藍あい家か古こ厝

藍あい家か古こ厝位くらい於屏へい東ひがし縣けん里さと港こう鄉きょう玉田たまだ村むら玉田たまだ路ろ48號ごう。建たて基はじめ於清雍正年間ねんかん，藍あい家か古こ厝為里さと港こう藍あい家か開ひらき台だい祖そ藍あい雲くも錦にしき所しょ建けん，已やめ有ゆう近きん三さん百ひゃく年ねん歷史れきし。佔地千せん餘よ坪つぼ，是ぜ傳統でんとう閩南燕尾えんび式しき四よん合ごう院いん與あずか日にち治ち時期じき仿西洋せいよう歷史れきし主義しゅぎ建築けんちく，雖幾經けい修おさむ膳ぜん，仍頗具ぐ規模きぼ。為ため屏へい東ひがし縣けん歷史れきし建築けんちく十じゅう景けい之の一いち。藍あい家か後代こうだい子孫しそん，族ぞく系けい綿めん延のべ且散居い海かい內外各地かくち，每年まいとし利用りよう農のう曆れき春節しゅんせつ返かえし鄉きょう祭さい祖そ，逐一ちくいち登載とうさい系譜けいふ，共同きょうどう延のべ續つづけ族ぞく親おや系譜けいふ。

里さと港こう藍あい家か古こ厝

里さと港こう藍あい家か發展はってん史し

開拓かいたく始祖しそ

清きよし康かん熙六ろく十じゅう年ねん（1721年ねん），廣東かんとん南みなみ澳總そう兵へい藍あい廷珍及族弟おとうと藍あい鼎かなえ元もと來き臺だい征討せいとう朱しゅ一貴かずたか，朱しゅ一貴かずたか之の亂みだれ平たいら定之さだゆき後ご，藍あい家か安やす排はい一部分族人定居於此地，藍あい家か遷台定てい居きょ一いち世せい祖そ藍あい雲くも錦にしき（藍あい鼎かなえ元もと長子ちょうし）移民いみん開墾かいこん阿おもね里さと港こう（現げん稱しょう里さと港こう鄉きょう），「定てい玉田たまだ，建けん福德ふくとく正神しょうがみ祠ほこら」，成なり為ため漢人かんど拓たく墾屏北平きたひら原之はらの肇はじめ始はじめ。藍あい鼎かなえ元もと家族かぞく長子ちょうし自じ藍あい雲くも錦にしき移うつり居きょ阿おもね里さと港こう以來いらい，在ざい阿おもね里さと港こう周圍しゅうい大力だいりき拓ひらけ墾，終おわり於成為ため阿おもね里さと港こう首くび屈こごめ一指いっし的てき大だい墾戶。清朝せいちょう時代じだい，藍あい家か共有きょうゆう二に位い四よん品ひん官かん、一いち位い五ご品ひん官かん，儼然げんぜん是ぜ阿おもね里さと港こう地區ちく最さい顯あらわ赫的家族かぞく，對たい地方ちほう事務じむ有ゆう很大的てき影響えいきょう力りょく。

富とみ甲きのえ望のぞむ族ぞく

直ちょく到いた藍あい鼎かなえ元之もとゆき第だい五ご世せい嫡孫ちゃくそん藍あい見み元もと（小名しょうみょう「媽田」）時代じだい，藍あい家か仍然擁よう有ゆう七なな百ひゃく多た甲かぶと的てき土地とち，且阿里さと港こう及附近きん地區ちく的てき糖とう場じょう都と是ぜ藍あい家か所有しょゆう。藍あい家か成なり為ため里さと港こう望もち族ぞく，後ご經營けいえい糖とう部ぶ、米べい糧かて，糖とう、米べい郊事業じぎょう有ゆう成なり。藍あい見み元もと於道光こう十じゅう五ご年ねん（1835年ねん），曾主持じ建築けんちく阿おもね里さと港こう城じょう的てき工程こうてい，距今約やく一いち百ひゃく六ろく十じゅう餘よ年ねん的てき歷史れきし，如今阿おもね里さと港こう城じょう已やめ拆除，只ただ留とめ下か一塊石碑在里港公園內。當年とうねん築城ちくじょう乃為防ぼう患盜匪，與あずか道みち光こう十じゅう二に年ねん（1832年ねん）的てき李り受騷擾そうじょう事件じけん，阿おもね里さと港こう慘むご遭客籍せき義民ぎみん蹂躪有ゆう關せき。阿おもね里さと港こう城じょう的てき城壁じょうへき是ぜ用よう刺とげ竹ちく圍かこえ成なり，城門じょうもん則そく用よう珊瑚礁さんごしょう石せき建たて成しげる，城しろ牆內有ゆう二に尺しゃく深ふか的てき河かわ溝みぞ，士し兵へい巡邏じゅんら時じ以河溝みぞ為ため走はし道みち。共有きょうゆう東西とうざい南北なんぼく四よん個こ門もん，從したがえ東ひがし到いた西にし距離きょり二に公里くり，從したがえ南みなみ到いた北きた則そく為ため一いち點てん五ご公里くり。藍あい見み元もと亦また出資しゅっし設立せつりつ義ぎ塚づか，為ため今日きょう里さと港こう鄉きょう過か江村えむら第だい一いち公おおやけ墓ぼ。《鳳おおとり山縣やまがた採訪さいほう冊さつ》曾錄：「(義よし塚づか)一在過港仔埔港西，縣けん東北とうほく四よん十じゅう二に里り，縱たて二に里さと許もと，橫よこ半はん里さと許もと，咸豐元年がんねん藍あい見み元もと置おけ。」

藍あい家か的てき第だい八はち代だい嫡孫ちゃくそん藍あい高川たかがわ（1872年ねん－1940年ねん）更さら大量たいりょう購買こうばい土地とち種しゅ植うえ蔗園（土地とち範圍はんい直ちょく至いたり現今げんこん高雄たかお縣けん）、創立そうりつ台灣たいわん商工しょうこう銀行ぎんこう（現げん為ため第だい一いち銀行ぎんこう前身ぜんしん），成なり為ため全ぜん臺たい知名ちめい的てき世よ家か大だい族ぞく。直ちょく至いたり日本にっぽん二に戰せん投降とうこう及國民こくみん政府せいふ敗退はいたい來らい臺だい，仍是阿おもね里さと港こう雄おんどり霸一方いっぽう的てき大だい亨とおる，旗はた南みなみ古道ふるみち為ため藍あい家か向台むかえだい南みなみ府ふ城じょう輸出ゆしゅつ糖とう、米べい要よう道みち，為ため祈いのり求もとめ神明しんめい庇ひさし佑たすく營商順じゅん利り，而出資しゅっし建たて修おさむ廟びょう於嶺頂いただき。其堂弟おとうと藍あい高こう全あきら，字じ左ひだり如，任にん里さと港こう街がい庄しょう長ちょう三さん十じゅう年ねん(1902-1931)，亦また為ため里さと港こう信用組合しんようくみあい（今里いまさと港こう農のう會かい）組合くみあい長ちょう，重視じゅうし教育きょういく，為ため阿おもね里さと港こう公おおやけ學校がっこう創建そうけん人じん之の一いち。下した一いち輩やから如藍家か芳よし、藍あい家か鼎かなえ皆みな曾任里さと港こう鄉きょう鄉ごう長一ちょういち職しょく。其他像ぞう1877年ねん捐地建造けんぞう里さと港こう雪ゆき峰ほう書院しょいん（今いま址し為ため里さと港こう國こく小しょう）之の藍あい登輝とうき，亦また為ため里さと港こう藍あい家か一いち系けい。

里さと港こう藍あい家か顯あらわ赫一いち時じ，與あずか許多きょた政商せいしょう名人めいじん或ある有ゆう私わたし交或有ゆう姻親關係かんけい。如藍あい高川たかがわ與あずか辜顯榮さかえ、林はやし熊くま徵ちょう私わたし交甚篤あつ。前者ぜんしゃ曾捐助じょ設置せっち里さと港こう城じょう城門じょうもん，後者こうしゃ替がえ基もと隆たかし顏がお家か為ため藍あい家か說せつ媒なかだち；日本にっぽん通商つうしょう產業さんぎょう大臣だいじん山中やまなか貞さだ則のり據よりどころ傳でん為ため藍あい家か鼎かなえ義子よしこ；藍あい敏さとし為ため徐じょ永昌えいしょう將軍しょうぐん之の兒こ媳婦，並なみ與あずか首くび任にん台灣たいわん地區ちく空軍くうぐん司令しれい林りん文ぶん奎一家いっか交好；藍あい敏之としゆき兄けい藍あい家か精しらげ與あずか何なに應おう欽將軍しょうぐん為ため至いたり交；前まえ屏へい東ひがし縣けん縣けん長ちょう，地方ちほう望もち族ぞく張ちょう山やま鐘がね之これ妻つま為ため藍あい鼎かなえ元もと八代孫藍奎，三さん子し張ちょう豐ゆたか緒いとぐち曾為中華民國ちゅうかみんこく內政部長ぶちょう，長女ちょうじょ嫁よめ予よ前まえ司法しほう院いん院長いんちょう戴炎輝てる，相關そうかん紀き錄ろく族ぞく繁しげる不ふ及備載，關係かんけい至いたり遠とお的てき甚至有ゆう中華民國ちゅうかみんこく陸軍りくぐん總そう司令しれい、將軍しょうぐん孫まご立りつ人じん娶めと藍あい家か女おんな侍さむらい美英みえ為ため妻つま一事いちじ。

建造けんぞう年代ねんだい

藍あい家か古こ厝的確かく切きり建造けんぞう時間じかん已やめ不可ふか考こう。一般いっぱん相しょう信しん藍あい雲くも錦にしき於康熙末年ねん朱しゅ一貴事件之後至雍正年間來臺(1721-1735年ねん)來らい臺だい。其中里さと港こう鄉きょう永えい春はる村むら福德ふくとく祠ほこら碑ひ記き記載きさい為ため雍正七なな年ねん（1729）；而其父ちち藍あい鼎かなえ元もと於1733年ねん逝世，藍あい雲くも錦にしき守孝もりたか三さん年ねん後ご，長居ながい臺灣たいわん的てき時代じだい應おう於乾隆たかし初年しょねん（1736）。相關そうかん說法せっぽう有ゆう藍あい家か後代こうだい藍あい敏さとし先生せんせい曾述，大だい厝據傳でん建けん於乾隆たかし初年しょねん (1736年ねん)。保守ほしゅ的てき推斷すいだん，藍あい家か大だい厝建造けんぞう的てき年代ねんだい應おう建けん於乾隆たかし初年しょねん，或ある最さい晚ばん不ふ晚ばん於乾隆たかし20年ねん(1755)。

古こ厝之建築けんちく

閩南式しき建築けんちく

藍あい家か古こ厝原はら為ため傳統でんとう閩南式しき建築けんちく，主要しゅよう建材けんざい都と來らい自じ於福おふく建けん漳州；藍あい家か古こ厝目前まえ的てき主要しゅよう建築けんちく特色とくしょく有三ゆうぞう。其一：平面へいめん為ため四よん合ごう院いん式しき，二廂及正堂屬於傳統的閩南式建築。其二そのじ：廊ろう柱ばしら使用しよう紅べに磚及水泥みどろ相しょう間あいだ的てき橫よこ飾かざり帶たい形式けいしき。其三：古こ厝前有一ゆういち大前おおまえ院いん，其中有ちゅうう一いち小徑しょうけい，兩りょう旁つくり綠みどり意い盎然，行ぎょう走はし其間，恍とぼけ如置身み於清代だい與あずか日ひ治ち時代じだい，一頁頁翻閱著藍家的輝煌歷史。

藍あい家か古こ厝建基もと為ため九きゅう包つつみ五ご、二進式閩南燕尾式四合院，共ども一いち百ひゃく二に十じゅう門もん，藍あい宅たく除じょ了りょう前ぜん廳ちょう的てき主要しゅよう活動かつどう空間くうかん外がい，兩側りょうがわ及後面めん均ひとし遍へん設しつらえ廂ひさし房ぼう，整體せいたい呈てい凹字型がた。過去かこ人口じんこう多た，住じゅう在ざい兩端りょうたん的てき親戚しんせき往來おうらい，可か以由貫つらぬけ穿ほじ的てき走はし廊ろう通行つうこう，雨天うてん也不擔心會かい淋到雨う。

建築けんちく之の藝術げいじゅつ

第だい一進正廳曾在1923年ねん改あらため建たて成しげる仿西洋せいよう歷史れきし主義しゅぎ建物たてもの（藍あい高川たかがわ改あらため建けん），日にち式しき和風わふう建築けんちく興きょう建けん於正廳ちょう前まえ，連接れんせつ正せい廳ちょう後ご二に進しん形成けいせい祭祀さいし內埕，也是藍あい家か後世こうせい子孫しそん年度ねんど祭さい祖そ的てき所在しょざい。藍あい家か古こ厝前院いん牆內凹環抱だき設計せっけい，正面しょうめん主ぬし入口いりくち設置せっち圓形えんけい花壇かだん，用よう以緩解かんかい正面しょうめん視線しせん的てき壓力あつりょく，中央ちゅうおう亭てい廊ろう「凸とつ」出だし於兩側がわ迴廊，也形成けいせい第だい一道いちどう接待せったい空間くうかん，主しゅ入口いりくち仿傳統でんとう三關さんのせき六ろく開門かいもん樣式ようしき，中間なかま圓形えんけい窗まど式しき則のり有ゆう藝術げいじゅつ裝飾そうしょく的てき式しき樣さま。中央山ちゅうおうざん牆以勳章くんしょう卷まき草くさ泥どろ塑裝飾そうしょく主題しゅだい，廊ろう柱ばしら採と愛あい奧おく尼に克かつ柱頭ちゅうとう，左右さゆう拱式迴廊，平ひら添生活せいかつ雅趣がしゅ，所以ゆえん有ゆう紅べに磚及洗あらい石子いしこ兩りょう種たね不同ふどう建材けんざい交互こうご使用しよう，做出了りょう紅白こうはく相しょう間あいだ橫よこ帶たい紋もん飾かざり，有ゆう不同ふどう裝飾そうしょく和わ色彩しきさい、花はな紋もん，這是藍あい家か古こ厝門樓ろう的てき特色とくしょく。整體せいたい而言，藍あい家か古こ厝的建築けんちく風格ふうかく氣勢きせい雄偉ゆうい，充分じゅうぶん反映はんえい大正たいしょう年間ねんかん台灣たいわん經濟けいざい繁榮はんえい，和かず日本にっぽん明治維新めいじいしん後ご接受せつじゅ西にし化か的てき積極せっきょく態度たいど。藍あい家か古こ厝院邸てい寬ひろし敞たかし，院外いんがい椰林挺てい立りつ，院いん內林蔭かげ密みつ佈，綠みどり意い盎然，自然しぜん紓解屏へい東ひがし燥熱的てき空氣くうき。

參看さんかん

• 漳州蔡氏民みん居きょ