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中新井村（なかあらいむら）は、東京府北豊島郡に存在した村。
時代によっては中新井のほかに中荒井や中新居で記される事もあるが、これらは一概に誤記とい切ることは出来ない。
明治の大合併で吸収される中村は、本村や元村などと同様に親村の意を持ち、方や中新井村の新井は新居つまり新たに居たりという意もあるため、中新井村は中村の新居で中新居はないかという説がある。
また、それぞれの村の小名には、中新井村には本村、東本村、西本村など、中村には新屋敷などがあり、新屋敷は本村から離れて出来た新たな集落を指す事から、先の説とは正反対とも取れる。
更に、新屋敷も誤記で荒屋敷であるするならばまた別の説となるなど、中新井村の地名の由来は定かではない。
現在の東京都練馬区の豊玉上、豊玉北、豊玉中、豊玉南、中村北、中村および中村南に相当する。
- 中新井村は2町に分立し、
- 中新井町（旧：中新井村、現：豊玉上、豊玉北、豊玉中、豊玉南）
- 中村町（旧：中村、現：中村北、中村、中村南）
- と名付けられる。
- 練馬地区には練馬派出所と石神井派出所が設置されるも、重要な書類は板橋区役所まで行かないとならない。
- 1940年（昭和15年） - 地番整理により中新井町は、豊玉と改称される。
- 1944年（昭和19年）5月1日 - 練馬派出所は練馬支所、石神井派出所は石神井出張所へ昇格。
町名の変遷[編集]
板橋区成立時の町名改称は以下のとおり[11]。
| 実施後
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実施年月日
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実施前（いずれも特記ない場合は全域）
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| 中新井町一丁目
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1932年10月1日
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大字中新井字北新井・北於林・南於林
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| 中新井町二丁目
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大字中新井字辨天・中通・辨天前
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| 中新井町三丁目
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大字中新井字下新街・宮北・上新街
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| 中新井町四丁目
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大字中新井字東本村・本村・西本村・池ノ下
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| 中村町一丁目
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大字中字原・寺原・新屋敷
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| 中村町二丁目
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大字中字精進・籠原・南
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| 中村町三丁目
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大字中字北原・中内・城山
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- 中新井村役場 - 大字中新井1814番地
- 氷川神社 - 大字中新井1576番地、豊玉南2-15-5
- 八幡神社 - 大字中514番地、中村南3-2-1
- 南蔵院 - 大字中村、中村1-15-1
- 正覚院 - 大字中新井1571番地、豊玉南2-15-2
武蔵高校本館（現・武蔵大学3号館）
乗合自動車[編集]
- 中野駅北口-中野電信隊裏-新井仲通-刑務所前-沼袋駅前-百観音下-丸山-貞源寺前-第二小学校前-療養所前-徳田-中新井中通-下新街-中新井（江古田橋）-練馬駅前
名所・旧跡[編集]
- 良辨塚/良弁塚（中村3-11）
- 『新編武蔵風土記稿』 巻ノ13豊島郡ノ5、内務省地理局、1884年6月。NDLJP:763977/37。
- 「中荒井村」『新編武蔵風土記稿』 巻ノ13豊島郡ノ5、内務省地理局、1884年6月。NDLJP:763977/39。
- 『北豊島郡中新井村現状調査』 東京市臨時市域擴張部、1931年。
- 練馬区史編さん協議会 編『練馬区史 歴史編』1982年。
