YB-11 (航空機こうくうき)

ダグラス YB-11は、1930年ねん代だいにアメリカ陸軍りくぐん航空こうくう隊たいの発注はっちゅうにより、ダグラス・エアクラフト社しゃが開発かいはつしていた爆ばく撃げき機き。試作しさくのみで量産りょうさんには至いたらなかった。

概要がいよう

1930年代ねんだい、アメリカ陸軍りくぐん航空こうくう隊たいは、水陸すいりく両用りょうようの航空機こうくうきを求もとめていた。そこで1932年ねん11月18日にちにダグラス社しゃに対たいし、アメリカ海軍かいぐん向むけのXP3D飛行ひこう艇ていを改良かいりょうした機体きたいを発注はっちゅうした。

デザインは、艇てい体型たいけいの胴体どうたいに高こう翼つばさ配置はいちの単葉たんよう主翼しゅよくを持もち、2基きのレシプロエンジンは主翼しゅよくの上うえに持もち上あげられた形かたちで配置はいちされていた。水陸すいりく両用りょうよう機きであるため胴体どうたい中央ちゅうおう側面そくめんに主しゅ脚あしが設置せっちされており、両りょう主翼しゅよく端はしにはフロートも付つけられている。

機体きたいの製造せいぞう中ちゅうに、観測かんそく機きに目的もくてきが変更へんこうされ、機種きしゅ記号きごうがYO-44、次ついでYOA-5に変更へんこうされた。YOA-5は試作しさく機き1機きが造つくられ、1935年ねん1月がつに初はつ飛行ひこうしたが、量産りょうさんには至いたらなかった。

これに代かわり陸軍りくぐん航空こうくう隊たいでは、同年どうねん3月がつに初はつ飛行ひこうし、6月がつから量産りょうさんが開始かいしされた海軍かいぐん向むけのPBYを、OA-10として正式せいしき採用さいようすることとなった。

諸しょ元もと

• 全長ぜんちょう：21.3m
• 全幅ぜんぷく：27.4m
• 全高ぜんこう：6.7m
• エンジン：ライト R-1820 レシプロエンジン 2基き（800馬力ばりき）
• 武装ぶそう：機銃きじゅう 3門もん

外部がいぶリンク

• DOUGLAS YB-11 空軍くうぐん博物館はくぶつかんファクトシート