ポケモンの一覧いちらん (252-297)

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ポケモンの一覧いちらん（ポケモンのいちらん）は、ゲームソフト『ポケットモンスターシリーズ』に登場とうじょうする架空かくうの生物せいぶつ「ポケットモンスター（ポケモン）」の一覧いちらん。本ほん項こうでは全ぜん1025種しゅのうち、『ポケットモンスター ルビー・サファイア』から登場とうじょうし、シリーズ共通きょうつうの全国ぜんこくポケモン図鑑ずかんにおいて252から297までの番号ばんごうを付与ふよされている種たねを掲載けいさいする。

目次もくじ

202-251 << 252-297 >> 298-342

No. 名前なまえ 252 キモリ 253 ジュプトル 254 ジュカイン 255 アチャモ 256 ワカシャモ 257 バシャーモ 258 ミズゴロウ 259 ヌマクロー 260 ラグラージ 261 ポチエナ

No. 名前なまえ 262 グラエナ 263 ジグザグマ 264 マッスグマ 265 ケムッソ 266 カラサリス 267 アゲハント 268 マユルド 269 ドクケイル 270 ハスボー 271 ハスブレロ

No. 名前なまえ 272 ルンパッパ 273 タネボー 274 コノハナ 275 ダーテング 276 スバメ 277 オオスバメ 278 キャモメ 279 ペリッパー 280 ラルトス 281 キルリア

No. 名前なまえ 282 サーナイト 283 アメタマ 284 アメモース 285 キノココ 286 キノガッサ 287 ナマケロ 288 ヤルキモノ 289 ケッキング 290 ツチニン 291 テッカニン

No. 名前なまえ 292 ヌケニン 293 ゴニョニョ 294 ドゴーム 295 バクオング 296 マクノシタ 297 ハリテヤマ       脚注きゃくちゅう

キモリ

キモリ No. 0252

分類ぶんるい: もりトカゲポケモン	タイプ: くさ	高たかさ: 0.5m	重おもさ: 5.0kg
特性とくせい: しんりょく	かくれ特性とくせい: かるわざ	進化しんか前まえ: なし	進化しんか後ご: ジュプトル

分類ぶんるい上じょうではもりトカゲポケモンだが、トカゲポケモンに分類ぶんるいされるヒトカゲと違ちがいヤモリに近ちかい姿すがたをしたポケモン。冷静れいせい沈着ちんちゃくで、大おおきな相手あいてにも怯ひるまず鋭するどい目めつきで睨にらみ返かえす。足あし裏うらには小ちいさな棘とげを持もち、これによって木きや壁かべを垂直すいちょくによじ登のぼることができる。また太ふとい尻尾しっぽは攻撃こうげき手段しゅだんのほか、空気くうき中ちゅうの湿度しつどを感かんじ取とり、翌日よくじつの天気てんきを察知さっちするためにも用もちいられる。

ほのおタイプのアチャモ、みずタイプのミズゴロウとともに、『ルビー・サファイア・エメラルド』で最初さいしょに選えらぶ3匹ひきのうちの1匹ひき。

TVアニメ版ばんではアドバンスジェネレーションよりサトシのポケモンとして登場とうじょう。サトシと会あうまでは大樹たいじゅを守まもっていた群むれのリーダーだったが、大樹たいじゅの最後さいごを見届みとどけサトシにバトルを申もうし出でて仲間なかまになった。声優せいゆうはうえだゆうじ。このほか、AG34話わでもゲストキャラクターとして登場とうじょう。このキモリは花はなをくわえているのが特徴とくちょう。

『週刊しゅうかんポケモン放送ほうそう局きょく』や『ポケモン☆サンデー』ではキモリの着きぐるみが登場とうじょうし、ソーナンスとともにナビゲーターを務つとめていた（2006年ねん9月がつまでレギュラーでそれ以降いこうは不定期ふていきで出演しゅつえん）。こちらの声優せいゆうは西脇にしわき保たもつ。

ジュプトル

ジュプトル No. 0253

分類ぶんるい: もりトカゲポケモン	タイプ: くさ	高たかさ: 0.9m	重おもさ: 21.6kg
特性とくせい: しんりょく	かくれ特性とくせい: かるわざ	進化しんか前まえ: キモリ	進化しんか後ご: ジュカイン

キモリの進化しんか形がた。キモリにはあった尻尾しっぽは短みじかくなっているが、代かわりに頭あたまと腕うでには葉はっぱのようなものが付ついており、それが森もりの中なかでのカモフラージュに役立やくだっている。森もりに住すむジュプトルを捕とらえることは不可能ふかのうだといわれているほど動うごきが早はやい。太ふとももの筋肉きんにくが発達はったつしており、驚異きょうい的てきな瞬発しゅんぱつ力りょくと跳躍ちょうやく力りょくで大木たいぼくの枝えだから枝えだへ飛とび移うつりながら移動いどうして獲物えものに接近せっきんする。

『ポケモン不思議ふしぎのダンジョン 時じの探検たんけん隊たい・闇やみの探検たんけん隊たい』では、各地かくちに点在てんざいする「時じの歯車はぐるま」を狙ねらう盗賊とうぞくとして指名しめい手配てはいされている。その正体しょうたいは未来みらいからやって来きたポケモンで、全すべての時間じかんが停止ていししてしまった未来みらいの世界せかいを救すくうために必要ひつような「時じの歯車はぐるま」を集あつめていた。

TVアニメ版ばんではサトシのポケモンとして登場とうじょう（声優せいゆうはうえだゆうじ）。その他た、『ポケモン☆サンデー』内ないアニメ『ポケモン不思議ふしぎのダンジョン 時じの探検たんけん隊たい・闇やみの探検たんけん隊たい』ではゲーム同様どうよう、「時じの歯車はぐるま」を狙ねらう盗賊とうぞくとして登場とうじょう。声優せいゆうはてらそままさき。

ジュカイン

ジュカイン No. 0254

分類ぶんるい: みつりんポケモン	タイプ: くさ	高たかさ: 1.7m	重おもさ: 52.2kg
特性とくせい: しんりょく	かくれ特性とくせい: かるわざ	進化しんか前まえ: ジュプトル	進化しんか後ご: なし

ジュプトル進化しんか形がた。尻尾しっぽはキモリやジュプトルとは異ことなり、シダの様ような形かたちになっている。またジュプトル同様どうよう、腕うでには葉はっぱがある。この葉はっぱは刀かたなの切きれ味あじに匹敵ひってきするほどの切断せつだん力りょくを持もつ。基本きほん的てきに正面しょうめんからは攻撃こうげきせず、木きの枝えだを身軽みがるに飛とび回まわるなどの持もち前まえの素早すばやさを活いかして敵てきの頭あたまや後うしろから攻撃こうげきするのが得意とくい。ジャングルの中なかでは敵てき無なしの強つよさを持もつといわれる。背中せなかには黄色おうしょくの球体きゅうたいがあり、草木くさきに栄養えいようを与あたえる物ものである。日向ひなたぼっこをすることで体温たいおんを調節ちょうせつする。

任天堂にんてんどうの公式こうしき記事きじでは2005年ねん全国ぜんこく大会たいかいの東京とうきょう大会たいかい代表だいひょう決定けってい戦せんで小学生しょうがくせいの部ぶを優勝ゆうしょうしたプレイヤーのメンバーとして紹介しょうかいされている。

『オメガルビー・アルファサファイア』では「メガジュカイン」へとメガシンカを遂とげる。

メガジュカイン

頭部とうぶ・両りょう腕うでの葉はの形状けいじょうがより鋭するどく変かわり、胸むねから両りょう肩かたにかけて葉はっぱ状じょうの装甲そうこう、針葉樹しんようじゅのような尾おの先さきには赤あかい槍やりのような突起とっきがそれぞれ追加ついかされる。メガシンカ以前いぜんからの瞬発しゅんぱつ力りょくは健在けんざいであることに加くわえ、さらに鋭利えいりかつ強靱きょうじんな形状けいじょうとなった尾お先さきは、ミサイルのように分離ぶんり・発射はっしゃすることができるようになった。なお尾お先さきは発射はっしゃ後ごもメガシンカエネルギーが尽つきるまで再生さいせいを繰くり返かえす。

メガシンカするとドラゴンタイプが追加ついかされ、特性とくせいが「ひらいしん」になる。くさタイプでありながらドラゴンタイプの技わざを多おおく覚おぼえさせることができ、タイプ一致いっちによって威力いりょくが増強ぞうきょうされる。

TVアニメ版ばんではアドバンスジェネレーション第だい128話わでテツヤの手持てもちとして初はつ登場とうじょう。「みきり」でかわしながら「タネマシンガン」で攻撃こうげきするヒット&アウェイ戦法せんぽうが得意とくいで、ボスゴドラに勝利しょうり。サトシ戦せんではオニゴーリと引ひき分わける。その後ご、サトシのポケモンとして登場とうじょう（声優せいゆうはうえだゆうじ）。あることがきっかけでスランプに陥おちいり技わざが出だせなくなったが、サトシの活躍かつやくもあって見事みごと克服こくふく。以降いこうはサトシのエース格かくとなった。ショータのキモリもジュカインに最終さいしゅう進化しんかしている。

漫画まんが版ばん『ポケットモンスターSPECIAL』4章しょう、6章しょう、13章しょうでは6章しょう以降いこうはオリジナル主人公しゅじんこう・エメラルドのパートナー兼けん主力しゅりょくとして登場とうじょうする（4章しょうでは親おやがいない状態じょうたいであり、他たの図鑑ずかん所有しょゆう者しゃと異ことなり、トレーナーとは最終さいしゅう進化しんかした状態じょうたいで出会であった）。性別せいべつは♂。

アチャモ

アチャモ No. 255

分類ぶんるい: ひよこポケモン	タイプ: ほのお	高たかさ: 0.4m	重おもさ: 2.5kg
特性とくせい: もうか	かくれ特性とくせい: かそく	進化しんか前まえ: なし	進化しんか後ご: ワカシャモ

橙色だいだいいろの羽毛うもうに覆おおわれたひよこのような姿すがたをしたポケモン。体内たいないの「炎ほのお袋ぶくろ」という器官きかんで常つねに炎ほのおが燃もえているため、抱だきしめると暖あたたかい。口くちから1000度どの火ひ球だまを吐はく。暗闇くらやみが苦手にがて。木この実みを炎ほのおでこんがり焼やいて食たべる。地面じめんをつついて小石こいしを飲のみ込こみ、消火しょうかを助たすけるだけでなく炎ほのおの温度おんどを上あげる。

『ルビー・サファイア』より登場とうじょう。くさタイプのキモリ、みずタイプのミズゴロウとともに、最初さいしょに選えらぶ3匹ひきのうちの1匹ひき。第だい4世代せだいから♂の個体こたいはお尻しりに小ちいさなホクロのような模様もようがあり、第だい5世代せだいまでは見みるのは難むずかしかったが、第だい6世代せだいでは図鑑ずかんによって見みやすくなった。

TVアニメ版ばんでは『アドバンスジェネレーション』よりハルカのポケモンとして登場とうじょう。声優せいゆうは西村にしむらちなみ。現在げんざいはバシャーモに最終さいしゅう進化しんかしている。アニメではポケモンがこんらん状態じょうたいに陥おちいったとき、頭上ずじょうをアチャモがくるくると回まわる表現ひょうげんが用もちいられる場合ばあいがある。

ポケモンセンターフクオカ旧きゅう店舗てんぽの店舗てんぽロゴにピカチュウ・ワニノコとともに描えがかれている。

『大だい乱闘らんとうスマッシュブラザーズX』ではモンスターボールから登場とうじょうし、「ほのおのうず」で周囲しゅういの敵てきを攻撃こうげきする。

ワカシャモ

ワカシャモ No. 256

分類ぶんるい: わかどりポケモン	タイプ: ほのお/ かくとう	高たかさ: 0.9m	重おもさ: 19.5kg
特性とくせい: もうか	かくれ特性とくせい: かそく	進化しんか前まえ: アチャモ	進化しんか後ご: バシャーモ

アチャモの進化しんか形がた。進化しんかして鶏にわとりに手足てあしが付ついたような姿すがたになった。1秒間びょうかんに10発はつの蹴けりを繰くり出だすスピードとパワーを兼かね揃ぞろえた強靭きょうじんな足腰あしこしを持もち、野山のやまを走はしり回まわって鍛きたえる。大おおきい鳴なき声ごえを上あげて集中しゅうちゅう力りょくを高たかめ、相手あいてがギブアップするか、完全かんぜんに倒たおれるまで戦たたかい続つづける強つよい闘争とうそう本能ほんのうの持もち主ぬし。♂と♀では頭あたまの羽はねの大おおきさが違ちがう。

TVアニメ版ばんでは『アドバンスジェネレーション』でハルカのポケモンとして登場とうじょう。また別べつの回かいでは、初心者しょしんしゃ用ようのアチャモがサトシの手違てちがいによってワカシャモに進化しんかし、初心者しょしんしゃ用ようにならなくなってしまうが、ロケット団だんに捕つかまったホエルオーを救すくったため、ポケモンセンターのガードマンになった。

バシャーモ

バシャーモ No. 257

分類ぶんるい: もうかポケモン	タイプ: ほのお/ かくとう	高たかさ: 1.9m	重おもさ: 52.0kg
特性とくせい: もうか	かくれ特性とくせい: かそく	進化しんか前まえ: ワカシャモ	進化しんか後ご: なし

バシャーモのコスプレ

ワカシャモの進化しんか形がた。シャモのような姿すがたをしたポケモン。人ひと型がたに近ちかいスマートなフォルムを持もち、頭部とうぶはクチバシ型がたの口元くちもとなど鳥類ちょうるいの面影おもかげを残のこし、額がくからはV字じ型がたの鶏冠けいかんが伸のびている。全身ぜんしんは燃もえるように赤あかく、胸部きょうぶから背中せなかを覆おおい、後頭部こうとうぶへと伸のびる毛けは薄うす黄色おうしょく、胸元むなもとと足あし先さきは黄色きいろい。羽はねは数すう年ねん毎ごとに燃もえ落おち、新あたらしい羽はねに生はえ変かわる。この羽はねは♂に比くらべて♀の方ほうが短みじかい。手足てあしの鉤かぎ爪つめは鋭するどく、戦闘せんとう時じには手首てくびから炎ほのおが噴出ふんしゅつするほか、30 階かい建だてのビル (≤約やく150 m)をも飛とび越こえられるほどの脚力きゃくりょくを持もち、これらを駆使くしした格闘技かくとうぎを得意とくいとする。その炎ほのおを拳こぶしに包つつんだパンチは敵てきを黒焦くろこげに殴なぐり焼やく。

炎ほのおを足あしに纏まとって蹴飛けとばす「ブレイズキック」は当時とうじは専用せんよう技わざだったが、第だい4世代せだい以降いこうからは覚おぼえるポケモンが増ふえた（サワムラー、ルカリオなど）。他ほかにも「つばめがえし」や「ブレイブバード」、「オウムがえし」などひこうタイプの技わざを多おおく覚おぼえる。

『X・Y』以降いこうは、「メガバシャーモ」へとメガシンカを遂とげる。

メガバシャーモ

額がくの鶏冠けいかんが1 本ほんの大おおきなものへと変かわり、頭部とうぶの羽毛うもうは左右さゆうに分わかれた状態じょうたいでV字じ型がたに立たつ。両りょう腕うでからは炎ほのおの帯おびが常時じょうじ出現しゅつげんするようになり、胸むねと膝ひざの羽毛うもうが黒くろへと変かわる。脚力きゃくりょくがさらに上昇じょうしょうし、足技あしわざは繰くり出だす度たびに大気たいきとの摩擦まさつで着火ちゃっかするほどにキレが増ましている。体内たいないの温度おんどが上昇じょうしょうするごとに、パワーとスピードも上昇じょうしょうする特性とくせいを備そなえる。

持もち物ものに「バシャーモナイト」を持もたせることでメガシンカが可能かのうとなる。メガシンカすると特性とくせいが元もとのバシャーモの夢ゆめ特性とくせい「かそく」に統一とういつされ、能力のうりょく面めんでは「HP」を除のぞく総すべてが上昇じょうしょうし、特とくに「こうげき」、続つづいて「とくこう」「すばやさ」が大おおきく上昇じょうしょうする。

なお、オメガルビー・アルファサファイアの公式こうしきサイトにて「れいとうパンチ」を使用しようする画像がぞうがあったが、これは誤あやま表記ひょうきであり、実際じっさいのゲームでは当然とうぜん覚おぼえることができない。

TVアニメ版ばんではジョウト編へんにおいて、ハヅキの切きり札ふだとしてアニメに先行せんこうして登場とうじょうした。ジョウトリーグ準々じゅんじゅん決勝けっしょうでサトシのリザードンと互角ごかくに争あらそい、「ちきゅうなげ」を食くらう直前ちょくぜんで地面じめんに向むかって「かえんほうしゃ」を繰くり出だしダメージを和やわらげるなどの活躍かつやくを見みせ、炎ほのおタイプ同士どうしの維持いじによりかなり体力たいりょくを消耗しょうもうしたものの、僅差きんさで勝利しょうり。しかし、準決勝じゅんけっしょうには参戦さんせんできなくなり、ハヅキは準決勝じゅんけっしょうで敗退はいたいしてしまう。『アドバンスジェネレーション』ではハルカのアチャモがバシャーモに最終さいしゅう進化しんかを果はたし、サトシのジュカインと戦たたかった。『XY』ではメガバシャーモがメガシンカを使つかいこなすバシャーモ仮面かめん（正体しょうたいはリモーネ）のポケモンとして1話わから登場とうじょうした。

漫画まんが版ばん『ポケットモンスターSPECIAL』4章しょう、6章しょう、13章しょうではサファイアのパートナー兼けん主力しゅりょくとして登場とうじょうする（アチャモが進化しんかした個体こたい）。性別せいべつは♀で（チームの紅一点こういってん）、ニックネームは「ちゃも」。

ミズゴロウ

ミズゴロウ No. 258

分類ぶんるい: ぬまうおポケモン	タイプ: みず	高たかさ: 0.4m	重おもさ: 7.6kg
特性とくせい: げきりゅう	かくれ特性とくせい: しめりけ	進化しんか前まえ: なし	進化しんか後ご: ヌマクロー

ムツゴロウに近ちかい名前なまえと生態せいたいを持もつポケモン。川底かわぞこの泥どろに体からだを休やすめて眠ねむる。両生りょうせいで、水中すいちゅうでは頬ほおのエラで呼吸こきゅうする。視力しりょくを使つかわずとも、頭あたまのヒレをレーダーのように使つかって周囲しゅういの状況じょうきょうを正確せいかくにキャッチする事ことが可能かのう。その可愛かわいらしい外見がいけんとは裏腹うらはらに、ピンチになると体からだより大おおきな岩いわを粉砕ふんさいしたり、岩いわを持もち上あげるなど非常ひじょうに力ちからが強つよい。

くさタイプのキモリ、ほのおタイプのアチャモとともに『ルビー・サファイア・エメラルド』で最初さいしょに選えらぶ3匹ひきのうちの1匹ひき。

TVアニメ版ばんでは『アドバンスジェネレーション』にタケシのポケモンとして登場とうじょう。

英語えいご圏けんではミズゴロウの英語えいご名めい (Mudkip) を用もちいた「I Herd U Liek Mudkipz」というインターネットミームが存在そんざいする。2005年ねん初頭しょとうにdeviantARTのユーザーがこのフレーズを使用しようしたことを発端ほったんとし、その後ご4chanやYouTubeの動画どうがなどで多用たようされたことで著名ちょめいなミームとなった。

読売新聞よみうりしんぶんの連載れんさいポケモン四よん字じ熟語じゅくごでは、『真一文字まいちもんじ・まいちもんじ』がミズゴロウを紹介しょうかいするキャッチフレーズとして用もちいられた。

ヌマクロー

ヌマクロー No. 259

分類ぶんるい: ぬまうおポケモン	タイプ: みず/ じめん	高たかさ: 0.7m	重おもさ: 28.0kg
特性とくせい: げきりゅう	かくれ特性とくせい: しめりけ	進化しんか前まえ: ミズゴロウ	進化しんか後ご: ラグラージ

ミズゴロウの進化しんか形がたで、じめんタイプが加くわわった。四足しそく歩行ほこうだったミズゴロウが進化しんかして、足腰あしこしが発達はったつしたために二に足そく歩行ほこうになった。体重たいじゅうや身長しんちょうも格段かくだんに増ふえたが、まだ進化しんか前まえの可愛かわいらしい面影おもかげが残のこっている。ラグラージに進化しんかすると容姿ようしが大おおきく変化へんかする。水中すいちゅうより泥どろの中なかを泳およぐ方ほうが動うごきが速はやい。

TVアニメ版ばんでは『アドバンスジェネレーション』でタケシのポケモンとして登場とうじょう。その他た、AG第だい48話わでキヨの手持てもちとしても登場とうじょうしている。『2019年版ねんばん』では野生やせいの個体こたいが複数ふくすう登場とうじょう、そのうちの一体いったいが干ひからびた沼ぬまに埋うまってしまい、出でられなくなったが、ルンパッパのあまごいで無事ぶじに出でられた。しかし、その翌日よくじつには他たの仲間なかま共々ともども埋うまってしまった。

『オメガルビー・アルファサファイア』で新規しんきに描えがかれた3Dグラフィックがあまりにシュールすぎたため、発売はつばい直後ちょくごからコラージュの素材そざいとして使用しようされ、そのコラージュ画像がぞうがTwitterで拡散かくさんされたことがきっかけで、2014年ねん11月28日にちNHK総合そうごうテレビで放送ほうそうの『NEWS WEB』内ないコーナー「つぶやきビッグデータ」の中なかにもランクインしている。また株式会社かぶしきがいしゃポケモンからも公式こうしきに素材そざいが配布はいふされる事態じたいにもなった。

ポケモンだいすきクラブ公式こうしきアニメ『ポケモンパペット劇場げきじょう パペモン』では第だい1話わに登場とうじょう。ヤンチャムに進化しんかについて語かたる。一見いっけんのんびりしているが、本音ほんねを言いわれると逆ぎゃくギレしやすい性格せいかく。

ラグラージ

ラグラージ No. 260

分類ぶんるい: ぬまうおポケモン	タイプ: みず/ じめん	高たかさ: 1.5m	重おもさ: 81.9kg
特性とくせい: げきりゅう	かくれ特性とくせい: しめりけ	進化しんか前まえ: ヌマクロー	進化しんか後ご: なし

ヌマクローの進化しんか形がた。ジェットスキーに匹敵ひってきするスピードで泳およぐことができるうえ、重おもさ1トン以上いじょうの岩いわの塊かたまりや大型おおがた船せんを引ひっ張ぱって進すすめるほどのパワーの持もち主ぬし。美うつくしい砂浜すなはまの近ちかくで巣す作づくりし、ヒレで波なみ音おんや潮風しおかぜのわずかな違ちがいを感かんじ取とる能力のうりょくで、嵐あらしが接近せっきんするのを予感よかんすると、岩いわを積上つみあげて巣すを守まもる。力ちからが非常ひじょうに強つよく、腕うでの一いち振ふりで重量じゅうりょう1トンを超こえる岩いわを軽々かるがると壊こわすことができ、巣す作づくりにも一役ひとやく買かっている。濁流だくりゅうの中なかも見通みとおす特殊とくしゅな視力しりょくが発達はったつしており、濁にごった水みずでも苦くにせず泳およぐことが可能かのう。地上ちじょうに上あがる時ときは皮膚ひふの潤うるおいを保たもつために、全身ぜんしんに泥どろを塗ぬる。

エメラルドではバトルドームのドームスーパースター、ヒースが使用しようしている。そして、ブラック2・ホワイト2ではポケモンワールドトーナメントのチャンピオンズトーナメントで、ホウエン地方ちほうチャンピオン・ミクリが繰くり出だすこともある。

『オメガルビー・アルファサファイア』では「メガラグラージ」へとメガシンカを遂とげる。

メガラグラージ

上半身じょうはんしん全体ぜんたいの筋肉きんにくが大おおきく発達はったつ・肥大ひだい化かし、より筋肉質きんにくしつな外見がいけんとなる。頭部とうぶのヒレや両りょう頬ほおのエラも大型おおがた化かする。発達はったつした筋肉きんにくによって膂力りょりょくが高たかまった他ほか、持もち前まえの泳およぐ速度そくども強化きょうかされている。エラを始はじめとする上半身じょうはんしんのオレンジ色しょくの器官きかんから腕うでにあるオレンジ色しょくの器官きかんにかけて空気くうきを通とおす管かんが通かよっており、前者ぜんしゃから溜ため込こまれた空気くうきの圧力あつりょくを利用りようすることで後者こうしゃから噴射ふんしゃする水みずの勢いきおいを強つよめることができる。ジェットスキーように腕うでから水みずを噴射ふんしゃすることでより素早すばやく泳およいだり、繰くり出だすパンチの威力いりょくを高たかめることができる。

メガシンカすると特性とくせいが「すいすい」に変かわり、「こうげき」が大おおきく上昇じょうしょう、ついで「ぼうぎょ」「とくぼう」が上昇じょうしょうし、「とくこう」「すばやさ」も少すこし上昇じょうしょうする。

TVアニメ版ばんでは『アドバンスジェネレーション』32話わに初はつ登場とうじょう。ヒロミのヌマクローが進化しんかしており、捨すてられたと誤解ごかいして人間にんげん不信ふしんになったが、真実しんじつを知しると和解わかいしヒロミの元もとに戻もどっていった。マサムネのポケモンとしても登場とうじょうしており、ホウエンリーグでサトシと本気ほんきで戦たたかうことを決意けついしたマサムネが三さん番手ばんてに繰くり出だし、ヘイガニと互角ごかくに戦たたかい最後さいごは「きあいパンチ」と「クラブハンマー」のぶつかり合ごういで引ひき分わけに終おわる。バトルドームではフロンティアブレーンのヒースの手持てもちとして登場とうじょうした。

漫画まんが版ばん『ポケットモンスターSPECIAL』4章しょう、6章しょう、13章しょうでは主人公しゅじんこう・ルビーのパートナー兼けん主力しゅりょくとして登場とうじょうする（ミズゴロウが進化しんかした個体こたい）。性別せいべつは♂で（チームでは唯一ゆいいつの♂）、ニックネームは「ZUZU」。

ポチエナ

ポチエナ No. 261

分類ぶんるい: かみつきポケモン	タイプ: あく	高たかさ: 0.5m	重おもさ: 13.6kg
特性とくせい: にげあし/ はやあし	かくれ特性とくせい: びびり	進化しんか前まえ: なし	進化しんか後ご: グラエナ

犬いぬのような外見がいけんをしたポケモンで、ハイエナのように群むれで行動こうどうする。動うごく物ものに対たいして疲つかれるまでしつこく噛かみ付つく習性しゅうせいを持もつが、反撃はんげきされると尻尾しっぽを巻まいて逃にげ出だすなど気きの弱よわい部分ぶぶんも併あわせ持もつ。大おおきな牙きばで吠ほえたてて威嚇いかくするのは気弱きよわな性格せいかくの表あらわれ。

『ルビー・サファイア』およびリメイク版ばんでは101番ばん道路どうろでオダマキ博士はかせを襲おそう場面ばめんを目撃もくげきした主人公しゅじんこうは彼かれを助たすけるためにキモリ・アチャモ・ミズゴロウから1匹ひきを選えらび、ポチエナと戦たたかうことになり、勝利しょうりし彼かれを助たすけた。

トレーナーでは『スカーレット・バイオレット』の有料ゆうりょう追加ついかコンテンツ「ゼロの秘宝ひほう 前編ぜんぺん・碧あおの仮面かめん」ではブルーベリー学園がくえんの生徒せいとでありスグリの姉あねでもあるゼイユがメスの個体こたいを初戦しょせんで使用しよう。

TVアニメ版ばんではアドバンスジェネレーション第だい1話わでゲーム同様どうよう、オダマキ博士はかせを追おい掛かけ回まわしていた。

グラエナ

グラエナ No. 262

分類ぶんるい: かみつきポケモン	タイプ: あく	高たかさ: 1.0m	重おもさ: 37.0kg
特性とくせい: いかく/ はやあし	かくれ特性とくせい: じしんかじょう	進化しんか前まえ: ポチエナ	進化しんか後ご: なし

ポチエナの進化しんか形がた。オオカミやコヨーテに似にた姿すがたをしている。性格せいかくは獰猛どうもうだが、優すぐれたリーダーに対たいしては強つよい忠誠ちゅうせい心しんを持もつ。大昔おおむかしは群むれで行動こうどうしていたらしく、野生やせいのグラエナは10匹ひき程度ていどの群むれでリーダーの命令めいれいに従したがい、獲物えものを仕留しとめる。優すぐれたトレーナーの命令めいれいにも忠実ちゅうじつで、命令めいれいには逆さからわない。なお、トレーナーに従したがうのは、野生やせいの名残なごりでリーダーと認みとめているかららしい。

「ルビー・サファイア・エメラルド・オメガルビー・アルファサファイア」のマグマ団だん・アクア団だんのしたっぱや幹部かんぶがよく使用しようし、両りょう団だんリーダーのマツブサ/アオギリや四天王してんのうのカゲツも使用しようする。「X・Y」でもフレア団だんのしたっぱ・幹部かんぶが多用たようし、科学かがく者しゃのアケビも使用しようする。『スカーレット・バイオレット』の有料ゆうりょう追加ついかコンテンツ「ゼロの秘宝ひほう 前編ぜんぺん・碧あおの仮面かめん」ではブルーベリー学園がくえんの生徒せいとでありスグリの姉あねでもあるゼイユがメスの個体こたいをポチエナから進化しんかする形かたちで使用しよう。

TVアニメ版ばんでは『アドバンスジェネレーション』編へんにおいて主おもにマグマ団だんの手持てもちポケモンとして登場とうじょう。声優せいゆうは金子かねこ英彦ひでひこ。サイドストーリーではコサブロウも使用しよう。声優せいゆうは坂口さかぐち候こう一いち。アニメ第だい7シリーズ（『新しん無印むじるし編へん』）ではホウジのポケモンとして登場とうじょう。バトルフロンティアビードロ大会たいかいの一いち回戦かいせんでゴウのストライクやヒバニーをあっさり負まかしたものの決勝けっしょう戦せんでサトシのピカチュウに敗北はいぼくした。

ジグザグマ

ジグザグマ No. 263

分類ぶんるい: まめだぬきポケモン	タイプ: ノーマル	高たかさ: 0.4m	重おもさ: 17.5kg
特性とくせい: ものひろい/ くいしんぼう	かくれ特性とくせい: はやあし	進化しんか前まえ: なし	進化しんか後ご: マッスグマ

身体しんたいに茶色ちゃいろ・白しろのジグザグとした模様もようを持もつタヌキやアライグマのような姿すがたをしたポケモン。目めに映うつる様々さまざまなものに好奇心こうきしんを持もって近寄ちかよるためジグザグとせわしない足取あしどりで歩あるき回まわる。その為ため探さがし物ものをするのが得意とくい。真まっ直すぐ走はしることが出来できず、目標もくひょう物ぶつへは名前なまえの通とおりジグザグと走はしりながら接近せっきんする。

ホウエン地方ちほうではありふれたポケモンの一種いっしゅで、同どう地方ちほうを舞台ぶたいとする『ルビー・サファイア・エメラルド』ではあちこちに登場とうじょうし、路上ろじょうなどにいるトレーナーもよく使つかってくる。また、『ルビー・サファイア』では序盤じょばんでポチエナがオダマキ博士はかせを追おい回まわすイベントがあるが、『エメラルド』ではジグザグマになっている。『ルビー・サファイア』の発売はつばいから1年ねん後ごに発生はっせいしたバグを修正しゅうせいするプログラムが、全国ぜんこくの月刊げっかん任天堂にんてんどうで配信はいしんされた際さい、特別とくべつに「チイラのみ」を持もった色いろ違ちがいのジグザグマがプレゼントされた。

TVアニメ版ばんでは『ポケットモンスター金銀きんぎん編へん』272話わではハヅキの回想かいそうシーンでオダマキ博士はかせと戯じゃれている姿すがたが描えがかれた。

ガラル地方ちほうのジグザグマが何なんらかの形かたちで他たの地方ちほうへ移うつり棲すむが、ガラル地方ちほうに比くらべて生存せいぞん競争きょうそうが厳きびしくない環境かんきょうに適応てきおうするためにこの姿すがたになった。

リージョンフォーム

タイプ：あく・ノーマル、高たかさ：0.4m、重おもさ：17.5kg、特性とくせい：ものひろい / くいしんぼう。

ガラル地方ちほうでのジグザグマの姿すがたであると同時どうじに、ジグザグマの本来ほんらいの姿すがたを持もつ原種げんしゅといわれる。通常つうじょう種しゅと比較ひかくして、黒くろ・白しろというモノトーンの体からだ色しょくに加くわえ、目めの周まわりの模様もようのみが星ほし型がたになったパンクロック調ちょうの外見がいけんが特徴とくちょう。瞳ひとみも赤あかく、瞳孔どうこうも細ほそく目めつきも悪わるくなり、常つねに舌したを突つき出だす等ひとし、顔かおつきもやや好戦こうせん的てきなものとなっている。

落おち着つきがなく好戦こうせん的てきな気質きしつで、ジグザグに走はしりながら周まわりを荒あらし散ちらし、人ひとやポケモンに対たいして挑発ちょうはつ目的もくてきで突進とっしんを試こころみる。ポケモン同士どうしでは当然とうぜん争あらそいに発展はってんするが、人間にんげん相手あいてだとじゃれつかれていると誤解ごかいされることが多おおいため不満ふまんに思おもっている模様もよう。

マッスグマ

マッスグマ No. 264

分類ぶんるい: とっしんポケモン	タイプ: ノーマル	高たかさ: 0.5m	重おもさ: 32.5kg
特性とくせい: ものひろい/ くいしんぼう	かくれ特性とくせい: はやあし	進化しんか前まえ: ジグザグマ	進化しんか後ご: タチフサグマ

ジグザグマの進化しんか形がたで、アナグマのような姿すがたに変かわる。ジグザグしていた模様もようも体からだの流ながれに合あわせ直線ちょくせん的てきに変かわり、額がくには前方ぜんぽうを指さす矢印やじるしのような模様もようがある。まっすぐ直線ちょくせん的てきな移動いどうをするようになり、長距離ちょうきょりの直線ちょくせんでは時速じそく100kmで走はしることが出来できる。その速はやさを活いかした頭あたま突とっきや突進とっしんが得意とくい。反面はんめん、緩ゆるやかに曲まがることが苦手にがてになった。毛けの硬かたさはジグザグマの頃ころから健在けんざいで、抜ぬけ毛げは高級こうきゅうブラシの材料ざいりょうに再さい利用りようされる。

TVアニメ版ばんでは『アドバンスジェネレーション』112話わに登場とうじょう。持もち主ぬしのケイマ（声こえ - 小林こばやし沙すな苗なえ）から「トキンちゃん」というニックネームを名付なづけられていた。

鋭するどい爪つめや抜群ばつぐんな瞬発しゅんぱつ力りょくは狩かりだけでなく戦たたかいにも向むくが、ガラル地方ちほうから他たの地方ちほうへ移うつり棲すむうちに攻撃こうげき性せいや闘争とうそう本能ほんのうが和やわらぎ、無闇むやみに争あらそうことはなくなった。同時どうじに、生存せいぞん競争きょうそうがガラル地方ちほうほど厳きびしくないためタチフサグマへ進化しんかしなくなった。

リージョンフォーム

タイプ：あく・ノーマル、高たかさ：0.5m、重おもさ：32.5kg、特性とくせい：ものひろい / くいしんぼう。

ガラル地方ちほうでのマッスグマ本来ほんらいの姿すがたであり、この姿すがたでのみタチフサグマに進化しんかする。上記じょうきの通常つうじょう種しゅと比較ひかくして、ジグザグマと同様どうように、黒くろ・白しろというモノトーンの体からだ色しょくと、目めの周まわりの模様もようのみが星ほし型がたになったパンクロック調ちょうの模様もように、赤あかく鋭するどい目めつきで舌したを出だすなど凶暴きょうぼうな外観がいかんが特徴とくちょう。また両前りょうまえ脚あしの周まわりには灰色はいいろのファーが付加ふかされており、通常つうじょう種しゅより大おおきい口くちからは鋭するどい牙きばが露出ろしゅつしている。

ケムッソ

ケムッソ No. 265

分類ぶんるい: いもむしポケモン	タイプ: むし	高たかさ: 0.3m	重おもさ: 3.6kg
特性とくせい: りんぷん	かくれ特性とくせい: にげあし	進化しんか前まえ: なし	進化しんか後ご: 本文ほんぶん参照さんしょう

幼虫ようちゅう型かたのポケモン。吸盤きゅうばんの足あしでガラスの上うえを全まったく滑すべらずに移動いどうできる。口くちから吐はき出だす糸いとは空気くうきとの接触せっしょくで強力きょうりょくな粘着ねんちゃく力りょくのある糸いととなり、これで敵てきの動うごきを鈍なまらせる。木きの枝えだに付ついた葉はっぱや木きの皮かわを剥はがした樹液じゅえきが好物こうぶつ。スバメやムックルなどの鳥とりポケモンが主おもな天敵てんてきで、襲おそわれた時ときは毒どくが染しみ込こんだ尻尾しっぽの棘とげを向むけて抵抗ていこうする。

ゲームではレベル7でカラサリスもしくはマユルドに進化しんかするが、どちらに進化しんかするかは個体こたいごとに定さだめられており選えらぶことは出来できない。

TVアニメ版ばんでは『アドバンスジェネレーション』においてハルカとムサシがゲットしている。ハルカのはカラサリス、ムサシのはマユルドに進化しんかした。ゴウも3匹ひきゲットしているが、3匹ひきともマユルドに進化しんかしてしまった。

カラサリス

カラサリス No. 266

分類ぶんるい: さなぎポケモン	タイプ: むし	高たかさ: 0.6m	重おもさ: 10.0kg
特性とくせい: だっぴ	かくれ特性とくせい: なし	進化しんか前まえ: ケムッソ	進化しんか後ご: アゲハント

ケムッソから進化しんかするポケモンの一種いっしゅ。同おなじくケムッソの進化しんか形がたであるマユルド同様どうように繭まゆのような姿すがたをしているが、体からだ色しょくと目めの部分ぶぶんが異ことなる。目めの上部じょうぶの糸いとがまつ毛げのように毛羽立けばだっている。糸いとを枝えだに巻まきつけて体からだを支ささえながら、進化しんかのエネルギーを蓄たくわえている。糸いとについた朝露あさつゆを飲のむ。

TVアニメ版ばんでは『アドバンスジェネレーション』においてハルカのポケモンとして登場とうじょう。

アゲハント

アゲハント No. 267

分類ぶんるい: ちょうちょポケモン	タイプ: むし/ ひこう	高たかさ: 1.0m	重おもさ: 28.4kg
特性とくせい: むしのしらせ	かくれ特性とくせい: とうそうしん	進化しんか前まえ: カラサリス	進化しんか後ご: なし

カラサリスの進化しんか形がた。名なの通とおりアゲハチョウのような外見がいけんをしている。カラフルな羽はねの模様もようが特徴とくちょう。ストローのように細長ほそながい口くちを相手あいてに突つき刺さして、体液たいえきを吸すい取とってしまう。花畑はなばたけが満開まんかいになると、花粉かふんを集あつめて飛とび回まわる習性しゅうせいを持もつ。バタフリーと同様どうように美うつくしい外見がいけんをしているがそれに反はんして性格せいかくは攻撃こうげき的てきであり、特とくに怒おこった時ときの攻撃こうげきはかなり激はげしくなる。性別せいべつにより、羽はねの模様もようの一部いちぶに違ちがいがある。

TVアニメ版ばんでは『アドバンスジェネレーション』でメグミのポケモンとして初はつ登場とうじょうし、ハルカがポケモンコーディネーターになるきっかけを作つくった。その後ご、ハルカ自身じしんもアゲハントを所持しょじしている。

マユルド

マユルド No. 268

分類ぶんるい: さなぎポケモン	タイプ: むし	高たかさ: 0.7m	重おもさ: 11.5kg
特性とくせい: だっぴ	かくれ特性とくせい: なし	進化しんか前まえ: ケムッソ	進化しんか後ご: ドクケイル

ケムッソから進化しんかするポケモンの一種いっしゅ。同おなじくケムッソから進化しんかするカラサリス同様どうよう、繭まゆのような姿すがたをしているが、体からだ色しょくと目めの部分ぶぶんに差異さいが見みられ、目めはパッチリと睨にらむように見開みひらいている。毒々どくどくしい紫色むらさきいろをしているが、この時点じてんではどくタイプは持もっていない。マユルドの頃ころに受うけた外敵がいてきの攻撃こうげきによる痛いたみは一生いっしょう忘わすれない。

TVアニメ版ばんではロケット団だんのムサシの手持てもちポケモンとして登場とうじょう、ムサシはドクケイルに進化しんかするまでマユルドだと気きづいていなかった（正確せいかくにはコジロウやニャース、オダマキ博士はかせに指摘してきされても聞きく耳みみを持もたなかった）。ゴウのケムッソも3匹ひきともマユルドに進化しんかしてしまい、ゴウを落胆らくたんさせた（それでも進化しんかしたことは嬉うれしかった模様もよう）。

ドクケイル

ドクケイル No. 269

分類ぶんるい: どくがポケモン	タイプ: むし/ どく	高たかさ: 1.2m	重おもさ: 31.6kg
特性とくせい: りんぷん	かくれ特性とくせい: ふくがん	進化しんか前まえ: マユルド	進化しんか後ご: なし

マユルドの進化しんか形がた。翅からは、プロレスラーも一瞬いっしゅんで倒たおれるほどの猛毒もうどくの鱗粉りんぷんを撒まき散ちらす。夜行やこう性せいで、真夜中まよなかになると野山のやまから市街地しがいちへ移動いどうし、街路がいろ樹じゅの葉はっぱを食くい散ちらかす。街灯がいとうの光ひかりに集あつまる習性しゅうせいを持もつ。マユルドの頃ころに攻撃こうげきを仕掛しかけてきた相手あいてに仕返しかえしをする。♂の方ほうが触角しょっかくが大おおきい。

TVアニメ版ばんではロケット団だんのムサシの手持てもちポケモンとして登場とうじょう、色いろ違ちがいのオスの個体こたいと恋こいに落おち、旅立たびだつために別わかれた。声優せいゆうは西村にしむらちなみ。ゴウの3匹ひきのマユルドもドクケイルに進化しんかしている。

ハスボー

ハスボー No. 270

分類ぶんるい: うきくさポケモン	タイプ: みず/ くさ	高たかさ: 0.5m	重おもさ: 2.6kg
特性とくせい: あめうけざら/ すいすい	かくれ特性とくせい: マイペース	進化しんか前まえ: なし	進化しんか後ご: ハスブレロ

水みずの綺麗きれいな池いけや湖みずうみに生息せいそくするポケモンで、綺麗きれいな水みずほど水面すいめんはたくさんのハスボーに覆おおわれている。頭あたまの蓮はちすに似にた葉はっぱは、長時間ちょうじかん水みずを飲のまないと枯かれてしまう。自分じぶんより小ちいさいポケモンを向むこう岸ぎしまで運はこぶことがある。葉はっぱには汚よごれを弾ひく性質せいしつを持もっており、泥どろだらけのポケモンを乗のせても葉はっぱはきれいのまま。かつては地上ちじょうで暮くらしていたが頭あたまの葉はっぱが重おもくなった影響えいきょうで水みずの中なかで暮くらすようになったという。

TVアニメ版ばんでは『ポケットモンスター金銀きんぎん編へん』272話わではハヅキの回想かいそうシーンでオダマキ博士はかせと戯じゃれている姿すがたが描えがかれ、後のちに『アドバンスジェネレーション』においてタケシのポケモンとして登場とうじょう。声優せいゆうは伊東いとうみやこ。

ハスブレロ

ハスブレロ No. 271

分類ぶんるい: ようきポケモン	タイプ: みず/ くさ	高たかさ: 1.2m	重おもさ: 32.5kg
特性とくせい: あめうけざら/ すいすい	かくれ特性とくせい: マイペース	進化しんか前まえ: ハスボー	進化しんか後ご: ルンパッパ

ハスボーの進化しんか形がた。進化しんかして手足てあしが生はえ、河童かっぱのような姿すがたとなった。日当ひあたりの良よい水辺みずべを住処すみかとし、昼間ひるまの間あいだは水草みずくさのベッドで寝ねているが、夕暮ゆうぐれ時じになると活動かつどうを開始かいしする。川底かわぞこにある石いしに付着ふちゃくした水蘚みずごけを食たべて生いきている。釣つり糸いとをわざと引ひっ張ぱり、釣つりの邪魔じゃまをしたりと、いたずらが好すきになった。よく人間にんげんの子供こどもと間違まちがわれる。キタカミの古ふるい伝承でんしょうではいたずら好すきの子供こどもの生うまれ変かわりとも記しるされている。とりポケモンと餌えさの取とり合あいをしないように夜行やこう性せいになった。

TVアニメ版ばんではタケシのハスボーが進化しんかして登場とうじょう。声優せいゆうは進化しんか前まえと同様どうように伊東いとうみやこ。第だい7シリーズでは第だい22話わで登場とうじょう。声優せいゆうはうえだゆうじ。WEBアニメ『ポケモン不思議ふしぎのダンジョン 出動しゅつどうポケモン救助きゅうじょ隊たいガンバルズ!』にも登場とうじょう。声優せいゆうは津田つだ健次郎けんじろう。

ルンパッパ

ルンパッパ No. 272

分類ぶんるい: のうてんきポケモン	タイプ: みず/ くさ	高たかさ: 1.5m	重おもさ: 55.0kg
特性とくせい: あめうけざら/ すいすい	かくれ特性とくせい: マイペース	進化しんか前まえ: ハスブレロ	進化しんか後ご: なし

ハスブレロの進化しんか形がた。人間にんげんに近ちかい姿すがたになった。体からだにはギザギザの横縞よこじまが走はしっており、♂の方ほうが縞しまが太ふとい。陽気ようきなリズムに乗のって踊おどることで体からだの細胞さいぼうが活発かっぱつに活動かつどうする。リズミカルな音楽おんがくを聴きくと踊おどらずにはいられない。

2004年ねん全国ぜんこく大会たいかい決勝けっしょう大会たいかい優勝ゆうしょう者しゃの手持てもちに入はいったことを始はじめとして公式こうしき大会たいかいでの採用さいよう実績じっせきに優すぐれるポケモン。

『エメラルド』でリーグチャンピオンを務つとめるミクリが使用しようする。『シールド』ではジムリーダーのヤローが使用しようする。

TVアニメ版ばんではタケシのハスブレロが進化しんかした姿すがたとして登場とうじょう。声優せいゆうはオダマキ博士はかせ役やくの立木たちき文彦ふみひこ。『おどるポケモンひみつ基地きち』に別べつ個体こたいのものが登場とうじょう。陽気ようきなリズムに誘さそわれてやってきたが、「モンスターダンシングボール」が起動きどうしている最中さいちゅうに踊おどっているのみで、ストーリーに直接ちょくせつ関かかわるわけではない。『2019年版ねんばん』では野生やせいの個体こたいが登場とうじょう、干ひからびた沼ぬまに埋うまったヌマクローを「あまごい」で助たすけた（最初さいしょは間違まちがえて「にほんばれ」を繰くり出だして余計よけいに沼ぬまを干ひからびさせてしまった）。

実写じっしゃ映画えいが『名めい探偵たんていピカチュウ』ではカフェで働はたらくポケモンとして登場とうじょう。ピカチュウが「お嬢じょうさん」と呼よんでいることから性別せいべつはメスである。

タネボー

タネボー No. 273

分類ぶんるい: どんぐりポケモン	タイプ: くさ	高たかさ: 0.5m	重おもさ: 4.0kg
特性とくせい: はやおき/ ようりょくそ	かくれ特性とくせい: わるいてぐせ	進化しんか前まえ: なし	進化しんか後ご: コノハナ

ドングリのような姿すがたをしたポケモン。木きの枝えだにぶら下さがって水分すいぶんや栄養えいようを吸収きゅうしゅうしており、水みずを飲のめば飲のむほど体からだが光沢こうたくする。若わかく大おおきな樹木じゅもくに連つらなるという。1日にちにつき1回かい、葉はっぱで身体しんたいを磨みがく。動うごかずにいると木この実みと間違まちがえやすく、ついばもうとするポッポを驚おどろかして遊あそぶこともある。小ちいさい足あしがあり、地上ちじょうを歩あるくこともできる。生息せいそく地ちを広ひろげるために木この実みのフリをしてとりポケモンに運はこんでもらう。

TVアニメ版ばんでは『ポケットモンスター金銀きんぎん編へん』272話わではハヅキの回想かいそうシーンでオダマキ博士はかせと戯じゃれている姿すがたが描えがかれた他ほか、『アドバンスジェネレーション』154話わに登場とうじょう。エレキッドが暴あばれていることをロケット団だんのニャースに伝つたえた。

コノハナ

コノハナ No. 274

分類ぶんるい: いじわるポケモン	タイプ: くさ/ あく	高たかさ: 1.0m	重おもさ: 28.0kg
特性とくせい: はやおき/ ようりょくそ	かくれ特性とくせい: わるいてぐせ	進化しんか前まえ: タネボー	進化しんか後ご: ダーテング

タネボーの進化しんか形がた。密林みつりんに生息せいそくするくさポケモンの一種いっしゅ。タネボーと違ちがい、腕うでが生はえ、人間にんげんに近ちかい姿すがたになった。頭上ずじょうに生はえた木この葉はを抜ぬいて作つくった草笛くさぶえをならし、森もりにいるものを惑まどわせるなど、分類ぶんるいどおり嫌いやがらせが得意とくい。感覚かんかく機能きのうをキャッチする長ながい鼻はなを掴つかまれると全身ぜんしんの力ちからが抜ぬけてしまうため、これをつままれる事ことを非常ひじょうに嫌きらっている。木きのうろを住処すみかとし、木き登のぼりを得意とくいとしている。基本きほん的てきに森林しんりんを出でることは無ないが、たまに人里ひとざとに出でては人間にんげんを驚おどろかせているようだ。

TVアニメ版ばんでは『アドバンスジェネレーション』第だい26話わに登場とうじょう。群むれの中なかの一いち匹ひきが、ヘイガニに頭あたまの木この葉はを傷きずつけられたことに怒いかり、キモリ達たちを檻おりの中なかに幽閉ゆうへいした。その後ごロケット団だんに捕つかまるも、サトシたちと協力きょうりょくして撃退げきたい、和解わかいする。

ダーテング

ダーテング No. 275

分類ぶんるい: よこしまポケモン	タイプ: くさ/ あく	高たかさ: 1.3m	重おもさ: 59.6kg
特性とくせい: 本文ほんぶん参照さんしょう/ ようりょくそ	かくれ特性とくせい: わるいてぐせ	進化しんか前まえ: コノハナ	進化しんか後ご: なし

コノハナの進化しんか形がた。茶色ちゃいろの体からだ色しょくをした天狗てんぐのような姿すがたをしたポケモン。進化しんか前ぜん同様どうよう鼻はなが弱点じゃくてんになった。人ひとの訪おとずれない密林みつりんにある、樹齢じゅれい1000年ねんを超こえた大木たいぼくの天辺てっぺんに生息せいそくし、森もりの神様かみさまと呼よばれる。足あしは一本いっぽん歯ぱの下駄げたのようになっており、白しろくて長ながいたてがみを持もつ。両手りょうてに付ついている葉はっぱの団扇うちわを扇あおぐことで、最大さいだい風速ふうそく30メートルの突風とっぷうを引ひき起おこす。また、相手あいての考かんがえを読よみ取とり、先回さきまわりする能力のうりょくも持もっている。木枯こがらしに乗のって現あらわれると言いわれているらしい。悪わるさをした鳥とりポケモンが神罰しんばつを受うけてクチバシを天狗鼻てんぐのはな、翼つばさを葉はっぱの団扇うちわと取とり換かえられたという伝説でんせつが残のこっている。

特性とくせいは進化しんか前ぜん同様どうよう「はやおき」であったが、『『スカーレット・バイオレット』』の有料ゆうりょう追加ついかコンテンツ「ゼロの秘宝ひほう 前編ぜんぺん・碧あおの仮面かめん」にて「かぜのり」に変更へんこうされた。

『ルビー・サファイア・エメラルド』・『オメガルビー・アルファサファイア』では四天王してんのうのカゲツが使用しようする他ほか、『ハートゴールド・ソウルシルバー』では、ジムリーダーのエリカが再戦さいせん時じに使用しようする。『ソード』ではジムリーダーのヤローが使用しようする。「碧あおの仮面かめん」ではブルーベリー学園がくえんの生徒せいとでありゼイユの弟おとうとでもあるスグリが5戦せん目めで先発せんぱつとして使用しよう。

TVアニメ版ばんでは『アドバンスジェネレーション』第だい37話わに初はつ登場とうじょう。仲間なかまのコノハナの病気びょうきを治療ちりょうしてもらうためにポケモンセンターからジョーイを連つれ去さるが、後のちに彼女かのじょを解放かいほうした。第だい130話わでにホウエンリーグではテツヤのポケモンとしても登場とうじょう、「メガトンキック」や「シャドーボール」でコータスを攻撃こうげきするも、コータスの予想よそう外がいのジャンプ力りょくから繰くり出だされる「かえんほうしゃ」を叩はたきこまれ敗北はいぼくした。第だい156話わでロケット団だんにピカチュウや生徒せいとのポケモン達たちを奪うばわれた時ときにイチコが出だしたポケモンとして登場とうじょう。「つばめがえし」で迫せまり、ロケット団だんの凧たこを切きり裂さいて地上ちじょうに落おとした。その後ごムサシと対決たいけつ（？）をした時ときはムサシ達たちのお粗末そまつな「かげぶんしん」に対たいし本物ほんものの「かげぶんしん」をさせて核かくの違ちがいを見みせ付つけ、「かまいたち」でロケット団だんを攻撃こうげきしている。第だい164話わではバトルパレスのフロンティアブレーンでありパレスガーディアンのウコンがサトシとのバトルで最初さいしょに登場とうじょう。バトルフィールドからジャングルへと走はしり、サトシのジュカインと互角ごかくのスピードで走はしり抜ぬける。滝たき壺つぼにジュカインを落おとした上うえに「いわくだき」で岩いわを大量たいりょうに落おとして押おし潰つぶしたかに見みえたが、滝たきの上うえに一瞬いっしゅんで登のぼっていたジュカインに「はたく」と「リーフブレード」の連続れんぞく攻撃こうげきを受うけて倒たおされる。

スバメ

スバメ No. 276

分類ぶんるい: こツバメポケモン	タイプ: ノーマル/ ひこう	高たかさ: 0.3m	重おもさ: 2.3kg
特性とくせい: こんじょう	かくれ特性とくせい: きもったま	進化しんか前まえ: なし	進化しんか後ご: オオスバメ

ホウエン地方ちほうに生息せいそくする鳥とりポケモンの一種いっしゅ。かなり小型こがたであるが大人おとなしい性格せいかくのポッポやマメパトとは違ちがい、エアームドなどの自分じぶんよりも大おおきい相手あいてでも恐おそれずに立たち向むかっていける程ほどの勇敢ゆうかんな性格せいかくの持もち主ぬしだが、空腹くうふくにはかなり弱よわく、また精神せいしん的てきに未熟みじゅくな面めんも存在そんざいする。虫むしポケモン（特とくにケムッソ）を主食しゅしょくとする。渡わたりの習性しゅうせいを持もち、寒さむい時期じきになると、暖あたたかい土地とちを探さがして1日にち300キロの飛ひ距離きょりまで飛とぶことがある。寒さむくなるとホウエンを離はなれ南下なんかするのか、あるいは寒さむくなったから温暖おんだんなホウエンに住処すみかを変かえるのかは不明ふめい。

『ルビー・サファイア・エメラルド』において、ストーリー序盤じょばんで入手にゅうしゅできる地方ちほうの鳥とりポケモンである。

TVアニメ版ばんではサトシのポケモンとして登場とうじょうしており、ホウエン最初さいしょのゲットとなる。また、サトシのライバルの一人ひとり、ヒロシもスバメを持もっている。ニックネームは「ローズ」。ヒロシ曰いわく「サトシと同おなじポケモンゲットする」。声優せいゆうは西村にしむらちなみ。ゴウのポケモンとしても登場とうじょう、声優せいゆうは足立あだち梨花りか。

オオスバメ

オオスバメ No. 0277

分類ぶんるい: ツバメポケモン	タイプ: ノーマル/ ひこう	高たかさ: 0.7m	重おもさ: 19.8kg
特性とくせい: こんじょう	かくれ特性とくせい: きもったま	進化しんか前まえ: スバメ	進化しんか後ご: なし

スバメの進化しんか形がたで、分類ぶんるいのようにツバメのような姿すがたをした鳥とりポケモン。スバメよりも頭頂とうちょう部ぶの羽はねや目めつきが鋭するどくなり、実在じつざいのツバメよりやや乖離かいりしたデザインとなった。上空じょうくうでの旋回せんかいから急降下きゅうこうかして獲物えものを襲おそうという、ツバメよりも猛禽もうきん類るいに近ちかい狩かりを行おこなう。きれい好すきな性格せいかくで、2匹ひきがペアで羽繕はづくろいをする。尾羽おはがピンと立たっているのは体調たいちょうがいい証拠しょうこ。現実げんじつのツバメと同様どうように温暖おんだんな気候きこうを求もとめて渡わたりを行おこなう習性しゅうせいを持もつ。

特性とくせい「こんじょう」を生いかした状態じょうたい異常いじょうにより火力かりょくを上あげた物理ぶつり攻撃こうげきを得意とくいとしているが、第だい七なな世代せだいからは特攻とっこうも上あがり「ぼうふう」や「ねっぷう」、「ばくおんぱ」などといった特殊とくしゅ技わざも使つかいやすくなった。

ゲーム『ルビー・サファイア』・『オメガルビー・アルファサファイア』ではジムリーダーのナギが先発せんぱつに出だすポケモンとして登場とうじょう。『ハートゴールド・ソウルシルバー』ではジムリーダーのハヤトが再戦さいせん時じに使用しよう。

TVアニメ版ばんではサトシのスバメが進化しんかして登場とうじょう。声優せいゆうは石塚いしづか運はこぶ昇のぼり。ヒワマキジムリーダーのナギのオオスバメは色いろ違ちがいの個体こたい。最後さいごに繰くり出だした切きり札ふだでサトシのジュプトルを倒たおし、サトシのオオスバメも圧倒あっとうしたが、サトシの機転きてんで敗北はいぼくした。声優せいゆうは坂口さかぐち候こう一いち。

キャモメ

キャモメ No. 278

分類ぶんるい: うみねこポケモン	タイプ: みず/ ひこう	高たかさ: 0.6m	重おもさ: 9.5kg
特性とくせい: するどいめ	かくれ特性とくせい: あめうけざら	進化しんか前まえ: なし	進化しんか後ご: ペリッパー

海辺うみべに多おおく生息せいそくする、カモメやウミネコのようなポケモン。上昇じょうしょう気流きりゅうを受うけての滑空かっくうが得意とくい。これにより、体力たいりょくが少すくなく長時間ちょうじかんの飛行ひこうが困難こんなんな欠点けってんを補おぎなう。海うみに面めんした崖がけに営巣えいそうし、冬ふゆの前まえには巣すの周囲しゅういに餌えさを隠かくす習性しゅうせいを持もつ。海上かいじょうや海沿うみぞいでは非常ひじょうによく見みかけられるポケモン。

『ルビー・サファイア・エメラルド』ではハギ老人ろうじんという船乗ふなのりが所持しょじしており、「ピーコちゃん」というニックネームを付つけている。

TVアニメ版ばんでは『ポケットモンスター金銀きんぎん編へん』最終さいしゅう回かいではラスト、ホウエン地方ちほうについたサトシを出迎でむかえるように登場とうじょうし、『アドバンスジェネレーション』ではゲーム版ばん同様どうよう、ハギ老人ろうじんのポケモンとして登場とうじょう。アクア団だんの男おとこが使つかうシザリガーに人質ひとじちとして利用りようされたが、無事ぶじ救出きゅうしゅつされた。その他た、カメオ出演しゅつえんなどでも何なん度どか登場とうじょうしている。

ペリッパー

ペリッパー No. 279

分類ぶんるい: みずどりポケモン	タイプ: みず/ ひこう	高たかさ: 1.2m	重おもさ: 28.0kg
特性とくせい: するどいめ/ あめふらし	かくれ特性とくせい: あめうけざら	進化しんか前まえ: キャモメ	進化しんか後ご: なし

キャモメの進化しんか形がた。ペリカンのようなポケモンだが嘴くちばしが強調きょうちょうされており、首くびが存在そんざいせず飛行ひこう艇ていのような姿すがたをしている。多おおくの野生やせいポケモンと共生きょうせい関係かんけいにあり、自分じぶんより小ちいさいポケモンを口くちの中なかに入いれて運はこぶ。海水かいすいごとエサを掬すくい取とり呑のみ込こむ狩かりが得意とくい。進化しんか前まえのキャモメ同様どうよう、海岸かいがんの断崖絶壁だんがいぜっぺきに営巣えいそうする。

宅配たくはいやプレゼントのイメージが強つよいデリバードに対たいし、手紙てがみや書留かきとめなどの郵便ゆうびんのモチーフとしてグッズなどでデザインされることが多おおい。

『ポケモン不思議ふしぎのダンジョン 青あおの救助きゅうじょ隊たい・赤あかの救助きゅうじょ隊たい』では、救助きゅうじょ依頼いらいを連絡れんらく所しょでまとめて、配達はいたつしたりしている。『ポケモン不思議ふしぎのダンジョン 時じの探検たんけん隊たい・闇やみの探検たんけん隊たい』では、通信つうしんで受うけ取とった救助きゅうじょ依頼いらいをペリッパーのしまでまとめている。

オオスバメと同様どうよう、ゲーム『ルビー・サファイア』・『オメガルビー・アルファサファイア』ではジムリーダー・ナギのポケモン。『ハートゴールド・ソウルシルバー』でもジムリーダーのハヤトが再戦さいせん時じに使用しようする。『ソード・シールド』ではジムリーダーのルリナが使用しようする。『ブリリアントダイヤモンド・シャイニングパール』では電気でんきタイプのジムリーダー・デンジが再戦さいせんで先鋒せんぽうとして繰くり出だすが、これは特性とくせい『あめふらし』によって雨あめを降ふらし、後続こうぞくの電気でんきポケモン達たちが出だす「かみなり」を必中ひっちゅうにするためのサポート役やくとなっている。『スカーレット・バイオレット』ではジムリーダーのハイダイが再戦さいせん時じに使用しようする。

TVアニメ版ばんでは『アドバンスジェネレーション』第だい10話わに非ひ公認こうにんジムリーダーのアントニー（声こえ - 小西こにし克幸かつゆき）の手持てもちとして登場とうじょう。本来ほんらい覚おぼえないはずの「かえんほうしゃ」や「かみなり」などの技わざを使つかうが、実際じっさいはコイルやマダツボミといった小型こがたのポケモンをペリッパーの口くちの中なかに隠かくして技わざを出ださせる不正ふせいだった。それを知しったロケット団だんの悪事あくじに利用りようされ（アントニー本人ほんにんはロケット団だんに体からだを拘束こうそくされ猿轡さるぐつわをされ監禁かんきんされ、マサトに助たすけられた）るが、事件じけん後ごに反省はんせいしたアントニーは正々堂々せいせいどうどうとバトルして強つよくなると誓ちかった。ゲーム同様どうようジムリーダー・ナギも使用しよう、「はがねのつばさ」をアース代かわりにピカチュウの電気でんき技わざを受うけ流ながすが、相討あいうちになった。『テレビアニメ第だい7シリーズ』ではロケット団だんのペリッパーがロケット・ガチャットを運はこぶ役やくとして登場とうじょう。主おもにガチャットを届とどけるのが役目やくめだが、ガチャットそのものが故障こしょうしてボールが出でてこない場合ばあいは責任せきにんをとらされ自みずからバトルすることもある（詳細しょうさいは「ロケット団だん (アニメポケットモンスター)#ペリッパー」を参照さんしょう）。

ラルトス

ラルトス No. 280

分類ぶんるい: きもちポケモン	タイプ: エスパー/ フェアリー	高たかさ: 0.4m	重おもさ: 6.6kg
特性とくせい: シンクロ/ トレース	かくれ特性とくせい: テレパシー	進化しんか前まえ: なし	進化しんか後ご: キルリア

人間にんげんの小ちいさな子供こどもに近ちかい体型たいけいをしているポケモン。全身ぜんしんは白しろく、脚あし部ぶは袴はかまの裾すそを引ひき摺ずったような形状けいじょうをしている。頭部とうぶは緑色みどりいろのおかっぱ頭あたまのようになっており、目めの部分ぶぶんが隠かくれているが両目りょうめとも存在そんざいする。頭部とうぶの前後ぜんごにはピンク色ぴんくいろをした半円はんえん形がたの板いた状じょうの角かくを持もち、この角かくによって相手あいての感情かんじょうを察知さっちできる。敵意てきいを察知さっちすると姿すがたを隠かくすため、人前ひとまえに現あらわれることは少すくないが、前向まえむきな気持きもちを持もつ者ものには自みずから接近せっきんしてゆくほか、トレーナーの明あかるい気持きもちを感かんじ取とり、共ともに喜よろこぶ優やさしさも持もつ。メスのイメージが強つよいが、性別せいべつ比ひは1･1。

『ルビー・サファイア』ではトウカシティに住すむ病弱びょうじゃくな少年しょうねん、ミツルが主人公しゅじんこうの付添つきそいのもとで捕つかまえ、彼かれの初はじめてのポケモンとなる。その後ご、ミツルと共ともに旅たびをし、最終さいしゅう的てきにはサーナイト（『オメガルビー・アルファサファイア』ではエルレイド）に進化しんかするまでに至いたる。

『ポケットモンスター X・Y』からは、フェアリータイプが新あらたに追加ついかされた。

TVアニメ版ばんでは『アドバンスジェネレーション』第だい109話わでキルリア、サーナイトと共ともに登場とうじょう。マサトに助たすけられポケモンセンターに保護ほごされた。その後ご、トレーナーになったら迎むかえに来くると約束やくそくしたマサトに「約束やくそくよ、必かならず迎むかえに来きてね」とテレパシーで伝つたえた。

キルリア

キルリア No. 281

分類ぶんるい: かんじょうポケモン	タイプ: エスパー/ フェアリー	高たかさ: 0.8m	重おもさ: 20.2kg
特性とくせい: シンクロ/ トレース	かくれ特性とくせい: テレパシー	進化しんか前まえ: ラルトス	進化しんか後ご: 本文ほんぶん参照さんしょう

ラルトスの進化しんか形がた。人間にんげんの少女しょうじょのような姿すがたをしているが、♂♀共どもに存在そんざいする（性別せいべつ比ひは1･1）。トレーナーの明あかるい感情かんじょうがサイコパワーの源みなもととなっており、このサイコパワーは頭部とうぶにある2対ついの簪かんざしの様ような赤あかい角かくに増幅ぞうふくされ、使用しようすると周囲しゅういの空間くうかんが大おおきく捻ねじ曲まがる。また、空間くうかんの裂さけ目めからは未来みらいの様子ようすを見みることができると言いわれている。トレーナーの明あかるい感情かんじょうに触ふれているキルリアほど美うつくしく成長せいちょうしていく。朝あさ晴はれたときなど楽たのしい気分きぶんになるとその場ばで踊おどりだす。

ラルトスがレベル20で進化しんかし、レベル30でサーナイトに進化しんかする他ほか、『ダイヤモンド・パール』以降いこうは♂のみ「めざめいし」を使用しようすることでエルレイドに進化しんかすることができる。『ポケットモンスター X・Y』からは、フェアリータイプが新あらたに追加ついかされた。

TVアニメ版ばんでは『アドバンスジェネレーション』第だい109話わなどで登場とうじょうしたほか、ノゾミのポケモンとして登場とうじょう。

サーナイト

サーナイト No. 282

分類ぶんるい: ほうようポケモン	タイプ: エスパー/ フェアリー	高たかさ: 1.6m	重おもさ: 48.4kg
特性とくせい: シンクロ/ トレース	かくれ特性とくせい: テレパシー	進化しんか前まえ: キルリア	進化しんか後ご: なし

キルリアの進化しんか形がた。ロングドレスを着きた女性じょせいのような姿すがたをしているがオスとメス両方りょうほう存在そんざいしており（性別せいべつ比ひは1･1）、キルリアのもう一ひとつの進化しんか系けいであるエルレイドと共ともに人ひと型がたの姿すがたをしている。手足てあしは細長ほそながく、普段ふだんはサイコパワーで全身ぜんしんを支ささえている。胸むね・背せには赤あかいプレート状じょうの器官きかんが存在そんざいし、これはサーナイトの心しんが実体じったい化かしたものとされている。未来みらいを予知よちする能力のうりょくを持もち、これによりトレーナーに降おりかかる危険きけんを察知さっちし、サイコパワーを使つかい切きっても命懸いのちがけで守まもろうとする献身けんしん的てきな気質きしつを持もつ。心しんを解放かいほうするほど強力きょうりょくなサイコパワーを発揮はっきできるため、心しんの通かよい合あったトレーナーを守まもる際さいに最大さいだいのサイコパワーが発揮はっきされ、空間くうかんを捻ねじ曲まげ小型こがたのブラックホールを作つくり出だすまでに至いたる。

『ルビー・サファイア・エメラルド』ではミツルが使用しようする他ほか、『ハートゴールド・ソウルシルバー』では強化きょうか後ごの四天王してんのう・イツキが、「X・Y」ではチャンピオンのカルネが使用しようする(カルネの個体こたいはメガシンカする)。「ソード・シールド」ではジムリーダーのビート、「LEGENDSアルセウス」ではムベ、「スカーレット・バイオレット」ではジムリーダーのリップが使用しようする。

『ポケットモンスター X・Y』からは、フェアリータイプが新あらたに追加ついかされた事ことに加くわえ、「メガサーナイト」へとメガシンカを遂とげる。

メガサーナイト

両りょう頬ほおの装飾そうしょく・胸むねのプレート・下半身かはんしんのスカート状じょう器官きかんが大型おおがた化か、さらに両りょう腕うでにグローブのような装飾そうしょく品ひんが付加ふかされ、ロングドレスは豪奢ごうしゃになりウェディングドレスをまとったような外見がいけんになる。胸むねのプレート=サーナイトの心しんがさらに解放かいほうされた形態けいたいであり、より強つよいサイコパワーを発揮はっきできる。

「サーナイトナイト」を持もち物ものとすることでメガシンカが可能かのうとなる。メガシンカすると特性とくせいが「フェアリースキン」に変かわり、能力のうりょくは「HP」「ぼうぎょ」を除のぞく全ぜん能力のうりょくが上昇じょうしょう、特とくに「とくこう」が大おおきく上昇じょうしょうし、伝説でんせつのポケモンに比肩ひけんするほど。高たかい「とくこう」と、特性とくせい「フェアリースキン」により威力いりょくの上昇じょうしょうする一部いちぶの技わざと併あわせ、フェアリータイプの技わざを高たかい威力いりょくで使用しようすることが可能かのうとなり大技おおわざのはかいこうせんがより使つかいやすくなった。

『ポケモン不思議ふしぎのダンジョン 青あおの救助きゅうじょ隊たい・赤あかの救助きゅうじょ隊たい』では、主人公しゅじんこうの夢ゆめに度々どど現あらわれるミステリアスな存在そんざいとして描えがかれる。ある日ひ突然とつぜんポケモンになってしまった主人公しゅじんこうにその使命しめいを告つげ、導みちびくと共ともに惑まどわせる存在そんざいでもある。このサーナイトはクリア後ごのイベントで仲間なかまにすることが出来できる。

TVアニメ版ばんでは『アドバンスジェネレーション』第だい109話わなどで登場とうじょう。

2016年ねんには『X・Y』『オメガルビー・アルファサファイア』を対象たいしょうとして『ポケモン・ザ・ムービーXY&Z ボルケニオンと機巧きこうのマギアナ|ボルケニオンと機巧きこうのマギアナ』の上映じょうえいを記念きねんした「キミアのサーナイト」と呼よばれる色いろ違ちがいのサーナイトが配布はいふされた。

『Pokémon UNITE』では操作そうさポケモンとして登場とうじょう。遠距離えんきょりからの攻撃こうげきで攻せめるアタッカー。ユナイトわざは「フェアリーヴォイド」。 『大だい乱闘らんとうスマッシュブラザーズシリーズ』では、第だい3作さく『大だい乱闘らんとうスマッシュブラザーズX』以降いこうモンスターボールから登場とうじょうする。自身じしんを中心ちゅうしんに「リフレクター」を展開てんかいし、敵てきの飛とび道具どうぐを反射はんしゃする。

アメタマ

アメタマ No. 283

分類ぶんるい: あめんぼポケモン	タイプ: むし/ みず	高たかさ: 0.5m	重おもさ: 1.7kg
特性とくせい: すいすい	かくれ特性とくせい: あめうけざら	進化しんか前まえ: なし	進化しんか後ご: アメモース

アメンボのような姿すがたをしたポケモン。4本ほんの脚あしの爪先つまさきからは油あぶらが滲にじみ出でていて、水面すいめんを滑すべるように移動いどうすることが出来できる。危険きけんを感かんじると、頭部とうぶから水飴みずあめの様ような甘あまい汁しるを出だす。この汁しるはシロップとして利用りよう可能かのうでパンに着つけると美味びみだが、鳥とりポケモンは嫌きらう味あじである。一方いっぽうでこの汁しるの味あじを好このむポケモンも居おり、獲物えものを誘さそうのにも使用しようされる。水草みずくさの多おおい池いけや田たんぼだけでなく、雨上あめあがりの市街地しがいちの水溜みずたまりなどでも見みかける。シズクモと仲なかが悪わるい。食しょく性せいは池いけや湖みずうみの微生物びせいぶつを食たべる。

TVアニメ版ばんでは『アドバンスジェネレーション』にてポケモンコーディネーター・ワカナの手持てもちポケモンとして登場とうじょう。

ゲーム『ポケットモンスター X・Y』では、最初さいしょのジムリーダー・ビオラが初はじめに繰くり出だすポケモンである。

アメモース

アメモース No. 284

分類ぶんるい: めだまポケモン	タイプ: むし/ ひこう	高たかさ: 0.8m	重おもさ: 3.6kg
特性とくせい: いかく	かくれ特性とくせい: きんちょうかん	進化しんか前まえ: アメタマ	進化しんか後ご: なし

アメタマの進化しんか形がた。巨大きょだいな触角しょっかくに半円はんえん形がたの目玉めだま模様もようがあり、加くわえて赤あかい顔かおと小ちいさな目めが大おおきく開ひらいた口くちと牙きばにも見みえる。これで敵てきを威嚇いかくするが、羽はねや触角しょっかくは雨あめに濡ぬれると水みずを含ふくんで重おもくなり飛とべなくなるので、雨あめの日ひは木きの洞ほらや軒下のきした、などでじっと過すごす。雨上あめあがりには太陽たいようの方ほうを向むき身体しんたいを乾かわかす。4枚まいの翅でドローンのように前後ぜんご左右さゆう自在じざいに空そらを飛とぶ。怒おこった表情ひょうじょうの目玉めだま模様もようが悲かなしそうに垂たれ下さがっている時ときは夕立ゆうだちが降ふり出だす前兆ぜんちょうとされる。

「サン・ムーン」ではスカル団だんボスのグズマが使用しよう。

TVアニメ版ばんでは『アドバンスジェネレーション』にてシュウのポケモンとして登場とうじょう。

キノココ

キノココ No. 285

分類ぶんるい: きのこポケモン	タイプ: くさ	高たかさ: 0.4m	重おもさ: 4.5kg
特性とくせい: ほうし/ ポイズンヒール	かくれ特性とくせい: はやあし	進化しんか前まえ: なし	進化しんか後ご: キノガッサ

森林しんりんに生息せいそくするキノコのようなポケモン。ただし、柄えの部分ぶぶんが存在そんざいせず丸まるっこい体型たいけいのため、オニフスベに似にている。実在じつざいするキノコ同様どうよう、日陰ひかげの湿しめった場所ばしょを好このみ、夜行やこう性せい。危険きけんを感かんじると頭上ずじょうから強つよい毒性どくせいを持もつ粉こなを噴射ふんしゃし身みを守まもる。特とくに植物しょくぶつに対たいし強力きょうりょくな効果こうかを持もつが、なぜか人間にんげんにはせいぜい体からだの節々ふしぶしが痛いたくなる程度ていどの効果こうかしかない模様もよう。腐葉土ふようどを主食しゅしょくとする。

TVアニメ版ばんでは『アドバンスジェネレーション』第だい9話わに登場とうじょう。

キノガッサ

キノガッサ No. 286

分類ぶんるい: きのこポケモン	タイプ: くさ/ かくとう	高たかさ: 1.2m	重おもさ: 39.2kg
特性とくせい: ほうし/ ポイズンヒール	かくれ特性とくせい: テクニシャン	進化しんか前まえ: キノココ	進化しんか後ご: なし

キノココの進化しんか形がた。キノコに足あしが生はえたような姿すがたのキノココから、キノコの傘かさを被こうむった細身ほそみのカンガルーのような体型たいけいへと変化へんかする。頭部とうぶと尾おは薄うすい土色つちいろ、頭あたまの傘かさと胴体どうたい、尾おの先さきに付ついた球状きゅうじょうの種たねは緑色みどりいろをしている。手足てあしの爪つめと傘かさに付ついている玉たまは赤あかい。軽かろやかなフットワークと伸のび縮ちぢみする腕うでを武器ぶきに戦たたかう。屈強くっきょうなボクサー顔負かおまけのテクニック。尻尾しっぽの種たねは毒どくの胞子ほうしが固かたまったもので、誤あやまって食たべようとすると全身ぜんしんに毒どくが見舞みまわれる。傘かさの玉たまには穴あなが開ひらいており、ここから胞子ほうしを放はなつ。温暖おんだん・湿潤しつじゅんな気候きこうを好このみ、草原そうげんや森林しんりんの草木くさきを主食しゅしょくとする。

『エメラルド』では、バトルアリーナのアリーナキャプテン、コゴミが金かねのガッツシンボルを賭かけたバトルで使用しようする。そして『ハートゴールド・ソウルシルバー』では、ジムリーダー・シジマが再戦さいせん時じに使用しよう。「スカーレット・バイオレット」ではジムリーダーのコルサが再戦さいせん時じに使用しようする。

TVアニメ版ばんでは『アドバンスジェネレーション』82話わに登場とうじょう。ハルカのワカシャモと格闘かくとうタイプの戦たたかいを繰くり広ひろげた。『ダイヤモンドパール』ではケンゴのポケモンとして登場とうじょう。サトシのナエトルに「エナジーボール」を教おしえた。

ナマケロ

ナマケロ No. 287

分類ぶんるい: なまけものポケモン	タイプ: ノーマル	高たかさ: 0.8m	重おもさ: 24.0kg
特性とくせい: なまけ	かくれ特性とくせい: なし	進化しんか前まえ: なし	進化しんか後ご: ヤルキモノ

ナマケモノをモチーフにしたポケモンで、1日にち20時間じかん以上いじょうも怠なまけていて、滅多めったに体からだを動うごかすことはないが、稀まれに川かわを泳およいで長ながい距離きょりを移動いどうする姿すがたが目撃もくげきされる。1日にちの食事しょくじ量りょうはたった3枚まいの葉はっぱだけという屈指くっしの少食しょうしょく。また、心拍しんぱく数すうは1分ふんごとに1度どと、血ち流りゅうも極きわめて遅おそい。

TVアニメ版ばんでは『アドバンスジェネレーション』にてジムリーダー・センリの手持てもちポケモンとして登場とうじょう。ジム戦せんでは持もち前まえのスローペースと多彩たさいな技わざを駆使くししてピカチュウを翻弄ほんろうし「ふぶき」で動うごきを封ふうじるも、コータスの「かえんほうしゃ」で「ふぶき」を押おし返かえされそのまま叩たたき込こまれ敗やぶれる。

ヤルキモノ

ヤルキモノ No. 288

分類ぶんるい: あばれザルポケモン	タイプ: ノーマル	高たかさ: 1.4m	重おもさ: 46.5kg
特性とくせい: やるき	かくれ特性とくせい: なし	進化しんか前まえ: ナマケロ	進化しんか後ご: ケッキング

ナマケロの進化しんか形がた。森林しんりんに棲すむマンドリルのようなポケモン。ナマケロが無気力むきりょくだったのに対たいし、こちらはその名なの通とおりやる気きに満みち溢あふれている。心臓しんぞうの鼓動こどうが速はやく全身ぜんしんの血ちが滾たぎっているため1秒びょうもじっとしていられない程ほど落おち着つきが無なく、盛さかんに走はしりまわる性質せいしつ。これは、体からだを動うごかさなければストレスが溜たまりすぎて具合ぐあいが悪わるくなってしまうため。夜よるも血ちがたぎって眠ねむれないことが多おおく、その場合ばあいは夜よるにもかかわらず森中もりなかを疲つかれるまで走はしり回まわる。背中せなかの茶色ちゃいろい横縞よこじまと頭あたまの赤あかい毛けを除のぞき全ぜん身みの毛けは白しろ。足あしの長ながさと比くらべ腕うでが長ながい。手てには鋭するどく大おおきな爪つめを持もつ。

『ルビー・サファイア・エメラルド』では、5人にん目めのジムリーダーにして主人公しゅじんこうの父親ちちおや・センリが使用しようする。また、最初さいしょに主人公しゅじんこうが引ひっ越こしてくる際さいに荷物にもつの整理せいりをしているポケモンが『ルビー・サファイア』ではゴーリキーだったが、『エメラルド』ではヤルキモノに変更へんこうされている。

TVアニメ版ばんでは『アドバンスジェネレーション』にてトウカジムでセンリのポケモンとして登場とうじょう。持もち前まえのパワーとスピードでコータスを倒たおすも、ピカチュウの「せいでんき」で麻痺まひになり、相打あいうちとなる。 『劇場げきじょう版ばんポケットモンスター ダイヤモンド&パール 幻影げんえいの覇者はしゃ ゾロアーク』では森もりでゾロアを襲おそうゲストポケモンとして登場とうじょう。声こえは江口えぐち拓也たくや。

第だい8シリーズでは第だい31話わから登場とうじょう。六ろく英雄えいゆうのラプラスの仲間なかまのポケモン。モリーのラッキーとマードックのイワンコをガラルヤドランと共ともに強面こわおもてで怯ひるませていた。声優せいゆうは光ひかり部ぶ樹じゅ。

ケッキング

ケッキング No. 289

分類ぶんるい: ものぐさポケモン	タイプ: ノーマル	高たかさ: 2.0m	重おもさ: 130.5kg
特性とくせい: なまけ	かくれ特性とくせい: なし	進化しんか前まえ: ヤルキモノ	進化しんか後ご: なし

ヤルキモノの進化しんか形がた。森林しんりんに生息せいそくするゴリラのような姿すがたをしたポケモン。顔かおと胸むね、腹はら、手てのひら状じょうになっている両りょう手足てあしには毛けが存在そんざいせず、頭部とうぶの毛けは白しろ、その他たの毛けは茶色ちゃいろである。やる気きに満みち溢あふれていたヤルキモノ時代じだいとは打うって変かわって、ナマケロ時代じだいの無気力むきりょくに戻もどっており、世界一せかいいちぐうたらなポケモンとして知しられる。しかし寝転ねころがっている間あいだに体力たいりょくを蓄たくわえているらしく、反撃はんげきの際さいには蓄たくわえた力ちからを一気いっきに出だす事ことで圧倒的あっとうてきなパワーを発揮はっきする。基本きほん的てきに一いち箇所かしょに寝ねそべってほとんど動うごかず、一いち日にち中ちゅう横よこになって生活せいかつする。食餌しょくじの際さいも手ての届とどく半径はんけい約やく1mの範囲はんい内ないの野草やそうや、木きから熟じゅくして落おちてきた果物くだものを食たべるなど、能動のうどう的てきに動うごく事ことは少すくなく、それらを食たべ尽つくすとしぶしぶ場所ばしょを変かえ、あとには半径はんけい1mの輪わっかが残のこされる。

『ルビー・サファイア』および『オメガルビー・アルファサファイア』ではジムリーダーのセンリが切きり札ふだとして使用しようする。『みんなのポケモン牧場ぼくじょう』では、『ポケモン☆サンデー』の出演しゅつえん者しゃである秋山あきやま隊員たいいんが「ジョン」というニックネームのケッキングを連つれて遊あそびにきた。そのケッキングとコイキングの交換こうかんができた。

特性とくせいは再ふたたび「なまけ」に戻もどったが、それを生いかして「はかいこうせん」や「ギガインパクト」といった反動はんどうで動うごけなくなる技わざを補おぎなうようになった。

TVアニメ版ばんでは『アドバンスジェネレーション』でもトウカジムでセンリのポケモンとして登場とうじょうした。怠なまける姿すがたを見みせず、ジム戦せんではその強大きょうだいなパワーでジュプトルを追おい詰つめたが、ジュプトルが「しんりょく」を発動はつどうさせたため逆転ぎゃくてんされ敗やぶれた。『XY&Z』に登場とうじょうしたショータの持もつ個体こたいは怠なまける性質せいしつを生いかした戦法せんぽうを駆使くしして、ルチャブルを倒たおすがダメージの蓄積ちくせきによりファイアローに敗やぶれた。

ツチニン

ツチニン No. 290

分類ぶんるい: したづみポケモン	タイプ: むし/ じめん	高たかさ: 0.5m	重おもさ: 5.5kg
特性とくせい: ふくがん	かくれ特性とくせい: にげあし	進化しんか前まえ: なし	進化しんか後ご: 本文ほんぶん参照さんしょう

セミの幼虫ようちゅうのような姿すがたをしたポケモン。大おおきな爪つめで木きの根ねを傷きずつけ、そこから養分ようぶんを啜すする。眼めは大おおきいが、常つねに暗くらい地中ちちゅうで生活せいかつしているため視力しりょくがほとんど失うしなわれている。その代かわりに触角しょっかくを使つかって周囲しゅういの様子ようすを探さぐる。成長せいちょうするとセミの成虫せいちゅうの姿すがたをしたテッカニンに進化しんかするが、現実げんじつのセミ同様どうように抜ぬけ殻がらが残のこる。この抜ぬけ殻がらはヌケニンと呼よばれる別べつのポケモンの一種いっしゅと数かぞえられ、戦たたかわせることができる。

タイプの組くみ合あわせが独特どくとくで、第だい8世代せだいにおいて“むし・じめん”タイプとしてはミノマダム（砂地すなじの姿すがた）と並ならんでたった2種類しゅるいと極きわめて希少きしょうとなる。

TVアニメ版ばんでは『アドバンスジェネレーション』第だい27話わで、少年しょうねんカヅキのポケモンとして登場とうじょう。「ひみつのちから」を覚おぼえていた。

テッカニン

テッカニン No. 291

分類ぶんるい: しのびポケモン	タイプ: むし/ ひこう	高たかさ: 0.8m	重おもさ: 12.0kg
特性とくせい: かそく	かくれ特性とくせい: すりぬけ	進化しんか前まえ: ツチニン	進化しんか後ご: なし

ツチニンの進化しんか形がたでセミに似にた能力のうりょくを持もつ、非常ひじょうに高速こうそくで飛とび回まわる昆虫こんちゅう型がたポケモン。ストライクをも凌しのぐほどに動うごきが速はやすぎて姿すがたが見みえないので、残像ざんぞうすら見みえず透明とうめいなポケモンと考かんがえられていた時代じだいもあった。鳴なき声ごえもうるさいため、育そだてるトレーナーの腕前うでまえが試ためされる。ヘラクロスなどと同おなじく木きの汁しるを吸すっているらしい。伝説でんせつのポケモン以外いがいでは1番ばん素早すばやいポケモンであり、全ぜんポケモン中ちゅうでも2番目ばんめに早はやい。

2004年ねん全国ぜんこく大会たいかい決勝けっしょう大会たいかい優勝ゆうしょう者しゃの手持てもちに入はいっていたポケモンの1体たい。

TVアニメ版ばんでは『アドバンスジェネレーション』第だい44、45話わにミラージュ王国おうこくの乗のっ取とりを企たくらむ摂政せっしょう・ハンゾウのポケモンとして登場とうじょうし、ピカチュウの「10まんボルト」に敗やぶれる。使用しよう技わざは「はかいこうせん」。また、バトルピラミッドではフロンティアブレーン・ジンダイが使つかうポケモンの1匹ひき。「すなあらし」や「かげぶんしん」で翻弄ほんろうし、「すなかけ」の目めつぶし戦法せんぽうでサトシのゼニガメを追おい詰つめたものの、「ハイドロポンプ」の水みずで砂すなを洗あらい流ながされ、「ロケットずつき」に敗やぶれる。シンジもテッカニンを使用しようしている。特性とくせい「かそく」と「こうそくいどう」でグライオンを翻弄ほんろうしたものの、ゴウカザルに「どくびし」を打うち消けした際さいの「フレアドライブ」のダメージでスピードが落おち、「マッハパンチ」を食くらい敗やぶれる。

ヌケニン

ヌケニン No. 292

分類ぶんるい: ぬけがらポケモン	タイプ: むし/ ゴースト	高たかさ: 0.8m	重おもさ: 1.2kg
特性とくせい: ふしぎなまもり	かくれ特性とくせい: なし	進化しんか前まえ: ツチニン	進化しんか後ご: なし

セミの抜ぬけ殻がらのような姿すがたをしたポケモン。背中せなかには抜ぬけ出でた際さいの切きれ目めが入はいっており、中なかは空洞くうどうで何なにもない。ジュペッタ同様どうよう、かりそめの身体しんたいに何なにかの魂たましいが宿やどってしまったものと考かんがえられ、実体じったいのないゴーストポケモンに分類ぶんるいされる。中なかの真まっ暗くらな空洞くうどうを覗のぞき込こむと魂たましいを吸すい取とられてしまうという。羽はねを動うごかさずに空中くうちゅうに浮うかんでおり、息いきをせず、全まったく動うごかない。雌雄しゆうの区別くべつもない。頭あたまの上うえには三日月みかづき状じょうの白しろい輪わが浮うかんでいる。

ツチニンが直接ちょくせつヌケニンに進化しんかするわけではなく、ツチニンがテッカニンに進化しんかする際さいに手持てもちに空あきがあるとその空あきにヌケニンが出現しゅつげんする。「HP」は1しかなくそれ以上いじょうの底上そこあげは不可能ふかのうだが、「ふしぎなまもり」という専用せんようのとくせいを持もち、弱点じゃくてん（ほのお・いわ・ひこう・ゴースト・あくタイプ）以外いがいの攻撃こうげき技わざをすべて無効むこう化かする。やけど・どく・こんらんなどの状態じょうたい異常いじょうダメージ、「てつのとげ」や「さめはだ」などの特性とくせいダメージ、「ステルスロック」や「まきびし」などの設置せっち技わざダメージ、「すなあらし」や「あられ」の天候てんこうダメージ、「ゴツゴツメット」や「くろいヘドロ」などの道具どうぐダメージは受うける。ダイマックスでもHPは増ふえない。相手あいてトレーナーでは、『エメラルド』ではフロンティアブレーンのコゴミが使用しようするほか、『ハートゴールド・ソウルシルバー』では、ジムリーダーのツクシが再戦さいせん時じに使つかってくる。

TVアニメ版ばんではミラージュ王国おうこくの乗のっ取とりを企たくらむ摂政せっしょう、ハンゾウ（声こえ - 石井いしい康嗣やすつぐ）のポケモンとして登場とうじょうし、テッカニンと共ともにサトシ達いたるを襲おそう。「ふしぎのまもり」の特性とくせいでサトシ達たちの攻撃こうげきもビクともしないが、カスミのギャラドスの「かえんほうしゃ」一撃いちげきで黒焦くろこげにされる。また、2019年ねんのアニメではゴウのポケモンとして登場とうじょう。ゴースト列車れっしゃに居いた大量たいりょうのツチニンがテッカニンに進化しんかした後のち、いつの間まにか1匹ひきのヌケニンがゴウのボールの中なかに入はいってゲットされていた。

ゴニョニョ

ゴニョニョ No. 293

分類ぶんるい: ささやきポケモン	タイプ: ノーマル	高たかさ: 0.6m	重おもさ: 16.3kg
特性とくせい: ぼうおん	かくれ特性とくせい: びびり	進化しんか前まえ: なし	進化しんか後ご: ドゴーム

耳みみは垂しだれており、先さきが薄すすき黄色きいろい上うえに、垂しだれた耳みみの下したには直径ちょっけい10cmほどの小ちいさな穴あなが空あいている。目めは++のような形かたちをしている。普段ふだんは囁ささやき声ごえぐらいの小ちいさな鳴なき声ごえしか出ださないが、ひとたび危険きけんを察知さっちをすると、近ちかくにいた者ものが頭痛ずつうを起おこすぐらい大おおきい鳴なき声ごえを出だす。その音量おんりょうはジェット機じぇっときに匹敵ひってきする。あまりにも大声おおごえである為ため自分じぶんの鳴なき声ごえに驚おどろいてしまい相乗そうじょう作用さようで更さらに大声おおごえで鳴なくが、鳴なき疲つかれると寝ねてしまう。

TVアニメ版ばんでは『アドバンスジェネレーション』第だい39話わにて、ゲストキャラクターのアキナのポケモンとして登場とうじょうしている。カントー地方ちほうのプリンと仲良なかよくなる（理由りゆうは特性とくせいの「ぼうおん」でプリンの歌うたを聞きいても眠ねむらなかったため）が、ムサシ達たちとの激はげしいバトルで疲つかれて寝ねてしまい、自分じぶんの歌うたで寝ねたと勘違かんちがいしたプリンに落書らくがきされた。

ゲーム『ポケットモンスター オメガルビー・アルファサファイア』では、「エピソード・デルタ」でヒガナの相棒あいぼうポケモン（ニックネーム：シガナ）として登場とうじょうするが、ストーリー中ちゅうの戦闘せんとうには関かかわっていない。

ドゴーム

ドゴーム No. 294

分類ぶんるい: おおごえポケモン	タイプ: ノーマル	高たかさ: 1.0m	重おもさ: 40.5kg
特性とくせい: ぼうおん	かくれ特性とくせい: きもったま	進化しんか前まえ: ゴニョニョ	進化しんか後ご: バクオング

ゴニョニョの進化しんか形がた。口くちが大だい顎あごになり、気きが少々しょうしょう荒あらくなった。頭あたまにある耳みみはスピーカーの様ような役目やくめを果はたしている。列車れっしゃを脱線だっせんさせるほど強力きょうりょくな衝撃波しょうげきはを、口くちと耳みみどちらからも放はなつ事ことができる。「おおごえポケモン」の分類ぶんるいの通とおり、足あしを踏ふみ鳴ならしてパワーを高たかめながらトラックをひっくり返かえすほどの威力いりょくの大声おおごえ、また耳みみを動うごかし、さらに木造もくぞうの家屋かおくすら一いち撃げきでこなごなにふっ飛とばすほどの威力いりょくの超ちょう音波おんぱで敵てきを攻撃こうげきする。ただしその後ごは、しばらくの間あいだは何なにも聞きこえなくなってしまうのが弱点じゃくてん。

TVアニメ版ばんでは『アドバンスジェネレーション』でムロ島とうの周辺しゅうへんに生息せいそくするポケモンとして初はつ登場とうじょう。「さわぐ」でムサシ達いたるを吹ふっ飛とばしたりするなど、度々たびたび大だい暴あばれしていた。

バクオング

バクオング No. 295

分類ぶんるい: そうおんポケモン	タイプ: ノーマル	高たかさ: 1.5m	重おもさ: 84.0kg
特性とくせい: ぼうおん	かくれ特性とくせい: きもったま	進化しんか前まえ: ドゴーム	進化しんか後ご: なし

ドゴームの進化しんか形がた。頭あたまと顎あごにある7 本ほんの穴あなと尻尾しっぽの先さきの二ふたつの穴あなと両りょう腰こしの二ふたつの穴あなから、笛ふえに似にた音おとを発はっして遠とおくの仲間なかまと会話かいわする。この性質せいしつを活いかし、大昔おおむかしはバクオングを持もつトレーナー同士どうしの長距離ちょうきょり通信つうしんに活用かつようされていた。体からだ中ちゅうの穴あなから大量たいりょうの空気くうきを吸すい込こんで出だす鳴なき声ごえの範囲はんいは約やく10 キロメートルにも及および、地震じしんを発生はっせいさせるほどの振動しんどうを伴ともなうものの、バトル時じ以外いがいはそうはいかない。口くちはさらに大おおきくなり、遂ついには顎あごが地面じめんに着つくくらい開ひらくことができるようになった。

2005年ねんの全国ぜんこく大会たいかい中学生ちゅうがくせい以上いじょうの部ぶでは決勝けっしょう進出しんしゅつ者しゃ9 人ひと中なか1 人ひとが使用しようしており、大阪おおさか代表だいひょうが手持てもちに入いれていた。

ゲーム『ルビー・サファイア』と『オメガルビー・アルファサファイア』では、2人組にんぐみのインタビュアー・マリとダイがレアコイルと共ともに繰くり出だしてくる。

TVアニメ版ばんでは『アドバンスジェネレーション』第だい66話わで、トレーナーのガイのドゴームが、サトシのキモリとのバトル中ちゅうにキモリと同時どうじに進化しんかした。進化しんか後ごはガイの指示しじを完全かんぜんに聞きかなくなり暴あばれまわるが、ロケット団だんの襲撃しゅうげきから自分じぶんを守まもったガイに心しんを開ひらき、サトシのジュプトルとバトルを続つづけた（勝敗しょうはいは不明ふめい）。ANA機内きないで放映ほうえいされたOVA作品さくひん『ピカチュウのわんぱくアイランド』では、ニャースの仲間なかまとして登場とうじょう。『ベストウイッシュ デコロラアドベンチャー』では野生やせいの個体こたいが登場とうじょう。怒おこってサトシ達たちを襲おそってくる。声優せいゆうは三宅みやけ健太けんた。

マクノシタ

マクノシタ No. 296

分類ぶんるい: こんじょうポケモン	タイプ: かくとう	高たかさ: 1.0m	重おもさ: 86.4kg
特性とくせい: あついしぼう/ こんじょう	かくれ特性とくせい: ちからずく	進化しんか前まえ: なし	進化しんか後ご: ハリテヤマ

小柄こがらな相撲取すもうとりのような姿すがたをしたポケモン。強つよくなるために自分じぶんで厳きびしい稽古けいこを積つみ重かさねている。不屈ふくつの根性こんじょうで立たち上あがる度たびに、ハリテヤマへの進化しんかのエネルギーが徐々じょじょに高たかまる。アローラ地方ちほうでは、稽古けいこの際さいに大木たいぼくと間違まちがえてナッシーを突つっ張ぱりで怒おこらせて逆ぎゃくに突つき飛とばされる光景こうけいが見みられる。

『ルビー・サファイア・エメラルド』ではムロシティジムリーダーのトウキの手持てもちポケモンとして登場とうじょうする。TVアニメ版ばんにおいても『アドバンスジェネレーション』にてムロシティジムリーダーのトウキが使用しよう。

ハリテヤマ

ハリテヤマ No. 297

分類ぶんるい: つっぱりポケモン	タイプ: かくとう	高たかさ: 2.3m	重おもさ: 253.8kg
特性とくせい: あついしぼう/ こんじょう	かくれ特性とくせい: ちからずく	進化しんか前まえ: マクノシタ	進化しんか後ご: なし

マクノシタの進化しんか形がたで、マクノシタと同様どうように力士りきしのような姿すがたをしたポケモンだが一気いっきに貫禄かんろくが増ます。男性だんせい的てきな姿すがただが、♀も存在そんざいする。体からだの他ほかの部分ぶぶんと比較ひかくして脚あし部ぶが異様いように太ふとく、そのため重心じゅうしんを下半身かはんしんに置おいている。丸々まるまるとした体型たいけいだが、これは脂肪しぼう組織そしきだけではなく筋肉きんにくの塊かたまりでもあり、力ちからをこめると岩いわのような強度きょうどとなる。巨大きょだいな手てのひらから繰くり出だされる得意とくい技わざの突つっ張ぱりは、10トントラックを吹ふき飛とばし、電信柱でんしんばしらをも容易よういにへし折おるほどの威力いりょくがある。その怪力かいりきと力ちから比くらべが好すきな性質せいしつにより、走行そうこう中ちゅうの列車れっしゃに突つっ張ぱりをしかけて押おし止とめてしまうことがある。歳としをとると戦たたかうのをやめ、マクノシタに稽古けいこをつける。

ゲーム『ポケットモンスター ハートゴールド・ソウルシルバー』では、四天王してんのう・シバが再戦さいせん時じにイワークに代かわって使用しようするポケモンである。「サン・ムーン」ではメレメレ島とうしまキング兼けん四天王してんのうのハラが使用しようする。「スカーレット・バイオレット」ではアカデミー教師きょうしのキハダがエースポケモンとして使用しようし、かくとうタイプへのテラスタルを行おこなう。

TVアニメ版ばんでは『アドバンスジェネレーション』にて、ジムリーダーのトウキが所持しょじしていたマクノシタが劇げき中ちゅうで進化しんかして初はつ登場とうじょう。初戦しょせんではキモリに勝利しょうり、再戦さいせんではヘイガニに勝利しょうり、キモリに敗北はいぼく。サイユウ大会たいかい優勝ゆうしょう者しゃのテツヤ、アリーナキャプテンのコゴミが使用しようしている。アニメにおけるサトシの強敵きょうてきとして扱あつかわれることが多おおい。シンジも所有しょゆうしているが、ジンダイのレジロックに呆気あっけなく敗やぶれた。2019年ねんのアニメではホウジのポケモンとして登場とうじょう。サトシのバリヤードに終始しゅうし翻弄ほんろうされ、最後さいごは「サイコキネシス」で敗北はいぼく。