陸りく秉樞

陸りく秉樞（？—1862年ねん），字じ辰吉たつよし，號ごう綸齋，一いち號ごう眉まゆ生せい^[1]，浙江せっこう桐きり鄉きょう烏がらす鎮人ひと。清朝せいちょう翰林かんりん、政治せいじ人物じんぶつ。^[2]

生平おいだいら

陸りく秉樞幼時ようじ有ゆう“神童しんどう”之の稱たたえ，十じゅう三さん歲入さいにゅう庠，學がく使し陳ひね用よう光こう對たい其十じゅう分ふん賞しょう識，并親自じ做媒，聘同鄉どうきょう提ひさげ軍ぐん汪ひろし道どう誠まこと之これ女おんな為ため妻つま，成なる為當ためとう地ち一いち時じ美談びだん。於道みち光こう二に十じゅう三さん年ねん（1843年ねん）考こう中ちゅう癸みずのと卯う科か舉人，道みち光こう二に十じゅう七なな年ねん（1847年ねん）成なり丁未ていみ科か二に甲かぶと第だい九きゅう名めい進士しんし，改あらため庶吉士し，散ち館かん授編修へんしゅう。不ふ久ひさ授山東道とうどう御ご史し，調しらべ貴き州しゅう、江南こうなん兩道りょうどう，升しょう任にん工科こうか給きゅう事ごと中ちゅう，調しらべ禮れい科か，掌てのひら戶と科か印しるし，巡視じゅんし中ちゅう、西にし兩城りょうじょう。咸豐九きゅう年ねん（1859年ねん），充たかし己おのれ未み科か會かい試ためし同どう考こう官かん。陸りく秉樞擔任たんにん諫官多年たねん，上奏じょうそう章しょう數すう十じゅう封ふう，尤ゆう其以《諫設京師けいし夷えびす館かん》、《諫阻巡幸じゅんこう木蘭もくれん》、《諫止內務府ふ召民間あいだ優ゆう伶演戲おどけ》為ため著名ちょめい。雖然意見いけん皆みな不ふ被ひ采さい納おさめ，但ただし足見たるみ其風節ぶし。同どう治ち元年がんねん（1862年ねん），本ほん赴河南かなん襄じょう辦軍務ぐんむ，同年どうねん卒そつ於營中ちゅう。卹贈光ひかり禄ろく寺てら卿きょう，蔭かげ一いち子し入いれ國子くにこ監かん讀書どくしょ。^[2]^[3]

著作ちょさく

陸りく秉樞善ぜん書法しょほう，工こう詩文しぶん，尤ゆう善ぜん填はま詞し。^[2]著作ちょさく收おさむ於《陸りく給きゅう事こと遺のこ集しゅう》中ちゅう。

参考さんこう资料

^ 《詞し林りん輯略》作さく“字じ辰たつ伯はく，號ごう眉まゆ生せい。”
^ ^2.0 ^2.1 ^2.2 《桐きり鄉ごう縣けん志こころざし》卷まき十じゅう五ご·頁ぺーじ七なな十じゅう二に～七なな十じゅう三さん：“陸りく公こう秉樞，字じ辰吉たつよし，號ごう綸齋，一いち號ごう眉まゆ生せい，烏がらす鎮人。生なま十じゅう年ねん而孤，稟承祖そ訓くん，有ゆう神童しんどう之の目め。十じゅう三さん歲さい游ゆう庠，見み賞しょう於學使し江こう右みぎ陳ひね公用こうよう光こう，為ため作さく蹇あしなえ修おさむ，聘同鄉ごう汪ひろし提ひさげ軍ぐん道どう誠之せいし女おんな，里人さとびと至いたり今こん豓稱之の。道みち光こう癸みずのと卯う舉於鄉きょう，丁ちょう未成みせい進士しんし，入にゅう詞し垣かき。咸豐壬みずのえ子こ大だい考こう前列ぜんれつ，記名きめい遇ぐう缺かけ題だい奏そう，旋授山東さんとう道みち御ご史し，調しらべ貴き州しゅう、江南こうなん兩道りょうどう，升しょう工科こうか給きゅう事ごと中ちゅう，調しらべ禮れい科か，掌てのひら戶と科か印しるし，巡視じゅんし中西なかにし兩城りょうじょう。充たかし己おのれ未み會かい試こころみ同どう考こう官かん，所得しょとく皆みな知名ちめい士し。以資深ふか截取繁しげる缺かけ道どう。任にん臺だい諫數すう年ねん，章あきら凡數十じゅう上じょう，皆みな能見のみ其大。其尤著者ちょしゃ，《諫設京師けいし夷えびす館かん》、《諫阻巡幸じゅんこう木蘭もくれん》、《諫止內務府ふ召民間あいだ優ゆう伶演戲おどけ》。有ゆう‘五ご不可ふか’之の疏。事こと雖皆不ふ行くだり，而公之の直ちょく聲こえ震ふるえ天下でんか。夷えびす酋聞之の，皆みな為ため嘆服。同どう治ち初はつ元もと，公おおやけ奉たてまつ母はは諱いみな，有ゆう詔みことのり起おこり復ふく，赴豫營襄贊さん軍務ぐんむ，勉つとむ以移孝作こうさく忠ちゅう。方かた欲よく大用おおゆう，而公遽卒於軍。優ゆう詔みことのり褒卹，贈おく光ひかり祿ろく寺てら卿きょう銜，蔭かげ一いち子し入いれ監かん讀書どくしょ。蓋ぶた異い數也かずや。公おおやけ為ため人じん伉爽，有ゆう奇き氣き，好こう面めん規ぶんまわし人じん過か，而急人じん之の難なん如救水火すいか。詩文しぶん皆みな極ごく精しらげ詣まい，尤ゆう工こう倚聲。書法しょほう得とく唐から賢けん三昧ざんまい，得とく者しゃ寶たから之の。著作ちょさく見み藝文げいぶん。”
^ 《詞し林りん輯略》卷まき六ろく·道どう光こう丁未ていみ

（中國ちゅうごく國家こっか圖書館としょかん藏ぞう）嚴いむ辰たつ《桐きり鄉きょう縣けん誌し》.清光せいこう緒いとぐち十じゅう三さん年ねん（1887年ねん）. 蘇州そしゅう陶すえ漱藝齋とき刻こく本ほん.
朱しゅ汝なんじ珍めずらし《詞し林りん輯略》

[1] 《詞し林りん輯略》作さく“字じ辰たつ伯はく，號ごう眉まゆ生せい。”

[傳-2] 2.0 ^2.1 ^2.2 《桐きり鄉ごう縣けん志こころざし》卷まき十じゅう五ご·頁ぺーじ七なな十じゅう二に～七なな十じゅう三さん：“陸りく公こう秉樞，字じ辰吉たつよし，號ごう綸齋，一いち號ごう眉まゆ生せい，烏がらす鎮人。生なま十じゅう年ねん而孤，稟承祖そ訓くん，有ゆう神童しんどう之の目め。十じゅう三さん歲さい游ゆう庠，見み賞しょう於學使し江こう右みぎ陳ひね公用こうよう光こう，為ため作さく蹇あしなえ修おさむ，聘同鄉ごう汪ひろし提ひさげ軍ぐん道どう誠之せいし女おんな，里人さとびと至いたり今こん豓稱之の。道みち光こう癸みずのと卯う舉於鄉きょう，丁ちょう未成みせい進士しんし，入にゅう詞し垣かき。咸豐壬みずのえ子こ大だい考こう前列ぜんれつ，記名きめい遇ぐう缺かけ題だい奏そう，旋授山東さんとう道みち御ご史し，調しらべ貴き州しゅう、江南こうなん兩道りょうどう，升しょう工科こうか給きゅう事ごと中ちゅう，調しらべ禮れい科か，掌てのひら戶と科か印しるし，巡視じゅんし中西なかにし兩城りょうじょう。充たかし己おのれ未み會かい試こころみ同どう考こう官かん，所得しょとく皆みな知名ちめい士し。以資深ふか截取繁しげる缺かけ道どう。任にん臺だい諫數すう年ねん，章あきら凡數十じゅう上じょう，皆みな能見のみ其大。其尤著者ちょしゃ，《諫設京師けいし夷えびす館かん》、《諫阻巡幸じゅんこう木蘭もくれん》、《諫止內務府ふ召民間あいだ優ゆう伶演戲おどけ》。有ゆう‘五ご不可ふか’之の疏。事こと雖皆不ふ行くだり，而公之の直ちょく聲こえ震ふるえ天下でんか。夷えびす酋聞之の，皆みな為ため嘆服。同どう治ち初はつ元もと，公おおやけ奉たてまつ母はは諱いみな，有ゆう詔みことのり起おこり復ふく，赴豫營襄贊さん軍務ぐんむ，勉つとむ以移孝作こうさく忠ちゅう。方かた欲よく大用おおゆう，而公遽卒於軍。優ゆう詔みことのり褒卹，贈おく光ひかり祿ろく寺てら卿きょう銜，蔭かげ一いち子し入いれ監かん讀書どくしょ。蓋ぶた異い數也かずや。公おおやけ為ため人じん伉爽，有ゆう奇き氣き，好こう面めん規ぶんまわし人じん過か，而急人じん之の難なん如救水火すいか。詩文しぶん皆みな極ごく精しらげ詣まい，尤ゆう工こう倚聲。書法しょほう得とく唐から賢けん三昧ざんまい，得とく者しゃ寶たから之の。著作ちょさく見み藝文げいぶん。”

[3] 《詞し林りん輯略》卷まき六ろく·道どう光こう丁未ていみ

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