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PlayStation Portable go

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PlayStation Portable go
プレイステーション・ポータブル ゴー
メーカー ソニー・コンピュータエンタテインメント (SCE)
種別しゅべつ 携帯けいたいがたゲーム
世代せだい だい6世代せだい
発売はつばい アメリカ合衆国の旗欧州連合の旗 2009ねん10月1にち
日本の旗 2009ねん11月1にち
CPU MIPS 最大さいだい333MHz[1]
対応たいおうメディア なし
対応たいおうストレージ 16GB 内蔵ないぞうフラッシュメモリ
メモリースティック マイクロ(M2)
コントローラ入力にゅうりょく SIXAXIS
DUALSHOCK 3
DUALSHOCK 4(いずれもオプションとして)
外部がいぶ接続せつぞく IEEE 802.11bWi-Fi WPA対応たいおう
USB 2.0
Bluetooth 2.0 + EDR[1]
オンラインサービス PlayStation Network
互換ごかんハードウェア PlayStation Portable
(UMDソフトをのぞく)
次世代じせだいハードウェア PlayStation Vita
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PlayStation Portable go(プレイステーション・ポータブル ゴー、略称りゃくしょう: PSP go)は、ソニー・コンピュータエンタテインメントりゃく: SCE)[補足ほそく 1]2009ねん10月1にち発売はつばいした携帯けいたいがたゲーム

PlayStation Portable (PSP) からUMDドライブをはぶいた機種きしゅであり、次世代じせだいではなくPSPの姉妹しまいにあたる。記録きろく媒体ばいたいメモリースティック マイクロ (M2)本体ほんたい内蔵ないぞうフラッシュメモリのみ、利用りようできるソフトウェアはダウンロード販売はんばい経由けいゆ限定げんていされている。

歴史れきし

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ハードウェア

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様々さまざまなコンテンツをより手軽てがるせる』ことに着眼ちゃくがんし、開発かいはつされた。大半たいはん機能きのう従来じゅうらいのPSPと変化へんかはないが、以下いかてん変更へんこうくわえられている。

薄型うすがた軽量けいりょう
ユニバーサル・メディア・ディスク (UMD) ドライブを廃止はいしし、本体ほんたい大幅おおはば薄型うすがた小型こがたはかられた(デザインは従来じゅうらいのPSPとことなり矢野やのけん担当たんとう)。液晶えきしょうディスプレイ解像度かいぞうどを480×272にきのまま従来じゅうらいの4.3かたから3.8がたになった。本体ほんたいおおきさも初代しょだいPSPと比較ひかくして50%ちいさく、40%の軽量けいりょうはかられた[6]
16ギガバイトのフラッシュメモリを搭載とうさい
ディスク交換こうかんをせずにおおくのコンテンツをたのしむことができるようになった。また、インターネットをつうじてゲームソフトの購入こうにゅうやダウンロード・ゲームのプレイがすべいちだいおこなえるようになった。
UMDドライブが廃止はいしされたことで、ゲームをふくすべてのコンテンツはインターネットじょうにあるPlayStation Storeつうじてダウンロードをして購入こうにゅうすることになる。購入こうにゅうにはPSP go本体ほんたいからにくわえて、従来じゅうらいがたのPSP-1000/2000/3000と同様どうようPlayStation 3(PS3)やコンテンツ管理かんりソフトウェアである『Media Go』が導入どうにゅうされたパソコンでもおこなえる。
なお、2016ねん3がつ31にちでPlayStation PortableけPlayStation Storeのサービスが終了しゅうりょうしたため、以降いこうあらたなソフトウェアを直接ちょくせつ購入こうにゅうすることは不可能ふかのうとなる(過去かこ購入こうにゅうしたコンテンツのさいダウンロードや、PCやPS3とうでダウンロードしたPSPようコンテンツをUSB経由けいゆ転送てんそうすることは可能かのう[7]
Bluetooth規格きかく携帯けいたい電話でんわ接続せつぞく対応たいおう
Bluetooth規格きかくにも対応たいおうし、Bluetooth規格きかく対応たいおうしたヘッドホンを利用りようすることでワイヤレスでPSP goに保存ほぞんした音楽おんがく音声おんせいたのしむことができる[8]対応たいおうプロファイルはA2DP、HSP、AVRCP、DUN。
また、PS3のコントローラーを利用りようしてゲームなどの操作そうさおこなうことができる。ただしPSP専用せんようゲームでは、PSPに対応たいおうしたボタンでしか機能きのうせずLRボタンやアナログレバーはPSPにひとつずつしかないため、たとえPS3のコントローラーでも完全かんぜんりすることはできない。ゲームアーカイブス使つか場合ばあいは、LR2やみぎアナログレバーなどが有効ゆうこうになり、初代しょだいPlayStation同様どうよう機能きのうたせることができる。
バージョン6.10にて、ゲームアーカイブスでPS3のコントローラーの振動しんどう機能きのう使つかえるようになり、PSP go本体ほんたいのコントローラーとPS3のコントローラーを1P2Pなどへてることが可能かのう従来じゅうらいのPSPでは一人ひとりようだったがこれにより2P対戦たいせんなどが可能かのうになった。
また、おなじく今回こんかいから携帯けいたい電話でんわ接続せつぞくしてのインターネット接続せつぞくができるようになった[9]
ソフトウェア
PSP goのみ、ゲームスリープ機能きのうによるゲームいち停止ていしちゅうXMB操作そうさ可能かのうになった。なお、ゲームスリープ機能きのう使つかうことによりゲームを中断ちゅうだんさせたまま、のゲームをすることが可能かのうである。この機能きのうはプレイちゅう状態じょうたいをそのまま中断ちゅうだん静止せいしさせるものであり、従来じゅうらいのようにUMDなどのゲームをセーブポイントまでがらせて「起動きどうさせる」より手軽てがるあそなおすことができる。また、バッテリーざんりょうがなくなった場合ばあい自動的じどうてきにこの状態じょうたいへセーブされる。
従来じゅうらいにあった「バッテリー情報じょうほう」(0%から100%までの表示ひょうじ)がなく、うえ目盛めもりがみっつのバッテリーマークでしかざんりょう確認かくにんすることができない。これはPS3以降いこうのDUALSHOCK 3のようなコントローラーとおな仕様しようである。
システムアップデート
従来じゅうらいおなじく本体ほんたいソフトウェアをインターネットを利用りようしてアップデートが出来できる。しかし、従来じゅうらいとはべつのアップデータとして提供ていきょうされるため、従来じゅうらいようのアップデータでアップデートすることが出来できない。
互換ごかんせい
PlayStation Networkのアカウントは、PSP・PS3とともに共通きょうつうしている。
USB端子たんし充電じゅうでん兼用けんようであるせんようのマルチユース端子たんしとなり、既存きそんのPSPのようにA-miniBタイプの汎用はんようUSBケーブルでの外部がいぶ機器ききとの接続せつぞく不可能ふかのうとなっている。さらにこの端子たんし映像えいぞう出力しゅつりょく同時どうじおこな仕様しようであるため、PS Vitaの1000がた端子たんしともことなり、PSP goよう映像えいぞう出力しゅつりょくケーブルの価格かかくをプレミアさせた。
対応たいおうメモリースティックには、従来じゅうらいのPSPで利用りようされてきた「メモリースティック Duo」よりさらに小型こがたの「メモリースティック・マイクロ(M2)」が採用さいようされている。
UMDドライブが廃止はいしされたことで、既存きそんのUMDをもちいたPSPようのゲームや映像えいぞうソフトが利用りようできなくなった。そのため、UMDのゲームを本体ほんたい改造かいぞうあそ場合ばあいでも、PSP1000/2000/3000をUMD吸出すいだしのために所持しょじする必要ひつようがある。UMDのみでダウンロード販売はんばいがされていないソフトもあるため、すべてのPSPようソフトがPSP goでプレイできるわけではない。
当初とうしょ手元てもとにあるUMDソフトをPSP goでもあそべるようにするプログラムを導入どうにゅうするとしていたが、不正ふせいコピーに利用りようされるおそれがあることと「ソフトの著作ちょさくけんじょう問題もんだい解決かいけつできない」という理由りゆうから対応たいおう見送みおくられた[10]。しかし、PSPの次世代じせだいがた携帯けいたいゲームPlayStation Vita発売はつばいともない2011ねん12月6にち開始かいしされたUMD Passportによって、手持てもちのUMDのIDをPSNアカウント登録とうろくするとダウンロードばん割引わりびき価格かかくえるようになったため、PSP goでもその恩恵おんけいられるようになった(2016ねん3がつ31にち終了しゅうりょう)。なお、UMDのID登録とうろくにはUMDドライブを搭載とうさいした従来じゅうらいがたのPSP-1000/2000/3000が必要ひつようである。

仕様しよう

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PSP goの仕様しよう以下いかとおりとなっている[1]

  • CPU
  • メモリ
  • ディスプレイ
    • 3.8インチ16:9ワイドスクリーンTFT液晶えきしょう
    • 480 × 272ピクセル 1,677まんしょく
  • サウンド
  • おもI/O
    • ワイヤレスLAN(IEEE 802.11b準拠じゅんきょ)(Wi-Fi認証にんしょう取得しゅとく
    • Bluetooth 2.0 (EDR)
    • High Speed USB(USB 2.0準拠じゅんきょ
    • メモリースティック マイクロ (M2)
    • アナログ ビデオアウト
    • マイク
  • ボタン、各種かくしゅスイッチるい
    • 方向ほうこうキー(上下じょうげ左右さゆう)、アナログパッド ×1
    • △、○、×、□ボタン、L、Rボタン ×1
    • START、SELECT、PSボタン ×1
    • POWER/HOLDスイッチ ×1
    • ワイヤレスLAN(ON/OFF)スイッチ ×1
    • ディスプレイ、サウンド、音量おんりょう+/-ボタン ×1
  • 電源でんげん
    • リチウムイオンバッテリー(本体ほんたい内蔵ないぞう
    • 外部がいぶACアダプター
    • USB充電じゅうでん
  • 本体ほんたい内蔵ないぞうメモリ
    • 16GBオンボードフラッシュメモリー
  • 質量しつりょう
    • やく158g
  • 寸法すんぽう
    • やく128×16.5×69mm(はば×たかさ×奥行おくゆき)(最大さいだい突起とっきのぞく)
  • プレイステーション・ポータブル go(税込ぜいこみ希望きぼう小売こうり価格かかく \26,800えん
    • ピアノ・ブラック、PSP-N1000 PB:2009ねん11月1にち発売はつばい
    • パール・ホワイト、PSP-N1000 PW:2009ねん11月1にち発売はつばい
    • 2010ねん10がつ26にちより、16,800えんへと小売こうり価格かかく改定かいてい[11]

周辺しゅうへん機器きき

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SCEIせい

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型番かたばん 名称めいしょう 備考びこう
LIP1412 バッテリーパック 本体ほんたい内蔵ないぞう単体たんたい販売はんばいはない。
PSP-N100 ACアダプタ 本体ほんたいどうこり
PSP-N150 AVケーブル
PSP-N170 D端子たんしケーブル
PSP-N180 コンポーネントAVケーブル
PSP-N270 Bluetoothステレオヘッドセットレシーバー
PSP-N340 クレードル
PSP-380 ACアダプタ PSP-3000の本体ほんたいどうこり。クレードルに使用しようできる。
PSP-N380 カーアダプタ
PSP-N430 USBケーブル マルチユース端子たんしのUSBケーブル
PSP-N440 コンバーターケーブルアダプタ きゅうPSPようワンセグチューナー・ちょっとショットGPSレシーバーをgoで使用しようするための変換へんかんアダプタ。そなけられたUSB端子たんしはSCEI純正じゅんせい周辺しゅうへん機器きき以外いがいでは使用しようできないことや、充電じゅうでん対応たいおうしていないことなどから辛口からくちなレビュアーがおおい。出荷しゅっか完了かんりょうひん[12]
PSP-N510 ディスプレイ保護ほごフィルム
PSP-N520 プライバシーフィルム
PSPJ-15026 アクセサリーパック メモリースティックマイクロ (M2) 8GBとM2→DuoサイズアダプタとPSPJ-15027とクロスのセット。
PSPJ-15027
PSPJ-15028
ソフトケース&ハンドストラップ
CECH-ZC1J ワイヤレスコントローラ (SIXAXIS) PS3のコントローラ。振動しんどう機能きのうなし。
CECH-ZC2J ワイヤレスコントローラ (DUALSHOCK 3) PS3のコントローラ。振動しんどう機能きのうき。
SCPH-10050 電源でんげんコード
SCZM-92084
SCZM-92085
ポーチ
SCZM-92086 ほんかわケース&ハンドストラップ

ソニーせい

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  • メモリースティック マイクロ (M2)
    • MS-Aシリーズ
    • MS-APシリーズ
    • MS-Mシリーズ
    • 他社たしゃせいのM2も使用しよう可能かのう

売上うりあげ評価ひょうか

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あくまでPSPのバリエーションのひとつというあつかいであり、従来じゅうらいがたのPSPと並行へいこうして販売はんばいされていたため、単純たんじゅん売上うりあげ台数だいすう比較ひかくはできないが、日本にっぽんでは初日しょにち売上うりあげやく3まんだいでその週間しゅうかん売上うりあげ台数だいすうもPSP全体ぜんたいの10%以下いか大半たいはんとなっていた。

これにかんしては

  • UMDドライブが廃止はいしされたため、従来じゅうらいのPSP利用りようしゃ購入こうにゅうみのタイトル・コンテンツを活用かつようすることができない。そのため、しんハードへのえがきにくかった。かりにPSPをCFW改造かいぞうする場合ばあいでも、UMDドライブがない以上いじょうUMD吸出すいだしにもちいることができないため、改造かいぞうする需要じゅようもほぼ存在そんざいしなかった。
  • PSP-1000などのシリーズから性能せいのう上昇じょうしょうするわけではないうえに、解像度かいぞうどつづき480pのままである。
  • PSPのダウンロードばん作品さくひんは2008ねんごろから作品さくひん追加ついか本格ほんかくしたため、それ以前いぜん初期しょき作品さくひんはほぼプレイ不可能ふかのうちかい。さらに、ダウンロード販売はんばい開始かいし新規しんき発売はつばいしたすべての作品さくひんがダウンロードで販売はんばいされているわけではなくつづきUMDでのみプレイ可能かのう作品さくひん存在そんざいする。
  • 購入こうにゅうしたソフトを中古ちゅうこ売却ばいきゃくできない。ぎゃくに、中古ちゅうこのUMDソフトがやす場合ばあいでもダウンロードばんしか購入こうにゅうできない状況じょうきょう発生はっせいする。UMD VideoやUMD Musicも使用しよう不可ふか
  • モンスターハンターポータブルシリーズをプレイする場合ばあいおこな特有とくゆうのコントローラーのかた親指おやゆび以外いがいで〇△×□ボタンや十字じゅうじボタン、スティックを操作そうさする方法ほうほう)ができない。
  • 発売はつばい当時とうじのコンピュータゲーム市場いちばではオンライン機能きのうやダウンロード販売はんばい利用りよう主流しゅりゅうとはなっていない。ぎゃくに、インターネット環境かんきょうととのっていない消費しょうひしゃフリースポットなどを活用かつようしなければコンテンツ購入こうにゅう自体じたいができない。そもそも、PSPはインストラクチャーモードのWifiでパブリックサーバーに接続せつぞくしたマルチプレイが基本きほんてきにできないので、PSPシリーズはWifiに接続せつぞくする需要じゅよううすいのに、PSP GoはWifi接続せつぞく事実じじつじょう義務付ぎむづけしてしまった。
    • ゲームソフトによってはすう100MBから、1.0GBちかくのだい容量ようりょういたるのもあり、ダウンロードにようするデータりょう増大ぞうだい管理かんり煩雑はんざつになる。フリースポットでだい規模きぼなデータをダウンロードするには大幅おおはば時間じかんがかかる。
    • くに地域ちいきによっては、ブロードバンド常時じょうじ接続せつぞく可能かのうとするインフラ整備せいびできていない場合ばあいおおい。とく開発途上国かいはつとじょうこく過疎かそ顕著けんちょである。ナローバンドによるダウンロードは考慮こうりょされていないため、在住ざいじゅうによってはダウンロード販売はんばいでの購入こうにゅう困難こんなん場合ばあいがある。
  • ソフト販売はんばい売上うりあげ依存いぞんするゲーム小売こうりてんにとっては存在そんざい否定ひていする商品しょうひんであり、これらの関係かんけいしゃからの反発はんぱつまねいた。これは、拡販かくはん苦戦くせんする要因よういんとなった。
  • AVケーブル、USBケーブルはPSP Go専用せんようのものを使用しようする必要ひつようがあるため、非常ひじょう高価こうかになる。そのため、端子たんし(コンポーネント、D映像えいぞうS映像えいぞうコンポジットSCART)も別々べつべつにPSP-2000番台ばんだい以降いこうのPSP本体ほんたいようともけて必要ひつようがある。
  • ダウンロードばんは2008ねん以降いこう発売はつばいされたぜんPSP作品さくひん対応たいおうしているわけではなく、その発売はつばいされた作品さくひんもUMDのみしか販売はんばいされていないものが存在そんざい
    • 従来じゅうらいのPSP同様どうようWPA2のWi-Fi電波でんぱ接続せつぞく対応たいおうしていない。前述ぜんじゅつしたPS3本体ほんたいでのPSP作品さくひん購入こうにゅうに、PSP (PSP go) をWPAかWEPの無線むせんLANでPSNに接続せつぞくさせ、「ダウンロードリスト」をひらくことにより購入こうにゅうした作品さくひんがダウンロード可能かのうになる仕様しようであり、かなりまわりくどい方法ほうほう使用しようしなければ対処たいしょ不可能ふかのうである。PS3からPSPにゲームデータを有線ゆうせん転送てんそうする機能きのうもセキュリティじょう都合つごうから不可能ふかのうになった。
  • 従来じゅうらいのPSP-1000/2000/3000がたでも、容量ようりょうおおきいメモリースティック PRO Duo用意よういすればダウンロードでのコンテンツ購入こうにゅうおよびPSP goの代用だいよう可能かのう。そのため、ダウンロード販売はんばいならではの要素ようそが「PSP goならではの魅力みりょく」になりにくかった。そもそも、メモリースティックはDUOがたのほうが安価あんかであり、PCにメモリースティックを接続せつぞくするためのアダプターも簡単かんたん入手にゅうしゅできる。
  • 初期しょき価格かかく高価こうか(26,800えん)。むしろ、PSP go発売はつばいともなって値下ねさげされた従来じゅうらいのPSPに注目ちゅうもくあつまり、PS3本体ほんたい価格かかくも2011ねん発売はつばいされたCECH-3000Aでより安価あんかになってしまった(24,980えん)。
    • さらに、2022ねん以降いこうはPSPよう作品さくひん購入こうにゅうするためには、PS3本体ほんたいでPSPにログインしたidとおなPSN使つかってサインインする必要ひつようがあり、これ以外いがい方法ほうほうでは購入こうにゅうできなくなっている。
  • 海外かいがいではPSP goの登場とうじょうにさらなる廉価れんかばんである「PSP-E1000」がPSP goの発売はつばいから2ねん程度ていど発売はつばい
  • DUALSHOCK 3の接続せつぞくPS3本体ほんたい必要ひつようになること(DUALSHOCK 3はスマートフォンやPCへの無線むせん接続せつぞく想定そうていした仕様しようではない。)
  • のちに登場とうじょうしたPS Vita TV専用せんようケーブルを購入こうにゅうせずテレビに接続せつぞくでき、本体ほんたい単体たんたいでDUALSHOCK 3を接続せつぞくできるうえに、VitaおよびVita TVはゲームアーカイブスのぜん作品さくひん、PSP goのダウンロードばん作品さくひんの8わり以上いじょうはそのままプレイできるため、さらに需要じゅよううしな事態じたいとなった。PSPのみに対応たいおうした作品さくひんすくなく、「ポップンミュージックポータブル」などのUMDけい作品さくひんのごく少数しょうすう。PSVita単体たんたいでもPSPの作品さくひんこう解像度かいぞうどかつ完全かんぜん互換ごかんせいきでプレイでき、本体ほんたい改造かいぞうした場合ばあいUMDからした作品さくひんもプレイできる。

などがアナリストなどから指摘してきされている[13]価格かかくかんしては2010ねん10がつ26にちより16,800えん値下ねさげされ、従来じゅうらいのPSPとほぼ同額どうがくとなった。そのしゅう(2010ねん10がつ25にち - 10月31にち)の日本にっぽんでの販売はんばい台数だいすうは3,031だいと、前週ぜんしゅうの924だいからは大幅おおはば増加ぞうかした。しかし、どうしゅう従来じゅうらいがたPSPの売上うりあげ38,874だいであり、以後いご主流しゅりゅうになるにはいたらなかった。

最終さいしゅうてきには、販売はんばい台数だいすうやPSPの次世代じせだいがた携帯けいたいゲームとなるPlayStation Vita準備じゅんびなどのため、2011ねん4がつ20日はつか従来じゅうらいのPSPの生産せいさんつづけたままPSP goの出荷しゅっか終了しゅうりょう発表はっぴょうされることとなった。どう製品せいひんのサポートも部品ぶひん確保かくほむずかしいという理由りゆうで2016ねん7がつまつをもって終了しゅうりょうすることになった[14]

歴代れきだいキャッチコピー

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  • こころは、もっとうごく。
  • つかいきろう△○×□

脚注きゃくちゅう

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補足ほそく

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  1. ^ げん社名しゃめいはソニー・インタラクティブエンタテインメント(りゃく: SIE)。

出典しゅってん

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  1. ^ a b c PSP「プレイステーション・ポータブル」go(PSP-N1000)商品しょうひん概要がいよう”. 株式会社かぶしきがいしゃソニー・インタラクティブエンタテインメント. 2009ねん11月1にち閲覧えつらん
  2. ^ ソニー、「PSP go」発表はっぴょう 2まん6800えんで11月発売はつばい”. ITmedia NEWS. アイティメディア (2009ねん6がつ3にち). 2024ねん4がつ2にち閲覧えつらん
  3. ^ 「PSP go」欧米おうべい発売はつばい テザリングも可能かのう”. ITmedia NEWS. アイティメディア (2009ねん10がつ2にち). 2024ねん4がつ2にち閲覧えつらん
  4. ^ 「PSP go」、1まん6800えんに 発売はつばい1ねんで1まんえん値下ねさ”. ITmedia NEWS. アイティメディア (2010ねん10がつ25にち). 2024ねん4がつ2にち閲覧えつらん
  5. ^ わずか1ねんはん――「PSP go」出荷しゅっか完了かんりょう正式せいしき発表はっぴょう”. ねとらぼ. アイティメディア (2011ねん4がつ20日はつか). 2024ねん4がつ2にち閲覧えつらん
  6. ^ 臼田うすだつとむ哉. “SCE、UMDをはぶ小型こがたした「PSP go」を発表はっぴょう. AV Watch (Impress Watch). https://av.watch.impress.co.jp/docs/news/212230.html 2009ねん11月1にち閲覧えつらん 
  7. ^ PSP®「プレイステーション・ポータブル」けPlayStation®Storeにおける各種かくしゅコンテンツの販売はんばい終了しゅうりょう、およびUMD®Passportサービス終了しゅうりょうのおらせ(2015ねん11月27にち
  8. ^ PSP「プレイステーション・ポータブル」go PSPのしんラインアップとして、日米にちべいおうアジアにて2009ねんあき発売はつばい
  9. ^ システムソフトウェア バージョン6.10 | Bluetoothの対応たいおうプロファイルに「DUN」を追加ついか
  10. ^ 山崎やまざき 健太郎けんたろう. “SCE、「PSP go」でのUMDソフト対応たいおう見送みおくり - 権利けんり処理しょりとう問題もんだい。キャンペーンやPSN充実じゅうじつ対応たいおう. AV Watch (Impress Watch). https://av.watch.impress.co.jp/docs/news/319675.html 2009ねん11月11にち閲覧えつらん 
    河村かわむら しげるひろし. “PSP go:UMDソフトの対応たいおう見送みおくりへ 著作ちょさくけん問題もんだい解決かいけつできず”. まんたんウェブ (毎日新聞社まいにちしんぶんしゃ). http://mainichi.jp/enta/mantan/news/20091002mog00m200034000c.html 2009ねん11月2にち閲覧えつらん 
  11. ^ PSP®「プレイステーション・ポータブル」go しん価格かかく 希望きぼう小売こうり価格かかく16,800えん税込ぜいこみ)2010ねん10がつ26にち)より発売はつばい プレイステーション®オフィシャルサイトより。
  12. ^ コンバーターケーブルアダプター (PSP-N1000専用せんよう) プレイステーション® オフィシャルサイト
  13. ^ AllAbout ゲーム業界ぎょうかいニュース しいじんがいなければれない、ということ など。
  14. ^ 一部いちぶ機種きしゅのアフターサービス受付うけつけ終了しゅうりょうのおらせ - ソニー・インタラクティブエンタテインメントジャパンアジア公式こうしきサイト(SIEJAからの重要じゅうようなおらせ)

関連かんれん項目こうもく

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外部がいぶリンク

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