宇多田うただヒカルのうた -13くみ音楽家おんがくかによる13の解釈かいしゃくについて-

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宇多田うただヒカルのうた -13くみ音楽家おんがくかによる13の解釈かいしゃくについて-
宇多田うただヒカルトリビュート・アルバム
リリース
ジャンル J-POP
時間じかん
レーベル UNIVERSAL MUSIC
チャート最高さいこう順位じゅんい
  • 週間しゅうかん5オリコン
  • 2014ねん12月月間げっかん11(オリコン)
  • 2015年度ねんど上半期かみはんき50(オリコン)
  • 2015年度ねんど年間ねんかん94(オリコン)
宇多田うただヒカル アルバム 年表ねんぴょう
First Love
-15th Anniversary Edition-

(2014ねん
宇多田うただヒカルのうた -13くみ音楽家おんがくかによる13の解釈かいしゃくについて-
(2014ねん
Fantôme
(2016ねん
EANコード
EAN 4988005861962
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宇多田うただヒカルのうた -13くみ音楽家おんがくかによる13の解釈かいしゃくについて-』(うただヒカルのうた じゅうさんくみのおんがくかによる じゅうさんのかいしゃくについて)は、宇多田うただヒカルトリビュート・アルバム[ちゅう 1]である。2014ねん12月9にちUNIVERSAL MUSICよりSHM-CDにて発売はつばい

解説かいせつ[編集へんしゅう]

デビュー15周年しゅうねん記念きねん作品さくひんだいだんとして、だいいちだんの『First Love -15th Anniversary Edition-』につづいてリリース[1]

ほんさく宇多田うただとしてははじめてとなるトリビュート・アルバムで、みずからがソングライターとして活躍かつやくしている13くみのアーティストに自由じゆう宇多田うただヒカルの楽曲がっきょく表現ひょうげんしてもらおうというコンセプトで制作せいさくされた作品さくひん[2]ほんさく企画きかくしゃでもあるユニバーサルミュージックの沖田おきた英宣ひでのぶは「そのひとにしかつくることのできない音楽おんがく創造そうぞうつづけている方々かたがた参加さんかしていただきました。その音楽家おんがくかはなつオリジナルなスタイルがなければ、まるでじゅう露光ろこう写真しゃしんのように宇多田うただヒカルのうたとかさなりあうことはないとおもっていたからです」と説明せつめい[3]宇多田うただ実父じっぷでプロデューサーの宇多田うただ照實てるみは、自身じしんTwitterで「ヒカルもカバーしてもらうアーティストの選択せんたくたずさわっています。徐々じょじょとどけられるかんパケ音源おんげんいてもらってます。選曲せんきょくはレーベルに関係かんけいなく、かくアーティストにおまかせでおねがいをしました」と裏話うらばなしかしている[1]

特設とくせつサイトの「CREATORS GALLERY」ではドイツ出身しゅっしんグラフィックデザイナー、カロリン・ロバートがえがろした宇多田うただ掲載けいさいされるなど、『ヱヴァンゲリヲンしん劇場げきじょうばん』チーム、キタイシンイチロウ、越尾こしおしんかいをはじめとするさまざまな分野ぶんやのクリエイターが宇多田うただもしくはその楽曲がっきょくをテーマに表現ひょうげんした作品さくひん公開こうかいされていた[1][4]

浜崎はまざきあゆみのカバーきょくSNSなど数々かずかず反響はんきょうび、YouTube公開こうかいされた2ほん動画どうがは4かげつであわせて200まんかい再生さいせいとなるなど話題わだいあつめた[5][6]

収録しゅうろくきょく[編集へんしゅう]

  1. SAKURAドロップスうた井上いのうえ陽水ようすい)(4:57)
    編曲へんきょく相川あいかわひとしオルケスタ・デ・ラ・ルス
    オルケスタ・デ・ラ・ルス相川あいかわとうによりサルサけいラテンダンストラックへとまれわった楽曲がっきょくどうバンドのボーカル・NORAデュエットしている[7]
  2. Lettersうた椎名しいな林檎りんご)(5:06)
    編曲へんきょく村田むらた陽一よういち
    村田むらた陽一よういちによるストリングスをまじえたジャズバンドふうアレンジ[7]
    最後さいご英語えいご椎名しいなによるオリジナルのフランス語ふらんすご変更へんこうされており、歌詞かしカードには「アーティストの解釈かいしゃくにより一部いちぶ歌詞かしがオリジナルとはことなります。」の注意ちゅういきが記載きさいされている。
  3. Automaticうた岡村おかむら靖幸やすゆき)(5:34)
    女性じょせいによるコーラスの部分ぶぶんのぞき、すべての楽器がっき演奏えんそう岡村おかむら靖幸やすゆき自身じしんがけている[7]
  4. Movin' on without youうた浜崎はまざきあゆみ)(4:11)
    編曲へんきょくRedOne[8]
    レディー・ガガニッキー・ミナージュピットブルジェニファー・ロペスなどの作品さくひん手掛てがけるRedOne Productionのヨハン・サイモンとトレヴァー・ムジーのによるプロデュース&ミックスで、EDMチューン仕上しあげられている[8][9]
  5. Flavor Of Lifeうたハナレグミ)(6:57)
    編曲へんきょくえいつもるタカシ、Yossy & Icchie(YOSSY LITTLE NOISE WEAVER)
    YOSSY LITTLE NOISE WEAVERのYossy(ピアノ)とIcchie(トロンボーンフリューゲルホーン)がゲスト参加さんか[9]
  6. FINAL DISTANCEうたAI)(4:44)
    もともと原曲げんきょく宇多田うただ自身じしんによるセルフカバーのようなものであることもあって[ちゅう 2]、テンポかん、サウンドともに、ほんさくなかでももっともオリジナルに忠実ちゅうじつなアレンジのいちきょく[9]
  7. Be My Lastうた吉井よしい和哉かずや)(4:23)
    吉井よしい和哉かずやによるストレートなカバー[9]
  8. ひかりうたLOVE PSYCHEDELICO)(5:41)
    LOVE PSYCHEDELICOによるモダンクラシックなアレンジ[9]
  9. For Youうた加藤かとうミリヤ)(6:57)
    リズムをモダナイズしただけでほぼサンプリング感覚かんかくちかいトラックで、導入どうにゅうにオリジナルの「For You」をながし、中盤ちゅうばんおな宇多田うただの「Give Me A Reason」のフレーズをしのばせるなどきわめてヒップホップソウルてきアレンジ[10]
  10. Stay Goldうた大橋おおはしトリオ)(5:51)
    大橋おおはし以前いぜん自身じしんカバー・アルバムFAKE BOOK』に収録しゅうろくした「traveling」のカバーがボサノヴァふうねたリズムのかろやかなシティポップ仕上しあげられていたのにたいし、いまさくはピアニストはやし正樹まさきによるピアノ演奏えんそうのみの繊細せんさいなアレンジとなっている[8][10]
  11. time will tellうたtofubeats with BONNIE PINK)(6:46)
    それまでたびたび宇多田うただのファーストアルバム『First Love』への偏愛へんあいおおやけにしてきたtofubeatsがボーカリストにBONNIE PINKをむかえ、宇多田うただにとって事実じじつじょうのデビューきょくともえる「time will tell」[ちゅう 3]をカバー[10]
  12. Keep Tryin'うたKIRINJI)(5:01)
    編曲へんきょくKIRINJI
    おとうと堀込ほりごみ泰行やすゆき脱退だったいあに堀込ほりごみだかじゅ中心ちゅうしんとする6にんのバンド編成へんせいとなった新生しんせいKIRINJIによるカバーで、リードボーカルをつとめているのはあらたに加入かにゅうしたメンバーの弓木ゆみきえい梨乃りの[10]
  13. SanctuaryうたJimmy Jam & Terry Lewis feat. Peabo Bryson)(3:33)
    ゲームソフトキングダム ハーツII海外かいがいばんテーマソングとして制作せいさくされた、15thシングル「Passion」の英語えいごバージョン。アメリカの音楽おんがく業界ぎょうかい長年ながねん君臨くんりんしてきた大物おおものプロデューサーのジミー・ジャム&テリー・ルイス[ちゅう 4]コンテンポラリーけいR&Bシンガーのピーボ・ブライソンをボーカルにむかえてカバー[10]

演奏えんそう[編集へんしゅう]

  • 井上いのうえ陽水ようすい、Nora:Vocal (#1)
  • Jin:Chorus (#1)
  • 斎藤さいとうタカヤ:Piano, Chorus (#1)
  • 澁谷しぶや和利かずとし:Bass (#1)
  • 鈴木すずき義郎よしお:Bongo, Percussion (#1)
  • 宮本みやもとひとし:Conga (#1)
  • Genta:Timbales (#1)
  • 佐久間さくまいさお五反田ごたんだやすし:Trumpet (#1)
  • 前田まえだ大輔だいすけ:Trombone (#1)
  • 相川あいかわひとし:Trombone, Chorus (#1)
  • 椎名しいな林檎りんご:Vocal (#2)
  • はやし正樹まさき:Piano (#2)
  • 鳥越とりこし啓介けいすけ:Bass (#2)
  • 佐藤さとう芳明よしあき:Accordion (#2)
  • みどりん (SOIL&"PIMP"SESSIONS):Drums (#2)
  • 三沢みさわまたろう:Percussion (#2)
  • 村田むらた陽一よういち:Euphonium (#2)
  • グレート栄田えいだ:Concertmaster (#2)
  • 滝沢たきざわ幸二郎こうじろう小倉おぐら達夫たつお桑田くわたゆずる桐山きりやまなぎさ、矢野やの晴子はるこ入江いりえあかね山本やまもと大将たいしょう:Violin (#2)
  • 古川ふるかわはら裕仁ひろひと大沼おおぬま幸江ゆきえ:Viola (#2)
  • 笠原かさはらあやの、前田まえだ善彦よしひこ:Cello (#2)
  • 岡村おかむら靖幸やすゆき:Vocal, Whatever (#3)
  • 小貫おぬき早智子さちこ (HALIFANIE, Stefanie):Chorus (#3)
  • 浜崎はまざきあゆみ:All Vocals (#4)
  • えいつもるタカシ (ハナレグミ):Vocal, Guitar (#5)
  • Yossy:Piano (#5)
  • Icchie:Trombone, Flugelhorn (#5)
  • AI:Vocal (#6)
  • 吉井よしい和哉かずや:Vocal & Guitar (#7)
  • 日下部くさかべ正則まさのり:Guitar (#7)
  • 吉田よしだ佳史よしふみ (TRICERATOPS):Drums (#7)
  • 三浦みうらあつしさとる (ペトロールズ):Bass (#7)
  • 鶴谷つるたにたかし:Keyboards (#7)
  • LOVE PSYCHEDELICO:Vocal, Instruments (#8)
  • 加藤かとうミリヤ:Vocal (#9)
  • 橋本はしもとたかしふとし:Guitar (#9)
  • 大橋おおはしトリオ:Vocal, Piano (#10)
  • BONNIE PINK:Vocal (#11)
  • 弓木ゆみきえい梨乃りの:Lead Vocal (#12)
  • コトリンゴ:Vocal (#12)
  • 田村たむらげんいち:Pedal Steel (#12)
  • 堀込ほりごみだかじゅ:Acoustic Guitar, Synthesizer & Programming (#12)
  • せんさきがく:Bass (#12)
  • くすのきひとし:Drums (#12)
  • Peabo Bryson:Vocal (#13)
  • John Jackson:Keyboards, Drums & Background Vocals (#13)
  • Adam Hawley:Guitar (#13)

さい収録しゅうろくアルバム[編集へんしゅう]

脚注きゃくちゅう[編集へんしゅう]

注釈ちゅうしゃく[編集へんしゅう]

  1. ^ ただし、制作せいさく販売はんばいサイドは"ソングカバー・アルバム"と銘打めいうっている
  2. ^ 2001ねんのアルバム『DISTANCE』のタイトルトラックを宇多田うただ自身じしんバラードにリアレンジ(ストリングス・アレンジは斉藤さいとうネコ)。
  3. ^ デビューのまえ最初さいしょにクラブでのプロモーションようくばられたのは「time will tell」の12inchアナログばんだった。
  4. ^ 宇多田うただとは「Addicted To You」「Wait&See 〜リスク〜」のプロデュースや2000ねんのライブ『BOHEMIAN SUMMER 2000』での共演きょうえん以来いらい親交しんこうがある。

出典しゅってん[編集へんしゅう]

  1. ^ a b c あゆ、林檎りんごが“同期どうき宇多田うただヒカルをカバー 参加さんか13くみ一挙いっきょ発表はっぴょう”. ORICON NEWS (2014ねん11月11にち). 2018ねん3がつ18にち閲覧えつらん
  2. ^ 宇多田うただヒカル’ソングカバーアルバム’「宇多田うただヒカルのうた-13くみ音楽家おんがくかによる13の解釈かいしゃくについて-」”. 産経さんけいニュース (2014ねん12月3にち). 2018ねん3がつ18にち閲覧えつらん
  3. ^ AI、陽水ようすい林檎りんご浜崎はまざきあゆみ…が宇多田うただヒカルをカバー”. BARKS (2014ねん11月11にち). 2018ねん3がつ18にち閲覧えつらん
  4. ^ 宇多田うただヒカル、豪華ごうかカバーじん感激かんげきけちゃう」”. ORICON NEWS (2014ねん11月11にち). 2018ねん3がつ18にち閲覧えつらん
  5. ^ 浜崎はまざきあゆみの宇多田うただヒカルカバーに反響はんきょう だか評価ひょうか相次あいつぐ「さすがあゆ」「あらためてあゆのすごさを実感じっかん”. モデルプレス (2015ねん1がつ8にち). 2018ねん3がつ18にち閲覧えつらん
  6. ^ 浜崎はまざきあゆみ、アルバム『A ONE』に話題わだい宇多田うただカバー収録しゅうろく新曲しんきょくがサマンサタバサCMきょく”. BARKS (2015ねん4がつ7にち). 2018ねん3がつ18にち閲覧えつらん
  7. ^ a b c 最速さいそく詳細しょうさいレビュー! 宇野うの維正が『宇多田うただヒカルのうた』を全曲ぜんきょく解説かいせつ”. Real Sound (2014ねん12月3にち). 2018ねん3がつ18にち閲覧えつらん
  8. ^ a b c d 宇多田うただヒカルのうた』全貌ぜんぼうあきらかに。井上いのうえ陽水ようすい椎名しいな林檎りんご浜崎はまざきあゆみ、吉井よしい和哉かずや参加さんかアーティストコメント”. BARKS (2014ねん12月3にち). 2018ねん3がつ18にち閲覧えつらん
  9. ^ a b c d e 最速さいそく詳細しょうさいレビュー! 宇野うの維正が『宇多田うただヒカルのうた』を全曲ぜんきょく解説かいせつ(2ページ”. Real Sound (2014ねん12月3にち). 2018ねん3がつ18にち閲覧えつらん
  10. ^ a b c d e 最速さいそく詳細しょうさいレビュー! 宇野うの維正が『宇多田うただヒカルのうた』を全曲ぜんきょく解説かいせつ(3ページ”. Real Sound (2014ねん12月3にち). 2018ねん3がつ18にち閲覧えつらん

外部がいぶリンク[編集へんしゅう]