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山本やまもと親雄ちかお

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山本やまもと 親雄ちかお
生誕せいたん 1896年ねん10月13日にち
日本の旗 日本にっぽん 愛媛えひめ県けん
死没しぼつ (1980-11-04) 1980年ねん11月4日にち（84歳さい没ぼつ）
所属しょぞく組織そしき  大日本帝国だいにっぽんていこく海軍かいぐん
軍ぐん歴れき 1919年ねん - 1945年ねん
最終さいしゅう階級かいきゅう 海軍かいぐん少将しょうしょう
除隊じょたい後ご 中華民国ちゅうかみんこく軍事ぐんじ顧問こもん団だん副ふく団長だんちょう
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山本やまもと 親雄ちかお（やまもと ちかお、1896年ねん（明治めいじ29年ねん）10月13日にち - 1980年ねん（昭和しょうわ55年ねん）11月4日にち）は、日本にっぽんの海軍かいぐん軍人ぐんじん。最終さいしゅう階級かいきゅうは海軍かいぐん少将しょうしょう。

経歴けいれき

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1896年ねん10月がつ13日にち、愛媛えひめ県けん松山まつやま市しに生うまれる。愛媛えひめ県立けんりつ松山まつやま中学校ちゅうがっこうを経へて、1915年ねん9月がつ4日にち、海軍兵学校かいぐんへいがっこう第だい46期きに131名めい中ちゅう首席しゅせきで入校にゅうこう。このとき、陸軍りくぐん士官しかん学校がっこう第だい30期きも受験じゅけんしており、こちらも首席しゅせき合格ごうかくの快挙かいきょをなしていることが官報かんぽうで確認かくにんできる。1918年ねん11月21日にち、124人にん中ちゅう次席じせきの成績せいせきで卒業そつぎょう、少尉しょうい候補こうほ生せいとして装甲そうこう巡洋艦じゅんようかん「吾妻あづま」に乗組のりくみし、練習れんしゅう艦隊かんたい近海きんかい航海こうかいへ出発しゅっぱつ、1919年ねん（大正たいしょう8年ねん）2月がつ7日にちに帰着きちゃくする。3月1日にち、練習れんしゅう艦隊かんたい遠洋えんよう航海こうかいに出発しゅっぱつ、7月がつ26日にちに帰着きちゃくする。8月がつ1日にち、海軍かいぐん少尉しょういに任官にんかんし、巡めぐ洋よう戦艦せんかん「鞍馬あんば」に乗組のりくみ。

1919年ねん9月25日にち、海軍かいぐん少尉しょうい候補こうほ生せい指導しどう官かん附ふとして装甲そうこう巡洋艦じゅんようかん「吾妻あづま」乗組のりくみ。11月24日にち、練習れんしゅう艦隊かんたい遠洋えんよう航海こうかいに出発しゅっぱつ、1920年ねん（大正たいしょう9年ねん）5月がつ20日はつかに帰着きちゃくする。6月1日にち、戦艦せんかん「扶桑ふそう」に乗組のりくみ。12月1日にち、海軍かいぐん水雷すいらい学校がっこう普通ふつう科学かがく生せいを拝命はいめい。1921年ねん（大正たいしょう10年ねん）5月がつ20日はつか、海軍かいぐん砲術ほうじゅつ学校がっこう普通ふつう科学かがく生せいを拝命はいめい。12月1日にち、海軍かいぐん中尉ちゅういに昇進しょうしんし、巡めぐ洋よう戦艦せんかん「金きむ剛つよし」乗組のりくみ。

1922年ねん（大正たいしょう11年ねん）3月1日にち、臨時りんじ航空こうくう術じゅつ講習こうしゅう部員ぶいん兼けん横須賀よこすか海軍かいぐん航空こうくう隊たい航空こうくう術じゅつ第だい7期き学生がくせいを拝命はいめい。11月1日にち、霞ヶ浦かすみがうら海軍かいぐん航空こうくう隊たい航空こうくう術じゅつ学生がくせいを拝命はいめい。11月30日にち、海軍かいぐん航空こうくう術じゅつ課程かていを修了しゅうりょう。12月15日にち、霞ヶ浦かすみがうら海軍かいぐん航空こうくう隊たい教官きょうかんに就任しゅうにん。1923年ねん（大正たいしょう12年ねん）12月1日にち、霞ヶ浦かすみがうら海軍かいぐん航空こうくう隊たい分隊ぶんたい長ちょう心得こころえ兼けん教官きょうかんに就任しゅうにん。

1924年ねん（大正たいしょう13年ねん）12月1日にち、海軍かいぐん大尉たいいに昇進しょうしんし、在ざいアメリカ日本にっぽん大使館たいしかん附ふ海軍かいぐん駐在ちゅうざい武官ぶかん補佐ほさ官かん航空こうくう関係かんけい担当たんとうに就任しゅうにん。1926年ねん（大正たいしょう15年ねん）12月1日にち、帰朝きちょう。7月がつ12日にち、霞ヶ浦かすみがうら海軍かいぐん航空こうくう隊たい附ふ兼けん教官きょうかんに就任しゅうにん。11月15日にち、霞ヶ浦かすみがうら海軍かいぐん航空こうくう隊たい分隊ぶんたい長ちょう兼けん教官きょうかんに就任しゅうにん。10月18日にち、航空こうくう母艦ぼかん「赤城あかぎ」分隊ぶんたい長ちょう兼けん横須賀よこすか海軍かいぐん航空こうくう隊たい附ふに就任しゅうにん。1929年ねん（昭和しょうわ4年ねん）3月25日にち、免めん横須賀よこすか海軍かいぐん航空こうくう隊たい附ふ。11月15日にち、霞ヶ浦かすみがうら海軍かいぐん航空こうくう隊たい飛行ひこう長ちょうに就任しゅうにん。11月20日にち、兼けん教官きょうかん。11月30日にち、海軍かいぐん少佐しょうさに昇進しょうしん。

1930年ねん（昭和しょうわ5年ねん）12月1日にち、海軍かいぐん大だい学校がっこう甲種こうしゅ第だい30期き学生がくせいを拝命はいめい。1932年ねん（昭和しょうわ7年ねん）11月26日にち、海軍かいぐん大だい学校がっこう甲種こうしゅを卒業そつぎょう。

詳細しょうさいは「海軍かいぐん大だい学校がっこう卒業生そつぎょうせい一覧いちらん#甲種こうしゅ30期き」を参照さんしょう

卒業そつぎょう時じの成績せいせき順位じゅんいは21名めい中ちゅう首席しゅせき。12月1日にち、横須賀よこすか鎮守ちんじゅ府ふ附ふ。1933年ねん(昭和しょうわ8年ねん)1月がつ25日にち、連合れんごう艦隊かんたい司令しれい部ぶ附ふ。3月25日にち、海軍かいぐん軍令ぐんれい部ぶ出仕しゅっし兼けん海軍かいぐん省しょう人事じんじ局きょく第だい1課かに就任しゅうにん。5月がつ10日とおか、海軍かいぐん省しょう人事じんじ局きょく第だい1課かに就任しゅうにん。1934年ねん（昭和しょうわ9年ねん）11月15日にち、海軍かいぐん中佐ちゅうさに昇進しょうしん。1935年ねん（昭和しょうわ10年ねん）11月15日にち、第だい1航空こうくう戦隊せんたい参謀さんぼうに就任しゅうにん。1936年ねん（昭和しょうわ11年ねん）11月16日にち、軍令ぐんれい部ぶ第だい1部ぶ第だい1課かに就任しゅうにん。1937年ねん（昭和しょうわ12年ねん）11月20日にち、大本営だいほんえい航空こうくう参謀さんぼう兼任けんにん。1939年ねん（昭和しょうわ14年ねん）11月15日にち、海軍かいぐん大佐たいさに昇進しょうしんし、第だい15海軍かいぐん航空こうくう隊たい司令しれい兼けん支ささえ那な方面ほうめん艦隊かんたい司令しれい部ぶ附ふに就任しゅうにん。1940年ねん（昭和しょうわ15年ねん）1月がつ10日とおか、第だい15海軍かいぐん航空こうくう隊たい司令しれい兼けん第だい2航空こうくう廠しょう長ちょうに就任しゅうにん。11月15日にち、水上すいじょう機き母艦ぼかん「千歳ちとせ」艦長かんちょうに就任しゅうにん。

1941年ねん（昭和しょうわ16年ねん）8月がつ20日はつか、海軍かいぐん航空こうくう本部ほんぶ総務そうむ部ぶ第だい1課か出仕しゅっし。9月15日にち、海軍かいぐん航空こうくう本部ほんぶ総務そうむ部ぶ第だい1課長かちょうに就任しゅうにん。1942年ねん（昭和しょうわ17年ねん）11月1日にち、兼けん総務そうむ部ぶ第だい2課長かちょうに就任しゅうにん。1943年ねん（昭和しょうわ18年ねん）1月がつ20日はつか、軍令ぐんれい部ぶ第だい1部ぶ第だい1課か出仕しゅっし。

1943年ねん1月がつ20日はつか、軍令ぐんれい部ぶ第だい1部ぶ作戦さくせん課長かちょうに就任しゅうにん。4月がつ12日にち、兼けん第だい1部ぶ第だい2課長かちょう。戦局せんきょくが悪化あっかすると陸海りくかい軍ぐんで特攻とっこうの動うごきが現あらわれ始はじめる。山本やまもとによれば、部内ぶないでも特攻とっこうの声こえは出でてきたが、作戦さくせん課かへは提出ていしゅつされていない、戦力せんりょくが少すくないから軽挙けいきょは避さけるべしとの立場たちばだったという。しかし、不本意ふほんいながら認みとめざるをえなくなるのなら最大さいだいの効果こうかを期きせるものをと、桜花おうか、回天かいてんなどの特攻とっこう兵器へいきの研究けんきゅうに取とり掛かかったという。望のぞましくないと思おもいながらも実施じっし部隊ぶたいの熱意ねついと戦局せんきょくから押おされた形かたちだったという[1]。

1944年ねん（昭和しょうわ19年ねん）10月15日にち、海軍かいぐん少将しょうしょうに昇進しょうしん。1945年ねん（昭和しょうわ20年ねん）1月がつ6日にち、第だい11航空こうくう戦隊せんたい司令しれい官かんに就任しゅうにん。指揮しき下かに721空そらがあり、11航こう戦せん司令しれい部ぶは特攻とっこう兵器へいき桜花おうかの戦法せんぽうについて研究けんきゅうと訓練くんれんを行おこなう。爆ばく撃げき隊たいは戦闘せんとう機きの直接ちょくせつ掩護えんごの密集みっしゅう隊形たいけいを希望きぼうしたが、司令しれい部ぶは自由じゆうを得えるために間接かんせつ掩護えんごを主張しゅちょうした。山本やまもとは決断けつだんを下くだす前まえに転出てんしゅつすることになったという[2]。

2月がつ10日とおか、第だい5航空こうくう艦隊かんたい司令しれい部ぶ附ふ。2月がつ15日にち、連合れんごう艦隊かんたい司令しれい部ぶ附ふ。3月1日にち、第だい10航空こうくう艦隊かんたい参謀さんぼう長ちょうに就任しゅうにん。5月25日にち、第だい72航空こうくう戦隊せんたい司令しれい官かんに就任しゅうにん。10月がつ10日とおか、予備よび役やく編入へんにゅう。戦後せんごは中華民国ちゅうかみんこく総統そうとう蔣介石せきに招聘しょうへいされ、中華民国ちゅうかみんこく軍事ぐんじ顧問こもん団だん（白しろ団だん）の副ふく団長だんちょうを務つとめた。

1980年ねん（昭和しょうわ55年ねん）11月4日にち、死去しきょ。享年きょうねん84。

年譜ねんぷ

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栄典えいてん

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著作ちょさく

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脚注きゃくちゅう

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  1. ^ 戦史せんし叢書そうしょ45大本営だいほんえい海軍かいぐん部ぶ・聯合れんごう艦隊かんたい(6)第だい三さん段だん作戦さくせん後期こうき付録ふろく
  2. ^ 山本やまもと親雄ちかお『大本営だいほんえい海軍かいぐん部ぶ』朝日あさひソノラマ233-234頁ぺーじ
  3. ^ 『官報かんぽう』第だい2132号ごう「叙任じょにん及辞令れい」1919年ねん9月がつ11日にち。

参考さんこう文献ぶんけん

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関連かんれん項目こうもく

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外部がいぶリンク

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