鶴谷つるたに智生ともお

鶴谷つるたに智生ともお（つるやともお、1965年ねん 7月がつ18日にち - ）は、日本にっぽんのドラマー、パーカッション奏者そうしゃ、音楽おんがくプロデューサー。

経歴けいれき・人物じんぶつ[編集へんしゅう]

新潟にいがた市し出身しゅっしん。楽器がっきや演奏えんそうに興味きょうみを持もち始はじめたのは中学生ちゅうがくせいの頃ころ。ラジオのエアチェックを通つうじて洋楽ようがくに興味きょうみを持もつようになった一方いっぽう、テレビでは「ザ・ベストテン」を見みていた。YMOを見みて校旗こうきの軸じくをドラムのスティックに見立みたててドラムの真似まねをしたり、ベニヤ板べにやいたにマジックペンで鍵盤けんばんの絵えを描えがいてキーボードの真似まねをしたり、音楽おんがくの先生せんせいにこっそりフォークギターのスリーフィンガーを教おしえてもらっていた^[1]。中学ちゅうがく卒業そつぎょうイベントでバンドを組くみ、チープ・トリック、レインボー、ディープ・パープル、ザ・ナックなどを披露ひろう。ただし、この頃ころはまだドラムの演奏えんそうはしておらず、ドラムの上手うまい友人ゆうじんの兄あにを見みて「あんなの絶対ぜったいにできないなあ」と思おもっていたという^[1]。

高校こうこう入学にゅうがく後ご、ギターをやりたくてブラスバンド部ぶに入部にゅうぶしたが、すでにギターの上手うまい先輩せんぱいがいたため「お前まえの出番でばんはない」と言いわれ、その先輩せんぱいにドラムを教おしえてもらったのがきっかけでドラムを始はじめる。鶴谷つるたには「教おしえる人ひとがちゃんといて、習ならったことが発揮はっきできる機会きかいがあれば最初さいしょの3ヶ月かげつの上達じょうたつ曲線きょくせんはすごい角度かくどで伸のびていく。楽たのしいから続つづける。最初さいしょにはもどかしさがあるが、一過いっか性せいのもの」と語かたっている^[1]。

最もっとも影響えいきょうを強つよく受うけたミュージシャンとしてフランク・ザッパを挙あげている。楽曲がっきょくの各かくパートを全部ぜんぶ口くちずさめるくらいに覚おぼえたといい、「ドラマーとして、特とくにいろんなことをやりたいドラマーにとって、『あの人ひとの音楽おんがくをやる』ということは、本当ほんとうに冥利みょうりというか、至福しふくの極きわみ」とまで心酔しんすいしている^[1]。ドラマーではザッパのバンドのドラムスだったテリー・ボジオを第だい一いちに挙あげている。このほか、ポリス、ジャパン、バービーボーイズは今いまでもよく聴きくといい、「音楽おんがくに甲乙こうおつはつけられないけど、特とくに高校こうこう時代じだい、学生がくせい時代じだいに聴きいた音楽おんがく、いわゆるゴールデン80sにかなうものはないなあ」と語かたっている。

1984年ねん、カナダ・バンクーバーに留学りゅうがく。

帰国きこく後ご、1987年ねんに池いけ頼広よりひろらとともにAIKE BANDに加入かにゅう、プロデビュー。以後いご、現在げんざいに至いたるまでさまざまなバンドやアーティストのサポートメンバー、スタジオミュージシャンとしてレコーディングやライブで活躍かつやく。

オマー・ハキム、デニス・チェンバース、スティーヴ・スミス、ビル・ブルーフォード、スティーブ・ガッド、ジェフ・ポーカロ等ひとし、ドラムを師事しじした一流いちりゅうドラマー多数たすう。鶴谷つるたにはポリシーとして「特定とくていの人ひとの弟子でしになったりスクールに通かようのが上達じょうたつの最短さいたん距離きょりだと分わかっているが、自分じぶんには平凡へいぼんな多数たすう派はの生いき方かたに思おもえた。如何いかに回まわり道みちをするか、どれだけ人ひとと違ちがう道みちを歩あるくかが自分じぶんの個性こせいを作つくるポイントだと思おもった」という^[1]。話はなしを聞きいたりドラムを教おしえてもらったのはほとんど日本にっぽんだといい「そう考かんがえると東京とうきょうって便利べんりだよね」と語かたっている。また、『Jazz Life』や『ドラム・マガジン』などの雑誌ざっしでインタビューアーとして多おおくの海外かいがいアーティストの取材しゅざいも行おこなっている。その中なかでデイヴ・ウェックルやヴィニー・カリウタには取材しゅざいを通つうじてセミナーを受うけ、大おおいに勉強べんきょうになったという。ジェフ・ベック来日らいにち時じにバンドメンバーとして帯同たいどう来日らいにちしたテリー・ボジオにも会あったことがあるが、このときはインタビューするとか教おしえてもらうというよりも「アイドル意識いしきのほうが強つよかった」「会あって話はなせただけで天てんにも昇のぼる気持きもちだった」といい、ベックのライブの時ときはギターアンプの裏うらで「膝ひざを抱かかえて拝聴はいちょうしていた（鶴谷つるたに）」という。このほか、日本にっぽんではPearlの夏季かき合宿がっしゅくでつのだ☆ひろのセミナーに参加さんかしたことが為ためになったと語かたる。

2003年ねんより「trYst」プロジェクトを主催しゅさい。ライブツアー、映像えいぞうとの同期どうき演奏えんそうなどさまざまなアイディアを盛もり込こみ、ほぼ年とし1シリーズのペースで活動かつどうしている。

松まつ香かおりフォニックス研究所けんきゅうじょより出版しゅっぱんされている英語えいご教材きょうざいのCD制作せいさく・プロデュースを担当たんとう。十じゅう数すう作さくが刊行かんこうされている。

使用しよう楽器がっき[編集へんしゅう]

Pearl Drum Set
Sabian Cymbals

プレースタイル[編集へんしゅう]

自他じたともに認みとめるオールラウンドプレーヤー。その原点げんてんはやはりザッパにあるといい、「彼かれの音楽おんがくはジャズやロックからレゲエ、現代げんだい音楽おんがく、交響曲こうきょうきょくまである。それらを一いちまとめにして同おなじステージで演奏えんそうできることが痛快つうかい」と語かたっている。また、「形状けいじょう記憶きおく合金ごうきんみたいに、スタイルを保たもとうとする"見みえざる力ちから！"に対たいして敢あえて反発はんぱつしよう、という欲望よくぼうがあるかも知しれない。いろいろとやってくるうちに、“自分じぶんはこういうスタイル”と思おもった時点じてんで、成長せいちょうが止とまるような気きがした。だから、なるべく出来できないことにチャレンジし続つづけようとする自分じぶんがいる。」「親おやがジャズ・ドラマーだというような強つよいバックボーンがあるのでなければ、一いち種目しゅもくを看板かんばんにして掲かかげること自体じたい不条理ふじょうりだと思おもう。自分じぶんのルーツはザッパならば、まんべんなくいろんなことやるのも筋すじじゃないかと」とも語かたっている。

レコーディング・ライブ参加さんかアーティスト[編集へんしゅう]

他た多数たすう。『music fair 21』等とう、TV音楽おんがく番組ばんぐみのバック演奏えんそうも多数たすう出演しゅつえんしている。

参照さんしょう[編集へんしゅう]

^ ^a ^b ^c ^d ^e 鶴谷つるたに智生ともおインタビュー

外部がいぶリンク[編集へんしゅう]

この項目こうもくは、音楽家おんがくか（演奏えんそう者しゃ・作詞さくし家か・作曲さっきょく家か・編曲へんきょく家か・バンドなど）に関連かんれんした書かきかけの項目こうもくです。この項目こうもくを加筆かひつ・訂正ていせいなどしてくださる協力きょうりょく者しゃを求もとめています（P:音楽おんがく/PJ:音楽おんがく）。

[TsuruyaInterview-1] 鶴谷つるたに智生ともおインタビュー

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