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おおとりむすめ

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア(Wikipedia)』
皇后こうごう
みなみそう皇后こうごう
慈懿皇后こうごうおおとりむすめ
在位ざいい じゅん16ねん2がつ2にち[1] - 紹熙5ねん7がつ5にち
1189ねん2がつ18にち - 1194ねん7がつ24にち

ぜん おおとりむすめ
別称べっしょう 慈懿皇后こうごう
寿ことぶきひとしふとしじょう皇后こうごう
出生しゅっしょう 紹興しょうこう15ねん1145ねん
死去しきょ けいもと6ねん6月4にち[2][3]
1200ねん7がつ16にち
臨安、慈儀殿どの
配偶はいぐうしゃ ひかりむね
子女しじょ ちょうてい
やすしむね
ひとしやす公主こうしゅ
父親ちちおや みち
母親ははおや はたたかしこく夫人ふじんちょう
テンプレートを表示ひょうじ

おおとりむすめ(り ほうじょう)は、みなみそうひかりむね皇后こうごう慈懿皇后こうごう(じいこうごう)とおくりなされた。

生涯しょうがい

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相州あいしゅうかげけんひとみちつまちょうむすめりゅうきょう2ねん1164ねん)4がつきょうおうちょうあつしひかりむね)にとつぎ、さかえこく夫人ふじんふうぜられ、すぐに定国さだくに夫人ふじんすすむふうした[1]いぬいみち4ねん1168ねん)10がつちょう拡(やすしむね)をんだ。いぬいどう7ねん1171ねん)3がつきょうおう皇太子こうたいし冊立さくりつされたことにともない、皇太子こうたいしとなった[3]じゅん16ねん1189ねん)、ひかりむね即位そくいすると、皇后こうごう冊立さくりつされた。

ひかりむね即位そくいおおとりむすめちょう拡の立太子りったいしねがったが、ふとし上皇じょうこうこうむね反対はんたい直面ちょくめんした。これに不満ふまんいたおおとりむすめは「拡は長男ちょうなんであり、本妻ほんさいであるわたし実子じっしです[4]。なぜ駄目だめなのですか」と抗議こうぎした。そして、ふとし上皇じょうこう廃立はいりつたくらんでいるとひかりむね讒言ざんげんし、皇后こうごうげんまどわされたひかりむねちち険悪けんあく関係かんけいになった。おおとりむすめはまたきわめて嫉妬しっとふかく、みやおんな虐殺ぎゃくさつおこない、ひかりむね寵愛ちょうあいけていたとうとをも殺害さつがいした。

紹熙5ねん1194ねん)6がつこうむねほうずると、国喪こくそうおこなわれた。しかし、すでに精神せいしん疾患しっかん症状しょうじょうせていたひかりむね主宰しゅさい拒否きょひしたため、群臣ぐんしんらのいきどおりをこした。老齢ろうれい太皇太后たいこうたいこうちょうなんじかん侂冑などと協力きょうりょくしてたれすだれ聴政し、ひかりむね廃位はいい宣布せんぷしながらやすしむね擁立ようりつさせた。けいもと2ねん1196ねん)10がつおおとりむすめ寿ことぶきひとしふとしじょう皇后こうごうごうおくられた[1]

けいもと6ねん6月4にち1200ねん7がつ16にち)、慈儀殿どのにて56さい崩御ほうぎょ同年どうねん8がつ臨安南山なんざんにある修吉しゅうきちてらほうむられた[1][5]

逸話いつわ

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くろ鳳凰ほうおう」とばれるほどの凶暴きょうぼう美女びじょであった。ひかりむね侍女じじょうつくしいめれば、おおとりむすめはそのってぼんり、ひかりむねささげた。とうと殺害さつがいしたときには、ひかりむね官員かんいんともふとしびょう臨御りんぎょして祭祀さいしちゅうにもかかわらず、すぐさまらせた。これにつよいショックをけたひかりむね祭祀さいし中止ちゅうしし、おおとりむすめひかりむね直接ちょくせつ経緯けいいはなしたという。

子女しじょ

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  • ちょうてい
  • ちょうやすしむね
  • ひとしやす公主こうしゅ

脚注きゃくちゅう

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  1. ^ a b c d そうかいよう輯稿』まき12 后妃こうひいち ひかりそう皇后こうごうこうより。
  2. ^ そうまき37, やすしそう紀一きいち けいもとろくねんろくがつ戊子ぼしじょうによる。
  3. ^ a b そうまき243, 后妃こうひでん 慈懿皇后こうごうでんより。
  4. ^ こうむねこうはじめ養子ようしこうむねきさきふとしじょう皇后こうごうしゃ側室そくしつがりの継妻けいさい、またひかりむねこうむね三男さんなんであった。
  5. ^ そうまき37, やすしそう紀一きいち けいもとろくねんはちがつみずのとじょうによる。

伝記でんき資料しりょう

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  • そうふみまき243 后妃こうひでん 慈懿皇后こうごうでん
  • そうかいよう輯稿』まき12 后妃こうひいち ひかりそう皇后こうごう
  • けんえん以来いらい朝野ちょうや雑記ざっき