 けいど の意識 いしき 障害 しょうがい
意識 いしき が清明 せいめい な場合 ばあい は開眼 かいがん によってα あるふぁ 波 なみ が抑制 よくせい されるが、眠気 ねむけ があり軽 かる い意識 いしき 混濁 こんだく が認 みと められると開眼 かいがん してもα あるふぁ 波 なみ は持続 じぞく して現 あらわ れる。
中等 ちゅうとう 度 ど の意識 いしき 障害 しょうがい
低 てい 振幅 しんぷく 脳波 のうは や広汎 こうはん 性 せい 徐 じょ 波 なみ を示 しめ す。音 おと 刺激 しげき などで脳波 のうは が反応 はんのう することがあり、この場合 ばあい は回復 かいふく の可能 かのう 性 せい がある
高度 こうど の意識 いしき 障害 しょうがい
θ しーた 波 なみ などの他 ほか に、三 さん 相 そう 波 は 、PLEDs、supression-burst,α あるふぁ -comaなどが認 みと められる。
意識 いしき 障害 しょうがい で特徴 とくちょう 的 てき な波形 はけい [ 編集 へんしゅう ]
延髄 えんずい 障害 しょうがい では脳波 のうは は正常 せいじょう であるが橋 はし や中 ちゅう 脳 のう の障害 しょうがい では紡錘 ぼうすい 波 は や高 こう 振幅 しんぷく 不規則 ふきそく 徐 じょ 波 なみ が出現 しゅつげん する。間 あいだ 脳 のう 障害 しょうがい では高 こう 振幅 しんぷく 不規則 ふきそく 徐 じょ 波 なみ が出現 しゅつげん する。
α あるふぁ 昏睡 こんすい
脳幹 のうかん 障害 しょうがい 、低 てい 酸素 さんそ 脳症 のうしょう 、薬物 やくぶつ 中毒 ちゅうどく で認 みと められる。8~12Hz へるつ のα あるふぁ 波 なみ が優位 ゆうい であり昏睡 こんすい 初期 しょき に見 み られることが多 おお い。脳幹 のうかん 障害 しょうがい によるものは後 こう 頭 あたま 優位 ゆうい にα あるふぁ 波 なみ が出現 しゅつげん するが低 てい 酸素 さんそ 脳症 のうしょう では広汎 こうはん 性 せい かつ前 ぜん 頭部 とうぶ 優位 ゆうい の傾向 けいこう がある。予 よ 後 ご が不良 ふりょう な例 れい が多 おお い
β べーた 昏睡 こんすい
全 ぜん 誘導 ゆうどう にわたる低 てい 振幅 しんぷく 速 そく 波 は が特徴 とくちょう 的 てき である。椎骨 ついこつ 脳 のう 底 そこ 動脈 どうみゃく の閉塞 へいそく 、脳幹 のうかん 部 ぶ の出血 しゅっけつ の際 さい に認 みと められる。薬物 やくぶつ 中毒 ちゅうどく での出現 しゅつげん 例 れい の報告 ほうこく もある。病変 びょうへん 部位 ぶい はα あるふぁ 昏睡 こんすい と同様 どうよう であり、なぜ脳波 のうは 所見 しょけん が異 こと なるのかは不明 ふめい 。
θ しーた 昏睡 こんすい
意識 いしき 障害 しょうがい 時 じ に前 ぜん 頭部 とうぶ または前頭 まえがしら 、中心 ちゅうしん 部 ぶ 優位 ゆうい に出現 しゅつげん するθ しーた 波 なみ を主成分 しゅせいぶん とした脳波 のうは 所見 しょけん である。視床 ししょう 網 もう 様 さま 体 たい と脳幹 のうかん 網 もう 様 さま 体 たい の一方 いっぽう または両方 りょうほう の破壊 はかい で出現 しゅつげん すると考 かんが えられている。
δ でるた 昏睡 こんすい
このパターンの脳波 のうは が最 もっと もよく認 みと められる。脳波 のうは 所見 しょけん と意識 いしき 障害 しょうがい の程度 ていど が相関 そうかん する。脳炎 のうえん 、代謝 たいしゃ 障害 しょうがい 、中毒 ちゅうどく 、低 てい 酸素 さんそ の場合 ばあい は脳幹 のうかん 網 もう 様 さま 体 たい の直接 ちょくせつ 障害 しょうがい により、占拠 せんきょ 性 せい 病変 びょうへん の場合 ばあい は脳 のう 圧 あつ 亢進 こうしん による二 に 次 じ 的 てき な網 あみ 様 さま 体 たい の機能 きのう 異常 いじょう でおこるとされている。
三 さん 相 そう 波 は
当初 とうしょ は肝 きも 性 せい 脳症 のうしょう で認 みと められると報告 ほうこく されたが、その他 た の病態 びょうたい でも出現 しゅつげん する。徐 じょ 波 なみ が主体 しゅたい の脳波 のうは であり、陰 かげ -陽 ひ -陰 かげ の三 さん 相 そう の波 なみ がほぼ同期 どうき し、頭部 とうぶ 前方 ぜんぽう 優勢 ゆうせい に現 あらわ れる。頭部 とうぶ 前方 ぜんぽう から後方 こうほう にかけて波 なみ に時間 じかん のずれが見 み られる。またバーストや群 ぐん として現 あらわ れ、振幅 しんぷく の減衰 げんすい や抑圧 よくあつ が認 みと められることもある。
PLEDs
棘 とげ 波 は 、鋭 するど 波 なみ 、あるいは複 ふく 合波 あいば が1秒 びょう - 2秒 びょう の間隔 かんかく で片側 かたがわ 性 せい に繰 く り返 かえ し現 あらわ れる場合 ばあい をPLEDs(プレズ)という。両側 りょうがわ に認 みと められる場合 ばあい をBiPLEDsという。
てんかん の研究 けんきゅう は臨床 りんしょう 脳波 のうは 学 がく における中心 ちゅうしん 課題 かだい の一 ひと つであり脳波 のうは が最 もっと も威力 いりょく を発揮 はっき するのも、てんかんの領域 りょういき である。国際 こくさい 抗 こう てんかん連盟 れんめい (ILAE)のてんかんおよびてんかん症候群 しょうこうぐん の1989年 ねん 分類 ぶんるい で本稿 ほんこう は説明 せつめい する。1989年 ねん 分類 ぶんるい では、てんかんをまず全般 ぜんぱん てんかん(全般 ぜんぱん 発作 ほっさ をもつてんかん)と局在 きょくざい 関連 かんれん (部分 ぶぶん 、焦点 しょうてん )てんかん(部分 ぶぶん 発作 ほっさ あるいは焦点 しょうてん 発作 ほっさ をもつてんかん)に分 わ ける。他方 たほう 、病因 びょういん によって本態 ほんたい 性 せい (原発 げんぱつ 性 せい )てんかん、症候 しょうこう 性 せい てんかん、潜在 せんざい 性 せい てんかんに分 わ け、両 りょう 要因 よういん を組 く み合 あ わせて診断 しんだん する。
部分 ぶぶん 発作 ほっさ とは最初 さいしょ に現 あらわ れる臨床 りんしょう 的 てき ならびに脳波 のうは 的 てき 変化 へんか が、一 いち 側 がわ あるいは両側 りょうがわ 半球 はんきゅう の一部 いちぶ に限局 げんきょく した解剖 かいぼう 学 がく 的 てき あるいは機能 きのう 的 てき ニューロン系 けい の賦活 ふかつ が起 お こっていることを示 しめ している発作 ほっさ である。意識 いしき が障害 しょうがい されないときは単純 たんじゅん 部分 ぶぶん 発作 ほっさ に分類 ぶんるい し、意識 いしき が障害 しょうがい されるときは複雑 ふくざつ 部分 ぶぶん 発作 ほっさ に分類 ぶんるい する。
単純 たんじゅん 部分 ぶぶん 発作 ほっさ [ 編集 へんしゅう ]
単純 たんじゅん 部分 ぶぶん 発作 ほっさ は焦点 しょうてん 局在 きょくざい 部位 ぶい によって、運動 うんどう 徴候 ちょうこう をともなうもの 、自律 じりつ 神経症 しんけいしょう 状 じょう をともなうもの 、体 からだ 性 せい 感覚 かんかく 症状 しょうじょう あるいは特殊 とくしゅ 感覚 かんかく 症状 しょうじょう を伴 ともな うもの 、精神 せいしん 症状 しょうじょう を伴 ともな うもの に分類 ぶんるい される。単純 たんじゅん 部分 ぶぶん 発作 ほっさ の発作 ほっさ 時 じ 脳波 のうは は対応 たいおう する皮質 ひしつ 機能 きのう 局在 きょくざい 領野 りょうや に始発 しはつ する局在 きょくざい 性 せい 反対 はんたい 側 がわ 性 せい 発射 はっしゃ であるが頭皮 とうひ 上 じょう から常 つね に記録 きろく できるとは限 かぎ らない。発作 ほっさ 発射 はっしゃ (seizure discharge)は棘 とげ 波 は の律動 りつどう 的 てき 発射 はっしゃ の場合 ばあい もあり、それより遅 おそ い種々 しゅじゅ の周波数 しゅうはすう の突発 とっぱつ 性 せい 律動 りつどう 波 は であることもありえる。臨床 りんしょう 上 じょう 単純 たんじゅん 部分 ぶぶん 発作 ほっさ であっても発作 ほっさ 時 じ あるいは発作 ほっさ 間欠 かんけつ 時 じ に脳波 のうは 上 じょう に焦点 しょうてん 性 せい 突発 とっぱつ 波 は がみられない場合 ばあい は少 すく なくない。単純 たんじゅん 部分 ぶぶん 発作 ほっさ の間欠 かんけつ 期 き の脳波 のうは は簡単 かんたん にいうと局在 きょくざい 性 せい 反対 はんたい 側 がわ 発射 はっしゃ である。焦点 しょうてん 発作 ほっさ の部位 ぶい 別 べつ の出現 しゅつげん 頻度 ひんど では側 がわ 頭 あたま 前部 ぜんぶ 焦点 しょうてん 、半球 はんきゅう 性 せい 、側 がわ 頭部 とうぶ 、多発 たはつ 性 せい 、後頭部 こうとうぶ 、頭頂 とうちょう 部 ぶ 、前 ぜん 頭部 とうぶ の順 じゅん に認 みと められる。
Jasperによる1954年 ねん の検討 けんとう では単純 たんじゅん 部分 ぶぶん 発作 ほっさ の焦点 しょうてん 性 せい 発作 ほっさ 性 せい 脳波 のうは 異常 いじょう は3つに分類 ぶんるい することができる。
局在 きょくざい 性 せい 表 ひょう 在 ざい 性 せい 皮質 ひしつ 焦点 しょうてん
頭皮 とうひ 上 じょう 長径 ちょうけい 3~4cmの範囲 はんい 内 ない に散発 さんぱつ 性 せい の持続 じぞく の短 みじか い棘 とげ 波 は が出現 しゅつげん し、他 た の領域 りょういき にはほぼ正常 せいじょう な脳波 のうは が認 みと められる場合 ばあい には表 おもて 在 ざい 性 せい の皮質 ひしつ 焦点 しょうてん が想定 そうてい される。
埋没 まいぼつ 焦点 しょうてん と二 に 次 じ 性 せい 両側 りょうがわ 同期 どうき
傍 はた 矢 や 状 じょう 焦点 しょうてん (一 いち 側 がわ 大脳 だいのう 半球 はんきゅう の内側 うちがわ )、基 もと 底部 ていぶ 焦点 しょうてん (大脳 だいのう 半球 はんきゅう の下面 かめん )、大脳 だいのう 内 ない 焦点 しょうてん などが知 し られている。
広汎 こうはん 性 せい てんかん原 げん 領域 りょういき
複雑 ふくざつ 部分 ぶぶん 発作 ほっさ [ 編集 へんしゅう ]
複雑 ふくざつ 部分 ぶぶん 発作 ほっさ は意識 いしき 障害 しょうがい を伴 ともな い、あとに健忘 けんぼう を残 のこ す発作 ほっさ である。単純 たんじゅん 部分 ぶぶん 発作 ほっさ ではじまり、途中 とちゅう から意識 いしき 障害 しょうがい を起 お こす場合 ばあい と最初 さいしょ から意識 いしき 障害 しょうがい を伴 ともな う場合 ばあい がある。精神 せいしん 運動 うんどう 発作 ほっさ とほぼ同義 どうぎ であるが一部 いちぶ 重 かさ ならない点 てん もある。複雑 ふくざつ 部分 ぶぶん 発作 ほっさ はふつうは側 がわ 頭部 とうぶ あるいは前頭 まえがしら 、側 がわ 頭部 とうぶ の皮質 ひしつ 、皮質 ひしつ 下 か 領域 りょういき (嗅脳、辺 あたり 縁 えん 系 けい を含 ふく む)の一 いち 側 がわ 性 せい または両側 りょうがわ 性 せい の損傷 そんしょう によっておこる。側 がわ 頭 あたま 葉 は てんかん との関連 かんれん が重要 じゅうよう である。側 がわ 頭 あたま 葉 は てんかんでは発作 ほっさ 発射 はっしゃ が側 がわ 頭 あたま 葉 は 皮質 ひしつ 、島 しま などの皮質 ひしつ から辺 あたり 縁 えん 系 けい (海馬 かいば 、扁 ひらた 桃 もも 体 たい )にいたる投射 とうしゃ 路 ろ を限局 げんきょく 性 せい に侵 おかせ 襲 かさね すると単純 たんじゅん 部分 ぶぶん 発作 ほっさ 、すなわち精神 せいしん 発作 ほっさ (錯覚 さっかく 、幻覚 げんかく )などが出現 しゅつげん する。これを外側 そとがわ 側 がわ 頭 あたま 葉 は 発作 ほっさ という。発射 はっしゃ が辺 あたり 縁 えん 系 けい に広 ひろ がると複雑 ふくざつ 部分 ぶぶん 発作 ほっさ とくに自動 じどう 症 しょう を伴 ともな うことになる。これを扁 ひらた 桃 もも 体 たい ・海馬 かいば 発作 ほっさ という。複雑 ふくざつ 部分 ぶぶん 発作 ほっさ の発作 ほっさ 間欠 かんけつ 期 き の脳波 のうは は一 いち 側 がわ 性 せい あるいは両側 りょうがわ 性 せい の、ふつうは非同期 ひどうき 性 せい の焦点 しょうてん があり、焦点 しょうてん はふつうは側 がわ 頭部 とうぶ あるいは前 ぜん 頭部 とうぶ に出現 しゅつげん する。発作 ほっさ 時 じ 脳波 のうは は一 いち 側 がわ 性 せい の、あるいは両側 りょうがわ 性 せい の発射 はっしゃ で広汎 こうはん 性 せい あるいは側 がわ 頭部 とうぶ 、側 がわ 頭 あたま ・前 ぜん 頭部 とうぶ に焦点 しょうてん 性 せい に出現 しゅつげん する。
二 に 次 じ 性 せい 全般 ぜんぱん 化 か [ 編集 へんしゅう ]
二 に 次 じ 性 せい 全般 ぜんぱん 化 か 発作 ほっさ は部分 ぶぶん 発作 ほっさ から二 に 次 じ 的 てき に全般 ぜんぱん 化 か した発作 ほっさ であり、主 おも に現 あらわ れる発作 ほっさ は強直 きょうちょく 間代 まだい 発作 ほっさ である。二 に 次 じ 性 せい 全般 ぜんぱん 化 か 発作 ほっさ は単純 たんじゅん 部分 ぶぶん 発作 ほっさ から強直 きょうちょく 間代 まだい 発作 ほっさ が起 お こる場合 ばあい 、複雑 ふくざつ 部分 ぶぶん 発作 ほっさ から強直 きょうちょく 間代 まだい 発作 ほっさ が起 お こる場合 ばあい 、単純 たんじゅん 部分 ぶぶん 発作 ほっさ から複雑 ふくざつ 部分 ぶぶん 発作 ほっさ を経 へ て強直 きょうちょく 間代 まだい 発作 ほっさ となる場合 ばあい の3パターンが考 かんが えられる。単純 たんじゅん 部分 ぶぶん 発作 ほっさ か複雑 ふくざつ 部分 ぶぶん 発作 ほっさ か明確 めいかく に区別 くべつ できない場合 ばあい もある。
全般 ぜんぱん 発作 ほっさ は最初 さいしょ の臨床 りんしょう 的 てき 徴候 ちょうこう が、発作 ほっさ 開始 かいし 時 じ に両側 りょうがわ の半球 はんきゅう が侵 おかせ 襲 かさね されていることを示 しめ す発作 ほっさ である。意識 いしき は障害 しょうがい されることがあり、この意識 いしき 障害 しょうがい が発作 ほっさ 開始 かいし 時 じ の症状 しょうじょう であることもある。運動 うんどう 現象 げんしょう は両側 りょうがわ 性 せい である。発作 ほっさ 時 じ 脳波 のうは 像 ぞう は発作 ほっさ 開始 かいし 時 じ 両側 りょうがわ 性 せい であり、これはおそらく両側 りょうがわ 半球 はんきゅう に広汎 こうはん に広 ひろ がっているニューロン発射 はっしゃ を反映 はんえい している。全般 ぜんぱん 性 せい てんかんは、てんかんの国際 こくさい 分類 ぶんるい では特発 とくはつ 性 せい で発症 はっしょう が年齢 ねんれい 依存 いぞん 性 せい のもの、潜在 せんざい 性 せい あるいは症候 しょうこう 性 せい のもの、症候 しょうこう 性 せい のものの3つに分 わ かれる。特発 とくはつ 性 せい で発症 はっしょう が年齢 ねんれい 依存 いぞん 性 せい のものには欠 かけ 神 しん てんかん、若年 じゃくねん 欠 かけ 神 しん てんかん、ミオクロニーてんかん、大 だい 発作 ほっさ てんかんなどが含 ふく まれる。症候 しょうこう 性 せい のものにはウエスト症候群 しょうこうぐん 、レノックス症候群 しょうこうぐん 、ミオクロニー・失 しつ 立 だ てんかん、ミオクロニー欠 かけ 神 しん てんかんが含 ふく まれる。てんかん発作 ほっさ の国際 こくさい 分類 ぶんるい では全般 ぜんぱん 発作 ほっさ は欠 かけ 神 しん 発作 ほっさ (定型 ていけい 、非 ひ 定型 ていけい )、ミオクロニー発作 ほっさ 、間代 まだい 発作 ほっさ 、強直 きょうちょく 発作 ほっさ 、強直 きょうちょく 間代 まだい 発作 ほっさ 、失 しつ 立 りつ 発作 ほっさ に分類 ぶんるい できる。本稿 ほんこう ではてんかん発作 ほっさ の分類 ぶんるい に従 したが い解説 かいせつ する。
欠 かけ 神 しん 発作 ほっさ の純粋 じゅんすい な型 かた は、前兆 ぜんちょう なく突然 とつぜん 始 はじ まり数 すう 秒 びょう から20秒 びょう ほど持続 じぞく し、突然 とつぜん 終了 しゅうりょう する。それまで行 おこ なっていた諸 しょ 活動 かつどう の中断 ちゅうだん 、空虚 くうきょ な凝視 ぎょうし 、場合 ばあい によっては短時間 たんじかん の眼球 がんきゅう 上 じょう 転 てん が認 みと められる。患者 かんじゃ が話 はなし をしていれば話 はな しは中断 ちゅうだん され、歩行 ほこう 中 ちゅう ならばその場 ば に立 た ちすくみ、食事 しょくじ 中 ちゅう ならば食物 しょくもつ が口 くち に運 はこ ばれる途中 とちゅう で止 と まる。発作 ほっさ 中 ちゅう に話 はな しかけると場合 ばあい によってはぶつぶつとつぶやくことはあるが普通 ふつう は応答 おうとう できない。欠 かけ 神 しん 発作 ほっさ には6つの亜 あ 型 がた があり、意識 いしき 障害 しょうがい だけを示 しめ すもの、意識 いしき 障害 しょうがい に自動 じどう 症 しょう を示 しめ すもの、ミオクロニー要素 ようそ を伴 ともな うもの、脱力 だつりょく 要素 ようそ を持 も つ持 も つもの、強直 きょうちょく 要素 ようそ を持 も つもの、自律 じりつ 神経 しんけい 要素 ようそ を持 も つものが知 し られている。各 かく 亜 あ 型 がた は単独 たんどく も複 ふく 合 あい もある。いずれの発作 ほっさ 型 がた でも普通 ふつう は発作 ほっさ 中 ちゅう は規則正 きそくただ しい左右 さゆう 対称 たいしょう 性 せい の3Hz へるつ 棘 とげ 徐 じょ 波 なみ 複 ふく 合 あい が出現 しゅつげん する。2~4Hz へるつ 棘 とげ 徐 じょ 波 なみ のことや多 た 棘 とげ 徐 じょ 波 なみ 複 ふく 合 あい のこともある。異常 いじょう 脳波 のうは は両側 りょうがわ 性 せい である。発作 ほっさ 間欠 かんけつ 期 き はふつう基礎 きそ 律動 りつどう は正常 せいじょう であるが、棘 とげ 波 は 、棘 とげ 徐 じょ 波 なみ のような突発 とっぱつ 波 は が出現 しゅつげん することもある。脳波 のうは 異常 いじょう は賦活 ふかつ されやすく過 か 呼吸 こきゅう で容易 ようい に誘発 ゆうはつ される。また睡眠 すいみん やPentetrazolやbemegrideでも誘発 ゆうはつ できる。
非 ひ 定型 ていけい 欠 かけ 神 しん 発作 ほっさ は定型 ていけい 欠 かけ 神 しん 発作 ほっさ よりも顕著 けんちょ な筋 すじ 緊張 きんちょう 変化 へんか を伴 ともな うことが多 おお く、発作 ほっさ の起 おこり 始 はじめ 、終了 しゅうりょう が突然 とつぜん ではないという特徴 とくちょう がある。脳波 のうは も定型 ていけい 失神 しっしん 発作 ほっさ よりも多彩 たさい である。
ミオクロニー発作 ほっさ はミオクロニー痙攣 けいれん と間代 まだい 発作 ほっさ に分 わ けられる。
ミオクロニー痙攣 けいれん
ミオクロニー痙攣 けいれん は、突然 とつぜん 起 お こる短時間 たんじかん の衝撃 しょうげき 様 さま の筋 すじ 収縮 しゅうしゅく で全般 ぜんぱん 性 せい のこともあり、顔面 がんめん 、体 からだ 幹 みき 、1つあるいはそれ以上 いじょう の肢 し 、個々 ここ の筋 すじ あるいは筋 すじ 群 ぐん に限局 げんきょく することもある。この発作 ほっさ は急速 きゅうそく に反復 はんぷく することも比較的 ひかくてき 孤立 こりつ して出現 しゅつげん することもある。普通 ふつう は意識 いしき を失 うしな わないが時 とき に1~2秒 びょう の意識 いしき 消失 しょうしつ を伴 ともな うことがある。ミオクロニー痙攣 けいれん は単独 たんどく で起 お こることもあるが、同時 どうじ に全般 ぜんぱん 強直 きょうちょく 間代 まだい 発作 ほっさ を持 も つものも多 おお い。ミオクロニー痙攣 けいれん の発作 ほっさ 時 じ 脳波 のうは として普通 ふつう は多 た 棘 とげ 徐 じょ 波 なみ あるいは時 とき に棘 とげ 徐 じょ 波 なみ や鋭 するど 徐 じょ 波 なみ が出現 しゅつげん する。発作 ほっさ 間欠 かんけつ 時 じ にも発作 ほっさ 時 じ と同様 どうよう に突発 とっぱつ 波 は が認 みと められるため、脳波 のうは 上 じょう 突発 とっぱつ 波 は が認 みと められても発作 ほっさ が起 お こっているとは限 かぎ らない。ミオクロニー痙攣 けいれん は外的 がいてき 刺激 しげき によって誘発 ゆうはつ されやすい。突然 とつぜん の音響 おんきょう 、睡眠 すいみん で誘発 ゆうはつ されるが光 ひかり 刺激 しげき に対 たい して特 とく に敏感 びんかん である。ミオクロニー発作 ほっさ を起 お こすてんかんには乳児 にゅうじ 良性 りょうせい ミオクロニーてんかん、若年 じゃくねん ミオクロニーてんかん、ミオクロニー欠 かけ 神 しん てんかん、ミオクロニー失 しつ 立 だ てんかん、乳児 にゅうじ 重症 じゅうしょう ミオクロニーてんかんが知 し られている。乳児 にゅうじ 良性 りょうせい ミオクロニーてんかんは1~2歳 さい に起 お こり睡眠 すいみん 初期 しょき に全般 ぜんぱん 性 せい 棘 とげ 徐 じょ 波 なみ の短 みじか い群発 ぐんぱつ が認 みと められる。若年 じゃくねん ミオクロニーてんかん(衝撃 しょうげき 小 しょう 発作 ほっさ )は思春期 ししゅんき に起 お こり発作 ほっさ 間欠 かんけつ 期 き 、発作 ほっさ 時 じ は周波数 しゅうはすう の速 はや い全般 ぜんぱん 性 せい 棘 とげ 徐 じょ 波 なみ あるいは多 た 棘 とげ 徐 じょ 波 なみ である。光 ひかり 過敏 かびん 性 せい であることが多 おお い。ミオクロニー欠 かけ 神 しん てんかんでは小児 しょうに 欠 かけ 神 しん てんかんと同様 どうよう な両側 りょうがわ 同期 どうき 性 せい 、対称 たいしょう 性 せい の3Hz へるつ 棘 とげ 徐 じょ 波 なみ が出現 しゅつげん する。ミオクロニー失 しつ 立 だ てんかんでは最初 さいしょ は4~7Hz へるつ の律動 りつどう の他 ほか は正常 せいじょう であるが不規則 ふきそく 性 せい 棘 とげ 徐 じょ 波 なみ あるいは多 た 棘 とげ 徐 じょ 波 なみ を示 しめ す。乳児 にゅうじ 重症 じゅうしょう ミオクロニーてんかんでは全般 ぜんぱん 性 せい あるいは一 いち 側 がわ 性 せい の間代 まだい 発作 ほっさ 、ミオクロニー痙攣 けいれん をもち、脳波 のうは は全般 ぜんぱん 性 せい 棘 とげ 徐 じょ 波 なみ 、多 た 棘 とげ 徐 じょ 波 なみ 、焦点 しょうてん 性 せい 異常 いじょう 、光 ひかり 過敏 かびん 性 せい を示 しめ し極 きわ めて難治 なんじ 性 せい である。
間代 まだい 発作 ほっさ
間代 まだい 発作 ほっさ はミオクロニー痙攣 けいれん が律動 りつどう 的 てき に反復 はんぷく するものである。発作 ほっさ 時 じ 脳波 のうは は10Hz へるつ 以上 いじょう の速 はや 波 なみ と徐 じょ 波 なみ 、場合 ばあい によっては棘 とげ 徐 じょ 波 なみ であり発作 ほっさ 間欠 かんけつ 期 き には棘 とげ 徐 じょ 波 なみ あるいは多 た 棘 とげ 徐 じょ 波 なみ が出現 しゅつげん する。
ミオクローヌスてんかん
ミオクロニー発作 ほっさ と区別 くべつ が必要 ひつよう な用語 ようご である。初期 しょき はミオクロニー発作 ほっさ と区別 くべつ がつきにくいがミオクローヌスてんかんは症候群 しょうこうぐん であり、歯 は 状 じょう 核 かく 赤 あか 核 かく 淡 あわ 蒼 あお 球 だま ルイ体 からだ 萎縮 いしゅく 症 しょう の若年 じゃくねん 型 がた がこの症候群 しょうこうぐん を呈 てい する。ミオクロニー痙攣 けいれん 、全身 ぜんしん 性 せい 痙攣 けいれん 、認知 にんち 症 しょう などを示 しめ す。
強直 きょうちょく 発作 ほっさ [ 編集 へんしゅう ]
数 すう 秒 びょう 程度 ていど の比較的 ひかくてき 短時間 たんじかん の強直 きょうちょく 状態 じょうたい が起 お こる発作 ほっさ であり、普通 ふつう 、意識 いしき は障害 しょうがい されるが回復 かいふく は早 はや い。普通 ふつう は眼球 がんきゅう や頭部 とうぶ が一 いち 側 がわ に偏 へん 位 い し、胸部 きょうぶ の強直 きょうちょく 痙攣 けいれん で呼吸 こきゅう が停止 ていし することがある。乳幼児 にゅうようじ 期 き てんかんに多 おお く、代表 だいひょう 疾患 しっかん はウエスト症候群 しょうこうぐん とレノックスガストー症候群 しょうこうぐん である。ウエスト症候群 しょうこうぐん は発作 ほっさ 時 じ は低 てい 振幅 しんぷく 速 そく 波 なみ ないし脳波 のうは の脱 だつ 同期 どうき 、間欠 かんけつ 期 き はヒプスアリスミアが認 みと められる。レノックスガストー症候群 しょうこうぐん は発作 ほっさ 時 じ は20Hz へるつ 前後 ぜんこう の速 はや 波 なみ 性 せい 同期 どうき 波 なみ や漸増 ぜんぞう 律動 りつどう が認 みと められ間欠 かんけつ 期 き は鋭 するど 徐 じょ 波 なみ が多少 たしょう とも律動 りつどう 的 てき な発射 はっしゃ で出現 しゅつげん する。
強直 きょうちょく 間代 まだい 発作 ほっさ [ 編集 へんしゅう ]
強直 きょうちょく 間代 まだい 発作 ほっさ にて特発 とくはつ 性 せい 全般 ぜんぱん 性 せい てんかんによるものと症候 しょうこう 性 せい 全般 ぜんぱん 性 せい てんかんによるものとがある。部分 ぶぶん 発作 ほっさ が発展 はってん して二 に 次 じ 的 てき に全般 ぜんぱん 化 か して強直 きょうちょく 間代 まだい 発作 ほっさ を示 しめ すこともある。従来 じゅうらい は部分 ぶぶん 発作 ほっさ の二 に 次 じ 性 せい 全般 ぜんぱん 化 か による発作 ほっさ も強直 きょうちょく 間代 まだい 発作 ほっさ とし、部分 ぶぶん 発作 ほっさ の症状 しょうじょう を前兆 ぜんちょう として扱 あつか っていたが、国際 こくさい 分類 ぶんるい では二 に 次 じ 性 せい 全般 ぜんぱん 化 か はあくまで部分 ぶぶん 発作 ほっさ として扱 あつか い、最初 さいしょ から全般 ぜんぱん 性 せい にはじまる強直 きょうちょく 間代 まだい 発作 ほっさ と区別 くべつ している。患者 かんじゃ の一部 いちぶ は発作 ほっさ に先立 さきだ ち形容 けいよう しがたい予告 よこく を体験 たいけん するが、大 だい 部分 ぶぶん の患者 かんじゃ ではなんら予告 よこく 症状 しょうじょう なしに意識 いしき を失 うしな う。突然 とつぜん 急激 きゅうげき な強直 きょうちょく 性 せい 筋 すじ 収縮 しゅうしゅく が起 お こり、地上 ちじょう に倒 たお れ、舌 した を噛 か んだり、失禁 しっきん したりする。チアノーゼが起 お こることもある。その後 ご 間代 まだい 痙攣 けいれん 段階 だんかい に移行 いこう する。間代 まだい 痙攣 けいれん 後 ご 、筋 すじ 弛緩 しかん し意識 いしき 障害 しょうがい となる。発作 ほっさ 時 じ は10Hz へるつ あるいはそれ以上 いじょう の律動 りつどう 波 は が強直 きょうちょく 期 き の間 あいだ は次第 しだい に周波数 しゅうはすう を減 げん じ振幅 しんぷく を増 ふ やし、間代 まだい 期 き になると徐 じょ 波 なみ によって中断 ちゅうだん されるというパターンをとる。発作 ほっさ 間欠 かんけつ 期 き には多 た 棘 とげ 徐 じょ 波 なみ あるいは棘 とげ 徐 じょ 波 なみ 、鋭 するど 徐 じょ 波 なみ 発射 はっしゃ が認 みと められる。全般 ぜんぱん 強直 きょうちょく 間代 まだい 発作 ほっさ だけを持 も つ患者 かんじゃ では他 た の発作 ほっさ 型 がた に比 くら べて突発 とっぱつ 波 は の出現 しゅつげん 率 りつ が最 もっと も低 ひく く、1952年 ねん のギブスの検討 けんとう では安静 あんせい 時 じ 22%、睡眠 すいみん 時 じ 46%にしか突発 とっぱつ 波 は は認 みと められなかった。
脱力 だつりょく 発作 ほっさ とは筋 すじ 緊張 きんちょう の突然 とつぜん の減 げん 弱 じゃく が起 お こるものである。部分 ぶぶん 的 てき で頭部 とうぶ が前 まえ にたれ下 か 顎 あご がゆるんだり、四肢 しし の一 ひと つがだらりとしたりする場合 ばあい もある。全 すべ ての筋 すじ 緊張 きんちょう がカタレプシー 様 よう に消失 しょうしつ して地上 ちじょう に倒 たお れてしまうなどする。これらの発作 ほっさ が極 きわ めて短 みじか い時 とき は転倒 てんとう 発作 ほっさ という。意識 いしき は消失 しょうしつ するとしても短 みじか い。持続 じぞく が長 なが い脱力 だつりょく 発作 ほっさ では律動 りつどう 的 てき 、連続 れんぞく 的 てき に弛緩 しかん が進行 しんこう するという形 かたち で進行 しんこう する。欠 かけ 神 しん 発作 ほっさ の症状 しょうじょう として起 お こることもある。発作 ほっさ 時 じ 脳波 のうは は多 た 棘 とげ 徐 じょ 波 なみ 、平坦 へいたん 化 か あるいは低 てい 振幅 しんぷく 速 そく 波 は が出現 しゅつげん する。発作 ほっさ 間欠 かんけつ 期 き は多 た 棘 とげ 徐 じょ 波 なみ が出現 しゅつげん する。
認知 にんち 症 しょう の脳波 のうは [ 編集 へんしゅう ]
アルツハイマー型 がた 認知 にんち 症 しょう の患者 かんじゃ では脳波 のうは は以下 いか のように推移 すいい することが知 し られている。コリンエステラーゼ阻害 そがい 薬 やく によって徐 じょ 波 なみ が減少 げんしょう することが知 し られている。
正常 せいじょう 波形 はけい
α あるふぁ 波 なみ の貧困 ひんこん 化 か 、θ しーた 波 なみ 混在 こんざい
低 てい 〜中 ちゅう 振幅 しんぷく θ しーた 波 なみ 主体 しゅたい の徐 じょ 波 なみ
中 なか 〜高 こう 振幅 しんぷく θ しーた 、δ でるた 波 なみ にδ でるた バーストを伴 ともな う大 だい 徐 じょ 波 なみ
大 だい 徐 じょ 波 なみ の低 てい 振幅 しんぷく 、不規則 ふきそく 化 か
平坦 へいたん 化 か
脳波 のうは による診断 しんだん [ 編集 へんしゅう ]
画像 がぞう 診断 しんだん 学 がく が発達 はったつ したため、2012年 ねん 時点 じてん 、脳波 のうは 検査 けんさ では特異 とくい 度 ど と意義 いぎ 度 ど が高 たか い脳波 のうは 所見 しょけん の判読 はんどく が求 もと められている。特異 とくい 度 ど が高 たか い脳波 のうは 所見 しょけん はその所見 しょけん で病態 びょうたい 診断 しんだん が可能 かのう なものであり、意義 いぎ 度 ど が高 たか い脳波 のうは 所見 しょけん はその所見 しょけん で大脳 だいのう 広範 こうはん の障害 しょうがい があることを示 しめ すものである。
特異 とくい 度 ど や意義 いぎ 度 ど が高 たか い脳波 のうは 所見 しょけん
てんかん性 せい 放電 ほうでん 、連続 れんぞく 性 せい 不規則 ふきそく 徐 じょ 波 なみ 、速 はや 波 は の局所 きょくしょ 性 せい の振幅 しんぷく 低下 ていか 、三 さん 相 そう 波 は 、周期 しゅうき 性 せい 同期 どうき 性 せい 放電 ほうでん 、PLEDs、burst suppression、全般 ぜんぱん 性 せい の振幅 しんぷく 低下 ていか 、電気 でんき 的 てき 大脳 だいのう 無 む 活動 かつどう などがあげられる。逆 ぎゃく に非特異 ひとくい 的 てき な脳波 のうは 所見 しょけん としては基礎 きそ 律動 りつどう の徐 じょ 波 なみ 化 か 、間欠 かんけつ 的 てき 不規則 ふきそく 徐 じょ 波 なみ 、びまん性 せい の速 はや 波 は の増 ぞう 高 だか 、sleep onset REMなどがある。連続 れんぞく 性 せい 不規則 ふきそく 徐 じょ 波 なみ はびまん性 せい ならば全般 ぜんぱん 性 せい の大脳皮質 だいのうひしつ の機能 きのう 低下 ていか を示 しめ し、局在 きょくざい 性 せい ならば器質 きしつ 的 てき な局在 きょくざい 異常 いじょう をしめすため臨床 りんしょう 上 じょう 有用 ゆうよう である。間欠 かんけつ 性 せい 不規則 ふきそく 徐 じょ 波 なみ は局在 きょくざい 性 せい ならば、その情報 じょうほう の特異 とくい 度 ど は高 たか いがびまん性 せい ならば大脳皮質 だいのうひしつ の機能 きのう 低下 ていか を示唆 しさ する程度 ていど であり有効 ゆうこう な情報 じょうほう とはいえない。sleep onset REMはナルコレプシー を疑 うたが った場合 ばあい は有効 ゆうこう な情報 じょうほう となる。
特異 とくい 度 ど および意義 いぎ 度 ど の高 たか い脳波 のうは 所見 しょけん の臨床 りんしょう 的 てき 相関 そうかん [ 編集 へんしゅう ]
てんかん性 せい 放電 ほうでん
各 かく 所見 しょけん に応 おう じたてんかん発作 ほっさ 型 がた 、あるいはてんかん症候群 しょうこうぐん を示唆 しさ する。
局所 きょくしょ 性 せい 連続 れんぞく 性 せい 不規則 ふきそく 徐 じょ 波 なみ
当該 とうがい 領域 りょういき における器質 きしつ 的 てき な障害 しょうがい を示唆 しさ する。
びまん性 せい 連続 れんぞく 性 せい 不規則 ふきそく 徐 じょ 波 なみ
δ でるた 昏睡 こんすい 、θ しーた 昏睡 こんすい 、α あるふぁ 昏睡 こんすい 、β べーた 昏睡 こんすい 、紡錘 ぼうすい 波 は 昏睡 こんすい などがこれにあたる。臨床 りんしょう 的 てき に急性 きゅうせい 期 き の混迷 こんめい あるいは昏睡 こんすい 状態 じょうたい でこの所見 しょけん を得 え た場合 ばあい は、急性 きゅうせい の高度 こうど の脳 のう 機能 きのう 障害 しょうがい を示唆 しさ する。α あるふぁ 昏睡 こんすい は低 てい 酸素 さんそ 脳症 のうしょう や橋 はし 病変 びょうへん 、β べーた 昏睡 こんすい は薬物 やくぶつ 中毒 ちゅうどく との関連 かんれん があり紡錘 ぼうすい 波 は 昏睡 こんすい は比較的 ひかくてき 予 よ 後 ご 良好 りょうこう とみなされる。
速 はや 波 は の局所 きょくしょ 性 せい の振幅 しんぷく 低下 ていか
当該 とうがい 部位 ぶい の皮質 ひしつ の器質 きしつ 的 てき 障害 しょうがい を示唆 しさ する。
三 さん 相 そう 波 は
中等 ちゅうとう 度 ど の代謝 たいしゃ 性 せい 脳症 のうしょう で出現 しゅつげん する。特 とく に肝不全 かんふぜん での出現 しゅつげん 率 りつ が高 たか い。10歳 さい 以下 いか では出現 しゅつげん しない。
周期 しゅうき 性 せい 同期 どうき 性 せい 放電 ほうでん
クロイツフェルト・ヤコブ病 びょう や亜 あ 急性 きゅうせい 硬化 こうか 性 せい 全 ぜん 脳炎 のうえん において、短 たん 周期 しゅうき および長 ちょう 周期 しゅうき 放電 ほうでん として認 みと められることが多 おお いが、急性 きゅうせい 期 き の低 てい 酸素 さんそ 脳症 のうしょう でも出現 しゅつげん する。
PLEDs
急性 きゅうせい の皮質 ひしつ および白 しろ 質 しつ の破壊 はかい 性 せい 病変 びょうへん 、あるいは部分 ぶぶん てんかん重 じゅう 積 せき 状態 じょうたい を反映 はんえい する。
burst suppression
高度 こうど 急性 きゅうせい の低 てい 酸素 さんそ 脳症 のうしょう あるいは中毒 ちゅうどく 性 せい 脳症 のうしょう を反映 はんえい して、通常 つうじょう は予 よ 後 ご 不良 ふりょう のことが多 おお い。
全般 ぜんぱん 性 せい の振幅 しんぷく 低下 ていか
臨床 りんしょう 的 てき に昏睡 こんすい 状態 じょうたい の患者 かんじゃ においては、高度 こうど のびまん性 せい 脳 のう 障害 しょうがい を反映 はんえい して、通常 つうじょう は予 よ 後 ご 不良 ふりょう のことが多 おお い。
電気 でんき 的 てき 大脳 だいのう 無 む 活動 かつどう
臨床 りんしょう 的 てき に脳死 のうし の状態 じょうたい に対応 たいおう する。
脳 のう の活動 かつどう と周波数 しゅうはすう 変化 へんか [ 編集 へんしゅう ]
安静 あんせい ・閉眼時 じ に出現 しゅつげん していた後頭部 こうとうぶ 優位 ゆうい のα あるふぁ 波 なみ は開眼 かいがん すると速 すみ やかに振幅 しんぷく が減衰 げんすい する。このように、感覚 かんかく 入力 にゅうりょく (体 からだ 性 せい 感覚 かんかく 、聴覚 ちょうかく 、視覚 しかく など)、運動 うんどう 、覚醒 かくせい 状態 じょうたい の変化 へんか 、認知 にんち 活動 かつどう などによって周波数 しゅうはすう 成分 せいぶん が変 か わることが知 し られており、生理学 せいりがく や心理 しんり 学 がく 研究 けんきゅう で応用 おうよう されている。高速 こうそく フーリエ変換 へんかん 、周波数 しゅうはすう フィルタ などの信号 しんごう 処理 しょり 技術 ぎじゅつ が必要 ひつよう となる。
ある周波数 しゅうはすう 成分 せいぶん が刺激 しげき などの事象 じしょう に前後 ぜんご して増加 ぞうか することを「事象 じしょう 関連 かんれん 同期 どうき 」(event-related synchronization : ERS)と呼 よ び、減少 げんしょう することを「事象 じしょう 関連 かんれん 脱 だつ 同期 どうき 」(event-related desynchronization : ERD)と呼 よ ぶ。
また周波数 しゅうはすう 変化 へんか を利用 りよう してロボットアームなどを動 うご かす研究 けんきゅう (brain-computer interface : BCI )の研究 けんきゅう も進 すす められており、義手 ぎしゅ などへの応用 おうよう が期待 きたい される(後述 こうじゅつ )。
周期 しゅうき 的 てき な刺激 しげき により特定 とくてい 周波数 しゅうはすう 帯 たい の脳波 のうは が増強 ぞうきょう される現象 げんしょう を引 ひ き込 こ み (英 えい : entrainment )という[6] 。点滅 てんめつ する明 あ かり(フリッカー )や特定 とくてい の周波数 しゅうはすう 成分 せいぶん のみからなる音声 おんせい が脳波 のうは の引 び き込 こ みを起 お こすことが知 し られている。
加算 かさん 平均 へいきん 法 ほう と様々 さまざま な解析 かいせき [ 編集 へんしゅう ]
例 たと えば正中 せいちゅう 神経 しんけい 刺激 しげき を行 おこな うと、約 やく 20ms後 ご に対 たい 側 がわ 一 いち 次 じ 感覚 かんかく 野 の の神経 しんけい 細胞 さいぼう が反応 はんのう する。この反応 はんのう は、背景 はいけい 脳波 のうは に比 くら べて電位 でんい がかなり小 ちい さいので直接 ちょくせつ 波形 はけい を観察 かんさつ しても見分 みわ けることはできない。これを解決 かいけつ するために、正中 せいちゅう 神経 しんけい 刺激 しげき を複 ふく 数 すう 回 かい (100回 かい など)繰 く り返 かえ し、刺激 しげき に時間 じかん を揃 そろ えて加算 かさん 平均 へいきん (average)すると、正中 せいちゅう 神経 しんけい 刺激 しげき に関連 かんれん した電位 でんい 変化 へんか のみ観察 かんさつ できる。これは背景 はいけい 脳波 のうは は電気 でんき 刺激 しげき とは無関係 むかんけい にランダムに発生 はっせい していると考 かんが えられるため複 ふく 数 すう 回 かい 平均 へいきん することで打 う ち消 け しあうことを利用 りよう したものである。
加算 かさん 平均 へいきん を応用 おうよう した方法 ほうほう として、体 からだ 性 せい 感覚 かんかく 誘発 ゆうはつ 電位 でんい (SEP)、聴覚 ちょうかく 脳幹 のうかん 誘発 ゆうはつ 電位 でんい (BAEP、ABR)、視覚 しかく 誘発 ゆうはつ 電位 でんい (VEP)、様々 さまざま な事象 じしょう 関連 かんれん 電位 でんい 、聴性脳幹 のうかん 反応 はんのう などがある。
意思 いし 伝達 でんたつ やBMIへの利用 りよう [ 編集 へんしゅう ]
脳波 のうは を、意思 いし 伝達 でんたつ のほか、義手 ぎしゅ や機械 きかい 、コンピューターを制御 せいぎょ するブレイン・マシン・インタフェース(BMI) に利用 りよう する技術 ぎじゅつ 開発 かいはつ が進 すす められており、一部 いちぶ の実験 じっけん は成功 せいこう している。筋 すじ 萎縮 いしゅく 性 せい 側 がわ 索 さく 硬化 こうか 症 しょう (ALS)や脳 のう 梗塞 こうそく などで四肢 しし の機能 きのう に障害 しょうがい を負 お った人 ひと のリハビリテーション や生活 せいかつ の補助 ほじょ への利用 りよう を目的 もくてき としているが、脳 のう への「不正 ふせい アクセス」が可能 かのう になりかねないことへの懸念 けねん も指摘 してき されている[7] [8] [9] 。
^ 国際 こくさい 10-20法 ほう の電極 でんきょく 配置 はいち 位置 いち は以下 いか のように決 き められる。まず鼻 はな 根 ね (N)と後 こう 頭 あたま 極 きょく (I)を結 むす ぶ線 せん を10%、20%、20%、20%、20%、10%に分割 ぶんかつ し、前 ぜん 頭部 とうぶ から順 じゅん にFpz,Fz,Cz,Pz,Ozとする。外耳 がいじ 孔 あな または耳 みみ 介 かい 前 まえ 点 てん (耳 みみ 珠 たま のすぐ前方 ぜんぽう で頬骨 ほおぼね 根 ね 部 ぶ に触 ふ れる陥 おちい 凹部)をA1(左 ひだり )、A2(右 みぎ )としN、I、Aを結 むす ぶ線 せん をつくる。Aから10%だけCzに向 む かう点 てん がT3とT4である。T3,T4とFpz、Ozを結 むす ぶ線 せん を作 つく り、左右 さゆう にNから10%、20%、20%、20%、20%、10%と分割 ぶんかつ する。左 ひだり ならば、N側 がわ から順 じゅん にFpz,Fp1,F7,T3,T5,O1,Ozとなる。T3、T4から20%Czに向 む かうとC3、C4となる。この点 てん は中心 ちゅうしん 溝 みぞ 直上 ちょくじょう と考 かんが えられている。F7,Fz,F8を結 むす ぶ線 せん でFzとF7の中点 ちゅうてん がF3、FzとF8の中点 ちゅうてん がF4である。T5,Pz,T6を結 むす ぶ線 せん でPzとT5の中点 ちゅうてん がP3、PzとT6の中点 ちゅうてん がP4である。Fpz、Ozに探査 たんさ 電極 でんきょく は張 は らないので、基準 きじゅん 電極 でんきょく をA1,A2に張 は る場合 ばあい は21個 いっこ の電極 でんきょく を張 は ることになる。正中 せいちゅう を示 しめ すzはzeroであり、奇数 きすう ならば左側 ひだりがわ 、偶数 ぐうすう ならば右側 みぎがわ というルールになっている。各 かく 電極 でんきょく は以下 いか のようにも呼 よ ばれる。
Fpz
前頭 まえがしら 極 ごく 正 せい 中部 ちゅうぶ
F3
左前 ひだりまえ 頭部 とうぶ
O2
右 みぎ 後頭部 こうとうぶ
Fz
正中 せいちゅう 前 ぜん 頭部 とうぶ
F4
右前 みぎまえ 頭部 とうぶ
F7
左側 ひだりがわ 頭 あたま 前部 ぜんぶ
Cz
正中 せいちゅう 中心 ちゅうしん 部 ぶ
C3
左 ひだり 中心 ちゅうしん 部 ぶ
F8
右側 みぎがわ 頭 あたま 前部 ぜんぶ
Pz
正中 せいちゅう 頭頂 とうちょう 部 ぶ
C4
右 みぎ 中心 ちゅうしん 部 ぶ
T3
左側 ひだりがわ 頭 あたま 中央 ちゅうおう 部 ぶ
Oz
後 こう 頭 あたま 中央 ちゅうおう 部 ぶ
P3
左 ひだり 頭頂 とうちょう 部 ぶ
T4
右側 みぎがわ 頭 あたま 中央 ちゅうおう 部 ぶ
Fp1
左 ひだり 前頭 まえがしら 極 きょく 部 ぶ
P4
右 みぎ 頭頂 とうちょう 部 ぶ
T5
左側 ひだりがわ 頭 あたま 後部 こうぶ
Fp2
右 みぎ 前頭 まえがしら 極 きょく 部 ぶ
O1
左 ひだり 後頭部 こうとうぶ
T6
右側 みぎがわ 頭 あたま 後部 こうぶ
^ β べーた とγ がんま 帯域 たいいき の境界 きょうかい の周波数 しゅうはすう は28Hz へるつ とするものなど諸説 しょせつ ある。
^ Condorelli D.F.Trovato-Salinaro A.Mudo G.Mirone M.B.Belluardo N.fCellular expression of connexins in the rat brain neuronal localization, effects of kainate-induced seizures and expression in apoptotic neuronal cells.Eur. J. Neurosci. 2003; 18: 1807-1827
^ Adrian ED, Yamagiwa K. (1935). The origin of the berger rhythm. Brain. 58:323-351. DOI: 10.1093/brain/58.3.323
^ JIS T 1203 (日本 にっぽん 産業 さんぎょう 標準 ひょうじゅん 調査 ちょうさ 会 かい 、経済 けいざい 産業 さんぎょう 省 しょう )
^ Nunez (1981). The electric fields of the brain. Oxford University Press. ISBN 978-0195027969
^ a b c 脳波 のうは を楽 たの しく読 よ むためのミニガイド (PDF ) 九州大学 きゅうしゅうだいがく 大学院 だいがくいん 医学 いがく 研究 けんきゅう 院 いん 臨床 りんしょう 神経 しんけい 生理学 せいりがく 教室 きょうしつ (2001年 ねん 2月 がつ 1日 にち )
^ "二 ふた つの周期 しゅうき 的 てき な振動 しんどう 現象 げんしょう (振動 しんどう 子 こ )が相互 そうご 作用 さよう しあう結果 けっか ,元来 がんらい は異 こと なった周波数 しゅうはすう で振動 しんどう をしているのに,ある条件下 じょうけんか で自発 じはつ 的 てき に振動 しんどう のリズムが一致 いっち する場合 ばあい がある.この現象 げんしょう は振動 しんどう の同期 どうき (synchronization),あるいは引 ひ き込 こ み (entrainment)と呼 よ ばれる." 北城 ほくじょう , 山口 やまぐち (2007). 脳波 のうは 位相 いそう 同期 どうき 解析 かいせき による視 み 知覚 ちかく の研究 けんきゅう .
^ 【Disruption 断絶 だんぜつ の先 さき に】第 だい 8部 ぶ となりのロボ(3)あなたの一念 いちねん 、ロボを動 うご かす 『日本経済新聞 にほんけいざいしんぶん 』朝刊 ちょうかん 2019年 ねん 11月 がつ 20日 はつか (11面 めん )2021年 ねん 1月 がつ 2日 にち 閲覧 えつらん
^ 辰 たつ 岡 おか 鉄郎 てつお 「特集 とくしゅう :「生体 せいたい センシング入門 にゅうもん 」 」『インターフェース (雑誌 ざっし ) 』、CQ出版 しゅっぱん 、2015年 ねん 4月 がつ 、ASIN B00S5TLDKY 。
^ 辰 たつ 岡 おか 鉄郎 てつお 「脳波 のうは 計測 けいそく 」『トランジスタ技術 ぎじゅつ 』、CQ出版 しゅっぱん 、2013年 ねん 10月 がつ 。
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