梧州

梧州（ごしゅう）は、中国ちゅうごくにかつて存在そんざいした州しゅう。唐とう代だいから元もと初はつにかけて、現在げんざいの広西ひろせチワン族ぞく自治じち区く梧州市し一帯いったいに設置せっちされた。

概要がいよう

621年ねん（武徳ぶとく4年ねん）、唐とうが蕭しょう銑ずくを滅ほろぼすと、蒼梧そうご郡ぐんが梧州と改あらためられた。梧州は蒼梧そうご・豪ごう静せい・開江ひらくえの3県けんを管轄かんかつした。742年ねん（天宝てんぽう元年がんねん）、梧州は蒼梧そうご郡ぐんと改称かいしょうされた。758年ねん（乾いぬい元はじめ元年がんねん）、蒼梧そうご郡ぐんは梧州の称しょうにもどされた。梧州は嶺みね南道みなみどうの桂かつら管かん十じゅう五ご州しゅうに属ぞくし、蒼梧そうご・戎えびす城じょう・孟はじめ陵りょうの3県けんを管轄かんかつした。

宋そうのとき、梧州は広こう南西なんせい路ろに属ぞくし、蒼梧そうご県けんを管轄かんかつした。

1277年ねん（至いたり元もと14年ねん）、元もとにより梧州に安やす撫なで司しが置おかれた。1279年ねん（至いたり元もと16年ねん）、梧州安やす撫なで司しは梧州路ろ総そう管かん府ふと改あらためられた。梧州路ろは湖みずうみ広こう等とう処しょ行ゆき中書ちゅうしょ省しょうに属ぞくし、蒼梧そうご県けんを管轄かんかつした。

1368年ねん（洪ひろし武たけ元年がんねん）、明あきらにより梧州路ろは梧州府ふと改あらためられた。梧州府ふは広西ひろせ省しょうに属ぞくし、直属ちょくぞくの蒼梧そうご・藤ふじ・容よう・岑渓・懐ふところ集しゅうの5県けんと鬱うつ林はやし州しゅうに属ぞくする博ひろし白しろ・北きた流りゅう・陸くが川がわ・興業こうぎょうの4県けん、合あわせて1州しゅう9県けんを管轄かんかつした。

清きよしのとき、梧州府ふは広西ひろせ省しょうに属ぞくし、蒼梧そうご・藤ふじ・容よう・岑渓・懐ふところ集しゅうの5県けんを管轄かんかつした。

1913年ねん、中華民国ちゅうかみんこくにより梧州府ふは廃止はいしされた。