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ポスト・ハードコア

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア(Wikipedia)』
ポスト・ハードコア
Post-hardcore
様式ようしきてき起源きげん ハードコア・パンク
アート・ロック
ポストパンク
オルタナティヴ・ロック
ニュー・メタル
文化ぶんかてき起源きげん 1980年代ねんだい中盤ちゅうばん
アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこく
使用しよう楽器がっき ボーカル - ギター - ベース
ドラム - キーボード
派生はせいジャンル エモ - スクリーモ
融合ゆうごうジャンル
メタルコア - エレクトロニコア
ラウドロック
地域ちいきてきなスタイル
世界中せかいじゅう多様たようなスタイルがみられる。
関連かんれん項目こうもく
ポストロック - カオティック・ハードコア - ノイズロック- マスコア
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ポスト・ハードコア (post-hardcore) は、ハードコア・パンクから派生はせいしたロックのジャンルのひとつ。

非常ひじょう定義ていぎ曖昧あいまい、かつ広義こうぎわたる。勃興ぼっこう初期しょきにおいてはポストパンクプログレッシブ・ロック影響えいきょうけた前衛ぜんえいてきなハードコアバンドを名称めいしょうであったが、近年きんねんでは大衆たいしゅうしてきたスクリーモメタルコアなどの代替だいたいとしてもちいられることがおおく、とく海外かいがいでその傾向けいこうつよい。

歴史れきし

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1980年代ねんだい

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1980年代ねんだいあたり、人々ひとびとが、それ以前いぜん一般いっぱんてきハードコアサウンドにきしていたころディスコード・レコード所属しょぞくのバンドを中心ちゅうしんに、実験じっけんてきなサウンドをらしはじめたハードコアバンドが台頭たいとうはじめた。かれらは、それまでのハードコアサウンドにジャズプログレッシブ・ロック要素ようそくわえた、非常ひじょう先鋭せんえいてき音楽おんがくせいっていた。

1990年代ねんだい

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フガジのライヴ(2002ねん

1990年代ねんだいはいると、ニルヴァーナ爆発ばくはつてきセールスの影響えいきょうオルタナティヴ・ロックのブームが到来とうらい、その後押あとおしをけ、フガジドライヴ・ライク・ジーヒューなどのポスト・ハードコアバンドもたか評価ひょうかけるようになる。また、ポスト・ハードコアから派生はせいしたエモ発展はってんきざしをせ、サニー・デイ・リアル・エステイトテキサス・イズ・ザ・リーズンなどのバンドが活躍かつやくし、ジミー・イート・ワールド以降いこうのエモ・ムーブメントのいしずえきずいた。

2000年代ねんだい

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2000年代ねんだいはいるとサーズデイスライスフィンチなどおおくのバンドがメジャーシーンへ出現しゅつげんし、一気いっき人気にんき加速かそくする。とくサーズデイの2003ねん発売はつばいのサードアルバム『ウォー・オール・ザ・タイム』は、全米ぜんべいはつ登場とうじょう7というだいヒットを記録きろく。これをおおくの後続こうぞくバンドが登場とうじょうするようになる。2000年代ねんだい中盤ちゅうばんでは、センシズ・フェイルおおきな成功せいこうおさめている。これらのバンドがスクリーモばれたことから、以降いこうポスト・ハードコアという名称めいしょうをスクリーモの同義語どうぎご類義語るいぎごとして使用しようされるケースが増加ぞうかした。もともとスライスやフィンチといったバンドは初期しょきのポスト・ハードコアのながれを多少たしょうんでいたものの、かれらに影響えいきょうけた後続こうぞくのスクリーモ・バンドたち音楽おんがくせいはもはやその名残なごりはほとんどのこしておらず、名前なまえだけががれたようなかたちとなっている。2014ねん現在げんざい勃興ぼっこう当時とうじにおいてポスト・ハードコアとばれ音楽おんがくせいのバンドについては、ほとんどの場合ばあいポストパンクインディー・ロックといったジャンルに包括ほうかつされてしまうことがおおい。非常ひじょう限定げんていてき呼称こしょうであるが、かつてポスト・ハードコアレーベルのゆうであったディスコードを形容詞けいようししたディスコーダントといういいまわしも見受みうけられるようになった。

出典しゅってん

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