GUILTY (GLAYのアルバム)

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GUILTY
GLAYスタジオ・アルバム
リリース
録音ろくおん 2010ねん3がつ - 2012ねん1がつ[1]
ジャンル ロック
J-POP
時間じかん
レーベル loversoul music & associates
プロデュース GLAY & MASAHIDE SAKUMA
チャート最高さいこう順位じゅんい
  • 週間しゅうかん2オリコン
  • 登場とうじょう回数かいすう9かい(オリコン)
  • 2013年度ねんど年間ねんかん89(オリコン)
ゴールドディスク
  • ゴールド(日本にっぽんレコード協会きょうかい
  • GLAY アルバム 年表ねんぴょう
    Hope and The Silver Sunrise
    2011ねん
    JUSTICE
    GUILTY
    2013ねん
    はいとダイヤモンド Anthology
    2014ねん
    『GUILTY』収録しゅうろくシングル
    1. G4・II -THE RED MOON-[2]
      リリース: 2011ねん10月5にち
    2. My Private "Jealousy"
      リリース: 2011ねん11月16にち
    3. Bible
      リリース: 2012ねん5月23にち
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    GUILTY』(ギルティー)は、GLAYのメジャー12まいオリジナルアルバム2013ねん1がつ23にちにloversoul music & associatesから発売はつばい

    解説かいせつ[編集へんしゅう]

    GLAY STADIUM LIVE 2012 THE SUITE ROOM in OSAKA NAGAI STADIUM Supported by glico』にて発表はっぴょうされた「GLAY 7 BIG SURPRISES」のだい2だんとして、11thアルバム『JUSTICE』と同時どうじ発売はつばいされるアルバム。オリジナルアルバムは前作ぜんさくGLAY以来いらい2ねん3ヶ月かげつりの発売はつばいである。オリジナルアルバムの2まい同時どうじ発売はつばいは、GLAYにとってははつである。

    セルフプロデュースの『JUSTICE』とは対照たいしょうてきに、ほんさく従来じゅうらいどお佐久間さくま正英まさひでプロデュース作品さくひんであり[3]、オフィシャルでは、「GLAYらしさ全開ぜんかい王道おうどうサウンド[3]紹介しょうかいされている。TAKUROほんさくかんして、「GLAYにとっての佐久間さくまワークスの集大成しゅうたいせい」および「TAKUROメロディーの集大成しゅうたいせい」とかたっている[4]。また、佐久間さくまが2014ねん1がつ死去しきょしたため、アルバムとしてはほんさく最後さいご佐久間さくまプロデュース作品さくひんとなる。アルバムタイトルは、HISASHIがギターに「JUSTICE」、「GUILTY」と命名めいめいしたのをTAKUROがったことにより、決定けっていしたとのこと[5][6]

    CDのみのばんとDVDどうこりのCD+DVDばん発売はつばいされる。DVDには、HISASHI&茂木もき淳一じゅんいちによるMUSIC ON! TVのレギュラー番組ばんぐみRX-72」のスペシャルプログラムをアルバム特典とくてんようとしてあらたに撮影さつえいされた「RX-72 -JUSTICE EDITION-」[3][7]さら2012ねん12月10にち開催かいさいされたZepp DiverCity公演こうえんよりすうきょく収録しゅうろくされる[7]さらに、どちらにも、2がつからおこなわれる全国ぜんこくアリーナツアーのチケット先行せんこう予約よやく封入ふうにゅう[7]。オフィシャルストアG-DIRECTで『JUSTICE』『GUILTY』を同時どうじ購入こうにゅうすると、『RX-72-G-DIRECT version-』を視聴しちょうすることができるURLが記載きさいされたカードが特典とくてんとして付属ふぞくする。

    また、アルバム2タイトル同時どうじ購入こうにゅうしゃ対象たいしょうに、「GLAY オリジナル・ポストカード4まいセット」のプレゼントおよび、ショップべつ応募おうぼキャンペーンが実施じっしされた(くわしい内容ないようは『脚注きゃくちゅう』を参照さんしょう[8])。

    先行せんこうシングルである「JUSTICE [from] GUILTY」および「運命うんめいろん」にほんさくおよび『JUSTICE』の予告編よこくへん収録しゅうろくされている。2013ねん1がつ10日とおかには、au Exclusive Liveから合計ごうけい2,000めいさまをペアで招待しょうたいし、全国ぜんこく16劇場げきじょう映画えいがかんにてアルバム先行せんこう試聴しちょうかいおこなわれた(募集ぼしゅう期間きかん:2012ねん12がつ10日とおか 14:00~2012ねん12月19にち 14:00)[9][10]。アルバム先行せんこう試聴しちょうかい開催かいさいは、GLAYにとってあらたなこころみである[9]。2013ねん1がつ21にちには、YouTubeニコニコ生放送なまほうそうUstreamの3サイト同時どうじに「GLAY DIRECT TALK vol.4」の生放送なまほうそう公開こうかいされ、アルバムにかんするトークをおこなった[11]

    CMには、女優じょゆうたいら愛梨あいり出演しゅつえんしており、TVスポットを2パターン、WEBムービーのけい3パターンが制作せいさくされた。YouTubeにもアップされている[12][13][14]

    ほんさく発売はつばいにより、GLAYのオリジナルアルバムの3の倍数ばいすうのタイトルにLOVEがはいっているという仕掛しかけがくなった。

    ジャケットのロゴはTERUえがいたものであり、GLAYのオリジナルアルバムで、ジャケットにメンバーの写真しゃしん1人ひとり使つかわれていないのは、『pure soul以来いらいやく15ねんりである。

    記録きろく[編集へんしゅう]

    オリコンチャートでははつ登場とうじょう2獲得かくとく。『JUSTICE』がはつ登場とうじょう1獲得かくとくしたため、2013ねん2がつ4にちづけ週間しゅうかんランキング1・2独占どくせんした。男女だんじょグループ・ソロをつうじ、オリジナルアルバムによるはつ登場とうじょう1・2独占どくせんは、1999ねん7がつ12にちづけL'Arc〜en〜Cielark』・『ray以来いらい、13ねんはんぶり史上しじょう2くみ今世紀こんせいきでははつ快挙かいきょとなった[15]

    収録しゅうろくきょく[編集へんしゅう]

    CD[編集へんしゅう]

    1. Red moon & Silver sun ~ My Private“Jealousy” (7:55)
      • 作詞さくし作曲さっきょく:TAKURO / 編曲へんきょく:GLAY & MASAHIDE SAKUMA & KEN SHIMA(オーケストレーションも担当たんとう
      44thシングル。しまけんによるオーケストレーション「Red moon & Silver sun」が追加ついかされたアルバムバージョンで収録しゅうろく[16]先行せんこうで『GLAY HIGHCOMMUNICATIONS TOUR 2011-2012 RED MOON & SILVER SUN』にて、このバージョンでオープニングをかざっており、今回こんかい収録しゅうろくたって、TAKUROは「ライブで紹介しょうかいしてから、こうやってアルバムに収録しゅうろくできるよろこびがあった。」とべている[16]
      TAKUROはこのアルバムバージョンにかんして、「映画えいが音楽おんがくのようなひとつの作品さくひんとして成立せいりつするようなオーバーチェアと、そこからの「My Private "Jealousy"」という、長年ながねん構想こうそうがようやくひとつのかたちになった。」とべており[16]本来ほんらいはこのようなかたち発表はっぴょうしたかったとかたっている[16]
    2. everKrack (album ver.) (4:14)
      • 作詞さくし作曲さっきょくHISASHI / 編曲へんきょく:GLAY & MASAHIDE SAKUMA
      43rdシングル「G4・II -THE RED MOON-収録しゅうろくきょく。アルバムバージョンで収録しゅうろく。シングルとの差異さいとして、ギターソロとその直前ちょくぜん部分ぶぶんのTAKUROのギターがライブで演奏えんそうされるものにちかくなっているてんなどがげられる。
    3. FACTORY (4:53)
      • 作詞さくし作曲さっきょく:TAKURO / 編曲へんきょく:GLAY & MASAHIDE SAKUMA
      アルバム『GLAY』のときからセッションしていたきょくで、レコーディングには試行しこう錯誤さくごし、3、4かいぐらいリズムをろくなおした[16]
      TAKUROはこのきょくかんして、「18さいのころからその会社かいしゃくしてきたのに、いとも簡単かんたん会社かいしゃからられてしまう日本にっぽん現状げんじょうたとえてきょくいた。」とべており[4]、「福島ふくしまだいいち原発げんぱつ事故じこ以降いこう企業きぎょうじんとしてのかたかんがえることがあって。(中略ちゅうりゃく) まなぶってなにだろう、ひとうえつってなにだろう、会社かいしゃるということはなにだろうってつよかんがえさせられて。」ともかたっている[4]
      また、HISASHIのアイデアで、間奏かんそうでギターがガガッとはい展開てんかいがあるが、そこにはHISASHIがかりれたベースがはいっている。いいベースだったからそのままのこしたとのこと[4]
    4. ふゆ遊歩道ゆうほどう (4:24)
      • 作詞さくし作曲さっきょく:TAKURO / 編曲へんきょく:GLAY & MASAHIDE SAKUMA
      アルバム『GLAY』のときつくられたきょく[4]で、『GLAY Anthology付属ふぞく冊子さっしにも曲名きょくめい掲載けいさいされたページがある。前作ぜんさくには収録しゅうろくされなかったが、2ねんはん月日つきひて、ほんさく収録しゅうろくされるはこびとなった[4]
      TAKUROは、「自分じぶんなかでは王道おうどうでありながら、テクニックじゃないところでできた、かなり優秀ゆうしゅうきょく。」とべており[4]、「最後さいごたたける歌詞かしかた非常ひじょうっている。」とかたっている[4]
      しかし一方いっぽうで、「このぐらいから、自分じぶんのメロディーにたいして疑問ぎもんつようになり、そろそろちがうステージにかなきゃいけないとよくかんがえていた。」ともかたっていた[4]
    5. はなあらし (4:30)
      • 作詞さくし作曲さっきょく:TAKURO / 編曲へんきょく:GLAY & MASAHIDE SAKUMA & DJ Mass MAD Izm* / キーボード編曲へんきょくKYOKO OSAKO
      TAKUROいわく、ローリング・ストーンズの「ミス・ユー」あたりのブルースを下地したじにしたディスコきょく[4]。GLAYのメロディーでありながら、ちょっとおどれるかんじのきょくで、ライブでやるのがたのしみとかたっており[4]、ライブでは、レゲエのコンサートなどでよくられる「プロペラ」(タオルを頭上ずじょうでブンブンまわす)をおこなって、会場かいじょうげた。
      アレンジにはDJ Mass MAD Izm*も参加さんかしており、そのブルースの下地したじがほとんどないために、かれにアレンジをおねがいしたとかたっており[4]、TERUも、4つちのきょくで、アレンジが大変たいへんだったとかたっている[16]
    6. キリノナカ (album ver.) (4:29)
      • 作詞さくし作曲さっきょく:TAKURO / 編曲へんきょく:GLAY & MASAHIDE SAKUMA
      43rdシングル「G4・II -THE RED MOON-」収録しゅうろくきょく。アルバムバージョンで収録しゅうろく。2ばんのAメロのTAKUROのギターがシングルよりもライブで披露ひろうされるものにちかくなっている。
    7. 初恋はつこいうた (4:55)
      • 作詞さくし作曲さっきょく:TAKURO / 編曲へんきょく:GLAY & MASAHIDE SAKUMA / つる編曲へんきょく:MASAHIDE SAKUMA
      卒業そつぎょう時期じき函館はこだて風景ふうけいうたったきょく[4]で、ほんきょくもアルバム『GLAY』の候補こうほきょくだった[16]。スタジオではなく、TAKUROおよびHISASHIの母校ぼこう北海道ほっかいどう函館はこだてりょうきた高等こうとう学校がっこうで、合唱がっしょうともにレコーディングをおこなった[16]
      しかし、そこの合唱がっしょうだけでは人数にんずうらなく、TERUの母校ぼこうである北海道ほっかいどう函館はこだて商業しょうぎょう高等こうとう学校がっこう合唱がっしょうにもこえをかけてもらったと[4]
      TAKUROは、合唱がっしょうのコーラスにかんして、「高校こうこう3年間ねんかんれられるなら、人生じんせいのラスト10ねんいらないってひともいるぐらい重要じゅうよう時期じき。どんなうまいひとでも絶対ぜったいせないはかなさ、せつなさがあって、まさにこの世界せかいかんちかいものをかんじ、感動かんどうした。」とかたっている[4]
      また、JIROはほんきょくかんして、「『運命うんめいろん』がUKロックテイストのアンセムなら、このきょくはGLAYが日本にっぽんのロックの歴史れきしなかつくってきたスタンダードなアンセム。こううただからこそサウンドはあえて不器用ぶきようなくらいがグッとくるとかんがえ、サウンドはキレイになりぎないようにこころがけた。」とかたっている[4]
      『GLAY HIGHCOMMUNICATIONS TOUR 2011-2012 RED MOON & SILVER SUN』の後半こうはんにおいて、エンドロールで先行せんこう披露ひろうされた。
    8. Bible (4:28)
      • 作詞さくし作曲さっきょく:TAKURO / 編曲へんきょく:GLAY & MASAHIDE SAKUMA
      45thシングル。
    9. Ruby's Blanket (4:07)
      • 作詞さくし:TAKURO / 作曲さっきょくJIRO / 編曲へんきょく:GLAY & MASAHIDE SAKUMA
      43rdシングル「G4・II -THE RED MOON-」収録しゅうろくきょく
    10. きみにあえたら (6:50)
      • 作詞さくし作曲さっきょく:TAKURO / 編曲へんきょく:GLAY & MASAHIDE SAKUMA
      ミニアルバムHope and The Silver Sunrise収録しゅうろくきょく
    11. Bible (Glay Christmas Show 2012 At Zepp Diver City (2012.12.10))
      iTunes Storeやく限定げんていのみの収録しゅうろく

    DVD[編集へんしゅう]

    • RX-72 -GUILTY EDITION-
    HISASHIと茂木もき淳一じゅんいちがスタジオでアルバムのレコーディングをとき系列けいれつじゅん解説かいせつする合間あいまに、「特別とくべつ講師こうし」としてかくメンバーごとにそれぞれアルバム制作せいさくのエピソードを解説かいせつする映像えいぞうはいり、さらかくメンバーの映像えいぞう途中とちゅうにそれぞれ1きょくずつ『HOTEL GLAY presents GLAY CHRISTMAS SHOW 2012 Winter THE SWEET ROOM in Zepp DiverCity』のライブ映像えいぞうはさむという構成こうせいになっている。
    DVDの構成こうせい
    アルバム制作せいさくのエピソード ライブ映像えいぞう
    1 TERUとプロデューサーエンジニア佐久間さくま正英まさひで対談たいだんによるレコーディング模様もよう紹介しょうかい My Private “Jealousy”
    2 TAKUROと音楽おんがくライター佐伯さえきあきら対談たいだんによる作詞さくし作曲さっきょくとう経緯けいい紹介しょうかい きみつめたうみ
    3 JIROとドラムス担当たんとうサポートメンバー永井ながい利光としみつ実演じつえんによるベースラインの解説かいせつ Ruby's Blanket
    4 HISASHIによるかれ担当たんとうしたトラックのおとづくりの解説かいせつ everKrack

    参加さんかミュージシャン[編集へんしゅう]

    スタッフ[編集へんしゅう]

    CD[編集へんしゅう]

    レコーディング・ミキシング
    MASAHIDE SAKUMA & FUMIE NAKAZAKI (VITAMIN PUBLISHING INC.)
    SHUNICHI KOGAI (M1)
    マスタリング
    STEPHEN MARCUSSEN at MARCUSSEN MASTERING STUDIOS

    DVD[編集へんしゅう]

    監督かんとく
    JUN SAITO (TETRAPOT FILMS)
    ライブ音源おんげんミキシング
    NORIYUKI KISOU (v.f.v studio inc.)
    マスタリング
    YASUJI MAEDA (BERNIE GRUNDMAN MASTERING)
    オーサリング
    SAWAKO RYUKO (BERNIE GRUNDMAN MASTERING)

    関連かんれん項目こうもく[編集へんしゅう]

    脚注きゃくちゅう[編集へんしゅう]

    1. ^ 特典とくてんDVD『RX-72 -GUILTY EDITION-』「アルバム制作せいさく期間きかんながれ」より
    2. ^ 3きょくの「MAD BREAKER」は収録しゅうろく
    3. ^ a b c ニューアルバム 1がつ23にち2まい同時どうじ発売はつばい決定けってい - GLAY HAPPY SWING NEWS & INFO OTHER(2012.11.05)より。
    4. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p 別冊べっさつカドカワ × GLAY』 「『JUSTICE』『GUILTY』アルバム全曲ぜんきょくセルフライナーノーツ」(P97~103)より
    5. ^ 『WHAT's IN?』2012ねん12がつごうより
    6. ^ HISASHIシグネチャーモデルギター【GUILTY】の販売はんばいサイト
    7. ^ a b c GLAY Official Store G-DIRECTによる『GUILTY』詳細しょうさいより
    8. ^ ニューアルバム購入こうにゅう特典とくてん情報じょうほう詳細しょうさい - GLAY HAPPY SWING NEWS & INFO RELEASE(2012.11.05)より
    9. ^ a b アルバム先行せんこう試聴しちょうかい無料むりょう招待しょうたい - GLAY HAPPY SWING NEWS & INFO OTHER(2012.12.10)より。
    10. ^ アルバム先行せんこう試聴しちょうかいエントリーページ
    11. ^ ナタリー『GLAY、3サイト同時どうじせい配信はいしんでアルバム制作せいさく秘話ひわ続々ぞくぞく披露ひろう
    12. ^ GLAYニューアルバムTVスポット A - YouTube
    13. ^ GLAYニューアルバムTVスポット B - YouTube
    14. ^ GLAYニューアルバムWEBムービー - YouTube
    15. ^ 【オリコン】GLAY新作しんさくが1・2独占どくせん TUBE、ラルクにつづく13ねんぶり3くみ快挙かいきょ
    16. ^ a b c d e f g h 『WHAT's IN?』2013ねん2がつごう「GUILTY Self Liner Notes -全曲ぜんきょく解説かいせつ-」(P30~31)より

    外部がいぶリンク[編集へんしゅう]