長 臂 人
概説
[日本 への影響
[『
長 臂 人 の登場 する作品
[- 『
鏡花 縁 』 長 臂 国 が旅 の途中 に舞台 として登場 する。長 臂 人 は長 い長 い手 で魚 を捕 るのが巧 いとされ、文章 中 でも魚 を捕 っている風景 が描写 されている[3]。- 『
牛 若 弁慶島 渡 』 源義経 の島 渡 りの物語 を題材 とした古 浄瑠璃 。「手 ながしま」という島 の住民 として登場 。8尺 (約 2.4メートル)の手 をもつ[4]。富川 吟 雪 『朝比奈 島 渡 』- 1776
年 。朝比奈 三郎 がたどりつく異国 の一 つとして「手長 じま」が登場 し描 かれている。長 い手 で橋 をつくってもらい朝比奈 が渡 る。 遊 谷子 『異国 奇談 和 荘 兵衛 』後編 (1779年 )和 荘 兵衛 の漂流 先 である長足 国 に手長島 の人々 が登場 している。手 がとても長 く自在 であるが歩行 がとても遅 いため足長 国 の人 に背負 われうまく活動 している[5]。葛飾 北斎 『北斎 漫画 』第 3編 (1815年 )に描 かれている。「長 臂 」と書 いて「てなが」とよませている[6]。歌川 国芳 朝比奈 諸国 廻 り図 (1829年 )朝比奈 三郎 が出会 ったとされるさまざまな異国 人物 が描 かれている錦絵 。手長島 という表示 の下 に描 かれている[7]。河鍋 暁斎 「柿 の曲 食 」錦絵 による戯画 組 み物 『暁斎 百 図 』(1863年 〜1866年 )中 の1枚 「柿 の曲 食 」に足長 と手長 が描 かれている[8]。
脚注
[- ^ 『
淮南 子 』海外 三 十 六 国 における呼称 。 - ^ 『
頭書 増補 訓蒙 図 彙大成 』巻 4 1789年 27丁 ウラ - ^
藤林 広 超 訳 『鏡花 縁 』講談社 1980年 217頁 - ^
古 浄瑠璃 正本 集 刊行 会 『古 浄瑠璃 正本 集 』角 太夫 編 第 一 大学 堂 書店 1990年 202頁 - ^ 『
徳川 文芸 類聚 』第 3国書刊行会 1914年 360頁 - ^
永田 生 慈監修 解説 『北斎 漫画 』1岩崎 美術 社 1986年 ISBN 4-7534-1251-2、153頁 - ^
稲垣 進一 ,悳 俊彦 編著 『国芳 の狂 画 』東京書籍 ISBN 4-487-75272-8、68-69頁 - ^
吉田 漱監修 及川 茂 ,山口 静一 編著 『暁斎 の戯画 』東京書籍 1992年 ISBN 4-487-79073-5、96頁
参考 文献
[- 『
山海 経 中国 古代 の神話 世界 』高 馬 三良 訳 、平凡社 〈平凡社 ライブラリー〉、1994年 、ISBN 4582760341、118頁 。 寺島 良 安 『和漢 三 才 図会 』3、島田 勇雄 ・竹島 純夫 ・樋口 元 巳 訳注 、平凡社 〈東洋文庫 〉、1986年 、333頁 。