丹羽にわ七郎しちろう

丹羽にわ 七郎しちろう
生誕せいたん	1885年ねん3月31日にち 北海道ほっかいどう
死没しぼつ	(1935-07-07) 1935年ねん7月がつ7日にち（50歳さい没ぼつ） 東京とうきょう府ふ
出身しゅっしん校こう	京都きょうと帝国ていこく大学だいがく政治せいじ学科がっか 東北とうほく帝国ていこく大学だいがく農のう科か大学だいがく
職業しょくぎょう	内務ないむ官僚かんりょう

丹羽にわ 七郎しちろう（にわ しちろう、1885年ねん（明治めいじ18年ねん）3月31日にち - 1935年ねん（昭和しょうわ10年ねん）7月がつ7日にち）は、日本にっぽんの内務ないむ官僚かんりょう。岡田おかだ内閣ないかくの内務ないむ次官じかん、県知事けんちじ。

略歴りゃくれき

福島ふくしま県けん出身しゅっしん。丹羽たんば家かは織田おだ信長のぶながの重臣じゅうしんであった丹羽にわ長秀ながひでの一族いちぞくで、祖父そふは幕末ばくまつの会津あいづ藩はん士し・丹羽たんば族ぞく、父ちちは西南せいなん戦争せんそうで抜刀ばっとう隊たいに参加さんかした丹羽にわ五郎ごろうである。

1903年ねん（明治めいじ36年ねん）会津あいづ中学ちゅうがくを卒業そつぎょうし、検定けんてい試験しけんを経へて、東北とうほく帝国ていこく大学だいがく農のう科か大学だいがくを卒業そつぎょう。京都きょうと帝国ていこく大学だいがく在学ざいがく中ちゅうの1913年ねん（大正たいしょう2年ねん）11月、文官ぶんかん高等こうとう試験しけんに180名めい中ちゅう次席じせきで合格ごうかくした。1914年ねん（大正たいしょう3年ねん）7月がつ、京都きょうと帝みかど大だい法科ほうか大学だいがく政治せいじ学科がっかを優等ゆうとうで卒業そつぎょうし銀時計ぎんどけいを授与じゅよされた。

1914年ねん8月がつ、内務省ないむしょうに入はいり東京とうきょう府ふ属ぞくとして内務ないむ部ぶ庶務しょむ課かに配属はいぞくされた。以後いご、東京とうきょう府ふ理事りじ官かん、内務省ないむしょう警保局きょく事務じむ官かん、土木どぼく局きょく河港かこう課長かちょう、同どう港湾こうわん課長かちょう、神社じんじゃ局きょく第だい二に課長かちょう、土木どぼく局きょく庶務しょむ課長かちょう、同どう道路どうろ課長かちょうなどを歴任れきにん。

1929年ねん（昭和しょうわ4年ねん）7月がつ、岩手いわて県けん知事ちじに就任しゅうにん。翌年よくねんには埼玉さいたま県けん知事ちじに転てんじた。1931年ねん（昭和しょうわ6年ねん）4月がつ、内務省ないむしょう土木どぼく局長きょくちょうに就任しゅうにんし、さらに社会しゃかい局きょく長官ちょうかんを務つとめた。1934年ねん（昭和しょうわ9年ねん）7月がつ、岡田おかだ内閣ないかくの内務ないむ次官じかんに就任しゅうにんしたが、翌年よくねんの6月がつ辞任じにんし程ていなく死去しきょした。会津あいづ会かい会員かいいん。

親族しんぞく

• 浅井あさい郁太郎いくたろう - 岳父がくふ。地質ちしつ学者がくしゃ、文部もんぶ官僚かんりょう。

参考さんこう文献ぶんけん

• 秦はた郁いく彦編へん『戦前せんぜん日本にっぽん官僚かんりょう制せいの制度せいど・組織そしき・人事じんじ』東京大学とうきょうだいがく出版しゅっぱん会かい
• 秦はた郁いく彦編『日本にっぽん近きん現代げんだい人物じんぶつ履歴りれき事典じてん』東京大学とうきょうだいがく出版しゅっぱん会かい、2002年ねん。
• 歴代れきだい知事ちじ編纂へんさん会かい『日本にっぽんの歴代れきだい知事ちじ』
• 福島ふくしま県立けんりつ会津あいづ高等こうとう学校がっこう70周年しゅうねん記念きねん誌し

公職こうしょく
先代せんだい 潮うしお恵めぐみ之の輔	内務ないむ次官じかん 第だい36代だい：1934 - 1935	次代じだい 赤木あかぎ朝治あさじ