フリューゲルホルン
(フリューゲルホーンから転送 )
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フリューゲルホルン(
概要
[特徴
[管長 はトランペットやコルネットと等 しく、音域 も同様 であるが、コルネットよりも円錐 部分 が多 く、またその部分 の口径 も大 きいことがより太 く柔 らかく、深 みに富 んだ音色 を生 んでいる。- トランペットと
同様 、バルブは3つ備 えることが普通 であるが、フランスのメーカー、コルトワ等 に見 られるように、4バルブのものも存在 する。ピストン式 とロータリー式 バルブがあるが、ピストン式 が主流 である。 - マウスピースの
口径 はトランペットと同等 であるが、シャンクが異 なるため、通常 は同 じものを使用 することはできない。シャンクにはケノンに代表 されるストレート・シャンクと、トランペットと同様 のテーパー・シャンクに大別 されるが、メーカーによって実際 のシャンク形 状 は異 なることが現状 である。また、その独特 のメロウな音色 を醸 し出 すために、より深 いカップ形状 が好 まれる傾向 にある。 - フリューゲルホルンはトランペットやコルネットよりペダルトーンへの
移行 が容易 でペダルトーンが濁 らないことも特徴 である。サブ・ペダルトーンへの移行 もこれまた簡単 で、カールハインツ・シュトックハウゼンの「ピエタ[2]」では4バルブ付 きのフリューゲルホーンに5オクターブ近 い音域 を吹奏 するように要求 している[3]。
使用 例
[- ジャズやブラスバンド(
金管 バンド:英国 式 ブラスバンドやドイツのポザウネンコア)ではよく使 われ、ソロ楽器 としての側面 がある。 - オーケストラではあまり
使 われることがない。マーラーの交響 曲 第 3番 でポストホルンの代 わりに使用 されることがあるが、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽 団 などではポストホルンそのものを使用 している[注釈 1]。他 にはヴォーン・ウィリアムズの交響 曲 第 9番 、レスピーギの「ローマの松 」(バンダ)などに使用 例 がある。 金管 アンサンブルなどでソロを吹 く場合 に使 われることがある。- ジャズではトランペット
奏者 が吹 くことが多 い。
著名 な演奏 者
[脚注
[注釈
[- ^ なお、
初版 ではフリューゲルホルンが指定 されている。
出典
[- ^ Royal Bavarian privilege for a "chromatic Flügelhorn" 1832
- ^ “Pietà, No. 61½”. www.youtube.com. Youtube (2021
年 5月 20日 ). 2022年 4月 27日 閲覧 。 - ^ “『ピエタ』のフリューゲルホルンの
音域 は5オクターヴ近 くにまで拡張 されています。”. www001.upp.so-net.ne.jp. kst-info (2021年 1月 26日 ). 2022年 4月 27日 閲覧 。