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みん

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア(Wikipedia)』

みん(もうみん)は、中国ちゅうごくつたわる伝説でんせつじょう人種じんしゅである。長毛ながもう長毛ながもうじん(ちょうもうじん)とも。古代こだい中国ちゅうごくでは東方とうほう位置いちするくにんでいたとされる。

概説がいせつ

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古代こだい中国ちゅうごく地理ちりしょ山海さんかいけい』の海外かいがい東経とうけいによると、みんこくげんまたくにきたにあり、みんじんなが全身ぜんしんをおおわれているという。同書どうしょだい荒北あらきたけいによると、子孫しそんによって殺害さつがいされた綽人(しゃくじん)の子孫しそんたちがみんじんで、せい(い)、キビべるという。

類書るいしょであるおうさんさい図会ずえ』では、長毛ながもうこくおうてん南京なんきん)から2ねん10ヶ月かげつほどの距離きょりにあり、しろ田畑たはたがあるとしている。日本にっぽんの『和漢わかんさんさい図会ずえ』や奈良なら絵本えほん異国いこく物語ものがたり』などではこの解説かいせつ使つかわれている。

みん登場とうじょうする作品さくひん

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鏡花きょうかえん
みんこくたび途中とちゅう舞台ぶたいとして登場とうじょうする。かみいちほんすら他人たにんにあげるのすらきらうケチな人間にんげん死後しご、たくさんのながえた人間にんげんとしてまれたのがみんじんのはじまりであると設定せっていされており、このんでいるのはすべてそのような人間にんげんたちのまれわりであるとされる[1]
噩盡とう中国語ちゅうごくごばん』(台湾たいわん,ライトノベル 2009ねん~,漫画まんがはん 2012ねん~)
妖獣種族しゅぞくのひとつとして「ぞく」あるいは「みん」の名前なまえ登場とうじょうしている。全身ぜんしんおおわれた姿すがたをしている[2]

脚注きゃくちゅう

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  1. ^ 藤林ふじばやしひろちょうわけ鏡花きょうかえん講談社こうだんしゃ 1980ねん 129ぺーじ
  2. ^ 中国語ちゅうごくごばん記事きじ参照さんしょう

参考さんこう文献ぶんけん

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