この項目 こうもく では、建物 たてもの の非常口 ひじょうぐち について説明 せつめい しています。ニンテンドーDS用 よう ソフト「非常口 ひじょうぐち -EXIT DS -」については「EXIT (ゲーム) 」をご覧 らん ください。
非常口 ひじょうぐち のピクトグラム (消防庁 しょうぼうちょう 告示 こくじ 「誘導 ゆうどう 灯 とう 及 およ び誘導 ゆうどう 標識 ひょうしき の基準 きじゅん 」)
非常口 ひじょうぐち のピクトグラム (ISO 7010 )。下線 かせん が追加 ついか されている点 てん が消防庁 しょうぼうちょう 告示 こくじ と異 こと なる。
非常口 ひじょうぐち のピクトグラム (EUの指令 しれい 92/58/EEC)
非常口 ひじょうぐち (ひじょうぐち、英語 えいご : emergency exit )とは、火災 かさい やその他 た 非常 ひじょう 事態 じたい が発生 はっせい した場合 ばあい に備 そな えて設置 せっち された出口 いでぐち の事 こと である。日本 にっぽん の消防 しょうぼう 法 ほう においては避難 ひなん 口 こう (ひなんぐち)と呼 よ ばれる。
ビル ・地下街 ちかがい ・劇場 げきじょう ・ホテル など不 ふ 特定 とくてい 多数 たすう の人 ひと が集 あつ まる場所 ばしょ では、火災 かさい ・地震 じしん ・事故 じこ その他 た 、なんらかの非常 ひじょう 事態 じたい が発生 はっせい した場合 ばあい に、迅速 じんそく かつ安全 あんぜん に退避 たいひ する必要 ひつよう がある。そのために非 ひ 常用 じょうよう 出口 でぐち と、それが非 ひ 常用 じょうよう 出口 でぐち であることを示 しめ す標識 ひょうしき 、および各所 かくしょ に最 さい 寄 よせ の非常口 ひじょうぐち へ誘導 ゆうどう する案内 あんない 看板 かんばん (誘導 ゆうどう 標識 ひょうしき )が設置 せっち されている。このうち、離 はな れた位置 いち あるいは煙 けむり の中 なか でも視認 しにん しやすくするために半 はん 透明 とうめい の表示 ひょうじ 板 ばん に電灯 でんとう を内蔵 ないぞう して標識 ひょうしき 自体 じたい を発光 はっこう させた設備 せつび を誘導 ゆうどう 灯 とう という。
上記 じょうき 施設 しせつ などのほか、駅 えき 構内 こうない ・トンネル 、鉄道 てつどう 車両 しゃりょう やバス ・航空機 こうくうき などの乗 の り物 もの にも設置 せっち されている。
非常口 ひじょうぐち には、緊急 きんきゅう 時 じ にのみ使用 しよう をすることを目的 もくてき に作 つく られた出口 でぐち の他 ほか 、恒常 こうじょう 的 てき に使用 しよう する出入口 でいりぐち (正面 しょうめん 玄関 げんかん など)も指定 してい される。緊急 きんきゅう 時 じ のみに使用 しよう する非常口 ひじょうぐち は、誤用 ごよう を防 ふせ ぐためや緊急 きんきゅう 通報 つうほう と兼 か ねるため、火災 かさい 報知 ほうち 設備 せつび を発 はつ 報 むくい させなければ非常口 ひじょうぐち が使 つか えなかったり、開閉 かいへい ハッチ自体 じたい が開 あ けることで非常 ひじょう 通報 つうほう の代 か わりとなる機能 きのう を備 そな えていることがある。
設置 せっち 場所 ばしょ の特性 とくせい 上 じょう 耐火 たいか 性 せい ・耐 たい 熱性 ねっせい が求 もと められる上 じょう 、緑色 みどりいろ が火災 かさい 時 じ に炎 ほのお の中 なか で最 もっと も目立 めだ つとされ、誘導 ゆうどう 灯 とう には必 かなら ず緑色 みどりいろ の使用 しよう が消防 しょうぼう 法 ほう により義務付 ぎむづ けられている。
マークについて、日本 にっぽん では緑 みどり と白 しろ を基調 きちょう としており、1人 ひとり の人間 にんげん が出口 いでぐち (非常口 ひじょうぐち )へ走 はし って入 にゅう ろうしている様子 ようす となっている。
非常口 ひじょうぐち ・誘導 ゆうどう 標識 ひょうしき の基準 きじゅん 制定 せいてい [ 編集 へんしゅう ]
1883年 ねん 、イギリス・サンダーランド のビクトリアホールで180人 にん 以上 いじょう の子供 こども が死亡 しぼう する群衆 ぐんしゅう 事故 じこ が発生 はっせい した。この事故 じこ では、ショーの終 お わりに演者 えんじゃ が特別 とくべつ 席 せき の子供 こども 達 たち にプレゼントを配 くば り始 はじ め、観覧席 かんらんせき にいた子供 こども 達 たち (推定 すいてい 1100人 にん )が下 した に降 お りようと階段 かいだん に詰 つ めかけた。しかし、階段 かいだん の突 つ き当 あ たりに設置 せっち されていた扉 とびら は内 うち 開 ひら きで施錠 せじょう されていたため、子供 こども 達 たち は階段 かいだん の底 そこ で滞留 たいりゅう して後 ご から来 き た子供 こども 達 たち の下敷 したじ きになった[ 1] 。イギリス政府 せいふ はこの事故 じこ を受 う け、非常口 ひじょうぐち を外 そと 開 ひら きかつ内側 うちがわ から解 かい 錠 じょう できるようにするといった、建築 けんちく 安全 あんぜん の最低 さいてい 基準 きじゅん を強制 きょうせい する法的 ほうてき 措置 そち を執 と り始 はじ めた。しかし、この動 うご きは世界 せかい 的 てき に広 ひろ まることはなかった。
1911年 ねん にニューヨーク市 し で発生 はっせい したトライアングル・シャツウェスト工場 こうじょう 火災 かさい は、多 おお くの労働 ろうどう 者 しゃ が建物 たてもの を脱出 だっしゅつ できずに炎 ほのお や煙 けむり の吸引 きゅういん 、または転落 てんらく 、飛 と び降 ぶ りにより死亡 しぼう するという歴史 れきし 的 てき な火災 かさい 事故 じこ となった。この工場 こうじょう には2つの非常口 ひじょうぐち があったが、1つは労働 ろうどう 者 しゃ の無断 むだん 休憩 きゅうけい や材料 ざいりょう の盗難 とうなん を防 ふせ ぐために施錠 せじょう されていた。もう1つの非常口 ひじょうぐち は炎 ほのお の熱 ねつ と避難 ひなん する人々 ひとびと の重 おも さに耐 た えきれず崩壊 ほうかい した[ 2] 。また、これらの扉 とびら は内 うち 開 ひら きになっていた[ 3] 。
アメリカ合衆国 あめりかがっしゅうこく で伝統 でんとう 的 てき な非常口 ひじょうぐち 誘導 ゆうどう 灯 とう
この事故 じこ を受 う けてニューヨーク市 し は予防 よぼう 局 きょく を設立 せつりつ し、労働 ろうどう 法 ほう や建築 けんちく 基準 きじゅん の立法 りっぽう ・改正 かいせい を行 おこな った。この中 なか にはスプリンクラー設備 せつび 、非常口 ひじょうぐち や避難 ひなん 通路 つうろ の安全 あんぜん 基準 きじゅん 、光 ひか る誘導 ゆうどう 標識 ひょうしき (誘導 ゆうどう 灯 とう )の要件 ようけん が盛 も り込 こ まれた[ 3] 。アメリカ合衆国 あめりかがっしゅうこく の国家 こっか 防火 ぼうか 協会 きょうかい (National Fire Protection Association; NFPA) は1913年 ねん から非常口 ひじょうぐち や避難 ひなん 階段 かいだん などの基準 きじゅん 化 か について検討 けんとう を始 はじ め、1921年 ねん に建築 けんちく 物 ぶつ 非常口 ひじょうぐち 基準 きじゅん (Buildings Exits Codes) を公表 こうひょう した[ 4] 。
日本 にっぽん では1932年 ねん に発生 はっせい した白木屋 しらきや 大火 たいか をきっかけに、内務省 ないむしょう 建築 けんちく 規則 きそく にNFPAの基準 きじゅん を参考 さんこう にしたとみられる安全 あんぜん 基準 きじゅん が盛 も り込 こ まれた。1960年代 ねんだい の高度 こうど 経済 けいざい 成長 せいちょう 期 き には磐 いわ 光 こう ホテル火災 かさい など増築 ぞうちく されたホテルや旅館 りょかん で火災 かさい 事故 じこ が頻発 ひんぱつ し、1970年 ねん までに消防 しょうぼう 法 ほう と建築 けんちく 基準 きじゅん 法 ほう で安全 あんぜん 基準 きじゅん に関 かか わる法的 ほうてき 整備 せいび が進 すす められた[ 5] 。
ピクトグラムの制定 せいてい とISO標準 ひょうじゅん 化 か [ 編集 へんしゅう ]
日本 にっぽん でかつて一般 いっぱん 的 てき だった非常口 ひじょうぐち 誘導 ゆうどう 灯 とう
日本 にっぽん において、ピクトグラム が施行 しこう される前日 ぜんじつ である1982年 ねん 3月 がつ 31日 にち 以前 いぜん に落成 らくせい した建物 たてもの では、「非常口 ひじょうぐち 」・「非常 ひじょう 出口 でぐち 」・「非常 ひじょう 階段 かいだん 」(下 した に英語 えいご で「EXIT」と書 か いてある場合 ばあい もある)の文字 もじ のみの表記 ひょうき であった。なおこの文字 もじ 表示 ひょうじ のみの誘導 ゆうどう 灯 とう は遅 おそ くとも1970年代 ねんだい 初頭 しょとう にはあったとされるが、日本 にっぽん 照明 しょうめい 器具 きぐ 工業 こうぎょう 会 かい において誘導 ゆうどう 灯 とう の認定 にんてい が開始 かいし される1975年 ねん 2月 がつ までは、通常 つうじょう 時 じ は蛍光 けいこう ランプが点灯 てんとう し、停電 ていでん 時 じ には豆 まめ 球 だま 3個 こ が20分間 ふんかん 点灯 てんとう する仕組 しく みのものが、各地 かくち 消防 しょうぼう の独自 どくじ 認定 にんてい で使 つか われていたとされる[ 6] 。
1972年 ねん の千 せん 日 にち デパート火災 かさい では、非常口 ひじょうぐち 誘導 ゆうどう 灯 とう が梁 はり 付近 ふきん の高 たか い位置 いち に取 と り付 つ けられ、猛 もう 煙 けむり と停電 ていでん による暗闇 くらやみ の影響 えいきょう で避難 ひなん 者 しゃ には視認 しにん できなかった。さらには誘導 ゆうどう 灯 とう には非 ひ 常用 じょうよう 電源 でんげん (バッテリー)が備 そな わっておらずに停電 ていでん で消灯 しょうとう し、室内 しつない の装飾 そうしょく が誘導 ゆうどう 灯 とう の視認 しにん の妨 さまた げとなる問題 もんだい もあったことから滞在 たいざい 者 しゃ の避難 ひなん に支障 ししょう を来 きた した。また1973年 ねん の熊本 くまもと の大洋 たいよう デパート火災 かさい では、非常口 ひじょうぐち 誘導 ゆうどう 灯 とう のサイズが小 ちい さかったために非常口 ひじょうぐち の場所 ばしょ が火災 かさい による煙 けむり などで分 わ からず、避難 ひなん 者 しゃ で混乱 こんらん した結果 けっか 、多 おお くの死傷 ししょう 者 しゃ を出 だ したため、消防 しょうぼう 法 ほう が改正 かいせい されるとともに、日本 にっぽん 照明 しょうめい 器具 きぐ 工業 こうぎょう 会 かい において誘導 ゆうどう 灯 とう の認定 にんてい が開始 かいし されることになった。とはいうものの、この時点 じてん において「非常口 ひじょうぐち 」などの字体 じたい や英語 えいご 表記 ひょうき の有無 うむ が誘導 ゆうどう 灯 とう の製造 せいぞう 会社 かいしゃ 間 あいだ で統一 とういつ されることはなかった。
そこで誰 だれ にでもわかる標識 ひょうしき を目指 めざ しデザインが1979年 ねん に公募 こうぼ され、およそ3300人 にん の応募 おうぼ の中 なか から図案 ずあん 評価 ひょうか 実験 じっけん 等 とう を経 へ て小谷松 おやまつ 敏文 としふみ の作品 さくひん が入選 にゅうせん [ 7] 。太田 おおた 幸夫 ゆきお による改良 かいりょう を経 へ て1982年 ねん 1月 がつ 20日 はつか に消防庁 しょうぼうちょう 告示 こくじ 、同年 どうねん 4月 がつ 1日 にち に施行 しこう された。前述 ぜんじゅつ の理由 りゆう と併 あわ せて施行 しこう 直前 ちょくぜん である2月 がつ 8日 にち に発生 はっせい したホテルニュージャパン火災 かさい の影響 えいきょう もあって、消防庁 しょうぼうちょう 告示 こくじ から僅 わず か1年 ねん 半 はん で、70%以上 いじょう の誘導 ゆうどう 灯 とう が新 しん 表示 ひょうじ (現行 げんこう デザイン)に取 と り換 か えられたという[ 8] 。筐体 きょうたい はそのままで表示 ひょうじ 板 ばん だけを交換 こうかん することで取 と り替 か えられたケースがほとんどである。
また1987年 ねん には、消防庁 しょうぼうちょう 告示 こくじ のものに下線 かせん を追加 ついか したデザインのピクトグラムが、国際 こくさい 標準 ひょうじゅん 化 か 機構 きこう (ISO) が定 さだ める国際 こくさい 規格 きかく ISO 6309:1987 (Fire protection--Safety signs) に組 く み込 こ まれ、国際 こくさい 標準 ひょうじゅん になった。ISO 7010 :2003 (Graphical symbols -- Safety colors and safety signs -- Safety signs used in workplaces and public areas) にも規定 きてい されている。
2018年 ねん 現在 げんざい 、日本 にっぽん とほぼ同等 どうとう のピクトグラムを採用 さいよう する国 くに ・地域 ちいき は、イギリス[ 9] 、オーストラリア[ 10] 、カナダ[ 11] 、韓国 かんこく 、ニュージーランド[ 12] などがある。欧州 おうしゅう 連合 れんごう 加盟 かめい 国 こく (EU)の多 おお くの国々 くにぐに では文字 もじ を表示 ひょうじ せずピクトグラムのみを表示 ひょうじ している[ 9] 。このEU指令 しれい (92/58/EEC) で規定 きてい されているピクトグラムはISO標準 ひょうじゅん のものと異 こと なり、扉 とびら と人 ひと が別 べつ になっている。アメリカ合衆国 あめりかがっしゅうこく では州 しゅう などの自治体 じちたい が定 さだ める基準 きじゅん によって異 こと なり、多 おお くは赤 あか または緑 みどり でEXITの文字 もじ のみの標識 ひょうしき が使 つか われている。伝統 でんとう 的 てき には赤 あか 文字 もじ でのEXITの表示 ひょうじ が使 つか われており、例 たと えばニューヨーク市 し の2014年 ねん 建築 けんちく 基準 きじゅん では赤 あか いEXITの表示 ひょうじ のみが規定 きてい されている[ 13] 。カナダで1995年 ねん に定 さだ められた国家 こっか 建築 けんちく 基準 きじゅん でも赤 あか いEXITの表示 ひょうじ となっていたが、2010年 ねん の改正 かいせい よりISO標準 ひょうじゅん ピクトグラムになった[ 11] 。
日本 にっぽん の建築 けんちく 物 ぶつ における非常口 ひじょうぐち [ 編集 へんしゅう ]
日本 にっぽん では、建築 けんちく 基準 きじゅん 法 ほう によって建築 けんちく 物 ぶつ の構造 こうぞう における避難 ひなん 上 じょう および消火 しょうか 上 じょう 必要 ひつよう な基準 きじゅん (避難 ひなん 階段 かいだん など)が定 さだ められている。また、建築 けんちく 基準 きじゅん 法 ほう によって避難 ひなん 施設 しせつ 部分 ぶぶん を一定 いってい 照度 しょうど 以上 いじょう 保 たも つための非常 ひじょう 灯 とう (非 ひ 常用 じょうよう 照明 しょうめい 器具 きぐ )の基準 きじゅん 、消防 しょうぼう 法 ほう によって非 ひ 常用 じょうよう 出口 でぐち (避難 ひなん 口 こう )の定義 ていぎ と非 ひ 常用 じょうよう 出口 でぐち へ誘導 ゆうどう する標識 ひょうしき (誘導 ゆうどう 灯 とう )の基準 きじゅん が定 さだ められている[ 14] 。
非常口 ひじょうぐち の区画 くかく 扉 とびら (防火 ぼうか 戸 ど ・防火 ぼうか シャッター)[ 編集 へんしゅう ]
防火 ぼうか 戸 ど の付 つ いている非常口 ひじょうぐち 。防火 ぼうか 戸 ど の中央 ちゅうおう にはくぐり戸 ど が付 つ いている。
緩 なる 降 くだ 機 き と避難 ひなん 器具 きぐ 誘導 ゆうどう 灯 とう の例 れい 。窓 まど は当該 とうがい 箇所 かしょ が開閉 かいへい 可能 かのう となっていて、非常時 ひじょうじ はそこが避難 ひなん 口 こう となる。
階段 かいだん などの非常口 ひじょうぐち には竪穴 たてあな 区画 くかく や区画 くかく 壁 かべ の場合 ばあい 、建築 けんちく 基準 きじゅん 法 ほう の規定 きてい により非常口 ひじょうぐち に防火 ぼうか 戸 ど や防火 ぼうか シャッターを設 もう ける場合 ばあい がある。
防火 ぼうか 戸 ど は画像 がぞう のような大 おお きな鉄扉 てっぴ をイメージすることも多 おお いが、区画 くかく 壁 かべ に取 と り付 つ けられている特定 とくてい 防火 ぼうか 設備 せつび に該当 がいとう するスチールドアも防火 ぼうか 戸 ど である。特定 とくてい 防火 ぼうか 設備 せつび のスチールドアが二 に 枚 まい 扉 とびら だった場合 ばあい 、開閉 かいへい 調整 ちょうせい 装置 そうち によって必 かなら ず受 う けのドアが先 さき に締 し まるよう設計 せっけい されている。
防火 ぼうか 戸 ど や防火 ぼうか シャッターは、近 ちか くに取 と り付 つ けられた第 だい 三種 さんしゅ 煙 けむり 感知 かんち 器 き が発 はつ 報 ほう すると、自動 じどう 火災 かさい 報知 ほうち 設備 せつび と連動 れんどう し、自動 じどう で閉鎖 へいさ するもので、非常口 ひじょうぐち にもなる為 ため 、そのまま開 あ けて避難 ひなん できるようにラッチフリーになっている他 ほか 、大 おお きな防火 ぼうか 戸 ど の場合 ばあい は容易 ようい に避難 ひなん するためにくぐり戸 ど を設 もう けるようになっている。また、防火 ぼうか シャッターが設置 せっち されている開口 かいこう 部 ぶ は非常口 ひじょうぐち とはみなされないため、直近 ちょっきん にはスチールドア等 とう の非常口 ひじょうぐち を設置 せっち し、避難 ひなん 口 こう 誘導 ゆうどう 灯 とう を設 もう ける。非常 ひじょう エレベーター のホール等 とう に設置 せっち される防火 ぼうか 戸 ど には、消防 しょうぼう 隊 たい の消防 しょうぼう 用 よう ホースを通 とお せるよう、足元 あしもと にホース用 よう 開口 かいこう 部 ぶ を設 もう けることもある。
過去 かこ に防火 ぼうか シャッターの降下 こうか 位置 いち に荷物 にもつ があったことで閉鎖 へいさ せず、延焼 えんしょう が拡大 かくだい した大洋 たいよう デパート火災 かさい や、防火 ぼうか 戸 ど が絨毯 じゅうたん に引 ひ っ掛 か かり、閉鎖 へいさ しなかったことによって火 ひ の回 まわ りが早 はや く、避難 ひなん が遅 おく れたホテルニュージャパン火災 かさい など、区画 くかく 扉 とびら の未 み 閉鎖 へいさ によって甚大 じんだい な被害 ひがい が起 お きることもあり、消防 しょうぼう では、シャッターの降下 こうか 位置 いち を表示 ひょうじ するように指導 しどう したり、防火 ぼうか 戸 ど の軌跡 きせき を示 しめ して、物 もの を置 お かないように表示 ひょうじ をするよう指導 しどう している。
また、小学校 しょうがっこう などでは誤作動 ごさどう により降下 こうか を始 はじ めた防火 ぼうか シャッターを見 み て焦 あせ った児童 じどう が降下 こうか 中 ちゅう の防火 ぼうか 戸 ど を潜 くぐ り抜 ぬ けようとし、頭 あたま を挟 はさ まれて死亡 しぼう する事故 じこ が発生 はっせい [ 15] したことから、防火 ぼうか シャッターの昇降 しょうこう 口 こう は避難 ひなん 口 こう ではないという周知 しゅうち の徹底 てってい や、危害 きがい 防止 ぼうし 装置 そうち の取 と り付 つ け、「きけん!!くぐるな!!」とシャッターに表示 ひょうじ する等 ひとし を指導 しどう している消防署 しょうぼうしょ もある。
避難 ひなん 袋 ぶくろ の例 れい 。当該 とうがい 箇所 かしょ の窓 まど の大 おお きさに合 あ わせて作 つく られており、窓 まど を避難 ひなん 口 こう にして避難 ひなん することができる。
エレベーターは基本 きほん 的 てき に非常口 ひじょうぐち 及 およ び避難 ひなん 経路 けいろ としてはみなされないが、高齢 こうれい 者 しゃ や身障者 しんしょうしゃ の避難 ひなん には、ホールが防火 ぼうか 区画 くかく で、非常 ひじょう 電源 でんげん が接続 せつぞく されている非 ひ 常用 じょうよう エレベーターを避難 ひなん に使用 しよう してもよいと指導 しどう している消防署 しょうぼうしょ もある。
主 おも に下 した 階 かい に避難 ひなん するために設置 せっち されている避難 ひなん ハッチや、避難 ひなん はしご、避難 ひなん 袋 ぶくろ 等 とう の避難 ひなん 器具 きぐ が置 お かれていて開閉 かいへい 可能 かのう な窓 まど や屋上 おくじょう も避難 ひなん 口 こう となる。そのような設備 せつび には''避難 ひなん 器具 きぐ ''や''避難 ひなん はしご''と白 しろ のプレートに黒字 くろじ で書 か かれており、誘導 ゆうどう 灯 とう と同様 どうよう に発光 はっこう している場合 ばあい もある。また、マンションなどの共同 きょうどう 住宅 じゅうたく では、「非常 ひじょう の際 さい はここを破 やぶ って隣 となり へ避難 ひなん してください」と書 か かれた破壊 はかい 可能 かのう な壁 かべ が取 と り付 つ けられている場合 ばあい も多 おお い。
消防 しょうぼう 隊 たい が進入 しんにゅう する、消防 しょうぼう 隊 たい 進入 しんにゅう 口 こう もあるが、消防 しょうぼう 隊 たい が進入 しんにゅう するために定 さだ められているもので、避難 ひなん 用 よう の非常口 ひじょうぐち ではない。
非常口 ひじょうぐち を示 しめ す文字 もじ やピクトグラム のデザインは消防 しょうぼう 法 ほう 施行 しこう 規則 きそく に基 もと づいた消防庁 しょうぼうちょう 告示 こくじ 「誘導 ゆうどう 灯 とう 及 およ び誘導 ゆうどう 標識 ひょうしき の基準 きじゅん 」で定 さだ められている[ 16] 。日本 にっぽん 産業 さんぎょう 規格 きかく (JIS) ではこれとのダブルスタンダードを回避 かいひ するため、案内 あんない 用 よう 図 ず 記号 きごう を定 さだ めたJIS Z 8210[ 17] や、安全 あんぜん 標識 ひょうしき を定 さだ めたJIS Z 9104[ 18] では規定 きてい されておらず、参考 さんこう として記載 きさい されている。
ピクトグラムの周囲 しゅうい が緑地 りょくち の標識 ひょうしき と、白地 しろじ の標識 ひょうしき の2種類 しゅるい があり、緑地 りょくち のものが「非常口 ひじょうぐち そのもの」に設置 せっち される。白地 しろじ のものは廊下 ろうか ・通路 つうろ に設 もう けられ、「非常口 ひじょうぐち がある方向 ほうこう 」を示 しめ しているため、すぐ近 ちか くに出口 でぐち があるとは限 かぎ らない。ピクトグラムが制定 せいてい されたばかりの頃 ころ は、すべて(右 みぎ 矢印 やじるし の場合 ばあい でも)ピクトグラムの人 ひと 型 がた は左向 ひだりむ きであったが[要 よう 出典 しゅってん ] 、その後 ご は非常口 ひじょうぐち のある方向 ほうこう が直観 ちょっかん 的 てき にわかるよう、ピクトグラムを左右 さゆう 反転 はんてん させて、人 ひと 型 がた が非常口 ひじょうぐち の方向 ほうこう に向 む かうように表示 ひょうじ される。左右 さゆう 両側 りょうがわ 矢印 やじるし の場合 ばあい 、人 ひと 型 がた は基本 きほん 的 てき に左向 ひだりむ きである。
1994年 ねん にはピクトグラムのみのコンパクトスクエア型 がた が登場 とうじょう 。その後 ご は光源 こうげん が冷 ひや 陰極 いんきょく 蛍光 けいこう 灯 とう からLED となって省 しょう エネ化 か が進 すす み、2024年 ねん 現在 げんざい 、日本 にっぽん ではLED式 しき のコンパクトスクエア型 がた が主流 しゅりゅう となっている。また、2009年 ねん の基準 きじゅん 改正 かいせい より「高 こう 輝度 きど 蓄光式 しき 誘導 ゆうどう 標識 ひょうしき 」での代用 だいよう も一部 いちぶ で認 みと められている[ 19] 。
初期 しょき のピクトグラム非常口 ひじょうぐち (昭和 しょうわ 50年代 ねんだい 製造 せいぞう )
通路 つうろ 誘導 ゆうどう 灯 とう
避難 ひなん 口 こう 誘導 ゆうどう 灯 とう
消防庁 しょうぼうちょう 基準 きじゅん 制定 せいてい 前 まえ の明朝体 みんちょうたい の大型 おおがた 誘導 ゆうどう 灯 とう (非常 ひじょう 出口 でぐち 表記 ひょうき )
消防庁 しょうぼうちょう 基準 きじゅん 制定 せいてい 前 まえ の明朝体 みんちょうたい の横長 よこなが 誘導 ゆうどう 灯 とう
床 ゆか 式 しき の避難 ひなん 口 こう 誘導 ゆうどう 灯 とう 。
消防庁 しょうぼうちょう 基準 きじゅん 制定 せいてい 前 まえ の経路 けいろ 誘導 ゆうどう 灯 とう
現行 げんこう ピクトグラム発表 はっぴょう 前 まえ に北海道 ほっかいどう 釧路 くしろ 地区 ちく で使 つか われた、大人 おとな と子 こ どもをデザインに取 と り入 い れたもの
1999年 ねん の基準 きじゅん 改正 かいせい 前 まえ の大型 おおがた 避難 ひなん 口 こう 誘導 ゆうどう 灯 とう (なんばウォーク)
誘導 ゆうどう 灯 とう の設置 せっち 基準 きじゅん は、消防 しょうぼう 法 ほう 施行 しこう 令 れい 第 だい 26条 じょう 、消防 しょうぼう 法 ほう 施行 しこう 規則 きそく 第 だい 28条 じょう の3、消防 しょうぼう 予 よ 第 だい 245号 ごう により定 さだ められており、この2つの標識 ひょうしき は、商用 しょうよう 施設 しせつ ・工業 こうぎょう 施設 しせつ ・宿泊 しゅくはく 施設 しせつ などに対 たい して設置 せっち が義務付 ぎむづ けられている。通路 つうろ の一定 いってい の間隔 かんかく に通路 つうろ 誘導 ゆうどう 灯 とう が、脱出 だっしゅつ 可能 かのう な出口 でぐち に避難 ひなん 口 こう 誘導 ゆうどう 灯 とう が設置 せっち されている。これらは、蓄電池 ちくでんち により数 すう 十 じゅう 分 ふん から数時間 すうじかん 程度 ていど 点灯 てんとう し続 つづ ける能力 のうりょく を有 ゆう しているため、避難 ひなん の際 さい にもし停電 ていでん したとしても、脱出 だっしゅつ の目標 もくひょう として使用 しよう できるようになっている。通常 つうじょう の誘導 ゆうどう 灯 とう では約 やく 20分 ふん 以上 いじょう ・長時間 ちょうじかん 点灯 てんとう 型 がた では1時間 じかん 以上 いじょう となっている。また、不 ふ 特定 とくてい 多数 たすう が出入 でい りする建物 たてもの においてはキセノンランプ点滅 てんめつ 装置 そうち (ストロボ)・音声 おんせい 案内 あんない 装置 そうち がついている機種 きしゅ もある。なお、非常 ひじょう 灯 とう は、建築 けんちく 基準 きじゅん 法 ほう によって定 さだ められているもので、用途 ようと も所管 しょかん も全 まった く異 こと なる。
誘導 ゆうどう 灯 とう の明 あか るさが支障 ししょう を来 きた す劇場 げきじょう や映画 えいが 館 かん 等 ひとし では、上演 じょうえん 中 ちゅう や上映 じょうえい 中 ちゅう に消灯 しょうとう する場合 ばあい も多 おお いが、非常時 ひじょうじ には自動 じどう 火災 かさい 報知 ほうち 設備 せつび の移 うつり 報 ほう 入力 にゅうりょく により、誘導 ゆうどう 灯用 とうよう 信号 しんごう 装置 そうち により点灯 てんとう するようになっており、その旨 むね の告知 こくち 放送 ほうそう が館内 かんない 放送 ほうそう によって行 おこな われる場合 ばあい がある。またこれらの場所 ばしょ では公演 こうえん や上映 じょうえい に支障 ししょう がない程度 ていど の明 あか るさで足下 あしもと を照 て らす客席 きゃくせき 誘導 ゆうどう 灯 とう が設 もう けられていることが多 おお い。但 ただ し、誘導 ゆうどう 灯 とう を消灯 しょうとう する場合 ばあい 、消防 しょうぼう 法 ほう 施行 しこう 規則 きそく 第 だい 28条 じょう の3、消防 しょうぼう 予 よ 第 だい 245号 ごう により消灯 しょうとう の条件 じょうけん が定 さだ められている他 ほか 、所轄 しょかつ 消防署 しょうぼうしょ への確認 かくにん ・協議 きょうぎ が必要 ひつよう となる。
1982年 ねん 及 およ びそれ以降 いこう にデザインが変更 へんこう された際 さい 、落成 らくせい 済 ず みの建物 たてもの へ遡及 そきゅう した新 しん デザインへの取 と り換 か えは強制 きょうせい しておらず、消防 しょうぼう 法 ほう では新旧 しんきゅう 問 と わず誘導 ゆうどう 灯 とう には緑色 みどりいろ (緑地 りょくち に白 しろ 文字 もじ 及 およ びその逆 ぎゃく のもの) が使 つか われていればよいと定 さだ められているため改装 かいそう や誘導 ゆうどう 灯 とう の更新 こうしん などを行 おこな っていない限 かぎ りそれらの建物 たてもの では改正 かいせい 以降 いこう も過去 かこ のデザインのまま使用 しよう されている。また、パネルだけを現行 げんこう ピクトグラムのものに交換 こうかん し、誘導 ゆうどう 灯 とう 自体 じたい は制定 せいてい 以前 いぜん のままといった例 れい も見 み られる。
C級 きゅう 避難 ひなん 口 こう 誘導 ゆうどう 灯 とう 。充電 じゅうでん モニタ(緑 みどり )とランプモニタ(赤 あか )が点灯 てんとう 及 およ び点滅 てんめつ している。
誘導 ゆうどう 灯 とう は内部 ないぶ に充電 じゅうでん 式 しき 電池 でんち と電池 でんち で蛍光 けいこう 灯 とう (または冷 ひや 陰極 いんきょく 蛍光 けいこう 灯 とう 、LED )を点灯 てんとう させるインバータ、充電 じゅうでん 回路 かいろ 、通常 つうじょう 点灯 てんとう 用 よう の安定 あんてい 器 き が内蔵 ないぞう されている電池 でんち 内蔵 ないぞう 型 がた と、充電 じゅうでん 回路 かいろ と充電 じゅうでん 式 しき 電池 でんち を持 も たない電源 でんげん 別置 べっち 形 がた がある。両者 りょうしゃ の見分 みわ け方 かた は、機能 きのう チェックをするための点検 てんけん スイッチと正常 せいじょう に充電 じゅうでん されている事 こと を示 しめ すモニターランプ(1985年 ねん 以前 いぜん の器具 きぐ では赤色 あかいろ 。それ以降 いこう は緑色 みどりいろ 、現在 げんざい は緑色 みどりいろ の充電 じゅうでん モニターと赤色 あかいろ のランプモニター)が無 な いのが電源 でんげん 別置 べっち 型 がた である。電源 でんげん 別置 べっち 型 がた は器具 きぐ 自体 じたい は多少 たしょう 安価 あんか だが非常 ひじょう 用 よう 電源 でんげん 装置 そうち (誘導 ゆうどう 灯 とう は蓄電池 ちくでんち 限定 げんてい )が必要 ひつよう で、器具 きぐ と非 ひ 常用 じょうよう 電源 でんげん 装置 そうち の間 あいだ は耐火 たいか 配線 はいせん (860℃-30分 ふん に耐 た える必要 ひつよう がある)での工事 こうじ となり小規模 しょうきぼ な場合 ばあい 割高 わりだか となるので大 だい 規模 きぼ な施設 しせつ で使 つか われる。
1999(平成 へいせい 11)年 ねん 9月 がつ 21日 にち の消防 しょうぼう 法 ほう 改正 かいせい でA級 きゅう (表示 ひょうじ 面 めん の縦 たて 寸法 すんぽう が0.4m以上 いじょう )、B級 きゅう (表示 ひょうじ 面 めん の縦 たて 寸法 すんぽう が0.2m以上 いじょう 0.4m未満 みまん )、C級 きゅう (表示 ひょうじ 面 めん の縦 たて 寸法 すんぽう が0.1m以上 いじょう 0.2m未満 みまん )になった。現在 げんざい は1999年 ねん に製造 せいぞう が始 はじ められたLED 光源 こうげん のものが主流 しゅりゅう であるが、蛍光 けいこう 灯 とう のものが主流 しゅりゅう であった消防 しょうぼう 法 ほう 改正 かいせい 前 まえ までは大形 おおがた (基本 きほん は蛍光 けいこう 灯 とう 40W×2灯 とう 、特殊 とくしゅ 場所 ばしょ (天井 てんじょう が低 ひく く、大形 おおがた が取付 とりつけ 出来 でき ない場所 ばしょ )用 よう に(32W・35Wまたは40W)×1灯 とう )・中形 ちゅうがた (蛍光 けいこう 灯 とう 20W×1灯 とう )・小形 おがた (蛍光 けいこう 灯 とう 10W×1灯 とう )であった。B級 きゅう はBH形 かたち とBL形 かたち とがあり、BH形 がた は旧 きゅう 大形 おおがた のうち、蛍光 けいこう 灯 とう 32W・35Wまたは40W×1灯 とう のものに該当 がいとう し、BL形 がた は旧 きゅう 中形 ちゅうがた に該当 がいとう する。BH形 かたち とBL形 がた では大 おお きさが同 おな じでもそれぞれ専用 せんよう の器具 きぐ とパネルを使用 しよう しなければならない。ただし、LED光源 こうげん のものはパネルはBH形 かたち ・BL形 がた とで共用 きょうよう である。A級 きゅう は旧 きゅう 大形 おおがた (蛍光 けいこう 灯 とう 40W×2灯 とう のもの)、C級 きゅう は旧 きゅう 小形 こがた である。
避難 ひなん 口 こう 誘導 ゆうどう 灯 とう ・・・パネルが緑地 りょくち のものでピクトグラムが強調 きょうちょう されているもので、非常口 ひじょうぐち の場所 ばしょ を示 しめ す
通路 つうろ 誘導 ゆうどう 灯 とう ・・・避難 ひなん 口 こう 誘導 ゆうどう 灯 とう が壁 かべ や商品 しょうひん 棚 だな などの障害 しょうがい 物 ぶつ により直接 ちょくせつ 視認 しにん できない場合 ばあい に避難 ひなん 口 こう 誘導 ゆうどう 灯 とう の補助 ほじょ として設 もう けることが義務付 ぎむづ けられている。パネルが白地 しろじ のもので矢印 やじるし が緑 みどり で強調 きょうちょう されているもので、非常口 ひじょうぐち がある方向 ほうこう を示 しめ す
階段 かいだん 通路 つうろ 誘導 ゆうどう 灯 とう 客席 きゃくせき 誘導 ゆうどう 灯 とう ・・・通路 つうろ を照 て らすものである
避難 ひなん 器具 きぐ 誘導 ゆうどう 灯 とう ・・・通路 つうろ 誘導 ゆうどう 灯 とう と同 おな じく、パネルは白地 しろじ 。文字 もじ は黒色 こくしょく で''避難 ひなん 器具 きぐ '' ''避難 ひなん ハッチ'' ''避難 ひなん はしご''等 とう の表示 ひょうじ がある。法律 ほうりつ 上 じょう 光 ひか らなければならないという訳 わけ ではないが、所轄 しょかつ 消防署 しょうぼうしょ の指示 しじ により、誘導 ゆうどう 灯 とう のパネルを前述 ぜんじゅつ の表記 ひょうき に交換 こうかん して内 うち 照 あきら 式 しき として設置 せっち する場合 ばあい がある(避難 ひなん 器具 きぐ 用 よう 避難 ひなん 口 こう の画像 がぞう を参照 さんしょう )
ストロボを内蔵 ないぞう した誘導 ゆうどう 灯 とう
誘導 ゆうどう 音 おん を発 はっ するスピーカーが付 つ いた誘導 ゆうどう 灯 とう
避難 ひなん 口 こう ・通路 つうろ 誘導 ゆうどう 灯 とう 器具 きぐ には、下記 かき の様 よう な種類 しゅるい がある。
一般 いっぱん 型 がた
一般 いっぱん 型 がた は、ピクトグラム表示 ひょうじ の照明 しょうめい のみで、他 た の付加 ふか 機能 きのう を有 ゆう しない誘導 ゆうどう 灯 とう である。通路 つうろ 誘導 ゆうどう 灯 とう には一般 いっぱん 型 がた が使用 しよう される。最 もっと も多 おお く設置 せっち されている。
点滅 てんめつ 式 しき 誘導 ゆうどう 灯 とう
点滅 てんめつ 式 しき 誘導 ゆうどう 灯 とう は、ピクトグラム表示 ひょうじ の照明 しょうめい の他 ほか に、光 ひかり で非常口 ひじょうぐち の方向 ほうこう を知 し らせる装置 そうち が付加 ふか されている。点滅 てんめつ 式 しき 誘導 ゆうどう 灯 とう には火災報知器 かさいほうちき と連動 れんどう して明 あか るさが100%-36%(停電 ていでん 時 じ 36%-10%)の可変 かへん を繰 く り返 かえ す内 うち 照 あきら 式 しき とキセノンフラッシュランプが点滅 てんめつ する外 そと 照 あきら 式 しき (外 そと 付 づけ 、組 く み合 あ わせ、内蔵 ないぞう )がある。現在 げんざい は外 そと 照 あきら 式 しき の内蔵 ないぞう 型 がた のものが殆 ほとん どである。2018年 ねん に外 そと 照 あきら 式 しき 内蔵 ないぞう 型 がた の点滅 てんめつ 装置 そうち がキセノンランプからLED化 か された点滅 てんめつ 式 しき 誘導 ゆうどう 灯 とう が発売 はつばい された。
消防 しょうぼう 法 ほう 上 うえ 必 かなら ず設置 せっち しなければならない訳 わけ ではないが、不 ふ 特定 とくてい 多数 たすう が出入 でい りする建物 たてもの には設置 せっち することが望 のぞ ましいとされている他 ほか 、主 おも に大都市 だいとし の所轄 しょかつ 消防署 しょうぼうしょ に設置 せっち を指示 しじ される場合 ばあい がある。
誘導 ゆうどう 音 おん 付加 ふか 型 がた 誘導 ゆうどう 灯 とう
誘導 ゆうどう 音 おん 付加 ふか 型 がた 誘導 ゆうどう 灯 とう は、点滅 てんめつ 型 がた 誘導 ゆうどう 灯 とう の機能 きのう の他 ほか に点滅 てんめつ 式 しき 誘導 ゆうどう 灯 とう と同様 どうよう に自動 じどう 火災 かさい 報知 ほうち 設備 せつび と連動 れんどう して、チャイム音 おん とともに「非常口 ひじょうぐち はこちらです」と音声 おんせい を発 はっ する。誘導 ゆうどう 音 おん 装置 そうち は自動 じどう 火災 かさい 報知 ほうち 設備 せつび 連動 れんどう のほか、直上 ちょくじょう 階 かい 及 およ び直下 ちょっか 階 かい の誘導 ゆうどう 音 おん 付加 ふか 型 がた 誘導 ゆうどう 灯 とう と接続 せつぞく される。また、蓄積 ちくせき 機能 きのう 付 つ きの第 だい 三種 さんしゅ 煙 けむり 感知 かんち 器 き を接続 せつぞく して該当 がいとう 非常口 ひじょうぐち (階段 かいだん )が煙 けむり で充満 じゅうまん して危険 きけん な場合 ばあい 、音声 おんせい (点滅 てんめつ 組 く み合 あ わせの場合 ばあい は点滅 てんめつ も)を上下 じょうげ 階 かい で音声 おんせい を停止 ていし させる機能 きのう を有 ゆう する。
点滅 てんめつ 式 しき 誘導 ゆうどう 灯 とう と誘導 ゆうどう 音 おん 付加 ふか 型 がた 誘導 ゆうどう 灯 とう はその性格 せいかく 上 じょう 、避難 ひなん 口 こう 誘導 ゆうどう 灯 とう としてのみ使用 しよう される。これらの誘導 ゆうどう 灯 とう を使用 しよう すると、従来 じゅうらい 大形 おおがた (A級 きゅう )の設置 せっち が義務 ぎむ づけられていた場所 ばしょ でも1ランク小 ちい さいもの(BH形 かたち 、BL形 がた )に変更 へんこう 出来 でき る場合 ばあい がある。
その他 た 長時間 ちょうじかん 定 てい 格 かく 型 がた (停電 ていでん 時 じ の非常 ひじょう 点灯 てんとう 時間 じかん が一般 いっぱん の20分 ふん から1時 じ 間 あいだ に延長 えんちょう されている)も高層 こうそう ビル向 む けにある。長時間 ちょうじかん 定 てい 格 かく 型 がた 誘導 ゆうどう 灯 とう にも一般 いっぱん 型 がた ・点滅 てんめつ 式 しき ・誘導 ゆうどう 音 おん 付加 ふか 型 がた の各 かく 種類 しゅるい がある。また、特殊 とくしゅ 環境 かんきょう 用 よう として防湿 ぼうしつ ・防 ぼう 雨 う 型 がた 、クリーンルーム用 よう 、防 ぼう 爆 ばく 型 がた [ 20] 等 ひとし がある。
誘導 ゆうどう 灯 とう の取付 とりつけ は、通常 つうじょう 天井 あまい 直 ただし (または専用 せんよう 金具 かなぐ を用 もち いての)取付 とりつけ 、壁 かべ 取付 とりつけ 、または天井 てんじょう パイプ吊 つ り取付 とりつけ の3種類 しゅるい である。その他 た 、天井 てんじょう 埋 うめ 込 こみ 型 がた (表示 ひょうじ 部 ぶ は露出 ろしゅつ )、壁 かべ 埋 うめ 込 こみ 型 がた 、床 ゆか 埋 うめ 込 こみ 型 がた がある。
安全 あんぜん のために欠 か かすことのできないものではあるが、常時 じょうじ 点灯 てんとう させるための電力 でんりょく 消費 しょうひ が無視 むし できない。
そこで、設置 せっち 可能 かのう な場所 ばしょ は限 かぎ られるが蓄光機能 きのう を持 も つ高 こう 硬度 こうど 石英 せきえい 成形 せいけい 板 ばん で作成 さくせい した誘導 ゆうどう 板 ばん が開発 かいはつ され注目 ちゅうもく されているほか、消費 しょうひ 電力 でんりょく が少 すく なく(冷 ひや 陰極 いんきょく 管 かん と比較 ひかく して)色 いろ ムラの少 すく ないLED を光源 こうげん とする誘導 ゆうどう 灯 とう が実用 じつよう 化 か され、冷 ひや 陰極 いんきょく 管 かん 蛍光 けいこう 灯 とう ・蛍光 けいこう 灯 とう 型 かた に取 と って代 か わってきている。
また、百貨店 ひゃっかてん やショッピングセンターなど、閉店 へいてん 後 ご に関係 かんけい 者 しゃ 以外 いがい が立 た ち入 い らないという条件 じょうけん 付 つ きで、閉店 へいてん 後 ご の誘導 ゆうどう 灯 とう の消灯 しょうとう が認 みと められている(事前 じぜん に所轄 しょかつ 消防署 しょうぼうしょ との確認 かくにん ・協議 きょうぎ が必要 ひつよう )他 た 、介護 かいご 施設 しせつ などで入居 にゅうきょ 者 しゃ の睡眠 すいみん の妨 さまた げにならないように消灯 しょうとう する場合 ばあい は、自動 じどう 火災 かさい 報知 ほうち 設備 せつび を誘導 ゆうどう 灯用 とうよう 信号 しんごう 装置 そうち に連動 れんどう させ、非常時 ひじょうじ に点灯 てんとう するようにする事 こと で消灯 しょうとう が認 みと められる(事前 じぜん に所轄 しょかつ 消防署 しょうぼうしょ との確認 かくにん ・協議 きょうぎ が必要 ひつよう )場合 ばあい がある。
LED型 がた 避難 ひなん 口 こう 誘導 ゆうどう 灯 とう に石英 せきえい 板 ばん のプレートを張 は り付 つ けたもの
2005年 ねん に宮城 みやぎ 県 けん のホームセンター に設置 せっち されている誘導 ゆうどう 灯 とう が発火 はっか し、商品 しょうひん の一部 いちぶ が焼 や ける火災 かさい が発生 はっせい した。
その後 ご 、2006年 ねん に札幌 さっぽろ 市 し と三重 みえ 県 けん で誘導 ゆうどう 灯 とう が発火 はっか している。
内蔵 ないぞう する蛍光 けいこう 灯 とう 安定 あんてい 器 き (32W・40W)がまれに異常 いじょう 発熱 はつねつ を起 お こし近傍 きんぼう の合成 ごうせい 樹脂 じゅし を焦 こ がしたり、発火 はっか に至 いた るものである。当初 とうしょ 50Hz へるつ 地区 ちく のみで多発 たはつ したためメーカは60Hz へるつ 地区 ちく については対策 たいさく が行 おこな われていなかったが三重 みえ 県 けん で同様 どうよう の事故 じこ が生 しょう じたため一斉 いっせい 対策 たいさく になった(カバーの交換 こうかん と延焼 えんしょう 防止 ぼうし 金属 きんぞく 板 ばん を追加 ついか する)。
これらの誘導 ゆうどう 灯 とう は東芝 とうしば ライテック が1990年代 ねんだい に製造 せいぞう した物 もの で、全国 ぜんこく 各地 かくち で同 おな じタイプの誘導 ゆうどう 灯 とう の修理 しゅうり などが行 おこな われている[ 21] 。
誘導 ゆうどう 灯 とう を含 ふく めて照明 しょうめい 器具 きぐ は寿命 じゅみょう を8年 ねん から10年 ねん と定 さだ めており、寿命 じゅみょう に近 ちか づいた器具 きぐ は点検 てんけん 又 また は交換 こうかん するように照明 しょうめい 器具 きぐ メーカーのカタログ等 とう で呼 よ び掛 か けられている。
誘導 ゆうどう 灯 とう は他 た の消防 しょうぼう 設備 せつび と異 こと なり規格 きかく 失効 しっこう は無 な いが交換 こうかん 部品 ぶひん の生産 せいさん 終了 しゅうりょう により事実 じじつ 上 じょう の規格 きかく 失効 しっこう を迎 むか えた誘導 ゆうどう 灯 とう も存在 そんざい する。
ボーイング767 の
非常口 ひじょうぐち の
例 れい 。
客室 きゃくしつ 部 ぶ の
先頭 せんとう 部分 ぶぶん にはタイプA
非常口 ひじょうぐち 、
客室 きゃくしつ 中央 ちゅうおう 部 ぶ にはタイプIII
非常口 ひじょうぐち が
設置 せっち されている
ボーイング737 のタイプIII非常口 ひじょうぐち (内側 うちがわ )
旅客機 りょかくき では、アメリカ連邦 れんぽう 航空局 こうくうきょく (FAA)および欧州 おうしゅう 共同 きょうどう 航空 こうくう 当局 とうきょく (JAA)によって、不時着 ふじちゃく 時 じ の緊急 きんきゅう 脱出 だっしゅつ 口 こう を設置 せっち することが義務付 ぎむづ けられている。非常時 ひじょうじ の脱出 だっしゅつ の際 さい には、片側 かたがわ の非常口 ひじょうぐち から90秒 びょう 以内 いない に乗客 じょうきゃく 全員 ぜんいん を脱出 だっしゅつ させなければならない。非常口 ひじょうぐち の大 おお きさは以下 いか のように決 き められている[ 22] 。
タイプA(最小 さいしょう 寸法 すんぽう 幅 はば 106.7cm×高 たか さ182.9cm)…ボーイング747 から採用 さいよう された。
タイプI(最小 さいしょう 寸法 すんぽう 幅 はば 61cm×高 たか さ122cm)
タイプII(最小 さいしょう 寸法 すんぽう 幅 はば 50.8cm×高 たか さ111.8cm)
タイプIII(最小 さいしょう 寸法 すんぽう 幅 はば 50.8cm×高 たか さ91.4cm、機内 きない の床 ゆか から下辺 かへん まで50.8cm)…主翼 しゅよく の上 じょう
タイプVI(最小 さいしょう 寸法 すんぽう 幅 はば 48.3cm×高 たか さ66cm、機内 きない の床 ゆか から下辺 かへん まで91.4cm)…主翼 しゅよく の上 じょう
タイプA、タイプIおよびタイプIIの非常口 ひじょうぐち の内側 うちがわ には脱出 だっしゅつ 用 よう シュート(すべり台 だい )が取 と り付 つ けられており、非常時 ひじょうじ にドアを開 あ けた場合 ばあい 、自動的 じどうてき に展開 てんかい するようになっている。
航空機 こうくうき において、非常口 ひじょうぐち の数 かず と大 おお きさは、航空機 こうくうき の最大 さいだい 定員 ていいん にも影響 えいきょう する。例 たと えば、ボーイング737 において、-800型 がた と-900型 がた では全長 ぜんちょう が2.6mも異 こと なるが、最大 さいだい 旅客 りょかく 定員 ていいん は同 おな じ189名 めい となっている。これは、非常口 ひじょうぐち の数 かず と仕様 しよう が、-800型 がた と-900型 がた で変 か わらないことによるものである。つまり、飛行機 ひこうき の最大 さいだい 定員 ていいん は、「90秒 びょう 以内 いない に脱出 だっしゅつ できる最大 さいだい 人数 にんずう 」ということになる。
非常口 ひじょうぐち の数 かず は運行 うんこう に必要 ひつよう な客室 きゃくしつ 乗務 じょうむ 員 いん (客室 きゃくしつ 保安 ほあん 要員 よういん )の人数 にんずう などにも関 かか わってくる。例 たと えば、ボーイング777-300 で満席 まんせき の際 さい には、客室 きゃくしつ 乗務 じょうむ 員 いん は10名 めい 乗務 じょうむ させることになる。これは、片側 かたがわ 5箇所 かしょ の非常口 ひじょうぐち があり、通路 つうろ が2本 ほん あるため、乗客 じょうきゃく の誘導 ゆうどう に必要 ひつよう な人数 にんずう として5×2=10名 めい 必要 ひつよう と算出 さんしゅつ されるからである。
なお誘導 ゆうどう 灯 とう に関 かん しては、国内線 こくないせん ・国際線 こくさいせん 問 と わず、ISO標準 ひょうじゅん のピクトグラム は用 もち いられず、アメリカ式 しき で「非常口 ひじょうぐち EXIT」(各 かく 言語 げんご 毎 ごと に異 こと なる)と書 か かれた、白地 しろじ に赤 あか のものが用 もち いられている場合 ばあい が多 おお い。ただし、ボーイング787 及 およ び一部 いちぶ のエアバス 機 き (一部 いちぶ のA330 、A380 、A350 など)に関 かん しては、ISO標準 ひょうじゅん のピクトグラムが採用 さいよう されている。
船舶 せんぱく ではSOLAS条約 じょうやく において、脱出 だっしゅつ 口 こう についても定 さだ められている。
この条約 じょうやく によると、救命胴衣 きゅうめいどうい を着用 ちゃくよう した乗員 じょういん ・乗客 じょうきゃく が迅速 じんそく に脱出 だっしゅつ できるように、十分 じゅうぶん な数 かず の脱出 だっしゅつ 口 こう を備 そな えなければならないことになっている。船舶 せんぱく 内 ない から脱出 だっしゅつ 口 こう までの順路 じゅんろ には堅固 けんご な構造 こうぞう の足場 あしば やはしご を恒久 こうきゅう 的 てき に固定 こてい していなければならない。また、各 かく 乗員 じょういん ・乗客 じょうきゃく に対 たい しては、少 すく なくとも2組 くみ の脱出 だっしゅつ 経路 けいろ を確保 かくほ しなくてはならないことともされている。
屋根 やね 上 じょう の非常口 ひじょうぐち の例 れい (黒 くろ い四角 よつかど の部分 ぶぶん )
バス車両 しゃりょう は普通 ふつう 乗用車 じょうようしゃ などと比較 ひかく し車 しゃ 高 だか が高 たか く、構造 こうぞう 上 じょう 出入口 でいりぐち が片側 かたがわ にしかない事 こと に加 くわ え、変形 へんけい した乗降 じょうこう 扉 とびら を内側 うちがわ からこじ開 あ けたり、窓 まど ガラスを割 わ って脱出 だっしゅつ しようとすると転落 てんらく などの二 に 次 じ 災害 さいがい の原因 げんいん にもなりかねないため、乗降 じょうこう 用 よう の扉 とびら とは反対 はんたい 側 がわ の側面 そくめん または後部 こうぶ において脱出 だっしゅつ 口 こう を設置 せっち する必要 ひつよう がある。
欧州 おうしゅう では、窓 まど の寸法 すんぽう を大 おお きめに設定 せってい し、非常時 ひじょうじ にはガラスをハンマー で破 やぶ って脱出 だっしゅつ 口 こう とする例 れい が一般 いっぱん 的 てき である。ガラスの中心 ちゅうしん を非常 ひじょう 用 よう ハンマーにより叩 たた くと、ガラス全面 ぜんめん が細 こま かく破砕 はさい され脱出 だっしゅつ 口 こう となり、座席 ざせき を踏 ふ み台 だい として窓 まど から車外 しゃがい へ脱出 だっしゅつ することになる[ 23] 。この場合 ばあい 、ガラス破片 はへん が尖 とが らないようにする必要 ひつよう があるため、強化 きょうか ガラス を使用 しよう することになる。
一部 いちぶ の車種 しゃしゅ では、屋根 やね 上 じょう に脱出 だっしゅつ 口 こう がオプションで設置 せっち できるようになっており、換気 かんき 口 こう を兼 か ねた構造 こうぞう となっているものもある。
日本 にっぽん のバス車両 しゃりょう の保安 ほあん 基準 きじゅん においては、幼児 ようじ 専用 せんよう 車 しゃ と30人 にん 以上 いじょう の定員 ていいん を有 ゆう する自動車 じどうしゃ においては、座席 ざせき ごとに乗降 じょうこう 口 こう がある場合 ばあい を除 のぞ いて、必 かなら ず非常 ひじょう 扉 とびら を設置 せっち しなくてはならない[ 24] 。輸入 ゆにゅう 車 しゃ においても例外 れいがい ではなかったが、近年 きんねん の輸入 ゆにゅう 車 しゃ においては、実証 じっしょう 試験 しけん を行 おこ なったうえで、先 さき に記述 きじゅつ した窓 まど ガラスを脱出 だっしゅつ 口 こう として使用 しよう する仕様 しよう も認 みと められるようになっている。バスの非常口 ひじょうぐち 表記 ひょうき も以前 いぜん は窓 まど ガラスに赤 あか 文字 もじ で「非常口 ひじょうぐち 」と記載 きさい してあったが(バス事業 じぎょう 者 しゃ により横書 よこが きと縦 たて 書 が きの違 ちが いも見 み られた)、現在 げんざい はピクトグラムを使用 しよう している。
ICE 車内 しゃない に
備 そな えられている
非 ひ 常用 じょうよう ハンマーの
例 れい 。
赤 あか い
丸 まる の
部分 ぶぶん をハンマーで
叩 たた くとガラスが
破砕 はさい する
欧州 おうしゅう では、バスと同様 どうよう 、窓 まど の寸法 すんぽう を大 おお きめに設定 せってい し、非常時 ひじょうじ にはガラスをハンマー で破 やぶ って脱出 だっしゅつ 口 こう とする例 れい が一般 いっぱん 的 てき である[ 注 ちゅう 1] 。
現代 げんだい のアメリカの鉄道 てつどう では、窓 まど 枠 わく ごと外 はず せるようになる形 かたち で非常口 ひじょうぐち を備 そな えている場合 ばあい が多 おお く、アムトラック や各地 かくち の通勤 つうきん 鉄道 てつどう でみられる。アムトラックでは航空機 こうくうき のような避難 ひなん の手引 てびき を客席 きゃくせき に用意 ようい し、非常時 ひじょうじ に備 そな えている。
日本 にっぽん の鉄道 てつどう 車両 しゃりょう においては、鉄道 てつどう に関 かん する技術 ぎじゅつ 上 じょう の基準 きじゅん を定 さだ める省令 しょうれい により、乗降 じょうこう 用 よう の扉 とびら が少 すく なく、非常 ひじょう の際 さい に旅客 りょかく の脱出 だっしゅつ に支障 ししょう がある可能 かのう 性 せい がある場合 ばあい は、非常口 ひじょうぐち を設置 せっち することが義務付 ぎむづ けられている。また、前方 ぜんぽう から強 つよ い衝撃 しょうげき を受 う けた際 さい に貫通 かんつう 扉 とびら が開 ひら いたり脱落 だつらく することで、前面 ぜんめん に大 おお きな損傷 そんしょう を受 う けた際 さい にも非常口 ひじょうぐち としての機能 きのう を維持 いじ できる構造 こうぞう になっているものもある[ 注 ちゅう 2] 。非常口 ひじょうぐち のサイズは幅 はば 40cm以上 いじょう 、高 たか さは120cm以上 いじょう と定 さだ められており、外 そと 開 ひら き戸 ど か引 ひ き戸 ど のいずれかとされている。
日本 にっぽん の地下鉄 ちかてつ の場合 ばあい は、側 がわ 方 かた への退避 たいひ が困難 こんなん な場合 ばあい が多 おお いため、編成 へんせい 最前 さいぜん 部 ぶ と最後 さいご 部 ぶ の正面 しょうめん に非常口 ひじょうぐち が用意 ようい される。
新幹線 しんかんせん においては0系 けい で側面 そくめん 非常口 ひじょうぐち が採用 さいよう されていたが、2000番台 ばんだい 以降 いこう の後期 こうき の製造 せいぞう 車 しゃ では廃止 はいし され、他 た の形式 けいしき も採用 さいよう されていない。
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