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標準ひょうじゅん模型もけい

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標準ひょうじゅん模型もけい
標準ひょうじゅん模型もけい素粒子そりゅうし

標準ひょうじゅん模型もけい(ひょうじゅんもけい、えい: Standard Model略称りゃくしょう: SM)とは、素粒子そりゅうし物理ぶつりがくにおいて、つよ相互そうご作用さようよわ相互そうご作用さよう電磁でんじ相互そうご作用さようの3つの基本きほんてき相互そうご作用さよう記述きじゅつするためのモデルのひとつである。

標準ひょうじゅん理論りろん(ひょうじゅんりろん)または標準ひょうじゅんモデル(ひょうじゅんモデル)ともう。おおくの物理ぶつり現象げんしょうをほぼ的確てきかく描写びょうしゃする仮説かせつである。

概要がいよう[編集へんしゅう]

標準ひょうじゅん模型もけいは、つよ相互そうご作用さようについての量子りょうししょく力学りきがくよわ相互そうご作用さよう電磁でんじ相互そうご作用さようについてのワインバーグ=サラム理論りろんをあわせた SU(3)c×SU(2)L×U(1)Y ゲージ対称たいしょうせい基礎きそとし、ヒッグス機構きこうによる真空しんくう対称たいしょうせいやぶとフェルミオンの質量しつりょう獲得かくとくアノマリー相殺そうさい要請ようせいによるフェルミオン世代せだい構造こうぞう世代せだいあいだ混合こんごうCP対称たいしょうせいやぶについての小林こばやしえきがわ理論りろんなどの理論りろんまれたものである[1]標準ひょうじゅん模型もけい特殊とくしゅ相対性理論そうたいせいりろん整合せいごうする量子りょうしろんとして、量子りょうしろんてき方法ほうほう記述きじゅつされ、いまのところ重力じゅうりょくをのぞき、量子りょうしろんであつかわれるあらゆる事象じしょう的確てきかく描写びょうしゃしている[2]

標準ひょうじゅん模型もけい素粒子そりゅうし[編集へんしゅう]

標準ひょうじゅん模型もけい素粒子そりゅうしちから媒介ばいかいするスピン1のゲージ粒子りゅうし対称たいしょうせいやぶるスピン0のヒッグス粒子りゅうし物質ぶっしつ構成こうせいするスピン1/2のフェルミオンからなる。

ゲージ粒子りゅうし[編集へんしゅう]

標準ひょうじゅん模型もけいのゲージ粒子りゅうし
粒子りゅうしめい 記号きごう ゲージ対称たいしょうせい
グルーオン G SU(3)c
Wボソン W SU(2)L×U(1)Y
Zボソン Z
光子こうし A

標準ひょうじゅん模型もけいヤン=ミルズ理論りろんしたがい、それぞれのゲージぐん対応たいおうするゲージ粒子りゅうし存在そんざいする。

SU(3)C対応たいおうするゲージ粒子りゅうしグルーオンばれている。

SU(2)LとU(1)Y対応たいおうするゲージ粒子りゅうしかんしては、ヒッグス機構きこうによりゲージじょう混合こんごう質量しつりょう獲得かくとくこるので、多少たしょう複雑ふくざつ様相ようそうていする。ウィークアイソスピン SU(2)Lたいかく成分せいぶん質量しつりょう獲得かくとくしてWボソンとなり、たいかく成分せいぶんウィークハイパーチャージ U(1)Yじりって、質量しつりょう獲得かくとくするZボソン質量しつりょう獲得かくとくしない光子こうしになる。

フェルミオン[編集へんしゅう]

標準ひょうじゅん模型もけいのフェルミオン
粒子りゅうしめい 記号きごう 表現ひょうげん
クォーク Q (3,2)1/6
うえ系列けいれつはんクォーク U (3*,1)-2/3
しも系列けいれつはんクォーク D (3*,1)1/3
レプトン L (1,2)-1/2
はん荷電かでんレプトン E (1,1)1

フェルミオンはつよ相互そうご作用さようをするクォークと、つよ相互そうご作用さようをしないレプトンけられる。さらに、クォークとレプトンは、それぞれ左手ひだりてがた(left-handed)粒子りゅうし右手みぎてがた(right-handed)粒子りゅうし分類ぶんるいすることができる。標準ひょうじゅん模型もけいにおける左手ひだりてがた粒子りゅうしでんじゃく相互そうご作用さようウィークアイソスピンつが、右手みぎてがた粒子りゅうしたない。そのため、左手ひだりてがた粒子りゅうし右手みぎてがた粒子りゅうしではゲージ相互そうご作用さようかたちことなり、標準ひょうじゅん模型もけいはゲージ相互そうご作用さようかんしてカイラルな理論りろんとなっている。また、この性質せいしつのために、でんじゃく対称たいしょうせいがヒッグス機構きこうによってやぶれないかぎり、すべてのクォークとレプトンは質量しつりょうつことができない。すべてのクォークと荷電かでんレプトンは、ヒッグス機構きこうによって質量しつりょう獲得かくとくする。ニュートリノは標準ひょうじゅん模型もけい範囲はんいないでは質量しつりょうつことはない

フェルミオンは左手ひだりてがたクォークと左手ひだりてがたレプトン、右手みぎてがたアップクォークと右手みぎてがたダウンクォーク、右手みぎてがた荷電かでんレプトンで世代せだいばれるグループを構成こうせいする。一般いっぱんに、ゲージ相互そうご作用さようふく模型もけいについては、カイラルアノマリー重力じゅうりょくアノマリー相殺そうさいされている必要ひつようがあるが、世代せだい構成こうせいするフェルミオンのあいだでアノマリーが相殺そうさいされる構成こうせいになっている。標準ひょうじゅん模型もけいは、3世代せだいのクォークとレプトンが存在そんざいする。小林こばやしえきがわ理論りろんによると、フェルミオンの混合こんごうによりCP対称たいしょうせいれるためには3世代せだい以上いじょうのフェルミオンが必要ひつようである。実際じっさいに、フェルミオンの混合こんごう起因きいんするCP対称たいしょうせいやぶれは実験じっけん確認かくにんされており、標準ひょうじゅん模型もけいによる予言よげん一致いっちすることがたしかめられている。

ヒッグス粒子りゅうし[編集へんしゅう]

標準ひょうじゅん模型もけいでは、ヒッグス機構きこうによりでんじゃく対称たいしょうせい自発じはつてきれる。一般いっぱんらぎは粒子りゅうしとして解釈かいしゃくされるが、ヒッグスじょうの4つあるらぎの自由じゆうのうち3つは、WボソンZボソン質量しつりょうつことにともない、そのたて成分せいぶんとして吸収きゅうしゅうされる。のこりの1自由じゆうは、スピン0のスカラー粒子りゅうしであるヒッグス粒子りゅうしとしてあらわれる。2012ねん7がつジュネーブ郊外こうがい欧州おうしゅう原子核げんしかく研究けんきゅう機構きこう (CERN) でおこなわれているLHC実験じっけんによりしん粒子りゅうし発見はっけん発表はっぴょうされた[3]。このしん粒子りゅうし性質せいしつはヒッグス粒子りゅうし一致いっちしており、そののスピン-パリティ観測かんそく崩壊ほうかい粒子りゅうし信号しんごう強度きょうど検証けんしょうにより標準ひょうじゅん模型もけいにおけるヒッグス粒子りゅうし、およびこれを内包ないほうする理論りろんによるヒッグス粒子りゅうしであることが認定にんていされた。

歴史れきし[編集へんしゅう]

素粒子そりゅうし相互そうご作用さよう
原子核げんしかく素粒子そりゅうし

解決かいけつ問題もんだい[編集へんしゅう]

標準ひょうじゅん模型もけいは2014ねん現在げんざいまでにおこなわれた素粒子そりゅうし物理ぶつりがくかんする実験じっけん結果けっかをほとんどすべ矛盾むじゅんすることなく説明せつめいすることができているが、その一方いっぽうで、理論りろんてきまたは実験じっけん観測かんそくてき観点かんてんから解決かいけつすべき問題もんだいをいくつかかかえている。このことは標準ひょうじゅん模型もけいえる物理ぶつり存在そんざい示唆しさする。このふしでは標準ひょうじゅん模型もけいにおいて解決かいけつ問題もんだい列挙れっきょする。

重力じゅうりょく量子りょうし[編集へんしゅう]

標準ひょうじゅん模型もけい基本きほんてき相互そうご作用さようとされる4つのちからのうち、電磁気でんじきりょくよわちからつよちからの3つをヤン=ミルズ理論りろんもとづき量子りょうしろんてき記述きじゅつすることに成功せいこうしている。しかし、のこりの1つである重力じゅうりょくについてはその記述きじゅついている。いいかえれば、重力じゅうりょく媒介ばいかいするとされる重力じゅうりょく標準ひょうじゅん模型もけい粒子りゅうしのリストにふくまれていない。これは、標準ひょうじゅん模型もけい基礎きそてき枠組わくぐみとなっている量子りょうしろんにおける量子りょうし効果こうかによる発散はっさん相殺そうさい重力じゅうりょく理論りろん適用てきようできないからである。重力じゅうりょく量子りょうしろんてきあつかうことができる枠組わくぐみの候補こうほとしては、ちょうつる理論りろんループ量子りょうし重力じゅうりょく理論りろんなどがげられる。

だい統一とういつ理論りろん[編集へんしゅう]

標準ひょうじゅん模型もけい記述きじゅつする3つのちからのうち、つよちからは、電磁気でんじきりょくよわちからとはべつのゲージ対称たいしょうせいにより記述きじゅつされている。このため、3つのちから統一とういつてき理解りかいすることはむずかしい。しかし、電磁気でんじきりょく記述きじゅつするU(1)ゲージ対称たいしょうせいゲージ対称たいしょうせいがヒッグス機構きこうにより自発じはつてきやぶれた結果けっかあらわれたものであるように、標準ひょうじゅん模型もけいのゲージ対称たいしょうせいもよりおおきなゲージ対称たいしょうせい自発じはつてきやぶれた結果けっかあらわれたものである可能かのうせい指摘してきされている。この可能かのうせいもとづいた理論りろんだい統一とういつ理論りろんばれている。のおおもととなっただい統一とういつ理論りろんのゲージ対称たいしょうせいにはいくつか候補こうほがあるが、SU(5)、SO(10)、などが提案ていあんされている。つよちからでんじゃく相互そうご作用さよう統一とういつてき記述きじゅつするだい統一とういつ理論りろんでは、クォークをレプトンに変換へんかんするような相互そうご作用さよう可能かのうになる。具体ぐたいてき現象げんしょうとしては陽子ようし崩壊ほうかい予言よげんされる。カミオカンデなどの実験じっけん陽子ようし崩壊ほうかい実証じっしょうするための実験じっけんつづけられているが、2014ねん現在げんざい実験じっけんてき証拠しょうこられていない。

階層かいそうせい問題もんだい(fine tuning問題もんだい[編集へんしゅう]

標準ひょうじゅん模型もけい量子りょうしろんもとづいた模型もけいであるため、物理ぶつりてき意味いみのあるりょう計算けいさんするためにばれる操作そうさ必要ひつようとなる。このことと関連かんれんして、標準ひょうじゅん模型もけいではヒッグス機構きこうによるでんじゃく対称たいしょうせい自発じはつてきやぶおおきさを観測かんそく事実じじつわせるために、理論りろんのパラメーターを非常ひじょう精密せいみつ調整ちょうせいする必要ひつようがある。この問題もんだいは、プランクスケール(1019 GeV)とでんじゃく対称たいしょうせいれるスケール(102 GeV)のあいだおおきなへだたりがあることに起因きいんしており階層かいそうせい問題もんだいばれている。この問題もんだい解決かいけつする模型もけいとして提案ていあんされているものはいくつかあるが、代表だいひょうてきなものの1つがちょう対称たいしょうせい模型もけいである。

つよいCP問題もんだい[編集へんしゅう]

中性子ちゅうせいし電気でんき双極そうきょくモーメント測定そくていにより、そのおおきさは2014ねん現在げんざい観測かんそく精度せいど下回したまわであることがかっている。このことは、標準ひょうじゅん模型もけいよわ相互そうご作用さよう以外いがい部分ぶぶんでCP対称たいしょうせいがよくっていることをしめしており、つよ相互そうご作用さようかんするパラメーターとクォークの湯川ゆかわ行列ぎょうれつ位相いそうがCP対称たいしょうせいがよくつような設定せっていされていることを意味いみしている。標準ひょうじゅん模型もけいではこの2つのパラメーターはとく関連かんれんせいいものであり、精密せいみつ調整ちょうせいされているという状況じょうきょう不自然ふしぜんである。この不自然ふしぜんさの問題もんだいなんらかの機構きこうによって解決かいけつされるべきであるとかんがえられており、つよいCP問題もんだいばれている。解決かいけつさくひとつとして有力ゆうりょくされているものが、ペッチャイ・クイン機構きこう英語えいごばんである。この機構きこうによりアクシオンばれるあたらしい粒子りゅうし存在そんざい予言よげんされる。

世代せだい構造こうぞうなぞ[編集へんしゅう]

標準ひょうじゅん模型もけいのフェルミオンはヒッグスの真空しんくう期待きたいとの結合けつごうぞく湯川ゆかわ結合けつごうという)により質量しつりょう獲得かくとくしているが3世代せだい独立どくりつ結合けつごうしているわけではない。たとえば荷電かでんレプトンの1世代せだいと2世代せだいとヒッグスという3てん結合けつごう存在そんざいし、3世代せだいわせると3×3行列ぎょうれつとしてける質量しつりょう行列ぎょうれつとして質量しつりょうている。この質量しつりょう行列ぎょうれつたいかくしたのち質量しつりょう固有こゆう状態じょうたいとして物理ぶつりてきなモード、すなわち電子でんしやミュー粒子りゅうしなどのモードがける。標準ひょうじゅん模型もけい質量しつりょう行列ぎょうれつ要素ようそはフリーパラメータとなっており、そのにはすうけたひらきがある。またレプトンとクォークでは質量しつりょう行列ぎょうれつ構造こうぞうおおきくちがい、レプトンの質量しつりょう行列ぎょうれつではたいかく要素ようそおおきく、クォークの質量しつりょう行列ぎょうれつではたいかく要素ようそ比較的ひかくてきちいさいっている。すなわち標準ひょうじゅん模型もけい使つかって現実げんじつ粒子りゅうし描像を記述きじゅつするためには質量しつりょうパラメータに微細びさい調整ちょうせい必要ひつようになってくる。この構造こうぞう対称たいしょうせいやオーダー1のパラメータをもちいた理論りろんから再現さいげんする研究けんきゅうひろすすめられている。

標準ひょうじゅん模型もけいにおける世代せだいぞくにフレーバー(flavor)とび、フレーバー構造こうぞう(flavor structure)、フレーバー物理ぶつり(flavor physics)、フレーバー混合こんごう(flavor mixing)とう呼称こしょうひろまっている。

ニュートリノ振動しんどう[編集へんしゅう]

1998ねん神岡かみおか鉱山こうざん設置せっちされたスーパーカミオカンデによりニュートリノ振動しんどう発見はっけんされた[27]が、これは質量しつりょうったニュートリノが存在そんざいすることの証明しょうめいとなっている。標準ひょうじゅん模型もけいではニュートリノ質量しつりょう厳密げんみつに0であるため、この実験じっけん結果けっか標準ひょうじゅん模型もけいにはなんらかの修正しゅうせい必要ひつようであることをしめすもののひとつとして重要じゅうようである。単純たんじゅんにニュートリノの質量しつりょうこう標準ひょうじゅん模型もけい枠組わくぐみにくわえる場合ばあいみぎきニュートリノを導入どうにゅうすればよいが、標準ひょうじゅん模型もけい荷電かでんもちいるとみぎきニュートリノはマヨラナ粒子りゅうしとなりみぎきニュートリノだけで質量しつりょうこう(マヨラナ質量しつりょうこう)があらわれ、質量しつりょう構造こうぞう複雑ふくざつする。これをれた枠組わくぐみとして代表だいひょうてきなもののひとつがシーソー機構きこうである。

暗黒あんこく物質ぶっしつ[編集へんしゅう]

現在げんざい宇宙うちゅうのエネルギー密度みつどやく4ぶんの1を暗黒あんこく物質ぶっしつめていることがあきらかになっているが、標準ひょうじゅん模型もけいには暗黒あんこく物質ぶっしつ候補こうほとなる粒子りゅうし存在そんざいしない。そのため、暗黒あんこく物質ぶっしつ正体しょうたい素粒子そりゅうしもとめる場合ばあい標準ひょうじゅん模型もけい拡張かくちょう必要ひつようである。仮説かせつじょう粒子りゅうしとして、通常つうじょう物質ぶっしつ暗黒あんこく物質ぶっしつつな役割やくわりつ「Z’ボゾン」、その「アクシオン」とうかんがえられている。2020ねん現在げんざい発見はっけんである”ちょう対称たいしょうせい粒子りゅうし”のなかの「ゲージーノ」や「ヒグシーノ」の一部いちぶ暗黒あんこく物質ぶっしつ候補こうほとしてげられている。

バリオンすう非対称ひたいしょうせい[編集へんしゅう]

標準ひょうじゅん模型もけいふくまれるフェルミオンは粒子りゅうしはん粒子りゅうしの2種類しゅるい分類ぶんるいされる。粒子りゅうしはん粒子りゅうしはほぼ対等たいとう存在そんざいであるが我々われわれ宇宙うちゅうでは粒子りゅうしりょうはん粒子りゅうしくらべておおい。この非対称ひたいしょうせいバリオンすう非対称ひたいしょうせいとしてられている。標準ひょうじゅん模型もけいはヒッグスとフェルミオンの結合けつごうとおしてCP対称たいしょうせいやぶれをこすことが可能かのうであり、これにより粒子りゅうしはん粒子りゅうしすう非対称ひたいしょうせいせることがられているが、標準ひょうじゅん模型もけい位相いそうだけでは十分じゅうぶんなバリオンすうつくすことが出来できないことがられており[28]標準ひょうじゅん模型もけいえる物理ぶつり存在そんざい示唆しさしているとかんがえられている。

ミューオンのとし運動うんどうのずれ[編集へんしゅう]

2001ねんブルックヘブン国立こくりつ研究所けんきゅうじょは、ミューオンとし運動うんどうが、標準ひょうじゅん模型もけい予測よそくからずれている実験じっけん結果けっか報告ほうこくした。2021ねんフェルミ国立こくりつ加速器かそくき研究所けんきゅうじょミューオンg-2実験じっけんでも同様どうよう結果けっかしめされた[29][30]

脚注きゃくちゅう[編集へんしゅう]

  1. ^ 南部なんぶ et al. 3しょうまき二郎じろう ちょ
  2. ^ C・ロヴェッリ『すごい物理ぶつりがく講義こうぎ河出かわで文庫ぶんこ、2019ねん、168ぺーじ 
  3. ^ “Latest update in the search for the Higgs boson”. CERN. (2012ねん7がつ4にち). http://indico.cern.ch/conferenceDisplay.py?confId=197461 2012ねん7がつ4にち閲覧えつらん 
  4. ^ Chen-Ning Yang and Robert L. Mills (1954). “Conservation of Isotopic Spin and Isotopic Gauge Invariance”. Physical Review 96: 191. doi:10.1103/PhysRev.96.191. 
  5. ^ T. D. Lee and Chen-Ning Yang (1956). “Question of Parity Conservation in Weak Interactions”. Physical Review 104: 254. doi:10.1103/PhysRev.104.254. 
  6. ^ C. L. Cowan, F. Reines, F. B. Harrison, H. W. Kruse and A. D. McGuire (1956). “Detection of the free neutrino: A Confirmation”. Science 124: 103. doi:10.1126/science.124.3212.103. 
  7. ^ C. S. Wu, E. Ambler, R. W. Harvard, D. D. Hoppes and R. P. Hudson (1957). “Experimental Test Of Parity Conservation In Beta Decay”. Physical Review 105: 1413. doi:10.1103/PhysRev.105.1413. 
  8. ^ J. H. Christenson, J. W. Cronin, V. L. Fitch and R. Turlay (1964). “Evidence for the 2 pi Decay of the k(2)0 Meson”. Physical Review Letters 13: 138. doi:10.1103/PhysRevLett.13.138. 
  9. ^ Murrey Gell-Mann (1964). “A Schematic Model of Baryons and Mesons”. Physics Letters 8: 214. doi:10.1016/S0031-9163(64)92001-3. 
  10. ^ Peter W. Higgs (1964). “Broken symmetries, massless particles and gauge fields”. Physics Letters 12: 132. doi:10.1016/0031-9163(64)91136-9. 
  11. ^ Steven Weiberg (1967). “A Model of Leptons”. Physical Review Letters 19: 1264. doi:10.1103/PhysRevLett.19.1264. 
  12. ^ Abdus Salam (1968). “Weak and Electromagnetic Interactions”. Conf.Proc. C680519: 367 s. 
  13. ^ Gerard 't Hooft (1971). “Renormalizable Lagrangians for Massive Yang-Mills Fields”. Nuclear Physics B 35: 167. doi:10.1016/0550-3213(71)90139-8. 
  14. ^ Gerard 't Hooft and M. J. G. Veltman (1972). “Regularization and Renormalization of Gauge Fields”. Nuclear Physics B 44: 189. doi:10.1016/0550-3213(72)90279-9. 
  15. ^ Makoto Kobayashi and Toshihide Maskawa (1973). “CP Violation in the Renormalizable Theory of Weak Interaction”. Progress of Theoretical Physics 49: 652. doi:10.1143/PTP.49.652. 
  16. ^ D. J. Gross and Frank Wilczek (1973). “Ultraviolet Behavior of Nonabelian Gauge Theories”. Physical Review Letters 30: 1343. doi:10.1103/PhysRevLett.30.1343. 
  17. ^ H. David Politzer (1973). “Reliable Perturbative Results for Strong Interactions?”. Physical Review Letters 30: 1346. doi:10.1103/PhysRevLett.30.1346. 
  18. ^ E598 Collaboration (1974). “Experimental Observation of a Heavy Particle J”. Physical Review Letters 33: 1404. doi:10.1103/PhysRevLett.33.1404. 
  19. ^ SLAC-SP-017 Collaboration (1974). “Discovery of a Narrow Resonance in e+ e- Annihilation”. Physical Review Letters 33: 1406. doi:10.1103/PhysRevLett.33.1406. 
  20. ^ S. W. Herb, D. C. Hom, L. M. Lederman, J. C. Sens, H. D. Snyder, J. K. Yoh, J. A. Appel, B. C. Brown, C. N. Brown, W. R. Innes, K. Ueno, T. Yamanouchi, A. S. Itoh, H. Jostlein, D. M. Kaplan and R. D. Kephart (1977). “Observation of a Dimuon Resonance at 9.5-GeV in 400-GeV Proton-Nucleus Collisions”. Physical Review Letters 39: 252. doi:10.1103/PhysRevLett.39.252. 
  21. ^ UA1 Collaboration (1983). “Experimental Observation of Isolated Large Transverse Energy Electrons with Associated Missing Energy at s**(1/2) = 540-GeV”. Physics Letters B 122: 103. doi:10.1016/0370-2693(83)91177-2. 
  22. ^ UA1 Collaboration (1983). “Experimental Observation of Lepton Pairs of Invariant Mass Around 95-GeV/c**2 at the CERN SPS Collider”. Physics Letters B 126: 398. doi:10.1016/0370-2693(83)90188-0. 
  23. ^ CDF Collaboration (1995). “Observation of top quark production in ppbar collisions”. Physical Review Letters 74: 2626. doi:10.1103/PhysRevLett.74.2626. 
  24. ^ D0 Collaboration (1995). “Observation of the top quark”. Physical Review Letters 74: 2632. doi:10.1103/PhysRevLett.74.2632. 
  25. ^ ATLAS Collaboration (2012). “Observation of a new particle in the search for the Standard Model Higgs boson with the ATLAS detector at the LHC”. Physics Letters B 716: 1. doi:10.1016/j.physletb.2012.08.020. 
  26. ^ CMS Collaboration (2012). “Observation of a new boson at a mass of 125 GeV with the CMS experiment at the LHC”. Physics Letters B 716: 30. doi:10.1016/j.physletb.2012.08.021. 
  27. ^ Super-Kamiokande Collaboration (1998). “Evidence for oscillation of atmospheric neutrinos”. Physical Review Letters 81: 1562. doi:10.1103/PhysRevLett.81.1562. 
  28. ^ Sacha Davidson, Enrico Nardi and, Yosef Nir (2008). “Leptogenesis”. Physics Report 466: 105. doi:10.1016/j.physrep.2008.06.002. 
  29. ^ 素粒子そりゅうし物理ぶつりがくくつがえすミューオンの挙動きょどう未知みち物理ぶつり法則ほうそく存在そんざい”. ナショナルジオグラフィック日本語にほんごばん (2021ねん4がつ13にち). 2021ねん4がつ27にち閲覧えつらん
  30. ^ 素粒子そりゅうし標準ひょうじゅん理論りろん」のずれ検証けんしょういち 実験じっけんこう精度せいど測定そくてい べい研究所けんきゅうじょ、(朝日新聞あさひしんぶん、2023ねん8がつ11にち

参考さんこう文献ぶんけん[編集へんしゅう]

論文ろんぶん[編集へんしゅう]

  • Beringer, J.; Arguin, J.; Barnett, R.; Copic, K.; Dahl, O.; Groom, D.; Lin, C.; Lys, J. et al. (2012). “Review of Particle Physics”. Physical Review D 86 (1). doi:10.1103/PhysRevD.86.010001. ISSN 1550-7998. 

書籍しょせき[編集へんしゅう]

関連かんれん項目こうもく[編集へんしゅう]

外部がいぶリンク[編集へんしゅう]

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