はじめる

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日本語にほんご

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動詞どうし

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はじめるはじめめる、そうめる、(まれ)はつめる】

  1. あらたに物事ものごとおこなうようにする、または、それまでと状況じょうきょうことなるようにする。開始かいしする。
  2. 事業じぎょうなどをあらたにこす。創始そうしする。あらたにあつかう。
    • ラーメンはじめる
    • かきごおりはじめました。
  3. 動詞どうし連用形れんようけいいて)行為こういあらたにおこなうようにする。動作どうさあらたにおこなわれるようになる。
    • はしはじめる
    • はじめる
  4. (「(を)はじめ」のかたちで)代表だいひょうとなるものをまず提示ていじほかはまとめてあらわすときにもちいる。を筆頭ひっとうに。以下いか
    • 首相しゅしょうはじめ5めい閣僚かくりょう参加さんかした。

活用かつよう

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用法ようほう

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  1. める」表記ひょうき以下いかのように用例ようれいがあるが、近年きんねんでは「はじめる」表記ひょうき優勢ゆうせい一般いっぱんしている。
    • 1923ねん, 芥川あくたがわ龍之介りゅうのすけしろ[1]
      すると午後ごごよん時半じはんごろみぎおおかみ十字じゅうじまちあらわれ、いちひきくろけんいをはじた。くろけん悪戦あくせんすこぶつとめ、ついにてきせるにいたった。
    • 1923ねん, 豊島としま与志雄よしお神棚かみだな[2]
      ある印刷所いんさつしょってすぐに仕事しごとめることになっていた。ところがいつまでっても会社かいしゃ出来できのぼらなかった。
  2. そうめる」表記ひょうきはもっぱら語義ごぎ2で使つかわれる。
    • 1934ねん, 山本やまもと実彦さねひこじゅうねん[3]
      改造かいぞう』をそうてからこのよんがつまんじゅうねんだ。あれもこれもかんがえればまるでゆめのようだ。
    • 1949ねん, 上村うえむら松園しょうえん「わがははかたる」[4]
      ちち四条しじょう御幸みゆきまちみせかまえ、茶舗ちゃほそうたばかりのところでした。

関連かんれん

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翻訳ほんやく

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  • はじまる#訳語やくご参照さんしょう
    単語たんごレベルでの自他じた対立たいりつがあるのは、おおくの言語げんごにおいて比較的ひかくてきまれであるので、暫定ざんていてき適用てきようただ精査せいさようす)

  1. 青空あおぞら文庫ぶんこ(1999ねん3がつ1にち公開こうかい、2012ねん3がつ22にち修正しゅうせい)(底本ていほん:「芥川あくたがわ龍之介りゅうのすけ全集ぜんしゅう5」ちくま文庫ぶんこ筑摩書房ちくましょぼう、1995(平成へいせい7)ねん4がつ10日とおかだい6さつhttps://www.aozora.gr.jp/cards/000879/files/149_15204.html 2020ねん6がつ27にち参照さんしょう
  2. 青空あおぞら文庫ぶんこ(2007ねん8がつ16にち作成さくせい)(底本ていほん:「豊島としま与志雄よしお著作ちょさくしゅう だいかん小説しょうせつ2)」未来社みらいしゃ、1965(昭和しょうわ40)ねん12月15にちだい1さつhttps://www.aozora.gr.jp/cards/000906/files/42416_27967.html 2020ねん7がつ24にち参照さんしょう
  3. 青空あおぞら文庫ぶんこ(2009ねん4がつ18にち作成さくせい)(底本ていほん:「出版しゅっぱんじん遺文いぶん 改造かいぞうしゃ 山本やまもと実彦さねひこ栗田くりた書店しょてん、1969ねん2がつ11にちだい2さつhttps://www.aozora.gr.jp/cards/001368/files/49437_34957.html 2020ねん7がつ24にち参照さんしょう
  4. 青空あおぞら文庫ぶんこ(2009ねん6がつ11にち作成さくせい)(底本ていほん:「あお帛の仙女せんにょ同朋どうほうしゃ出版しゅっぱん、1996(平成へいせい8)ねん4がつ5にちだい1はんだい1さつhttps://www.aozora.gr.jp/cards/000355/files/49723_35372.html 2020ねん7がつ24にち参照さんしょう