永えい平たいら府ふ

直ちょく隷省の永なが平たいら府ふの位置いち（1820年ねん）

永えい平たいら府ふ（えいへいふ）は、中国ちゅうごくにかつて存在そんざいした府ふ。明代あきよから民みん国こく初年しょねんにかけて、現在げんざいの河北かほく省しょう秦皇島しんのうとう市し南部なんぶと唐山からやま市し東部とうぶにまたがる地域ちいきに設置せっちされた。

概要がいよう

1369年ねん（洪ひろし武たけ2年ねん）、明あきらにより永なが平たいら路ろが平ひら灤府と改あらためられた。1371年ねん（洪ひろし武ぶ4年ねん）、平ひら灤府は永なが平たいら府ふと改称かいしょうされた。永なが平たいら府ふは北きた直ちょく隷に属ぞくし、直属ちょくぞくの盧の龍りゅう・遷安・撫なで寧やすし・昌あきら黎はじむの4県けんと灤州に属ぞくする楽らく亭てい県けんの合あわせて1州しゅう5県けんを管轄かんかつした。

清きよしのとき、永ひさし平たいら府ふは直ちょく隷省に属ぞくし、盧の龍りゅう・遷安・撫なで寧やすし・昌あきら黎はじむ・楽らく亭てい・臨楡・灤州の1州しゅう6県けんを管轄かんかつした。

1913年ねん、中華民国ちゅうかみんこくにより永えい平たいら府ふは廃止はいしされた。