島田しまだ源太郎げんたろう

島田しまだ 源太郎げんたろう

基本きほん情報じょうほう
国籍こくせき	日本にっぽん
出身しゅっしん地ち	宮城みやぎ県けん
生年月日せいねんがっぴ	(1939-08-25) 1939年ねん8月がつ25日にち（84歳さい）
身長しんちょう 体重たいじゅう	179 cm 83 kg
選手せんしゅ情報じょうほう
投球とうきゅう・打席だせき	右みぎ投とう右みぎ打だ
ポジション	投手とうしゅ
プロ入いり	1958年ねん
初はつ出場しゅつじょう	1958年ねん
最終さいしゅう出場しゅつじょう	1973年ねん
経歴けいれき（括弧かっこ内ないはプロチーム在籍ざいせき年度ねんど）
選手せんしゅ歴れき
宮城みやぎ県けん気仙沼けせんぬま高等こうとう学校がっこう 大洋たいようホエールズ (1958 - 1970, 1972 - 1973)
コーチ歴れき
大洋たいようホエールズ (1971 - 1972) ロッテオリオンズ (1982 - 1983)
この表ひょうについて この表ひょうはテンプレートを用もちいて表示ひょうじしています。編集へんしゅう方法ほうほうはTemplate:Infobox baseball playerを参照さんしょうしてください。 ■プロジェクト:野球やきゅう選手せんしゅ  ■テンプレート

島田しまだ 源太郎げんたろう（しまだ げんたろう、1939年ねん8月がつ25日にち - ）は、宮城みやぎ県けん出身しゅっしんの元もとプロ野球やきゅう選手せんしゅ（投手とうしゅ）・コーチ・解説かいせつ者しゃ。愛称あいしょうは寝ねぼけの源みなもと、おとぼけの源みなもと。

2021年ねんまでの日本にっぽんプロ野球やきゅう最年少さいねんしょう完全かんぜん試合しあい（20歳さい11ヶ月かげつ）達成たっせい者しゃ（2022年ねん現在げんざいはセ・リーグ最年少さいねんしょう記録きろく）。

経歴けいれき

気仙沼けせんぬま高校こうこうでは3年ねん次じの1957年ねん、夏なつの甲子園こうしえん県けん予選よせんで準決勝じゅんけっしょうに進すすむが、仙台せんだい二に高だかに敗退はいたい。卒業そつぎょう後ごは盛岡もりおか鉄道てつどう管理かんり局きょくへの入社にゅうしゃが内定ないていしていたが、大毎だいまいオリオンズの新人しんじん募集ぼしゅう広告こうこくを目めにして、上京じょうきょうして入団にゅうだんテストを受うけるが不ふ合格ごうかくであった。しかし、プロ入いりへの夢ゆめが捨すてきれず、再ふたたび家族かぞくに黙だまって上京じょうきょうし大洋たいようホエールズの入団にゅうだんテストを受験じゅけん。今度こんどは合格ごうかくし、テスト生せいのため契約けいやく金きん無なしで入団にゅうだん。

1958年ねんは新人しんじんながら、春はるのキャンプで大おおきく割われるカーブが注目ちゅうもくされて一軍いちぐんに抜擢ばってきされる。11試合しあいに登板とうばんして2勝しょうを挙あげるが、大阪おおさか遠征えんせいの帰路きろで、大阪おおさか駅えきのプラットフォームでシャドウピッチングをしていたところ、バランスを崩くずして線路せんろに転落てんらくし、右みぎ手首てくびを骨折こっせつしてしまった。1959年ねんは8試合しあいに先発せんぱつして4勝しょうを記録きろく。

1960年ねんには開幕かいまくから先発せんぱつの柱はしらとして起用きようされる。8月がつ11日にちの大阪おおさか戦たたかえ（川崎かわさき）では、村山むらやま実みのるに1-0で投なげ勝かち、2022年ねん4月がつ10日とおかに佐々木ささき朗あきら希のぞみに更新こうしんされるまで、史上しじょう最年少さいねんしょうとなる20歳さい11ヶ月かげつでの完全かんぜん試合しあいを達成たっせいする。同年どうねんはチーム最多さいたの41試合しあいに先発せんぱつ、秋山あきやま登のぼるの21勝しょうに次つぐ19勝しょう（10敗はい）を挙あげ、防御ぼうぎょ率りつも2.29でリーグ5位いに入はいるなど、球団きゅうだんの初はつ優勝ゆうしょうに貢献こうけん。大毎だいまいとの日本にっぽんシリーズでも2試合しあいに先発せんぱつ、第だい2戦せんでは勝利しょうり投手とうしゅとなりチーム日本一にっぽんいちに大おおきく寄与きよした。

1961年ねんも9勝しょうを挙あげるが19敗はいと大おおきく負まけ越こすと、1962年ねんは開幕かいまく投手とうしゅを務つとめるが6勝しょう13敗はいに終おわり、さらに秋季しゅうきキャンプで右肩みぎかたを壊こわす。その後ごは、1964年ねんから1966年ねんの3年間ねんかんで僅わずか2勝しょうと長ながく低迷ていめいした。

1967年ねん10月には先発せんぱつに復帰ふっきして2完封かんぷうを記録きろくするが、同年どうねんオフには自由じゆう契約けいやくとされた。しかし、家計かけい簿ぼを持参じさんして苦くるしい家庭かてい事情じじょうを訴うったえ、1年間ねんかんの契約けいやく延長えんちょうを勝かち取とる。翌よく1968年ねんは開幕かいまくから10連勝れんしょうを達成たっせいするなどし、14勝しょう6敗はいの好成績こうせいせきで最高さいこう勝率しょうりつに輝かがやき、防御ぼうぎょ率りつも2.89でリーグ10位いに入はいった。1969年ねんは5勝しょうと成績せいせきを落おとし、1970年ねんは3試合しあいの登板とうばんに終おわって、シーズン終了しゅうりょう後ごに一いち度ど現役げんえきを引退いんたい。1971年ねんから大洋たいようの投手とうしゅコーチ補佐ほさを務つとめる。

1972年ねん7月がつに平松ひらまつ政次まさじが故障こしょうし坂井さかい勝二しょうじが不調ふちょうの中なかで突如とつじょ現役げんえきに復帰ふっき。3試合しあいに救援きゅうえん登板とうばんして無む失点しってんに抑おさえると、8月がつ16日にちの中日ちゅうにち戦たたかえ（川崎かわさき）での2失点しってん完投かんとう勝がちを含ふくむ3勝しょうを記録きろくした。1973年ねんは敗戦はいせん処理しょりを中心ちゅうしんに9試合しあいの登板とうばんに留とまり、同年どうねん限かぎりで再ふたたび引退いんたい。

引退いんたい後ごは東北放送とうほくほうそう・仙台せんだい放送ほうそう解説かいせつ者しゃ（1974年ねん - 1981年ねん）。1982年ねんから1983年ねんまでロッテ二に軍ぐん投手とうしゅコーチを務つとめた。

選手せんしゅとしての特徴とくちょう

腰こしを曲まげたような格好かっこうで振ふりかぶり、重おもい荷物にもつを背中せなかから放ほうり出だすような独特どくとくの投球とうきゅうフォームから、重おもく鋭するどく落おちるアウトドロップを武器ぶきとした。

人物じんぶつ

ぼそぼそと東北とうほく弁べんで喋しゃべる様子ようすから、寝ねぼけの源みなもとあるいはおとぼけの源みなもとと呼よばれた。

詳細しょうさい情報じょうほう

年度ねんど別べつ投手とうしゅ成績せいせき

年とし 度ど	球たま 団だん	登とう 板いた	先さき 発はつ	完かん 投とう	完かん 封ふう	無む 四よん 球たま	勝かち 利り	敗はい 戦せん	セ 丨 ブ	ホ 丨 ル ド	勝かち 率りつ	打だ 者もの	投とう 球たま 回かい	被ひ 安やす 打だ	被ひ 本ほん 塁るい 打だ	与あずか 四よん 球たま	敬けい 遠とお	与あずか 死し 球たま	奪だつ 三さん 振ふ	暴 投とう	ボ 丨 ク	失しつ 点てん	自じ 責せめ 点てん	防ぼう 御お 率りつ	W H I P
1958	大洋たいよう	11	0	0	0	0	2	0	--	--	1.000	129	32.1	25	0	11	0	0	21	0	1	10	9	2.45	1.11
1959		24	8	3	1	0	4	3	--	--	.571	370	91.0	74	6	25	1	4	66	1	0	34	32	3.16	1.09
1960		50	41	14	8	4	19	10	--	--	.655	951	247.1	152	16	62	4	8	203	3	0	71	63	2.29	0.87
1961		51	32	6	1	0	9	19	--	--	.321	927	217.2	193	14	85	5	10	151	6	1	96	73	3.01	1.28
1962		47	23	2	0	0	6	13	--	--	.316	630	147.0	146	11	49	3	8	128	1	0	75	62	3.80	1.33
1963		39	24	3	1	0	4	10	--	--	.286	616	141.0	146	18	62	1	5	84	1	0	80	68	4.34	1.48
1964		30	4	0	0	0	1	5	--	--	.167	267	64.2	61	2	18	1	2	43	4	0	26	20	2.77	1.22
1965		10	4	1	0	0	1	1	--	--	.500	123	30.0	27	2	9	1	0	18	0	1	14	12	3.60	1.20
1966		5	1	0	0	0	0	1	--	--	.000	31	7.1	9	2	2	0	1	4	0	0	3	3	3.86	1.50
1967		14	3	2	2	0	2	0	--	--	1.000	167	44.0	30	2	11	1	2	26	1	0	8	6	1.23	0.93
1968		41	22	5	1	1	14	6	--	--	.700	697	167.2	163	15	42	2	10	90	2	0	57	54	2.89	1.22
1969		30	12	1	0	0	5	6	--	--	.455	344	80.1	75	11	31	5	6	65	2	0	40	34	3.83	1.32
1970		3	0	0	0	0	0	0	--	--	----	24	4.2	8	1	4	0	1	2	0	0	7	7	12.60	2.57
1972		17	3	1	0	0	3	3	--	--	.500	229	53.0	43	5	25	5	7	35	3	0	26	23	3.91	1.28
1973		9	1	0	0	0	0	0	--	--	----	83	14.0	22	0	13	0	7	8	0	0	15	8	5.14	2.50
通算つうさん：15年ねん		381	178	38	14	5	70	77	--	--	.476	5588	1342.0	1174	105	449	29	71	944	24	3	562	474	3.18	1.21

• 各かく年度ねんどの太字ふとじはリーグ最高さいこう

タイトル

• 最高さいこう勝率しょうりつ：1回かい （1968年ねん）

記録きろく

• 完全かんぜん試合しあい：1回かい （1960年ねん8月がつ11日にち、対たい大阪おおさかタイガース戦たたかえ、川崎球場かわさききゅうじょう） ※史上しじょう6人にん目め（セ・リーグ最年少さいねんしょう記録きろく：20歳さい11か月げつ）
• オールスターゲーム出場しゅつじょう：2回かい （1960年ねん、1968年ねん）

背番号せばんごう

• 53 （1958年ねん）
• 20 （1959年ねん - 1971年ねん、1973年ねん）
• 13 （1972年ねん）
• 75 （1982年ねん - 1983年ねん）

関連かんれん情報じょうほう

出演しゅつえん

• TBCダイナミックナイター
• SAMURAI BASEBALL - 出演しゅつえんしていたTBCテレビ及および、TBS系列けいれつのプロ野球やきゅう中継ちゅうけいの現行げんこう統一とういつタイトル。
• 野球やきゅう道どう - 出演しゅつえんしていた仙台せんだい放送ほうそう及および、フジテレビ系列けいれつのプロ野球やきゅう中継ちゅうけいの現行げんこう統一とういつタイトル。

参考さんこう文献ぶんけん

• Sports Graphic Number編へん『魔球まきゅう伝説でんせつ－プロ野球やきゅう不滅ふめつのヒーローたち』文藝春秋ぶんげいしゅんじゅう〈文春ぶんしゅん文庫ぶんこビジュアル版ばん〉、1989年ねん

関連かんれん項目こうもく

• 宮城みやぎ県けん出身しゅっしんの人物じんぶつ一覧いちらん
• 横浜よこはまDeNAベイスターズの選手せんしゅ一覧いちらん
• ノーヒットノーラン達成たっせい者しゃ一覧いちらん

外部がいぶリンク

• 個人こじん年度ねんど別べつ成績せいせき 島田しまだ源太郎げんたろう - NPB.jp 日本にっぽん野球やきゅう機構きこう