瑞みず州しゅう

瑞みず州しゅう（ずいしゅう）は、中国ちゅうごくにかつて存在そんざいした州しゅう。南みなみ宋そうから元もと初はつにかけて、現在げんざいの江西えにし省しょう宜むべ春市はるいち一帯いったいに設置せっちされた。

概要がいよう

1225年ねん（宝たから慶けい元年がんねん）、理り宗むねの諱いみなを避さけるため、南みなみ宋そうにより筠州は瑞みず州しゅうと改称かいしょうされた。瑞みず州しゅうは江こう南西なんせい路ろに属ぞくし、高安たかやす・新しん昌あきら・上うえ高だかの3県けんを管轄かんかつした。

1277年ねん（至いたり元もと14年ねん）、元もとにより瑞みず州しゅうは瑞みず州しゅう路ろと改あらためられた。瑞みず州しゅう路ろは江西えにし等とう処しょ行ゆき中書ちゅうしょ省しょうに属ぞくし、録ろく事ごと司しと高安たかやす・上うえ高だかの2県けんと新しん昌あきら州しゅうを管轄かんかつした。

1369年ねん（洪ひろし武たけ2年ねん）、明あきらにより瑞みず州しゅう路ろは瑞みず州しゅう府ふと改あらためられた。瑞みず州しゅう府ふは江西えにし省しょうに属ぞくし、高安たかやす・新あたらし昌あきら・上うえ高だかの3県けんを管轄かんかつした。

清きよしのとき、瑞みず州しゅう府ふは江西えにし省しょうに属ぞくし、高安たかやす・新あたらし昌あきら・上うえ高だかの3県けんと銅どう鼓こ庁ちょうを管轄かんかつした。

1913年ねん、中華民国ちゅうかみんこくにより瑞みず州しゅう府ふは廃止はいしされた。