ヤングタウンTOKYO

ヤングタウンTOKYO
生放送なまほうそうが行おこなわれたTBSホール
ジャンル	トーク番組ばんぐみ/バラエティ番組ばんぐみ
放送ほうそう方式ほうしき	生放送なまほうそう
放送ほうそう期間きかん	1969年ねん10月11日にち-1986年ねん10月4日にち
放送ほうそう時間じかん	#放送ほうそう時間じかんを参照さんしょう
放送ほうそう局きょく	TBSラジオ
パーソナリティ	パーソナリティ参照さんしょう
ディレクター	池田いけだ靖やすし

ヤングタウンTOKYO（ヤングタウントーキョー、YOUNG TOWN TOKYO）は、1969年ねん10月11日にちから1986年ねん10月4日にちまで、TBSラジオが毎週まいしゅう土曜日どようびの夜よる（一部いちぶ日曜日にちようび未明みめい）に放送ほうそうしていたラジオ番組ばんぐみ。愛称あいしょうは「ヤンタンTOKYO」。

概要がいよう

1969年ねん10月11日にち、『ヤングタウン東京とうきょう神出鬼没しんしゅつきぼつ（ヤングタウンとうきょうしんしつきぼつ）』として放送ほうそう開始かいし。1970年ねん1月がつ3日にちからはTBSホールからの公開こうかい生放送なまほうそうに切きり替かわり、同年どうねん10月がつ10日とおか『ヤングタウンTOKIO』に改題かいだいした後のち、『ヤングタウンTOKYO』となる。

初代しょだいパーソナリティは大橋おおはし巨泉きょせん。1970年ねん6月がつ6日にちからは桂かつら三枝みえ（現げん・六ろく代だい桂かつら文枝ふみえ）が登場とうじょうし、番組ばんぐみの顔かおとして長年ながねん出演しゅつえんした。これは当とう番組ばんぐみが『MBSヤングタウン』（MBSラジオ）の公開こうかい収録しゅうろくを番組ばんぐみスタッフが見学けんがく。同どう番組ばんぐみの姉妹しまい番組ばんぐみとして位置付いちづけられていたため、三枝さえぐさ抜ぬきには成立せいりつしない内容ないようとなっていた。三枝さえぐさは毎週まいしゅう土曜日どようびの午後ごご、毎日放送まいにちほうそう千里丘せんりおか放送ほうそうセンター内うちの第だい1スタジオで、ヤンタンの公開こうかい録音ろくおんを行おこなった後のち、飛行機ひこうきで東京とうきょうへ移動いどう。TBSホールから、当とう番組ばんぐみの公開こうかい生放送なまほうそうを行おこなった。

1972年ねん4月がつ15日にちからは『パックインミュージック日曜にちよう（土曜どよう）』に代かわり、『ヤングタウンTOKYO・桂かつら三枝みえの深夜しんや営業えいぎょう（ヤングタウントーキョー・かつらさんしのしんやえいぎょう）』がスタート。明治製菓めいじせいか（現在げんざいの法人ほうじん上じょうの社名しゃめい:meiji seikaファルマ。食品しょくひん事業じぎょうは株式会社かぶしきがいしゃ明治めいじに統合とうごう）1者しゃ協賛きょうさんで、三枝さえぐさが午前ごぜん5時じまで出演しゅつえんした。以後いごは1978年ねん4月がつ2日にちまで『深夜しんや営業えいぎょう』を放送ほうそう。プロ野球やきゅうナイター中継ちゅうけい枠わくのない期間きかんは1970年度ねんどから1972年度ねんどまでは19時じ台だい、20時じ台だいから『ヤングタウンTOKYO』を題だいした番組ばんぐみを放送ほうそう。TBSラジオの土曜どよう夜よるがほぼ全すべて『ヤングタウンTOKYO』だった時期じきがあった（22時じ台だい、23時じ台だいは『ヤングタウンTOKYO・桂かつら三枝みえの大だい放送ほうそう』）。1973年ねん10月から1976年ねん12月までは出演しゅつえん者しゃをほぼ女性じょせいパーソナリティに限定げんていした『女おんなの子こだけで満員まんいん御礼おれい』を放送ほうそう。ナイターオフ枠わくの『ヤングタウンTOKYO』が放送ほうそうされていた頃ころはオフ枠わくを第だい1部ぶ、メイン パートを第だい2部ぶと称しょうしていた。 この頃ころのレギュラー出演しゅつえん者しゃは杉田すぎた二郎じろう、オフコースがいる。

1984年ねん3月で一旦いったん 終了しゅうりょうするが、半年はんとし後ごの1984年ねん10月がつから、ザ・グッバイのパーソナリティで復活ふっかつ。1985年ねん10月12日にちから、中村なかむら繁之しげゆきのパーソナリティで復活ふっかつした。『ヤングタウンTOKYO』というタイトルでの番組ばんぐみは2010年ねん現在げんざい、1986年ねん9月が最後さいごとなっている。

キャンディーズとヤンタン

キャンディーズが大だいブレイクした1975年ねん、メイン司会しかい者しゃは桂かつら三枝みえが務つとめており、アシスタント的てき存在そんざいとして小島こじま一慶いっけい（TBSアナウンサー(当時とうじ)）、マリ・クリスティーヌが居いた。 夏なつにはメイン司会しかいが毒どく蝮まむし三太夫さんだゆうに変更へんこう。紳士しんし的てきな対応たいおうをしていた三枝さえぐさに比くらべ、ワイルドな言動げんどうだった毒どく蝮まむしは若者わかものたちからの反発はんぱつをかっていた。 キャンディーズのゲスト出演しゅつえん時じはスー（田中たなか好子よしこ）へのセクハラまがいの発言はつげんや行動こうどうが目立めだち、その度たびに大だいブーイングが起おき、ファンの中なかには毒どく蝮まむしを本気ほんきで憎にくむ者ものも居いたくらいである。 毒どく蝮まむしは1977年ねんまで担当たんとう。その後ごは鈴木すずきヒロミツが担当たんとうした。

ヤングタウンTOKYOの観覧かんらんはTBSホール前まえで配布はいふされる整理せいり券けんが必要ひつようで、従来じゅうらいのラジオ番組ばんぐみの公開こうかい生放送なまほうそうは事前じぜんに往復おうふくハガキで観覧かんらん申もうし込こみを行おこない、返信へんしんハガキで入場にゅうじょうの可否かひを確認かくにんするシステムを取とった。ヤンタンはこの手続てつづきが不要ふようで、放送ほうそう当日とうじつにTBSホールへ行いって整理せいり券けんを取得しゅとくすれば観覧かんらんすることが出来できた。ゲストによっては整理せいり券けんを求もとめる客きゃくが長蛇ちょうだの列れつをなし、前夜ぜんやから並ならぶ徹夜てつや組ぐみも珍めずらしくは無なかった。 公開こうかい放送ほうそうへの入場にゅうじょうは整理せいり券けん番号ばんごう順じゅんに行おこなわれていた。TBSホールの収容しゅうよう人員じんいんは約やく400名めい。自由じゆう席せきだったため、整理せいり券けんの番号ばんごうが若わかいほど良りょう席せきを得えられた。自由じゆう席せきというメリットを生いかして、若わか番ばんで入場にゅうじょうした先行せんこう隊たいが上着うわぎや荷物にもつで余分よぶんに座席ざせきを確保かくほ。後ごから入場にゅうじょうして来きた仲間なかまに与あたえるという作戦さくせんも横行おうこうしていた。特とくに厚着あつぎとなる冬季とうき間あいだではマフラーなどが活躍かつやくし、1人ひとりで数すう名分めいぶんの座席ざせきを取とる手法しゅほうが行おこなわれていた。

番組ばんぐみ内ないで石川いしかわ晶あきら→キャンディーズが歌うたっていたテーマソング「土曜どようの夜よるに何なにが起おこったか」(作詞さくし：山上さんじょう路ろ夫おっと、作曲さっきょく：村井むらい邦彦くにひこ)はその後ご、歌詞かし違ちがいでアパッチの4thシングル「カーニバル」のB面めん「ミッドナイト急行きゅうこう」(作詞さくし：伊藤いとうアキラ、作曲さっきょく：村井むらい邦彦くにひこ)として1978年ねんに（キャンディーズと同おなじ）CBSソニーからリリースされた。

放送ほうそう時間じかん

メイン パート

• 22:00 - 翌よく0:30 （1969年ねん10月 - 1972年ねん9月がつ）
• 22:00 - 23:55 （1972年ねん10月がつ - 1974年ねん3月がつ）
• 21:30 - 23:25 （1974年ねん4月がつ - 1981年ねん3月がつ）
• 21:00 - 22:55 （1981年ねん4月がつ - 1982年ねん3月、1983年ねん10月 - 1984年ねん3月がつ）
• 21:30 - 22:55 （1982年ねん4月がつ - 1983年ねん9月がつ）
• 21:00 - 22:00 （1984年ねん10月がつ - 1985年ねん3月がつ）
• 23:00 - 23:30 （1985年ねん4月がつ - 1986年ねん3月がつ）
• 21:00 - 22:25 （1986年ねん4月がつ - 1986年ねん9月がつ）

ナイターオフ枠わく（第だい1部ぶ）

• 20:00 - 22:00 （1970年ねん10月 - 1971年ねん3月がつ）
• 19:30 - 22:00 （1971年ねん10月がつ - 1972年ねん3月がつ）
• 19:00 - 21:30 （1972年ねん10月がつ - 1973年ねん3月がつ）

女おんなの子こだけで満員まんいん御礼おれい

• 19:30 - 21:00 （1973年ねん10月がつ - 1974年ねん3月がつ）
• 23:30 - 翌よく0:30 （1974年ねん4月がつ - 1976年ねん12月）

深夜しんや営業えいぎょう

日曜日にちようび（土曜どよう深夜しんや）

• 1:00 - 5:00 （1972年ねん4月がつ - 1973年ねん3月がつ、1973年ねん10月がつ - 1974年ねん9月がつ、1975年ねん4月がつ - 1975年ねん9月がつ）
• 0:30 - 5:00 （1973年ねん4月がつ - 1973年ねん9月がつ）
• 1:30 - 5:00 （1974年ねん10月がつ - 1975年ねん3月がつ）
• 3:00 - 5:00 （1975年ねん10月がつ - 1978年ねん4月がつ2日にち）

放送ほうそう時間じかんの変遷へんせん

期間きかん		メインパート	ナイターオフ枠わく	女おんなの子こだけで満員まんいん御礼おれい	深夜しんや営業えいぎょう
1969.10	1970.09	22:00 - 24:30（150分ふん）	（放送ほうそうなし）
1970.10	1971.03		20:00 - 22:00（120分ふん）	（放送ほうそうなし）
1971.04	1971.09		（放送ほうそうなし）
1971.10	1972.03		19:00 - 21:30 （150分ふん）
1972.04	1972.09		（放送ほうそうなし）		25:00 - 29:00（240分ふん）
1972.10	1973.03	22:00 - 23:55（115分ふん）	19:00 - 21:30 （150分ふん）	（放送ほうそうなし）
1973.04	1973.09		（放送ほうそうなし）		24:30 - 29:00 （270分ふん）
1973.10	1974.03		（放送ほうそう終了しゅうりょう）	19:30 - 21:00 （90分ふん）	25:00 - 29:00（240分ふん）
1974.04	1974.09	21:30 - 23:25（115分ふん）		23:30 - 24:30（60分ふん）
1974.10	1975.03				25:30 - 29:00（210分ふん）
1975.04	1975.09				25:00 - 29:00（240分ふん）
1975.10	1976.12				27:00 - 29:00（120分ふん）
1977.01	1978.03			（放送ほうそう終了しゅうりょう）
1978.04	1981.03				（放送ほうそう終了しゅうりょう）
1981.04	1982.03	21:00 - 22:55（115分ふん）
1982.04	1983.09	21:30 - 22:55 （85分ふん）
1983.10	1984.03	21:00 - 22:55（115分ふん）
1984.04	1984.09	（放送ほうそうなし）
1984.10	1985.03	21:00 - 22:00（60分ふん）
1985.04	1986.03	23:00 - 23:30（30分ふん）
1986.04	1986.09	21:00 - 22:25（85分ふん）

パーソナリティ

メインパート

• 大橋おおはし巨泉きょせん
• はしだのりひことシューベルツ
• 桂かつら三枝みえ（現げん・六ろく代だい桂かつら文枝ふみえ）、小島こじま一慶いっけい、マリ・クリスティーヌ （1970年ねん6月がつ6日にち〜1975年ねん9月がつ）
• 毒どく蝮まむし三太夫さんだゆう、小島こじま一慶いっけい、マリ・クリスティーヌ （1975年ねん10月〜1977年ねん3月がつ）
  • 1976年ねん10月にマリ・クリスティーヌからアン・ルイスに交替こうたい。
• 鈴木すずきヒロミツ、太田おおた裕美ひろみ、アン・ルイス、岸本きしもと加世子かよこ （1977年ねん4月がつ〜1979年ねん9月がつ）
• ハイ・ファイ・セット、サーカス （1979年ねん10月がつ〜1980年ねん3月、『サタデーハッピーハートコンサート』）
• 吉田よしだ拓郎たくろう、小室こむろ等ひとし （1980年ねん4月がつ〜1981年ねん9月、『サタデーナイトカーニバル』）
• ザ・ぼんち、甲斐かい智枝美ちえみ → ザ・ぼんち、今月こんげつのマスコットガール（1981年ねん10月がつ10日とおか〜1983年ねん9月がつ、『フレッシュ・ア・ゴーゴー』）
• 所ところジョージ、今月こんげつのマスコットガール （1983年ねん10月がつ8日にち〜1984年ねん3月がつ）
  • この後のち、引ひき続つづき同おなじ時間じかん帯たいで『所ところジョージのホロホロ天国てんごくすんごいですね』を1984年ねん9月がつまで放送ほうそう、同年どうねん10月がつからは平日へいじつに移うつって『所ところジョージの進すすめ!おもしろバホバホ隊たい』を放送ほうそうした。
• ザ・グッバイ （1984年ねん10月がつ〜1985年ねん10月がつ、『ザ・グッバイのマリーナ・マイ・フレッシュ・ライブ』）
• 中村なかむら繁之しげゆき （1985年ねん10月がつ12日にち〜1986年ねん4月がつ5日にち・『Shige's Cafeへようこそ』、1986年ねん4月がつ12日にち〜1986年ねん10月がつ4日にち・『シゲのライブインハウス』）

女おんなの子こだけで満員まんいん御礼おれい

• かまやつひろし、鈴木すずきヒロミツ

深夜しんや営業えいぎょう

• 桂かつら三枝みえ（現げん・桂かつら文枝ふみえ） （1972年ねん4月がつ〜1973年ねん9月がつ）
• 古今ここん亭てい志しん朝ちょう （1973年ねん10月がつ〜1975年ねん3月がつ）
• 桂かつら文ぶん朝あさ （1975年ねん4月がつ〜9月がつ）
• 馬場ばばこずえ （1975年ねん10月がつ〜1978年ねん4月がつ2日にち）