静寂しじま

日本語にほんご

名詞めいし

静せい 寂さび（せいじゃく、じょうじゃく）

1. 静しずまりかえっている状態じょうたい。
   • 夜よるの静寂しじまを破やぶって、ドターンというような音響おんきょうが、突然とつぜん彼かれの鼓膜こまくをうった。（海野うみの十三じゅうざ『ネオン横丁よこちょう殺人さつじん事件じけん』）〔1931年ねん〕

翻訳ほんやく

• 英語えいご: quietness ^(en), stillness ^(en), hush ^(en)

形容動詞けいようどうし

1. 静しずまりかえったさま。
   • 電燈でんとうは消滅しょうめつして家中いえじゅうが薄暗うすぐらく、そして静寂せいじゃくだった。（島田しまだ清次郎せいじろう『地上ちじょう : 地ちに潜ひそむもの』）〔1919年ねん〕
   • 雑沓ざっとうの街まちは結局けっきょく地上ちじょうで一番いちばん静寂せいじゃくな場所ばしょであるかも知しれない。（坂口さかぐち安吾あんご『群集ぐんしゅうの人ひと』）〔1932年ねん〕

活用かつよう

活用かつようと結合けつごう例れい

静寂しじま-だ 形容動詞けいようどうし活用かつよう表ひょう（日本語にほんごの活用かつよう）

ダ活用かつよう
語幹ごかん	未然みぜん形がた	連用形れんようけい	終止しゅうし形がた	連体れんたい形がた	仮定かてい形がた	命令めいれい形がた
静寂しじま	だろ	だっ で に	だ	な	なら	(無なし)

各かく活用かつよう形がたの基礎きそ的てきな結合けつごう例れい

意味いみ	語形ごけい	結合けつごう
推量すいりょう・意志いし	静寂せいじゃくだろう	未然みぜん形がた + う
過去かこ・完了かんりょう	静寂せいじゃくだった	連用形れんようけい + た
否いや定形ていけい	静寂せいじゃくでない	連用形れんようけい + ない
自動詞じどうし化か	静寂しじまになる	連用形れんようけい + なる
い切いきり	静寂せいじゃくだ	終止しゅうし形がたのみ
名詞めいし化か	静寂せいじゃくなこと	連体れんたい形がた + こと
仮定かてい条件じょうけん	静寂せいじゃくならば	仮定かてい形がた + ば
様態ようたい	静寂せいじゃくそうだ	語幹ごかん + そうだ

翻訳ほんやく

• 英語えいご: quiet ^(en), still ^(en)

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中国ちゅうごく語ご

形容詞けいようし

静せい 寂さび（jìngjì　繁体字はんたいじ:靜寂しじま）

1. 静しずかで物寂ものさびしい。

類義語るいぎご

• 寂静じゃくじょう