江住えすみ駅えき

江住えすみ駅えき
	駅舎えきしゃ（2005年ねん8月がつ）
	えすみ; Esumi;
	◄和深わぶか (5.6 km) (3.0 km) 見老津みろづ►
所在地しょざいち	和歌山わかやま県けん西牟婁にしむろ郡ぐんすさみ町まち江住えすみ912-4 北緯ほくい33度ど30分ふん34.35秒びょう東経とうけい135度ど36分ふん12.07秒びょう / 北緯ほくい33.5095417度ど東経とうけい135.6033528度ど
所属しょぞく事業じぎょう者しゃ	西日本旅客鉄道にしにほんりょかくてつどう（JR西日本にしにほん）
所属しょぞく路線ろせん	紀勢本線きせいほんせん（きのくに線せん）
キロ程ほど	242.0 km（亀山かめやま起点きてん）; 新宮しんぐうから61.8 km
電報でんぽう略号りゃくごう	エス
駅えき構造こうぞう	地上ちじょう駅えき
ホーム	1面めん2線せん
乗車じょうしゃ人員じんいん; -統計とうけい年度ねんど-	13人にん/日ひ（降車こうしゃ客きゃく含ふくまず）; -2019年ねん-
開業かいぎょう年月日ねんがっぴ	1938年ねん（昭和しょうわ13年ねん）9月7日にち
備考びこう	無人むじん駅えき
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江住えすみ駅えき（えすみえき）は、和歌山わかやま県けん西牟婁にしむろ郡ぐんすさみ町まち江住えすみにある、西日本旅客鉄道にしにほんりょかくてつどう（JR西日本にしにほん）紀勢本線きせいほんせん（きのくに線せん）の駅えきである。

歴史れきし[編集へんしゅう]

この駅えきは1933年ねん9月がつ、国鉄こくてつ紀勢西線きせいさいせんの周参見すさみ駅えきから当とう駅えきまでの開通かいつうと共ともに終着駅しゅうちゃくえきとして開業かいぎょうしたが、その約やく2年ねん後ごの1940年ねん8月がつには当とう駅えきから串本くしもと駅えきまで開通かいつうし終着駅しゅうちゃくえきでなくなった。その後ご当とう駅えきは1959年ねん、今いまの紀勢本線きせいほんせんが全通ぜんつうし亀山かめやま駅えきと和歌山わかやま駅えき（現在げんざいの紀和きわ駅えき）の間あいだが紀勢本線きせいほんせんとなったのを受うけ国鉄こくてつ紀勢本線きせいほんせんの駅えきとなり、さらに国鉄こくてつの分割ぶんかつ民営みんえい化かを経へて現在げんざいに至いたる。

年表ねんぴょう[編集へんしゅう]

1938年ねん（昭和しょうわ13年ねん）9月7日にち：国鉄こくてつ紀勢西線きせいさいせんの周参見すさみ駅えきから当とう駅えきまでの延伸えんしんに伴ともない紀勢西線きせいさいせんの終着駅しゅうちゃくえきとして開業かいぎょう^[1]^[2]。
1940年ねん（昭和しょうわ15年ねん）8月がつ8日にち：紀勢西線きせいさいせんの当とう駅えきから串本くしもと駅えきの開通かいつうにより途中とちゅう駅えきとなる^[1]。
1959年ねん（昭和しょうわ34年ねん）7月がつ15日にち：三木里みきさと駅えき - 新鹿あたしか駅えき間あいだの開通かいつうを持もって現在げんざいの紀勢本線きせいほんせんが全通ぜんつうし新あらたに亀山かめやま駅えきと和歌山わかやま駅えき（現在げんざいの紀和きわ駅えき）の間あいだが紀勢本線きせいほんせんとなり、当とう駅えきも国鉄こくてつ紀勢本線きせいほんせんの駅えきとなる^[1]。
1971年ねん（昭和しょうわ46年ねん）7月がつ1日にち：貨物かもつの取とり扱あつかいを廃止はいし^[2]。
1978年ねん（昭和しょうわ53年ねん）4月がつ1日にち：荷物にもつ扱あつかい廃止はいし^[2]。
1985年ねん（昭和しょうわ60年ねん）3月14日にち：無人むじん駅えき化か^[3]^[4]。
1987年ねん（昭和しょうわ62年ねん）4月がつ1日にち：国鉄こくてつ分割ぶんかつ民営みんえい化かに伴ともない、西日本旅客鉄道にしにほんりょかくてつどう（JR西日本にしにほん）の駅えきとなる^[1]^[2]。
2021年ねん（令れい和わ3年ねん）3月13日にち：ICカード「ICOCA」の利用りようが可能かのうとなる^[5]。

駅えき構造こうぞう[編集へんしゅう]

島しま式しきホーム1面めん2線せんを持もち列車れっしゃ同士どうしの行いき違ちがいが可能かのうな地上ちじょう駅えきである。駅舎えきしゃは線路せんろ南側みなみがわに配置はいちされており、ホームへは新宮しんぐう寄よりに設もうけられた遮断しゃだん機き・警報けいほう機き付つきの構内こうない踏切ふみきりで連絡れんらくしている。

古ふるくからの木造もくぞう駅舎えきしゃ・出札しゅっさつ口こうが残のこっていて、駅舎えきしゃ内ないには地元じもとの住民じゅうみんの俳句はいくなどが飾かざられており、ベンチが所ところ狭せましと並ならべられ地元じもと住民じゅうみんお手製てせいの座布団ざぶとんなども敷しかれている。新宮しんぐう駅えき管理かんりの無人むじん駅えき。自動じどう券売けんばい機き・乗車じょうしゃ駅えき証明しょうめい書しょ発行はっこう機きは設置せっちされていない。2021年ねん3月がつ13日にちよりICOCAが利用りよう可能かのうになる。現在げんざい、トイレは設置せっちされていない。駅近えきちかくに公衆こうしゅうトイレあり。

のりば[編集へんしゅう]

のりば	路線ろせん	行先ゆくさき
1	きのくに線せん	紀伊田辺きいたなべ・和歌山わかやま方面ほうめん
2	きのくに線せん	串本くしもと・新宮しんぐう方面ほうめん

利用りよう状じょう況きょう[編集へんしゅう]

近年きんねんの1日にち平均へいきん乗車じょうしゃ人員じんいんは以下いかの通とおり^[6]。

年度ねんど	1日にち平均へいきん乗車じょうしゃ人員じんいん
1998年ねん	53
1999年ねん	49
2000年ねん	37
2001年ねん	28
2002年ねん	21
2003年ねん	18
2004年ねん	14
2005年ねん	16
2006年ねん	19
2007年ねん	19
2008年ねん	18
2009年ねん	20
2010年ねん	18
2011年ねん	12
2012年ねん	14
2013年ねん	18
2014年ねん	17
2015年ねん	15
2016年ねん	13
2017年ねん	15
2018年ねん	14
2019年ねん	13

駅えき周辺しゅうへん[編集へんしゅう]

このあたりでは海岸かいがん線せんぎりぎりにまで山やまが迫せまっている。当とう駅えきはそのような山やまが江住えすみ川がわによって削けずられてできた河口かこうの、わずかな平地ひらちの部分ぶぶんにある。当とう駅えきは江住えすみの集落しゅうらくの中心ちゅうしん部ぶではなく、端はしに位置いちしている。駅前えきまえには民家みんかや喫茶店きっさてんなどが数すう軒けんあり、駅前えきまえの道みちを北東ほくとう方面ほうめんに少すこし進すすむと、江住えすみの集落しゅうらくの中心ちゅうしん部ぶに出でる。逆ぎゃくに駅前えきまえの道みちを見老津みろづ方面ほうめんへ進すすむと国道こくどうに下くだることができる。ここからは枯木かれき灘なだの海うみが見みえる。宮脇みやわき俊三しゅんぞうはこのあたりが紀勢本線きせいほんせんの車窓しゃそうの白眉はくびであると評ひょうした。

当とう駅えきを最さい寄よせとするスポットのうち特筆とくひつすべきものが江須崎えすざきである。江須崎えすざきは暖地だんち性せい植物しょくぶつ群落ぐんらくが見みられ昭和しょうわ28年ねん（1953年ねん）には国くにの天然記念物てんねんきねんぶつに指定していされた。駅えきから見老津みろづ方面ほうめんに国道こくどうをしばらく進すすみ江こう須之川かわの集落しゅうらくからは南みなみ方向ほうこうに折おれると江須崎えすざきに行いくことができる。江須崎えすざきを一周いっしゅうする遊歩道ゆうほどうも用意よういされている。

すさみ町立ちょうりつ江住えすみ小学校しょうがっこう（閉校へいこう）
白浜しらはま警察けいさつ署しょ江住えすみ駐在ちゅうざい所しょ
江住えすみ郵便ゆうびん局きょく
すさみ町まち役場やくば江住えすみ支所ししょ
江住えすみ港こう
江須崎えすざき
国道こくどう42号ごう
すさみ町立ちょうりつエビとカニの水族館すいぞくかん・道みちの駅えきすさみ - 徒歩とほ9分ふん(650m)
すさみ町まちコミュニティバス「江住えすみ駅えき」停留所ていりゅうじょ - 里野さとの線せん

その他た[編集へんしゅう]

かつては明光めいこうバスが日置ひおき(奥おく志原しわら)方面ほうめんへのバスを運行うんこうしていたが2013年ねんに撤退てったい。また、熊野くまの交通こうつう(現在げんざいの熊野くまの御坊ごぼう南海なみバス)が串本くしもと方面ほうめんへのバスを運転うんてんしていたがこちらも2015年ねんに撤退てったいし、当とう駅えき付近ふきんを経由けいゆする民間みんかんバス路線ろせんは消滅しょうめつした。廃止はいし後ご、前者ぜんしゃはすさみ町まち住民じゅうみんバス、後者こうしゃは串本くしもと町まちコミュニティバスに路線ろせんの一部いちぶが代替だいたいされたが本数ほんすうは僅少きんしょうである。

隣となりの駅えき[編集へんしゅう]

西日本旅客鉄道にしにほんりょかくてつどう（JR西日本にしにほん）

きのくに線せん（紀勢本線きせいほんせん）

和深わぶか駅えき - 江住えすみ駅えき - 見老津みろづ駅えき

脚注きゃくちゅう[編集へんしゅう]

[脚注きゃくちゅうの使つかい方かた]

^ ^a ^b ^c ^d ^e 曽根そね悟さとる（監修かんしゅう）著しる、朝日新聞あさひしんぶん出版しゅっぱん分冊ぶんさつ百科ひゃっか編集へんしゅう部ぶ編へん『週刊しゅうかん歴史れきしでめぐる鉄道てつどう全ぜん路線ろせん国鉄こくてつ・JR』 25号ごう紀勢本線きせいほんせん・参宮さんぐう線せん・名松線めいしょうせん、朝日新聞あさひしんぶん出版しゅっぱん〈週刊しゅうかん朝日あさひ百科ひゃっか〉、2010年ねん1月がつ10日とおか、19-21頁ぺーじ。
^ ^a ^b ^c ^d ^e 石野いしの哲あきら（編へん）『停車場ていしゃじょう変遷へんせん大だい事典じてん国鉄こくてつ・JR編へん Ⅱ』（初版しょはん）JTB、1998年ねん10月がつ1日にち、377頁ぺーじ。ISBN 978-4-533-02980-6。
^ 日本にっぽん国有こくゆう鉄道てつどう公示こうじS60.3.12公おおやけ181
^ 「通報つうほう ●福知山ふくちやま線せん石生いしゅう駅えきほか147駅えきの駅員えきいん無む配置はいちについて（旅客りょかく局きょく）」『鉄道てつどう公報こうほう号外ごうがい』日本にっぽん国有こくゆう鉄道てつどう総裁そうさい室しつ文書ぶんしょ課か、1985年ねん3月がつ12日にち、15-16面めん。
^ 『2021年ねん春はるダイヤ改正かいせいについて』（PDF）（プレスリリース）西日本旅客鉄道にしにほんりょかくてつどう和歌山わかやま支社ししゃ、2020年ねん12月18日にち。オリジナルの2020年ねん12月18日にち時点じてんにおけるアーカイブ。2020年ねん12月22日にち閲覧えつらん。
^ 『和歌山わかやま県けん統計とうけい年鑑ねんかん』及および『和歌山わかやま県けん公共こうきょう交通こうつう機関きかん等とう資料集しりょうしゅう』

外部がいぶリンク[編集へんしゅう]

江住えすみ駅えき｜駅えき情報じょうほう：JRおでかけネット - 西日本旅客鉄道にしにほんりょかくてつどう

[sone25-1] 曽根そね悟さとる（監修かんしゅう）著しる、朝日新聞あさひしんぶん出版しゅっぱん分冊ぶんさつ百科ひゃっか編集へんしゅう部ぶ編へん『週刊しゅうかん歴史れきしでめぐる鉄道てつどう全ぜん路線ろせん国鉄こくてつ・JR』 25号ごう紀勢本線きせいほんせん・参宮さんぐう線せん・名松線めいしょうせん、朝日新聞あさひしんぶん出版しゅっぱん〈週刊しゅうかん朝日あさひ百科ひゃっか〉、2010年ねん1月がつ10日とおか、19-21頁ぺーじ。

[停車場-2] 石野いしの哲あきら（編へん）『停車場ていしゃじょう変遷へんせん大だい事典じてん国鉄こくてつ・JR編へん Ⅱ』（初版しょはん）JTB、1998年ねん10月がつ1日にち、377頁ぺーじ。ISBN 978-4-533-02980-6。

[3] 日本にっぽん国有こくゆう鉄道てつどう公示こうじS60.3.12公おおやけ181

[4] 「通報つうほう ●福知山ふくちやま線せん石生いしゅう駅えきほか147駅えきの駅員えきいん無む配置はいちについて（旅客りょかく局きょく）」『鉄道てつどう公報こうほう号外ごうがい』日本にっぽん国有こくゆう鉄道てつどう総裁そうさい室しつ文書ぶんしょ課か、1985年ねん3月がつ12日にち、15-16面めん。

[5] 『2021年ねん春はるダイヤ改正かいせいについて』（PDF）（プレスリリース）西日本旅客鉄道にしにほんりょかくてつどう和歌山わかやま支社ししゃ、2020年ねん12月18日にち。オリジナルの2020年ねん12月18日にち時点じてんにおけるアーカイブ。2020年ねん12月22日にち閲覧えつらん。

[6] 『和歌山わかやま県けん統計とうけい年鑑ねんかん』及および『和歌山わかやま県けん公共こうきょう交通こうつう機関きかん等とう資料集しりょうしゅう』

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