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すみ周波数しゅうはすう

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えん振動しんどうすうから転送てんそう
すみ周波数しゅうはすう
angular frequency
りょう記号きごう ωおめが
次元じげん T−1
種類しゅるい スカラー
SI単位たんい ラジアン毎秒まいびょう (rad/s)
テンプレートを表示ひょうじ
古典こてん力学りきがく

運動うんどうだい2法則ほうそく
歴史れきし英語えいごばん

すみ周波数しゅうはすう(かくしゅうはすう、えい: angular frequencyかく振動しんどうすうえん振動しんどうすうとも)は、物理ぶつりがくとく力学りきがく電気でんき工学こうがく)において、回転かいてん速度そくどあらわすスカラーりょうかく周波数しゅうはすうは、ベクトルりょうである角速度かくそくどおおきさにあたる()。かく周波数しゅうはすう次元じげん角度かくど次元じげんりょうであるため T−1 であり、国際こくさい単位たんいけいでは、ラジアン毎秒まいびょう単位たんいあらわされる。

定義ていぎ

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いち回転かいてんは2πぱいラジアンにひとしいため、すみ周波数しゅうはすう

である。ここで

定義ていぎからかく周波数しゅうはすう時間じかん関数かんすうである場合ばあいがありえるが、一般いっぱんかく周波数しゅうはすうかく振動しんどうすう)はひとしそく円運動えんうんどうやその射影しゃえいであるたん振動しんどうでのみもちいられることがおおい。時間じかんとともにかく周波数しゅうはすう変化へんかする場合ばあいには、より一般いっぱんしたベクトルりょう角速度かくそくどもちいる。

周波数しゅうはすうかく周波数しゅうはすう関係かんけい

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すみ周波数しゅうはすう通常つうじょう周波数しゅうはすう単純たんじゅんに 2πぱい ばいしたものにぎない。すなわち、2πぱい びょうあたりの回転かいてんすうである。しかし、すみ周波数しゅうはすうもちいることで数式すうしきなかπぱい多数たすうあらわれてしまうのをふせぐことができ、おおくの応用おうようにおいては通常つうじょう周波数しゅうはすうよりもかく周波数しゅうはすうのほうがこのましい。実際じっさいかく周波数しゅうはすう物理ぶつりがくおおくの分野ぶんやたとえば量子力学りょうしりきがく電磁気でんじきがく)において、周期しゅうきてき現象げんしょう記述きじゅつするためにもちいられている。

具体ぐたいれい

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たん振動しんどう

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たとえば代表だいひょうてきたん振動しんどう方程式ほうていしきかく周波数しゅうはすうもちいて

である。このしき通常つうじょう周波数しゅうはすういちびょうあたりの回転かいてんすう)をもちいてなおすと

となる。もとしき比較ひかくすると、余分よぶんな 4πぱい2因子いんしをつけなければならないことがわかる。

また、ちいさな振動しんどう減衰げんすい無視むしできる振動しんどうあらわすよくにする表現ひょうげんとして

がある。ここで

である。このωおめが固有こゆうかく振動しんどうすう固有こゆうかく周波数しゅうはすう)とよばれる。

LC回路かいろ

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LC回路かいろにおけるすみ周波数しゅうはすうしずかでん容量ようりょう単位たんい: ファラド)にインダクタンス単位たんい: ヘンリー)をかけたものの逆数ぎゃくすう平方根へいほうこんである。すなわ

である。

参考さんこう文献ぶんけん

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関連かんれん項目こうもく

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