吸血きゅうけつ姫ひめ美夕みゆ (テレビアニメ)

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吸血きゅうけつ姫ひめ美夕みゆ > 吸血きゅうけつ姫ひめ美夕みゆ (テレビアニメ)
吸血きゅうけつ姫ひめ美夕みゆ
ジャンル ダーク・ファンタジー、伝奇でんき、ホラー
アニメ
原作げんさく 平野ひらの俊しゅん貴たか・垣かき野内やない成美まさみ
監督かんとく 平野ひらの俊しゅん貴たか
シリーズ構成こうせい 早見はやみ裕司ゆうじ
キャラクターデザイン 垣かき野内やない成美まさみ（原案げんあん）
門もん之の園えん恵美えみ（キャラクター設定せってい）
寺岡てらおか賢司けんじ（神かみ魔まコンセプトデザイン）
音楽おんがく 川井かわい憲次けんじ
アニメーション制作せいさく AIC
製作せいさく 美夕みゆ製作せいさく委員いいん会かい
放送ほうそう局きょく テレビ東京てれびとうきょう系列けいれつ
放送ほうそう期間きかん 1997年ねん10月がつ6日にち - 1998年ねん3月がつ30日にち
話はなし数すう 全ぜん26話わ（本ほん放送ほうそう版ばんでは全ぜん25話わ）
テンプレート - ノート
プロジェクト アニメ
ポータル アニメ

『吸血きゅうけつ姫ひめ美夕みゆ』（ヴァンパイア ミユ）は、1997年ねん10月6日にちから1998年ねん3月30日にちにかけてテレビ東京てれびとうきょうで放送ほうそうされたテレビアニメ。全ぜん26話わ。ただし、第だい二に話わの放送ほうそうが急遽きゅうきょ中止ちゅうしされたために実際じっさいには計けい25話わしか放送ほうそうされず、その後ごに未み放送ほうそうの第だい二に話わを含ふくんだVHS/LD/DVD『吸血きゅうけつ姫ひめ美夕みゆ Integral』（ヴァンパイア ミユ インテグラル）が発売はつばいされた。なお、テレビ東京てれびとうきょう系けいのCSアニメチャンネルのAT-Xでは、『Integral』版ばんが放送ほうそうされた。

概要がいよう

1988年ねんから1989年ねんにかけて発売はつばいされたOVA版はん『吸血きゅうけつ姫ひめ美夕みゆ』とは配役はいやくが全すべて入いれ替かわっており、設定せっていも大おおきく変更へんこうされている。OVA版ばんでは幻想げんそう的てきな雰囲気ふんいきが重視じゅうしされたが、テレビアニメ版ばんでは『ゲゲゲの鬼太郎おにたろう』や過去かこの特撮とくさつ映画えいが・日本にっぽん映画えいがのイメージで、神かみ魔ま（しんま）に魅入みいられた人間にんげんの悲劇ひげきや美夕みゆと神かみ魔まのアクションなどが重視じゅうしされた。完結かんけつ後ごには続編ぞくへんを描えがいたドラマCD版はんが制作せいさくされた。

なお、本ほん作さくはOVA版ばんのファンだった20代だい女性じょせいと女子じょし中高生ちゅうこうせいがターゲットである[1]。

設定せってい

主人公しゅじんこう・美夕みゆは監視かんし者しゃである。監視かんし者しゃは闇やみの世界せかいから抜ぬけ出だし、人間にんげん世界せかいに入はいり込こんでいる神かみ魔ま（はぐれ神しん魔ま）を見みつけ出だし、再ふたたび闇やみの世界せかいに戻もどすことを任務にんむとしている。そのため、美夕みゆは永遠えいえんに14歳さいの姿すがたを保たもちながら、神かみ魔まが現あらわれそうな土地とちの学校がっこうに中学生ちゅうがくせいとして潜入せんにゅうし、神かみ魔まの出現しゅつげんを待まつ。ただし、美夕みゆは神かみ魔まから人間にんげんを救すくうことが任務にんむではないので、積極せっきょく的てきに神かみ魔まに魅入みいられた人間にんげんを救すくおうとはしない。むしろ、神かみ魔まに魅入みいられた時点じてんでその人間にんげんの運命うんめいは既すでに狂くるい出だしており、ごく稀まれに美夕みゆが救すくいの手てを差さし出だしたり、神かみ魔まを闇やみの世界せかいに帰かえしたりしても、その人間にんげんが悲惨ひさんな状況じょうきょうに追おい込こまれていくことがほとんどである。そんな時とき、美夕みゆはその人間にんげんの血ちを吸すうことで、相手あいてに「永遠えいえんの午睡ごすい」（えいえんのねむり）と呼よばれる状態じょうたいを与あたえることができる。これはその人間にんげんにとって幸福こうふくに感かんじられる都合つごうの良よい夢ゆめを永遠えいえんに見みせるということだが、周囲しゅういの人間にんげんからは精神病せいしんびょうと判断はんだんされ、その人間にんげんは精神せいしん病院びょういんへ送おくられることになる。

神かみ魔まの中なかには、監視かんし者しゃを守まもることを任務にんむとする守護神しゅごじん魔まと呼よばれる一族いちぞくもいる。'冷ひや羽わ）の父親ちちおやは守護神しゅごじん魔まである。神かみ魔まは日本にっぽん以外いがいにもおり、美夕みゆに仕つかえるラヴァは西洋せいようからやって来きた西洋せいよう神しん魔まである。

美夕みゆは神かみ魔まの姿すがたを求もとめて度々たびたび転校てんこうして全国ぜんこく各地かくちを回まわっているが、テレビアニメ版ばんでは第だい一いち話わを除のぞき、美夕みゆは親友しんゆうの千里せんり（ちさと）たちがいる時とき輪わ女子じょし学園がくえん（ときわじょしがくえん）に山野やまの美夕みゆ（やまの みゆ）として通学つうがくしており、事件じけんも時とき輪わ女子じょし学園がくえん周辺しゅうへんで発生はっせいする。ただし、唐突とうとつに過去かこの話はなしが挿入そうにゅうされたり、美夕みゆが他たの土地とちに出でかけたりして、時とき輪わ女子じょし学園がくえん周辺しゅうへん以外いがいの土地とちが物語ものがたりの舞台ぶたいとなることもある。

あらすじ

美夕みゆは永遠えいえんの14歳さいの監視かんし者しゃとして、全国ぜんこくの学校がっこうを度々たびたび転校てんこうしては神かみ魔まを見みつけ出だし、闇やみの世界せかいに戻もどしていた。神かみ魔まもまた狩かられることを拒こばみ、あるいは監視かんし者しゃを倒たおすことで仲間なかまの間あいだでの名声めいせいを高たかめようとして美夕みゆに攻撃こうげきを仕掛しかけるなど、美夕みゆの戦たたかいの日々ひびは決けっして終おわることがなかった。

ある日ひ、時とき輪わ女子じょし学園がくえんに転校てんこうした美夕みゆは千里せんりという少女しょうじょに声こえを掛かけられ、彼女かのじょのグループと一緒いっしょに休日きゅうじつの街まちの散策さんさくに付つき合あうことになる。「美夕みゆはいつも一人ひとりぼっちだから声こえをかけた」と屈託くったくなく話はなす千里せんりに、美夕みゆも好意こういを持もつ。二人ふたりは街まちの露天商ろてんしょうから友情ゆうじょうのイコンを買かって、永遠えいえんの友情ゆうじょうを誓ちかい合あう。

その間あいだにも、美夕みゆは時とき輪わ女子じょし学園がくえん周辺しゅうへんに出没しゅつぼつする神かみ魔まを次々つぎつぎと闇やみの世界せかいに送おくり込こんでいく。しかし、弱よわい幼児ようじや心しん優やさしい同年代どうねんだいの少女しょうじょなどが神かみ魔まの餌食えじきとなって運命うんめいを狂くるわされる様子ようすに、美夕みゆは自身じしんの昔むかしの姿すがたを重かさね、悲かなしい表情ひょうじょうを浮うかべる。

美夕みゆが転入てんにゅうして以降いこうの奇き怪かいな事件じけんの頻発ひんぱつに伴ともない、クラスメイトたちも美夕みゆの素性すじょうに疑念ぎねんを向むけ始はじめる。その最中さいちゅう、北きたの地ちから千里せんりの兄あにが帰かえって来くる。代々だいだいの監視かんし者しゃを抹殺まっさつするという一族いちぞくの使命しめいを思おもい出だし、神かみ魔まとして目覚めざめた千里せんりの兄あには美夕みゆによって闇やみに帰きされるが、これは美夕みゆを確実かくじつに抹殺まっさつする計画けいかくを実行じっこうに移うつすための時間じかん稼かせぎに過すぎなかった。やがて時ときは満みち、「最強さいきょうの神かみ魔ま」として目覚めざめた千里せんりが美夕みゆの前まえに現あらわれる。千里せんりは永遠えいえんに子供こどもでいられることを喜よろこびながら、最愛さいあいの兄あにを奪うばった美夕みゆを倒たおすが、決けっして死しぬことのできない宿命しゅくめいを背負せおった美夕みゆは、それでもなお蘇よみがえる。千里せんりは駆かけつけたラヴァの手てによって葬ほうむられ、美夕みゆは千里せんりに「永遠えいえんの午睡ごすい」を与あたえると、再ふたたびはぐれ神しん魔まを追おって旅立たびだつ。

登場とうじょう人物じんぶつ

主要しゅよう人物じんぶつ

美夕みゆ（みゆ）
声こえ - 長沢ながさわ美樹みき
本ほん作さくの主人公しゅじんこう。
監視かんし者しゃの父ちちと普通ふつうの人間にんげんの母ははから生うまれた吸血きゅうけつ姫ひめ（ヴァンパイア）で、はぐれ神しん魔まを狩かる監視かんし者しゃの少女しょうじょ。炎ほのおの使つかい手て。長ながい髪かみを一ひとつの団子だんごにして垂たらしており、めったにほどくことはない。丈たけの短みじかい着物きものは、監視かんし者しゃに目覚めざめた時ときに纏まとっていたもので、素足すあしの片方かたがたに赤あかいリボンを巻まいている。人前ひとまえでは常つねに同おなじ制服せいふくを着用ちゃくようする（過去かこ編へんでは着物きものなども使用しよう）。
第だい一いち話わで鹿しか火屋ほや学園がくえんに転校てんこうしてくるが、第だい二に話わでは時とき輪わ女子じょし学園がくえんへ改あらためて転校てんこう。以降いこうは最終さいしゅう話ばなしまで同校どうこうに在籍ざいせきしながらはぐれ神しん魔まを追おい続つづける。
OVA版ばんでは美少年びしょうねんを好このむ小しょう悪魔あくま的てきなキャラクターだったが、テレビアニメ版ばんでは弱よわい者ものや小ちいさいものに同情どうじょうを示しめす心しん優やさしい少女しょうじょとして描えがかれている。特とくに自分じぶんの昔むかしを重かさねる幼おさない少女しょうじょには弱よわい。基本きほん的てきにはぐれ神しん魔まとの戦たたかいに人間にんげんを巻まき込こむことを好このまず、助言じょげんなどはするものの、積極せっきょく的てきに逃にがしたり助たすけたりすることはあまりない。また、独善どくぜん的てきな考かんがえの持もち主ぬしには非常ひじょうに冷つめたく、死しんだとしても気きにしない[2]。
第だい二に話わで親友しんゆうとなる井上いのうえ千里せんりに対たいし「友達ともだち」として強つよい思おもい入いれを抱いだく。しかし、物語ものがたり終盤しゅうばんでは千里せんりが神かみ魔まとして覚醒かくせいしたときには、その思おもいが弱点じゃくてんとなって一いち度ど敗やぶれる。
ラヴァ
声こえ - 三木みき眞一郎しんいちろう
美夕みゆの従者じゅうしゃ。黒くろいマントに身みを包つつみ仮面かめんで素顔すがおを隠かくした西洋せいよう神しん魔ま。
かつて日本にっぽん神しん魔界まかいの征服せいふくのために日本にっぽんへやってきたが、美夕みゆに阻はばまれた挙句あげくに命いのちを助たすけられて以降いこう、彼女かのじょに従したがうようになった。
OVA版ばんと異ことなる点てんとしては、ラヴァは言葉ことばを話はなすことも自由じゆうに仮面かめんを外はずすこともでき、美夕みゆに忠告ちゅうこくしたり、彼女かのじょの危機ききを度々たびたび救すくったりする。物ものや神かみ魔まを切きり裂さける手刀てがたな打うちを攻撃こうげき手段しゅだんとするが、本ほん作さくでは武器ぶきとして大鎌おおがまが追加ついかされている。美夕みゆに敗やぶれた証あかしであり、最終さいしゅう話ばなしまで使用しようされることはないが、美夕みゆの炎ほのおも使つかえる。
死し無な（しーな）
声こえ - かないみか
美夕みゆと行動こうどうを共ともにするはぐれ神しん魔ま。ウサギのような容姿ようしを持もち、垂たれ下さがった片耳かたみみが片目かためを隠かくしている。その片目かためは真実しんじつを見抜みぬく力ちからを持もっており、神かみ魔まの正体しょうたいを見破みやぶるなどする。
ドラマCD版ばんでは、これは生うまれつきのものではなく、美夕みゆと出会であった際さいに、はぐれ神しん魔まの持もつステッキの水晶すいしょう玉だまを奪うばってはめ込こんだものであることが明あかされる。冷ひや羽わには美夕みゆのペットと称しょうされる。
井上いのうえ 千里せんり（いのうえ ちさと）
声こえ - 白倉しらくら麻子あさこ
時どき輪わ女子じょし学園がくえん中等ちゅうとう部ぶ2年ねん。好奇心こうきしん旺盛おうせいで物事ものごとをはっきりと言いう、愛あいらしい無邪気むじゃきな少女しょうじょ。普段ふだんは同級生どうきゅうせいである鹿島かしま由香利ゆかりと青木あおき久ひさ絵えの3人にんでつるんでいる。
一人ひとりぼっちの美夕みゆを自分じぶんたちのグループに引ひき入いれる。美夕みゆとは意気投合いきとうごうし、親友しんゆうとなる。
何なんの憂ういもなさそうに見みえるが、実みの兄あにである時とき哉を一人ひとりの男性だんせいとして愛あいするという隠かくれた側面そくめんがあった。
その正体しょうたいは、はぐれ神しん魔まの一派いっぱである「鳥とり」が入念にゅうねんに造つくり上あげた最強さいきょうの神かみ魔まであり、物語ものがたり終盤しゅうばんで黒幕くろまくの神かみ魔ま・嘴くちばし貪むさぼによって「神かみ魔ま・千里せんり」として覚醒かくせいする。神かみ魔ま化かしても人間にんげんの姿すがたのままであるが、美夕みゆの炎ほのおが通用つうようしない。生前せいぜんの時とき哉から託たくされた矛ほこを武器ぶきに、由香利ゆかりと久ひさ絵えを殺害さつがいする。そして、時とき哉を倒たおした美夕みゆに憎にくしみを抱いだき、神かみ魔ま化かした自分じぶんの両親りょうしんを彼女かのじょに差さし向むける。しかし両親りょうしんが瞬殺しゅんさつされるのを見みるや、自みずからの手てで美夕みゆを追おい詰つめて刺さし殺ころす。しかし美夕みゆは蘇よみがえり、援護えんごに駆かけ付つけたラヴァに首くびを切断せつだんされて倒たおされる。その後ごは、頭部とうぶだけの状態じょうたいで美夕みゆに血ちを吸すわれ、彼女かのじょの異い空間くうかんの中なかで永遠えいえんの時ときを生いきることになる。
鹿島かしま 由香利ゆかり（かしま ゆかり）
声こえ - 手塚てづかちはる
時どき輪わ女子じょし学園がくえん中等ちゅうとう部ぶ2年ねん。千里せんりの友人ゆうじんで、腕うでっ節ぷしの強つよいボーイッシュな少女しょうじょ。夢見ゆめみがちなことを言いう千里せんりに度々たびたび突つっ込こむ。学園がくえんの情報じょうほうをどことなく仕入しいれて、千里せんりたちに聞きかせることもある。
物語ものがたり終盤しゅうばんでは、美夕みゆの奇妙きみょうな雰囲気ふんいきにいち早はやく気付きづく。その正体しょうたいを知しり、悪人あくにんではなかったことを千里せんりに伝つたえようとするも、すでに神かみ魔まとして目覚めざめていた千里せんりに殺ころされる。
ドラマCD版ばんでは、妹いもうとに似にているからと声こえを掛かけた由比ゆひ達彦たつひこという青年せいねんに好意こういを寄よせる。
青木あおき 久ひさ絵え（あおき ひさえ）
声こえ - 進藤しんどうこころ
時どき輪わ女子じょし学園がくえん中等ちゅうとう部ぶ2年ねん。由香利ゆかりと同おなじく千里せんりの友人ゆうじんのひとり。眼鏡めがねをかけた図書としょ委員いいんの優等生ゆうとうせい。
読書どくしょ家かで、時々ときどき薀蓄を傾かたむけることもある。美夕みゆの古風こふうない方いかたを教養きょうようの現げんわれと判断はんだんし、彼女かのじょのことは割合わりあい高たかく評価ひょうかする。
物語ものがたり終盤しゅうばんで、美夕みゆの正体しょうたいに薄々うすうす感かん付つくも、神かみ魔まとして目覚めざめた千里せんりの餌食えじきとなる。
冷ひや羽わ（れいは）
声こえ - 緒方おがた恵美えみ
守護神しゅごじん魔まの父ちちと、幼少ようしょう時じに亡なくなった雪女ゆきおんなの母ははとの間あいだに生うまれた娘むすめで、吹雪ふぶきを操あやつる力ちからを持もつ神かみ魔ま。見みた目めは10歳さい前後ぜんこうの少女しょうじょで、額がくには「冷ひや」と書かかれた刻印こくいんがある。普段ふだんから、足下あしもとが見みえない裾すその長ながい着物きものを着用ちゃくようしている。誰だれに対たいしても丁寧ていねいな話はなし方かたをする。
美夕みゆが監視かんし者しゃとなったとき、何なにがあっても監視かんし者しゃを護まもらなければならないという守護神しゅごじん魔まの宿命しゅくめいを背負しょわせたくない父ちちの思おもいから、まだ雪女ゆきおんなの力ちからに目覚めざめておらず、守護神しゅごじん魔まにならなかった。しかし、守護神しゅごじん魔まであった父ちちが美夕みゆを守まもるために死しに、死しぬ間際まぎわまで自分じぶんよりも彼女かのじょのことを気きに掛かけていたこと、また幼おさなくして独ひとりきりになった境遇きょうぐうとはぐれ神しん魔まに襲おそわれた恐怖きょうふにより、常つねに誰だれかに護まもられてきた美夕みゆに怒いかりを向むける。
美夕みゆとは対照たいしょう的てきに、神かみ魔まを倒たおすために人間にんげんを巻まき込こんでも全まったく気きに掛かけないが、自分じぶんや父親ちちおやと似にた境遇きょうぐうにある者ものには優やさしさや甘あまい態度たいどを見みせる場面ばめんもあり、そのことを松風まつかぜに訝いぶかしがられる[3]。
物語ものがたり終盤しゅうばんで美夕みゆとの仲違なかたがいが決定的けっていてきとなり、彼女かのじょに決戦けっせんを仕掛しかける。その戦たたかいで松風まつかぜを失うしなうと激高げっこうし、強力きょうりょくな力ちからを発揮はっきして美夕みゆを追おい詰つめるが、ラヴァに首くびを切断せつだんされて敗北はいぼくする。しかし、その状態じょうたいでも生いきており、美夕みゆへの復讐ふくしゅうを誓ちかい、自身じしんの首くびを抱かかえて飛とび去さっていく。
松風まつかぜ（まつかぜ）
声こえ - 緒方おがた恵美えみ
冷ひや羽わが父ちちの代かわりとして肌身はだみ離はなさず持もち歩あるいている御所ごしょ人形にんぎょう。父ちちの死しに際さいして生しょうじた怒いかりと憎にくしみから意志いしを持もつようになった、言いわば冷ひや羽わの分身ぶんしん。
少年しょうねんのような人格じんかくで、非常ひじょうに口くちが悪わるく好戦こうせん的てき。冷ひや羽わが神かみ魔まに目覚めざめる以前いぜんのことは知しらないため、彼女かのじょがときおり見みせる優やさしさにとまどうこともある。自力じりきで動うごくことは滅多めったにないが、冷ひや羽わと同おなじく、空中くうちゅうを飛とび、雪ゆきを操あやつる力ちからを持もつ。
美夕みゆとの決戦けっせんでは、彼女かのじょの炎ほのおに襲おそわれた冷ひや羽わを捨すて身みでかばって焼やかれ、物言ものいわぬ人形にんぎょうへと戻もどる。

その他たの人物じんぶつ

各かく話はなしに登場とうじょうするゲストキャラクターのうち、ドラマCD版ばんやラジオドラマ版ばんを含ふくめ複ふく数すう回かいに登場とうじょうするもの、および主要しゅよう人物じんぶつと特とくに深ふかく関かかわるもの。その他たのゲストキャラクターの名前なまえと配役はいやくについては#各かく話はなしリストを参照さんしょう。

ユイリィ
声こえ - 岡村おかむら明美あけみ
香港ほんこんの女おんな道士どうし。普通ふつうの人間にんげんだが、護符ごふや釵で神かみ魔まと渡わたり合あえる力ちからを持もつ。
神かみ魔まを狩かろうとして報復ほうふくとして家族かぞくと恋人こいびとを神かみ魔まに殺ころされ、復讐ふくしゅうのため日本にっぽんを訪おとずれる。ラジオドラマ版ばんにも登場とうじょうする。東映とうえい映画えいが『女おんな必殺ひっさつ拳けん』が元もとになっている。
鬼おに術じゅつ師し（きじゅつし）
声こえ - 大塚おおつか明夫あきお
冷ひや羽わの父ちちで守護神しゅごじん魔まの頭領とうりょう。狐きつね面めんを被こうむった配下はいかを率ひきいている。
大正たいしょう時代じだい、旅芸人たびげいにんとして1年ねんごとに、幼おさない美夕みゆの前まえに現あらわれては彼女かのじょを可愛かわいがっていた。そして美夕みゆが14歳さいの誕生たんじょう日びを迎むかえるのと同時どうじに、守護神しゅごじん魔まの一座いちざを引ひき連つれて、彼女かのじょを監視かんし者しゃに目覚めざめさせる儀式ぎしきを行おこなう。その直後ちょくごにトンビ率ひきいる鳥とり一族いちぞくに襲撃しゅうげきされ、配下はいかともども殺害さつがいされる。
ドラマCD版ばんにも夫婦ふうふ揃そろって登場とうじょうする。
学生がくせい（がくせい）
声こえ - 堀川ほりかわ亮あきら
鬼おに術じゅつ師し率ひきいる守護神しゅごじん魔ま一座いちざの一員いちいん。顔かおを白しろ塗ぬりして学生がくせい服ふくを着きた青年せいねん。物事ものごとをあまり知しらなかった幼おさない美夕みゆに対たいして、淡々たんたんとした口調くちょうで様々さまざまな助言じょげんをする。美夕みゆを監視かんし者しゃに目覚めざめさせる儀式ぎしきには参加さんかしなかったため、トンビ達たちによる襲撃しゅうげきを免まぬかれる。その後ごは監視かんし者しゃとなった美夕みゆの前まえに現あらわれ、自みずからの血ちを吸すうように勧すすめて死亡しぼうする。作中さくちゅうで美夕みゆが吸血きゅうけつした最初さいしょの人物じんぶつとなる。

神かみ魔ま

主要しゅよう人物じんぶつと特とくに深ふかく関かかわるものについて述のべる。各かく話はなしに登場とうじょうするはぐれ神しん魔まの名前なまえと配役はいやくについては#各かく話はなしリストを参照さんしょう。

西洋せいよう神しん魔ま

ガーリンネ
声こえ - 置鮎おきあゆ龍太郎りゅうたろう
ラヴァの旧友きゅうゆうで、神かみ魔まを蝕むしばみ命いのちを奪うばう「死し水晶すいしょう」の術じゅつを使つかう西洋せいよう神しん魔ま。
ラヴァには友情ゆうじょう以上いじょうの感情かんじょうを抱だいている。幽霊ゆうれい船せんで日本にっぽんに辿たどり着つき、ラヴァを連つれ戻もどそうとする。しかし、ラヴァの美夕みゆへの忠誠ちゅうせい心しんは堅かたく、彼かれの手てで倒たおされる。
リリス
声こえ - 白鳥しらとり由里ゆり
ガーリンネの手下てしたの少女しょうじょ。
オカリナを吹ふいて相手あいてを苦くるしめる攻撃こうげきを行おこなう。オカリナでラヴァを気絶きぜつさせてガーリンネのもとへ届とどける。オカリナを吹ふくポーズが美夕みゆと似にているため不快ふかい感かんを示しめされ、彼女かのじょの炎ほのおで倒たおされる。外見がいけんは人間にんげんの少女しょうじょの姿すがただが、その正体しょうたいは骸骨がいこつ。
バロウ
声こえ - 成田なりた剣けん
ガーリンネの手下てした。
プレートアーマーをまとい、骨ほね馬うまにまたがった騎士きしの姿すがたをしている。鎧よろいの中身なかみはガス状じょう。冷ひや羽わの吹雪ふぶきで氷こおり漬づけにされ倒たおされる。

鳥とり

監視かんし者しゃの抹殺まっさつを宿命しゅくめいとするはぐれ神しん魔まの一族いちぞく。普段ふだんは人間にんげんとして暮くらしているが、その正体しょうたいは鳥とり状じょうの姿すがたをしている。黒衣くろご（くろご）姿すがたの配下はいかを使つかう。

トンビ
声こえ - 千葉ちば繁しげる
鳥とりの神かみ魔ま。
大正たいしょう時代じだい、風車かざぐるま売うりの男おとこに成なりすまして美夕みゆに近ちかづき、監視かんし者しゃに目覚めざめた直後ちょくごの彼女かのじょを殺ころそうと企たくらんだ。配下はいかを率ひきいて鬼おに術じゅつ師しと美夕みゆの母ははを殺害さつがいし、美夕みゆにも手てに掛かけようとするが、監視かんし者しゃの血ちに目覚めざめた彼女かのじょの炎ほのおに焼やかれて闇やみに帰きされる。
モデルは原田はらだ芳雄よしおであり、声こえを演えんじた千葉ちばもアフレコのリハーサルで原田はらだそっくりに演えんじたという。
井上いのうえ 時じ哉（いのうえ ときや） / 比翼ひよく（ひよく）
声こえ - 関せき智一ともかず
鳥とりの神かみ魔ま。
千里せんりの兄あに。通かよっていた高校こうこうで人間にんげん関係かんけいに悩なやみ、北海道ほっかいどうの湿原しつげんへ傷心しょうしん旅行りょこうに出でかけていた。そこで鳥とりの姿すがたをした嘴くちばし貪むさぼに出会であい、自分じぶんが神かみ魔まであることを気付きづかされて覚醒かくせいする。武器ぶきは日本にっぽん刀がたな。北海道ほっかいどうから戻もどると美夕みゆ抹殺まっさつのために動うごき出だし、自宅じたくにある鏡かがみから通つうずる異い空間くうかんで美夕みゆと戦たたかうも闇やみに帰きされる。
嘴くちばし貪むさぼには、妹いもうとの千里せんりが神かみ魔まとして覚醒かくせいするまでの時間じかん稼かせぎに利用りようされているに過すぎなかった。
嘴くちばし貪むさぼ（しどん）[4]
声こえ - 菊池きくち正美まさみ
鳥とりの神かみ魔ま。現代げんだいにおいて、監視かんし者しゃ抹殺まっさつの計画けいかくを着々ちゃくちゃくと進すすめていた鳥とり一族いちぞくの頭領とうりょう。
第だい二に話わでは人間にんげんの姿すがたで露天商ろてんしょうとして初はつ登場とうじょう。千里せんりが鳥とりの神かみ魔まであることを美夕みゆに気付きづかせないため、神かみ魔まの気配けはいを消けす効力こうりょくがある「友情ゆうじょうのイコン」を二に人にんに売うる。物語ものがたり終盤しゅうばん、千里せんりが神かみ魔まとして羽化うかしそうになったため、友情ゆうじょうのイコンを消けし去さって彼女かのじょを覚醒かくせいさせ、自身じしんも配下はいかを率ひきいて美夕みゆ達たちに攻勢こうせいをかける。
ラヴァと互角ごかく以上いじょうに渡わたり合あう実力じつりょくの持もち主ぬしで、配下はいかを引ひき連つれて追おい詰つめながらも、ラヴァの奥おくの手てである炎ほのおによって闇やみに帰きされる。

第だい二に話わ放送ほうそう中止ちゅうしと表現ひょうげんの自粛じしゅく

第だい二に話わ「次つぎの駅えきで」は本ほん放送ほうそうでは放送ほうそうされず、第だい二に話わ前半ぜんはんに美夕みゆが千里せんりたちと出会であうという重要じゅうようなシーンがあったため、本来ほんらい第だい三さん話わとなる話はなしの前半ぜんはんに第だい二に話わの前半ぜんはんを流用りゅうようし、辻褄つじつまを合あわせる編集へんしゅうが行おこなわれた。放送ほうそう中止ちゅうしとなった理由りゆうは公表こうひょうされていないが、シリーズ構成こうせいを担当たんとうした早見はやみ裕司ゆうじは自身じしんの公式こうしきブログ『うらそえ日記にっき』で、猟奇りょうき過すぎるとのクレームがあった（神戸こうべ連続れんぞく児童じどう殺傷さっしょう事件じけんの影響えいきょうがあった）ため没ぼつとなったと述のべている[5]。

その他た、流血りゅうけつ場面ばめんはほぼ血ちの色いろがわからないように処理しょりされ、第だい二に十じゅう三さん話わ（本ほん放送ほうそう版ばんの第だい二に十じゅう二に話わ）で冷ひや羽わの首くびがはねられるシーンも、本ほん放送ほうそう版ばんでは肩かたを切きり裂さかれるにとどまっている。

監督かんとくの平野ひらの俊しゅん貴たかは漫画まんが『吸血きゅうけつ姫ひめ美夕みゆ』第だい10巻かんのあとがきにおいて、具体ぐたい的てきな言及げんきゅうはしていないものの、「不幸ふこうな事件じけん」が重かさなったために厳きびしい規制きせいのなかで制作せいさくせざるを得えなかったことをほのめかしている[6]。

主要しゅようスタッフ

主題歌しゅだいか

オープニングテーマ『神かみ魔まの鼓動こどう』
作曲さっきょく、編曲へんきょく - 川井かわい憲次けんじ / 演奏えんそう - 神楽かぐら
オープニングナレーションは岸田きしだ今日子きょうこが務つとめている。
エンディングテーマ『美夕みゆ八はち千せん夜や』
作詞さくし - 垣かき野内やない成美まさみ / 作曲さっきょく - 寺嶋てらしま民みん哉 / 編曲へんきょく - 川井かわい憲次けんじ / 歌うた - 鈴木すずき佐江子さえこ
エンディングテーマ『まんまる手てまり歌か』（最終さいしゅう話ばなし）
作詞さくし - 垣かき野内やない成美まさみ / 作曲さっきょく・編曲へんきょく - 川井かわい憲次けんじ / 歌うた - 長沢ながさわ美樹みき
挿入歌そうにゅうか『逢あいたい』（第だい八はち話わ）
作詞さくし - 前田まえだ耕一郎こういちろう / 作曲さっきょく・編曲へんきょく - 川井かわい憲次けんじ / 歌うた - 笠原かさはら弘子ひろこ

各かく話はなしリスト

第だい二に話わのカットにともない、本ほん放送ほうそう版ばんでは第だい三さん話わが第だい二に話わ、第だい五ご話わが第だい三さん話わとして放送ほうそうされ、第だい六ろく話わ以降いこう一いち話わずつ繰くり上あがる。

話はなし数すう サブタイトル 脚本きゃくほん 絵えコンテ 演出えんしゅつ 作画さくが監督かんとく 放送ほうそう日び 主要しゅようゲスト・神かみ魔ま - 声こえの出演しゅつえん
第だい一いち話わ 牙きばは知しっている 早見はやみ裕司ゆうじ 平野ひらの俊しゅん貴たか 元もと永えい慶太郎けいたろう 別所べっしょ誠人まさと 1997年ねん
10月6日にち
第だい二に話わ 次つぎの駅えきで もとながけいたろう 門もん之の園えん恵美えみ 本ほん放送ほうそう未み放映ほうえい
第だい三さん話わ 森もりが呼よぶ 平野ひらの俊しゅん貴たか
亀かめ垣かき一いち		 元もと永えい慶太郎けいたろう 本橋もとはし秀之ひでゆき 10月13日にち
第だい四よん話わ 冷ひや羽わが来きた 西森にしもり章あきら 山崎やまざき茂しげる 泉いずみ明宏あきひろ
別所べっしょ誠人まさと		 10月27日にち
第だい五ご話わ セピアの肖像しょうぞう 早見はやみ裕司ゆうじ
山田やまだ光洋みつひろ		 松村まつむら康弘やすひろ 佐々木ささき敏子としこ 10月がつ20日はつか
第だい六ろく話わ 美夕みゆの亡霊ぼうれい 早見はやみ裕司ゆうじ 牧野まきの行こう洋よう 敷島しきしま博英ひろひで 11月3日にち
第だい七なな話わ 宿命しゅくめい 林はやし民夫たみお 山口やまぐち武志たけし 伊達だて勇いさむ登とう 田口たぐち広一ひろかず 11月10日にち
第だい八はち話わ 赤あかいくつ 早見はやみ裕司ゆうじ 元もと永えい慶太郎けいたろう 中島なかじま里恵りえ 11月17日にち
第だい九きゅう話わ あなたの家いえ 久志くし秀しゅう彰あきら 清水しみず博明ひろあき 11月24日にち
  • 高島たかしま泰寛やすひろ - 関せき俊彦としひこ
  • 高島たかしま沙織さおり - 川村かわむら万梨阿まりあ
  • 神かみ魔ま・斑むら輝てる（はんき） - 一条いちじょう和かず矢や
第だい十じゅう話わ 約束やくそくの沼ぬま 山田やまだ靖やすし智さとし 西森にしもり章あきら 山崎やまざき茂しげる 泉いずみ明宏あきひろ
別所べっしょ誠人まさと		 12月1日にち
第だい十じゅう一いち話わ 柔やわらかい顔かお 林はやし民夫たみお 松村まつむら康弘やすひろ 佐々木ささき敏子としこ 12月8日にち
第だい十じゅう二に話わ 葦あしの啼なく庭にわ 平田ひらた豊ゆたか 牧野まきの行こう洋よう 関口せきぐち文彦ふみひこ 小山こやま知洋ともひろ 12月15日にち
第だい十じゅう三さん話わ 海うみの光ひかり（前編ぜんぺん） 早見はやみ裕司ゆうじ まついひとゆき 伊達だて勇いさむ登とう 山沢やまさわ実みのる 12月22日にち
第だい十じゅう四よん話わ 海うみの光ひかり（後編こうへん） 西森にしもり章あきら 元もと永えい慶太郎けいたろう 中島なかじま里恵りえ 1998年ねん
1月がつ5日にち
第だい十じゅう五ご話わ 人魚にんぎょの夢ゆめ 大地だいち丙へい太郎たろう 三條さんじょうなみみ 山本やまもと佐和子さわこ 1月がつ12日にち
第だい十じゅう六ろく話わ 女おんな道士どうし 山田やまだ靖やすし智さとし 松村まつむら康弘やすひろ 佐々木ささき敏子としこ 1月がつ19日にち
第だい十じゅう七なな話わ うつぼ舟ぶね 早見はやみ裕司ゆうじ 高瀬たかせ節夫せつお 小山こやま知洋ともひろ 1月がつ26日にち
第だい十じゅう八はち話わ 夢幻むげんの街まち 村井むらいさだゆき 西森にしもり章あきら 藤本ふじもと次じ朗ろう 門かど智昭ともあき 2月がつ2日にち
第だい十じゅう九きゅう話わ 人形にんぎょう師しの恋こい 山田やまだ靖やすし智さとし 桜井さくらい弘明ひろあき 吉田よしだ浩ひろし 清水しみず博明ひろあき 2月がつ9日にち
第だい二に十じゅう話わ 鱗翅りんし（りんし）の蠢惑（こわく） 小中こなか千昭ちあき 平野ひらの俊しゅん貴たか
元もと永えい慶太郎けいたろう		 くし秀しゅう彰あきら 西岡にしおか忍しのぶ
本橋もとはし秀之ひでゆき		 2月がつ16日にち
第だい二に十じゅう一いち話わ 神かみ魔まの旗はた 早見はやみ裕司ゆうじ 西森にしもり章あきら 泉いずみ明宏あきひろ ささきとしこ 2月がつ23日にち
第だい二に十じゅう二に話わ 美夕みゆ昔語むかしがたり 平野ひらの俊しゅん貴たか 元もと永えい慶太郎けいたろう 中島なかじま里恵りえ 3月2日にち
第だい二に十じゅう三さん話わ 対決たいけつのとき 西森にしもり章あきら 藤本ふじもと次じ朗ろう 山沢やまさわ実みのる 3月9日にち
第だい二に十じゅう四よん話わ 帰かえって来きた男子だんし（おとこ） まついひとゆき 安やす形がた裕ひろし篤あつし 水野みずの知己ともみ 3月16日にち
第だい二に十じゅう五ご話わ 最後さいごの神かみ魔ま 松村まつむら康弘やすひろ 別べつ村むら陸りく 佐々木ささき敏子としこ 3月23日にち
  • 露店ろてんの男おとこ / 神かみ魔ま・嘴くちばし貪むさぼ（しどん） - 菊池きくち正美まさみ
最終さいしゅう話ばなし 永遠えいえんの午睡ごすい（ねむり） 平野ひらの俊しゅん貴たか 元もと永えい慶太郎けいたろう 門もん之の園えん恵美えみ 3月30日にち
  • 美夕みゆの母はは - 荘そう真由美まゆみ
  • 学生がくせい - 堀川ほりかわ亮あきら
  • 神かみ魔ま・トンビ - 千葉ちば繁しげる
  • 神かみ魔ま・嘴くちばし貪むさぼ - 菊池きくち正美まさみ

※1997年ねん12月29日にちは年末年始ねんまつねんしにより放送ほうそう休止きゅうし。

関連かんれん作品さくひん

ドラマCD

いずれも1998年ねん発売はつばい。発売はつばい元もとはビクターエンタテインメント。

スペシャル・ドラマ I - II
『I』は千里せんり、由香利ゆかり、久ひさ絵えの3人にんに焦点しょうてんが当あてられ、『II』は美夕みゆと死し無むの出逢であいと、冷ひや羽わの生おい立たちが明あきらかにされている。
話はなし数すう サブタイトル 脚本きゃくほん 収録しゅうろく盤ばん 主要しゅようゲスト・神かみ魔ま - 声こえの出演しゅつえん
第だい一いち話わ 夏なつの炎ほのお 山田やまだ靖やすし智さとし
山田やまだ健一けんいち		 スペシャルドラマI
第だい二に話わ 幻まぼろしの響ひびき
  • 由比ゆひ達彦たつひこ - 関せき智一ともかず
  • 神かみ魔ま・霊れい樹じゅ（りょうじゅ） - 高木たかぎ渉わたる
第だい三さん話わ 思おもい出での瞳ひとみ 早見はやみ裕司ゆうじ スペシャルドラマII
第だい四よん話わ 冷ひや羽わ―風ふうの中なかで
  • 冷ひや羽わの父ちち - 大塚おおつか明夫あきお
  • 冷ひや羽わの母はは - 水谷みずたに優子ゆうこ
  • フクロウの神かみ魔ま - 沢さわりつお

ラジオドラマ

CDシネマ I - IV
ラジオ番組ばんぐみ『瞳ひとみと光央みつおの爆発ばくはつラジオ』内ないで放送ほうそうされたラジオドラマを収録しゅうろく。テレビアニメ版ばん完結かんけつ後ごの物語ものがたりで、第だい三さん話わではユイリィとの再会さいかい、第だい七なな話わでは冷ひや羽わとの再さい対決たいけつが描えがかれている。テレビアニメ版ばんとは異ことなる主題歌しゅだいかがあり、シングルCDも発売はつばいされている。
話はなし数すう サブタイトル 脚本きゃくほん 収録しゅうろく盤ばん 主要しゅようゲスト・神かみ魔ま - 声こえの出演しゅつえん
第だい一いち話わ 幻まぼろしを待まつ海うみ 山田やまだ健一けんいち CDシネマI
第だい二に話わ 瞬まばたきの街まち 山田やまだ靖やすし智さとし
第だい三さん話わ 帰かえってきた女おんな道士どうし CDシネマII
第だい四よん話わ 霧きりに消きえた肖像しょうぞう 山田やまだ健一けんいち
第だい五ご話わ 美夕みゆ夜話やわ（よばなし） 小中こなか千昭ちあき CDシネマIII
第だい六ろく話わ キジムナーの島しま 早見はやみ裕司ゆうじ CDシネマIV
第だい七なな話わ 冷ひや羽わふたたび
  • 人形にんぎょう師しの老人ろうじん / 神かみ魔ま・形かたち擬なずらえ（ぎょうぎ） - 糸いと博はく
主題歌しゅだいか
オープニングテーマ『吸血きゅうけつ姫ひめ 美夕みゆ』
作詞さくし - 垣かき野内やない成美まさみ / 作曲さっきょく - 川井かわい憲次けんじ / 歌うた - 鈴木すずき佐江子さえこ
挿入歌そうにゅうか『冷ひや羽わひとり』
作詞さくし - 垣かき野内やない成美まさみ / 作曲さっきょく - 川井かわい憲次けんじ / 歌うた - 緒方おがた恵美えみ

脚注きゃくちゅう

  1. ^ 『マーチャンダイジングライツレポート』1997年ねん10月がつ号ごう
  2. ^ 第だい一いち話わ「牙きばは知しっている」では、男子だんし学生がくせい・町山まちやま延のべ生せいに幻覚げんかくを見みせて転落てんらく死しさせる。
  3. ^ 第だい十じゅう七なな話わ「うつぼ舟ぶね」で、父ちち娘むすめほどの年齢ねんれい差さで恋仲こいなかになっていた人間にんげんの男おとこと女おんなはぐれ神しん魔まを見逃みのがす。
  4. ^ 第だい二に話わでは「露店ろてんの男おとこ」、第だい二に十じゅう四よん話わでは「男おとこの声こえ」とエンディングのスタッフロールで表記ひょうきされている。
  5. ^ 吸血きゅうけつ姫ひめ美夕みゆ：第だい二に話わ「次つぎの駅えきで」 うらそえ日記にっき
  6. ^ 『吸血きゅうけつ姫ひめ美夕みゆ 十じゅう』（秋田あきた書店しょてん、2002年ねん）209頁ぺーじ。

外部がいぶリンク

テレビ東京てれびとうきょう 月曜げつよう25:15 - 25:45枠わく
前ぜん番組ばんぐみ 番組ばんぐみ名めい 次じ番組ばんぐみ
HARELUYA II BØY
（1997年ねん4月がつ7日にち - 9月29日にち）
吸血きゅうけつ姫ひめ美夕みゆ
（1997年ねん10月がつ6日にち - 1998年ねん3月がつ30日にち）
時空じくう転てん抄しょうナスカ
（1998年ねん4月がつ6日にち - 6月29日にち）
 
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  • 共とも:共同きょうどう制作せいさく
  1. ^ 現在げんざい、AICオリジナル作品さくひん版権はんけんの大だい多数たすうを保有ほゆう・管理かんりしている会社かいしゃについては、AICライツおよび東映とうえいエージエンシーを参照さんしょう
平野ひらの俊しゅん貴たか監督かんとく作品さくひん
テレビアニメ
劇場げきじょうアニメ
一般いっぱんOVA
18禁きんOVA
Webアニメ
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