日照 時間
日照 時間 の定義 [編集 ]
日照 時間 を計測 する主 な測 器 [編集 ]
太陽 追尾 式 日照 計 太陽 からの直射 光 を日照 計 感 部 で取 り入 れる。感 部 は固定 ではなく、自動 (緯度 ・経度 や日時 から計算 により求 める)で太陽 を追尾 して観測 する。そのほかの仕組 みは下記 回転 式 を参照 。日本 では、気象台 や測候所 などで使用 される。回転 式 日照 計 基本 的 に観測 方法 は太陽 追尾 式 日照 計 と同 じ仕組 み。上記 太陽 追尾 式 を含 んで呼 ばれることがある。日照 計 の主軸 を地軸 と平行 になるように水平面 から設置 点 の緯度 分 だけ傾 けて設置 し、主軸 に取 り付 けられた反射 鏡 を主軸 にそって一定 速度 で回転 させる。感 部 にある光 センサーが直 達 光 の強弱 に応 じたパルス状 の信号 を出 し、あらかじめ調 べているその信号 と日射 量 との関係 より、日照 ありを判断 する。最近 整備 されたアメダスでは、この方式 の測 器 が採用 されている。
太陽 電池 式 日照 計 - あらかじめ
検定 時 に電池 の出力 と日射 量 の対応 関係 を調 べておき、その電池 の出力 の大 きさから日照 の有無 を判別 する方式 の日照 計 。アメダスで使用 される。メンテナンスが少 なくてすみ、自動 観測 に向 いている。近年 太陽 電池 式 から、回転 式 日照 計 への切 り替 え作業 が行 われている。
その
日照 時間 の多 い地域 [編集 ]
日本 各地 の日照 時間 [編集 ]
春季 は、春分 の日 を過 ぎると昼間 の時間 が夜間 の時間 より長 くなる上 、シベリア気団 が明瞭 でなくなり低 気圧 と高気圧 が交互 に通過 する。冬 の北西 季節風 の陰 であった関東 地方 や甲信越 地方 、東海 地方 の一部 、紀伊 半島 の南東 部 で日照 時間 がやや短 くなる他 は、ほぼすべての地域 で冬季 よりも日照 時間 が増加 する。その傾向 は日本海 側 や東シナ海 側 で顕著 である。北日本 では、5〜6月が1年 のうちで最 も日照 時間 が長 い季 節 である。南西諸島 では、低 気圧 や前線 が日本 南岸 に停滞 する時期 がある為 、冬季 より増加 はするものの他 の地域 よりも日照 時間 が短 めである。
夏季 は、昼間 の時間 が最 も長 い夏至 を挟 んだ夏 の約 1〜2か月 間 が北海道 と小笠原諸島 を除 く日本 のほぼ全域 が梅雨 の季 節 にあたる為 、日照 時間 が西日本 を中心 に短 くなる。東日本 や北日本 、南西諸島 では梅雨 時 の日照 時間 は春季 と比 べてそれほど短 くならないか変 わらず、小笠原諸島 では太平洋 高気圧 の圏内 になる為 にむしろ長 くなる。梅雨 明 け後 は日本 列島 は太平洋 高気圧 の圏内 にあたる事 が多 くなり、西日本 、南西諸島 を中心 に日照 時間 が増加 する。特 に瀬戸内海 周辺 地域 や日本海 側 沿岸 、南西諸島 では夏 の太平洋 から吹 く南東 季節風 の影響 が少 ない為 にその傾向 が強 くなる。また小笠原諸島 では、本州 が梅雨 の季 節 である時期 から引 き続 き太平洋 高気圧 の圏内 にあたり日照 時間 は長 い。なお内陸 部 では雷雨 が多 くなり、前述 の地域 よりは梅雨 明 けによって増加 する日照 時間 の幅 は小 さくなる。
秋季 は、秋分 の日 を過 ぎると昼間 の時間 が夜間 の時間 よりも短 くなる上 、太平洋 高気圧 の勢力 圏 は9月 後半 には日本 列島 から退 き、低 気圧 と高気圧 が交互 に通過 するようになる。内陸 部 の夕立 の起 きやすい一部 地域 を除 き、ほぼ全 ての地域 で夏季 よりも日照 時間 が減少 する。長江 気団 に覆 われやすい西日本 ではやや長 くなるが、秋雨前線 が明瞭 である東日本 や北日本 ではやや短 くなり、東日本 太平洋 側 では秋季 が一番 日照 時間 が短 い。冬 に近 づくにつれ日本海 側 、東シナ海 側 、南西諸島 の日照 時間 が短 く、太平洋 側 の日照 時間 が長 くなっていく。
冬季 は、昼間 の時間 が最 も短 い冬至 を挟 んでおり、北海道 の道東 と本州 と四国 と九州 の太平洋 側 の一部 を除 いた地域 では、1年 のうちで日照 時間 が一番 短 い季 節 である。ユーラシア大陸 からの北西 の季節風 の影響 によって雨 雲 や雪 雲 ができやすい道東 を除 く北海道 から九州 にかけての日本海 側 、九州 と南西諸島 の東シナ海 側 では日照 時間 が極端 に短 くなる。また、先 島 諸島 では北東 からの季節風 が東シナ海 から吹 く為 に雲 ができやすくなり、日照 時間 が極端 に短 くなる。太平洋 側 の地域 では季節風 が山岳 に遮 られている為 に秋季 と同 じぐらいか少 し短 くなる程度 にとどまり、関東 地方 や甲信 地方 、東海 地方 の一部 、紀伊 半島 の南東 部 などの太平洋 側 では秋季 よりも増加 し、冬季 の日照 時間 が1年 のうちで最 も長 い地域 もある。
日本 国内 の平均 値 よりも比較的 年間 日照 時間 が長 い地域 として、北海道 の道東 、関東 地方 や長野 県 中部 、山梨 県 の内陸 平野 部 、瀬戸内海 沿岸 、東海 地方 、紀伊 半島 、四国 、九州 の太平洋 側 沿岸 部 、梅雨 がない小笠原諸島 が挙 げられる。
平年 との比較 [編集 ]
関連 項目 [編集 ]
脚注 [編集 ]
外部 リンク[編集 ]
気象庁 統計 情報 -日照 時間 の記録 日本 の日照 時間 の平年 値 分布 図