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じょ

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𥝱から転送てんそう

𥝱[ちゅう 1](じょ)および(し)は漢字かんじ文化ぶんかけんにおけるかず単位たんいひとつ。𥝱がいくつをしめすかは時代じだい地域ちいきによりことなるが、現在げんざい一般いっぱんてきおこなわれているまんしんほうでは 1024しめす。元々もともと漢字かんじは秭(かさねる)であり、日本にっぽんもちいられる𥝱は和製わせい漢字かんじ国字こくじ)である。

概要がいよう

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当初とうしょは、10ばいごとに位取くらいどりの名称めいしょうさだめる「したすう」がおこなわれていたので、「秭」は 109 となる[1]。「秭」は『詩経しきょうしゅう頌に[2]経典きょうてん使用しようれいのある最大さいだいかずである。

ベトナムで、109現在げんざいベトナム以外いがい漢字かんじ文化ぶんかけんおこなわれるまんしんでいうところの「じゅうおく」)のことを「tỷ」というが、これは「秭」の漢字かんじおんであり、したすうたる。

のちおこなわれた「うえすう」では、秭は垓 (1064) の垓倍で 10128した。「ちゅうすう」のまんまんしんでは垓 (1032) のおくばいで 1040まんしんでは垓 (1020) のまんばいで 1024 となる。しかししたすう以外いがいで「秭」はほとんど使つかわれることがない。

1024 のような巨大きょだいかずをどのように表現ひょうげんするかは中華人民共和国ちゅうかじんみんきょうわこく議論ぎろんがある(参照さんしょう)が、科学かがくてき目的もくてきには指数しすう表記ひょうきもちいるので問題もんだいはない。

日本にっぽんでは江戸えど時代じだいまんしん統一とういつされたので 1024 となり、かつて日本にっぽん統治とうちにあった台湾たいわん韓国かんこくでも秭は 1024 となった。ただし、いずれのくにでもきょう以上いじょう命数めいすう使つかわれることはまれであり、通常つうじょう指数しすう表記ひょうき使つかわれる。本来ほんらい秭とかれていた単位たんいであるが、日本にっぽんでは『ちりこう』で「𥝱」とあやまってかれ、つくり(つくり)の「」からかたも「じょ」となった[3]今日きょう日本にっぽんでは「𥝱」(じょ)のほう一般いっぱんてきである。

𥝱のくらいおよび前後ぜんごくらい命数めいすう以下いかのようになる。うえすうかず非常ひじょうおおいので、一部いちぶのみを表示ひょうじしている。

したすう まんしん現在げんざい まんまんしん うえすう
108 1020 いち 1032 いち 1064 いち
109 𥝱
1010 みのる 1023 せん 1039 せんまん 10127 せんまんおくちょうきょう
1024 いち𥝱 1040 いち𥝱 10128 いち𥝱
1025 じゅう𥝱 1041 じゅう𥝱
1026 ひゃく𥝱 1042 ひゃく𥝱 10192 いち垓𥝱
1027 せん𥝱 1043 せん𥝱
1028 いちみのる 1044 いちまん𥝱 10255 せんまんおくちょうきょう垓𥝱
1045 じゅうまん𥝱 10256 いちみのる
1046 ひゃくまん𥝱
1047 千万せんまん𥝱
1048 いちみのる

性質せいしつ

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1𥝱は、英語えいごけんのShort scaleでは Septillion、Long scaleでは Quadrillion に相当そうとうする。

千進せんしん英語えいごけんShort scale、まんしん漢字かんじけんひゃくまんしんのLong scaleで単位たんいがあがるかずである。これはちょうごく那由なゆほか指数しすうが12の倍数ばいすうとなる10の累乗るいじょうすう)が該当がいとうする。

使用しようれい

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脚注きゃくちゅう

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注釈ちゅうしゃく

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  1. ^ 「禾+」で構成こうせいされた文字もじ」。JIS X 0213とUnicodeなどの文字もじコードにはふくまれており、JIS X 0213では1-89-39、UnicodeではU+25771(文字もじ参照さんしょう : 𥝱)だが、追加ついかめん追加ついか漢字かんじめん)のため、環境かんきょうによっては表示ひょうじできない。文字もじ代用だいようされることもあるが、機織はたおりの横糸よこいととおすものであり、本来ほんらいまったちが意味いみである。

出典しゅってん

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  1. ^ せつぶんかいななへん、禾部「秭(中略ちゅうりゃく)一曰数億至萬曰秭」
  2. ^ しゅう頌・豊年ほうねんまんおく及秭。」もうつたえすうまんいたりまん曰億、すうおくいたりおく曰秭。」(「芟」にもおながある)
  3. ^ 大数たいすう名前なまえについて” (2000ねん8がつ14にち). 2017ねん3がつ26にち閲覧えつらん

関連かんれん項目こうもく

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