視床
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(dorsal) thalamus | |
thalamus (dorsalis) | |
Thal, Th | |
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アナトモグラフィー |
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NeuroNames |
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NIF |
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MeSH | Thalamus |
グレイ |
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解剖 学 的 区分
[外側 の核
[- Ventral posterior (VP) complex
以下 の VPL, VPM, VPI の 3 つの核 からなり、体 性 感覚 情報 を大脳皮質 の体 性 感覚 野 へと中継 している。後 外側 腹 側 核 (VPL)後 内側 腹 側 核 (VPM)- Ventral posterior inferior (VPI) nucleus
外側 腹 側 核 (VL)小脳 核 からのグルタミン酸 入力 (および淡 蒼 球 、黒 質 からのGABA入力 )を受 け、主 に運動 性 の大脳皮質 へと投射 している。大脳皮質 とは内側 から外側 にかけて順 に前 運動 皮質 から運動 皮質 へつらなる対応 がある。前 腹 側 核 (VA)大脳 基底 核 の出力 部 である黒 質 網 様 部 や淡 蒼 球 内 節 からのGABA性 入力 を強 く受 ける。主 に運動 性 の大脳皮質 へと投射 している。内側 腹 側 核 (VM)細胞 はまばらであり、ミエリン鞘 をもつ神経 束 が多 く見 られる[要 出典 ]。
VL, VA, VMは
内側 の核
[視床 髄 板 内 核 群 (intralaminar nuclei, IL)軸 索 繊維 の集 まった白 質 である髄 板 の中 に、島 のように浮 かんでいる視床 亜 核 群 である。内側 中心 核 (central medial nucleus, CM)正中 中心 核 とは別 の核 である。束 傍 核 (parafascicular nucleus, Pf)反 屈 束 (fasciculus retroflexus,手綱 脚 間 核 路 )を囲 むように存在 するためにこの名 がある。正中 中心 核 とともに視床 線条 体 投射 の主 たる起源 のひとつとされる(CM-Pf複 合体 )。外側 中心 核 (central lateral nucleus, CL)以下 の MD を取 り囲 むようにして存在 する。中心 傍 核 (paracentral nucleus, PC)正中 中心 核 (centromedian nucleus, CeMあるいはCM)- 「サントロメディアン」と
フランス語 式 で読 む。内側 中心 核 と混同 されやすいが別 の核 である。げっ歯 類 には存在 しない。束 傍 核 と共 に、視床 線条 体 投射 の主 たる起源 のひとつとされる(CM-Pf複 合体 )。
背 内側 核 (mediodorsal nucleus, MD)主 として前頭葉 の皮質 に投射 している。 おそらく痛 みの刺激 を伝達 している。内側 から外側 に向 かって、前頭 前野 前 端 から後部 への投射 をもつことがサルで確認 されている。正 中核 群 (midline nculei)正中 線 上 に位置 する視床 亜 核 群 である。室 傍 核 (しつぼうかく、paraventricular nucleus, Pv)視床 下部 にも室 傍 核 が存在 するが別物 である。結合 核 (けつごうかく、Reuniens nucleus = Medioventral (MV) nucleus)菱形 核 (りょうけいかく、Rhomboid nucleus)紐 傍 核 (ちゅうぼうかく、Paratenial nucleus)
後部 の核
[- Limitans (Li) nucleus
- Suprageniculate (Sg) nucleus
- Posterior (Po) nucleus
後 外側 核 (LP)主 として皮質 間 の中継 を行 う。 VA, VL が投射 した先 の皮質 から逆 向 きの投射 を受 けている。視床 枕 (Pul)- LP と
同様 に VA, VL の投射 先 から逆 向 きの投射 を受 け、皮質 間 の中継 を行 っている。前部 (PuA)、後部 (PuI)、外側 (PuL)、内側 (PuM) の 4 つに細分 されることがある。げっ歯 類 には存在 しない。 外側 膝 状 体 (lateral geniculate nucleus, lateral geniculate body, LG, LGN, LGB)網膜 からの視覚 情報 を受 け取 り後 頭 葉 の一 次 視覚 野 (V1) へ中継 を行 っている。 6 つの層 がはっきり認 められる。分類 法 によっては厳密 には視床 後部 に属 する[1]が、視床 の一部 として通常 扱 われる。内側 膝 状 体 (medial geniculate nucleus, medial geniculate body, MG, MGN, MGB)聴覚 情報 を側 頭 葉 の聴覚 野 へ送 る。分類 法 によっては厳密 には視床 後部 に属 する[1]が、視床 の一部 として通常 扱 われる。
前部 の核
[AV, AM, AD は
- Anteroventral (AV) nucleus
- Anteromedial (AM) nucleus
- Anterodorsal (AD) nucleus
背 外側 核 (LD)
腹 側 視床
[視床 網 様 核 (R, TRN, thalamic reticular nucleus)視床 を覆 うように存在 する。厳密 には背 側 視床 (狭義 の視床 )ではなく腹 側 視床 に属 するので注意 を要 する。網 様 核 のニューロンはそのほぼすべてがGABA作動 性 ニューロンであり、(背 側 )視床 のニューロンが大 多数 のグルタミン酸 作動 性 投射 ニューロンと少数 のGABA作動 性 インターニューロンとで構成 されているのと大 きく異 なる。視床 の投射 ニューロンの軸 索 はほとんど例外 なく、視床 の中 ではほとんど軸 索 側 枝 を持 たないが、視床 を出 る際 に網 様 核 に軸 索 側 枝 を出 す。また大脳皮質 から視床 へのグルタミン酸 作動 性 入力 繊維 も、視床 へ入 る時 にほぼ例外 なく網 様 核 に軸 索 側 枝 を出 す。網 様 核 のGABAニューロンはその軸 索 を視床 の中 へ伸 ばし、視床 の投射 ニューロンを抑制 している。このように網 様 核 は概念 上 は視床 の一部 ではないが非常 に密接 な連絡 関係 にあるために、背 側 視床 と一緒 に取 り扱 われることが多 い。不 確 帯 (zone incerta)通常 、狭義 の「視床 」には含 まれない。視床 下 核 (subthalamic nucleus)通常 、狭義 の「視床 」には含 まれない。大脳 基底 核 の間接 路 の構成 要素 であり、グルタミン酸 作動 性 の興奮 性 ニューロンを含 み、近年 では脳 深部 刺激 療法 によるパーキンソン病 の治療 における電気 刺激 部位 として臨床 的 な重要 度 が高 い。外側 膝 状 体 腹 側部 背 側 視床 ではなく、腹 側 視床 に含 まれることがある。外側 膝 状 体 背 側部 とは異 なり大脳皮質 へ投射 しない。
その他 の核 の分類
[特殊 核 と非 特殊 核
[一 次 中継 核 連合 核
画像
[脚注
[- ^ a b c Rudolf Nieuwenhuys, Jan Voogd, Christiaan Van Huijzen
著 、水野 昇 ,岩 堀 修明 ,中村 泰 尚 訳 『図説 中枢 神経 系 The Human Central Nervous System』医学書院 、1991年 。ISBN 426011753X。 - ^ Olszewski, J (1952). The thalamus of the Macaca mulatta: anatlas for use with the stereotaxic instrument. Karger. ISBN 978-3-8055-0958-9
- ^ Hassler, R (1959). “Anatomy of the thalamus”. In Schaltenbrand G, Bailey P. Introduction to streotaxis with an atlas of the human brain. Thieme
- ^ Jones EG (2007). The thalamus 2nd edition. Cambridge: Cambridge University Press. ISBN 978-0521858816
関連 文献
[嘉 戸 直樹 「視床 の機能 とその臨床 応用 」『関西 理学 療法 』第 6巻 、関西 理学 療法 学会 、2006年 、47-49頁 、doi:10.11354/jkpt.6.47。
関連 項目
[外部 リンク
[視床 -慶應 医学部 解剖 学 教室 船戸 和弥 - Thalamus - スカラーペディア
百科 事典 「視床 」の項目 。 - Models of thalamocortical system -
同 「視床 皮質 系 のモデル」の項目 。