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東芝 とうしば Rupo JW05H(1992年 ねん 11月発売 はつばい )
東芝 とうしば Rupo JW05Hの上面 うわつら
ワードプロセッサ (英 えい : Word processor )または文書 ぶんしょ 作成 さくせい 編集 へんしゅう 機 き (ぶんしょさくせいへんしゅうき)は、コンピュータ で文章 ぶんしょう を入力 にゅうりょく 、編集 へんしゅう 、印刷 いんさつ できるシステムである。一般 いっぱん 的 てき な略称 りゃくしょう は「ワープロ 」。ワープロ機能 きのう 専用 せんよう コンピュータとして商品 しょうひん 開発 かいはつ された「ワープロ専用 せんよう 機 き 」と、汎用 はんよう 的 てき なパーソナルコンピュータ で動作 どうさ する「ワープロソフト 」(Microsoft Word 、一太郎 いちたろう など)がある。この記事 きじ では主 おも に前者 ぜんしゃ の「ワープロ専用 せんよう 機 き 」を扱 あつか う。
ワープロ専用 せんよう 機 き の歴史 れきし [ 編集 へんしゅう ]
英語 えいご 用 よう ワープロ専用 せんよう 機 き 「Brother WP-1400D」
日本語 にほんご 処理 しょり の問題 もんだい [ 編集 へんしゅう ]
かな漢字 かんじ 変換 へんかん を用 もち いない日本語 にほんご 入力 にゅうりょく 用 よう キーボード の一 いち 例 れい 。一 ひと つのキーが漢字 かんじ 12文字 もじ に対応 たいおう しており、複数 ふくすう 種類 しゅるい のシフト(多段 ただん シフト)で選択 せんたく する。写植 しゃしょく 機 き などで採用 さいよう されていた。
文章 ぶんしょう を入力 にゅうりょく し、活字 かつじ で印字 いんじ するシステムとして、ロ ろ ーマ字 まじ を用 もち いる地域 ちいき ではタイプライター が利用 りよう されていたが、日本語 にほんご ではアルファベットだけでなくかな や漢字 かんじ も使 つか うため、欧文 おうぶん タイプライターのように個別 こべつ のキーの押下 おうか が印字 いんじ ヘッドの運動 うんどう に変換 へんかん される機構 きこう では文字数 もじすう が大幅 おおはば に不足 ふそく していた。日本語 にほんご 用 よう の和文 わぶん タイプライター も存在 そんざい したが、1000以上 いじょう の文字 もじ が並 なら んだ盤面 ばんめん から目的 もくてき の文字 もじ をひとつずつ検索 けんさく して拾 ひろ い上 あ げる必要 ひつよう があり、操作 そうさ 方法 ほうほう が煩雑 はんざつ で熟練 じゅくれん 技能 ぎのう を必要 ひつよう とした。このため小規模 しょうきぼ 印刷 いんさつ にはタイプライターではなくガリ版 がりばん が多用 たよう された。
20世紀 せいき 半 なか ばにコンピュータが発明 はつめい され、小型 こがた 化 か ・低 てい 価格 かかく 化 か が進 すす む過程 かてい で、文章 ぶんしょう の作成 さくせい への応用 おうよう が行 おこな われた。手書 てが きやガリ版 がりばん に対 たい して字体 じたい が統一 とういつ されており、タイプライターに比 くら べても修正 しゅうせい ・推敲 すいこう が容易 ようい であることが利点 りてん となる。ロ ろ ーマ字 まじ 圏 けん では使用 しよう される文字 もじ が英数字 えいすうじ に若干 じゃっかん の記号 きごう を加 くわ えた程度 ていど で処理 しょり が可能 かのう なため、比較的 ひかくてき 容易 ようい にワードプロセッサが作 つく られた。世界 せかい 初 はつ のワードプロセッサは、1964年 ねん (昭和 しょうわ 39年 ねん )のIBM MT/ST で、その後 ご もワング・ラボラトリーズ 社 しゃ などからいくつか英文 えいぶん ワープロ専用 せんよう 機 き が登場 とうじょう した。しかしロ ろ ーマ字 まじ 圏 けん ではタイプライターで間 ま に合 あ うことから高価 こうか なワープロ専用 せんよう 機 き の必要 ひつよう 性 せい が少 すく ないため、タイプライターから直 じか にパソコンのワープロソフトへ短期間 たんきかん で移行 いこう したことが多 おお く、ワープロ専用 せんよう 機 き はそれほど普及 ふきゅう しなかった。
一方 いっぽう 日本 にっぽん では、アルファベットより複雑 ふくざつ な字形 じけい の印刷 いんさつ 、漢字 かんじ 入力 にゅうりょく の方式 ほうしき 策定 さくてい という課題 かだい があったため、開発 かいはつ が困難 こんなん であったが、登場 とうじょう するとたちまち受 う け入 い れられた。そのため20世紀 せいき 日本 にっぽん では多 おお くの場合 ばあい 、手書 てが き・ガリ版 がりばん →ワープロ専用 せんよう 機 き →パソコンでのワープロソフトとタイプライターを経 へ ないで移行 いこう が行 おこな われた。
さらに、インターネットが普及 ふきゅう していない時代 じだい であったために紙 かみ 印刷 いんさつ する必要 ひつよう があり、印刷 いんさつ 機 き の歴史 れきし もこれに追随 ついずい することとなる。
日本語 にほんご ワープロ専用 せんよう 機 き の誕生 たんじょう [ 編集 へんしゅう ]
1977年 ねん (昭和 しょうわ 52年 ねん )、シャープ が試作 しさく 機 き を開発 かいはつ 、5月のビジネスシヨウ に出品 しゅっぴん した[1] [2] 。なお、後 のち に商品 しょうひん 化 か したモデル(WD-3000)ではかな漢字 かんじ 変換 へんかん は実装 じっそう されていなかった。
世界 せかい 初 はつ の日本語 にほんご ワープロ、東芝 とうしば JW-10 (1979年 ねん 2月 がつ 発売 はつばい 東芝 とうしば 未来 みらい 科学 かがく 館 かん 所蔵 しょぞう )
1978年 ねん (昭和 しょうわ 53年 ねん )、東芝 とうしば が初 はつ の日本語 にほんご ワードプロセッサJW-10 を発表 はっぴょう した[3] 。これはワープロ専用 せんよう 機 き で、発売 はつばい 価格 かかく は630万 まん 円 えん であった[4] 。この発明 はつめい は電気 でんき ・電子 でんし 技術 ぎじゅつ における歴史 れきし 的 てき な業績 ぎょうせき として、2008年 ねん にIEEEマイルストーン に認定 にんてい された[5] 。
日本語 にほんご 版 ばん の実現 じつげん には、かな文字 もじ を入力 にゅうりょく し、その読 よ みから候補 こうほ となる漢字 かんじ を選択 せんたく する、コンピュータによるかな漢字 かんじ 変換 へんかん の仕組 しく みが開発 かいはつ されたことがあった[注釈 ちゅうしゃく 1] 。当初 とうしょ から構文 こうぶん 解析 かいせき を行 おこな い、文節 ぶんせつ 単位 たんい 、熟語 じゅくご 単位 たんい の変換 へんかん が可能 かのう となっており、同音 どうおん 語 ご の学習 がくしゅう 機能 きのう も備 そな えていた[6] [7] 。かな漢字 かんじ 変換 へんかん 機構 きこう は、単 たん に日本語 にほんご ワードプロセッサ専用 せんよう 機 き の実用 じつよう 化 か だけではなく、汎用 はんよう コンピュータに限 かぎ らず電子 でんし 手帳 てちょう や携帯 けいたい 電話 でんわ 等 とう の電子 でんし 機器 きき も含 ふく めた、広 ひろ い意味 いみ でのコンピュータによる日本語 にほんご 利用 りよう を普及 ふきゅう させるための核心 かくしん となる技術 ぎじゅつ であった。
1979年 ねん (昭和 しょうわ 54年 ねん )3月 がつ 、沖電気 おきでんき が OKI WORD EDITOR-200 を発表 はっぴょう 。キーボード入力 にゅうりょく を採用 さいよう し、漢字 かんじ 入力 にゅうりょく は1字 じ ごとに変換 へんかん する方式 ほうしき であった。音読 おんよ みでかな入力 にゅうりょく すると同 おな じ読 よ みの漢字 かんじ がリスト表示 ひょうじ され、その中 なか から入力 にゅうりょく したい文字 もじ を選択 せんたく するかたちである[8] [9] 。
同年 どうねん 9月 、シャープが書院 しょいん WD-3000を発表 はっぴょう 。キーボード入力 にゅうりょく ・かな漢字 かんじ 変換 へんかん ではなく、タッチペン方式 ほうしき であった[10] 。キーボードの方 ほう が能率 のうりつ がいいのはわかっていたが、「キーボードアレルギー」対策 たいさく だとのことである[11] 。
「ワープロ」の普及 ふきゅう [ 編集 へんしゅう ]
翌 よく 1980年 ねん (昭和 しょうわ 55年 ねん )より電機 でんき メーカー、事務 じむ 機 き メーカーなどが次々 つぎつぎ と日本語 にほんご ワープロ市場 いちば に参入 さんにゅう し、競争 きょうそう により価格 かかく も下 さ がり、大手 おおて 企業 きぎょう への導入 どうにゅう が進 すす んだ。同年 どうねん に平均 へいきん 単価 たんか 200万 まん 円 えん だったワープロの価格 かかく は、1985年 ねん (昭和 しょうわ 60年 ねん )には16.4万 まん 円 えん と劇的 げきてき に下 さ がった[12] 。なお古瀬 ふるせ 幸広 ゆきひろ によれば「ワープロ」の略称 りゃくしょう が一般 いっぱん に普及 ふきゅう したのは、1982年 ねん に関取 せきとり の高見山 たかみやま を起用 きよう した富士通 ふじつう のワープロ「マイオアシス」のコマーシャルとしている[13] 。同年 どうねん 5月 がつ 6日 にち (NEC文豪 ぶんごう NWP-11N発表 はっぴょう の4日 にち 前 まえ )に富士通 ふじつう が発表 はっぴょう したマイオアシスの価格 かかく は75万 まん 円 えん であった。
1985年 ねん (昭和 しょうわ 60年 ねん )のビジネスシヨウ でカシオ が59,800円 えん のカシオワードHW-100を披露 ひろう し衝撃 しょうげき を与 あた え、それに対 たい してキヤノン が49,800円 えん のPW-10Eを出 だ して追随 ついずい するなどワープロは一気 いっき に低 てい 価格 かかく 化 か し、マスコミには「電卓 でんたく 戦争 せんそう の再現 さいげん 」として取 と り上 あ げられるようになった。ソニー 、セイコーエプソン などの企業 きぎょう も参入 さんにゅう し、パーソナルワープロブームとなった[15] 。
1980年代 ねんだい 後半 こうはん には、ワープロ専用 せんよう 機 き は、持 も ち運 はこ びが可能 かのう な大 おお きさまで小型 こがた 化 か されたパーソナルワープロとして、中小 ちゅうしょう 企業 きぎょう や個人 こじん への導入 どうにゅう が始 はじ まった[16] 。
東芝 とうしば Rupo JW-P22(K)(1986年 ねん 3月 がつ 発売 はつばい )と、別売 べつばい のマイクロフロッピーディスクユニット JW-F201
この頃 ころ の個人 こじん 向 む けパーソナルワープロは、本体 ほんたい にキーボードに一体化 いったいか されたプリンタと数 すう 行 ぎょう 程度 ていど の液晶 えきしょう 表示 ひょうじ パネルを備 そな える専用 せんよう 機 き であり、文章 ぶんしょう の作成 さくせい 、校正 こうせい 、編集 へんしゅう 、印刷 いんさつ などの機能 きのう を持 も つだけであった。機械 きかい の性能 せいのう が向上 こうじょう するに連 つ れて、液晶 えきしょう 表示 ひょうじ パネルの表示 ひょうじ 行 ぎょう 数 すう が増加 ぞうか し文書 ぶんしょ 全体 ぜんたい のレイアウトを把握 はあく しやすくなり、また印字 いんじ 機能 きのう の発達 はったつ により明朝体 みんちょうたい のみだった印刷 いんさつ フォント もゴシック体 たい や毛筆 もうひつ 体 たい など種類 しゅるい が増 ふ え、写植 しゃしょく に匹敵 ひってき するような高 こう 精細 せいさい な印字 いんじ が可能 かのう となった。さらには図形 ずけい の描画 びょうが ・絵文字 えもじ ・はがき印刷 いんさつ (表面 ひょうめん ・裏面 りめん )や、カード型 がた データベース ・住所 じゅうしょ 録 ろく ・表 おもて 計算 けいさん ・パソコン通信 つうしん などの付加 ふか 機能 きのう も搭載 とうさい されているものが増 ふ え、テキストの処理 しょり に関 かん しては当時 とうじ のパーソナルコンピュータ (パソコン)と同等 どうとう 以上 いじょう の高機能 こうきのう となった。
また、1980年代 ねんだい にはこれら個人 こじん 向 む け製品 せいひん の流 なが れとは別 べつ に、ビジネス用途 ようと としてワークステーションに漢字 かんじ 処理 しょり 機能 きのう が搭載 とうさい されパーソナルワープロ同様 どうよう の機能 きのう に加 くわ え様々 さまざま な組版 くみはん 機能 きのう が盛 も り込 こ まれた物 もの が登場 とうじょう する。これらの多 おお くは企業 きぎょう 内 ない での文書 ぶんしょ 作成 さくせい の写植 しゃしょく システムとして活用 かつよう され、パーソナルワープロとは別 べつ の道 みち を歩 あゆ むこととなった。
その一方 いっぽう でパーソナルコンピュータには漢字 かんじ ROMが搭載 とうさい され、BASIC (当時 とうじ はオペレーティングシステム (OS) も兼 か ねていた)でも漢字 かんじ を使用 しよう することができるようになり、安価 あんか なワープロソフトやプリンタが登場 とうじょう するに至 いた った。この後 のち 、パソコンの代表 だいひょう 機種 きしゅ であるPC/AT互換 ごかん 機 き で漢字 かんじ ROM無 な しに漢字 かんじ 処理 しょり ができるようになり、パソコンの普及 ふきゅう は加速 かそく するに至 いた る。1988年 ねん にDIME が紙面 しめん 企画 きかく としてメーカー各社 かくしゃ (NEC、キヤノン、シャープ、東芝 とうしば 、富士通 ふじつう 、松下電器 まつしたでんき )にワープロ専用 せんよう 機 き とパソコンの関係 かんけい について質問 しつもん 状 じょう を送 おく ったが、全社 ぜんしゃ が併存 へいそん する残 のこ るという回答 かいとう をしている[17] 。なおパソコンも生産 せいさん していたNECは、ハードウェアなどの共通 きょうつう 性 せい から片方 かたがた が消 き えても名称 めいしょう が変 か わっただけ、という趣旨 しゅし の回答 かいとう もしている[17] 。
ワープロ専用 せんよう 機 き の生産 せいさん 終了 しゅうりょう [ 編集 へんしゅう ]
1990年代 ねんだい に入 はい ると画面 がめん が白黒 しろくろ からカラー液晶 えきしょう へと進化 しんか を見 み せる部分 ぶぶん があるものの、パソコンやワープロソフトの低 てい 価格 かかく 化 か 、安価 あんか なパソコン用 よう 高性能 こうせいのう プリンター の登場 とうじょう などによりシェアを奪 うば われ、普及 ふきゅう し始 はじ めたインターネットへのアクセスも悪 わる かったため、その売 う れ行 ゆ きは落 お ちた。出荷 しゅっか 台数 だいすう は1989年 ねん (平成 へいせい 元年 がんねん )、出荷 しゅっか 金額 きんがく は1991年 ねん (平成 へいせい 3年 ねん )をピークに漸減 ぜんげん し、ワープロ専用 せんよう 機 き の世帯 せたい 普及 ふきゅう 率 りつ も1998年 ねん (平成 へいせい 10年 ねん )をピークに急 きゅう 低下 ていか 、1999年 ねん (平成 へいせい 11年 ねん )にはついにパソコンの売上 うりあげ がワープロ専用 せんよう 機 き の売上 うりあげ を逆転 ぎゃくてん した。
2000年 ねん (平成 へいせい 12年 ねん )2月 がつ にシャープが「書院 しょいん 」シリーズの「WD-CP2」を発表 はっぴょう したのを最後 さいご に新 しん 機種 きしゅ は出 で なくなり、2003年 ねん (平成 へいせい 15年 ねん )9月 末 すえ に同 どう 機種 きしゅ と「WD-VP3」「WD-MF01」の3機種 きしゅ が生産 せいさん 中止 ちゅうし となったことにより、ワープロ専用 せんよう 機 き は全社 ぜんしゃ で製造 せいぞう を終了 しゅうりょう した。企業 きぎょう 内 ない での文書 ぶんしょ 作成 さくせい も、一般 いっぱん のビジネスソフトと市販 しはん プリンタで代替 だいたい されていき姿 すがた を消 け した。
ワープロ専用 せんよう 機 き で作 つく られた多 おお くの文書 ぶんしょ 資産 しさん をどうパソコンに移行 いこう させるかは、多 おお くの企業 きぎょう にとって悩 なや みの種 たね だった。とりわけ専用 せんよう 機 き は罫線 けいせん や振 ふ り仮名 がな などで各社 かくしゃ 独自 どくじ の工夫 くふう でデータ処理 しょり していた。パソコン側 がわ のソフトウェアでも変換 へんかん 機能 きのう を搭載 とうさい したものもあるが、罫線 けいせん や各社 かくしゃ の絵文字 えもじ 、記号 きごう などは変換 へんかん することはできず、また同 おな じメーカーでも機能 きのう の多様 たよう 化 か で処理 しょり 方法 ほうほう が変化 へんか したりしており、本文 ほんぶん のテキスト化 か がせいぜいといった程度 ていど であった。このため、各社 かくしゃ ともにワープロの終焉 しゅうえん とともにパソコンでの再現 さいげん 性 せい を高 たか め、データを移行 いこう させるためのソフトウェアの開発 かいはつ が求 もと められた。それは必 かなら ずしも完全 かんぜん な復元 ふくげん を約束 やくそく したものではなかったが、それなりに再現 さいげん でき、一定 いってい の役割 やくわり を果 は たした。
「Power書院 しょいん 」[18] [19] ・「Rupo Writer」[20] ・「キヤノワードJ for Windows」[21] 、またIME として「Rupo ACE」[22] が発売 はつばい されていたが、いずれも販売 はんばい を終了 しゅうりょう している。2018年 ねん 時点 じてん でも未 いま だ「OASYS V10」[23] のみ開発 かいはつ ・販売 はんばい が続 つづ けられていたが、2020年 ねん 9月 がつ 30日 にち を以 もっ て個人 こじん 向 む けの販売 はんばい が終了 しゅうりょう し、法人 ほうじん 向 む けもそれに続 つづ く。サポートは2023年 ねん まで継続 けいぞく される。リコーでは2009年 ねん にワープロ専用 せんよう 機 き のシステムFDコピーおよび文書 ぶんしょ コンバートサービスが、さらに 2017年 ねん にはお問 と い合 あ わせ窓口 まどぐち の対応 たいおう が終了 しゅうりょう した。
生産 せいさん 終了 しゅうりょう 後 ご の諸 しょ 問題 もんだい [ 編集 へんしゅう ]
この節 ふし には独自 どくじ 研究 けんきゅう が含 ふく まれているおそれがあります。 問題 もんだい 箇所 かしょ を検証 けんしょう し出典 しゅってん を追加 ついか して、記事 きじ の改善 かいぜん にご協力 きょうりょく ください。議論 ぎろん はノート を参照 さんしょう してください。(2022年 ねん 3月 がつ )
ワープロ専用 せんよう 機 き を支持 しじ する熱心 ねっしん なユーザーも多 おお く、中古 ちゅうこ 機 き 市場 いちば での相場 そうば が上昇 じょうしょう したこともある。21世紀 せいき に入 はい ってからもオークションなどでは連日 れんじつ のように状態 じょうたい を問 と わず取引 とりひき されている。その反面 はんめん 、ワープロ専用 せんよう 機 き の利用 りよう 者 しゃ は積極 せっきょく 的 てき にインターネットでの情報 じょうほう 交換 こうかん を行 おこな わない傾向 けいこう が強 つよ い。レトロゲームや万年筆 まんねんひつ のような骨董 こっとう 品 ひん 的 てき 価値 かち を見出 みいだ す動 うご きもそれほど無 な いため、既 すで に動態 どうたい 状態 じょうたい かつ付属 ふぞく 品 ひん が全 すべ て揃 そろ っている資料 しりょう 的 てき 価値 かち の高 たか いのものが絶滅 ぜつめつ してしまったと思 おも われる機種 きしゅ も出 で 始 はじ めている。
ワープロ専用 せんよう 機 き のユーザーが根強 ねづよ くいる理由 りゆう には、1960年代 ねんだい 中期 ちゅうき までに生 う まれた世代 せだい には慣 な れ親 した しんだワープロ専用 せんよう 機 き への愛着 あいちゃく が強 つよ いこと、小説 しょうせつ 家 か 、翻訳 ほんやく 家 か など文筆 ぶんぴつ 業 ぎょう などで連続 れんぞく 稼働 かどう をしてもクラッシュを起 お こさない作業 さぎょう 環境 かんきょう の高 たか い安定 あんてい 性 せい と快適 かいてき さ[注釈 ちゅうしゃく 2] 、キーボードの品質 ひんしつ の高 たか さ、ネットワーク経由 けいゆ での情報 じょうほう 漏洩 ろうえい を懸念 けねん している現場 げんば 、昭和 しょうわ ~バブル家電 かでん の収集 しゅうしゅう 愛好 あいこう 家 か からの支持 しじ などである。
さらに、ワープロ専用 せんよう 機 き は必要 ひつよう な機能 きのう が本体 ほんたい ハードウエアに一体化 いったいか されており電源 でんげん を入 い れるだけですぐ使 つか えること、パソコンのような色々 いろいろ な操作 そうさ やパッチ(フィックス)適用 てきよう などがほぼ不要 ふよう なことが挙 あ げられる(逆 ぎゃく に言 い えば7桁 けた 郵便 ゆうびん 番号 ばんごう への対応 たいおう などが殆 ほとん どの機種 きしゅ で行 おこな えない)。
インクリボンや印字 いんじ 用紙 ようし の生産 せいさん 終了 しゅうりょう (TYPE-W型 がた のインクリボン採用 さいよう 機 き など)、押入 おしい れや屋根裏 やねうら 部屋 へや 、ロフト、床下 ゆかした 収納 しゅうのう 、車庫 しゃこ 、物置 ものおき など高温 こうおん 多湿 たしつ 下 か の劣悪 れつあく な保管 ほかん 環境 かんきょう による液晶 えきしょう パネルの画面 がめん 焼 や け(ビネガーシンドローム、システムディスクの破損 はそん )、システムディスク原本 げんぽん の破損 はそん や紛失 ふんしつ (劣化 れっか やカビ、著作 ちょさく 権 けん 法 ほう の制約 せいやく による修理 しゅうり 不能 ふのう 問題 もんだい )、乾電池 かんでんち を抜 ぬ かずに保管 ほかん した結果 けっか として電池 でんち の液 えき 漏 も れによるメイン基板 きばん の破損 はそん 、メーカーからの一部 いちぶ 修理 しゅうり 業者 ぎょうしゃ に対 たい する訴訟 そしょう リスクによる廃業 はいぎょう [注釈 ちゅうしゃく 3] 、ベルトドライブ方式 ほうしき のフロッピーディスクドライブの補修 ほしゅう 部品 ぶひん 供給 きょうきゅう 終了 しゅうりょう 、フロッピーディスク媒体 ばいたい の入手 にゅうしゅ 性 せい 低下 ていか [注釈 ちゅうしゃく 4] 、用紙送 ようしおく りノブの破損 はそん 、プリンタのローラのゴムの劣化 れっか 、修理 しゅうり 費 ひ の高騰 こうとう などにより年々 ねんねん 維持 いじ が難 むずか しくなりつつあるのが実状 じつじょう である[注釈 ちゅうしゃく 5] 。
ワープロの製造 せいぞう ・修理 しゅうり サポートが終了 しゅうりょう 以後 いご は、修理 しゅうり 専 せん 門 もん の業者 ぎょうしゃ が既存 きそん で残 のこ った製品 せいひん の部品 ぶひん から使 つか えるものを選 えら び出 だ し、壊 こわ れた製品 せいひん のそれと交換 こうかん するかたち(いわゆるニコイチ 修理 しゅうり )でしのいでいる[24] 。
なお、大昔 おおむかし のワープロでインターネットサイトを閲覧 えつらん しようとしてもその後 ご 登場 とうじょう した技術 ぎじゅつ ・規格 きかく に対応 たいおう していないため、しっかり表示 ひょうじ できるのはインターネット黎明 れいめい 期 き に誕生 たんじょう したサイトやテキストサイト程度 ていど である。2018年 ねん 、ねとらぼ が1997年 ねん のワープロでインターネットに接続 せつぞく したところ、Googleの通常 つうじょう 検索 けんさく と画像 がぞう 検索 けんさく は使 つか えるが地図 ちず 検索 けんさく は使用 しよう 不能 ふのう 、ニュースサイトは閲覧 えつらん できるがレイアウトが大 おお きくずれる、さらにニコニコ動画 どうが などの動画 どうが サイトは動画 どうが ウィンドウが表示 ひょうじ されないなど、実用 じつよう に堪 こた えず、「まともなブラウジングはできません」「無 む 間 あいだ 地獄 じごく 」と評 ひょう している[25] 。なお当時 とうじ の一般 いっぱん 的 てき なワープロでは、CPUが現代 げんだい のものと比 くら べると圧倒的 あっとうてき に低 てい 性能 せいのう であるため、液晶 えきしょう ディスプレイはモノクロ16階 かい 調 ちょう で、画面 がめん 解像度 かいぞうど はVGA(640×480)以下 いか 、処理 しょり 速度 そくど の問題 もんだい からの動画 どうが 再生 さいせい には対応 たいおう できず、インターネット閲覧 えつらん 機能 きのう を持 も っている機種 きしゅ も一部 いちぶ の高級 こうきゅう 機 き に限 かぎ られていた。
21世紀 せいき に入 はい ってからも、書 か いた文書 ぶんしょ をその場 ば ですぐサーマルプリンターで印刷 いんさつ して利用 りよう できる、場所 ばしょ を選 えら ばずに印刷 いんさつ して相手 あいて に手渡 てわた したり推敲 すいこう ができる、ラベルシールプリンターとして手軽 てがる に使用 しよう できるなどの部分 ぶぶん があるため、2000年代 ねんだい 後半 こうはん からスマートフォン ・タブレット の技術 ぎじゅつ を応用 おうよう して作 つく られた、年賀状 ねんがじょう 印刷 いんさつ に特 とく 化 か した液晶 えきしょう ・キーボード付 つ きのフォトプリンタ(CASIO プリン写 うつし ル・EPSON 年賀状 ねんがじょう 宛名 あてな 達人 たつじん 等 とう )や、プレーンテキストの入力 にゅうりょく に特 とく 化 か したポメラ など、ワープロのコンセプトを取 と り入 い れた製品 せいひん が発売 はつばい された。
ワープロ専用 せんよう 機 き の特徴 とくちょう [ 編集 へんしゅう ]
ビットマップフォント のギザギザを斜 なな めに自動 じどう 補完 ほかん する、ワープロ専用 せんよう 機 き に特徴 とくちょう 的 てき な印刷 いんさつ イメージ
1980年代 ねんだい 、デジタル文房具 ぶんぼうぐ として急速 きゅうそく な普及 ふきゅう を見 み せたワープロは、従来 じゅうらい の手書 てが き、あるいは和文 わぶん タイプによる文書 ぶんしょ 作成 さくせい にはない特長 とくちょう を備 そな えていた。また、パーソナルコンピュータの普及 ふきゅう が始 はじ まっていた時代 じだい であったが、専用 せんよう 機 き としての利点 りてん によって一定 いってい の商品 しょうひん 性 せい があった。以下 いか にそれらをあげる。
いわゆるオールインワン 製品 せいひん であること。特 とく に出力 しゅつりょく (印刷 いんさつ )に関 かん して、パソコン用 よう プリンタで漢字 かんじ を扱 あつか うには当時 とうじ は色々 いろいろ と難 むずか しさがありコスト高 だか であったが、ワープロからの出力 しゅつりょく に特 とく 化 か したスペックを持 も つ内蔵 ないぞう プリンタを持 も っていることは高 たか い利点 りてん であった。
専用 せんよう 機 き は電源 でんげん を投入 とうにゅう して即 そく 文章 ぶんしょう を書 か き始 はじ められるものが多 おお い。(ある程度 ていど の起動 きどう 待 ま ち時間 じかん が必要 ひつよう な物 もの 、メニューでワープロ機能 きのう を選 えら ぶものもある)。
キーボード 入力 にゅうりょく に熟達 じゅくたつ すればかなり高速 こうそく かつ少 すく ない労力 ろうりょく で文書 ぶんしょ 作成 さくせい が可能 かのう 。
五十音 ごじゅうおん 入力 にゅうりょく キーボード機 き の提供 ていきょう 。
カナから漢字 かんじ に変換 へんかん することが出来 でき るため、難 むずか しい漢字 かんじ を辞書 じしょ に頼 たよ ることなく使用 しよう できる。
文字 もじ 、行 くだり 、段落 だんらく の挿入 そうにゅう 、削除 さくじょ 、複写 ふくしゃ 、移動 いどう が容易 ようい に出来 でき る。また、行 くだり や段落 だんらく に依存 いぞん せず、指定 してい した範囲 はんい (表 おもて 計算 けいさん ソフトの範囲 はんい 指定 してい にあたる機能 きのう を文字 もじ 単位 たんい で実行 じっこう )の操作 そうさ も可能 かのう 。
文章 ぶんしょう をフロッピーディスク などの記憶 きおく 媒体 ばいたい に保存 ほぞん し、再 さい 編集 へんしゅう が可能 かのう 。
熱 ねつ 溶融 ようゆう 型 がた の熱転写 ねつてんしゃ プリンタ[注釈 ちゅうしゃく 6] を内蔵 ないぞう し、誰 だれ にでも読 よ みやすい活字 かつじ 書体 しょたい (明朝体 みんちょうたい のビットマップフォント)での出力 しゅつりょく が可能 かのう 。(手書 てが きと比較 ひかく して)
仮名遣 かなづか いの間違 まちが いや漢字 かんじ の誤字 ごじ を減 へ らせる。
任意 にんい の単語 たんご を変換 へんかん 辞書 じしょ に登録 とうろく できる。
デフォルトでは使用 しよう できない文字 もじ ・記号 きごう を作 さく 字 じ でき、またそれを外字 がいじ として登録 とうろく できる。
長文 ちょうぶん の中 なか から任意 にんい の文字 もじ 列 れつ を検索 けんさく ・置換 ちかん できる。
フォント指定 してい や飾 かざ り、文字 もじ の大 おお きさなどの修飾 しゅうしょく ・強調 きょうちょう が可能 かのう (ただし、80年代 ねんだい 初期 しょき の機種 きしゅ にはほとんど搭載 とうさい されていなかった機能 きのう ではある)。
簡易 かんい な図形 ずけい の描画 びょうが ができる。
単色 たんしょく のインクリボン(黒 くろ ・赤 あか ・青 あお ・白 しろ ・金 きむ ・銀 ぎん など)を複数 ふくすう 使用 しよう した、多色 たしょく 刷 ず りのカラー印刷 いんさつ ができる。
OHPシート ・官製 かんせい はがき などの特殊 とくしゅ 紙 し に印刷 いんさつ できる。
これらのほか、さらに次 つぎ のような機能 きのう をもつ機種 きしゅ もあった。
以上 いじょう のような特長 とくちょう は今 いま となってはワープロ独自 どくじ の機能 きのう とはいえないが、その多 おお くはワープロ専用 せんよう 機 き で培 つちか われた機能 きのう であり、パソコンでの文書 ぶんしょ 作成 さくせい が主流 しゅりゅう となった現在 げんざい でも、日本語 にほんご 文書 ぶんしょ の編集 へんしゅう にまつわる多 おお くの機能 きのう は、ワープロ専用 せんよう 機 き をベースにしたものとなっている。
ワープロ専用 せんよう 機 き の主 おも な機種 きしゅ [ 編集 へんしゅう ]
ワープロ文書 ぶんしょ の変換 へんかん と保存 ほぞん [ 編集 へんしゅう ]
ワープロソフト、ワープロ専用 せんよう 機 き で作成 さくせい した文書 ぶんしょ はファイルとして保存 ほぞん する。ワープロ専用 せんよう 機 き はファイルを2DD、2HDなどのフロッピーディスク 、オーディオカセットテープ(初期 しょき のパーソナル機 き のみ)、ハードディスク(一部 いちぶ 機種 きしゅ )、S-RAMカードに保存 ほぞん するが、各社 かくしゃ のワープロ専用 せんよう 機 き のフロッピーディスクの文書 ぶんしょ フォーマットも統一 とういつ されていない状態 じょうたい で普及 ふきゅう した。唯一 ゆいいつ 、NEC のみはフロッピーディスクのフォーマットを、パソコンのPC-9800シリーズ (MS-DOS 使用 しよう 時 じ )と共通 きょうつう 化 か していた。
さらに文書 ぶんしょ ファイルの内部 ないぶ はワープロソフトによってそれぞれ独自 どくじ の形式 けいしき になっている。このようなことからワープロソフト間 あいだ 、ワープロ専用 せんよう 機 き とパソコンのワープロ間 あいだ でファイルを交換 こうかん するには専用 せんよう の文書 ぶんしょ ファイル・コンバータが必要 ひつよう である。そのために、「リッチテキスト・コンバータ 」などのソフトも発売 はつばい されていた[注釈 ちゅうしゃく 9] 。また、OASYS LX-9000 など後期 こうき の機種 きしゅ には文章 ぶんしょう コンバータが標準 ひょうじゅん 搭載 とうさい されているため、そちらを利用 りよう することで各社 かくしゃ 形式 けいしき から一太郎 いちたろう 形式 けいしき などへ変換 へんかん することも可能 かのう である。ただし、カセットテープで記録 きろく されたものに関 かん しては当時 とうじ の実 じつ 機材 きざい と専用 せんよう オプションが必要 ひつよう になる。また、リコー・マイリポート JPシリーズでは変換 へんかん 用 よう のソフトが存在 そんざい せず、メーカー公式 こうしき のデータ変換 へんかん サービスも終了 しゅうりょう しているため新 あら たに中古 ちゅうこ で入手 にゅうしゅ する場合 ばあい は注意 ちゅうい が必要 ひつよう である。変換 へんかん 方法 ほうほう の存在 そんざい しない機種 きしゅ での文書 ぶんしょ 変換 へんかん には実機 じっき での印刷 いんさつ 後 ご にOCR 処理 しょり でPDF またはテキストへ変換 へんかん する必要 ひつよう がある。
次 つぎ のような裏 うら 技 わざ もある。ワープロ専用 せんよう 機 き の全盛 ぜんせい 時代 じだい には、パソコン用 よう ワープロソフト市場 いちば は、ジャストシステム の一太郎 いちたろう シリーズやマイクロソフト のワード が存在 そんざい 感 かん をみせていた。このため、ワープロ専用 せんよう 機 き では、一太郎 いちたろう 形式 けいしき やワード形式 けいしき には対応 たいおう するものも多 おお い。そこで、たとえば、書院 しょいん 形式 けいしき からオアシス形式 けいしき に変換 へんかん する場合 ばあい 、書院 しょいん で「書院 しょいん 形式 けいしき 」→「一太郎 いちたろう 形式 けいしき 」でMS-DOSフロッピーディスクに文書 ぶんしょ を保存 ほぞん し、このFDを今度 こんど はオアシスで「一太郎 いちたろう 形式 けいしき 」→「オアシス形式 けいしき 」に読 よ み込 こ めば、ある程度 ていど 書式 しょしき や罫線 けいせん を維持 いじ したまま、異 こと なるワープロ専用 せんよう 機 き の間 あいだ で受 う け渡 わた しをできた。
利用 りよう 環境 かんきょう が限定 げんてい されるが、FAXモデム搭載 とうさい 機 き [注釈 ちゅうしゃく 10] であれば、 変換 へんかん ソフトが無 な くてもISDNターミナルアダプタなど内線 ないせん 接続 せつぞく 用 よう アダプタ[注釈 ちゅうしゃく 11] を間 あいだ に挟 はさ むことで、内線 ないせん に接続 せつぞく されているFAXまたは複 ふく 合 ごう 機 き 経由 けいゆ での印刷 いんさつ や PDF, jpeg, png などの汎用 はんよう 画像 がぞう 形式 けいしき への変換 へんかん (テキスト化 か にはOCR処理 しょり と修正 しゅうせい 作業 さぎょう が必要 ひつよう )、さらに複 ふく 合 ごう 機 き の機種 きしゅ によってはePub 形式 けいしき による電子 でんし 書籍 しょせき 化 か 、メールでの送信 そうしん 、スマートフォンでの閲覧 えつらん やネットへの公開 こうかい が可能 かのう である。内線 ないせん であるため通話 つうわ 料 りょう は掛 か からない。
FAXを使用 しよう する方法 ほうほう は内蔵 ないぞう プリンタの故障 こしょう ・修理 しゅうり 不能 ふのう や消耗 しょうもう 品 ひん の供給 きょうきゅう 終了 しゅうりょう に怯 おび えたり、故障 こしょう の度 たび に高額 こうがく な修理 しゅうり 費 ひ を用意 ようい する必要 ひつよう がなく、豊富 ほうふ に流通 りゅうつう している入手 にゅうしゅ 性 せい の良 よ い中古 ちゅうこ 複 ふく 合 ごう 機 き やFAX専用 せんよう 機 き を安価 あんか に活用 かつよう できる[注釈 ちゅうしゃく 12] 。欠点 けってん として、はがきなど特殊 とくしゅ 用途 ようと の印刷 いんさつ は対応 たいおう していない[注釈 ちゅうしゃく 13] 、解決 かいけつ 策 さく としては環境 かんきょう 構築 こうちく が煩雑 はんざつ であり、やや特殊 とくしゅ な機材 きざい が必要 ひつよう になるため、レガシー技術 ぎじゅつ についての知識 ちしき と経験 けいけん のある技術 ぎじゅつ 者 しゃ の支援 しえん ・指導 しどう が必要 ひつよう である。なお、ワープロ専用 せんよう 機 き 側 がわ のFAXソフトウェアによっては内線 ないせん の使用 しよう は不可能 ふかのう であるため、事前 じぜん に説明 せつめい 書 しょ などで確認 かくにん と検証 けんしょう が必要 ひつよう である。
^ かな漢字 かんじ 変換 へんかん 機構 きこう の開発 かいはつ の経緯 けいい はNHK のテレビ番組 ばんぐみ 『プロジェクトX〜挑戦 ちょうせん 者 しゃ たち〜 』(2002.9.3 第 だい 95回 かい )が取 と り上 あ げている。また、2021年 ねん 9月 がつ 7日 にち にプロジェクトX 挑戦 ちょうせん 者 しゃ たち 4Kリストア版 ばん として放映 ほうえい されている。プロジェクトXの中 なか で、かな漢字 かんじ 変換 へんかん は、当時 とうじ の NHK も実用 じつよう 化 か は困難 こんなん であるとして開発 かいはつ を断念 だんねん していた旨 むね が解説 かいせつ されている。
^ 初期 しょき のパソコンは起動 きどう が遅 おそ くクラッシュも多 おお く、冷却 れいきゃく 用 よう のファンなどの騒音 そうおん や排 はい 熱 ねつ も大 おお きかった。
^ システムディスク、マニュアルのコピー品 ひん を修理 しゅうり 品 ひん に添付 てんぷ して無 む 許可 きょか 販売 はんばい の一部 いちぶ 横行 おうこう 。
^ ワープロ専用 せんよう 機 き ではフロッピーディスクエミュレータ HxC への換 かわ 装 そう 事例 じれい はない。
^ 国内 こくない に液晶 えきしょう パネルの修理 しゅうり およびフロッピーディスクドライブを専 せん 門 もん に修理 しゅうり する業者 ぎょうしゃ 、さらにメイン基板 きばん やカスタムLSIの解析 かいせき を行 おこな い互換 ごかん 品 ひん の製造 せいぞう を行 おこな うことができる業者 ぎょうしゃ はあるが、いずれも企業 きぎょう が対象 たいしょう であり個人 こじん は対象 たいしょう としていない場合 ばあい がほとんどである。
^ 日立 ひたち 「with me」シリーズは、ワープロ専用 せんよう 機 き としては珍 めずら しくプリンタが分離 ぶんり された機種 きしゅ が主流 しゅりゅう だった。また、キヤノン「キヤノワード」は熱転写 ねつてんしゃ プリンタではなくインクジェット(バブルジェット)プリンタを内蔵 ないぞう していた機種 きしゅ があり、日立 ひたち にもプリンタ部分 ぶぶん のみOEM供給 きょうきゅう されて「with me」シリーズの一員 いちいん として発売 はつばい されていた。さらに、日立 ひたち ではパソコン用 よう のインクジェットプリンターを接続 せつぞく して使用 しよう する機種 きしゅ も発売 はつばい していた。
^ SHARP 書院 しょいん WD-A30 の OEM の子供 こども 向 む けワープロ専用 せんよう 機 き である。機種 きしゅ としては Dear (ちびまる子 こ ちゃん ), Dear.2 (たあ坊 ぼう ), TV Dear, TV Dear 少女 しょうじょ マンガコレクションがある。
^ ゲーム機 き 用 よう ワープロとしては唯一 ゆいいつ でありゲーム機 き をワープロ専用 せんよう 機 き として使 つか えるBJプリンター同 どう 梱 こり のセット商品 しょうひん 。EGWORD ベースであり PlayStation, SATURN 用 よう がある。
^ OASYS の場合 ばあい は OASYS Viewer で変換 へんかん 可能 かのう 。
^ 機種 きしゅ によってはFAXモデムカード、アダプタやFAXソフトウェアはオプションである。なお現在 げんざい では、ほとんどの機種 きしゅ でこれらオプション品 ひん の入手 にゅうしゅ は困難 こんなん となっている。
^ 販売 はんばい 終了 しゅうりょう 品 ひん ではインターコネクト社 しゃ 製 せい PC・FAXアダプター。個人 こじん による自作 じさく 例 れい もある。
^ それだけではなくプリンターの故障 こしょう したジャンク品 ひん のFAXモデム内蔵 ないぞう ワープロ専用 せんよう 機 き も本来 ほんらい の機能 きのう を文書 ぶんしょ の印刷 いんさつ ができる程度 ていど まで擬似 ぎじ 的 てき に復活 ふっかつ させることができる。
^ ワープロ専用 せんよう 機 き をはがき印刷 いんさつ のみに使用 しよう しているのであれば、はがき印刷 いんさつ 専用 せんよう 機 き やネットブリントサービスへ移行 いこう したほうが維持 いじ や保守 ほしゅ の面 めん で経済 けいざい 的 てき ではある。
古瀬 ふるせ 幸広 ゆきひろ 『考 かんが える道具 どうぐ - ワープロの創造 そうぞう と挑戦 ちょうせん 』青葉 あおば 出版 しゅっぱん 、1990年 ねん
YOMIURI PC編集 へんしゅう 部 ぶ 『パソコンは日本語 にほんご をどう変 か えたか - 日本語 にほんご 処理 しょり の技術 ぎじゅつ 史 し 』講談社 こうだんしゃ ブルーバックス、2008年 ねん
「ASCII 1982年 ねん 9月 がつ 号 ごう 」第 だい 6巻 かん 第 だい 9号 ごう 、株式会社 かぶしきがいしゃ アスキー出版 しゅっぱん 、1982年 ねん 9月 がつ 1日 にち 。
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