日本にっぽん野球やきゅう連盟れんめい (プロ野球やきゅう)

日本にっぽん野球やきゅう連盟れんめい
団体だんたい種類しゅるい	社団しゃだん法人ほうじん（文部省もんぶしょう所管しょかん）
設立せつりつ	1936年ねん
解散かいさん	1949年ねん
活動かつどう地域ちいき	日本にっぽん
活動かつどう内容ないよう	プロ野球やきゅう組織そしき
	1948年ねんに社団しゃだん法人ほうじんへ改組かいそ
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日本にっぽん野球やきゅう連盟れんめい（にほんやきゅうれんめい）は、1936年ねんから1949年ねんまで存在そんざいしていた日本にっぽんのプロ野球やきゅう組織そしき、またはそのリーグ名な。日本にっぽん初はつの本格ほんかく的てき全国ぜんこく規模きぼによるスポーツリーグ（プロ選手せんしゅ対象たいしょうである場合ばあいでも日本にっぽん初はつ）であり、現在げんざいの日本にっぽん野球やきゅう機構きこうのルーツに当あたる。

沿革えんかく

1936年ねん 2月がつ5日にち、日本にっぽん3番目ばんめのプロ野球やきゅう球団きゅうだんとして活動かつどうしていた東京とうきょう巨人軍きょじんぐん、前年ぜんねん暮くれに発足ほっそくした大阪おおさかタイガースの2球団きゅうだんを始はじめ、名古屋なごや軍ぐん、東京とうきょうセネタース、阪急はんきゅう軍ぐん、大だい東京とうきょう軍ぐん、名古屋なごや金きん鯱しゃち軍ぐんの7球団きゅうだんで日本にっぽん職業しょくぎょう野球やきゅう連盟れんめい（にほんしょくぎょうやきゅうれんめい）が設立せつりつされ、4月がつに第だい1回かいのリーグ戦せんが開催かいさいされた（但ただし、東京とうきょう巨人軍きょじんぐんはアメリカ合衆国あめりかがっしゅうこく遠征えんせい中ちゅうのため不参加ふさんか）。日本にっぽんの団体だんたい競技きょうぎで全国ぜんこく規模きぼの社会しゃかい人じんリーグ戦せんはこれが初はじめてだった。同年どうねん7月がつには東京とうきょう巨人軍きょじんぐんも参加さんかしての連盟れんめい結成けっせい記念きねんのトーナメント戦せん。9月-12月の秋季しゅうき大会たいかいで初はじめて優勝ゆうしょうチーム決定けってい戦せんまでを行おこなった。
1937年ねんから後楽園こうらくえん球場きゅうじょうがスポンサーの後楽園こうらくえんイーグルスが加くわわり8球団きゅうだんに。
1938年ねん 9月から南海なんかい軍ぐんを加くわえ9球団きゅうだんとなった。
1939年ねんに日本にっぽん野球やきゅう連盟れんめいに改称かいしょう。
日にち中ちゅう戦争せんそうにおけるアメリカとの関係かんけい悪化あっかから1940年ねんより球団きゅうだん名めいや野球やきゅう用語ようごの英語えいご使用しようが禁止きんしされ日本語にほんご化かが始はじまる。
1940年ねん夏季かきリーグ戦せんを満まん洲しゅうで開催かいさい（満まん洲しゅうリーグ戦せん）。
1941年ねんに翼つばさ軍ぐんと名古屋なごや金きん鯱しゃち軍ぐんが対等たいとう合併がっぺいし大洋たいよう軍ぐんとなり8球団きゅうだんに。
1943年ねんに西鉄にしてつ軍ぐんと大和やまと軍ぐんが解散かいさん。6球団きゅうだんとなる。
1944年ねんは太平洋戦争たいへいようせんそうの戦局せんきょく悪化あっかから日本にっぽん野球やきゅう報ほう国会こっかい（にほんやきゅうほうこくかい）と改あらため、平日へいじつは軍事ぐんじ高揚こうようの労働ろうどうに当あて、試合しあいは週末しゅうまつ中心ちゅうしんに開催かいさいされた。しかし同年どうねん夏季かきリーグ戦せんを最後さいごに公式こうしき戦せんを中止ちゅうし。同年どうねん秋季しゅうきは総そう進軍しんぐん優勝ゆうしょう大会たいかいと称しょうし、夏季かき連盟れんめい戦せんの成績せいせきを参考さんこうにして東京とうきょう巨人軍きょじんぐんと朝日あさひ軍ぐん、阪神はんしん軍ぐんと産業さんぎょう軍ぐん、阪急はんきゅう軍ぐんと近畿きんき日本にっぽん軍ぐんの連合れんごう3チームによって開催かいさいされたが、公式こうしき記録きろくには残のこされていない。また、阪神はんしん軍ぐん・産業さんぎょう軍ぐん・阪急はんきゅう軍ぐん・朝日あさひ軍ぐんは1945年ねん1月がつ1日にちから5日にちまで、「正月しょうがつ野球やきゅう大会たいかい」を自主じしゅ的てきに開催かいさいしたが、こちらも公式こうしき記録きろくの対象たいしょう外がいとなっている。
敗戦はいせん後ごの1945年ねん暮くれから1946年ねん始はじめ頃ごろ、既存きそん6チームに加くわえ、セネタース（1945年ねん11月加盟かめい）とゴールドスター（1946年ねん2月がつ加盟かめい）を加くわえた8チームによる株式会社かぶしきがいしゃ形式けいしきで連盟れんめいが再さい結成けっせいされた（この他ほかに東京とうきょうカッブスも参加さんか希望きぼう申もうし込こみをしたが、東京とうきょう巨人軍きょじんぐんの猛もう反発はんぱつや9チームの端はし数すうで日程にっていが組くみにくいなどの理由りゆうで却下きゃっかされた）。また同年どうねんは各かく球団きゅうだんを愛称あいしょうで呼よぶことが試こころみられた（#1946年ねんの球団きゅうだん愛称あいしょう）。
1947年ねん、アメリカメジャーリーグベースボール方式ほうしきのニックネームを全面ぜんめん導入どうにゅうとし、「漢字かんじ＋ニックネーム」の球団きゅうだん呼称こしょうに統一とういつ。
1948年ねんに社団しゃだん法人ほうじんへ改組かいそ。合あわせて「日本にっぽん野球やきゅう興行こうぎょう会社かいしゃ」を設立せつりつし、企業きぎょう的てきな営利えいり活動かつどうを全すべて移管いかん。フランチャイズ制度せいどを試験しけん導入どうにゅう。
1949年ねんまで1リーグ8球団きゅうだんの形態けいたいが続つづいたが、正力しょうりき松太郎まつたろうの構想こうそうする2大だいリーグ戦せんの計画けいかくを聞ききつけて、加盟かめい希望きぼう企業きぎょうが殺到さっとう。連盟れんめいは「当初とうしょは10球団きゅうだん1リーグ、その後ごは12球団きゅうだん2リーグ」という正力しょうりき構想こうそうのタイムテーブルに沿そって2球団きゅうだんの加盟かめいを認みとめたが、1949年ねん末まつ、正力しょうりきの意いを受うけて加盟かめいを申請しんせいした毎日新聞まいにちしんぶんを巡めぐって紛糾ふんきゅう。既存きそん8チームが4：4の割合わりあいで分裂ぶんれつし、1リーグ時代じだいは幕まくを下おろした（プロ野球やきゅう再編さいへん問題もんだい (1949年ねん)）。
- この時とき、毎日まいにちオリオンズ加盟かめい反対はんたい派はだった読売よみうりジャイアンツ、中日ちゅうにちドラゴンズ、大だい陽ひロビンスと、賛成さんせい派はだった大阪おおさかタイガース、新設しんせつの大洋たいようホエールズ、広島ひろしまカープ、西日本にしにほんパイレーツが加くわわり「セントラル野球やきゅう連盟れんめい」（セントラル・リーグ）を、さらに賛成さんせい派はの阪急はんきゅうブレーブス、南海なんかいホークス、東急とうきゅうフライヤーズ、大映だいえいスターズ、新設しんせつの毎日まいにちオリオンズ、西鉄にしてつクリッパース、近鉄きんてつパールスが「太平洋たいへいよう野球やきゅう連盟れんめい」（パシフィック・リーグ）をそれぞれ設立せつりつし、日本にっぽん野球やきゅう連盟れんめいは解散かいさんした。また1950年ねん 1月がつ、新設しんせつの国鉄こくてつスワローズがセントラル・リーグに加盟かめい。
その後ご、両りょうリーグ間あいだでの選手せんしゅ引ひき抜ぬき問題もんだいの沈静ちんせい化かを図はかりプロ野球やきゅうを統括とうかつし、リーグ間あいだ・球団きゅうだん間あいだの利害りがいを調整ちょうせいする機関きかんとして日本にっぽん野球やきゅう機構きこうが設立せつりつされた。

以後いごは日本にっぽん野球やきゅう機構きこう#沿革えんかくを参照さんしょう

戦時せんじ下かの自主じしゅ規制きせい

→「敵性てきせい語ご § 野球やきゅう」も参照さんしょう

上述じょうじゅつのアメリカとの関係かんけい悪化あっかにより、野球やきゅうが敵国てきこくアメリカの国技こくぎであるために、陸軍りくぐんと文部省もんぶしょうからの通達つうたつもあり、日本にっぽん野球やきゅう連盟れんめいは英語えいご使用しようを徹底的てっていてきに自主じしゅ規制きせいした。球団きゅうだん名めいや球団きゅうだん旗はたロゴ、用語ようご等とうの日本語にほんご化かが押おし進すすめられた。

球団きゅうだん名めいでは大阪おおさかタイガースが「阪神はんしん軍ぐん」、東京とうきょうセネタースが「翼つばさ軍ぐん」になるなど改称かいしょうを強しいられた（参照さんしょう）。

野球やきゅうの用語ようごはアメリカから伝来でんらいした性格せいかく上じょうカタカナ英語えいごが多おおかったが、その全すべてが日本語にほんごに改あらためられた。更さらに一部いちぶの日本語にほんご用語ようごも、より健闘けんとう精神せいしんを煽あおるものへと変かえられた。以下いかはその一いち例れい。

リーグ戦せん「連盟れんめい戦せん」
ストライク「よし1本ほん」（ストライクバッターアウトは「よし3本ほん、それまで」）
ボール「だめ」、あるいは「1つ、2つ、3つ、4つ」
アウト「引ひけ」
監督かんとく「教きょう士し」
選手せんしゅ「戦士せんし」
マネージャー「秘書ひしょ」

他ほかにも延長えんちょう戦せんの時間じかん・イニング制限せいげんが無なくなり、引ひき分わけは天候てんこうや日没にちぼつによるコールドのみに。また犠牲ぎせいフライが打数だすうに加算かさんされるようになった。1943年ねん頃ごろからユニフォームの国防こくぼう色しょく使用しようと、戦闘帽せんとうぼうの着用ちゃくようが指示しじされ、卑怯ひきょうな戦術せんじゅつであるとして隠かくし球だまも禁止きんしされた。1944年ねんには個こを主張しゅちょうしてはならないとの理由りゆうから背番号せばんごうの使用しようも禁止きんしされた。

日本人にっぽんじん選手せんしゅ以外いがいのいわゆる外国がいこく籍せき選手せんしゅ（当時とうじはハワイ出身しゅっしんの日系にっけい人じんが主おも）も政府せいふの帰国きこく令れいなどで締しめ出だされる形かたちとなった。無む国籍こくせきであったヴィクトル・スタルヒン（当時とうじ・東京とうきょう巨人軍きょじんぐん）は登録とうろく名めいを「須田すだ博ひろし」として出場しゅつじょう、更さらには戦況せんきょう悪化あっかに伴ともない追放ついほう・軽井沢かるいざわに抑留よくりゅうされた。

なお、大学だいがく野球やきゅう、中等ちゅうとう学校がっこう野球やきゅうなどは大衆たいしゅう人気にんきが高たかかったことと、軍部ぐんぶ命令めいれいにより早期そうきに公式こうしき大会たいかいが中止ちゅうしされたため、職業しょくぎょう野球やきゅうが行おこなったこれらのような延命えんめい策さくを採とらなかった。用語ようごのい換いかえなども職業しょくぎょう野球やきゅうでのみ使用しようされ、一般いっぱんにはそれほど浸透しんとうしなかった。

1946年ねんの球団きゅうだん愛称あいしょう

1946年ねんシーズンでは鈴木すずき惣そう太郎たろうの提案ていあんにより各かく球団きゅうだんに愛称あいしょうが付つけられた。以前いぜんより東京とうきょう巨人軍きょじんぐんが「巨人きょじん」と呼よばれていたことに倣ならったものである。

「巨人きょじん」東京とうきょう巨人軍きょじんぐん
「猛虎もうこ」大阪おおさかタイガース
「中部ちゅうぶ」中部ちゅうぶ日本にっぽん
「阪急はんきゅう」阪急はんきゅう軍ぐん
「太平たいへい」パシフィック
「近畿きんき」グレートリング
「青鞜せいとう」セネタース
「金星きんせい」ゴールドスター

新聞しんぶん報道ほうどうなどではこの愛称あいしょうで表記ひょうきされることが多おおかった。愛称あいしょうと球団きゅうだん名めいを繋つなげて「太平たいへいパシフィック」「近畿きんきグレートリング」「青鞜せいとうセネタース」「金星かなぼしゴールドスター」の表記ひょうきも見みられた（球団きゅうだんの正式せいしき名称めいしょうではない）。各かく球団きゅうだんの反発はんぱつに合あい1年ねん限かぎりで取とり止やめとなり、翌よく1947年ねんにアメリカメジャーリーグベースボールを参考さんこうにしたニックネームが採用さいようされた。しかし東京とうきょう巨人軍きょじんぐんは「読売よみうりジャイアンツ」と改称かいしょうしたものの「読売よみうり巨人軍きょじんぐん」の名乗なのりを重視じゅうししており、4月がつ3日にちの自社じしゃ紙面しめんの布告ふこくにおいても「読売よみうり巨人軍きょじんぐんと変更へんこう」とのみ記載きさいして「読売よみうりジャイアンツ」の名なを記載きさいしていない。

加盟かめい球団きゅうだんとその変遷へんせん

（注ちゅう）1945年ねんは活動かつどう中止ちゅうし

東京とうきょう巨人軍きょじんぐん（1936-1946） - 読売よみうりジャイアンツ（1947-1949）
→セントラル・リーグへ
大阪おおさかタイガース（1936-1940.9.24） - 阪神はんしん軍ぐん（1940.9.25-1945） - 大阪おおさかタイガース（1946-1949）
→セントラル・リーグへ（現げん・阪神はんしんタイガース）
名古屋なごや軍ぐん（1936-1943） - 産業さんぎょう軍ぐん（1944-1945） - 中部ちゅうぶ日本にっぽん（1946） - 中日ちゅうにちドラゴンズ（1947-1949）
→セントラル・リーグへ
阪急はんきゅう軍ぐん（1936-1946） - 阪急はんきゅうベアーズ（1947.1-1947.4） - 阪急はんきゅうブレーブス（1947.4-1949）
→パシフィック・リーグへ（現げん・オリックス・バファローズ）
大だい東京とうきょう軍ぐん（1936-1937春はる） - ライオン軍ぐん（1937秋あき-1940） - 朝日あさひ軍ぐん（1941-1945） - パシフィック（1946） - 太陽たいようロビンス（1947） - 大だい陽ひロビンス（1948-1949）
→セントラル・リーグへ（後ごの松竹しょうちくロビンスで現在げんざいは消滅しょうめつ）
後楽園こうらくえんイーグルス（1937春はる-1937秋あき） - イーグルス（1938春はる-1940.10.5） - 黒くろ鷲わし軍ぐん（1940.10.6-1942.9.11） - 大和やまと軍ぐん（1942.9.12-1943）
→解散かいさん
南海なんかい軍ぐん（1938秋あき-1944.5.31） - 近畿きんき日本にっぽん軍ぐん（1944.6.1-1945） - グレートリング（1946-1947.5.31） - 南海なんかいホークス（1947.6.1-1949）
→パシフィック・リーグへ（現げん・福岡ふくおかソフトバンクホークス）
東京とうきょうセネタース（1936-1940.10.16） - 翼つばさ軍ぐん（1940.10.17-1940末まつ）
→名古屋なごや金きん鯱しゃち軍ぐんと対等たいとう合併がっぺい、大洋たいよう軍ぐんを結成けっせい
名古屋なごや金きん鯱しゃち軍ぐん（1936-1940）
→翼つばさ軍ぐんと対等たいとう合併がっぺい、大洋たいよう軍ぐんを結成けっせい
大洋たいよう軍ぐん（1941-1942） - 西鉄にしてつ軍ぐん（1943）
→解散かいさん
セネタース（1946） - 東急とうきゅうフライヤーズ（1947） - 急きゅう映うつフライヤーズ（1948） - 東急とうきゅうフライヤーズ（1949）
→パシフィック・リーグへ（現げん・北海道ほっかいどう日本にっぽんハムファイターズ）
ゴールドスター（1946） - 金星かなぼしスターズ（1947-1948） - 大映だいえいスターズ（1949）
→パシフィック・リーグへ（後ごの大映だいえいユニオンズで現在げんざいは消滅しょうめつ）

試合しあい方式ほうしき

→「プロ野球やきゅう1リーグ時代じだいの優勝ゆうしょうチーム・試合しあい方式ほうしき一覧いちらん」を参照さんしょう

年度ねんど別べつ順位じゅんい

.は左ひだりのチームと同率どうりつ順位じゅんい

年度ねんど	優勝ゆうしょう			2位い			3位い			4位い			5位い			6位い			7位い			8位い			9位い
年度ねんど	勝かち	敗はい	分ぶん	勝かち	敗はい	分ぶん	勝かち	敗はい	分ぶん	勝かち	敗はい	分ぶん	勝かち	敗はい	分ぶん	勝かち	敗はい	分ぶん	勝かち	敗はい	分ぶん	勝かち	敗はい	分ぶん	勝かち	敗はい	分ぶん
1936春はる	順位じゅんいなし（タイガース、名古屋なごや、セネタース、阪急はんきゅう、大だい東京とうきょう、金きむ鯱しゃち）
1936夏なつ	順位じゅんいなし（巨人きょじん、タイガース、名古屋なごや、セネタース、阪急はんきゅう、大だい東京とうきょう、金きむ鯱しゃち）
1936秋あき	巨人きょじん			タイガース			順位じゅんいなし（名古屋なごや、セネタース、金きむ鯱しゃち、阪急はんきゅう、大だい東京とうきょう）
1937春はる	巨人きょじん			タイガース			セネタース			阪急はんきゅう			金きむ鯱しゃち			大だい東京とうきょう			名古屋なごや			イーグルス
1937春はる	41	13	2	41	14	1	30	26		28	26	2	25	30	1	21	31	4	21	35		12	44
1937秋あき	タイガース			巨人きょじん			イーグルス			金きむ鯱しゃち			セネタース			ライオン			阪急はんきゅう			名古屋なごや
1937秋あき	39	9	1	30	18		28	19	2	23	25	1	20	27	1	19	29	1	17	29	3	13	33	3
1938春はる	タイガース			巨人きょじん			阪急はんきゅう			イーグルス			セネタース			金きむ鯱しゃち			名古屋なごや			ライオン
1938春はる	29	6		24	11		21	13	1	18	15	2	13	21	1	13	22		11	24		9	26
1938秋あき	巨人きょじん			タイガース			阪急はんきゅう			名古屋なごや			セネタース			ライオン.			イーグルス			南海なんかい			金きむ鯱しゃち
1938秋あき	30	9	1	27	13		21	17	2	19	18	3	19	20	1	19	20	1	15	20	5	11	26	3	11	29
1939	巨人きょじん			タイガース			阪急はんきゅう			セネタース			南海なんかい			名古屋なごや			金きむ鯱しゃち			ライオン			イーグルス
1939	66	26	4	63	30	3	58	36	2	49	38	9	40	50	6	38	53	5	36	56	4	33	58	5	29	65	2
1940	巨人きょじん			阪神はんしん			阪急はんきゅう			翼つばさ			名古屋なごや			黒くろ鷲わし			金きむ鯱しゃち			南海なんかい			ライオン
1940	76	28		64	37	3	61	38	5	56	39	10	58	41	5	46	54	4	34	63	7	28	71	6	24	76	4
1941	巨人きょじん			阪急はんきゅう			大洋たいよう軍ぐん			南海なんかい			阪神はんしん			名古屋なごや			黒くろ鷲わし			朝日あさひ
1941	62	22	2	53	31	1	47	37	3	43	41		41	43		37	47		28	56	1	25	59	1
1942	巨人きょじん			大洋たいよう軍ぐん			阪神はんしん			阪急はんきゅう			朝日あさひ			南海なんかい			名古屋なごや			大和やまと
1942	73	27	5	60	39	6	52	48	5	49	50	6	49	50	6	49	56		39	60	6	27	68	10
1943	巨人きょじん			名古屋なごや			阪神はんしん			朝日あさひ.			西鉄にしてつ軍ぐん			大和やまと			阪急はんきゅう			南海なんかい
1943	54	27	3	48	29	7	41	36	7	41	36	7	39	37	8	35	43	6	31	51	2	26	56	2
1944	阪神はんしん			巨人きょじん			阪急はんきゅう			産業さんぎょう			朝日あさひ			近畿きんき日本にっぽん
1944	27	6	2	19	14	2	19	15	1	13	21	1	12	22	1	11	23	1
1945	戦況せんきょう悪化あっかのため中止ちゅうし
1946	グレートリング			巨人きょじん			大阪おおさか			阪急はんきゅう			セネタース			ゴールドスター			中部ちゅうぶ日本にっぽん			パシフィック
1946	65	38	2	64	39	2	59	46		51	52	2	47	58		43	60	2	42	60	3	42	60	3
1947	大阪おおさか			中部ちゅうぶ日本にっぽん			南海なんかい			阪急はんきゅう			巨人きょじん			東急とうきゅう			太陽たいよう			金星かなぼし
1947	79	37	3	67	50	2	59	55	5	58	57	4	56	59	4	51	65	3	50	64	5	41	74	4
1948	南海なんかい			巨人きょじん			大阪おおさか			阪急はんきゅう			急きゅう映うつ			大だい陽ひ			金星かなぼし			中日ちゅうにち
1948	87	49	4	83	55	2	70	66	4	66	68	6	59	70	11	61	74	5	60	73	7	52	83	5
1949	巨人きょじん			阪急はんきゅう			大映だいえい			南海なんかい			中日ちゅうにち			大阪おおさか			東急とうきゅう			大だい陽ひ
1949	85	48	1	69	64	3	67	65	2	67	67	1	66	68	3	65	69	3	64	73	1	52	81

球団きゅうだん歌か

1940年ねん（昭和しょうわ15年ねん）に開催かいさいされた満まん洲しゅうリーグ戦せんの時点じてんでは以下いかの通とおり加盟かめい全ぜん9チームが球団きゅうだん歌かを作成さくせいしており、同年どうねん7月がつに大連たいれん市しで発行はっこうされた選手せんしゅ名鑑めいかん『職業しょくぎょう野球やきゅう早はやわかり』に歌詞かしが掲載けいさいされている^[1]。大半たいはんはレコード未み作成さくせいかつ楽譜がくふの現存げんそんが確認かくにんされておらず、歌詞かしのみしか伝つたわっていない。

球団きゅうだん名めい	タイトル	作成さくせい時期じき	音源おんげん・楽譜がくふ	備考びこう
東京とうきょう巨人軍きょじんぐん	巨人軍きょじんぐんの歌うた（野球やきゅうの王者おうじゃ）	1939年ねん	レコードあり	1949年ねんに「ジャイアンツ・ソング」へ代替だいがわり
大阪おおさかタイガース	大阪おおさかタイガースの歌うた	1936年ねん	レコードあり	1961年ねんに「阪神はんしんタイガースの歌うた」への改題かいだい・歌詞かし一部いちぶ変更へんこうを経へて現存げんそん
名古屋なごや軍ぐん	名古屋なごや軍ぐん応援おうえん歌か^[2]	1936年ねん	歌詞かしのみ	1950年ねんに「ドラゴンズの歌うた」制定せいてい
阪急はんきゅう軍ぐん	阪急はんきゅう職業しょくぎょう野球やきゅう団だん応援おうえん歌か	1936年ねん	楽譜がくふあり^[3]	1950年ねんに「阪急はんきゅうブレーブスの歌うた」へ代替だいがわり
ライオン軍ぐん	制覇せいはに進すすむ若わかき獅子しし	1939年ねん	楽譜がくふあり^[4]	1948年ねんに「輝かがやけロビンス」制定せいてい
イーグルス	イーグルス応援おうえん歌か	不ふ詳しょう	歌詞かしのみ^[5]
南海なんかい軍ぐん	南海なんかい軍ぐんの歌うた	1939年ねん頃ごろ	歌詞かしのみ^[6]	作曲さっきょく者しゃ不ふ詳しょう、1952年ねんに「南海なんかいホークスの歌うた」制定せいてい
東京とうきょうセネタース	東京とうきょうセネタースの歌うた	1940年ねん	レコードあり^[7]	2013年ねんのライオンズ・クラシックで復活ふっかつ演奏えんそう実施じっし^[8]
名古屋なごや金きん鯱しゃち軍ぐん	金きむ鯱しゃちの歌うた	不ふ詳しょう	歌詞かしのみ^[9]	総そう監督かんとくの岡田おかだ源三郎げんざぶろうが作詞さくし^[1]

このうち名古屋なごや軍ぐんと阪急はんきゅうのものは表題ひょうだいを「応援おうえん歌か」としているが、公式こうしきの「球団きゅうだん歌か」とその他たの（公認こうにん・非ひ公認こうにんを問とわない）「応援おうえん歌か」が区別くべつされるようになったのは1960年代ねんだいから70年代ねんだい以降いこうにかけてであり、1リーグ時代じだいにおいて両者りょうしゃの区別くべつは曖昧あいまいなものであった。

出典しゅってん

^ ^a ^b “こんにちは図書としょ室しつです「“選手せんしゅ名鑑めいかん”昔むかしと今いま」”. 『野球やきゅう体育たいいく博物館はくぶつかんNews Letter』第だい18巻かん1号ごう (2008年ねん4月がつ25日にち). 2022年ねん2月がつ1日にち閲覧えつらん。
^ “【プロ野球やきゅう】応援おうえん歌かの元祖がんそは中日ちゅうにちだった?”. mimi-yori (アンサンヒーロー). (2020年ねん4月がつ2日にち) 2022年ねん2月がつ1日にち閲覧えつらん。
^ 『阪急はんきゅうブレーブス五ご十じゅう年ねん史し』（阪急電鉄はんきゅうでんてつ、1987年ねん）「昭和しょうわ11年ねん（1936）」 NCID BN02610755
^ 山際やまぎわ康之やすゆき『広告こうこくを着きた野球やきゅう選手せんしゅ史上しじょう最さい弱じゃくライオン軍ぐんの最強さいきょう宣伝せんでん作戦さくせん』（河出書房新社かわでしょぼうしんしゃ、2015年ねん）, p191 ISBN 978-4-309-27574-1
^ イーグルスの歌うた（綱島つなしまプロ野球やきゅう研究所けんきゅうじょ）
^ 『野球やきゅう界かい』1939年ねん11月がつ号ごう付録ふろく『職業しょくぎょう野球やきゅう便覧びんらん』
^ 野球やきゅう殿堂でんどう博物館はくぶつかん(@baseballhof1959)の2021-04-20のツイート
^ 杉並すぎなみとプロ野球やきゅう－東京とうきょうセネタース（すぎなみ学がく倶楽部くらぶ）
^ 金きむ鯱しゃちの歌うた（綱島つなしまプロ野球やきゅう研究所けんきゅうじょ）