彭州

彭州（ほうしゅう）は、中国ちゅうごくにかつて存在そんざいした州しゅう。唐とう代だいから明あきら初はつにかけて、現在げんざいの四川しせん省しょう成なり都市とし彭州市し一帯いったいに設置せっちされた。

概要がいよう

686年ねん（垂たれ拱2年ねん）、唐とうにより益えき州しゅう九きゅう隴県に彭州が置おかれた。742年ねん（天宝てんぽう元年がんねん）、彭州は濛陽郡ぐんと改称かいしょうされた。758年ねん（乾いぬい元はじめ元年がんねん）、濛陽郡ぐんは彭州の称しょうにもどされた。彭州は剣けん南道みなみどうに属ぞくし、九きゅう隴・濛陽・導しるべ江こう・唐から昌あきらの4県けんを管轄かんかつした。

宋そうのとき、彭州は成都せいと府ふ路ろに属ぞくし、九きゅう隴・濛陽・崇たかし寧やすしの3県けんを管轄かんかつした。

元もとのとき、彭州は成都せいと路ろに属ぞくし、濛陽・崇たかし寧やすしの2県けんを管轄かんかつした。

1377年ねん（洪ひろし武たけ10年ねん）、明あきらにより彭州は廃止はいしされ、彭県と改あらためられた。