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総合そうごう感冒かんぼうやく

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア(Wikipedia)』

総合そうごう感冒かんぼうやく(そうごうかんぼうやく)とは、いわゆるかぜ症候群しょうこうぐん普通ふつう感冒かんぼう)のしょ症状しょうじょうわせて複数ふくすう対症療法たいしょうりょうほう成分せいぶんふくんだごうざいのことである。医薬品いやくひん頭痛ずつう発熱はつねつ、のどや筋肉きんにくいたみ、せきくしゃみ鼻水はなみずはなづまりといったしょ症状しょうじょうたい解熱剤げねつざい鎮痛ちんつうざい鎮咳去痰きょたんやく抗ヒスタミン剤こうひすたみんざい、カフェインなどが配合はいごうされている。日本にっぽんでは、現在げんざい一般いっぱんよう医薬品いやくひん大衆たいしゅうやく・OTC)としてひろ発売はつばいされている。ざいがたとしては錠剤じょうざい・カプセル、粉末ふんまつシロップドライシロップなどのパッケージで発売はつばいされている。

アメリカ胸部きょうぶ学会がっかい(ACCP)による2017ねんのシステマティックレビューは、せきをとめるためくすり使用しよう推奨すいしょうしていない[1]米国べいこく家庭かてい学会がっかい(AAFP)ガイドラインでは、4さい以下いか児童じどうたいしてはOTC風邪かぜやくあたえてはならないとしている[2]

製剤せいざい

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一般いっぱんよう

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日本にっぽんでは1950年代ねんだいころから、解熱げねつ鎮痛ちんつうざいと鎮咳去痰きょたん成分せいぶんエフェドリンなど)や、ビタミンざい胃薬いぐすりなどを配合はいごうした製品せいひん発売はつばいされており、大正製薬たいしょうせいやくの「パブロン」・アリナミン製薬せいやくきゅう武田たけだコンシューマーヘルスケアおよ武田薬品工業たけだやくひんこうぎょう)の「ベンザ」・だいいち三共さんきょうヘルスケアきゅう三共さんきょう)の「ルル」・エスエス製薬えすえすせいやくの「エスタック」・興和こうわの「コルゲンコーワ」・ライオンきゅう中外製薬ちゅうがいせいやく)の「アルペン」・グラクソ・スミスクラインきゅう・スミスクラインおよ住友製薬すみともせいやく)の「コンタック」・シオノギヘルスケアきゅう塩野義製薬しおのぎせいやく)の「パイロン」の商品しょうひんブランドが有名ゆうめいであり、これらは発売はつばいから現在げんざいまで50ねん前後ぜんこうちょうきにわたり、ブランドめいもちいられている。またツムラきゅう津村つむらじゅん天堂てんどう)やクラシエ薬品やくひんきゅうカネボウ薬品かねぼうやくひん)などの漢方薬かんぽうやくメーカーが、葛根かずらねしょうあおりゅうをかぜやくとして市販しはんしており、だいいち三共さんきょうヘルスケア(きゅうゼファーマおよ山之内製薬やまのうちせいやく)の「カコナール」のように、葛根かずらねをドリンクにしたものも発売はつばいされている(これら商品しょうひんめいについては一般いっぱんよう医薬品いやくひん参照さんしょうのこと)。

総合そうごう感冒かんぼうやくは、解熱げねつ鎮痛ちんつうざい・鎮咳去痰きょたんやくこうアレルギーざいふくんだ製品せいひん一般いっぱんてきであり、それにくわえて薬草やくそう漢方かんぽうわせた製品せいひんもある。

医療いりょう機関きかん

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処方箋しょほうせん医薬品いやくひんとしては、1950~1960年代ねんだい大衆たいしゅうやく類似るいじ成分せいぶん配合はいごうした、「PL顆粒かりゅう」(塩野義製薬しおのぎせいやく)などが発売はつばいされている。現況げんきょう薬価やっかげにともない、製薬せいやく会社かいしゃにとってほとん利益りえきない製品せいひんとなっている。

また「風邪かぜ」で症状しょうじょうおも場合ばあいは、医師いし独自どくじステロイドざい気管支きかんし拡張かくちょうざいこうヒスタミンやく抗菌こうきんやくビタミンBなどを調合ちょうごうし、注射ちゅうしゃ投与とうよすることもある。

おも有効ゆうこう成分せいぶん

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現在げんざい流通りゅうつうしている総合そうごう感冒かんぼうやくふくまれるおも有効ゆうこう成分せいぶん

有効ゆうこう成分せいぶん内容ないようりょう

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日本にっぽんでは、のち大衆たいしゅうやくとして入手にゅうしゅできる製品せいひんについては安全あんぜんせいからいちにちあたりの服用ふくようりょう制限せいげんくわえるようになった。これはおな風邪かぜ症状しょうじょう医師いし診察しんさつうえ処方しょほうされる解熱げねつ鎮痛ちんつうやくや鎮咳・去痰きょたんやく抗ヒスタミン剤こうひすたみんざいなどの標準ひょうじゅんてきいちにち投与とうよりょうよりもすくなく設定せっていされている。また大衆たいしゅうやくとして発売はつばいされている医薬品いやくひん安全あんぜんせいたか有効ゆうこう成分せいぶんのみみとめられているので、現行げんこう風邪かぜやくでもほとんど20-30ねん以上いじょうまえ開発かいはつされた有効ゆうこう成分せいぶん構成こうせいされている。

医療いりょう機関きかん診察しんさつで、風邪かぜ場合ばあい処方しょほうされることがおおロキソプロフェンナトリウム解熱げねつ鎮痛ちんつうざい)や抗生こうせい物質ぶっしつ内服ないふくステロイドざい副作用ふくさよう繁用はんようのおそれから、一般いっぱんよう医薬品いやくひんには一切いっさいふくまれていない。ただし風邪かぜやくふくまれるアセトアミノフェンは大量たいりょう服用ふくようすると中毒ちゅうどくこし、コデインエフェドリン大量たいりょう麻薬まやく覚醒剤かくせいざい原料げんりょうりうるてんから、2000ねんころより大量たいりょう購入こうにゅうするさいに、用途ようといたり販売はんばいすう制限せいげんするよう、日本薬剤師会にほんやくざいしかいから通達つうたつされている。

いっぽう、日本にっぽん国外こくがいではこのような規制きせいがないことがおおく、OTCられている風邪かぜやくでもききめつよ成分せいぶんりょう構成こうせいされている製品せいひんおおいので、もし海外かいがい購入こうにゅうした風邪かぜやく服用ふくようするさいは、説明せつめいしょ服薬ふくやくりょうよりすくなめにするなど考慮こうりょするべきである。

ACE
アセトアミノフェンAcetaminophen)、カフェインCaffeine)、エテンザミドEthenzamide)を配合はいごうした、頭痛ずつうやく総合そうごう感冒かんぼうやく

有効ゆうこうせい

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アメリカ胸部きょうぶ学会がっかい(ACCP)による2017ねんのシステマティックレビューでは[3]せきをとめるための効果こうか裏付うらづけるしつたか証拠しょうこはないため、せきめや風邪かぜやく推奨すいしょうしていない[1]。これには、こうヒスタミンやく鎮痛ちんつうやく、NSAID、亜鉛あえんトローチがふくまれる[1]

米国べいこく家庭かてい学会がっかい(AAFP)ガイドラインでは、4さい以下いか児童じどうたいしてはOTC風邪かぜやくあたえてはならない(Should not be used, エビデンスレベルB)[2]

注意ちゅういてん

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風邪かぜというのは、とくくすりんだりしなくても自然しぜん治癒ちゆするものであり、総合そうごう感冒かんぼうやく風邪かぜやく)というのは、あくまでも不快ふかい症状しょうじょう軽減けいげんする対症療法たいしょうりょうほうにすぎないため、くすりんだとしても十分じゅうぶん休養きゅうようすること。

また鎮痛ちんつう解熱剤げねつざいふくまれる総合そうごう感冒かんぼうやくは、むとかえって風邪かぜ長引ながびかせてしまうことになる、とも指摘してきされている。風邪かぜとき人体じんたいはあえて体温たいおんげることで免疫めんえきりょくげている。それにさからって解熱剤げねつざい不自然ふしぜん体温たいおんげてしまうと、せっかくの免疫めんえきりょくち、治癒ちゆおくれてしまうのである。たとえば白血球はっけっきゅうというのは病原菌びょうげんきん死滅しめつさせる作用さようがあるのだが、体温たいおんが1がるとそのはたらきが30%ほどちてしまうという。解熱剤げねつざい鎮痛ちんつう解熱剤げねつざいりの総合そうごう感冒かんぼうやく体温たいおんげてしまうよりも、むしろそれをまないようにして、身体しんたいあたたかく(あつく)たもって免疫めんえきがうまく機能きのうするようにしたほうが、みじか期間きかん治癒ちゆする傾向けいこうがある[4]。ただし40ちかねつのう影響えいきょうするので、たかければよいというものでもない。

また、医師いし薬剤師やくざいし確認かくにんずにくすり併用へいようすべきものではない。インフルエンザ急性きゅうせい中耳炎ちゅうじえん急性きゅうせいふく鼻腔びこうえんなどにも一時いちじてき症状しょうじょう緩和かんわなどの効果こうかはあるが、あくまで応急おうきゅう処置しょちにしかなりえず、(風邪かぜでなくそうした症状しょうじょう場合ばあいは)はやめに医師いし診察しんさつけるべきである。

副作用ふくさよう

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おも副作用ふくさようとして、先述せんじゅつの「ねむくなる成分せいぶん」がふくまれる製品せいひん中心ちゅうしんとして、(体質たいしつ症状しょうじょうおうじて)眠気ねむけやだるさ(あたまがぼーっとする感覚かんかくなど)があらわれることがある。このため服用ふくようは、自動車じどうしゃなど乗物のりもの運転うんてん機械きかいるい操作そうさ飲酒いんしゅはやめるべきであり、添付てんぷ文書ぶんしょにも「注意ちゅうい事項じこう」として、かなら記載きさいされている。

じゅうあつし副作用ふくさようとしては、あいだしつせい肺炎はいえんかん機能きのう障害しょうがい・アナフィラキシーショックくすりスティーブンス・ジョンソン症候群しょうこうぐん(SJS)・ライエル症候群しょうこうぐん)・喘息ぜんそくなどの薬剤やくざいアレルギー症状しょうじょう、PPA含有がんゆう製品せいひんによる脳出血のうしゅっけつのリスク(後述こうじゅつ)などがある。

たとえばスティーブンス・ジョンソン症候群しょうこうぐん(SJS)をれいにとると、失明しつめいなどの重大じゅうだい後遺症こういしょうのこったり、死亡しぼうするリスクがある。副作用ふくさよう発生はっせいしても本人ほんにん副作用ふくさようだとづかないまま症状しょうじょう悪化あっかしていってしまうことが多々たたあり、また違和感いわかん異常いじょうかんじて医療いりょう機関きかん診察しんさつけても、一般いっぱんてきうと医師いし総合そうごう感冒かんぼうやく副作用ふくさようとはなかなかづかないので、誤診ごしんされてしまい(たとえば手足てあしこうびょうなどと誤診ごしんされ)、手遅ておくれになってしまうことがおおい。

また、風邪かぜやくふくまれるアセトアミノフェンさけ同時どうじ大量たいりょう摂取せっしゅすると、肝臓かんぞう障害しょうがいこしいた危険きけんせいがある(本庄ほんじょう保険ほけんきん殺人さつじん事件じけん参照さんしょう)。

広告こうこく販売はんばい戦略せんりゃく

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冬季とうき風邪かぜシーズンにおおげることからドラッグストア目立めだ位置いち陳列ちんれつされたり、特定とくてい商品しょうひん大幅おおはば値引ねびきしたり、ノベルティもらえたりするなどの販促はんそく活動かつどう活発かっぱつである。また昭和しょうわ30年代ねんだいからは冬季とうき中心ちゅうしん風邪かぜやくテレビCM放送ほうそうされており、1980年代ねんだいから現在げんざいにかけてはタレント起用きようした各種かくしゅ広告こうこく活発かっぱつである。どの風邪かぜやくたりったりの成分せいぶんであるため、イメージ戦略せんりゃくつうじて購買こうばい意欲いよくかせるものとされている。さらに2000年代ねんだいからは風邪かぜやくのテレビCMの開始かいし時期じきが8がつまつごろまで前倒まえだおしして展開てんかいされるようにもなっている。

アンプルりかぜやく事件じけん

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1950年代ねんだい当時とうじは、錠剤じょうざい粉末ふんまつじょうとはべつざいがた有効ゆうこう成分せいぶん水溶液すいようえき混合こんごうしてアンプルれた「アンプルりかぜやく」が各社かくしゃから発売はつばいされており、飲用いんようすることで即効そっこうせいがあるなどしたため需要じゅようはあったものの、解熱剤げねつざいとしてピリン系ぴりんけい製剤せいざいアミノピリンやスルピリンなど)がおおふくまれていたため、ショックなどのアレルギーで死亡しぼうする消費しょうひしゃ続出ぞくしゅつ1959ねんから1965ねんまでに38にん死者ししゃした。 厚生省こうせいしょう1965ねん製薬せいやく企業きぎょう発売はつばい停止ていし回収かいしゅうなどを指示しじした[5]。しかし、そのもこの「アンプルりかぜやく」は販売はんばいされており、同年どうねん国会こっかい社会しゃかい労働ろうどう委員いいんかい問題もんだいになるなどして、全面ぜんめん発売はつばい禁止きんし命令めいれいされるまで販売はんばいつづいていた。これは「アンプルりかぜやく事件じけん」(薬害やくがい)とわれ、どう時期じき社会しゃかい問題もんだいしたサリドマイド薬害やくがいことまえて、医療いりょうよう医薬品いやくひん一般いっぱん消費しょうひしゃけの宣伝せんでん広告こうこく制限せいげん禁止きんしされるようになる。

なお、ピリン系ぴりんけい製剤せいざい副作用ふくさよう頻度ひんどすくないイソプロピルアンチピリン主成分しゅせいぶんとした頭痛ずつうやく総合そうごう感冒かんぼうやくが、即効そっこうせいりに販売はんばいされているが、ピリン系ぴりんけい製剤せいざいのアレルギー体質たいしつでなければ過度かど心配しんぱい必要ひつようはない。

PPA問題もんだい

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PPAとは塩酸えんさんフェニルプロパノールアミン(Phenylpropanolamine)のえい略称りゃくしょうで、充血じゅうけつ除去じょきょやくのひとつ。日本にっぽんでは別名べつめいノルアドレナリンともわれる、交感神経こうかんしんけい作用さよう成分せいぶんのことである。日本にっぽんでは認可にんかされた1956ねんよりとして、はなづまりなどの症状しょうじょう適応てきおうがある総合そうごう感冒かんぼうやくやOTCの鼻炎びえんやくひろふくまれており、交感神経こうかんしんけい刺激しげきすることで、鼻腔びこう毛細血管もうさいけっかん拡張かくちょうおさえて、はなまり緩和かんわする。

しかしアメリカ合衆国あめりかがっしゅうこくでは、PPAを服用ふくようすることで食欲しょくよく抑制よくせい効果こうかがあるとされ(日本にっぽんでは認可にんかされていない)、食欲しょくよく抑制よくせいざいとして大量たいりょうのPPAを服用ふくようした複数ふくすうものが、脳出血のうしゅっけつ出血しゅっけつせい脳卒中のうそっちゅう)を発症はっしょう死亡しぼうれいもあったため、2000ねん11月にアメリカ食品しょくひん医薬品いやくひんきょく(FDA)は、PPA含有がんゆう製剤せいざい自主じしゅてき発売はつばい中止ちゅうし勧告かんこくはっした。実際じっさいのPPAは鼻腔びこう毛細血管もうさいけっかんのみならず、心臓しんぞうとお全身ぜんしん血管けっかん拡張かくちょうおさえることでめぐりがはやくなり、その結果けっか脳出血のうしゅっけつのリスクがたかまるとしたからである。

日本にっぽんでも情報じょうほう番組ばんぐみ報道ほうどうで「日本にっぽん複数ふくすうのかぜやくにもふくまれている」と大々的だいだいてきほうじ、その連鎖れんさ対応たいおうわれパニック状態じょうたいとなるドラッグストアとうられたが、厚生省こうせいしょうは、米国べいこくほど大量たいりょうにPPAが含有がんゆうされていないことを理由りゆうに、脳出血のうしゅっけつ心臓しんぞうびょう高血圧こうけつあつしょう既往症きおうしょうしゃ投与とうよ禁忌きんきとし、適正てきせい利用りよう指導しどう強化きょうかすることで、発売はつばい継続けいぞくすることにした。

しかし、日本にっぽんでもPPA含有がんゆうかぜやく過剰かじょう摂取せっしゅ高血圧こうけつあつ禁忌きんき患者かんじゃ脳出血のうしゅっけつ発症はっしょうするれいしょうじているため、2003ねん厚生こうせい労働省ろうどうしょうが、PPA含有がんゆう製品せいひんプソイドエフェドリン(PSE)に代替だいたいするように製薬せいやく会社かいしゃ通知つうちしたことから、供給きょうきゅうメーカーは、PPAからPSEなどに代替だいたいした製品せいひん販売はんばいしている。PPA含有がんゆう製品せいひんについてはそとばこなどに「PPA含有がんゆうであること・投与とうよ禁忌きんきしゃについて・なに副作用ふくさようきたら医師いし薬剤師やくざいし相談そうだんすること」などと記載きさいされたかみ貼付ちょうふされたり、同様どうよう内容ないよう薬剤師やくざいし購入こうにゅうしゃつたえるなどしたうえで、在庫ざいこかぎりで販売はんばいされた。

この影響えいきょうで、医療いりょうよう医薬品いやくひんの「ダン・リッチ」も、PPAを含有がんゆうする薬品やくひんのため、2005ねん3がつまつ販売はんばい終了しゅうりょうとなった。

出典しゅってん

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  1. ^ a b c “「風邪かぜによるせきくすりはない」べい学会がっかい見解けんかい. CareNet. (2017ねん12月8にち). https://www.carenet.com/news/general/hdn/45060 2018ねん6がつ1にち閲覧えつらん 
  2. ^ a b Fashner J, Ericson K, Werner S (2012). “Treatment of the common cold in children and adults”. Am Fam Physician 86 (2): 153–9. PMID 22962927. http://www.aafp.org/afp/2012/0715/p153.html. 
  3. ^ Malesker MA, Callahan-Lyon P, Ireland B, Irwin RS (November 2017). “Pharmacologic and Nonpharmacologic Treatment for Acute Cough Associated With the Common Cold: CHEST Expert Panel Report”. Chest (5): 1021–1037. doi:10.1016/j.chest.2017.08.009. PMID 28837801. 
  4. ^ 石原いしはら結実ゆみ東西とうざい医学いがく講談社こうだんしゃ、pp.87~90
  5. ^ [https://www.pmrj.jp/publications/02/pmdrs_column/pmdrs_column_72-46_12.pdf 薬事やくじ温故知新おんこちしん だい72かい「アンプル風邪かぜやくによる ショック事件じけん」] 医薬品いやくひん医療いりょう機器ききレギュラトリーサイエンス 2015ねん12がつごう一般いっぱん財団ざいだん法人ほうじん医薬品いやくひん医療いりょう機器ききレギュラトリーサイエンス財団ざいだん)、2019ねん2がつ27にち閲覧えつらん