(Translated by https://www.hiragana.jp/)
ドリーム・ポップ - Wikipedia コンテンツにスキップ

ドリーム・ポップ

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア(Wikipedia)』
ドリーム・ポップ
Dream pop
様式ようしきてき起源きげん オルタナティヴ・ロック, スペース・ロック, ポストパンク, サイケデリック・ロック, アンビエント, エクスペリメンタル
文化ぶんかてき起源きげん 1980年代ねんだい中盤ちゅうばん
イギリスの旗 イギリス
使用しよう楽器がっき ギターベースドラムシンセサイザーボーカル
派生はせいジャンル シューゲイザーアンビエント・ポップ
関連かんれん項目こうもく
スロウコアサッドコアポストロックチルウェーヴ
テンプレートを表示ひょうじ

ドリーム・ポップ (Dream pop) とは1980年代ねんだいから発展はってんしたロックのサブジャンルのひとつ。元来がんらいはめまいをさそうような浮遊ふゆうかんのあるおと世界せかい特徴とくちょうで、エコーリバーブディレイ・エフェクトなどを駆使くしして演奏えんそうされる。

概要がいよう

[編集へんしゅう]

起源きげん特徴とくちょう

[編集へんしゅう]

1980年代ねんだい中盤ちゅうばんコクトー・ツインズThe PassionsLowlifeといったポストパンクバンドが、ポップなメロディーを幻想げんそうてき官能かんのうてきなサウンドをもってらしたことがドリーム・ポップのはじまりとされている。そういった初期しょきのドリーム・ポップは、ヴェルヴェット・アンダーグラウンドの「日曜にちようあさ」やジョージ・ハリスンの「レット・イット・ダウン」、ジョン・レノンの「ゆめゆめ」といったきょく息遣いきづかいのじったボーカルや雰囲気ふんいきのあるサウンドに影響えいきょうけていた[1]特徴とくちょうとしてリフよりも幽玄ゆうげんなムードに焦点しょうてんき、こう音域おんいき女性じょせいボーカルやささやくような男性だんせいボーカル、内省ないせいてき題材だいざい歌詞かしなどがあり、アルバムジャケットにはぼやけたようなあわ色彩しきさいのものやかざのない殺風景さっぷうけいなデザイン、またはこのふたつの要素ようそしたものがこのまれた。がいして4ADレーベルがこのジャンルのアーティストをもっとおお輩出はいしゅつしたことでられており、クリエイションプロジェクト・レコーズなどもおおくのドリーム・ポップ・ミュージシャンの育成いくせい貢献こうけんしている。

シューゲイザー

[編集へんしゅう]

1980年代ねんだい後半こうはん-1990年代ねんだい前半ぜんはんにかけてイギリスで流行りゅうこうしたシューゲイザーは、ドリームポップの一部いちぶとしてあつかわれている。マイ・ブラッディ・ヴァレンタインライドスロウダイヴラッシュチャプターハウスといったバンドは、ドリーミーなメロディーをフィードバック・ノイズもちいて、攻撃こうげきてきまたは幻想げんそうてきらした。

1990年代ねんだい~2000年代ねんだい前半ぜんはん

[編集へんしゅう]

1990年代ねんだい2000年代ねんだい前半ぜんはんは、シガー・ロスM83マーキュリー・レヴアソビ・セクスミューブロークン・ソーシャル・シーンシンリシュープリームアミューズメント・パークス・オン・ファイアといったバンドが活躍かつやくした。この時期じきスロウコアサッドコアポストロックといったあらたに誕生たんじょうした音楽おんがくジャンルとざりいながら、シューゲイザー以降いこうあらたな可能かのうせい模索もさくした[2]

2000年代ねんだい後半こうはん

[編集へんしゅう]

2008ねんころからインディーミュージックシーンでドリーム・ポップが人気にんきになりはじめる。ピッチフォークといった音楽おんがくメディア後押あとおしもあり、ビーチ・ハウスバット・フォー・ラッシーズザ・エックス・エックスシルバーサン・ピックアップスアニマル・コレクティヴダイヴザ・レディオ・デプトといったバンドが成功せいこうおさめている。

ドリーム・ポップ関連かんれんアーティスト

[編集へんしゅう]

脚注きゃくちゅう

[編集へんしゅう]
  1. ^ George Harrison: All Things Must Pass < PopMatters.”. 2012ねん7がつ18にち閲覧えつらん
  2. ^ Genre Profile - Post-Rock.”. 2012ねん7がつ18にち閲覧えつらん

外部がいぶリンク

[編集へんしゅう]