馬うま先登せんとう

馬うま先登せんとう（1807年ねん—1876年ねん），字じ伯はく岸がん，號ごう龍りゅう坊ぼう。陕西大だい荔縣東ひがし小しょう坡人，清朝せいちょう政治せいじ人物じんぶつ。

生平おいだいら

馬うま先登せんとう幼時ようじ家か貧ひん，其父開館かいかん授業じゅぎょう時じ，先登せんとう也隨其讀書どくしょ。後來こうらい家か境さかい更さら加か貧寒ひんかん，經常けいじょう斷だん炊，但ただし其父對たい其期盼殷切きり，十じゅう六歲即使其的就學於陕西大儒李り時じ齋とき門下もんか。十じゅう年ねん之の間あいだ，先登せんとう通讀つうどく歷代れきだい經籍けいせき文章ぶんしょう，文ぶん采さい飛揚ひよう。

道みち光こう二に十じゅう六ろく年ねん（1846年ねん），馬うま先登せんとう於丙午ひのえうま科か鄉さと試ためし中なか舉人，二に十じゅう七なな年ねん（1847年ねん）丁未ていみ科か連れん捷とし會かい試ためし，殿しんがり試ためし位くらい列れつ三甲さんこう第だい五ご十じゅう一いち名めい，與あずか名めい臣しん張ちょう之の萬まん、徐じょ樹いつき銘めい、李り鴻章こうしう、沈葆楨、馬うま新しん貽等ひとし同どう榜，賜たまもの同どう進士しんし出身しゅっしん。分派ぶんぱ河南かなん即そく用よう知ち縣けん，歷れき署しょ陽ひ武たけし，補ほ永えい寧やすし，又また因いん軍務ぐんむ緊急きんきゅう回かい鄉ごう勸すすむ捐，並なみ辦理河かわ工こう。後こう被ひ保ほ舉出任にん直ちょく隸州知ち州しゅう，升ます懷ふところ慶けい知ち府ふ，在任ざいにん九きゅう年ねん，調しらべ往開封かいふう。曾兩次じ護送ごそう越こし南みなみ朝貢ちょうこう使者ししゃ。不ふ久ひさ，候補こうほ道どう員いん，加か布ぬの政せい使し銜。

告つげ歸き之の後こう閒あいだ居きょ十じゅう年ねん，受知府ふ文ぶん泰たい初はつ聘用，主しゅ豐ゆたか登とう講こう席せき，兼修けんしゅう《同どう州しゅう府ふ續ぞく志こころざし》。亦また曾彙其先代だい遺のこ集あつまり、刊かん為ため《馬うま氏し叢書そうしょ》。^[1]

馬うま先登せんとう有ゆう自じ編へん年譜ねんぷ，名めい《告つげ存そん漫叟年譜ねんぷ》，又また名な《漫叟自じ訂てい年譜ねんぷ》，有光ありみつ緒いとぐち十じゅう五ご年ねん刻こく本ほん，藏ぞう於中國ちゅうごく國家こっか圖書館としょかん。^[2]

家族かぞく

伏ふく波は將軍しょうぐん馬うま援的てき後代こうだい，與あずか越えつ南みなみ朝貢ちょうこう使者ししゃ交流こうりゅう過か其先祖せんぞ的てき文化ぶんか。

父ちち馬ば腾蛟為ため諸しょ生せい，以教授きょうじゅ童蒙どうもう為ため生せい。

著作ちょさく

輯《燼餘志こころざし過か錄ろく》二に卷かん，撰せん有ゆう《勿待軒のき文集ぶんしゅう存そん稿こう》不ふ分ぶん卷まき，《再送さいそう越えつ南みなみ貢みつぎ使し日記にっき》一いち卷かん及《鍾情志こころざし痛つう編へん》。其主纂之光こう緒いとぐち《同どう州しゅう府ふ續ぞく志こころざし》，對當たいとう地ち文化ぶんか貢獻こうけん甚大じんだい。

著述ちょじゅつ

燼餘志こころざし過か錄ろく: 2卷かん, Volumes 11-20 (敦あつし倫りん堂どう) 1870

参考さんこう资料

^ 《續ぞく修おさむ大だい荔縣舊きゅう志こころざし存そん稿こう》卷まき十じゅう《耆旧传上》頁ぺーじ二に十じゅう二に：“馬うま先登せんとう，字じ伯はく岸がん，號ごう龍りゅう坊ぼう，東ひがし小しょう坡人。幼よう貧ひん窘，父ちち騰あが蛟みずち，藉授童蒙どうもう為ため生せい，每まい有ゆう館かん地ち，先登せんとう隨ずい之の讀。久之ひさゆき，貧ひん益えき甚，僅留祖そ塋地二に畝うね。每まい向こう親友しんゆう乞米，後ご以無應おう者しゃ，幾いく断だん炊者屡しばしば矣。然しか望もち子こ綦切。年とし十じゅう六ろく，使つかい授業じゅぎょう朝あさ邑李時じ齋とき元もと春之はるゆき門もん，時じ齋とき為ため陕理學がく大儒たいじゅ，由ゆかり是ぜ學がく益えき進しん。從したがえ遊ゆう十じゅう年ねん，於歷朝あさ各かく史し諸しょ經けい箋注及漢魏ぎ六朝唐宋諸家之文皆通其說而淹贯之。奄有閻百ひゃく詩し、毛もう大だい可か之これ風ふう，為ため文ぶん鴻おおとり博はく奥おく衍，凌しのげ厲古人じん，讀之如置身み大海たいかい中ちゅう，汪洋おうよう恣ほしいまま肆而不知ふち其涯涘，良りょう由よし學がく博はく，因いん之の氣き盛もり。學がく成なり歸き，與あずか士し林はやし尚しょう論ろん古今ここん，酒さけ酣たけなわ耳みみ热，常つね自じ謂いい世よ無な時とき齋とき，不當ふとう在ざい弟子でし之の列れつ。荔邑当とう道みち咸間，人文じんぶん蔚起，称しょう博はく洽ひろし者しゃ极多，以伯岸がん为多士し之の翘楚。道みち光こう丙午ひのえうま丁未ていみ联捷成なり進士しんし，官かん河南かなん即そく用よう知ち縣けん，歷へ奉たてまつ差さ委い無な誤あやま，署しょ陽ひ武たけ，補ほ永えい寧やすし，又また以軍務ぐんむ緊急きんきゅう回かい籍せき勸すすむ捐，並なみ辦賑河かわ工こう。諸しょ勞ろう績累，保ほ以直隸州，升しょう知ち府ふ，任にん懷ふところ慶けい者しゃ九きゅう年ねん，調しらべ開封かいふう。所ところ至いたる以經術じゅつ飭吏治ち，文章ぶんしょう經濟けいざい為ため上じょう游ゆう器き重じゅう，兩次りょうじ護送ごそう越えつ南みなみ貢みつぎ使し，咸以為ため非ひ是ぜ人じん莫屬。旋以道どう員いん候補こうほ、加か布ぬの政せい銜。年とし逾七なな十じゅう，精力せいりょく尚なお健けん，告つげ歸き，優ゆう游ゆう林下りんか者しゃ又また十じゅう年ねん。知ち府ふ文ぶん泰たい初はつ，聘主豐ゆたか登とう講こう席せき，兼修けんしゅう《同どう州しゅう府ふ續ぞく志こころざし》，彙其先代せんだい遺のこ集あつまり、刊かん《馬うま氏し叢書そうしょ》。生平おいだいら著書ちょしょ目め載の前ぜん志こころざし，不具ふぐ及。”
^ 《北京ぺきん圖書館としょかん藏ぞう珍めずらし本ほん年譜ねんぷ叢くさむら刊かん》.155册さつ, 397－471頁ぺーじ.

陈少先さき、聂雨润、张树枟、李り泰やすし.《續ぞく修おさむ大だい荔縣舊きゅう志こころざし存そん稿こう》. 民みん國こく二に十じゅう六ろく年ねん（1937年ねん）. 陕西省しょう印刷いんさつ局きょく. 鉛なまり印しるし本ほん.

[1] 《續ぞく修おさむ大だい荔縣舊きゅう志こころざし存そん稿こう》卷まき十じゅう《耆旧传上》頁ぺーじ二に十じゅう二に：“馬うま先登せんとう，字じ伯はく岸がん，號ごう龍りゅう坊ぼう，東ひがし小しょう坡人。幼よう貧ひん窘，父ちち騰あが蛟みずち，藉授童蒙どうもう為ため生せい，每まい有ゆう館かん地ち，先登せんとう隨ずい之の讀。久之ひさゆき，貧ひん益えき甚，僅留祖そ塋地二に畝うね。每まい向こう親友しんゆう乞米，後ご以無應おう者しゃ，幾いく断だん炊者屡しばしば矣。然しか望もち子こ綦切。年とし十じゅう六ろく，使つかい授業じゅぎょう朝あさ邑李時じ齋とき元もと春之はるゆき門もん，時じ齋とき為ため陕理學がく大儒たいじゅ，由ゆかり是ぜ學がく益えき進しん。從したがえ遊ゆう十じゅう年ねん，於歷朝あさ各かく史し諸しょ經けい箋注及漢魏ぎ六朝唐宋諸家之文皆通其說而淹贯之。奄有閻百ひゃく詩し、毛もう大だい可か之これ風ふう，為ため文ぶん鴻おおとり博はく奥おく衍，凌しのげ厲古人じん，讀之如置身み大海たいかい中ちゅう，汪洋おうよう恣ほしいまま肆而不知ふち其涯涘，良りょう由よし學がく博はく，因いん之の氣き盛もり。學がく成なり歸き，與あずか士し林はやし尚しょう論ろん古今ここん，酒さけ酣たけなわ耳みみ热，常つね自じ謂いい世よ無な時とき齋とき，不當ふとう在ざい弟子でし之の列れつ。荔邑当とう道みち咸間，人文じんぶん蔚起，称しょう博はく洽ひろし者しゃ极多，以伯岸がん为多士し之の翘楚。道みち光こう丙午ひのえうま丁未ていみ联捷成なり進士しんし，官かん河南かなん即そく用よう知ち縣けん，歷へ奉たてまつ差さ委い無な誤あやま，署しょ陽ひ武たけ，補ほ永えい寧やすし，又また以軍務ぐんむ緊急きんきゅう回かい籍せき勸すすむ捐，並なみ辦賑河かわ工こう。諸しょ勞ろう績累，保ほ以直隸州，升しょう知ち府ふ，任にん懷ふところ慶けい者しゃ九きゅう年ねん，調しらべ開封かいふう。所ところ至いたる以經術じゅつ飭吏治ち，文章ぶんしょう經濟けいざい為ため上じょう游ゆう器き重じゅう，兩次りょうじ護送ごそう越えつ南みなみ貢みつぎ使し，咸以為ため非ひ是ぜ人じん莫屬。旋以道どう員いん候補こうほ、加か布ぬの政せい銜。年とし逾七なな十じゅう，精力せいりょく尚なお健けん，告つげ歸き，優ゆう游ゆう林下りんか者しゃ又また十じゅう年ねん。知ち府ふ文ぶん泰たい初はつ，聘主豐ゆたか登とう講こう席せき，兼修けんしゅう《同どう州しゅう府ふ續ぞく志こころざし》，彙其先代せんだい遺のこ集あつまり、刊かん《馬うま氏し叢書そうしょ》。生平おいだいら著書ちょしょ目め載の前ぜん志こころざし，不具ふぐ及。”

[2] 《北京ぺきん圖書館としょかん藏ぞう珍めずらし本ほん年譜ねんぷ叢くさむら刊かん》.155册さつ, 397－471頁ぺーじ.

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