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86しき自動じどうやり Sがた

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86しき自動じどうやり Sがた
86しき自動じどうやり Sがた
86しき自動じどうやり Sがた
種類しゅるい ブルパップ方式ほうしき自動じどう小銃しょうじゅう
製造せいぞうこく 中華人民共和国の旗 中華人民共和国ちゅうかじんみんきょうわこく
設計せっけい製造せいぞう 中国ちゅうごく北方ほっぽう工業こうぎょう公司こうし
仕様しよう
口径こうけい 7.62mm
銃身じゅうしんちょう 438mm
使用しよう弾薬だんやく 7.62x39mmだん
装弾そうだんすう 10れん/20れん/30れん
(AKけいマガジンが流用りゅうよう可能かのう)
作動さどう方式ほうしき ガスあつロングストロークガスピストン方式ほうしき
全長ぜんちょう 667mm
重量じゅうりょう 3.59kg
発射はっしゃ速度そくど まいぶん600はつ
銃口じゅうこう初速しょそく 710 m/s
射程しゃてい 300m
最大さいだい射程しゃてい 400m
歴史れきし 
設計せっけいねん 1986ねん
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86しき自動じどうやり Sがた(または86Sしき自動じどうやり)は中華人民共和国ちゅうかじんみんきょうわこく中国ちゅうごく北方ほっぽう工業こうぎょう公司こうし製造せいぞうする56しき自動じどうやりブルパップ方式ほうしき変換へんかんしたアメリカ民間みんかん輸出ゆしゅつ仕様しようAK系統けいとう自動じどう小銃しょうじゅうである。

開発かいはつ

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1950年代ねんだい初頭しょとうイギリスEM-2開発かいはつして以来いらい中華人民共和国ちゅうかじんみんきょうわこくでもブルパップ方式ほうしき銃器じゅうき研究けんきゅうおこなわれていた。1970年代ねんだいまつ戦闘せんとう近代きんだいともなって、より軽量けいりょうでコンパクかつ充分じゅうぶん威力いりょく精度せいど信頼しんらいせいのある銃器じゅうき需要じゅようしょうじた。当時とうじ中国ちゅうごく充分じゅうぶんなブルパップ方式ほうしきかんするノウハウはわせていなかったが、この要求ようきゅうにはAUGFA-MAS参考さんこうにしてブルパップ方式ほうしき開発かいはつすることが決定けっていした。

1983ねん試験しけんよう試作しさくがたとしてWTC-1WTC-2開発かいはつされ、実際じっさい試験しけんされた。WTC-2は従来じゅうらい7.62x39mmだん仕様しよう新型しんがた5.8×42mmだん仕様しようの2種類しゅるい試作しさくされた。

試作しさくがた特徴とくちょうおよび試験しけん結果けっか
項目こうもく WTC-1 WTC-2
(7.62×39mmだん仕様しよう)
WTC-2
(5.8×42mmだん仕様しよう)
使用しよう弾薬だんやく 7.62×39mmだん 5.8×42mmだん
射撃しゃげきモード セミ/フル
コッキングレバー 側面そくめん 上面うわつら(はず可能かのう)
全長ぜんちょう 750mm 752mm
685mm[注釈ちゅうしゃく 1]
750mm
650mm[注釈ちゅうしゃく 1]
銃身じゅうしんちょう 520mm 520mm
440mm[注釈ちゅうしゃく 1]
520mm
430mm[注釈ちゅうしゃく 1]
重量じゅうりょう 3.5kg 3.26kg
3.13kg[注釈ちゅうしゃく 1]
3.4kg
発射はっしゃ速度そくど まいぶん512はつ まいぶん580〜600はつ まいぶんやく600はつ
銃口じゅうこう初速しょそく 730 m/s 725 m/s
716 m/s[注釈ちゅうしゃく 1]
930 m/s
精度せいど試験しけん(50mセミ) 4.2 4.0 3.4
精度せいど試験しけん(100mセミ) 10.7 10.0 7.6

精度せいど試験しけんらん数値すうちちいさければちいさいほど精度せいどいことをあらわす。

WTC-1とWTC-2は1985ねん5がつ中国ちゅうごく国内こくない様々さまざま機関きかん部隊ぶたいけて公開こうかい試験しけん実施じっしし、かなりたか評価ひょうか実際じっさい機械きかい部隊ぶたいへの採用さいよう推薦すいせんされたがブルパップ方式ほうしき銃器じゅうき当時とうじ戦術せんじゅつてき思想しそう適合てきごうせず採用さいよう見送みおくりになった。

採用さいようこそされなかったもののブルパップ方式ほうしき銃器じゅうき将来しょうらいせい充分じゅうぶん評価ひょうかされ実際じっさいにのちの95しき自動じどうやり開発かいはつ役立やくだてられた。

WTC-1とWTC-2はぐん採用さいようされなかったため民間みんかん市場いちばけてそうとし、全体ぜんたいてき設計せっけい洗練せんれん民間みんかん輸出ゆしゅつ仕様しようとしてさい設計せっけいをして1986ねんごろに86しき自動じどうやり Sがた開発かいはつされた。86しき自動じどうやり Sがたアメリカのチャイナスポーツしゃかいしてアメリカにけて1989ねんから1994ねん規制きせい強化きょうかされるまでにやく2,000てい輸出ゆしゅつした。

構成こうせい

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86しき自動じどう小銃しょうじゅう Sがた56しき自動じどうやりをベースにしておりレシーバーはほとんどそのまま流用りゅうようしている。ブルパップするにあたって従来じゅうらい銃床じゅうしょうとハンドガードをのぞき、レシーバーを延長えんちょうしそこにトリガーとグリップを移動いどうさせ、マガジンリリースレバーからレシーバーはしにかけて小型こがた銃床じゅうしょう追加ついかされている。従来じゅうらいAK大型おおがたセレクターは廃止はいしし、レシーバー右側みぎがわめんのグリップじょう小型こがたセレクターをそなえている。ハンドガードのわりにレシーバーぜんはしにはりたたみ可能かのうなフォアグリップが追加ついかされておりこれをにぎることで問題もんだいなく射撃しゃげき反動はんどう制御せいぎょ可能かのうである。従来じゅうらいアイアンサイト廃止はいしし、フロントトラニオンからガス導入どうにゅうにかけて大型おおがたのキャリングハンドルを追加ついかしておりこれは照準しょうじゅん機能きのうそなえている。

前述ぜんじゅつしたとおり86しき自動じどうやり Sがたは56しき自動じどうやりをベースにしているためAK同様どうようのガスあつロングストロークガスピストン方式ほうしき作動さどうしているが、コッキングレバーをたてがた変更へんこうしキャリングハンドルない移動いどうさせている。

銃身じゅうしんアメリカ輸出ゆしゅつするさいSBR認定にんていけないよう延長えんちょうされている。

脚注きゃくちゅう

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注釈ちゅうしゃく

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  1. ^ a b c d e f ビン銃びんじゅう

出典しゅってん

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関連かんれん項目こうもく

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外部がいぶリンク

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