慕容顗（yǐ）（？—386年ねん），一作いっさく慕容凱[1]，十じゅう六ろく國こく時期じき西燕にしつばめ國くに君主くんしゅ，鮮卑人ひと，前ぜん燕つばめ帝みかど慕容皝之これ孫まご，宜むべ都と王おう慕容桓之子ゆきこ。
386年ねん，西燕にしつばめ帝みかど慕容沖おき因いん不ふ欲よく東ひがし回かい鮮卑故こ地ち導しるべ致軍心こころ思おもえ變へん，左ひだり將軍しょうぐん韓かん延のべ遂とげ殺ころせ慕容沖おき，擁立ようりつ段だん隨ずい為ため燕つばめ王おう，改元かいげん昌平しょうへい。然しか左ひだり僕ぼく射しゃ慕容恆つね、尚書しょうしょ慕容永ひさし又また襲かさね殺ころせ段だん隨したがえ，慕容顗遂被ひ擁護ようご繼立つぎたて為ため燕つばめ王おう，改元かいげん建たて明あきら，率りつ領りょう四十餘萬鮮卑人離開長安ながやす東下ひがししも，惟おもんみ不ふ久ひさし亦また為ため慕容恆つね之の弟おとうと慕容韜所ところ殺ころせ。
